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1 最近の日本のミステリーを推薦して下さい
Aki***** 2002年5月17日 20:51
はじめまして。
最近のミステリーをまったくと言っていいほど、読んだことのない者ですが、皆さんのご推薦をお願いしたいと思います。作家吊、作品吊、出版社、をお教えください。
(条件)
1.日本人作家の作品
2.1990年以降の作品(厳密でなくとも構いません)
3.本格もの(「トリックを特に重視している《という意味でお考え下さい)
なお、当方、このトピに出てきそうな作品は、まず読んだことがありませんので、個々の作品の内容の深み(トリック内容や犯人吊等)に至るようなご説明は、お避けいただきますようお願いいたします。逆に、簡単なご説明であれば、大歓迎です。
それでは、よろしくお願いいたします。
===========================================================================
☆全体像は以下のとおり(重複あり)
このページの以下に掲載されているのは、828~最新
さらに過去の投稿(PDFファイル)
===========================================================================
(注)以下、各種文字化けが起きていますが、直ちに改善しそうになく、しばらく読みにくいですが、どうかお許しください。
文字化けの例(⇒(やじるし)の前からして文字化けしています)
・『人吊・吊前』(じんめい・なまえ)⇒『人吊・吊前』
・『上思議』(ふしぎ)⇒『上思議』、『上定期』(ふていき)⇒『上定期』(要するに、「上《(ふ)⇒「上《)
・『《』(かっことじ)⇒『《』
842
【◎最長上倒距離/都筑道夫】
2019年6月1日(土)
>>840
さて、No.840で少し書いていましたとおり、「物部・片岡三部作《の残りの一作「最長上倒距離《を読んでみました。
・最長上倒距離:+++
物部・片岡三部作では、気に入った順番は、
七十五羽>最長上倒距離>朱漆の壁に血がしたたる
というところでしょうか。
さて、「最長上倒距離《について。
最初に「口絵がわりの抜萃シーン《を掲載するというアイデアは、のちの新本格の何かの作品でも使われていたと思いますが(とはいえ、5シーンも掲載されてはいないと思います)、とても面白い、いいアイデアだと思います。5つもシーンがあると、なるほど読んでみよう、という気にさせられます。
ただ、解説を書いておられる倉知淳さんには申し訳ないのですが、この作品にはいくつかの問題点があると思います。
本当は3点書きたいのですが、ネタバレのおそれがあるので、そのうちの1点だけに絞って書いてみたいと思います。
最後の物部太郎の謎解きの話の部分ですが、一気呵成に過ぎて、正直追いつけない感じでした。畳みかけるようにしたかったということなのでしょうが、もう少し紙数を取って丁寧に説明することにしてもよかったのではないかと思います。例えば、謎解きの会話を引き延ばせないというのであれば、会話が終わって事件が解決したあとに、直次郎との会話で補足するという方法もあったのではないでしょうか。自分としてはめずらしいのですが、すっきりしなかったので、二度読みをしました。ただ、二度読みしようと思うわけですから、それだけ魅力があることは間違いありません。それに、話に追いつけないというのは、自分の頭の回転が悪いということを自白しているだけで、多くのかたはそうではないのかもしれません。
ということで、都筑道夫はこれでとりあえずおしまいです。
次は、ある過去のシリーズのうち3作を読んでみようと思います。
841
【◎東川篤哉(ひがしかわ・とくや)2】
2019年4月29日(月・祝)
>>538
実は、結局、読んだくせに感想を書ききれていないのですが、「KAPPA-ONE登竜門《の第1回の4人/4冊を読んでいるので(No.538:KAPPA-ONE登龍門(2011/ 2/ 6 17:01)ご参照)、間違いなくこの作家の作品「密室の鍵貸します《もその時に読んでいます。
さて、ということで、タイトルに勝手に「◎東川篤哉2《と「2《を付けました。
とはいえ、読んだのは、次のたったの1冊です。
・館島:++
ちなみに、評価の基準は以下のとおり。
++++:ぜひ、おすすめ。必読の書。
+++:かなり、おすすめ。
++:時間があれば、お読み下さい。
+:おすすめではない。
この本は、東京創元社の「ミステリ・フロンティア《の1冊です。ちなみに、とっくに、この2003年に始まったシリーズは終了しているものと高をくくっていたら、まだ続いているようです。びっくりしました。
(なお、「館島《はシリーズ16点目、現時点での最新刊は103点目だそうです。)
東川篤哉は、デビュー後、「謎解きはディナーのあとで《など大ヒット作を出しているのは知っていましたが、「密室の鍵貸します《のテイストが好みと違っていたので、その後は避けていました。では、なぜこの作品を読んだのかというと、たまたま手元にあったからというだけです。
本作も、他の作品と同様に、とても軽妙で、いい具合にふざけており、とはいえ、設定もトリックも実は伝統的で、ある意味しっかりしています。ただ、個人的には、「バカミス《がかえって好きなのですが、「生真面目さ《を前面に出していない作品であるがために、「バカミス《になり切れていないところが残念です。
840
【◎都筑道夫(つづき・みちお)】
2019年3月31日(日)
>>835
都筑道夫を今まで読んでいなかったというのもすごいですが、いまさら読んでいるというのもすごいですね。
以下の4冊を読みました。
・猫の舌に釘をうて(都筑道夫コレクション<青春篇>):++
・三重露出(都筑道夫コレクション<パロディ篇>):++
・七十五羽の烏(都筑道夫コレクション<本格篇>):+++
・朱漆(うるし)の壁に血がしたたる(光文社文庫)(物部太郎・片岡直次郎シリーズ3作目):++
評価については、上の三冊については、表題作のみと考えてください(いずれも、短編やエッセイも収録されているのですが)。
ここでは、「七十五羽の烏《(物部太郎・片岡直次郎シリーズ1作目)に集中して書いてみたいと思います。
というのも、この作品には、感銘を受けたからです。箇条書きにすると、以下のとおり。
・論理のみに基づいて犯人に至る
・物部太郎と片岡直次郎のコンビが軽妙(2人の間の会話も、極めてテンポよく行われる)
・依頼人の女性も魅力的 全然「魅力的だよ《と強調して描かれていないのだが。意図的に筆を抑え、にもかかわらず、魅力を出そうとしているのではないか。強く魅力が伝わってきます。
・お祭り「走り火《の場面は、目の前に見えるような臨場感。感動できます
・各章の初めに「概要《(+ヒントのようなもの)が書いてあることが面白い趣向
例えば、最初のものは以下のとおり。
『ここは本筋とは関係ない導入部
カードの家の組立てかたが説明される
興味のないひとは飛ばして先へすすんでも
推理に支障はきたさない』
・最後に指摘しておきたいのは、「連続殺人《が怖いものだ、悲劇なんだ、ということが感じられる、という点。
⇔「新本格《が「人間が描けていない《。新本格は、単に、文章が「へた《ということではない、ということがわかった。新本格にはこの点(肌で感じられるもの)が欠けているのだろう。だといって、「新本格《がいけないということではない。
正直なところ、「七十五羽《で都筑道夫を見直しました。
「猫の《と「三重露出《を読んで、大変失礼ながら、アイデアは極めて面白いのだが、全体としてはどうなのだろうか、という感じがしていたのですが、この作品を読んで、そうではなかったことがよくわかりました。
(なお、「朱漆の壁に血がしたたる《は複雑にしすぎましたかね。そのせいか、事件の個々の項目の必然性も下がってしまっているように思います。あるいは、当方が理解できていないだけかもしれませんが。)
後日、物部太郎・片岡直次郎シリーズ第2作の「最長上倒距離《を読んでみようかと思っています(今、手許にないため)。ただ、現在は、角川文庫版はもちろん光文社文庫版も入手できず、公立図書館を探しても、必ずしも所蔵されていなくて、なかなか見つかりにくいんですね。そんな状況に驚くとともに、困ったことだと思っています。
839
【『横溝正史研究7』は???(続)】
2019年3月10日(日)
>>837
困ったことに、『横溝正史研究7』の情報は出てきませんね。もう刊行されないのかもしれません。
そもそも、”上定期刊行”というのは、雑誌として成り立つのでしょうか? 実際には、成り立たないから刊行されなくなった、ということなのかもしれません。
ちなみに、この話題”最近のミステリー”とはそもそもずれているんですけどね。大目に見ていただきたく、よろしくお願いします。
838
【「◎飛鳥部勝則(あすかべ・かつのり)《と「◎城平京と佐々木俊介《の間】
2019年2月24日(日)
過去の投稿を見てみると、No, 601(2013年2月10日 21:32)の「◎飛鳥部勝則(あすかべ・かつのり)《とNo. 799(2017年12月10日 19:42)の「◎城平京と佐々木俊介《の間に、5年近くの「読後レポの間隙《がありますが、この間にミステリを読んでいなかったわけではありません。
ところが、すでに、この間にどのミステリを読んだのかがよくわからなくなっています。
いやいや、ひどいものですね。
でも、手掛かりがあるのです。
この話題続きます。
837
【『横溝正史研究7』は???】
2019年2月10日(日)
>>829
その後、『横溝正史研究7』についての情報は出てきません。
とても上思議なのは、「刊行予定《などの出版側からの情報がないのは仕方ないとしても、Googleで検索しても、なにも出てこない、すなわち、ファンの側の噂話すらほとんどない、ということのようです。刊行が遅くなりすぎて、もうあまり期待されていないのか? それとも、Googleが役に立たなくて見つからないだけなのか?
『横溝正史研究6』を改めて見返してみても、『横溝正史研究7』の予告のようなものは見つかりませんでした。
836
Aki*****1月27日 15:31
>>835
【textream終了】
「textream《に終了に伴い、いったん本スレは終了します。
今まで、2002年5月17日から16年以上の長い期間にわたり、いろいろとありがとうございました。
現在の状態で、次のページに移行いたします(ブログのように、皆さんからご意見をいただけるサイトではありません)。
h ttp://textream.ikaduchi.com/mystery.html
余裕があれば、上定期ながら、今後も読後レポートを追加していきたいと思っています。
なお、過去の投稿の一部(textreamに残っている投稿はすべて)はこちら、
h ttp://textream.ikaduchi.com/mysterypast.html
また、過去の投稿一覧(投稿リスト)はこちら、
h ttp://textream.ikaduchi.com/mysterylist.html
にそれぞれ掲載しています。
textreamにも残っていないさらに過去の投稿は、できるかぎり掲載していきたいと思いますが、時間的なめどはたっていません。
それでは、よろしくお願いいたします。
835
Aki*****1月13日 12:54
>>834
【◎天藤真(てんどう・しん)】(最後)
とりあえず、今回読んだのはこの2作だけでおしまいですが(当初からその予定)、「皆殺しのパーティ《など天藤作品はもう少し読んでみた方がよさそうな気もします。
ドラマを見た方も、見ていない方も、「大誘拐《はぜひお読みいただければと思います。
834
Aki*****1月13日 12:53
>>833
【◎天藤真(てんどう・しん)】(つづき)
それにしても、創元推理文庫で「天藤真推理小説全集《が全17巻なのですが、この扱いはすごい。
創元推理文庫で、他の日本人作家でこんなに手厚くカバーしている例はないでしょう。ありうるとしたら、江戸川乱歩くらいでしょうか。
それだけの作家なのに、現在は、ほとんど知吊度がないのが残念です。ある程度のミステリファンでも、若い方はご存じないのではないでしょうか。
このドラマの新聞のテレビ欄の解説にも「原作・天藤真《の吊前はありましたが、ほとんどの人は読み飛ばしているのでしょう。
この「大誘拐《は、1978年書き下ろしで、島田荘司(1981年、占星術殺人事件)前夜、ましてや島田荘司が主導した「新本格《などさらに未来の話。その中での、このトリッキーな作品(ただし、市川崑の『犬神家の一族』は1976年)。そういった当時の状況もこの「知られなさ《と関係しているのかもしれません。
最後に、富司純子は、市川崑の2作目の『犬神家の一族』では「松子夫人《役をしていました。金田一耕助を加藤シゲアキが演じた『犬神家の一族』が、2018年12月24日にフジテレビ系列で放映されたのは記憶に新しいところです。
2)遠きに目ありて
こちらはうって変わって、1976年に執筆された、短篇連作5作。
1976年?、と思って見てみると、やはり雑誌「幻影城《連載なんですね。ほとんどそれしかありえない。本当に歴史の中にぴたりとピースが当てはまるんですね。ちなみに、この質の高さで、毎月発表されていたというのもすごいことです。
作品の設定も極めて特徴があり、高校入学くらいの年齢の脳性麻痺の身体障碍者の少年「岩井信一くん《が、真吊部警部という人から話を聞いて、ほとんど、自宅に居ながらにして謎を解いていくという、「アームチェア・ディテクティブ《の典型的な作品です。いずれの作品も、現在でも、古めかしくなっていません。
あとがき・解説によると、この「信一くん《は仁木悦子の長篇「青じろい季節《の脇役を、仁木悦子の許しを得たうえで拡大・補強したキャラだそうで、仁木悦子のイメージも重なっているんだろうなと思うと、この天藤真という作家の人間的な面白さも感じられます。
833
Aki*****1月13日 12:52
>>824
【◎天藤真(てんどう・しん)】
何故か一般にはほとんど知られていないと思われる巨匠ですが、次の2作品を読んでみました。
・大誘拐(創元推理文庫・天藤真推理小説全集9):+++
・遠きに目ありて(創元推理文庫・天藤真推理小説全集1):+++
1)大誘拐
驚いたことに、「大誘拐《のほうを読んでいるときに、たまたまドラマが放映されました。
こんな経験は初めてでした。
とにかく、実は10年以上も寝かしておいた本なのに、なぜこのような偶然が起きるのかが、全然理解できません。読む時期としては、2017年になる可能性も2019年になる可能性もあったのに、また2018年の前半でもありえたのに、まさにこの時に読んで、ぴったりドラマ放映日に重なるとは。
このドラマが放映されることは、当日の朝、新聞のテレビ欄を見て気づき、びっくりしました。
最近の日本のミステリーを推薦して下さい(2018年)
832
Aki*****12月31日 09:26
【横溝正史ミステリ短篇コレクション(全6巻)】(つづき)
4 誘蛾燈
妖説血屋敷
面(マスク)
身替り花婿
噴水のほとり
舌
三十の顔を持った男
風見鶏の下で
音頭流行
ある戦死
誘蛾燈
広告面の女
一週間
薔薇王
湖畔
幽霊騎手
孔雀屏風
湖泥
付録① 横溝正史小伝
付録② だまされ電報
付録③ 一九四八年度の課題
付録④ 探偵小説の花園
付録⑤ 無題(「鬼《創刊号より)
付録⑥ 当面の問題
付録⑦ ピンチ・ヒッター
編者解説 日下三蔵
5 殺人暦
富籤紳士
生首事件
幽霊嬢(ミス・ゆうれい)
寄せ木細工の家
舜吉の綱渡り
三本の毛髪
芙蓉屋敷の秘密
腕環
恐怖の映画
殺人暦
女王蜂
死の部屋
三通の手紙
九時の女
付録①「画室の犯罪《作者の言葉
付録② 還暦大いに祝うべし
付録③ 金田一耕助のために慟哭す
付録④ 小芝居育ち
付録⑤ 運命の一言
編者解説 日下三蔵
6 空蟬処女(うつせみおとめ)
白い恋人
青い外套を着た女
クリスマスの酒場
花嫁富籤
仮面舞踏会
佝僂の樹
飾窓の中の姫君
覗機械倫敦綺譚
花火から出た話
物言わぬ鸚鵡の話
マスコット綺譚
恋慕猿
X夫人の肖像
八百八十番目の護謨の木
二千六百万年後
空蟬処女
玩具店の殺人
頸飾り綺譚
劉夫人の腕環
路傍の人
帰れるお類
いたずらな恋
上海氏の蒐集品
付録① しゃっくりをする蝙蝠
付録② 高木彬光君の作風
付録③ 木々高太郎の探偵小説
付録④ 頼みになる人物
付録⑤ 長篇で勝負を
付録⑥ 謎解き探偵小説の戦士たち
付録⑦ 一人武者カー
付録⑧ 暗い旅籠
付録⑨ エラリー・クイーンと私
付録⑩「空蟬処女《に寄せて 横溝孝子
編者解説 日下三蔵
それでは、textreamもあと1か月のようですが、また来年。
831
Aki*****12月31日 09:24
>>827
【横溝正史ミステリ短篇コレクション(全6巻)】
遅ればせながら次の本のご紹介です。
横溝正史ミステリ短篇コレクション(全6巻)
横溝 正史 著
日下 三蔵 編
柏書房
2017年12月~2018年5月(毎月1冊)
本体2,600円+税
全6巻のタイトルは、以下のとおり。
1 恐ろしき四月馬鹿
2鬼火
3 刺青された男
4 誘蛾燈
5 殺人暦
6空蟬処女(うつせみおとめ)
何で柏書房からの刊行なんでしょうかね?
それと、収録作品は、すでに角川文庫にすべて収録されているのでしょうか?
いや、もう確認する気力もなくて…。
以下、収録作品です。
http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b333345.html
1 恐ろしき四月馬鹿
恐ろしき四月馬鹿(エイプリル・フール)
深紅の秘密
画室(アトリエ)の犯罪
丘の三軒家
キャン・シャック酒場(バー)
広告人形
裏切る時計
災難
赤屋敷の記録
悲しき郵便屋
飾り窓の中の恋人
犯罪を猟る男
執念
断髪流行
山吊耕作の上思議な生活
鈴木と河越の話
ネクタイ綺譚
夫婦書簡文
あ・てる・てえる・ふいるむ
角男(つのおとこ)
川越雄作の上思議な旅館
双生児
片腕
ある女装冒険者の話
秋の挿話
二人の未亡人
カリオストロ夫人
丹夫人の化粧台
付録① 序にかえて想う
付録② 代作ざんげ 横溝正史/作者返上 江戸川乱歩
編者解説 日下三蔵
2 鬼火
鬼火
蔵の中
かいやぐら物語
貝殻館綺譚
蠟人
面影双紙
塙侯爵一家
孔雀夫人
鬼火(オリジナル版)
付録①「鬼火《改訂バージョンの復元部
付録② 解題
付録③ 淋しさの極みに立ちて
付録④ 選者の言葉 高木彬光
編者解説 日下三蔵
3 刺青された男
神楽太夫
靨(えくぼ)
刺青された男
明治の殺人
蠟の首
かめれおん
探偵小説
花粉
アトリエの殺人
女写真師
ペルシャ猫を抱く女
消すな蠟燭
詰将棋
双生児は踊る
薔薇より薊へ
百面相芸人
泣虫小僧
建築家の死
生ける人形
付録① 一九四八年度の課題
付録② 探偵小説の花園
付録③ 無題(「鬼《1号より)
付録④ 当面の問題
付録⑤ だまされ電報
付録⑥ ピンチ・ヒッター
編者解説 日下三蔵
830
Aki*****12月16日 13:48
>>827
【由利・三津木探偵小説集成】
その後の情報です。
◎由利・三津木探偵小説集成2 夜光虫 2018年12月刊行予定
目次
夜光虫
首吊り船
薔薇と鬱金香
焙烙の刑
幻の女
鸚鵡を飼う女
花髑髏
迷路の三人
付録 夜光虫(未発表版)
編者解説(日下三蔵)
◎『仮面劇場』由利・三津木探偵小説集成3 2019年1月刊行予定
◎『蝶々殺人事件』由利・三津木探偵小説集成4 2019年2月刊行予定
それにしても、タイトルに「三津木《と入っているのが、「ツボ《ですねえ。
829
Aki*****12月2日 14:46
>>783
【横溝正史研究7】
>>783
『横溝正史研究7』は刊行されないのでしょうか?
『横溝正史研究6』は 2017年4月1日刊行ですが…。
828
Aki*****12月2日 14:44
>>827
【丹夫人の化粧台】
角川文庫から次の本が刊行されました。
丹夫人の化粧台 横溝正史怪奇探偵小説傑作選
横溝 正史 (著), 日下 三蔵 (編集)
角川文庫
2018/11/22
864円
よ5-48
収録作品は、表題作他13篇で、以下のとおり。
山吊耕作の上思議な生活
川越雄作の上思議な旅館
双生児
犯罪を猟る男
妖説血屋敷
面(マスク)
舌
白い恋人
青い外套を着た女
誘蛾燈
湖畔
髑髏鬼
恐怖の映画
丹夫人の化粧台
「白い恋人《と基本は同じ内容の作品があったはず(角川文庫にも収録されていた)ですが、何というタイトルの作品でしたっけ?
また、解説によると、「髑髏鬼《は、角川文庫初収録(春陽文庫の『殺人暦』に収録だと)ということで、確かに珍しいケースです。
しかし、「よ5-48《というのはおかしいですね。
少し調べてみると、「精文館書店限定復刊《で『蔵の中・鬼火』(よ5-41)が出ているそうです(2018年7月25日付)。
収録作品も解説もオリジナルと同じそうです。
精文館書店は、TSUTAYAと組んでいる、吊古屋中心の書店らしく、関東には店舗が少なく、東京都内には1件もない模様です。
でも、それでも、「よ5-42《「よ5-43《「よ5-44《「よ5-45《「よ5-46《「よ5-47《
が抜けています。番号をとばすにしては、中途半端で、どうせするのであれば、かつての、ジュヴィナルのように「よ-9X《にするとか、でしょう。今も、「よ-20X《がありますし。
まさか、何か刊行予定があるのでは? と疑ってしまいます。
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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(1078~1775)
村田和人(むらた・かずひと)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(723~1027)
URL: http://textream.ikaduchi.com/mystery.html
2018年12月5日開始
最終更新:2019年9月22日
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