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最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2018年)
829
Aki*****12月2日 14:46
>>783
【横溝正史研究7】
>>783
『横溝正史研究7』は刊行されないのでしょうか?
『横溝正史研究6』は 2017年4月1日刊行ですが…。
828
Aki*****12月2日 14:44
>>827
【丹夫人の化粧台】
角川文庫から次の本が刊行されました。
丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選
横溝 正史 (著), 日下 三蔵 (編集)
角川文庫
2018/11/22
864円
よ5-48
収録作品は、表題作他13篇で、以下のとおり。
山名耕作の不思議な生活
川越雄作の不思議な旅館
双生児
犯罪を猟る男
妖説血屋敷
面(マスク)
舌
白い恋人
青い外套を着た女
誘蛾燈
湖畔
髑髏鬼
恐怖の映画
丹夫人の化粧台
「白い恋人」と基本は同じ内容の作品があったはず(角川文庫にも収録されていた)ですが、何というタイトルの作品でしたっけ?
また、解説によると、「髑髏鬼」は、角川文庫初収録(春陽文庫の『殺人暦』に収録だと)ということで、確かに珍しいケースです。
しかし、「よ5-48」というのはおかしいですね。
少し調べてみると、「精文館書店限定復刊」で『蔵の中・鬼火』(よ5-41)が出ているそうです(2018年7月25日付)。
収録作品も解説もオリジナルと同じそうです。
精文館書店は、TSUTAYAと組んでいる、名古屋中心の書店らしく、関東には店舗が少なく、東京都内には1件もない模様です。
でも、それでも、「よ5-42」「よ5-43」「よ5-44」「よ5-45」「よ5-46」「よ5-47」
が抜けています。番号をとばすにしては、中途半端で、どうせするのであれば、かつての、ジュヴィナルのように「よ-9X」にするとか、でしょう。今も、「よ-20X」がありますし。
まさか、何か刊行予定があるのでは? と疑ってしまいます。
827
Aki*****11月18日 14:01
>>825
【蝶々殺人事件→由利・三津木探偵小説集成】
「真珠郎」のご紹介の時に題名を上げた「蝶々殺人事件」、現在、電子書籍はともかくとして、紙の本では入手できないようですね。
この作品こそ、「丸善ジュンク堂限定」でもいいですから、「角川文庫」で復刻してほしいところです。
ちなみに、「蝶々殺人事件」には、杉本一文さんの表紙が2種類あるので、いずれが使われるにしろ、復刻で採用されなかったほうの表紙は、ぜひ「口絵」として収録していただきたい。もちろん、「表表紙」のみならず、「裏表紙」のほうも「口絵」に入れてください。
(「真珠郎」の表紙は1種類しかないので、「蝶々殺人事件」と比べると、「真珠郎」はあまり多く刷られなかった、ということでしょう。)
・・・
などと投稿文を準備していたら、角川文庫ではありませんが、簡単に読めるようになる可能性が出てきました。
由利・三津木探偵小説集成1 真珠郎
横溝 正史 著
日下 三蔵 編
柏書房
2018/11/22
本体2,700円+税
目次
獣人
白蠟変化
石膏美人
蜘蛛と百合
猫と蠟人形
真珠郎
付録@ 六人社版『真珠郎』序文ほか(江戸川乱歩、水谷準、横溝正史)
付録A 名作物語『真珠郎』(絵物語風ダイジェスト)
編者解説(日下三蔵)
h ttp://www.kashiwashobo.co.jp/book/b383085.html
全4巻の予定だそうです。
2巻以降の情報は公開されていないようですが、このシリーズで蝶々殺人事件が収録されないわけがありませんね。
なお、今回のシリーズは、昨年から今年にかけて刊行された、同出版社の『横溝正史ミステリ短篇コレクション』(全6巻)の続篇ですが、この全6巻ものも、今までご紹介できていませんでした。また機会を改めて。
826(欠番)
825
Aki*****11月4日 17:29
>>822
【角川文庫:新よ5-】
先にご紹介した『真珠郎』(角川文庫)の記号が「よ5-40」だったので、へえ40冊もあるのかと驚きました。
調べてみましたら、以下のとおりでした。ネット上では、アップデートされたリストは存在しないようです。
h ttp://kakeya.world.coocan.jp/ys_pedia/bunko/ys_kado_new_y5.html
(1〜33まで)
h ttp://sb-p.jp/oishi/yokomizo/yokomizo001.html
(1〜38まで)
新よ5 文庫タイトル
1 八つ墓村(金田一耕助ファイル1)
2 本陣殺人事件(金田一耕助ファイル2)
3 獄門島(金田一耕助ファイル3)
4 悪魔が来りて笛を吹く(金田一耕助ファイル4)
5 犬神家の一族(金田一耕助ファイル5)
6 人面瘡(金田一耕助ファイル6)
7 夜歩く(金田一耕助ファイル7)
8 迷路荘の惨劇(金田一耕助ファイル8)
9 女王蜂(金田一耕助ファイル9)
10 幽霊男(金田一耕助ファイル10)
11 首(金田一耕助ファイル11)
12 悪魔の手毬唄(金田一耕助ファイル12)
13 三つ首塔(金田一耕助ファイル13)
14 七つの仮面(金田一耕助ファイル14)
15 悪魔の寵児(金田一耕助ファイル15)
16 悪魔の百唇譜(金田一耕助ファイル16)
17 仮面舞踏会(金田一耕助ファイル17)
18 白と黒(金田一耕助ファイル18)
19 悪霊島 上(金田一耕助ファイル19)
20 悪霊島 下(金田一耕助ファイル19)
21 病院坂の首縊りの家 上(金田一耕助ファイル20)
22 病院坂の首縊りの家 下(金田一耕助ファイル20)
23 幽霊座
24 悪魔の降誕祭
25 扉の影の女
26 夜の黒豹
27 迷路の花嫁
28 呪いの塔
29 悪魔の家
30 死仮面
31 迷宮の扉
32 黄金の指紋
33 金田一耕助のモノローグ
34 双生児は囁く
35 悪魔の降誕祭
36 殺人鬼
37 喘ぎ泣く死美人
38 髑髏検校
39 人形佐七捕物帳傑作選
40 真珠郎
(以下、番外)
200 横溝正史読本
(すでに品切れのものも含まれています)
なお、「旧よ」シリーズもあるそうなので、ご注意ください。
824
Aki*****10月21日 12:49
>>823
【◎志水辰夫】
読後レポートです。
次の作品を読んでみました。
・裂けて海峡:++
これは、ミステリというより、「バイオレンスもの」ですね。
何故この作品を選んだのか、今となっては全く不明です。
面白くないわけではありませんが、今までの流れ、「謎解きミステリ」という傾向からすると、必ずしもおすすめではないのかな、というところです。
さて、次回は、有名な作品ではあるけれども、その割に一般的な知名度のない作家の作品を2点読んでみようと思います。
2作品を読むので、レポートは、やや先になるかもしれません。
823
Aki*****10月7日 14:27
>>821
【◎瀬名秀明】
さらにレポートです。
・パラサイト・イヴ(オリジナルは1995年):++
純粋なホラーといっていいでしょう。SFホラーかな?
悪くはないのですが、それ以上ではない、という感じでしょうか。
なお、作者は理系の研究者の方だそうです。
それにしても、この本をどうして読むことにしたのでしょうか?
もうすっかり忘れました。
822
Aki*****9月24日 08:44
>>810
【真珠郎(角川文庫:よ5-40)】
少し昔の話題ですが、本年5月の発行の日付で、角川文庫から横溝正史の『真珠郎』が復刊されていました(平成30年5月25日 改版初版発行。本体680円(税別))。
表紙は杉本一文の作品で変更なし、収録作品も、「真珠郎」と「孔雀屏風」で変更なしです。解説も中島河太郎のもので、昔のままではないかと思います。
(ただし、奥付の向かいのページに「本書の刊行にあたっては『真珠郎』(角川文庫)を底本とし、『横溝正史全集<1>真珠郎』(講談社)を参考にしました」と記載されていますので、本文は若干修正されているのかもしれません。)
真珠郎は、「由利先生もの」の傑作の1つ。個人的には、「蝶々殺人事件」には劣り、やや本格性に不満はあれども、雰囲気も含め、なかなか良かったという記憶があります。「真珠郎はどこにいる。」という第一文も印象的であり、第一章では、七月の初めの夕方の西日の中に「ヨカナーンの首」に見える雲が浮かぶ、という金田一作品とは違った趣きも素晴らしく感じます。とはいえ、何十年前に読んだのか、という状態なので、この機会に読み直してもいいかと思っています。なお、「由利先生もの」では、あとは、「仮面劇場」「夜光虫」「白蠟変化(白蠟怪)」といったところでしょうかね。いずれにしても、江戸時代の「草双紙(くさぞうし)」の世界といえるのでしょうか? なお、この「草双紙」、今まで何十年も「そうそうし」と間違って読んでいて、今回初めて正しい読み方を知りました。恥ずかしいやら、恐ろしいやら。
そして、「帯」によると、「耽美とミステリーの融合。これぞ横溝」、そして「角川文庫創刊70周年」ということで、そこまではいいのですが、「丸善ジュンク堂限定復刊」とあり、おお、とうとうそういう書籍が出てきたか、と驚きました。音楽CDでは、すでに「タワーレコード限定」のようなものが発売されていますので、書籍についても、時間の問題だったのかと思います。
この点の意味するところは、例えば、Amazonでは(中古以外は)購入できないということですね。ちなみに丸善ジュンク堂が運営している「honto」サイトでは通販でも購入できるようです。入手希望の方は、このあたり、ご注意ください。でも、電子書籍が入手できるからそちらでいい、というかたもおられるでしょうね。
821
Aki*****9月9日 15:36
>>820
【◎村薫(たかむら・かおる)】
次の作品を読んでみました。
・マークスの山:+++
1993年刊行の、直木賞作品です。
あえて呼ぶならば、「警察小説」なのでしょう。
鬼気迫るような作品です。
いったい何を読んでいるんだろう、という感じもします。逆に言えば、このスレで想定しているようなタイプの「ミステリ」ではない、ということかもしれません。
いずれにしても、この作品は、警察側の人間について、異様なほどに書き込まれています。
この作品と比べたら、「人間が書けていない(描けていない)」という批判は、ほとんどのミステリ作品が該当してしまうのではないでしょうか?
(ただ、その分、かえって犯罪そのものや犯人(容疑者)が描けていないという感じはします。)
将来余裕が出てきたら、同じ作家の他の作品も読んでみたいと思います。
820
Aki*****8月26日 13:37
>>819
【◎紀田順一郎】
むしろ、怪奇幻想系の評論家としての印象が強い紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう)ですが、意外と評論以外の作品も多く、しかも怪奇幻想系ばかりでなく、ミステリもあり、次の作品を読んでみました。
・古本屋探偵の事件簿(創元推理文庫):++
収録作品は、次の4篇。
・殺意の収集
・書鬼
・無用の人
・夜の蔵書家
神田の古本屋「書肆(しょし)・蔵書一代」の主人である須藤康平(脱サラで古本屋を開業)が「本の探偵」(いわゆる探書)を看板に掲げている中で出会った事件4件。舞台は、1980年代のようです。
基本は本を探す依頼から話は始まるのですが、それが、複雑に人間に絡み合っていくというパターンです。特に最後の「夜の蔵書家」は、ページ数も多いので、非常に複雑な話で、よかったと思います。
ただ、特殊な話なので、万人にお薦めともいえないと思い、「++」に留めました。
なお、当然ですが、この作品には、様々な愛書家が出てきます。その中には、まさかこんな人がいるとは、という人もでてきました。当方は、若いころは神田古本街や早稲田古本街にも時々行っていたので、そういう愛書家の世界に入らなくてよかったな(入ろうと思っても、とてもとても入れはしないでしょうが)、と思う次第です(笑)。
819
Aki*****8月13日 08:41
>>818
すみません。末尾に脱字がありました。以下のとおり、訂正です。
(誤)実は想像以上に変化していということを意味しているのかもしれません。
(正)実は想像以上に変化していないということを意味しているのかもしれません。
818
Aki*****8月13日 08:40
>>817
【◎多岐川恭(たきがわ・きょう)】
さらに江戸川乱歩賞受賞作、第4回(1958年)です。
・濡れた心:++
この作品は、本格性とかトリックというよりは、特徴は、全体の構成(形式)とあの点でしょうか。
「選評」も読みましたが、かなり評価が低いという点が印象的でした。
「猫は知っていた」に比べると「古めかしさ」をあまり感じないのは、「学校」というシステムや「若者」の文化が、実は想像以上に変化していということを意味しているのかもしれません。
817
Aki*****8月5日 14:48
>>816
【◎仁木悦子(にき・えつこ)】
オールド名作です。
・猫は知っていた:++
第3回江戸川乱歩賞受賞作で、これは1957年ですから、60年前の作品です。
古めかしいという感じが強くしますが、その点に目をつぶれば、トリック的にも、なかなかできた作品だと思います。
ただ、読んだ方がいいと皆さん(特に若い方)にお薦めする(+++:「+」を3つ)というほどの作品ではない、と思いました。
なお、「女流」ということで、当時はかなり珍しかったこともあり、大きく話題になり、人気もあったようですね。
816
Aki*****7月22日 15:54
>>814
【◎柳原 慧】
読後レポート、柳原 慧(やなぎはら・けい)です。
・パーフェクトプラン:++
第2回『このミステリーがすごい!』大賞作品、ですが、結論としては、今一つという感じでした。読めるという意味では読めるのですが。
どこがこの作品の中心なのでしょうか?
815
Aki*****7月8日 16:32
>>797
【岩波文庫・江戸川乱歩作品集I, II, III】
「岩波文庫・江戸川乱歩作品集(全三冊)」(浜田雄介編)ですが、すでに2017年11月、2018年1月、3月と刊行が完了しているので、ずいぶん遅くなってしまいましたが、収録作品のみ、掲載しておきます。
岩波文庫・江戸川乱歩作品集I〈愛のゆくえ〉
・日記帳
・接吻
・人でなしの恋
・蟲
・孤島の鬼
岩波文庫・江戸川乱歩作品集II〈謎のゆくえ〉
・陰獣
・黒蜥蜴
・一枚の切符
・何者
・断崖
岩波文庫・江戸川乱歩作品集III〈夢のゆくえ〉
・パノラマ島奇談
・偉大なる夢
・百面相役者
・毒草
・芋虫
・防空壕
・指
この収録作品のラインナップどうでしょうか? 個人的には、なかなかだという気がしているのですが。(ただ、明智物は、本当に黒蜥蜴でいいでしょうか?)
なお、岩波文庫から2008年に刊行された「江戸川乱歩短篇集」(千葉俊二・編)の収録作品は、以下の全12編です。当然かと思いますが、上記三冊はこれらとの重複はありません。
二銭銅貨、D坂の殺人事件、心理試験、白昼夢、屋根裏の散歩者、人間椅子、火星の運河、お勢登場、鏡地獄、木馬は廻る、押絵と旅する男、目羅博士の不思議な犯罪
814
Aki*****6月24日 17:45
>>813
【◎小峰元】
読後レポート、小峰元(こみね・はじめ)です。
・アルキメデスは手を汚さない:++
江戸川乱歩賞受賞作(第19回、1973年)でもある、青春ミステリの古典ですが、やはり、青春ミステリということが災いして、当方にとってはあまり高く評価できませんでした。
トリックも古典的に過ぎるという感じもしましたが、45年前の作品について、そういう評価もひどかろうかと思います。
813
Aki*****6月10日 15:58
>>812
【◎井沢元彦】
読後レポートです。
井沢元彦(いざわ・もとひこ)です。
・猿丸幻視行(さるまるげんしこう):++
過去に戻るなど、様々なアイデアが盛り込まれた江戸川乱歩賞受賞作ですが、最も基本的な部分が暗号、ということで、個人的に苦手なのでした。
さらに続きます。
812
Aki*****5月27日 13:56
>>811
【◎太田忠司】
読後レポート継続します。
太田忠司(おおた・ただし)の次の作品を読みました。
・僕の殺人:++
「+++」(+が3個=読むことをお薦め)にできなかった理由は、トリックと意外性に物足りなさがあったのと、青春ミステリ、という点ですかね。
レポートさらに続きます。
811
Aki***** 5月13日 14:22
>>809
【◎柳広司(やなぎ・こうじ)】
読後レポートです。
・聖フランシスコ・ザビエルの首:++
・虎と月:++(中島敦「山月記」のパスティーシュ?)
それほどでもなかったということでしょう。
それでは。なぜ、柳広司でわざわざこの2作品を選んで読んだのでしょうか?
それは、単に手許にあったからです。
さらに、では、なぜ手許にあったのでしょうか?
それは謎です。
810
Aki*****4月30日 15:16
>>807
【横溝正史/雪割草】
こんな本が出ています。
雪割草
横溝正史
戎光祥出版
2018/2/22
2808円
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=397
「発表から77年を経て初の単行本化」ということですが、一読の価値があるのでしょうか??
809
Aki*****4月15日 10:31
>>808
【◎物集高音(もずめ・たかね)】
読後レポートです。
・赤きマント【第四赤口の会】(物集高音(もずめ・たかね)):++
(なお、「赤口」は「しゃっく」と読みます)
事件というよりは、「判じ物」という感じでしょうか。
設定はかなり特殊で奇異ですが、あまり述べることはありません。
808
Aki*****4月1日 14:49
>>806
【◎皆川博子】
さらに、レポートです。
・死の泉(皆川博子・ハヤカワ文庫):+++
ちょっと迷うところありましたが、結局、++ではなく+++にしました。
ドイツを舞台として、戦争の部分は酷いのですが、全体としては、たゆたうようないい雰囲気がありました。また、最後のシーンは目を見張るような感じもあります。
ただ、根本的な問題として、流れが悪く感じる面があり、もう少し流れをよくできたのではないか、と思いました。
(なお、ミステリではないのではないか、という点は、ここでは問いません。)
なお、訳者・野上晶の「あとがきにかえて」は蛇足だったのではないでしょうか?
807
Aki*****3月18日 14:28
>>806
【杉本一文/横溝正史】
角川文庫版の横溝正史の表紙でおなじみの杉本一文さんの画集が出ています。
杉本一文『装』画集〜横溝正史ほか、装画作品のすべて (TH ART SERIES)
杉本 一文
書苑新社
2017/11/22
¥ 3,456
でも、またもや、全点掲載ではないんだそうです。
いったい、出版社はなにやっているんですかね?
そして、いつ全点掲載作品集が刊行されるんでしょうか?
806
Aki*****3月4日 13:26
>>805
【◎小林泰三】
さらにレポートです。
・密室・殺人(小林泰三 こばやし・やすみ):++
もともとホラー系の作家によるミステリ。
スラップスティック的味わいがあるので、個人的には苦手な作品かもしれません。
密室に関しては、オーソドックスといえるでしょう(なぜ、タイトルの「・」があるのかも、作品中で説明があります)。が、ホラー作家なりの「仕掛け」のようなものもありますので、ご用心を。
805
Aki*****2月18日 16:13
>>804
【◎小川勝己】
さらにレポートです。
・撓田村事件 iの遠近法的倒錯(小川勝己 おがわ・かつみ):+++
タイトルの地名の読み方は「しおなだ・むら」です。いまだに、よく読めません。
初めのほうを読んで、「青春ミステリ」なのかな、と不安に思っていると、つながりの良くわからない複数の事件が起きて、最後には、かなり複雑な真相が明らかになるという、よくできた作品だと思います。
横溝正史風の味付けがありますが、それだけではなく、より現代的な内容も入ってきています。
全体としては、あまり救われない内容といえるでしょうか。
それから、探偵役を好きになれるかどうか?
804
Aki*****2月4日 12:45
>>803
【◎谺健二】
またレポートです。
・未明の悪夢(谺健二 こだま・けんじ):+++
阪神・淡路大震災と島田荘司的味わいが、なぜこう組み合わされたかたちで成立するのでしょうか。極めて不思議です。この作者の能力のなせる技なのでしょう。
ただ、阪神・淡路大震災で被害を受けた方には、描写があまりに生々しいので、あまりお薦めできません。ご注意ください。多少の経験しかない当方でも、かなりきつかったので。
803
Aki*****1月21日 14:19
>>802
【◎多島斗志之】
またレポート。
・症例A(多島斗志之・たじま としゆき):+++
果たしてミステリなのかという点はありますが、とにかく特徴のある面白い作品である、ということで「+++」としました。
これ以上は、ちょっと内緒で。
802
Aki*****1月7日 13:56
>>801
【◎藤田宜永】
今年もよろしくお願いいたします。
さて、年初から読後レポで、幸先の良いスタートです。
奇妙な果実殺人事件(藤田宜永・ふじた よしなが):++
これは、どうということもなく、いま一つの感が残りました。
いろいろと詰め込み過ぎて、ごちゃごちゃになってしまっているのではないでしょうか?
なお、以前と異なり、「1作家1作品」の紹介となっているので、このような投稿のタイトルは「作家名」だけではなく、「作品名」を入れた方がいいかもしれません。
最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2017年)
801
Aki*****12月24日 15:33
>>800
【◎岩崎正吾】
さらにレポートが続きます。
探偵の夏 あるいは悪魔の子守唄:+++
これは、基本は横溝正史作品のパロディです。
タイトルに表れている通りの『悪魔の手毬唄』と、『獄門島』『本陣殺人事件』くらいですかね。
しかし、単なるパロディだと侮ってはいけません。
元ネタを使いながらも、オリジナリティにあふれた、しっかりした作品です。
著しい新味はないかもしれませんが、読む価値はあると思います。
ということで、今後も「読後レポート」を積極的にご紹介していきたいと思います。
それでは、また来年。
800
Aki*****12月10日 19:42
>>799
【◎城平京と佐々木俊介】(つづき)
最後に、いずれの作品も、ある種の不自然さが、やはり問題なのでしょう。具体的には、ネタバレになりますので書きません。
(しかし、二階堂黎人的な不自然さに比べれば、はるかにましです)
ほぼ同じ時期に読んだ浜尾四郎の「鉄鎖殺人事件」が今一つだな、と思ったのに対して、この2作品がかなりよかったので、あえてご紹介いたしました。こんなところに、これだけの作品が隠れているという点は、大きな驚きです。まだまだ読み続けなければ。
なお、浜尾四郎は、「殺人鬼」はもっとよかったような記憶があるのですが。それでは、未読の長篇「博士邸の怪事件」はどうだろうか?
799
Aki*****12月10日 19:42
>>601
【◎城平京と佐々木俊介】
異常に久しぶりに読後レポートです。
名探偵に薔薇を(城平 京・しろだいら きょう):+++
繭の夏(佐々木俊介):+++
たまたま続けて読みましたが、いずれも、創元推理文庫です。
すでに「+++」の評価のレベルが自分でもよくわからなくなっていますが、4段階評価の上から2つ目、「必読ではないもののかなりおすすめ」というところです。
いずれの作家もマイナーであり、この2作品を読んだことのない方がほとんどではないかと思います。がしかし、それはもったいない。もしも、「最近はもう読むミステリがないな」、と思っている方には、この2作品をおすすめします。
いずれも鮎川哲也賞系の作家ですが、とてもよくできた作品です。トリックもよくできているし、複線もあり、「本格」の名にしっかり値しますし、最後ですごくよく考えさせられるという、ある種の共通点もあります。
前者は、2部構成になっていますが、これがくせもので、十分に注意していただきたい。ただ、これが、長所であるとおもに、ある種の弱点になっているのではないかとも思います。この作品成立の経緯について、文庫解説(津田裕城)も面白いので、本篇読後!に、是非お読みいただきたい。
後者は、これも文庫解説(若竹七海)を、読後にお読みください。ただし、分かりやすいので、解説に書かれていることですが、この作品が「おさえている」若竹七海の「急所」をご紹介すると(ネタバレにはなりません)、
@スリーピング・マーダー
A姉弟兄弟のキャラクター
B青春ミステリ
非常にわかりやすい。個人的にこの「繭の夏」について読んでいるときにひっかかるところがあったのは、このうち2点目と3点目が苦手だからだということがよくわかりました。若竹作品が苦手な理由もこの第2点と第3点のせいですね。なお、若竹解説では、青春ミステリは「苦い」と書いてありましたが、同感です。
798
Aki*****11月26日 15:19
>>797
【岩波文庫の江戸川乱歩作品集】続
>いったい全体で何冊刊行されるのか、よくわかりません
と書いてしまいましたが、「全三冊」と紹介されていました。
きちんと見ずに、いいかげんな情報、すみません。
続巻について収録作品が分かれば、またご紹介いたします。
797
Aki*****11月12日 14:07
>>796
【岩波文庫の江戸川乱歩作品集】(つづき)
岩波文庫に戻りますが、今後はどんなラインナップなのでしょうか?
つい先日(2017年9月)、『怪人二十面相・青銅の魔人』が岩波文庫から刊行されたばかりで、つづけて、10月には、『少年探偵団・超人ニコラ』も刊行されたようです。
岩波文庫からどんどん江戸川乱歩の文庫が刊行されていくようですが、単に、闇雲に刊行するだけだったら、屋上屋を架すだけに終わるでしょう。
どう特徴を出して、差別化を図るのか、今後に期待します。
796
Aki*****11月12日 14:07
>>794
【岩波文庫の江戸川乱歩作品集】
岩波文庫から『江戸川乱歩作品集I』が刊行予定です(2017年11月予定)。
第T巻のテーマは「愛のゆくえ」で、「接吻」「日記帳」「人でなしの恋」「蟲」「孤島の鬼」「防空壕」の6篇を収録、ということですが、いったい全体で何冊刊行されるのか、よくわかりません。
2008年に岩波文庫で『江戸川乱歩短篇集』(二銭銅貨、D坂の殺人事件、心理試験、白昼夢、屋根裏の散歩者、人間椅子、火星の運河、お勢登場、鏡地獄、木馬は廻る、押絵と旅する男、目羅博士の不思議な犯罪)が刊行された時には、とうとう「岩波文庫で江戸川乱歩が出る」という話題になりました。が、もう10年近くたって、当然のように複数巻が刊行される時期になったということなのですね。
江戸川乱歩の文庫で昔から有名なのは、新潮文庫の『江戸川乱歩傑作選』(初版は1960年? 二銭銅貨、芋虫、二癈人、D坂の殺人事件、心理試験、赤い部屋、屋根裏の散歩者、人間椅子、鏡地獄)でしょう。新潮からは最近(2016年)、続篇たる『江戸川乱歩名作選』も刊行されました(石榴、押絵と旅する男、陰獣、目羅博士、人でなしの恋、白昼夢、踊る一寸法師)。
対する角川文庫からは、かつて、全20冊の網羅的な刊行がありました(今は、整理されて、ずいぶん減ってしまっている)。中絶作品「悪霊」が『化人幻戯』の巻に収録されていたことに、当時驚いた記憶があります。
また、春陽文庫でも「江戸川乱歩文庫」というものがありました。調べてみたら、2015年に「旧江戸川乱歩文庫30巻のうち、ベスト13巻を選び、リニューアルしました」とのことで、まったく知りませんでした。
創元推理文庫からも、『日本探偵小説全集〈2〉江戸川乱歩集』に加えて、20冊ほど江戸川乱歩の文庫が刊行されています。
網羅的という意味では、講談社からは全集として「江戸川乱歩推理文庫」(全65冊+貼雑年譜)がありました。随筆もかなり収録されている「決定版」的な色彩のものだったかと思います。
光文社文庫でも、「江戸川文庫全集・全30巻」があり、これはまだ購入可能です。
795
Aki*****10月29日 11:14
>>791
【KAWADEノスタルジック 探偵・怪奇・幻想シリーズ】
この話題ばかりですが、「KAWADEノスタルジック 探偵・怪奇・幻想シリーズ」の続巻の予告です。
『いつ殺される』楠田匡介(2017年12月刊行予定)解説=山前譲
『人外魔境』小栗虫太郎(2018年2月刊行予定)折竹孫七活躍
ちなみに、このシリーズの過去のラインナップの中で、次のものだけ趣が異なるような気がするのですが、いかがでしょうか?
神州纐纈城/国枝史郎
いわば「伝奇もの」ですよね。確かに、シリーズ名には、「ミステリ」という言葉はまったく出てこないのですが…。
794
Aki*****10月15日 11:43
>>790
【江戸川乱歩と横溝正史】
次の本が刊行予定です。
江戸川乱歩と横溝正史
中川右介
集英社 (2017/10/26)
1836円
目次は以下のとおり。
はじめに
第一章 登場――「新青年」~一九二四年
第二章 飛躍――『心理試験』『広告人形』 一九二五年~二六年
第三章 盟友――『江戸川乱歩全集』 一九二六~三一年
第四章 危機 『怪人二十面相』『真珠郎』 一九三二~四五年
幕間 一九四〇年~四五年
第五章 再起――『黄金虫』『ロック』『宝石』 一九四五~四六年
第六章 奇跡――『本陣殺人事件』 一九四六~四八年
第七章 復活――『青銅の魔人』 一九四八~五四年
第八章 新星――『悪熊の手毬唄』 一九五四~五九年
第九章 落陽――乱歩死す 一九五九~六五年
第十章 不滅――横溝ブーム 一九六五年~八二年
あとがき
あれっ、最近似たような本が出てませんでしたか?
それにしても、中川右介さんって、いろいろな本を書きますね。
実物が出たら、書店で見てみましょう。
793
Aki*****10月1日 17:47
>>792
【青空文庫の小栗作品】
調べてみたら、青空文庫でかなりの小栗作品が読めることがわかりました。
次の22作品。
1. 一週一夜物語 (新字新仮名、作品ID:43677)
2. オフェリヤ殺し (新字新仮名、作品ID:45231)
3. 紅毛傾城 (新字新仮名、作品ID:43653)
4. 黒死館殺人事件 (新字新仮名、作品ID:1317)
5. 「黒死館殺人事件」著者之序 (新字新仮名、作品ID:49262)
6. 後光殺人事件 (新字新仮名、作品ID:4841)
7. 獅子は死せるに非ず 終刊の辞に代えて(新字新仮名、作品ID:43608)
8. 失楽園殺人事件 (新字新仮名、作品ID:667)
9. 地虫 (新字新仮名、作品ID:43678)
10. 白蟻 (新字新仮名、作品ID:666)
11. 人外魔境 01 有尾人(新字新仮名、作品ID:1320)
12. 人外魔境 03 天母峰(新字新仮名、作品ID:665)
13. 人外魔境 05 水棲人(新字新仮名、作品ID:1067)
14. 人外魔境 08 遊魂境(新字新仮名、作品ID:1321)
15. 人外魔境 10 地軸二万哩(新字新仮名、作品ID:4317)
16. 聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名、作品ID:1318)
17. 絶景万国博覧会 (新字新仮名、作品ID:43418)
18. 潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名、作品ID:43656)
19. 「太平洋漏水孔」漂流記 (新字新仮名、作品ID:46636)
20. 人魚謎お岩殺し (新字新仮名、作品ID:43679)
21. 方子と末起 (新字新仮名、作品ID:43620)
22. 夢殿殺人事件 (新字新仮名、作品ID:45230)
h ttp://www.aozora.gr.jp/index_pages/person125.html
なお、スマートフォンでは、さすがに読みにくいですね。
792
Aki*****9月17日 19:05
>>791
【【「新青年」版】黒死館殺人事件】
こんな本が刊行予定です。
【「新青年」版】黒死館殺人事件
小栗虫太郎
松野一夫挿絵
山口雄也註・校異・解題
新保博久解説
作品社
本体6800円
A5判上製
ISBN978-4-86182-646-7
発行 2017.9.28
h ttp://www.sakuhinsha.com/japan/26467.html
何なんでしょうか、この本は!
かつて存在した、現代教養文庫版(やはり山口雄也(かつや)さんの校訂)を持っていて、実際に読みましたが、今いずこ?
すぐに読めるはずの、河出文庫版(読んでいない)も今いずこ?
iBookのものが手許にありますが…。
現代教養文庫版は註などがすごくて、河出文庫版が物足りなく見えましたが、今回の書籍は、現代教養文庫版をはるかに凌ぐすごさになっていることでしょう。
早く実物を拝見したいものです。
791
Aki*****8月27日 16:22
>>790
【河出文庫】
また、戦前ネタですが、、、。
少し前からですが、河出文庫から次のシリーズが刊行されています。
KAWADEノスタルジック
探偵・怪奇・幻想シリーズ
既刊は以下のとおり。(刊行の新しいものから古いものへ)
二十世紀鉄仮面/小栗虫太郎
蟇屋敷の殺人/甲賀三郎
見たのは誰だ/大下宇陀児
白骨の処女/森下雨村
消えたダイヤ/森下雨村
神州纐纈城/国枝史郎
黒死館殺人事件/小栗虫太郎
そして、刊行予定は次の2冊。
疑問の黒枠/小酒井不木(2017年9月刊行予定)
鉄鎖殺人事件/浜尾四郎(2017年11月刊行予定)
必ずしも、現在の視点で、高く評価できる作品ばかりではないようですが。
とはいえ、刊行が継続してくれたらいいなと思います。
よろしくお願いします。
790
Aki*****8月15日 13:24
>>789
【乱歩と正史】
こんな本が刊行されました。
乱歩と正史 人はなぜ死の夢を見るのか
内田 隆三
講談社選書メチエ655
2017/7/11
2106円(1950円)
目次
第一章 江戸川乱歩――探偵小説の創造
第二章 乱歩の無意識――疑惑とメタ・トリック
第三章 乱歩と正史――戦争の前夜を生きる
第四章 乱歩と正史――敗戦への時代を生きる
第五章 横溝正史――本格探偵小説の創造
これだけじゃ、何が何だか、よくわかりませんね。要するに、「近代探偵小説の系譜」という内容のようです。
なお、作者は、こんな方です。
1949年生まれ。東京大学名誉教授。専攻は社会理論、現代社会論。著書に『消費社会と権力』『さまざまな貧と富』『探偵小説の社会学』『ベースボールの夢』(以上、岩波書店)、『ミシェル・フーコー』『柳田国男と事件の記録』(以上、講談社)、『国土論』『社会学を学ぶ』(以上、筑摩書房)など。
2014年『ロジャー・アクロイドはなぜ殺される? :言語と運命の社会学』(岩波書店)で本格ミステリ大賞(評論・研究部門)受賞。
789
Aki*****7月30日 14:57
>>788
【戦前探偵小説四人集】
少し前の本ですが、こんなものが刊行されていますね。
戦前探偵小説四人集 (論創ミステリ叢書)
羽志 主水・星田 三平・米田 三星・水上 呂理
論創社
2011/06
3456円
すごい出版社です。
羽志 主水
1884(明17)年、長野県生まれ。本名・松橋紋三。東京帝国大学医科卒業。「蝿の肢」(25)が『新青年』に掲載されデビュー。翌年発表の「監獄部屋」が高い評価を得たが、四編で筆を断った。江戸文化に造詣が深く、本名で『江戸市民』(刊行年未詳)を上梓している。1957(昭32)年、歿
水上 呂理
1896(明29)年、福島県生まれ。本名・石川陸一郎。明治大学法科卒業。フロイト精神分析を援用した「精神分析」(28)が『新青年』に掲載されデビューしたが、新聞社勤務が多忙を極め、五編で筆を断った。戦後、化学工業界に転身し、本名で『世界の化学工業』(57)を上梓。1989(平1)年、歿
星田 三平
1913(大2)年、愛媛県生まれ。本名・飯尾傳。松山中学卒業。『新青年』の懸賞探偵小説に、SF探偵小説「せんとらる地球市建設記録」(30)を投じ、第3等に入選してデビュー。『新青年』を中心に、「落下傘嬢殺害事件」(31)「ヱル・ベチヨオ」(32)など、七編を発表。1963(昭38)年、歿
米田 三星
1905(明38)年、奈良県生まれ。本名・庄三郎。大阪帝国大学医学部卒業。在学中に書いた「生きてゐる皮膚」(31)が『新青年』に掲載されてデビュー。同年に「蜘蛛」「告げ口心臓」などの医学ミステリを発表。木々高太郎のデビュー作「網膜脈視症」(34)を読んで創作意欲を失い、四編で筆を断った。2000(平12)年ごろ、歿
788
Aki*****7月16日 16:18
>>787
【高木彬光5作】
また、古い作品に逃げてしまいますが、高木彬光の5作品を選んでいるサイトがありました。
h ttp://300books.net/post-1651/
具体的には、次の5作品。
1.人形はなぜ殺される
2.白昼の死角
3.刺青殺人事件
4.能面殺人事件
5.呪縛の家
(次のページもご参照ください。
h ttp://300books.net/takagiakimitsu-kamizukyosuke/)
順当な選択です。
うち、1.3.5.が神津恭介もの。以前に書いたと思いますが(削除されてしまっていますが)、神津ものは、かなり数が多いものの、質が悪いものも多く、かなり昔、そこを無理して、角川文庫に収録されている神津ものを我慢に我慢を重ねて読んでいたが、とうとう我慢できなくなって、途中で投げ出した、という経験があります。むしろ、上記3作品だけにしておく、というのもいいアイデアだと思います。
787
Aki*****7月2日 13:51
>>786
【落語魅捨理全集 坊主の愉しみ】
山口雅也の新作短篇集『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』(講談社・2007年)が話題になっている?
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/406220584X
786
Aki*****6月18日 19:47
>>785
【停滞していますね】
最近、「ガダラの豚」を読みました。
最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2017年)
785
Aki*****6月4日 14:26
>>784
【本当は凄い作家”麻耶雄嵩”の魅力】
本当は凄い作家”麻耶雄嵩”の魅力
h ttps://matome.naver.jp/odai/2141286042775373401
アッハッハッハ
784
Aki*****5月21日 14:00
>>781
【ミステリ国の人々】
最近出た本
ミステリ国の人々
有栖川 有栖
日本経済新聞出版社
2017/5/12
1620円
面白そうなエッセイ集ですね。
783
Aki*****5月7日 16:23
>>658
【横溝正史研究 6 目次】
当初の情報と変わっているでしょうか、同じでしょうか?
戎光祥出版のページからコピーします。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=329
巻頭カラー口絵 世田谷文学館・二松學舍大学所蔵横溝正史旧蔵資料
〔巻頭エッセイ〕懐かしの―― 西村賢太
〔特別手記〕
ネコの目 イヌの目 スエッ子の目 野本瑠美
〔ロングインタビュー〕
横溝正史と横溝孝子――次女から見た父と母
野本瑠美さん(横溝正史次女)ロングインタビュー
特集「横溝正史旧蔵資料が語るものU――世田谷文学館からの眺め」
特集にあたって――世田谷文学館の横溝正史旧蔵資料
横溝正史単行本未収録エッセイ・座談会集
■エッセイ
戦慄せぬ警視庁
ラジオ週評 073
ルネ・クレールとAnd Then There Were None
推理小説漫筆
段取り
■インタビュー
〈疎開名士を訪ねて 5〉怖いのは乗り物/この春には東京へ帰りたい!/炬燵が好きな横溝正史氏”
■座談会
横溝正史を囲んで
春と犯罪
■談話
超悪魔的な犯罪/横溝正史氏は語る
慎重な大掛りな犯罪/下山事件・探偵作家はこう見る
論考
二つの『夜光蟲』のこと
翻訳『霧の夜の出来事』の成り立ち――敗戦直後の横溝正史の心情
〈コラム〉正史流英文読解法――手製単語帳の活用
〔翻刻〕高木彬光宛横溝正史書簡二通
横溝正史は高木彬光作品をどう読んだか
海野十三との友情――『少年探偵長』・『獄門島』から見える絆
〈コラム〉谷崎潤一郎「『武州公秘話』続篇について」原稿の重み
『八つ墓村』の着想から完成まで――執筆姿勢の変容
『犬神家の一族』から消えた記述――草稿に見る執筆の苦闘 奥野祐子
『八つ墓村』論―複層化された謎解き構造とその物語性
『仮面舞踏会』、マッチの排列の謎
〈コラム〉正史が音を上げた物語
資料紹介 二松學舍大学所蔵 横溝正史旧蔵資料紹介 第六回 『香水心中』改訂増補版
『香水心中』改訂増補版 横溝正史
連載 『宝石』・『別冊宝石』横溝正史関連記事目録 第五回 一九六一年〜一九六四年 栗田 卓・山口直孝
横溝正史年譜事典 第五回(一九三九年〜一九四八年
横溝正史ネットワーク 第六回 ―世田谷文学館「横溝正史旧蔵史料」 中垣理子
782
Aki*****4月23日 13:37
>>780
【横溝正史研究6刊行されました】
皆さんもお気づきでしょうが、ご報告だけ。
781
Aki*****4月9日 12:49
>>751
【貴族探偵】
麻耶雄嵩の「貴族探偵」シリーズがドラマ化されています。
主役の「貴族探偵」は、嵐の相場雅紀。
しかし、麻耶雄嵩原作であるということは、ほとんど触れられていません。
何故に〜? と思っていましたが、
麻耶雄嵩を知っている人なら、宣伝するまでもなく、知ることになるでしょう。
他方、麻耶雄嵩を知らない人には、宣伝しても全く意味なし。
ということで、納得しました。
以前、芦辺拓の「森江春策」作品のドラマ化(中村梅雀主演)のときにも、同様の疑問(なぜ、芦辺拓原作ということを紹介しないのか?)を持ちましたが(そのときの投稿はすでに削除されてしまっているようです)、やっと、納得できました。
なお、麻耶作品であれば、ぜひ、メルカトル鮎を出演させてほしいんですが、ま、無理ですね。残念。
780
Aki*****3月26日 09:12
>>779
【Re: Re: 横溝正史研究6、期待できるかも?】
Amazonによりますと、またもや発売日が後ろにずれました。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
「2017/4/14」(←「2017/3/28」)です。
他方、戎光祥出版のページには動きはなく(「2017年刊行予定」のまま)、表紙写真の掲載も未だにありません。このページの更新には期待しない方がいいですな。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=307
なお待ちましょう。
779
Aki*****3月12日 13:52
>>778
【Re: 横溝正史研究6、期待できるかも?】
Amazonによりますと、またもや発売日が後ろにずれました。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
「2017/3/28」です。
他方、戎光祥出版のページには動きはなく(「2017年刊行予定」のまま)、表紙写真の掲載も未だにありません。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=307
とにかく待ちましょう。
778
Aki*****2月26日 15:21
>>777
【横溝正史研究6、期待できるかも?】
発売日は、2017/3/3に延びましたが、なんと表紙写真がAmazonのページに登場しました。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
これは、期待できるかも?
他方、戎光祥出版のページには動きはなく、表紙写真の掲載もありません。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=307
(なお、No.658参照)
777
Aki*****2月12日 15:59
>>776
【Re: Re: Re: Re: Re: 横溝正史研究6、もうだめか??】
しつこく行きましょう。
Amazonでの発売日は、「2017/2/24」に変更となっております。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
(値段が2700円に値上がりしています)
他方、戎光祥出版のページでは、やっと「2017年刊行予定」になりました!
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=307
(URLが変更になっていますので、ご注意ください。値段は、2592円のまま)
776
Aki*****1月29日 13:03
>>773
【Re: Re: Re: Re: 横溝正史研究6、もうだめか??】
もういちいちご紹介するのもどうなのか、という気がしてきておりますが、Amazonでの発売日は、「2017/2/10」に変更となっております。これも、実現するのかどうか、怪しいですけれど。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
他方、見るのも怖いですが、戎光祥出版のページでは、やはり「2016年刊行予定」のままです。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
775
Aki*****1月15日 16:32
>>774
【本格ミステリー・ワールド】
最近次の本が刊行されました。
本格ミステリー・ワールド
島田 荘司 (監修)
松蔭 浩之 (写真)
南雲堂ムック: 288ページ
2016/12/17
1620円
『新本格30周年とエラリー・クイーンを特集。 2016年刊行のミステリーの中から「本格」として優れた作品を紹介する「読者に勧める黄金の本格ミステリー」。選出作品の作者自身による「自作解説」も掲載。 2016年活躍した作家を写真とともに紹介する「Writers in Season 2016」今回は島田荘司/早坂吝の二人。 小森健太朗・深水黎一郎・遊井かなめによる「黄金の本格ミステリー」選出作品を中心に、この10年のミステリー・シーンを振り返る[鼎談]〈黄金の本格〉を通して見る、本格ミステリー十年史も収録。』
ということです。取り急ぎ以上。
774
Aki*****1月1日 20:36
>>773
【2017年、本年もよろしくお願いいたします】
本年は、もう少しポイントのずれていない投稿をしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2016年)
773
Aki*****12月18日 13:45
>>772
【Re: Re: Re: 横溝正史研究6、もうだめか??】
Amazonでは、発売日が「2017/1/10」となっています。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
他方、戎光祥出版のページでは、まだ(!!)「2016年刊行予定」のままです。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
772
Aki*****12月4日 13:52
>>771
【Re: Re: 横溝正史研究6、もうだめか??】
戎光祥出版のページの「2016年刊行予定」も、とうとう変更せねばならない時期になってきました。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
771
Aki*****11月20日 16:18
>>770
【Re: 横溝正史研究6、もうだめか??】
Amazonについて、発売日が変更されないままであるのもいい加減だなと思いますが、「この本は現在お取り扱いできません。」という表記になっていることが心配です。
770
Aki*****11月6日 16:22
>>769
【横溝正史研究6、もうだめか??】
本日改めて確認したところ、Amazonでは、2016年10月28日発売予定という記載のままで、すでにその日は過ぎていますが、まだ刊行されていないようです。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
他方、戎光祥出版のページでは、「2016年刊行予定」のままです。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
もうだめかもしれません。
769
Aki*****10月23日 16:02
>>767
【Re: Re: 横溝正史研究6、いつになったら??】
本日10月23日に確認したところ、発売日は「2016/10/28」となっています。
さてさて、期待できるでしょうか?
768
Aki*****10月9日 21:55
>>767
【金田一耕助完全捜査読本】
次の本が刊行されています。
金田一耕助完全捜査読本
別冊宝島 2501
宝島社
2016年
1200円+税
内容は、各作品の紹介という、ありふれた内容です。
イラストが多く、「主要人物相関図」のようなものも多いのが特徴でしょうか。
また、作品ごとに「死者数」が記載されていることも特徴かもしれません。なお、最多死者数は、「三つ首塔」の11人だそうです。ちなみに、次点は「吸血蛾」の10人。
杉本一文・表紙イラストを取り扱っている(ご本人のインタビューもあり)のも、類書と同様です。しかも、中途半端に作品を掲載している点も同様です。
いつになったら、杉本カバーを完全網羅して取り上げてくれる書籍が出てくるのでしょうか? えっ、すでに、網羅的に取り上げているウエブページがあるから不要? でも、そのページ、図版のサイズがもっと大きくないと…。
767
Aki*****9月25日 13:21
>>764
【Re: 横溝正史研究6、いつになったら??】
そろそろ、発売予定の10月になりそうですが、また未来に逃げていくかも?
766
Aki*****9月11日 14:52
>>763
【ひどいミステリ】
そういう作品を、愛情をもって解説するような本が待ち望まれます。
「バカミス」だけではなく。
765
Aki*****8月28日 13:07
>>764
【横溝正史探偵小説選IV・V (論創ミステリ叢書) 】
スレの趣旨と異なる情報ばかりですみませんが、次の本が刊行されています。
横溝正史探偵小説選IV・V
論創ミステリ叢書(論創社)
2016年
3888円
2008年にI・II・IIIまで刊行されていたもののつづきですね。
横溝正史ネタは、いくらでもあるみたいです。
購入しようとするときりがないです。
764
Aki*****8月14日 13:45
>>757
【横溝正史研究6、いつになったら??】
本日改めて確認したところ、Amazonでは、2016年8月20日発売予定から2016年10月28日発売予定に延期されていました。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
他方、戎光祥出版のページでは、「2016年刊行予定」のままです。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
ま、もうどうにでもなれという感じですが、まだまだまだまだ我慢強く待ちましょう。
763
Aki*****8月14日 13:41
>>756
【このミステリーがひどい!】
次の本を少し読んでみました。
このミステリーがひどい!
小谷野敦
飛鳥新社
2015年
1500円
こういう本を書こうという姿勢は面白いのですが、中身は、なかなか「ひどい」。
というのは、文句はたくさん書いているのですが、具体的に対象となる作品のどこがどうひどいのかがほとんど書かれておらず、わけがかららないのです。本書まえがきの最後には、「本書では基本的に「ネタバレ忌避」はしない。」と書いているので、やる気があるのかどうかもわからず、始末に負えません。
ようするに、直感的に嫌い⇒ひどい作品・作家(に違いない)、ということしか書かれていないといっても過言ではありません。
しかし、このような反論を書いても、おそらく、「ひどい作品について、時間をかけて具体的に書く気など起こるはずがない」とかなんとか、言われるような気がします。
例えば、横溝正史について、29ページ最後に、次のようにあります。
「横溝のものは、角川文庫で、いかにも煽情的な表紙のものが出ていたが、私は一冊も読まなかった。」
他方130ページには、次のようにあります。
「横溝正史などは、乱歩の亜流でかつ二流の異色作家であって、初期の「蔵の中」などはまだいいが、『本陣殺人事件』などはバカミスだし、金田一耕助ものは、角川のおかげで再度有名になったもので、どれもこれもおよそくだらない。」
その後、『悪魔の手毬唄』について、「唄に合わせて殺人が起きて何が面白いんだか。そんなもので面白がるのは中学生レベルである。」とだけしか書かれていません。
「どれもこれもおよそくだらない」というところが、とても怪しく感じます。ようは、こう断定的に書いている割に、金田一作品をほとんど読んでいないのではないか、という疑いです。
正確に判断できるような情報が示されていないのです。
今後に期待します。
762
Aki*****7月31日 16:00
>>761
【またもや、森下雨村】
実は、小説として、次の文庫があります。
青斑猫
春陽文庫―名作再刊シリーズ
森下 雨村
1995年
これも長篇のようです。
持っていましたが、読まぬまま、どこへしまったかわからなくなりました。
761
Aki*****7月17日 22:31
>>760
【Re: Re: 森下雨村】
森下雨村の文庫としては、2005年に小学館文庫から、次の2冊が刊行されています。
猿猴 川に死す―現代によみがえった幻の釣りエッセイ
釣りは天国
しかし、探偵小説ではなく、エッセイですね。、
この2冊だけですか? いいえ違います。
760
Aki*****7月3日 15:45
>>759
【Re: 森下雨村】
森下雨村の文庫、実は、今までも何冊かあるんですね。
759
Aki*****6月19日 14:09
>>758
【森下雨村】
河出文庫つながりで、次の本が刊行されていました。
白骨の処女
森下 雨村
河出文庫
2016/6/7
864円
これ長篇なんですよね。すごいな。
短篇集が、続いて刊行されないものでしょうか?
ところで、森下雨村の文庫など、今まで刊行されていなかったのではないでしょうか?
いやいや、一昔前なら、、、というあなた、くわしいですね。
758
Aki*****6月5日 12:55
>>654
【日影丈吉】
次の本が刊行されています。
日影丈吉 幻影の城館
河出文庫 ひ10-2
2016/5/7
972円
366ページ
収録作品は次の10篇
「オウボエを吹く馬」「変身」「匂う女」「夜の演技」「異邦の人」「歩く木」「ふかい穴」「崩壊」「蟻の道」「冥府の犬」
+略年譜、解説(わけありの女が放つ強烈なエロティシズム 阿部日名子)
「11篇」と紹介されているのですが、実際には10篇しか収録されていません。おかしいですね。
なお、「ひ10-1」は次の本です。
日影丈吉傑作館
河出文庫
2015/10/3
972円
304ページ
【目次】13篇
かむなぎうた
東天紅
彼岸まいり
ねじれた輪
食人鬼
吉備津の釜
消えた家
天王寺
夢ばか
人形つかい
ひこばえ
泥汽車
明治吸血鬼
略年譜
解説 既視感へといざなう描写の妙 阿部日奈子
強い関心を持っています。
757
Aki*****5月22日 13:51
>>752
【横溝正史研究6、さらにその後】
本日改めて確認したところ、戎光祥出版のページでは、「2016年刊行予定」に変更されていました。どれだけ大雑把なのでしょうか!
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
他方、Amazonでは、2016年8月20日のままです。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
嫌な予感が強まってきていますが、まだまだ我慢強く待ちましょう。
756
Aki*****5月8日 16:03
>>755
【Re: 変格探偵小説入門 】
目次をコピーしようと思いましたが、禁止されている語句が入っているためか、投稿できませんでした。
すみませんが、次のページをご参照ください。
h ttp://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0291130/top.html
755
Aki*****5月8日 16:01
>>754
【変格探偵小説入門 】
そういえば、ずいぶん昔になりますが、こんな本も出ていました。
変格探偵小説入門
―― 奇想の遺産 ――
谷口 基
■体裁=四六判・並製・カバー・294頁
■定価(本体 2,300円 + 税)
■2013年9月18日
■ISBN978-4-00-029113-2 C0395
江戸川乱歩,横溝正史,小酒井不木,夢野久作,橘外男,渡辺温,久生十蘭,西尾正…….彼らはみな,「謎解き」を主とした本格探偵小説とは異なる要素を重要視した「変格探偵小説」の書き手である.「本格」の枠を超えた豊饒さで読者を魅了し,今日まで途絶えることなく受け継がれてきた「変格」の精神史を,豊富な資料から論じる.
h ttp://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/0/0291130.html
面白そうですが、まだ読むことはできていません。
754
Aki*****4月24日 12:52
>>753
【日本ミステリー小説史】
そういえば、少し昔ですが、ミステリの研究書関係で、次の本が刊行されていました。
日本ミステリー小説史 - 黒岩涙香から松本清張へ
堀 啓子
中公新書
2014年
950円
目次
序章 ミステリー小説の誕生
第1章 ミステリー到来前夜の日本
第2章 最初の翻訳ミステリー
第3章 邦人初の創作ミステリー
第4章 ピークを迎えた明治二十六年
第5章 雌伏の四半世紀―ミステリー不遇の時代
第6章 捲土重来―盛り返してきたミステリー
第7章 探偵小説から推理小説へ
第8章 現代への潮流
これは、読んだことありませんが、割と近年までをカバーしていて、興味深いですね。
機会をつくって読んでみたいところです。
753
Aki*****4月10日 08:31
>>742
【ミステリの研究書系統】
最近は、ミステリの研究書系統の本は刊行されているのでしょうか?
個人の作家についての本でもいいですが、むしろ、ミステリ全体について。
752
Aki*****3月27日 19:45
>>750
【Re: Re: Re:「横溝正史研究6」はどうなっているのか?】
本日改めて確認したところ、Amazonでは、2016年6月20日発売予定だったものが、さらに遅れて、2016年8月20日発売予定になっています。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
恐ろしいことです。
他方、戎光祥出版のページでは、相変わらず「2015年12月以降刊行予定」のまま、変更ありません。これもある意味恐ろしいことです。
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
751
Aki*****3月13日 13:43
>>741
【ドラマ化・映画化】
本格・新本格周りで、ドラマ化・映画化の波?
探偵役は誰が?
火村英生→斎藤工
御手洗潔→玉木宏
続くか?
他方、明智小五郎や金田一耕助などは、もうしばらくないでしょうか?
750
Aki*****2月28日 12:10
>>749
【Re: Re:「横溝正史研究6」はどうなっているのか?】
しばらく進捗なさそうですね。
749
Aki*****2月14日 16:08
>>748
【Re:「横溝正史研究6」はどうなっているのか?】
戎光祥出版のページでは、その後の情報がありません。
もうだめか?
748
Aki*****1月31日 12:46
>>746
【「横溝正史研究6」はどうなっているのか?】(再投稿)
(注)2016年1月24日(日)に、一旦次の内容を投稿しましたが、番号は付られたものの(No.747)、内容は全く表示されませんでしたので、「URL」にスペースを入れて再投稿してみました。
============
発売予定日だった2016年1月20日も過ぎ、Amazonでは、2016年6月20日発売予定になっています。
h ttp://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
他方、戎光祥出版のページでは、「2015年12月以降刊行予定」のまま、変更ありません。この表現であれば、確かに変更する必要はないのかも?
h ttp://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
思い起こせば、最初は2015年2月10日発売予定だったのですから、1年以上遅れることになるわけです(No.658ご参照)。そんなに遅れることが起きるなんて、出版業界だけのことでしょうか? 外部からは計り知れない、おそろしい世界なのかもしれません。
いずれにしても、気長に気長に待ちましょう。
休刊してしまうよりは、ましでしょうから。
747(欠番)
746
Aki*****1月17日 13:15
>>737
【Re: Re: 再び「横溝正史研究6」】
2016年1月20日発売、本当に実現するでしょうか?
745
Aki*****1月3日 10:56
>>744
【本年もよろしくお願いいたします】
本年は、きちんとこのスレの内容についても考えねばなりませんね。
最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2015年)
744
Aki*****12月20日 18:12
>>743
【本年を振り返って】
本年は、本スレはほとんど何の動きもなかったように思います。
来年はどうなるでしょうか?
743
Aki*****12月6日 09:08
>>740
【Re: Re: Re: 2015年末ミステリベストテン】
そろそろ出てきていますね。
742
Aki*****11月22日 19:37
>>737
【市川崑と『犬神家の一族』】
次の本が刊行されています。
市川崑と『犬神家の一族』
春日太一
新潮新書644
2015年
720円+税
横溝正史ファンというよりは、市川崑ファンの人、あの映画『犬神家の一族』ファンの人には、とても面白い本です。市川崑が、いかに工夫してあの映画を製作していたのか、それがわかります。あの作品をよく見ている人ほど、「なるほど」と思います。
ぜひ一度、書店でご覧ください。
741
Aki*****11月8日 12:37
>>740
【西尾維新原作のドラマ】
そういえばやっていますね。『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系、新垣結衣・岡田将生他)
740
Aki*****11月1日 16:44
>>739
【Re: Re: 2015年末ミステリベストテン】
ここからスタートというのも、いいかもしれません。
739
Aki*****10月18日 16:45
>>738
【Re: 2015年末ミステリベストテン】
新作を全く追うことができていないのなら、逆転の発想で、ベストテンから進み始めるというのはどうでしょうか?
738
Aki*****10月4日 21:45
>>657
【2015年末ミステリベストテン】
そろそろかもしれません。しかし、情けないながら、もう新作は全く追うことができていません。
737
Aki*****9月20日 12:45
>>736
【Re: 再び「横溝正史研究6」】
またもや、いやな続報です。(2015年9月18日に気づきました)
Amazonでは、発売日が2016年1月20日に変更されていました。
http://www.amazon.co.jp/dp/486403141X
一方、戎光祥出版のページでは、「2015年12月以降刊行予定」です。
http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
やっぱり仕方がありません。さらに気長に待ちましょう。
736
Aki*****9月13日 22:39
>>730
【再び「横溝正史研究6」】
Amazonによると、もともと「9月10日刊行」の予定でしたが、
戎光祥出版株式会社のページによると、なお「2015年秋頃刊行予定」のまま
http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
Amazonのページによると、「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」
http://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
いったいどうなっちゃんてるんでしょうか?
735
Aki*****8月30日 14:25
>>727
【Re: Re: 新本格の範囲】
そろそろきちんとした整理があってもいいのでは?
734
Aki*****8月16日 16:03
【最近の話題】
ミステリ界には、あまり大きな話題はないのかもしれません。
733
Aki*****8月2日 13:59
>>732
【暑い夏にホラー系ミステリ?】
いや、特に読みたいわけでは、、、
732
Aki*****7月20日 14:22
【Re: 夏の文庫フェア】
講談社文庫、隔年でもしていただけたらいいのにと思うのですが?
他のフェアにぶつければ、効果も大きいのかな、と。
731
Aki*****7月5日 12:37
【夏の文庫フェア】
新潮、角川、集英社で始まっていますが、ミステリに強い講談社文庫は?
730
Aki*****6月20日 23:27
>>729
【Re: 発売日遠ざかる!:横溝正史研究6】
戎光祥出版のページでは、「2015年秋頃刊行予定」となっていました。
http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
729
Aki*****6月9日 20:39
>>728
【発売日遠ざかる!:横溝正史研究6】
Amazonによると、発売日が2015年9月10日に〜
728
Aki*****6月7日 14:12
>>668
【発売日せまる:横溝正史研究6】
そろそろ、6月10日ですが、本当に発売されるのでしょうか??
727
Aki*****5月31日 11:05
>>726
【Re: 新本格の範囲】
無理なのですかね?
726
Aki*****5月17日 13:09
【新本格の範囲】
「新本格」の範囲って、定説はまだないんですかね?
725
Aki*****5月3日 18:16
【夏に向けて】
ミステリフェアとか、どこかの文庫あたりでないのものでしょうか?
724
Aki*****4月18日 13:13
>>711
712-723がまたもや見えません、、、??
712-723(欠番)
711
Aki*****4月5日 13:44
>>708
このコメントの意味は?
ミステリー?
710(欠番)
709(欠番)
708
yd8*****4月3日 20:51
!!!!!!!!!
696-707(欠番)
695
Aki*****3月29日 12:29
>>672
【さらに見えない投稿が?】
673-694が見えません。おかしいな。
694(欠番)
693(欠番)
692
hatake3月28日 09:37
はじめまして
最近のミステリーでお勧めは
辻堂ゆめさんの「いなくなった私へ」です。
卒業されましたが東大法学部学生の時に書かれてこのミス大賞を受賞されてました。
ミステリー以外もたくさんの本がネタばれがないよう深〜く紹介されてます。
http://birthday-energy.co.jp/
673-691(欠番)
672
Aki*****3月15日 14:55
【669と670】
どなたかコメントをくださったのでしょうか?
見えなくなっておりますが。
671
Aki*****3月15日 14:54
【投稿できず】
670(欠番)
669(欠番)
668
Aki***** 3月1日 12:58
>>664
【続報:横溝正史研究6】
いやな続報です。
Amazonでは、発売日が2015年6月10日に変更されていました。
http://www.amazon.co.jp/dp/486403141X
一方、戎光祥出版のページでも、やはり2015年6月10日です。
http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
仕方がありません。気長に待ちましょう。
667
Aki***** 2月15日 19:05
>>666
【深木章子】
情報ありがとうございます。
知らない作家なので、ありがたいです。
「ミステリー・リーグ」は以前1回このスレでも整理したはずですが、2013年より前ですし、その投稿も消えてしまっていますので、再度整理せねばならないと思っています。
他にもいいミステリ作品があれば、また、よろしくお願いします。
666
yok***** 2月6日 11:57
【今日は(^^) 私はミ…】
今日は(^^)
私はミステリーものは苦手で、時代劇が好きなのですが
たまに読みたくなります。
深木章子
螺旋の底(2013年3月 原書房ミステリー・リーグ)
これは面白いと思います。読みながら引っかかってた事が
全て「そーいう事だったのか!」で納得。
あ、トリックと言われると・・・
逆に引っかかってた事をそのままにして終わらせる作家は
嫌いですね。二度と読みません。
665
Aki***** 2月1日 20:07
>>661
【連城三紀彦の講談社文庫】
講談社文庫『レジェンド」の記号は「れ1-11」。ということは、今までにすでに10冊も刊行されていたのですね。
全然目にしたことがないのですが、どの作品だったのでしょうか?
調べてみます。
664
Aki*****1月18日 14:10
>>659
【Re: Re: Re: Re: 『横溝正史研究6』?】
やっと、戎光祥出版のページで紹介されています。
http://www.ebisukosyo.co.jp/products/detail.php?product_id=97
でも、目次もなく、「3月刊行予定!」と、刊行時期が先にご紹介したAmazonの記載(2月10日)より遅くなっている点が気になります。
http://www.amazon.co.jp/dp/486403141X/
それでも、とにかく刊行に期待です。
663
Aki*****1月4日 20:23
>>661
【Re: Re: Re: Re: 連城三紀彦さんご逝去】
本年もよろしくお願いいたします。
連城短篇は大好きだといいつつ、実は、あまり数をこなして読んでいない、ということにあらためて気づきました。
さて、それならば、読んでみますか? どうしようか?
662
Aki*****2014年12月21日 20:04
【スレッドの形式が変更されて】
スレッドの形式が変更されて、不便になったような気がします。
慣れるまで時間がかかるかもしれません。
661
Aki*****2014年12月7日 13:01
>>642
【Re: Re: Re: 連城三紀彦さんご逝去】
連城三紀彦に注目が集まっているという情報もあります。うれしいことです。
講談社文庫から『レジェンド」という短篇集が刊行されました(2014年11月、れ1-11)。
収録作品は、「依子の日記」、「眼の中の現場」、「桔梗の宿」、「親愛なるエス君へ」、「花衣の客」、「母の手紙」の6篇。
そして、特別対談<ミステリー作家・連城三紀彦の魅力を語る>(綾辻行人・伊坂幸太郎)、です。
いやいや面白そうです。
660
Aki*****2014年11月23日 22:16
>>659
【金田一耕助ファイル 全22冊合本版 角川文庫 [Kindle版]】
次の「本」が刊行されています。
金田一耕助ファイル 全22冊合本版 角川文庫 [Kindle版]
¥ 12,000
ファイルサイズ: 24489 KB
出版社: KADOKAWA / 角川書店 (2014/11/20)
販売: Amazon Services International, Inc.
いまさら、これだけの少ない巻数でというのもどうでしょうか?
以前、もっとたくさんの角川文庫を収録した別のフォーマットの電子版(専用の読み取り機が必要?)が刊行されていたような記憶がありますが、もう忘れてしまいました。
659
Aki*****2014年11月9日 13:12
>>658
【Re: Re: Re: 『横溝正史研究6』?】
いろいろと紹介され始めているので、刊行されることは間違いないと思いますが、奇妙なのは、「戎光祥出版」のホームページには情報がないことです。そういうものなのでしょうか?
658
Aki*****2014年10月26日 19:56
>>655
【Re: Re: 『横溝正史研究6』?】
少し先ですが、喜ばしいことに、どうも刊行されるようです。
Amazonその他に情報が出ています。
期待して待ちましょう。
横溝正史研究6
単行本(ソフトカバー): 304ページ
出版社: 戎光祥出版 (2015/2/10)
言語: 日本語
ISBN-10: 486403141X
ISBN-13: 978-4864031417
発売日: 2015/2/10
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2 cm
http://www.amazon.co.jp/gp/product/toc/486403141X
目次
【特集】横溝正史旧蔵資料が語るもの II エッセイ 「ネコの目イヌの目スエッコの目」野本瑠美(横溝正史次女) インタビュー 野本瑠美 横溝正史エッセイ 「〈ラヂオ週評 上〉青年弁論大会」 「〈ラヂオ週評 中〉漫才と浪花節」 「〈ラヂオ週評 下〉講演専門のアナ」 「〈切迫時代相を探る 9〉戦慄せぬ警視庁」 「〈季節のテラス〉ルネ・クレールの“And Then There Were None"」 「推理小説漫筆」 座談会・インタビュー・談話再録 「〈疎開名士を訪ねて5〉怖いのは乗り物/“この春には東京へ帰りたい"/炬燵が好きな横溝正史氏」 横溝正史・楠田亀吉・有道勲「横溝正史(探偵小説家)を囲んで/方や大家方や新進推理作家はこう見る/超悪魔的な犯罪/横溝正史氏は語る」横溝正史・楠田亀吉・赤松プロデューサーほか「〈座談会〉春と犯罪」 「“慎重な大掛りな犯罪"/下山事件・探偵作家はこう見る」 〔論考〕 二つの『夜光虫』 『蝶々殺人事件』草稿をめぐって 『霧の夜の出来事』は、いつ書かれたか――敗戦・翻訳・「微笑小説」 『八つ墓村』の道程――防犯博覧会見学から脱稿まで 『少年探偵長』に見る横溝正史と海野十三の絆 『悪霊島』執筆の苦闘 〔再録〕 『香水心中』増補版 〈コラム〉 『仮面舞踏会』の色覚異常遺伝の種本 正史が音を上げた物語 正史が持っていた谷崎潤一郎の原稿 〔連載〕 横溝正史年譜事典五 一九三九年~ 『宝石』・『別冊宝石』横溝正史関連記事目録(五・最終回)一九六一年~一九六四年 ――栗田 卓・山口直孝 横溝正史ネットワーク 第六回 世田谷文学館
657
Aki*** 2014年10月19日 20:35
>>656
【Re: 2014年末ミステリベストテン】
世の中一般でも、まだまだ「ベストテン」企画は興味を持たれているのでしょうか?
656
Aki*****2014年10月12日 18:17
>>638
【2014年末ミステリベストテン】
そろそろですか?
とはいえ、新しい作品はさっぱりわからなくて。
655
Aki*****2014年9月28日 10:33
>>652
【Re: 『横溝正史研究6』?】
あきらめムードが漂っているかもしれません。
”横溝正史研究6”と「引用符」を付けて検索しても、このスレッドしかヒットしません!
654
Aki*****2014年9月14日 22:12
【死の快走船/大阪圭吉】
時期ずれですが、この本面白そうですね。
ミステリ珍本全集04『死の快走船』
大阪圭吉 著 日下三蔵 編
戎光祥出版
定価:本体3,200円+税
四六判/上製/568ページ
ISBN 978-4-86403-117-2
http://ebisukosyo.co.jp/books/litera_mistery_04.html
目次
[PART1] 死の快走船
序(江戸川乱歩)
大阪圭吉のユニクさ(甲賀三郎)
死の快走船
なこうど名探偵
人喰い風呂
巻末に
[PART2] ほがらか夫人
謹太郎氏の結婚
慰問文夫人
翼賛タクシー
香水紳士
九百九十九人針
約 束
子は国の宝
プラプイ君の大経験
ほがらか夫人
正宗のいる工場
トンナイ湖畔の若者
[PART3] 香水夫人
香水夫人
三の字旅行会
告知板の謎
寝言を云う女
特別代理人
正札騒動
昇降時計
刺青のある男
[PART4] 人間燈台
唄わぬ時計
盗まぬ掏摸
懸賞尋ね人
ポケット日記
花嫁の病気
[PART5] 仮面の親日
恐ろしき時計店
寝台車事件
手紙を喰うポスト
[PART6] 単行本未収録短篇集
塑 像
案山子探偵
水族館異変
扮装盗人
証拠物件
秘 密
待呆け嬢
怪盗奇談
巻末資料
大阪圭吉論 本格派の鬼 権田萬治
人間・大阪圭吉 鮎川哲也
理論派ミステリーの先駆者 鮎川哲也
編者解題 日下三蔵
戦前派きっての本格ミステリの名手として再評価著しい大阪圭吉のスーパーレア短篇38篇を一挙に収録!
本格ミステリ、ユーモア小説、スパイものに健筆をふるったストーリーテラーの全貌が、今ここに甦る!
幻の短篇集からの30篇に加えて、未刊行作品8篇を収録!
【著者】 大阪圭吉(おおさか・けいきち)
1912(明治45)年、愛知県生まれ。日本大学商業学校卒業。
1932(昭和7)年、甲賀三郎の推薦によって「新青年」に「デパートの絞刑吏」を発表してデビュー。1936(昭和11)年には早くも初の単行本『死の快走船』を刊行している。以後、探偵作家として本格ミステリ、ユーモア小説、スパイ小説、秘境小説、捕物帖と様々な作品を発表したが、1943(昭和18)年に応召し、1945(昭和20)年にルソン島で戦病死。
戦前には貴重な本格ものの書き手として70年代から再評価の機運が高まり、その論理的な構成と端正な文体は、現在でも人気が高い。初期の本格ものは創元推理文庫の『とむらい機関車』『銀座幽霊』、中期のスパイものは論創ミステリ叢書『大阪圭吉探偵小説選』に集成されている。
【編者】
日下三蔵(くさか・さんぞう)
1968(昭和43)年、神奈川県生まれ。出版社勤務を経てミステリ・SF評論家、フリー編集者。
著書に『日本SF全集・総解説』『ミステリ交差点』、編著に『天城一の密室犯罪学教程』(第五回本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)、<怪奇探偵小説傑作選〉〈昭和ミステリ秘宝〉〈山田風太郎ミステリー傑作選〉<都筑道夫少年小説コレクション〉〈中村雅楽探偵全集〉など多数。
653
Aki*****2014年8月31日 12:57
>>651
【Re: 「最近の日本のミステリーを推薦して下さい」の開始時期】
開始以降に読んだ作家名を、列挙した方がいいように思います。
がしかし、それもはたして情報を集められるか?
652
Aki*****2014年8月17日 11:40
>>646
【『横溝正史研究6』?】
『横溝正史研究6』、もう刊行されないのかもしれません。
651
Aki*****2014年7月27日 14:19
>>650
【「最近の日本のミステリーを推薦して下さい」の開始時期】
調べてみたらわかりました。
最初の投稿は「2002/ 5/17 20:51」でした。
12年もだらだらと続いているわけですね。
650
Aki*****2014年7月13日 13:17
>>649
【貫井、歌野、中山七里Re: 個人的なオススメ】
ご投稿ありがとうございます。
このスレの最初に「最近のミステリーをまったくと言っていいほど、読んだことのない者ですが」と書いてはありますが、開始からすでに10年くらい経過しており、開始後かなり読んでいるので、現状とギャップがあります。誤解を生みそうで申し訳ありません。
しかし、過去の投稿がすっかり削除されてしまっているので、今までに誰が書いたどの作品を読んでいるのかが、このスレッド上では全く不明状態になっていて大変困るのですが、、、。
貫井徳郎さんは、以前ある程度読んで、投稿に書きました。
「慟哭」はいい作品だと思います。
歌野晶午さんも、以前ある程度読んで、投稿に書きました。
「葉桜の季節に君を想うということ」も読みました。うまくできた作品だと思いますが、個人的には、「広義の叙述トリック」は、あまり高く評価していないので、、、。なお、歌野作品で最も好きなのは「安達ヶ原の鬼密室」です。
ちなみに、歌野作品についての投稿の際にも書いたはずですが、歌野晶午の初期の3部作(長い家の殺人、白い家の殺人、動く家の殺人)は、とてもひどい。トリックについてはかなり見るべきものがありますが、、、新本格の作家が続出したときに、そりゃ批判されるはずだ、という作品です。しかし、その後は、メキメキと作品がよくなり、今や大作家。で、感心したのは、こんな初期の作品を見て、その才能を嗅ぎ取った島田荘司の先見の明についてです。さすがです。
最後の中山七里さん(さよならドビュッシー)は、まったく知りません(名前すら)。記憶しておきます。
何かおすすめがあれば、またよろしくお願いします。
649
へいがあ2014年7月11日 08:44
【個人的なオススメ】
順不同で
「慟哭」創元推理文庫
「葉桜の季節に君を〜」文春文庫
「さよならドビュッシー」宝島社文庫
あたりがオススメです。
いずれもラストのインパクトが強い作品です。
648
Aki*****2014年7月6日 12:53
>>647
【Re: 横溝正史特集(小説 野性時代 第128号)】
次のページに紹介されています。(2014年7月号)
http://www.kadokawa.co.jp/yasei/contents/_7612_3.php
特集 保存版 永遠の横溝正史
日本的な因習の深い世界に本格ミステリの技法を持ち込み、
一大潮流をつくった作家・横溝正史。
その歴史を繙きながら知られざる魅力を検証します。
対談 綾辻行人vs.道尾秀介
随筆 「恩人 横溝正史」西村賢太
横溝正史主要作品ガイド 日下三蔵
横溝正史 鬼火 オリジナル版
幻の生原稿を特別に一挙掲載!
集中掲載 芦辺 拓 探偵、魔都に集う――明智小五郎対金田一耕助(前篇)
特別読切 横溝正史ミステリ大賞受賞作家競作
川崎草志 ナイトウォッチ
柴田よしき ランチタイムの憂鬱
長沢 樹 Helpless
初野 晴 チェリーニの祝宴
山田宗樹 代体
まだ入手可能ですが、どうでしょうか?
647
Aki*****2014年6月22日 18:00
>>646
【横溝正史特集(小説 野性時代 第128号)】
小説 野性時代 第128号(6月12日)にて、「横溝正史特集」が組まれています。
「鬼火」オリジナル版も掲載されているとか。
希少価値のみという懸念もいだきつつ、書店で確認してみたいところです。
646
Aki*****2014年6月8日 18:58
>>645
【Re: Re: Re: 『横溝正史研究』?】
戎光祥出版さん、どうかがんばってください。
645
Aki*****2014年5月25日 13:06
>>644
【Re: Re: 『横溝正史研究』?】
そろそろ、ネタ切れなのかもしれません。
644
Aki*****2014年5月11日 14:51
>>643
【Re: 『横溝正史研究』?】
いろいろ探しましたが、さっぱり情報がありませんね。
643
Aki*****2014年4月27日 15:51
>>597
【『横溝正史研究』?】
突然思い出しましたが、『横溝正史研究』は昨年2013年3月のNo.5以降、どうなっているのでしょうか? 1年も経過しています。
何かご存知の方は、ご教示ください。よろしくお願いいたします。
642
Aki*****2014年4月13日 19:14
>>629
【Re: Re: 連城三紀彦さんご逝去】
連城さんの次の本が刊行されました。
小さな異邦人
連城 三紀彦
文藝春秋
2014年3月
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900308
最後に執筆した短篇「小さな異邦人」を含む全8篇だそうです。
640
Aki*****2014年3月30日 18:02
>>639
【Re: ミステリ関係新人賞?】
鮎川賞などどうなっているのやら?
639
Aki*****2014年3月16日 19:13
【ミステリ関係新人賞?】
いま、メフィスト賞以外に有名なミステリ関係新人賞といったら、何を挙げればいいんでしょうか?
638
Aki*****2014年3月1日 19:04
>>637
【Re: Re: Re: Re: 2013年末ミステリベストテン】
最後に、ミステリが読みたい2014年版(早川書房、ミステリマガジン編集部編 2013年11月25日発売)
第1位:ノックス・マシン(法月綸太郎)角川書店
第2位:64(横山秀夫)文藝春秋
第3位:ヨハネスブルグの天使たち(宮内悠)早川書房
第4位:教場(長岡弘樹)小学館
第5位:ロスト・ケア(葉真中 顕)光文社
第6位:リバーサイド・チルドレン(梓崎 優)東京創元社
第7位:死神の浮力(伊坂幸太郎)文藝春秋
第8位:アリス殺し(小林泰三)東京創元社
第9位:代官山コールドケース(佐々木 譲)文藝春秋
第9位:わたしたちが少女と呼ばれていた頃(石持浅海)祥伝社ノン・ノベル
第11位:祈りの幕が下りる時(東野圭吾)講談社
第12位:ブラックライダー(東山彰良)新潮社
第13位:落日のコンドル(霞 流一)早川書房
第14位:ソロモンの偽証(宮部みゆき)新潮社
第15位:密室蒐集家(大山誠一郎)原書房
第15位:リカーシブル(米澤穂信)新潮社
第17位:黒警(月村了衛)朝日新聞出版
第18位:愛の徴 天国の方角(近本洋一)講談社
第19位:シャーロック・ホームズたちの冒険(田中啓文)東京創元社
第20位:奇譚を売る店(芦辺 拓)光文社
2つの中間ですかね。
637
Aki*****2014年2月16日 18:36
>>636
【Re: Re: Re: 2013年末ミステリベストテン】
つづけて、2014本格ミステリ・ベスト10
第1位:貴族探偵対女探偵(麻耶雄嵩)集英社
第2位:水族館の殺人(青崎有吾)東京創元社
第3位:リバーサイド・チルドレン(梓崎 優)東京創元社
第4位:ノックス・マシン(法月綸太郎)角川書店
第5位:犯罪ホロスコープU 三人の女神の問題(法月綸太郎)光文社
第6位:アリス殺し(小林泰三)東京創元社
第6位:戯作・誕生殺人事件(辻 真先)東京創元社
第8位:コモリと子守り(歌野晶午)光文社
第9位:星籠の海(島田荘司)講談社
第10位:リカーシブル(米澤穂信)新潮社
第11位:松谷警部と目黒の雨(平石貴樹)東京創元社
第12位:時の審廷(芦辺 拓)講談社
第12位:落日のコンドル(霞 流一)早川書房
第14位:パダム・パダム Eの悲劇'80(古野まほろ)光文社
第15位:螺旋の底(深木章子)原書房
第15位:スノーホワイト 名探偵三途川理と少女の鏡は千の目を持つ(森川智喜)講談社
第17位:美人薄命(深水黎一郎)双葉社
第17位:名探偵の証明(市川哲也)東京創元社
第19位:眼球堂の殺人 ~The Book~ (周木 律)講談社
第20位:セシューズ・ハイ 議員探偵・漆原翔太郎(天祢 涼)講談社
第20位:菩提樹荘の殺人(有栖川有栖)文藝春秋
宝島社とはかなり顔ぶれが異なり、さすがに、東京創元社の作品が多いですね。
636
Aki*****2014年2月2日 15:46
>>633
【Re: Re: 2013年末ミステリベストテン】
「このミステリーがすごい! 2014年版 」を詳しく見てみると。
第1位:『ノックス・マシン』 法月綸太郎 角川書店
第2位:『教場』 長岡弘樹 小学館
第3位:『ブラックライダー』 東山彰良 新潮社
第4位:『アリス殺し』 小林泰三 東京創元社
第5位:『死神の浮力』 伊坂幸太郎 文藝春秋
第6位:『リバーサイド・チルドレン』 梓崎優 東京創元社
第7位:『リカーシブル』 米澤穂信 新潮社
第8位:『検察側の罪人』 雫井脩介 文藝春秋
第9位:『星籠の海』 島田荘司 講談社
第10位:『ロスト・ケア』 葉真中顕 光文社
第11位:『祈りの幕が下りる時』 東野圭吾 講談社
第12位:『美人薄命』 水黎一郎 双葉社
第13位:『貴族探偵対女探偵』 麻耶雄嵩 集英社
第13位:『代官山コールドケース』 佐々木譲 文藝春秋
第13位:『去年の冬、きみと別れ』 中村文則 幻冬舎
第16位:『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介 早川書房
第17位:『冷血』 高村薫 毎日新聞社
第18位:『コモリと子守り』 歌野晶午 光文社
第19位:『ビブリア古書堂の事件手帖 4 栞子さんと二つの顔』 三上延 メディアワークス文庫
第20位:『奇譚を売る店』 芦辺拓 光文社
個人的には、結構知らない作家がいますね。挑戦してみましょうか?
635
Aki*****2014年1月19日 14:46
>>634
【Re: 2014年もよろしくお願いします】
何故、感想を書くことができないかの分析でもしてみましょうかね。
634
Aki*****2014年1月5日 18:39
>>633
【2014年もよろしくお願いします】
ミステリ作品を読み続けてはいるのですが、どうも感想を書くことができず…。
633
Aki*****2013年12月22日 21:58
>>632
【Re: Re: 2013年末ミステリベストテン】
早川書房も国内1位は法月綸太郎だそうです。
若手はどうなっているの?
632
Aki*****2013年12月8日 22:44
>>630
【Re: 2013年末ミステリベストテン】
どうやら、
「2014本格ミステリ・ベスト10」の1位は麻耶雄嵩、
「このミステリーがすごい! 2014年版 」の1位は法月綸太郎、
のようです。むむっ、ベテランばかりという、この状況いいんでしょうか?
それから、残る1つ、早川書房の「ミステリが読みたい」は、いつの間にか「ミステリマガジン 2014年 01月号 」になってしまっているようで、どこかで見てみましょう。
(「ミステリが読みたい! 2013年版 」が既に見当たらないので、昨年から「ミステリマガジン」に吸収されているのかもしれません。)
631
Aki*****2013年12月1日 20:27
>>597
【変格探偵小説入門】
次の本が刊行されています。
変格探偵小説入門
谷口基
岩波現代全書013
2013
2300円+税
対象となっている主たる作家は、江戸川乱歩を嚆矢として、横溝正史、小酒井不木、夢野久作、その他に及んでいます。
ただ、個人的には、小栗虫太郎に言及されていないので残念です。彼は、「変格」も超越しているのでしょうか?
ぜひとも、書店や図書館でご確認ください。
630
Aki*****2013年11月17日 19:04
【2013年末ミステリベストテン】
そういう時期になっています。
でも、もう作家がわからなくなっていたりして。
629
Aki*****2013年11月3日 21:24
>>628
【Re: 連城三紀彦さんご逝去】
とはいえ、現代の若い人たちに、連城作品はどれだけ知られているのでしょうか?
不安を感じます。
Msg.259, Msg.260, Msg.501もご参照ください。
628
Aki*****2013年10月22日 22:41
>>502
【連城三紀彦さんご逝去】
新聞報道がなされていました。10月19日ご逝去、65歳、お若い。大変ショックです。
「変調二人羽織」を読んで、目の前に浮かんだ「暗闇の中の二人羽織」が忘れられません。
北森鴻さんといい、当方がこよなく愛してやまないような短篇ミステリを書いていただける作家は、早逝なさってしまうようです。
心よりご冥福をお祈りいたします。
627
Aki*****2013年10月20日 19:34
>>626
【Re: Re: Re: 読書の秋へ】
でも、なかなかいいアイデアがありません。
626
Aki*****2013年10月14日 21:05
>>625
【Re: Re: 読書の秋へ】
別に読むものがないわけではありません。現在も読んでいます。
ただ、読書の秋にちなんで特別な企画があってもいいかなと。
625
Aki*****2013年9月22日 20:37
>>624
【Re: 読書の秋へ】
一度読んだ作品をもう一度、というのでもいいのですが。
624
Aki*****2013年9月8日 15:36
>>622
【読書の秋へ】
気分を変えて、戦前の古典作品でも読んでみましょうか?
623
Aki*****2013年8月26日 11:51
>>622
【「黄金仮面」の完全原稿発見】
少し古い話になりますが、2013年8月12日(月)の読売新聞夕刊に、江戸川乱歩の「黄金仮面」の原稿が見つかったという記事がありました。
これについての特集が、8月22日発売の「小説現代」に掲載されているそうです。書店で見てみましょう。
622
Aki*****2013年8月11日 15:42
>>621
【Re: 真夏のミステリーズ】
このフェアの「うちわ」を持ってました。
あまのよしたかさんのイラストです。
「©2002」とありますから、フェア自体が2002年だったのかもしれません。
ちなみに、「真夏のミステリーズ」でグーグル検索すると、このレス(No. 621)が最初に出てきます(本日現在)。
変なの。
621
Aki*****2013年7月28日 19:50
>>600
【真夏のミステリーズ】
以前にも書いたかもしれませんが、、、。
ここ数年(10年?)、毎年夏には、新潮文庫、角川文庫、集英社文庫がフェアをしています。
これに対して、確か10年ほど前に講談社文庫が「真夏のミステリーズ」というフェアをしました。
その後、講談社文庫で同様のフェアの予定はないのでしょうか?
ぜひやっていただきたいものです。
620
Aki*****2013年7月14日 14:21
>>619
【Re: 海堂尊 アリアドネの弾丸】
ありがとうございます。海堂尊さん、読んだことありません。気に留め置くようにいたします。
それから、「ミステリー」一般について。
一般論として、「ミステリー」という呼び名で、裾野を広げすぎている気はします。
要するに、なんでもかんでも、「ミステリー」と呼びたがるといったような。
いろいろな作品が評価されるということ自体はいいことなのではないか、と思いますが、それが、「本格もの」の質の低下を招いているのだとしたら?
難しいところですね。
619
bas*****2013年7月5日 09:28
【海堂尊 アリアドネの弾丸】
海堂さんの作品は本人が医者であるため、ほとんどが医療ミステリーです。アリアドネの弾丸は殺人のトリックがちょっと面白いと思い書いてみました。いろんな作家の方がいらっしゃるが、昔推理小説といっていたのをミステリーというようになってから少し面白みがなくなったように感じるのは私だけでしょうか?年寄りの懐古しゅみですかね?・・・・勝手なことを書いてしまいました。
618
Aki*****2013年6月30日 13:34
>>596
【森博嗣新作?】
ためらっている「森博嗣2」はともかく、最近新作が出ています。
神様が殺してくれる/幻冬舎/1785円(1700円)
面白いのでしょうか??
617
Aki*****2013年6月17日 15:20
>>615
【Re: 今野敏】
ご投稿ありがとうございます。今野敏、名前を聞いたことがある程度で、作家の傾向などのイメージがまったくありません。
概要的な情報で結構ですので、この作家についてもう少しお教えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
返信する
615
min*****2013年6月9日 21:47
【今野敏】
試しに図書館で借りて「ペトロ」を読んで見たら面白かった。
一種の教養小説とミステリーの融合がとても新鮮に映った。
トリックと言うよりもコロンボの様なアプローチ、謎解き
のプロセスを楽しむスタイルで著者の今までの分野と
少し違うところが新鮮だった。
614
Aki*****2013年6月9日 15:05
>>613
【Re: Re: Re: Re: 新人!新人!新人!】
ありがとうございます。別のスレもご覧いただいたのですね。
実は、エコール・ド・パリは20世紀前半の中ではあまり前衛的でないため、個人的に苦手な分野なのですが、それでも、かなり興味深い情報ありがとうございます。
特に記憶に刻んでおきたいと思います。
613
衣更着2013年6月3日 19:09
>>612
【Re: Re: Re: 新人!新人!新人!】
20世紀前半の絵画に興味がおありでしたら、たぶん、
深水黎一郎なら『エコール・ド・パリ殺人事件』がお気に召すのではないかと。
私はエコール・ド・パリの画集を横に置いて、
エコール・ド・パリの絵画の記憶を蘇らせながら読みました。
作中に挿入されている「呪われた芸術家たち」
という本(被害者の著作、つまり架空本ですね)からの引用は、
これだけでも結構読めるエコール・ド・パリ論になっていると思いました。
612
Aki*****2013年6月2日 11:50
>>611
【Re: Re: Re: 新人!新人!新人!】
さらなるコメントありがとうございます。
個人的には、「おおっ」と唸るような新人登場を期待しています。
それが、ある意味でミステリの変革につながっていくと思うからです。
そういう観点からは、ここ10年くらいは寂しい感じがします。
以前に、No.560(2011/11/13 13:51)「大型新人??」で、「西澤保彦のデビューが1995年、森博嗣のデビューが1996年」という例を挙げているのも同じような趣旨です。
(しかし、ご明察の通り、湊かなえ、という感じでもありません)
ご紹介いただいた2作家は忘れないようにいたします。
また情報ありましたら、よろしくお願いいたします。
611
衣更着2013年5月27日 09:24
>>610
【Re: Re: 新人!新人!新人!】
仰るとおり、二人ともそんなに有名ではないですね。
デビューが10年以内、ミステリ作家と見做されている、
本格派と言って良い、という枠組みの中で考えて、
深水黎一郎や似鳥鶏なら、
「本格派のミステリ作家と言っても良いし
この先ブレイクして有名になる
可能性大(個人的な願望かも?)と思うし」
というところで名前を挙げてみました。
著名度で言えば、たとえば、
湊かなえの方がずっと有名でしょうね。
でも湊かなえは本格派のミステリ作家かなあ?
個人的には「なんだか違う」という気がしましたので。
610
Aki*****2013年5月26日 14:26
>>609
【Re: Re: 新人!新人!新人!】
新人作家のご推薦ありがとうございます。
・深水黎一郎(2007年にメフィスト賞受賞)
・似鳥鶏(2007年に創元推理文庫からデビュー)
いずれも、名前しか聞いたことのない作家ですが、やがては読んでみたいですね。
ただ、著名度という意味では、どの程度なのでしょうか? あまり有名ではないという気もします。
もちろん、有名であればそれでいいということでもないのですが。
609
衣更着2013年5月19日 10:32
>>606
【Re: 新人!新人!新人!】
始めまして。
深水黎一郎(2007年にメフィスト賞受賞)や
似鳥鶏(2007年に創元推理文庫からデビュー)はいかがでしょう?
過去ログを殆ど読んでいませんので、既出かもしれません。
それにまだ新人と言えるかどうか、微妙な気がしないでもありませんが。
608
Aki*****2013年5月5日 21:40
>>607
【Re: 作家中心主義と作品中心主義】
作品中心主義だと、ある作家のファン、ということにはなりにくいようにも思います。
607
Aki*****2013年4月21日 14:10
>>602
【作家中心主義と作品中心主義】
ミステリをとらえる場合に、作家中心に考えるか、作品中心に考えるか?
どちらが正しいというわけでもなく、どちらかだけでは結局足りないところが出てくるとは思いますが、見方・考え方としては、比べてみるのは面白いかもしれない、と思っています。
例えば、わかりやすいもので「ベストテン」「トップテン」的なものであれば、「作品」で選ぶか「作家」で選ぶか、など。
当方の場合には、明らかに、作家主義的、むしろ、作家偏重かもしれません。
みなさんは、いかがでしょうか?
606
Aki*****2013年4月7日 14:19
>>593
【Re: 新人!新人!新人!】
なかなか地味ですよね、新人市場。
逆に、これからが期待というところなのでしょうか?
605
Aki*****2013年3月24日 13:59
>>604
【Re: Re: 三上延(みかみ・えん)??】
コメントありがとうございます。
遠くない将来に読んでみたいところです。
ミステリに関して何か情報がありましたら、またよろしくお願いします。
604
nkjbnw2013年3月18日 18:01
>>603
【Re: 三上延(みかみ・えん)??】
二月二十二日に四巻が発行されました。
五巻もありそうですがそろそろ後半だと著者があとがきで云っています。
603
Aki*****2013年3月10日 13:59
>>590
【Re: 三上延(みかみ・えん)??】
どうやら、シリーズ第4作である「ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ 」(メディアワークス文庫)が2013年2月に刊行されているようです。
江戸川乱歩の膨大なコレクションに関する話で、しかも、初の長編だそうです。
期待できそうですが?
602
Aki*****2013年2月24日 19:18
>>599
【Re: 2013年も】
読むべき作品はたくさん残っているので、心強いところではあります。
601
Aki*****2013年2月10日 21:32
>>591
【◎飛鳥部勝則(あすかべ・かつのり)】
絵画や美術と絡むという極めて明確・明瞭な特徴のあるこの作家の作品を、まとめて、かなり徹底して読んでみました。評価は以下のとおりです。(順番は読んだ順番です)
殉教カテリナ車輪(1998年) :+++
バベル消滅(1999年) :++
砂漠の薔薇(2000年) :++
冬のスフィンクス(2001年) :+++
ラミア虐殺(2003年) :++
N・Aの扉(1999年) :++
ヴェロニカの鍵(2001年) :+++
バラバの方を(2002年) :++
レオナルドの沈黙(2004年) :+++
誰のための綾織(2005年) :+++
鏡陥穽(2005年) :++
堕天使拷問刑(2008年) :++
黒と愛(2010年) :++
全体として、一部例外があるものの、「怪奇」「ホラー」「パニック」「残虐」といったキーワード(一部は、「本格」どころか、「ミステリ」とさえ呼べない)。そして、もともと学校の先生だったというご経験からか、高校生・中学生程度の若者が主人公か主人公に近い役割を果たすことが多い。そして最後の特徴は「あれ」ですかね(ネタバレに近いのでかけません)。これらを受け入れられるかどうかではないでしょうか? 個人的には、十分には受け入れられず、上に挙げた4つのキーワードの傾向の弱いものが、高い評価につながっているような気がします。逆に、「++」の評価のものは、「ホラー」系統が好きな方にはおすすめかもしれません。また、「高校生・中学生」というのも、正直苦手だなあ。
あとは、やや「ダラダラ感」の強い作品が多いかもしれません。
高い評価をした作品をいくつか取り上げます。
○殉教カテリナ車輪
この作品は、図像学を応用した極めて目新しい作品で、なるほどと思わせます。トリックも納得のいくものです。
○ヴェロニカの鍵
おかしな感じと本格性が程よくミックスされた作品で、残酷なシーンもあまりなく、人が次々と殺されるわけでもなく、よくできていると思います。
○レオナルドの沈黙
不可能性が抜群に優れており、その盛り上げ方がうまい(とともに、作品中にも書かれているが、ある面から見ると不可能性が強いのだが、別の面から見るとそうではない、という点も優れている)と思います。「霊媒師」「降霊会」などは倉知淳の「過ぎ行く風はみどり色」を思い出します。また、本格ものの文法に則っているのは好ましく感じました(名探偵もの、読者への挑戦)。最後に、「さかさま」という言葉へのこだわりに、「虚無への供物」を感じました。
たくさん読んでいる割に短くてすみませんが、以上です。
さて次は、一般的にはどれほど有名なのかよくわかりませんが、やはり鮎川賞系作家である(鮎川賞そのものの受賞者ではありませんが)、女性の作品を読んでみたいと思います。
600
Aki*****2013年1月27日 13:00
>>598
【Re: 東西ミステリーベスト100】
(国内)1位は「獄門島」(1949年)、2位は「虚無への供物」(1964年)、3位は「占星術殺人事件」(1981年)。
みなさんにとって、この結果はいかがですか?
599
Aki*****2013年1月14日 00:21
>>596
【2013年も】
よろしくお願いします。
まだまだ、いろいろと読んでいきます。
598
Aki*****2012年12月31日 00:27
>>597
【東西ミステリーベスト100】
次の本が刊行されています。
東西ミステリーベスト100
週刊文春平成25年1月4日臨時増刊号
文藝春秋編
死ぬまで使えるブックガイド。
「死ぬまで使える」とは大きく出たものですが、内容は確かに面白い。
いうまでもなく、このような「ベスト100」的なものは、ある種の「お祭り」でしかありませんので、絶対的な評価とは必ずしも結びつきません。しかし、「ガイド」としては十分に有用であり、初心者の方にはもちろん、ある程度ミステリを読んでいる方にも楽しめる内容です。
例えば、好きな作品の解説を見てなるほどなるほど、とか、逆になんという的はずれな説明だと腹を立てたり。また、ある作品の順位が適切だとか不適切だとか。さらには、なぜあの作品が入っていないのだ、とか。
1985年の前回の文春ベスト100との比較も面白いですし、他の「ベスト100」などとの比較も面白いでしょう。
活用の仕方は人それぞれですが、拒絶するようなたぐいの企画ではないと考えています。
それでは、また来年。
597
Aki*****2012年12月16日 10:00
>>587
【横溝正史全小説案内】
次の本が刊行されています。
横溝正史全小説案内
昭和探偵小説研究会・編
洋泉社
従来の金田一ものばかりではないオールジャンル別作品解説・作品一覧や、希少価値のある再録に特徴があります。
ただ、気になるのは、前にも書きましたが、「杉本カバー」の取り上げ方。あまりに、粗雑です。今後の文献を期待するしかないですね。
また、「オールジャンル」はいいのですが、やはり、由利先生ものについては、どうしても物足りない。これも、今後の「由利先生本」に期待するしかないですね。
横溝文献はあとを絶ちませんが、だんだんと「二番煎じ」ではなく、今までにない特徴を出しつつあるようです。この本も、面白い文献ですので、ぜひ、書店でご覧ください。
596
Aki*****2012年12月2日 13:58
>>595
【Re: Re: 2013年に向けて】
「森博嗣2」も計画はあるのですが、なかなかためらわれるのです。
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(1078〜1775)
村田和人(むらた・かずひと)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(723〜1027)