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開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2018年)
1775
Aki*****12月9日 14:23
>>1752
【New Deal Photography掲載の写真家20名】
>>1751-1752でご紹介した『New Deal Photography』ですが、同書の巻末で紹介されている(おそらく、それがほぼイコール、この本に作品が掲載されている)作家20名の名前と生没年を列挙しておきます。
The Photographers
Esther Bubley (1921-1998)
Paul Carter (1903-1938)
John Collier, Jr. (1913-1992)
Marjory Collins (1912-1985)
Jack Delano (1914-1997)
Walker Evans (1903-1975)
Charles Fenno Jacobs (1904-1974)
Theodor Jung (1906-1996)
Dorothea Lange (1895-1965)
Russell Lee (1903-1986)
Carl Mydans (1907-2004)
Alfred T. Palmer (1906-1993)
GordonParks (1912-2006)
Louise Rosskam (1910-2003) and Edwin Rosskam (1903-1985)
Arthur Rothstein (1915-1985)
Ben Shahn (1898-1969)
Roy Emerson Stryker (1893-1975)
John Vachon (1914-1975)
Marion Post Walcott (1910-1990)
なお、Roy Emerson Stryker (1893-1975)は、本来経済学者で、本プロジェクトの企画の中心人物ですが、写真も撮影しているようで、本書にも1点、122ページに次の作品が掲載されています。
Roy Styker
Telephone operator
Telefonist
Opérateur téléphonique
Littlefork, Minnesota, 1937
1774
Aki*****12月2日 14:51
>>1773
【続報:日本写真史1945-2017】(さらにつづき)
「芸術写真」は図版も含めてむほとんどなく、急に「新興写真」へ、しかも「若手」がというような書き方となり、野島・福原・淵上には言及されていません。したがって自然に、浪華写真倶楽部や東京写真研究会にも触れられていません。他方、新興写真研究会、アヴァンギャルド造影集団、前衛写真協会にふれるも、光画にはふれていません。その中で、中山岩太は最も大きく取り上げられています。終りの方で、『NIPPON』は紹介していますが、『FRONT』はでてきません。
やはり、違和感は、家垣鹿之助、椎原治、山脇巌の3人ですかね。
なお、細かいことを1点。
原弘には「グラフィックデザイナー」と説明書きがありますが、伊奈信男が写真家ではなく批評家(写真評論家)であることが記載されていないので、外国の非専門家に対して誤解が生じないか心配です。
さて、まとめますと、要は、短いながらも、全体として、日本とずれている、バランスが日本と異なる、というところです。
これについては、作者を批判しているのではなく、次のような点を知りたいと思っています。要するに次のどちらなのでしょうか?
1.作者のノーナ・フリッチェさんが、個人として日本の一般的な視点と違う視点から戦前の日本写真史を見ている。
2.ヨーロッパ一般(またはイギリス)の見方が、日本国内での見方とずれている。
どちらなのか、飯沢さんに解説を書いて、教えていただきたかったところです。
ついでに、「序章」内の小見出し(3つ)を記載しておきます。
・p8: 1945年までの日本の写真(〜p13)
・p13: 日本の「写真界」(注)内容はほとんど戦後について
・p14: 写真教育(注)内容は戦後もやや含む
そもそも「序章」なので、戦前についてだけを書いているわけではありませんね。
最後に一言。
原著副題の「Ravens & Lipstick」(鴉と赤い口紅(深瀬昌久と石内都))ですが、序章冒頭でもわざわざ副題を付けた理由を解説しているくらいで、作者の視点を示す重要な語句であり、日本語訳でも残したらよかったと思うのですが。なお、本書の写真作品につけられたキャプションによると、深瀬昌久の写真集では、漢字は「鴉」ではなく「烏」ですね。
1773
Aki*****12月2日 14:49
>>1772
【続報:日本写真史1945-2017】(つづき)
18 土門拳 室生寺弥勒堂釈迦如来坐像左手(部分) 1943年頃(cDōmon Ken Museum of Photography, Sakata-city, Yamagata)
(注)「Dōmon」の「ō」は「ママ」です。
20 松本栄一 長崎要塞司令部の建物板壁に残った兵士の影 1945年(Coutesy Tokyo Photographic Art Museum)
23 濱谷浩 終戦の日の太陽 1945年(Courtesy Keisuke Katano, Estate of Hamaya Hiroshi. cKeisuke Katano, Estate of Hamaya Hiroshi)
24 ジェターノ・フェーレイス(アメリカ軍カメラマン) マッカーサーと天皇 1945年(United States Army. Photo Lt. Gaetano Faillace)
なお、土門拳以降は、むしろ戦後の部分(第I章)で触れられていますので、「ご参考まで」です。
また、名取洋之助の作品の選択(欧米に取材した作品も多くある中で、あえて「日本の宿屋」にしている)は、『NIPPON』という雑誌を考慮した観点なのでしょうか、明らかに西洋から見た視点だなと思います。
他方、本文では、戦前の写真史については13ページに記載があり(なお、序章はp6〜p17の全12ページで、うち文章のページはp7, p8, p13, p14の4ページのみ。しかも、文章の最後のp14はほんの少ししか文章がなく(「写真教育」の部分)、レイアウト的にも奇妙な感じがします)、当然ながら、上記図版とほぼ重なりますが、挙げられている写真家は、本文中の登場順に以下のとおり。
家垣鹿之助(1897-1966)
中山岩太(1895-1949)
安井仲治(1903-1942)
小石清(1908-57)
椎原治(1905-74)
山脇巌(1898-1987)
名取洋之助(1910-62)
木村伊兵衛(1901-74)
伊奈信男(1898-1978)
原弘(1903-86)
1772
Aki*****12月2日 14:47
>>1765
【続報:日本写真史1945-2017】
先にご紹介した本ですが、詳しく見ることができました。
この本では、戦前の部分にはほんの少ししかふれられていないので、その部分について書くのは、本来は正しくないと思いますが、少しだけ書いてみます。しかも、19世紀ははずして、20世紀前半の部分についてのみ。その期間に対してしか、当方の能力では書くことができませんので。
まずは、掲載図版リスト。
最初の数字はページ数、最後のカッコ内は、巻末の図版クレジット(突如出てくる「c」はコピーライトの「マルc」の代わりです)
6 家垣鹿之助 無題 1930年代(Tate, London 2018)
9 中山岩太 ・・・・ 1933年(Courtesy the Estate of Nakayma Iwata and MEM, Tokyo. cThe Estate of Nakayama Iwata)
9 安井仲治 犬 1935年()
(注)巻末「図版リスト」のクレジットによると、この安井の作品も、その上の中山作品と同じクレジットになっていますが、おそらく、それは間違いで、すぐ下の安い作品のクレジットのほうが正しいと思われます。念のため、空欄にしておきます。
9 安井仲治 凝視 1931年(Courtesy Taka Ishii Gallery Photography/Film, Tokyo)
10-11 小石清 泥酔夢・疲労感 1936年(Coutesy Tokyo Photographic Art Museum. cThe Estate of Koishi Kiyoshi)
12 椎原治 自画像 1930年代(Courtesy the Estate of Shiihara Osamu and MEM, Tokyo. cThe Estate of Shiihara Osamu)
15 山脇巌 球体に反射する室内 1932年(Coutesy Tokyo Photographic Art Museum. cThe Estate of Yamawaki Iwao)
16-17 名取洋之助 シリーズ「日本の宿屋」より3点(ullstein bild/Getty Images)
1771
Aki*****11月25日 14:11
>>1769
【マルセル・デュシャンと写真】
書き忘れましたが、
少ないですが、デュシャンにも写真作品があります。
以下のページにあるのがその例でしょう。
h ttps://www.christies.com/lotfinder/Lot/marcel-duchamp-1887-1968-couverture-cigarette-stripped-down-cigarette-5371981-details.aspx
h ttps://theartstack.com/artist/marcel-duchamp/cigarette-covers
今回の展覧会には含まれていません。
むしろ、今回大きく取り上げられている「ローズ・セラヴィ」(第1部第3章)の関係で、マン・レイが撮影した女装したデュシャンの写真などは、森村泰昌を50年以上もさかのぼってやっていたのか、という感じだし(ちなみに森村作品でマン・レイのようにシャッターを押していたのは誰?)、「《モンテカルロ債権》のために髭剃り用の泡を付けたデュシャン」もふざけた写真作品(モデル)であるし、写真の観点からも面白い人ですね。
1770
Aki*****11月25日 14:10
>>1765
【抽象の力】
次の本がつい最近刊行されたようです。
抽象の力 (近代芸術の解析)
岡崎 乾二郎
亜紀書房
2018/11/23
4104円
高階秀爾と浅田彰の推薦文があり、目次は以下のとおり。
【目次】
第I部 抽象の力 本論
第II部 抽象の力 補論
第III部 メタボリズム-自然弁証法
第IV部 批評を招喚する
岡崎さんといえば、20世紀の当時から、言葉の使い手、大いなる論客、本書も極めて期待できます。
ただし、当方が、その内容を理解でき、その内容に対応できれば、の話ですが。
1769
Aki*****11月18日 14:10
>>1768
【「マルセル・デュシャンと日本美術」について】(さらにつづき)
最後に、本展のキュレーターはどなたなのでしょうか?
展覧会カタログ(日本語訳。この本は、「本書はフィラデルフィア美術館監修・企画による国際巡回展「デュシャン 人と作品」(The Essential Duchamp)開催に合わせて発行する出版物である」と記載されており、厳密には、展覧会カタログではありません。日本展の作品リストも掲載されていませんし、図版に降られた番号と出展作品番号も一致していませんし、出展作品のすべての図版が掲載されているわけでもありません(逆に、出展されていない写真作品も掲載されていたりします))の巻末の記載を見てみますと、
日本語監訳:中尾拓哉
日本語翻訳:奈良博
日本語版編集協力:松嶋雅人、鬼頭智美
とあり、最後のお二人がそのようですね。
松嶋さんは、「学芸研究部調査研究課絵画・彫刻室 研究員等 専門分野:日本絵画」
h ttps://webarchives.tnm.jp/researcher/personal?id=68
鬼頭さんは、「学芸企画部広報室 室長 専門分野:博物館学、普及広報」
h ttps://webarchives.tnm.jp/researcher/personal?id=39
だそうです。
西洋美術、ましてや、20世紀美術のご専門ではないので、極めてご苦労されたのではないかと想像しています。
なお、このカタログ(に該当する本)に掲載されているが、出展されていない写真作品(1950年まで)の作家は、次の3人です。
p.78:ドニーズ・ベロン(Denise Bellon, 1902-1999)1938
p. 96:ヘルマン・ランツホッフ(Hermann Landshoff, 1905-1986)1942
p. 100およびp. 113:フレデリック・キースラー(Frederick Kiesler, 1890-1965)1942と年記載なし(1945以前)
それにしても、当分の間、日本国内で、この規模でのデュシャン展が開催されることはないでしょうね。
まだの方は、ぜひ。
1768
Aki*****11月18日 14:10
>>1767
【「マルセル・デュシャンと日本美術」について】(つづき)
しかも、撮影者の中には、マン・レイ、アルフレッド・スティーグリッツ、チャールズ・シーラーと言った人も含まれているのですが、必ずしも一般的に有名とは言えない写真家(制作者)も多いことが、とても面白いと思いました。そういう写真家のみ(しかも、1950年まで)を、以下列挙します。
No. 24:ハインリヒ・ホフマン(Heinrich Hoffmann, 1885-1957)1912
No. 30:ジョン・D・シフ(John D. Schiff, 1907-1976)1949頃
No. 33-No. 36:アンリ=ピエール・ロシェ(Henri Pierre-Roché, 1879-1959)1917-18
No. 50:シュザンヌ・デュシャン(Suzanne Duchamp, 1889-1963)あるいはジャン・クロッティ(Jean Crotti, 1878-1958)1919-20頃
No. 95:エセル・プリース(Ethel Pries, n.d.)1946
No. 101:パーシー・レインフォード(Percy Rainford, 1901-1976)1945
No. 102-No.103:マヤ・デレン(Maya Deren, 1917-1961)1945
No. 106:ゲオルク・ケルガー(George Karger, 1902-1973)1946
なお、例えば、No. 24の写真は、一般の写真館で撮影したデュシャン本人の肖像写真だそうですが、そんな撮影者も誰かが確認されていて、しかも、生没年もわかっているというのは、そこまでデュシャン周りの情報の確認が進んでいるということを示しているのでしょう。すごいことです。
1767
Aki*****11月18日 14:07
>>1766
【「マルセル・デュシャンと日本美術」について】
東京国立博物館では極めて珍しい西洋美術(しかも20世紀)の企画ということで、行ってきました。割と混んでいたので(同じ上野の、ルーベンス、ムンク、フェルメールに比べれば、混んでいるなどとは言えないのでしょうが)、来ている皆さんは、通常の東京国立博物館の客層とは異なっていたのではないかと思います。
内容としては、代表作(レプリカを含む)も多く、楽しめたのですが、次のような点が気になりました。
・「マルセル・デュシャン」展ではなく、「マルセル・デュシャンと日本美術」展だったにもかかわらず、「日本美術」(第2部)の部分があまりに貧弱であったこと。この点は、客層が実質的に「マルセル・デュシャン」展を期待していたのではないかと思いますので、結果的には問題ではなかったのかもしれませんが、だとしたら、「日本美術」など初めからつけなければよかったのに、と思うくらいでした。ただ、第2部として、展覧会カタログが別に制作されていたので、そちらには詳しい内容があったといえるのかもしれません。
・全然本質的ではありませんが、せっかくフィラデルフィア美術館から企画を呼んだのですから(しかも、このあと、ソウルとシドニーにも巡回するそうです)、フィラデルフィア美術館で制作されているデュシャン関係の「グッズ」も相当に来ているのではないかと期待していたのですが、ポストカード(しかもこれは日本で制作?)以外はまったくありませんでした。ただ、デュシャンご本人が、そういうものの管理にかなり厳格そうなので、フィラデルフィアにそもそも「グッズ」がないのか、あるいは、アメリカ国外への提供が禁じられているのかもしれません。例えば、レプリカのレプリカ(「大ガラス」や「泉」のミニチュアとかキーチェイン)は、「デュシャンの作品」になるのか?
ところで、展示の特徴として感じたのは、写真作品が効果的にうまく使われていたということです。
確かに、デュシャンの作品というのは必ずしも数が多くないので(作家としても活動期間も意外に短い。6年程度だそうです)、写真を入れ込むことで、作品数も増え、展示方法にも工夫ができ、結果、展示に厚みができていたと思います。
1766
Aki*****11月11日 15:17
>>1764
【マルセル・デュシャンと日本美術】
次の展覧会が開催中です。
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
平成館 特別展示室第1室・第2室 2018年10月2日(火) 〜 2018年12月9日(日)
h ttps://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1915
h ttp://www.duchamp2018.jp/
さすが、展示作品リストも掲載されています。
h ttps://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5691
大規模なデュシャン展は、たいへん久しぶりだと思います。
また、「美術館」ではなく「博物館」で開催されるという点も大きな特徴で、期待できます。
なお、特設サイト(duchamp2018.jp)は、会期満了後、間もなくなくなってしまうんでしょうね。残念です。
1765
Aki*****11月4日 17:24
>>1763
【『日本写真史』の英語版】
>>1762-1763でご紹介した『日本写真史』の英語版をご紹介します。
Amazon情報です。まもなく発行です。
Ravens and Red Lipstick: Japanese Photography since 1945
Lena Fritsch
Publisher: Thames & Hudson; 1 edition (November 13, 2018)
Language: English
ISBN-10: 9780500292877
ISBN-13: 978-0500292877
ASIN: 0500292876
h ttps://www.amazon.com/dp/0500292876
1764
Aki*****11月4日 17:23
>>1718
【岡上淑子展】
>>1718
20世紀後半ですが、次の展覧会が開催予定です。
岡上淑子 フォトコラージュ 沈黙の奇蹟
会期:2019年1月26日(土)〜4月7日(日)
会場:東京都庭園美術館(本館+新館ギャラリー1)
休館日:第2・第4水曜日(2/13、2/27、3/13、3/27)
開館時間:10:00–18:00 (入館は閉館の30分前まで)
*3/29、3/30、4/5、4/6は、夜間開館20:00まで開館(入館は19:30まで)
h ttps://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/190126-0407_okanoue.html#highlight
>>1718でご紹介した高知県立美術館(2018年01月20日[土] - 2018年03月25日[日](担当学芸員は茂木 恵美子/松本教仁/板原るみの3氏)からの巡回です。
庭園美術館の担当学芸員は、神保京子さん。元東京都写真美術館の学芸員だった方です。
期待しています。
1763
Aki*****10月28日 14:44
>>1762
【日本写真史 1945-2017】(つづき)
ギャラリー・テラ自体は、現在もまだあります。
h ttp://terra2010.com/?page_id=357
しかし、2011年以降の情報しか掲載されていないので、この企画または家垣鹿之助の詳細については不明です。
他方、「Yagaki Shikanosuke」とローマ字で検索すると、ロンドンのテートギャラリーやニューヨークのMoMAがヒットします。
h ttps://www.tate.org.uk/art/artists/shikanosuke-yagaki-14410
h ttps://www.moma.org/artists/7710
海外の方が情報を出してきている、というこの状況にはまいります。
テートギャラリーのサイトをもう少し調べますと、次の作品が見つかりました。これが、今回の書籍に掲載されている作品ですね。
h ttps://www.tate.org.uk/art/artworks/yagaki-untitled-street-p79900
このページに家垣鹿之助についての簡単な説明も掲載されています。
家垣鹿之助に限らず、日本でも、もっと戦前の日本写真史について、今まで出されていない情報を書籍やウエブサイトを通じて出していっていただきたいと思います。まだまだこの分野の情報は絶対的に不足しています。
それにしても、飯沢さんは、本当に精力的に仕事をなさる方だと、僭越ながら感心します。
ちなみに、続篇として1945年以前を対象とした日本写真史は出ないでしょうか?
家垣鹿之助の例からすると、日本で刊行されている「日本写真史」とはひと味違うものが出来上がることが期待できるように思います。
最後に、本書の目次です。(とはいえ、非常に簡単なものしかないので、これでは何も内容はわかりませんが)
序章
1 戦後のトラウマ
2 映像派
3 新しい自由な写真表現
4 ガーリーフォト
5 現代日本の写真
1762
Aki*****10月28日 14:41
>>1753
【日本写真史 1945-2017】
大変面白い本が最近出ました。
日本写真史 1945-2017 ヨーロッパからみた「日本の写真」の多様性
レーナ・フリッチュ(Lena Fritsch)・著、 飯沢耕太郎・監修
青幻舎
2018/10/19
¥ 5,940
日本写真史の本をヨーロッパの人が書くということがすごいと思いますが、ヨーロッパでの日本写真史に対する関心の高まりを象徴するような本かと思います。
そして、戦後の日本写真史についてだけの本だろうと思っていると、「序章」で戦前についても少し触れられています。
戦前について掲載されている写真作品は、
中山岩太
安井仲治2点
小石清(泥酔夢・疲労感)
椎原治
山脇巌
名取洋之助3点
土門拳
そして、原爆についての松本栄一さんの作品
戦後は、濱谷浩さんの、例の「太陽」の作品で始まるという、飯沢先生の写真史に慣れた者にとっては、おなじみの流れです。
ところが、この本の「扉」の前(向かい)のページに、次の作品が掲載されており、大いに驚きました。
家垣鹿之助 無題 1930年代(巻末の図版クレジットは、「Tate, London」となっています。)
家垣鹿之助(やがき・しかのすけ、1897-1966)は、当方は恥ずかしながら、まったくぴんと来ない写真家名です。日外アソシエーツの『日本の写真家』(839名)にも掲載されていません。
日本の美術館で開催されたグループ展でも、今まで取り上げられたことはないのではないか、と思います。
かつて、京都のギャラリーで展覧会が開催されているようですが、それだけかもしれません。
h ttp://d.hatena.ne.jp/manrayist/20090613
h ttps://blog.goo.ne.jp/noroya1/e/a82e882d6806b3af0499cf7e5fb24798
テラ10周年記念企画展「家の記憶」
会期: 2009年6月9日--6月21日 11:00-18:00 月曜休
会場: ギャラリーテラ
京都市中京区寺町二条下ル榎木町98-7
電話 075-257-1755
1761
Aki*****10月21日 13:56
>>1734
【森堯之写真展 「朝鮮・1939年」】
JCIIフォトサロンで、また驚きの企画です。
森堯之写真展「朝鮮・1939年」
2018年11月27日(火)〜12月25日(日)
写真77点(全作品モノクロ)をニュープリントで展示
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2018/20181127.html
12月9日(日)には、トークショーもあります。
クロストーク
「森堯之(もりたかゆき)と日本工房」
2018年12月9日(日) 14:00〜16:00
「江川佳秀氏(徳島県立近代美術館)が画家・森について、堀宜雄氏(福島県立美術館)が日本工房での活躍について、本展企画担当の白山眞理が今回の展覧会準備の過程でわかったことなどをお話し致します。」
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/academy/lectures/2018/20181209.html
それにしても、森堯之(1915-1944)とは驚いています。瀧口修造の「前衛写真協会」のメンバーであるということは知っていましたが、それだけで、その作品は目にしたことがありません。本企画に強く期待します。ただ、個人的には、今回の日本工房の作品だけではなく、「前衛写真協会」の傾向の作品も目にしてみたいところです。
昨年2017年末の山端祥玉といい、一昨年2016年末の華北交通といい、それ以前の各年の企画といい、年末のJCIIは毎年要注意です。
1760
Aki*****10月14日 15:51
>>1759
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その7・最後)
編集 セゾン美術館、山岸享子
編集協力 横江文憲 笠原美智子 森山朋絵 三橋純予 富田茂男
カヴァー・デザイン 松永真
エディトリアル・アート・ディレクション 木下勝弘
エディトリアル・デザイン 梯耕治
制作 東美デザイン
発行 セゾン美術館 リブロポート
印刷 (株)光村原色版印刷所
製本 (株)山田大成堂
1759
Aki*****10月14日 15:50
>>1758
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その6)
11章 内的世界の表現
Minor Whiteマイナー・ホワイト(1908-1976)
Harry Callahanハリー・キャラハン(b.1912)
Josef Sudekヨセフ・スデック(1896-1976)
William Egglestonウィリアム・エグルストン(b.1939)
Robert Adamsロバート・アダムス(b.1937)
12章 戦争写真
Robert Capa(André Friedmann)ロバート・キャパ(1913-1954)
William Eugene Smithウィリアム・ユージン・スミス(1918-1978)
Josef Koudelkaヨセフ・クーデルカ(b.1938
13章 ファッション写真
Martin Munkácsi(Martin Marmorstein)マーチン・ムンカッチ(1896-1963)
Irving Pennアーヴィング・ペン(b.1917)
Helmut Newtonヘルムート・ニュートン(b.1920)
Robert Mapplethorpeロバート・メイプルソープ(1946-1989)
14章 新しい写真の流れ
Andy Warholアンディ・ウォーホル(1928-1987)
Starn Twinsスターン・トゥインズ(b.1961)
Bernhardt and Hilla Becherベルンハルト&ヒラ・ベッヒャー(b.1931 and b.1934)
Tina Barneyティナ・バーニー(b.1945)
Barbara Krugerバーバラ・クルーガー(b.1945)
Cindy Shermanシンディ・シャーマン(b.1954)
Christian Boltanskiクリスチャン・ボルタンスキー(b.1944)
全88名(ビソン兄弟は「2名」、スターン・トゥインズも「2名」、ベッヒャー夫妻も「2名」と、それぞれ数えた。「作者不詳」は人数に含まず)
(なお、その後亡くなった写真家について没年を追加したりしていません。)
1758
Aki*****10月14日 15:49
>>1757
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その5)
Karl Strussカール・ストラス(1886-1981)
7章 近代写真の出発
Alfred Stieglitzアルフレッド・スティーグリッツ(1864-1946)
Paul Strandポール・ストランド(1890-1976)
Edward Westonエドワード・ウェストン(1886-1958)
8章 モダニズムの萌芽
Alexandr Makhailovich Rodchenkoアレクサンドル・ミハイロヴィチ・ロドチェンコ(1891-1956)
Ei Lissitzkyエル・リシツキー(1890-1941)
László Moholy-Nagyラースロ・モホリ=ナジ(1895-1946)
Man Ray(Emmanuel Rudnitsky)マン・レイ(1890-1976)
André Kertészアンドレ・ケルテス(1894-1985)
9章 ヨーロッパのドキュメンタリー写真
Jean-Eugène-Auguste Atgetジャン=ウジェーヌ=アーギュスト・アジェ(1857-1927)
August Sanderアウグスト・ザンダー(1876-1964)
Brassaï(Gyula Halàs)ブラッサイ(1899-1984)
Bill Brandtビル・ブラント(1904-1983)
Henri Cartier-Bressonアンリ・カルティエ=ブレッソン(b.1908)
10章 アメリカのドキュメンタリー写真
Walker Evansウォーカー・エヴァンス(1903-1975)
Weegee(Arthur Fellig)ウィージー(1899-1968)
Helen Levittヘレン・レヴィット(b.1918)
Robert Frankロバート・フランク(b.1924)
Diane Arbusダイアン・アーバス(1923-1971)
Lee Friedlanderリー・フリードランダー(b.1934)
Garry Winograndゲリー・ウィノグランド(1928-1984)
Joel Sternfeldジョール・スターンフェルド(b.1944)
1757
Aki*****10月14日 15:48
>>1756
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その4)
5章 異国へのまなざし
Francis Frithフランシス・フリス(1822-1898)
James Robertsonジェイムス・ロバートソン(active 1852-1865)
Claude-Joseph-Désiré Charnayクロード=ジョセフ=デジレ・シャルネー(1828-1915)
Auguste Salzmannオーギュスト・ザルツマン(1824-1872)
John Murrayジョン・マリー(1809-1898)
John Thomsonジョン・トムソン(1837-1921)
Felice Antonio Beatoフェリス・アントニオ・ベアト(c.1830-1906)
Timothy H. O’Sullivanティモシー・H. オサリヴァン(1840-1882)
William Bradfordウィリアム・ブラッドフォード(1823-1892)
John L. Dunmoreジョン・L. ダンモア(dates unknown)
George Critchersonジョージ・クリチャーソン(dates unknown)
William Henry Jacksonウィリアム・ヘンリー・ジャクソン(1843-1942)
6章 ピクトリアリズム
Henry Peach Robinsonヘンリー・ピーチ・ロビンソン(1830-1901)
Peter Henry Emersonピーター・ヘンリー・エマーソン(1856-1936)
Thomas Frederick Goodallトーマス・フレデリック・グッドール(1857-1944)
Frederick Henry Evansフレデリック・ヘンリー・エヴァンス(1853-1943)
Alvin Langdon Coburnアルヴィン・ラングドン・コバーン(1882-1966)
Gertrude Stanton Kasebierガートルード・スタントン・ケーゼビア(1852-1934)
Edward Jean Steichenエドワード・ジャン・スタイケン(1879-1973)
Heinrich Kühnハインリッヒ・キューン(1866-1944)
George H. Seeleyジョージ・H. シーリー(1880-1955)
1756
Aki*****10月14日 15:46
>>1755
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その3)
2章 19世紀の肖像写真
David Octavius Hillディヴィッド・オクタヴィアス・ヒル(1802-1870)
Robert Adamsonロバート・アダムソン(1821-1848)
Nadarナダール(1820-1910)
Julia Margaret Cameronジュリア・マーガレット・キャメロン(1815-1879)
3章 フランス初期の巨匠たち
Camille de Silvyカミーユ・ド・シルヴィ(active 1858-1869)
Henri-Victor Regnaultアンリ=ヴィクトール・ルニョー(1810-1878)
Charles Nègreシャルル・ネーグル(1820-1880)
Bisson Frèresビソン兄弟(Louis-Auguste Bissonルイ=オーギュスト・ビソン(1814-1876)、Auguste-Rosalie Bissonオーギュスト=ロザリー・ビソン(1826-1900))
Edouard-Denis Baldusエドゥアール=ドゥニ・バルデュス(1813-c.1882)
Charles Marvilleシャルル・マルヴィル(1816-c.1879)
Attributed to Bruno Braquehaisブリュノ・ブラッケ?(active 1850-1874)
Adolphe Braunアドルフ・ブラウン(1812-1877)
Charles Hippolyte Aubryシャルル・イポリット・オーブリー(1811-1877)
4章 19世紀の風景・静物写真
Gustave Le Grayギュスターヴ・ル・グレイ(1820-1882)
Roger Fentonロジャー・フェントン(1819-1862)
Carleton Eugene Watkinsカールトン・ユージン・ワトキンス(1829-1916)
1755
Aki*****10月14日 15:44
>>1754
【表現としての写真一五〇年の歴史】(その2)
10章 アメリカのドキュメンタリー写真
アメリカン・ドキュメントの様式 アン・タッカー(Anne Tucker)
ウォーカー・エヴァンス「写真」(1969)から
11章 内的世界の表現
内面の光景 ベン・リフソン(Ben Lifson)
マイナー・ホワイト「メモラブル・ファンシーズ」(1952, 1957)から
12章 戦争写真
争いの場面 ディヴィッド・メロー(David Mellor)
ロバート・キャパ『ちょっと、ピンボケ』(1947)から
13章 ファッション写真
流行の形体 ディヴィッド・メロー(David Mellor)
ヘルムート・ニュートン『男性不在の世界』(1984)から
14章 新しい写真の流れ
永遠に新しきもの:現代写真、ある歴史的展望 ベン・リフソン(Ben Lifson)
ヴァルター・ベンヤミン「複製技術の時代における芸術作品」(1936)から
作家解説・作品リスト
技法解説
写真史年表
Index
======
本書は以下の展覧会開催に際して出版された。
「表現としての写真 150年の歴史」
1990年3月3日―4月1日、セゾン美術館
主催:セゾン美術館/朝日新聞社/富士写真フイルム
後援:外務省/文化庁
ゲスト・キュレーター:ダニエル・ウルフ/山岸享子
(全273点)
======
1章 写真の黎明期
William Henry Fox Talbotウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット(1800-1877)
William Benjamin Carpenterウィリアム・ベンジャミン・カーペンター(1813-1885)
Albert Sands Southworthアルバート・サンズ・サウスワース(1811-1894)
Josiah Johnson Hawesジョサイア・ジョンソン・ホーズ(1808-1901)
Charles Isidore Choiselatシャルル・イジドール・ショワズラ(1815-1858)
Stanislas Ratelスタニスラス・ラテル(1824-1893)
Unknown Photographer作者不詳(active 1840s)
1754
Aki*****10月14日 15:43
>>1752
【表現としての写真一五〇年の歴史】
1990年とかなり古いですが、極めて重要な次の展覧会カタログの基本情報を入手しましたので、共有いたします。
表現としての写真一五〇年の歴史(表現としての写真150年の歴史)Art of Photography: 1839-1989
タルボット「自然の鉛筆」から1980年代まで
セゾン美術館(Sezon Museum of Art)
目次
ごあいさつ
序文 ダニエル・ウルフ
Introduction Daniel Wolf
写真表現の展開 山岸享子
1章 写真の黎明期
自然の鉛筆 ボーモント・ニューホール(Beaumont Newhall)
ヘンリー・フォックス・タルボット「魔法の鏡」(1830)から
2章 19世紀の肖像写真
19世紀の肖像写真 ウィル・スタップ(Will Stapp)
ジュリア・マーガレット・キャメロン「ガラスの家の年代記」(1874)から
3章 フランス初期の巨匠たち
フランス初期の巨匠たち ベン・リフソン(Ben Lifson)
ロジャー・フェントン「フランスの写真」(1852)から
4章 19世紀の風景・静物写真
ル・グレイ、フェントン、ワトキンス マイク・ウィーヴァー(Mike Weaver)
フィリップ・ギルバート・ハマートン「写真と絵画の関係」(1860)から
5章 異国へのまなざし
旅行写真 ロバート・A・ソビエゼーク(Robert A. Sobieszek)
フランシス・フリス「芸術としての写真」(1859)から
6章 ピクトリアリズム
絵画的効果 ピーター・C・バネル(Peter C. Bunnell)
サダキチ・ハートマン「新しい造形理論の可能性について」(1910)から
7章 近代写真の出発
「アン・アメリカン・プレイス」 マイク・ウィーヴァー(Mike Weaver)
エドワード・ウェストン「アメリカと写真」(1929)から
8章 モダニズムの萌芽
モダン・ムーヴメント ロバート・シャパーザン(Robert Shapazian)
ラースロ・モホリ=ナジ「新しい視覚器」(1932)から
9章 ヨーロッパのドキュメンタリー写真
ヨーロッパの記録写真様式 ベン・リフソン(Ben Lifson)
アンリ・カルティエ=ブレッソン『決定的瞬間』(1952)から
1753
Aki*****10月7日 14:24
>>1482
【世界の美術家: その生涯と作品】
次の本が刊行予定です。
世界の美術家: その生涯と作品
アンドリュー・クレアム=ディクソン 序文
岡部 昌幸・監修
ペーパーバック: 360ページ
ポプラ社 (2018/11/30)
7560円
「レオナルド・ダ・ヴィンチ、ヤン・フェルメールから伊藤若冲、アンディ・ウォーホル、村上隆まで、古今東西の主要アーティスト181名の人生を網羅」だそうです。
以下、「ポイント」と「目次」。
■ポイント
1フルカラー図版580点以上! 圧倒的情報量で作品の内奥に迫る!
2時代背景や交友関係、絵画技法など、理解が深まるコラムも充実!
3美術家たちの転機が一目でわかる「KEY MOMENTS」収録!
■目次
1500年以前 ジョット/ドナテッロ/ボッティチェリ 他
16世紀 ダ・ヴィンチ/デューラー/ミケランジェロ/ブリューゲル 他
17世紀 カラヴァッジョ/ルーベンス/狩野探幽/レンブラント/フェルメール 他
18世紀 カナレット/伊藤若冲/ゴヤ/ルブラン/カノーヴァ 他
19世紀 葛飾北斎/ドラクロワ/セザンヌ/モネ/ゴーギャン/ゴッホ 他
20世紀前期 ムンク/カンディンスキー/マティス/クレー/ピカソ 他
1945年から現代 ジャコメッティ/ダリ/ベーコン/ポロック/ウォーホル/村上隆 他
以上ですが、う〜ん、同監修者の次の本と、似てませんかね?
世界美術家大全 より深く楽しむために
ロバート・カミング (著)
岡部 昌幸 (日本語版監修)
日東書院
2015年
7020円
(650人を超える作家と、800点を超える図版)
人数も、図版数も負けていますが、大丈夫でしょうか?
実物を期待しましょう。その後に、またご紹介します。
最後に、『世界美術家大全』についての投稿は以下のとおりです。
No. 1396-No.1398
No. 1471-No. 1482
1752
Aki*****9月30日 14:47
>>1751
【New Deal Photography】(つづき)
なお、ニューヨーク近代美術館のオリジナル展の展覧会のカタログは、次のページに掲載されていますので、ご参照ください。
h ttp://moma.org/d/c/exhibition_catalogues/W1siZiIsIjMwMDE4ODIzMyJdLFsicCIsImVuY292ZXIiLCJ3d3cubW9tYS5vcmcvY2FsZW5kYXIvZXhoaWJpdGlvbnMvMzQzMyIsImh0dHA6Ly9tb21hLm9yZy9jYWxlbmRhci9leGhpYml0aW9ucy8zNDMzP2xvY2FsZT1mciJdXQ.pdf?sha=1e4e703d3d563c5c
ちなみに、同じ内容で出版社が異なるということかもしれませんが、『New Deal Photography』には次のISBNもありますので、ご注意ください。
ISBN-13: 978-3836540704
(Amazon.co.jpにも2冊挙がっています。)
さて、「FSAプロジェクト展」を開催するとなると、上記の展覧会の会場だった「青山ベルコモンズ」はすでになくなってしまっていますし、「G.I.P.Tokyo」は最近どういう活動しているか不明ですから、結局、また東京都写真美術館に期待するしかないのかもしれません。「なんでも写真美」では申し訳ないのですが。
1751
Aki*****9月30日 14:45
>>1748
【New Deal Photography】
Photo Leagueに続いてFSAプロジェクトに関する情報です。
少し前ですが、次の本が刊行されています。
New Deal Photography: USA 1935-1943 (Bibliotheca Universalis)
Peter Walther
Taschen
ハードカバー: 605ページ
ISBN-13: 978-3836537117
2016
h ttps://www.taschen.com/pages/en/catalogue/photography/all/05502/facts.new_deal_photography_usa_19351943.htm
Farm Security Administrationの活動と写真作品を紹介する書籍で、400点もの写真作品が掲載されているとのことです。
網羅的な紹介が期待できます。何人の写真家の作品が含まれているのでしょうか?
ちなみに、和書では、次の文献がありますので、ご紹介します。
ビターイヤーズ写真展 : 1935-1941 : アメリカ苦悩の時代
倉持和江, 安部忍, ガブリエル・ボーレ編集
G.I.P.Tokyo
1996年12月18日-1997年1月8日:青山ベルコモンズ
Edward steichen編集“The bitter years 1935-1941 USA"(1962年)の東京展
主催: 青山ベルコモンズ, 共同通信社
論文: 「ビターイヤーズ1935-1941」展に寄せて / 倉持悟郎著, エドワード・スタイケンとビターイヤーズ / ジョアンナ・スタイケン著
1750
Aki*****9月24日 08:38
>>1648
【『カメラと機関車』その後】
>>1649(2017年10月22日)
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、『鉄道名著集成解題』を確認しました。
しかし、吉川速男以外の3人の名前の読み方や、その方々の詳細については記載がありませんでした。
なお、『カメラと機関車』関係の投稿は、以下のとおりです。
1647〜1645【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』】
1650〜1648【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』追加情報】
1749
Aki*****9月16日 16:08
>>1738
【百貨店の展覧会】
次の本が刊行されています。
百貨店の展覧会
昭和のみせもの1945-1988
志賀健二郎
筑摩書房
2018
2500円
百貨店における展覧会を研究するとは、「巻末資料」も含めて、大変貴重な文献です。
ただ、「昭和の」というサブタイトルであるように、当方が最も関心を持っている1990年代(いわゆる「失われた10年」)がカバーされていないことが残念です。どのように百貨店系美術館が広まっていき(学芸員・研究員などはどうしたのか?)、2000年前後に、どのように百貨店系美術館が収束に向かっていったのか(p174に少しだけ記述がありますが)、という点を、ご自身のご経験(小田急グランドギャラリー)に基づき、概観していただきたかったところです。
また、例えば、巻末資料の「表3-1 百貨店で開催のドキュメント写真やライカの展覧会(1950年代)」「表3-2 百貨店で開催の日本人写真家の個展(戦後〜1950年代)」のように、昭和のなかでもさらにもっと古い時代、特に「戦後」をカバーしている場合も多く、写真展に関しては、1970年代、1980年代に関心があるので(1978年のツァイト・フォト・サロン、1979年のフォト・ギャラリー・インターナショナルから、1988年の川崎市市民ミュージアム、1989年の横浜美術館、1990年の東京都写真美術館(一次開館)に向かう流れ。ととも、PPS通信社やGIPの役割など)、この点も残念です。
続篇に強く期待したいと思います。
なお、戦前期についても、同様の研究が書籍として公刊なされないものか、というのは夢のような期待でしょうか?
1748
Aki*****9月9日 16:10
>>1747
【Photo League展】その5(完)
Lou Stoumen
1917–1991, born Springtown, Pennsylvania
Paul Strand
1890–1976, born Manhattan, New York
Rolf Tietgens
1911–1984, born Hamburg, Germany
Elizabeth Timberman
1908–1988, born Columbus, Ohio
David Vestal
Born 1924, Menlo Park, California
John Vachon
1914–1975, born St. Paul, Minnesota
Weegee (Arthur Fellig)
1899-1968, born Zloczów, Galicia, now Ukraine
Dan Weiner
1919-1959, born Manhattan, New York
Sandra Weiner
Born 1921, Drohiczyn, Poland
Bill Witt
Born 1921, Newark, New Jersey
Ida Wyman
Born 1926, Malden, Massachusetts
Max Yavno
1911-1985, born Manhattan, New York
George S. Zimbel
Born 1929, Woburn, Massachusetts
全84名
なお、気になるのは、「Tosh Matsumoto, 1920–2010, born Vacaville, California」という日系人の存在ですね。
情報を探してみましょう。
なお、本展、開催できるとしたら、東京都写真美術館だけかもしれません。
1747
Aki*****9月9日 16:09
>>1746
【Photo League展】その4
Ruth Orkin
1921–1985, born Boston, Massachusetts
Marion Palfi
1907–1978, born Berlin, Germany
Bea Pancoast
1924–2004, born Manhattan, New York
Sol Prom (Solomon Fabricant)
1906–1989, born Brooklyn, New York
David Robbins
1912–1981, born United States
Walter Rosenblum
1919–2006, born Manhattan, New York
Edwin Rosskam
1903–1985, born Munich, Germany
Arthur Rothstein
1915–1985, born Manhattan, New York
Rae Russel
1925–2008, born Brooklyn, New York
Edward Schwartz
1906–2005, born Brooklyn, New York
Joe Schwartz
Born 1913, Brooklyn, New York
Ann Zane Shanks
Born 1927, Brooklyn, New York
Lee Sievan
1907–1990, born Manhattan, New York
Larry Silver
Born 1934, Bronx, New York
Aaron Siskind
1903–1991, born Manhattan, New York
W. Eugene Smith
1918–1978, born Wichita, Kansas
Fred Stein
1909–1967, born Dresden, Germany
Ralph Steiner
1899–1986, born Cleveland, Ohio
Louis Stettner
Born 1922, Brooklyn, New York
Erika Stone
Born 1924, Frankfurt, Germany
1746
Aki*****9月9日 16:06
>>1745
【Photo League展】その3
Sidney Kerner
Born 1920, Brooklyn, New York
Gabriella Langendorf
Born Vienna, Austria
Arthur Leipzig
Born 1918, Brooklyn, New York
Rebecca Lepkoff
Born 1916, Manhattan, New York
Jack Lessinger
1911–1987, born Manhattan, New York
Leon Levinstein
1910–1988, born Buckhannon, West Virginia
Sol Libsohn
1914–2001, born Manhattan, New York
Jerome Liebling
1924–2011, born Manhattan, New York
Richard Lyon
1914–1994, born Manhattan, New York
Sam Mahl
1913–1992, born Manhattan, New York
Jack Manning
1920–2001, born Manhattan, New York
Phyllis Dearborn Massar
1916–2011, born Seattle, Washington
Tosh Matsumoto
1920–2010, born Vacaville, California
Sonia Handelman Meyer
Born 1920, Lakewood, New Jersey
Lisette Model
1906–1983, born Vienna, Austria
Barbara Morgan
1900–1992, born Buffalo, Kansas
Lida Moser
Born 1920, Manhattan, New York
Arnold Newman
1918–2006, born Manhattan, New York
Marvin E. Newman
Born 1927, Bronx, New York
1745
Aki*****9月9日 16:03
>>1744
【Photo League展】その2
Jack Delano
1914–1997, born Voroshilovka, Ukraine
Robert Disraeli
1905–1988, born Cologne, Germany
Arnold Eagle
1909–1992, born Budapest, Hungary
John Ebstel
1922–2000, born Philadelphia, Pennsylvania
Myron Ehrenberg
1907–1977, born Boston, Massachusetts
Eliot Elisofon
1911–1973, born Manhattan, New York
Martin Elkort
Born 1929, Manhattan, New York
Morris Engel
1918–2005, born Manhattan, New York
Harold Feinstein
Born 1931, Coney Island, New York
Godfrey Frankel
1912–1995, born Cleveland, Ohio
George Gilbert
Born 1922, Brooklyn, New York
Leo Goldstein
1901–1972, born Kishinev, Russia
Sid Grossman
1913–1955, born Manhattan, New York
Rosalie Gwathmey
1908–2001, born Charlotte, North Carolina
Lewis Wickes Hine
1874–1940, born Oshkosh, Wisconsin
Morris Huberland
1909–2003, born Warsaw, Poland
N. (Nathan) Jay Jaffee
1921–1999, born Brooklyn, New York
Consuelo Kanaga
1894–1978, born Astoria, Oregon
Sy (Seymour) Kattelson
Born 1923, Manhattan, New York
1744
Aki*****9月9日 16:00
>>1724
【Photo League展】
また、ひさびさに、「開催してほしい展覧会」です。
以前も書いたのではないかと思いますが、フォト・リーグ展(1936-1951)、ぜひ開催をお願いしたい。
取り上げられるべき作家は、以下のとおりです。
こんな情報がネット上にあるのですねえ。ニューヨークの The Jewish Museumジューイッシュミュージアムの情報です。
h ttps://web.archive.org/web/20130115200620/http://www.thejewishmuseum.org/photoleague-artists
Artists of the Photo League
Berenice Abbott
1898–1991, born Springfield, Ohio
Alexander Alland
1902–1989, born Sevastopol, Ukraine
Lucy Ashjian
1907–1993, born Indianapolis, Indiana
Marynn Older Ausubel
1912–1980, born New Haven, Connecticut
Lou Bernstein
1911–2005, born Manhattan, New York
Nancy Bulkeley
Born United States
Rudy Burckhardt
1914–1999, born Basel, Switzerland
Angela Calomiris
1916–1995, born Manhattan, New York
Vivian Cherry
Born 1920, Manhattan, New York
Bernard Cole
1911–1982, born London, England
Larry Colwell
1901–1972, born Detroit, Michigan
Ann Cooper
Born 1912, Manhattan, New York
Harold Corsini
1919–2008, born Manhattan, New York
1743
Aki*****9月2日 14:19
>>1742
【デッサンよりも油彩?】
素人的には、どうしても、「デッサンよりも油彩」ということになり、デッサン集は仮に出版しても売れない、ということなのかもしれません。
1742
16@エンガワちゃん8月27日 07:46
>>1741
安井曽太郎は、油彩よりデッサンの方が有名なイメージだけどなぁ
美大生はけっこー影響を受けてるんじゃないかな。
僕も画集で初めて見て衝撃を受けたけど、何故か新刊が刷られないんです(*T^T)
1741
Aki*****8月26日 13:34
>>1740
【安井曾太郎】
ご投稿ありがとうございます。
安井曾太郎(1888-1955)は、ほとんど知らないのですが、これだけ有名でも、デッサン集となるとないのですね。
1740
16@エンガワちゃん8月24日 23:19
あと展覧会ではないけど
安井曾太郎のデッサン画集を新しく発行して欲しいな
1739
16@エンガワちゃん8月24日 23:14
Paul Wunderrlich × 佐々木豊
1738
Aki*****8月19日 14:17
>>1737
【復刻版 週刊サンニュース】
刊行から時間がたっている、しかも、1945年以降の話題ですみませんが、せっかくなのでご紹介。
実物を早く見たいものです。
復刻版 週刊サンニュース
全4巻
白山眞理 監修
発売日 2017/11/22
判型 B4判 ISBN 978-4-336-06212-3
Cコード 3302
定価 95,040円 (本体価格88,000円)
h ttp://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336062123/
h ttp://www.kokusho.co.jp/catalog/9784336062123.pdf
目次
第1巻 第1号〜第7号
第2巻 第8号〜第20号
第3巻 第21号〜第29号
第4巻 第2巻第1号(第30号)〜第2巻第12号(第41号)
別巻 解説・参考資料・全巻総目次
1737
Aki*****8月13日 10:04
>>1736
【マン・レイ 軽さの方程式】
次の本が刊行されています。
マン・レイ 軽さの方程式
木水千里
三元社
2018年
4500円
h ttp://www.sangensha.co.jp/allbooks/index/459.htm
どんな内容なのか、早く見てみたいものです。
1920年代、1930年代当時の日本との関係についても、深く考察していたいだけていたらいいのですが(第2部?)。
[目次]
序論 7
1 部 マン・レイの非芸術的活動 15
1 章 モード写真 ――境界の芸術家 16
2 章 ポートレート写真 ――芸術界への参入のための戦略 48
2 部 シュルレアリストとしてのマン・レイ受容 77
1 章 シュルレアリストの写真理解 78
2 章 写真キャプションとしてのシュルレアリスム 107
3 部 芸術の価値基準 ――フランス・ドイツ・アメリカのモダニズムとポストモダニズム 131
1 章 一九二〇・三〇年代のマン・レイの写真についての記事を通してみるフランス型モダニズム 132
2 章 マン・レイのレイヨグラフとモホリ=ナジのフォトグラムの比較から考察するドイツにおけるモダニズム 154
3 章 一九七〇年代以降のマン・レイの再評価からみるアメリカ型モダニズムとポストモダニズム 174
4 部 マン・レイにおける芸術の価値基準 193
1 章 永続する作品 ――映画作品とモード写真をやめた理由 194
2 章 一九六〇年代の作品を永続させる方法 ――一九六六年の大回顧展にみる歴史化の拒否 216
3 章 一九七〇年代の作品を永続させる方法 ――晩年のレプリカ制作と「アルファベット」三部作 248
5 部 結論 美術史におけるマン・レイの位置づけ ――抽象と具象のトランス・アトランティック 291
あとがき 323
註 1
参考文献 39
引用図版出典 54
1736
Aki*****8月5日 14:35
>>1735
【5歳の子どもにできそうでできないアート】(つづき)
第5章 人々/怪物(全20点)
叫び エドヴァルド・ムンク 1893年
フアン・グリス アメデオ・モディリアーニ 1915年
新しい天使 パウル・クレー 1920年
女 アンドレ・マッソン 1925年
読書 パブロ・ピカソ 1932年
人質の頭部 ジャン・フォートリエ 1944年
ダンディ ジャン・デュビュッフェ 1948年
女I ウィレム・デ・クーニング 1950〜52年
ほか12点
索引
図版クレジット
20世紀前半で、30人・30点です。
本のタイトルを見ると、軽い読み物なのかと思いがちですが、実は、見開き2ページで1作家1作品を取り上げた、わかりやすい近現代美術入門です。
各章のはじまりの見開きのページでは、その章で取り上げた作品のサイズを比較した一覧図が付いていることが大変面白いと思います。
ただ、いつもコメントとして同様のことを書いていますが、こういう美術書において、作家名・作品名の欧文表記を書籍内に記載していただきたいと、強く願っています。
ちなみに、とりあげるべきなのに抜けている作家がかなりいます。まったく網羅的ではありませんが、すぐに気づいたものとしては、例えば、以下のとおり(特に20世紀後半は、思い付きです)。
ジョルジョ・デ・キリコ
コンスタンティン・ブランクーシ
ジョルジュ・ブラック
ピエト・モンドリアン
マン・レイ
フアン・グリス
マックス・エルンスト
フランティセック・クプカ
エル・リシツキー
ヨーゼフ・ボイス
ゲルハルト・リヒター
など
以前ご紹介した、『20世紀の美術家500/木下 哲夫・訳/美術出版社/2000年』でも足りないのですから、やはり、100点では足りるはずはありませんね
1735
Aki*****8月5日 14:33
>>1731
【5歳の子どもにできそうでできないアート】
少し昔の本ですが、手にすることがあったのでご紹介します。
5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き
スージー ホッジ (著), Susie Hodge (原著)
田中 正之 日本語版監修
訳者 藤村奈緒美、難波道明、徳永優子
東京美術
2017年
2300円+税
原題:Why Your Five Year Old Counld Not Have Done That(2012、Quitessence)
目次および、1950年までの作品のみリストアップします。
目次
はじめに
第1章 オブジェ/玩具(全21点)
ロブスター電話 サルバドール・ダリ 1936年
貫かれた時間 ルネ・マグリット 1938年
ロブスターの罠と魚の尾 アレクサンダー・カルダー 1939年
ほか18点
第2章 表現/殴り書き(全21点)
即興21A ワシリー・カンディンスキー 1911年
包丁で切る…… ハンナ・ヘッヒ 1919〜20年
頭部(生物的形態による抽象) ハンス・アルプ 1929年
イロンデル・アムール ジョアン・ミロ 1933〜34年
絵画 ヴォルス 1946〜47年
ワンメントI バーネット・ニューマン 1948年
チーフ フランツ・クライン 1950年
ワン:ナンバー31 ジャクソン・ポロック 1950年
ほか13点
第3章 挑発/かんしゃく(全17点)
魔術司教のコスチューム フーゴ・バル 1916年
泉 マルセル・デュシャン 1917年
神 モートン・シャンバーグ 1917年頃
抽象的構成 アレクサンドル・ロトチェンコ 1918年
カコジル塩酸の眼 フランシス・ピカビア 1921年
毎年 アーシル・ゴーキー 1947年
ほか11点
第4章 風景/遊び場(全21点)
白の上の白 カジミール・マレーヴィチ 1918年
工場 モーリス・ユトリロ 1923年
不調和のカウンター・コンポジションXVI テオ・ファン・ドゥースブルフ 1925年
釣りに行くアーサー・ダヴ 1925年
イクィヴァレント(等価) アルフレッド・スティーグリッツ 1929年
ほか16点
1734
Aki*****7月29日 13:54
>>1733
【モスクワでの中山岩太展】
これも終了後で申し訳ありませんが、次の展覧会が開催されました。
IWATA NAKAYAMA
MODERNISM IN JAPANESE PHOTOGRAPHY
MULTIMEDIA ART MUSEUM, MOSCOW
MUSEUM "MOSCOW HOUSE OF PHOTOGRAPHY"
MOSCOW, 18.05—22.07.2018
h ttp://www.mamm-mdf.ru/en/exhibitions/modernism-in-japanese-photography/
As part of the Photobiennale 2018 and Japan-Russia Year of Culture
Curators: Olga Sviblova, Anna Zaitseva
Collection of the Iwata Nakayama Foundation
Courtesy of the Hyogo Prefectural Museum of Art
(モスクワ現代美術館)
h ttps://imaonline.jp/articles/global_news/20180525iwata-nakayama/
兵庫県立美術館が企画しているようで、MEMも協力しているようです。
何点展示されているのかもわかりませんが、このような企画がモスクワで開催されたということ自体が、驚きです。
1733
Aki*****7月22日 15:48
>>1725
【「吉田謙吉写真展」&「金丸重嶺vs名取洋之助」】
終了した写真展2件をご紹介。大変恥ずかしながら、事前にご紹介できませんでした。
いずれも、JCIIフォトサロンでの開催です。
吉田謙吉写真展「満洲風俗・1934年」
2018年4月3日(火)〜5月6日(日)
展示点数:約150点
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2018/20180403.html
金丸重嶺vs名取洋之助――オリンピック写真合戦 1936
2018年6月5日(火)〜7月1日(日)
展示点数: 約81点 (金丸38点、名取43点)
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2018/20180605.html
1732
Aki*****7月16日 09:22
>>1731
【デ・キリコ「ヘクトールとアンドロマケーの別れ」】
>>1731の『アート・ウォッチング2』の15番のデ・キリコの項目ですが、>>1723でご紹介した
大原美術館所蔵『ヘクトールとアンドロマケーの別れ』
(Ettore e Andromaca, Hector and Andromache)
が図版とともに掲載されています(p97)。
(1918年、キャンヴァスに油彩、118×74cm)
なるほど、デ・キリコの作品として有名な図像(図柄・イメージ)ですが、どうも腑に落ちない点があります。ひと言でいうと、1910年代のデ・キリコの他の作品と比べて「ポップに過ぎる」ということです。
・色が鮮やか
・線がくっきり
・背景がダリのようなあざやかなグラデーションになっている
・定規が多い
この話題続きます。
1731
Aki*****7月8日 16:53
>>1726
【アート・ウォッチング2】
ずいぶん昔の本ですが、最近次の本を見ました。
アート・ウォッチングArt Watching 2
「近代美術編」
[監修・執筆]中村英樹・谷川渥
美術出版社
1994年
1922円+税
『BT/美術手帖』1993年11月号増刊「アート・ウォッチング2:近代美術編」の改装新版として編集されたもの
日本の美術館を訪問してみよう、という観点から、日本の美術館の所蔵作品を取り上げている本です。
そして、この本には、近代美術から20人のアーティストが取り上げられています。
以下のとおりです。
1.フィンセント・ファン・ゴッホ
2.ワシリー・カンディンスキー
3.ヘンリー・ムーア
4.ポール・ゴーギャン
5.オーギュスト・ロダン
6.グスタフ・クリムト
7.クロード・モネ
8.ポール・セザンヌ
9.ジョルジュ・ブラック
10.パブロ・ピカソ
11.コンスタンティン・ブランクーシ
12.ピエト・モンドリアン
13.マルセル・デュシャン
14.マン・レイ
15.ジュルジュ・デ・キリコ
16.ルネ・マグリット
17.サルバドール・ダリ
18.パウル・クレー
19.ジュアン・ミロ
20.フェルナン・レジェ
申し上げたかったのは、この書籍の刊行後25年近くたっていますが、日本の美術館は、「近代美術」について、この域から全然前に進んでいないな、ということです。悲しい気分です。
なお、「ジュルジュ・デ・キリコ」ですが、当方の誤入力ではありません。また、目次も本文も「ジョルジュ」となっているので、「誤植」でもないのかもしれません。
1730
Aki*****7月1日 14:10
【キーワードで読む現代日本写真】(さらにさらにつづき)
百々俊二 大阪を舞台に重量級の写真集を次々に刊行
殿村任香 体を張った「究極の私写真」
長島有里枝 家族を通して「女性の視点」を浮かび上がらせる
中平卓馬 純粋にラジカルであり続けようとした写真家
蜷川実花 時代を牽引する写真家に求められるもの
Nerhol グラフィックデザインと写真との境界領域
野口里佳 現実世界に潜む「不思議な力」を探求しつづける
野村恵子 メランコリーな気配の漂う新作
野村佐紀子 闇に溶け込んでいく男性ヌード
畠山直哉 震災を契機に写真家としてのあり方を問い直す
秦雅則 何が出てくるか予測不可能な「不思議な生きもの」
林典子 ニュー・フォト・ジャーナリズムの旗手として
原美樹子 宙を漂う6×6判スナップショット
原芳市 日常とエロスとが境目なく混じりあう写真世界
菱田雄介 時代の変わり目を全力疾走で見つめ続ける
深瀬昌久 いま甦る「私写真」の極限値
藤岡亜弥 哀しく、愛らしく、不気味な人間の生のかたち
古屋誠一 亡き妻の「記憶」を問いつづける
本城直季 ジオラマ化した世界像を提示し続ける
ホンマタカシ 独特のバイアスがかかった「ニュー・ドキュメンタリー」
増山たづ子 ダムに沈む村を撮り続けた「カメラばあちゃん」
松江泰治 地誌的な視点で世界各地の風景をスキャンする
村越としや 湿り気のある風土を、確信を持って撮り続ける
森村泰昌 何者かに「成りきる」ことの凄み
森山大道 普遍的な「路上の経験」の視覚化
やなぎみわ 写真に物語性を導入して新風を吹き込む
山崎博 「世界を測る」コンセプチュアル・フォト
山谷佑介 路上スナップの現在形を更新する
横田大輔 画像の物質性への徹底したこだわり
吉永マサユキ 「記念写真」から溢れ出るエロス
米田知子 国際派の写真家の新たな問いかけ
榮榮&映里 中国と日本のカップルの新たな写真の展開
グループ展・企画展
おわりに
おもな写真賞受賞者
写真関連年表
1729
Aki*****7月1日 14:10
>>1728
【キーワードで読む現代日本写真】(さらにつづき)
レビュー
浅田政志 「家族写真」の新たな可能性を探る
新井卓 ダゲレオタイプのモニュメント性を活かす
荒木経惟 “天才アラーキー”は何度でも甦る
有元伸也 高度に練り上げられたスナップ/ポートレート
石内都 記憶を物質化する営み
石川直樹 「同化、受容」を基本とする写真家のあり方
石川竜一 沖縄から登場した、抜群の身体能力の持ち主
石元泰博 アメリカと日本、「両洋の眼」を持つ写真家
インベカヲリ★ 女性たちの自己主張に寄り添う、パフォーマンスの記録
梅佳代 天才スナップシューターの現在形
ERIC 香港人、アジア人としてのルーツを探る
エレナ・トゥタッチコワ ロシア出身の写真家の記憶のタペストリー
大久保潤 「アウトサイダー・フォト」の輝き
大西みつぐ 覚悟を決めて震災後の東京を撮り続ける
大森克己 スナップショットの方法論を模索する
尾形一郎/尾形優 「ディスレクシア」の建築家の視覚世界
奥山由之 新世代の旗手のノスタルジックな写真世界
尾仲浩二 「旅と移動の日々」の副産物
小原一真 原発事故の「その後」を追い続ける
金川晋吾 じわじわと恐怖がこみ上げてくるポートレート
川内倫子 日常の細部を永遠の相で写しとる
川島小鳥 軽やかに、カラフルに世界を捉える
川田喜久治 震災を契機として新作に挑む
北島敬三 「自己消去」のスナップ、ポートレート
蔵真墨 中間距離のスナップショット
齋藤陽道 聾唖の写真家の、みずみずしい「せかいさがし」の成果
笹岡啓子 「風景」の変容を粘り強く問いつづける
志賀理江子 「震災以後の写真」を全身全霊で構築する
篠山紀信 「目ん玉」の欲望に忠実に走り続ける
柴田敏雄 日本の風景写真の到達点をさらに超えて
島尾伸三 軟体動物のように伸び縮みする「私写真」
新津保建秀 デジタル時代の「風景」の再構築
杉本博司 自らのコレクションによる「歴史」の組み替え
鈴木理策 大判カメラで「経験」をまるごと捉える
須田一政 アニミズムを体現した“全身写真家”
高木こずえ 一作ごとに生成と変容を繰り返す
鷹野隆大 ヌードを起点に写真のあり方を再考する
田附勝 「東北」の土着の声を掘り起こす
津田直 シャーマンの呼び声に誘われる旅
東松照明 「戦後写真の巨人」のラスト・メッセージ
1728
Aki*****7月1日 14:08
>>1727
【キーワードで読む現代日本写真】(つづき)
B-24 モノクロームとカラー
[C]賞/コンペティション/制度
C-1 アーカイブ
C-2 伊奈信男賞/三木淳賞
C-3 企業ギャラリー
C-4 木村伊兵衛写真賞
C-5 京都国際写真祭
C-6 自主運営ギャラリー
C-7 写真新世紀
C-8 写真の会賞
C-9 写真美術館
C-10 写真フェスティバル/アートフェア
C-11 写真1_WALL(旧写真ひとつぼ展)
C-12 田淵行男賞
C-13 ツァイト・フォト・サロンと商業ギャラリー
C-14 東京アートブックフェア
C-15 東京都写真美術館
C-16 土門拳賞
C-17 日本写真協会賞
C-18 パリ・フォト
C-19 東川町国際写真フェスティバル/東川賞
C-20 ビジュアルアーツフォトアワード
C-21 文化庁新進芸術家海外研修制度
[D]テーマ/被写体/思想
D-1 『明るい部屋』
D-2 アニミズム
D-3 LGBT
D-4 エロス/タナトス(エロトス)
D-5 沖縄
D-6 キャプション/テキスト
D-7 記録
D-8 決定的瞬間
D-9 現代美術シーンと写真
D-10 こども
D-11 『自然の鉛筆』
D-12 写真雑誌
D-13 写真集
D-14 『写真は魔術』
D-15 『写真論』
D-16 シャーマン/シャーマニズム
D-17 肖像権
D-18 震災
D-19 政治性
D-20 タイトル
D-21 旅
D-22 男性原理と女性原理
D-23 東京
D-24 東北
D-25 日記
D-26 「複製技術の時代における芸術作品」
D-27 ヌード
D-28 枠[フレーム]
[E]ムーブメント
E-1 ガーリー・フォト/女の子写真
E-2 近代写真
E-3 コンストラクテッド・フォト/ステージド・フォト
E-4 コンポラ写真
E-5 写真分離派
E-6 新興写真
E-7 戦後写真
E-8 日本写真
E-9 ニュー・カラー
E-10 ニュー・トポグラフィクス
E-11 ピクトリアリズム/芸術写真
E-12 プロヴォーク
E-13 ベッヒャー派
E-14 網膜派
1727
Aki*****7月1日 14:07
>>1725
【キーワードで読む現代日本写真】
少し前になりますが、次の本が刊行されています。
キーワードで読む現代日本写真
飯沢耕太郎=著
フィルムアート社
発売日:2017年11月24日
四六判変型・上製|456頁(予定)|ISBN 978-4-8459-1701-3|定価:3,800円+税
h ttp://filmart.co.jp/books/society/iizawa_photo_keyword/
基本は現代写真、しかも、21世紀が対象なので、このスレからずれますが、
E-2 近代写真
E-6 新興写真
E-11 ピクトリアリズム/芸術写真
のような項目も含まれていますので、ご紹介します。
ただ、いずれも、文章量が少ないので、基本的な内容にとどまっています。
以下目次です。
CONTENTS
序論 現代日本写真の展開2009-2017
キーワード
[A]様式/ジャンル
A-1 アウトサイダー・フォト
A-2 アジア写真
A-3 アマチュア写真
A-4 ヴァナキュラー写真
A-5 記念写真
A-6 建築写真
A-7 コンセプチュアル・フォト
A-8 私写真
A-9 自然写真/ネイチャー・フォト
A-10 スナップショット/路上スナップ
A-11 セルフ・ポートレート
A-12 動物写真
A-13 ドキュメンタリー/ニュー・ドキュメンタリー
A-14 ファッション・広告写真
A-15 風景写真
A-16 フォト・ジャーナリズム
A-17 ポートレート
A-18 ラテン・アメリカ写真
[B]テクニカルターム
B-1 アオリ
B-2 アルバム
B-3 アレ・ブレ・ボケ
B-4 インスタレーション
B-5 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
B-6 大判カメラ
B-7 オリジナル・プリント/ヴィンテージ・プリント
B-8 小型カメラ
B-9 古典技法
B-10 コンタクト・プリント
B-11 シークエンス
B-12 スライドショー
B-13 静止画像と動画
B-14 ダゲレオタイプ
B-15 中判カメラ
B-16 デジタル画像/デジグラフィ
B-17 パフォーマンス
B-18 パレルゴン
B-19 ピンホール・カメラ
B-20 フォトグラム
B-21 フォト・コラージュ/フォト・モンタージュ
B-22 ポートフォリオ
B-23 ポラロイド
1726
Aki*****6月24日 17:38
>>1724
【日本で開催される展覧会の今後】
20世紀前半の美術に関していえば、ひとこと、日本で開催される今後の展覧会には期待できないのではないかという懸念ありです。
1725
Aki*****6月17日 13:27
>>1722
【秘蔵写真200枚でたどるアジア・太平洋戦争】
次の本が刊行予定です。
秘蔵写真200枚でたどるアジア・太平洋戦争: 東方社が写した日本と大東亜共栄圏
井上祐子・編集
みずき書林
2018/7/15
¥ 3,672
久々の「東方社」本です。目次を見ると、写真家の名前がたくさん挙がっているので、個々の写真家を重視したり、写真家に焦点を当てた内容だと推測されます。
期待できますね。
以下、目次です。
はじめに
第1部国内編
第1章 陸戦部隊と航空
第2章 近代都市東京の街と人々
第3章 戦時体制と大東亜共栄圏の前面化
第4章 破綻へ向かう日本
第2部東南アジア編
第1章 1942年光墨弘マラヤ・シンガポール取材
第2章 1943年菊池俊吉・関口満紀フィリピン取材
第3章 1944年大木実・林重男東南アジア取材
第3部中国編
第1章 1943年林重男華北地方取材
第2章 1944年関口満紀北京取材
第3章 1944‐45年別所弥八郎大陸打通作戦従軍取材
コラム
1東方社写真部のカメラマンたち
2濱谷浩の撮影ノートと東方社関係文書
3今泉武治の日記
4震天隊隊長青木哲郎のアルバム
5東方社写真の加工について
6文化社が撮影した戦後の写真
1724
Aki*****6月10日 15:55
>>1723
【ノイエ・ザッハリッヒカイト(新即物主義)展】
ひさびさに、「開催してほしい展覧会」です。
それは、ノイエ・ザッハリッヒカイト(新即物主義)展です。
削除されてしまっている過去の投稿で、すでに挙げてしまっているテーマかもしれません。
しかし、現時点までで、日本では、展覧会による綜合的な紹介が未だなされていないと思いますので、あえて書いています。
絵画に限定せず、建築、写真等様々な分野を網羅的に紹介していただきたいものです。
さらに、マジックリアリスム(魔術的リアリズム)やシュルレアリスムなど接続する分野との関係もカバーしていただきたいところです。
お願いできるとしたら、東京・京都の両国立近代美術館でしょうか?
よろしくお願いします。
1723
Aki*****6月3日 08:15
【日本の美術館に所蔵されているデ・キリコの形而上絵画】
次のページを見つけました。
気になるアート.com 画家作品一覧
デ・キリコ 絵画作品と所蔵美術館
h ttp://kininaruart.com/artist/world/chirico.html
この中に、日本の美術館に所蔵されているという作品がいくつか含まれています。
以下の7点です。
『 吟遊詩人 』 1916 ブリヂストン美術館
『 ヘクトールとアンドロマケーの別れ 』 1918 大原美術館
『 ヘクトールとアンドロマケー 』 1930頃 ポーラ美術館
『 イタリア広場 』 1939 諸橋近代美術館
『 ヘクトールとアンドロマケー 』 1955 東京富士美術館
『 馬術訓練 』 1957 松岡美術館
『 広場での二人の哲学者の遭遇 』 1972 ふくやま美術館
この中で気になるのは、やはり1910年代の作品です。
まず、ブリジストン美術館所蔵の『吟遊詩人』は、次のページによると、「制作年不詳」になっています。
h ttp://www.bridgestone-museum.gr.jp/special/exhibition2018/pdf/list_sapporo.pdf
(「ブリヂストン美術館展 石橋財団コレクションの精華」出品リスト
会場:北海道立近代美術館、北海道立三岸好太郎美術館 会期:2018年4月21日〜6月24日)
他方、大原美術館所蔵の『ヘクトールとアンドロマケーの別れ』は、次のページによると、確かに1918年に制作されているようです。
h ttp://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C4a1.html
(大原美術館コレクション・リスト 西洋の絵画と彫刻◎作家名A〜D)
ということで、この作品が「日本の美術館に所蔵されているデ・キリコの形而上絵画(1910年代)」としては唯一、ということになりそうですね。
1722
Aki*****5月27日 13:53
>>1718
【時代を写した写真家100人の肖像】
次の本が刊行予定です。
時代を写した写真家100人の肖像(上・下)
鳥原 学
玄光社
2018/5/30
2700円(2500円+税)×2
掲載写真家名をご紹介します。
上:1958-1984
奈良原一高
小島一郎
杵島 隆
芳賀日出男
中平穂積
細江英公
田中光常
富山治夫
桑原史成
中村由信
南 良和
新倉孝雄
北井一夫
内藤正敏
渡辺 眸
新山 清
ジョー・ホンダ
藤井 旭
鋤田正義
山田脩二
高井 潔
竹田津 実
沢渡 朔
渡辺克巳
迫水正一
植田正治
広田尚敬
須田一政
雜賀雄二
今井壽惠
牛腸茂雄
樋口健二
宮崎 学
高橋 昇
柴田三雄
栗林 慧
南川三治郎
真島満秀
江成常夫
浦田穂一
長濱 治
野町和嘉
藤原新也
淺井愼平
三浦憲治
坂田栄一郎
広川泰士
平野禎邦
菅 洋志
木原和人
下:1985⁻2010
竹内敏信
笹本恒子
三好和義
小川光三
宮本隆司
和田久士
長野重一
小林のりお
原 芳市
阿部克自
中村征夫
今 道子
柴田敏雄
徳永克彦
橋口譲二
大西みつぐ
佐藤秀明
南條直子
下瀬信雄
土田ヒロミ
石内 都
武田 花
水口博也
大山行男
長倉洋海
児玉房子
今森光彦
水野克比古
山内道雄
埴 沙萠
望月昭伸
砂守勝巳
高木由利子
本橋成一
岡田 昇
瀬戸正人
齋藤亮一
潮田登久子
英 伸三
佐藤時啓
川田喜久治
大石芳野
内山英明
中野正貴
中村ハルコ
中里和人
鬼海弘雄
尾仲浩二
鈴木龍一郎
森村泰昌
100人はかなり多い、知らない名前もあり、楽しみな顔ぶれですね。
このスレの対象の20世紀前半とは時期がずれておりすみませんが、あえてご紹介いたしました。
1721
Aki*****5月20日 17:23
>>1719
【福沢一郎展】
しばらく先ですが、次の展覧会が開催予定です。
福沢一郎展(仮称)
東京国立近代美術館
2019年3月12日[火]− 5月26日[日]
*休館日:月曜日(3月25日、4月1日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日[火]
個人的には、関心の高い日本の戦前の画家としては、古賀春江、北脇昇に次いで3番目となるでしょうか。約90点の作品が展示されるということのようですが、かなり数が多いですね。
福沢一郎展というと、1992年の群馬県立近代美術館の企画の展覧会カタログを見たことがありますが、今回はそれをどの程度超えた内容になるか、期待したいと思います。
1720
Aki***** 5月13日 14:19
>>1719
【英語でアート】
最近次の本が刊行されています。
海外にとびだそう英語でアート! アートに関わる人におくる実践的英語読本
佐藤 実・宮本 由紀(共著)
マール社
発売日:2018/02/20
2,376円(税込)
以前から、美術に特化した英語の本がないものかと探していたのですが、見つかりました。
とはいえ、実物をまだ見ていないので、どのような内容かはよくわかりません。
また、自分がどういう情報を求めているのかも必ずしもよくわかっていないという体たらくですので、逆にこの本を見たうえで、自分が何をしたいのかも考えてみたいと思います。
なお、共著者のおひとり佐藤実さんは、以前に次のような2冊の類書を出しておられます。
アートの英語―60 English Keywords for Art (実践アートシリーズ)
佐藤 実
ギャラリーステーション (2004/11)
アートが話せる英会話―ワトソン氏の展覧会 (実践アートシリーズ)
佐藤 実
ギャラリーステーション (1997/12)
さらに、この2冊は同じ「実践アートシリーズ」の本となっていますが、この「実践アートシリーズ」は他にも10冊程度刊行されています(しかし、いずれも英語関係の本ではありません)。
最後に今回の本の目次を掲載しておきます。
目次
Chapter1:アートを英語で話したい!
Part.1 感動を伝えよう! −すぐに使える簡単フレーズ
Part.2 SNSで発信する! −日本から海外にアピールしよう
Part.3 アーティストよ、海外にいでよ! −海外で個展を開くには
Part.4 さらに本格的に!−海外でアートを学ぼう
Chapter2:英語でアート! −会話&キーワード30
Part.1 押さえておこう! アートの基本単語
Part.2 覚えておくと便利な同意語・反対語
巻末の付録:
・レジュメサンプル
・アーティスト用カバーレター&E-mailのフォーマット
・E-mailの書き出し&締めの文
・美術館&美術図書の略語
・頻出アート英単語帳more than 300
1719
Aki*****5月6日 14:32
>>1718
【阿部展也】
展覧会情報です。
阿部展也―あくなき越境者
新潟市美術館
会期:2018年06月23日(土)から2018年08月26日(日)まで
h ttp://www.ncam.jp/exhibition/4575/
「美術館連絡協議会」が主催に入っているから、関東にも巡回しないだろうか、と調べてみたら、次の通り巡回ありでした。
広島市現代美術館:2018年3月23日(金)〜5月20日(日)
新潟市美術館:2018年6月23日(土)〜8月26日(日)
埼玉県立近代美術館:2018年9月15日(土)〜11月4日(日)
h ttps://event.yomiuri.co.jp/jaam/shows/s_199.cfm
さすが、埼玉県立近代美術館。都内では、受け入れることのできる美術館がないということかもしれません。
これに関連して、新潟市美術館では次の美術講座も開催されます。
美術講座「日本写真史の一系譜 阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄」
日時:2018年7月21日 14時〜15時30分
場所:新潟市美術館
出演者:松沢寿重(新潟市美術館主幹/学芸員)
料金:無料
h ttps://artscouncil-niigata.jp/event_archives/00000000000002000008004586/
「新潟市美術館の学芸員がテーマを決めて実施する連鎖講座。展覧会と関連づけ、阿部展也の写真家としての業績に焦点を当て、大辻清司、牛腸茂雄へと受け継がれた、日常への眼差しについて扱う。」とのことです。大変面白そうです。これも埼玉でも開催されればと、強く希望しております。広島市現代美術館には松沢さんが行っておられるので、埼玉にも来ていただける可能性はありますね。なお、広島でのもう1つの講演は、五十殿利治さん(筑波大学名誉教授)。豪華ですね。
h ttps://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/nobuya_abe/
個人的な関心はこの講座ですが、一般的には、次の講座のほうが人気はあるのかもしれません。
「なぜ阿部展也は日本近代美術史上かくも重要な存在なのか」
講師:大谷省吾(東京国立近代美術館美術課長)
日時:2018年7月15日(日) 午後2時〜(90分程度)
場所:新潟市美術館
いずれにしても期待の展覧会・講演会です。
1718
Aki*****4月30日 13:44
>>1717
【岡上淑子全作品】
少し前の情報になりますが、岡上淑子(おかのうえ・としこ、1928年生まれ)の次の本が刊行されています。
岡上淑子全作品
河出書房新社
2017年
5400円
この本は、高知県立美術館 (岡上の出身地)で開催された「岡上淑子コラージュ展 ―はるかな旅」(2018年01月20日[土] - 2018年03月25日[日])の展覧会カタログの位置づけの資料です。
150点(コラージュ128点、写真22点)の作品を収録するということで、2015年に同じ河出書房から刊行された『はるかな旅: 岡上淑子作品集』(自選作品77点)を凌ぎます。
それにしても、2冊続けて河出書房という大きな出版社から刊行できるというのは、ここでご紹介しているような作家の中では、極めてすごいことだと思います。
20世紀前半ではありませんが、傾向としては、ハンナ・ヘッヒ(Hannah Höch, 1889年11月1日 - 1978年5月31日)にもかなり近く、20世紀前半の範疇に含まれるのではないかということで、あえて勝手にご紹介しました。ご諒解ください。
1717
Aki*****4月22日 19:19
>>1716
【美術手帖・隔月刊化】
そういえば、雑誌の美術手帖が月刊から隔月刊になってしまいました。
美術手帖はネットで情報を発信するということもしていますので、その意味で「雑誌」という形態が必要なのか、ということで仕方がない面もあるのでしょう。
とはいえ、残念ではありますね。
1716
Aki*****4月15日 10:52
【久保克彦(1918-1944)】(つづき)
さて、この本のタイトルにもなっている「図案対象」とは久保克彦の卒業制作(5点組、1942年)のタイトルで、その作品で「主席卒業」したとのことです。その作品が成立した経緯を中心に追っているというのが、この本です。
なお、その5点については、Yahoo!のブログの次のページに図版が掲載されています
iyoyohanayagu2000/36745568.html
(全体のURLを記載すると投稿できなくなるので、後半だけにしています。)
図版を見るだけでも、シュルレアリスムと構成主義が融合された、とても興味深い作品であることが分かります。それ以上は、この本の実物にあたりたいと思います。
また、今回の書籍以前の評伝としては、次の本があります。
青春は硝煙とともに消えて〜ある戦没画学生の肖像
木村 亨/著
幻冬舎ルネッサンス
2007.7
212p 図版16p
なお、久保克彦には、次の遺作集がありますが、私家版のためなかなか見ることはかなわず、未見です(国立国会図書館には所蔵されています)。
木村亨編『久保克彦遺作画集』私家版、2002年
最後に、無言館の情報です。
戦没画学生慰霊美術館 無言館
〒386-1213
長野県上田市古安曽字山王山3462
TEL:0268-37-1650
FAX:0268-37-1651
夭折画家の館 信濃デッサン館
〒386-1436
長野県上田市東300
TEL:0268-38-6599
FAX:0268-38-8263
開館時間:09時00分〜17時00分
休館日:毎週火曜日休館(祝祭日の場合は開館、翌日休館)
h ttp://mugonkan.jp/
1715
Aki*****4月15日 10:47
【久保克彦(1918-1944)】
最近次の本が刊行されました。
≪図案対象≫を読む 夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代
黒田和子
水声社
2018(2500)
h ttp://www.suiseisha.net/blog/?p=8513
久保克彦という、26歳で戦死した山口県出身の画家の、その姪による評伝です。
久保克彦は、この情報だけで想像されるように例の「無言館(むごんかん)」にもその作品が所蔵され、次の展覧会でも、その作品が展示されていたようです。
無言館 : 遺された絵画展
2005年2月5日-3月21日 東京ステ-ションギャラリ-,
2005年4月29日-5月29日 福井県立美術館,
2005年6月10日-7月3日 豊川地域文化広場桜ヶ丘ミュ-ジアム,
2005年7月8日-7月24日 丹波市立植野記念美術館,
2005年7月30日-8月28日 京都府京都文化博物館,
2005年12月23日-2006年2月5日 尾道市立美術館
主催:戦没画学生慰霊美術館「無言館」[ほか]
窪島誠一郎・監修
NHKきんきメディアプラン編
1714
Aki*****4月8日 14:34
>>1713
【白黒フィルム販売終了へ】
新聞を見ていましたら、おそろしいことに、富士フイルムの白黒フィルムの国内販売が今年2018年10月の出荷分までで終了するのだそうです。印画紙も2020年3月出荷分までとのことです。
自分では、フィルムの写真、ましてや白黒など、最近撮影を全くしていませんので、そういう意味での影響はないのですが、懸念は、過去の有名な写真家の作品の印画です。過去にもご紹介したように、中山岩太や安井仲治のモダン・プリントが制作されて、美術館が所蔵・展示したりしているわけですが、印画紙が生産・販売されなくなるということは、フィルムが残っていても(新たに見つかっても)、もう印画が不可能になる(モダン・プリント自体ができなくなる)ということでしょうか? それとも、ラボとかプロであれば、2020年以降も大丈夫なのでしょうか?
モダン・プリントに大きな可能性を見ていた当方としては、かなりショッキングなニュースでした。
また、主として白黒フィルムを使っておられる写真家も多くおられると思うのですが、その皆さんも、いったいどうなるのか。大変心配です。
1713
Aki*****4月1日 14:42
>>1710
【古写真・絵葉書で旅する東アジア150年】
「ど真ん中」ではないですが、おそらく、何らかの参考になるだろう、ということで、最近刊行された書籍をご紹介します。
古写真・絵葉書で旅する東アジア150年
村松弘一・貴志俊彦・編集)
勉誠出版
2018年
¥ 4,104
時期的には、かなりいいところを行っています。ただし、タイトルで「写真」に「古」が付いている点が心配なのと、おそらく、それぞれの写真に撮影者が記載されていないだろうな、という点も予想されます。
個人的な希望としては、作品数は限定されるでしょうが、むしろ個別の写真家からスタートして、「写真で旅する」をテーマに書籍をまとめることはできないでしょうか?
20世紀前半でも、かなりの写真家が、海外に行っています。アジアに限らず、取材で渡米渡欧等の例もあります(オリンピックや万博の取材など)。これだけの情報でも、具体的な写真家名を思い浮かべておられる方も多いのではないでしょうか? そういう場面で撮影された写真作品を書籍で(また展覧会で)まとめるという方向、不可能ではないと思います。
それにしても、勉誠出版という会社は面白い本を出しますね。
1712
Aki*****3月25日 13:01
>>1706
【Cubism and Abstract Art】
またもや、たまたま発見した資料ですが。
ニューヨーク近代美術館(MoMA)のサイトにはいろいろな情報が掲載されていますが、1936年に開催された「Cubism and Abstract Art」を紹介するページがあります。
h ttps://www.moma.org/calendar/exhibitions/2748
このページに、1890年から1935年までの美術の変遷図・関係図・影響図を載せた表紙がとても有名な同名の書籍(展覧会カタログに該当するのでしょう)が、全ページ掲載されています。
h ttps://www.moma.org/documents/moma_catalogue_2748_300086869.pdf
ずいぶん思い切ったことをしていますね。正確にはよくわかりませんが、おそらく著作権的にも大丈夫だということなのでしょう。日本でも、絶版・品切の本については、もっとネットで公開するという方向をとっていただきたいものなのですが…。
特に、展覧会カタログは、一般に流通していないため、公立図書館で見ることも難しく、古本での入手も難しく、美術館に積極的なネット公開をお願いしたいところです。本来は(著作権的には?)、新聞社や放送局(TV局)などにお願いすべきかもしれませんが、ほとんど期待できませんので。
MoMAのサイトには他にもいろいろと文献が掲載されていますので、ご関心のある方は、探してみてください。
ちなみに、ここに掲載されている「Cubism and Abstract Art」には手書きがかなり入っているのですが、理由は何なんでしょうか??
1711
Aki*****3月18日 14:19
>>1710
【飯田幸次郎】
企画『光画』と新興写真、との関連で。この分野に詳しい方には、旧聞に属することかもしれません。
飯田幸次郎という写真家は、『光画』や新興写真に関心のある人たちにとっては、「幻の写真家」としてとても有名であると思います。木村伊兵衛に匹敵する、あるいはそれをしのぐようなスナップ写真があるかと思えば、極めて前衛的な作品もあるという不思議な作風。飯沢耕太郎さん曰く「特別な思い入れがある」と。
長らく何もわからなかったのですが、大変恐ろしいことに、『光画』と新興写真の展覧会カタログの「作家解説」の飯田幸次郎の部分にあるように、「近年親族が見つかり研究が進む」という状況になっています。
まずは、雑誌「日本カメラ」2015年5月号の「幻の写真家 飯田幸次郎を求めて」(中村惠一、p168-p171)をご覧ください。
そして昨年末には、なんと作品集『写真 飯田幸次郎』が刊行されました。
80ページ程度で2700円(税込)、これでは満足はできませんが、確認できた全26点の作品を掲載するという、現時点では最大・最善の内容だといえます。ここからスタートです。
ただし、一般の出版社からの刊行ではないので、通常の流通ルートに乗っていないのではないでしょうか? ご関心のある方は、以下の発行元に直接コンタクトしてみてください。
発行所:飯田幸次郎写真集刊行委員会
〒161-0034
東京都新宿区上落合1-18-7-402 中村方
kei.nak@outlook.jp
なお、この「委員会」のメンバーは、飯沢耕太郎、飯田ハルオ、金子隆一、川口和之、中村惠一の五氏です。
一般の出版社から刊行されないことを嘆くべきなのか(その結果、公立図書館での所蔵はほとんど無理)、まがりなりにも書籍として刊行されたという点を喜ぶべきなのか、迷うところですが、やはり後者に与します。
さあ、そうすると、次は展覧会ですね。
上記委員会のメンバーを見ていただければお分かりのとおり、飯沢・金子両氏が全面的にバックアップしているのですから、展覧会が実現しないわけはありません。しかも、現在は「オリジナル・プリント、ヴィンテージ・プリント絶対主義」ではなくなってきている。このスレでも以前から支持しておりますが、雑誌からの複写であっても展示として成立しうるのです。
ぜひ、2018年のうちによろしくお願いします。
1710
Aki*****3月11日 16:17
>>1709
【「『光画』と新興写真」の展覧会カタログ】(さいご)
なお、帯に書いてあった「『光画』と『新興写真研究』という二大雑誌を中心にして振り返る画期的写真集」という点は、本展および本カタログのタイトルにこのうちの1つ『光画』だけしか挙がっていないことからすると、企画の趣旨・対象が当初からずいぶん変わったのだな、ということがわかります。
最後に、本書第3章の「新興写真のその後」の扉の小解説に「前衛写真協会」の名前も挙がっておりますが、ぜひ近いうちにこのグループについての企画をしていただき、その全貌を明らかにしていただきたいところです。あまりに情報がありません。展覧会で取り上げられたのは名古屋市美の『日本のシュールレアリスム』(1990年)だけかもしれません。どうぞよろしくお願いいたします。
いや、こちらが本当の最後で、どうして本展は関西に巡回しないのでしょうか? ぜひ巡回すべきだと思います。こちらも、前向きなご検討、よろしくお願いします。
1709
Aki*****3月11日 16:16
>>1708
【「『光画』と新興写真」の展覧会カタログ】(つづき)
続いて、次の2点。
1.論考が貧弱
論考の「内容」が貧弱というのではなくて、件数が2件のみで、どうしてこんなに少ないのか、ということです。収録されている論考のタイトルは、次の通り。
新興写真とはなんだったのか 藤村里美(東京都写真美術館学芸員)
視覚文化史における『光画』とその周辺 その領域横断性の意義 谷口英理(国立新美術館・学芸課美術資料室長)
この分野について論考を書いていただけるかたは、いくらでもおられると思います。10件とは言わないまでも、5件は最低欲しかった。
例えば、木村専一についてなど、1冊の本があってもおかしくないと思っています。けれど、木村を中心とした論考は1件も掲載されていません。
もし「新興写真」についてこの2つの論考で終わりということなら、次はいつどなたがが、どのような機会にこの分野についての論考を書いていただけるのでしょうか?
この機会を逃したら、もう数十年は木村専一関連の文献は出てこないのでは、と強く懸念いたします。
逆に、木村専一ばかりではあありませんがとりあえず、この書籍が木村専一研究のきっかけとなって、木村専一についての書籍が続けて刊行されることを期待いたします。
2.カタログ価格が高い?
著作権の関係かもしれませんが、一般書籍だと価格が高めになるような気がします。
通常の展覧会カタログならば、2000円くらいのところ、今回は税込みで3600円超(1.8倍?)。ハードカバーだから、という点もあるかもしれません。公立図書館に所蔵されるということを視野に入れているのならば、ハードカバーというのもうなずけなくはありません。しかし、個人で購入するのに3500円超の書籍は、少々負担が重いですね。
ところで、最近、この昭和戦前期の写真展のカタログが一般書籍として刊行されることが多いと思います。しかも、国書刊行会から。名古屋の『異郷のモダニズム』(2017年・ハードカバー)も、『堀野正雄展』(「幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界」。2012年・ソフトカバー)も。国書刊行会は、『日本写真史の至宝』(全6巻・別巻1)も刊行していますし、昭和戦前期の写真に力を入れている編集者の方がおられるのでしょう。竹中朗さん?(武蔵野人文資源研究所長もなさっているようです)
1708
Aki*****3月11日 16:15
>>1707
【「『光画』と新興写真」の展覧会カタログ】
期待していた「『光画』と新興写真」展ですが、会期が始まり、さっそく展覧会カタログを入手いたしました。
まず、次の2点に触れておきたいと思います。
1.(通常の展覧会カタログではなく)国書刊行会からの一般書籍として刊行
この点は、かなり大きなことです。
これで、公立図書館に所蔵、少なくとも都道府県立図書館であれば所蔵してくれることが、強く期待できます。市町村立でも大きな図書館であれば、所蔵の可能性があります。
展覧会カタログは、流通経路が異なるため、一般の書店で見ることができないだけでなく、基本的に公立図書館には所蔵されないという欠点があります。
2.雑誌『新興写真研究』を全ページ復刻収載
No.1694に『新興写真研究』を復刻希望する旨を書きましたが、同じことを考えるかたがいるものですね。独立して「復刻」だけにすれば、なかなか売れないでしょうから割高になりますが、展覧会図録に含めればいい、というアイデア、すごいです。
なお、本の「帯」には、「奇跡の全巻収録!」とありますが、あながち大袈裟な表現とは言えないでしょう。
以上の2点により、何と雑誌『新興写真研究』の全ページが、全国津々浦々の公立図書館で閲覧することができるようになった、ということになります。
数年前までは「個人蔵」で見ることがかなわなかったこの雑誌についての状況が大きく好転し、大変喜んでおります。
1707
Aki*****3月4日 13:19
>>1700
【「『光画』と新興写真」の作品リスト】
まもなく3月6日(火)から始まる「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」ですが、東京都写真美術館のサイトに作品リストが公開されていました。
h ttps://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2964.html
h ttps://topmuseum.jp/upload/3/2964/koga_works.pdf
作品数は、
第1章 23点
第2章 96点
第3章 28点
を単純に合計すると、147点です。
とても楽しみです。
なお、チラシも掲載されていますが、印刷すると、四方のはじが欠けてしまいます。
プリンタの性能・機能から考えて、仕方ありませんが。
h ttps://topmuseum.jp/upload/3/2964/koga.pdf
ところで、本年は今のところ、展覧会として、本展以外にも、MEMの展覧会(音納捨三・河野徹・椎原治)や東京国立近代美術館の常設展(安井仲治と椎原治の「流氓ユダヤ」を含む)など、すでに、いろいろと開催されていて、幸先がいいのですが、他方、書籍のほうは、(特に和書は昨年同様)、動きがまったくといっていいほどありません。
No.1637でご紹介した飯沢耕太郎さんの本も、いつ刊行開始なのでしょうか?
1706
Aki*****2月25日 17:01
>>1705
【フランス語のページ(日本近代写真史関係)】その4(完)
T
TAJIMA Tsugio – 田島二男
TAKAHASHI Wataru – 高橋渡
TAKAYAMA Masataka – 高山正隆
TAMURA Shigeru – 田村茂
TANAHASHI Shisui – 棚橋紫水
TANAKA Hajime – 田中一 (pseudonyme utilisé par Kôrai Seiji – 高麗清治)
TANAKA Zentoku – 田中善徳
TARUI Yoshio – 樽井芳雄
TOMIMOTO Kenkichi – 富本憲吉
TSUKAMOTO Kôji – 塚本閤治(1896-1965)
TSUSAKA Jun – 津坂淳
U
UEDA Bizan – 上田備山
UEDA Saneyoshi – 上田實良
UEDA Shôji – 植田 正治
UMEBAYASHI Chôjirô – 梅林長治郎
UOZUMI Seiichi – 魚住誠一
USHIODA Kikuo – 潮田幾久雄
W
WAKAYANAGI Gitarô (Yoshitarô) – 若柳義太郎
WATANABE Yoshio – 渡辺義雄
Y
YABASHI Otoya – 矢橋乙也
YAMAKAWA Ken’ichirô – 山川健一郎
YAMAMOTO Kansuke – 山本 悍右
YAMAMOTO Makihiko – 山本牧彦
YAMANOUCHI Hikaru – 山内光 (aussi connu sous le nom Okada Sôzô – 岡田桑三)
YANO Shûji – 矢野修二
YASUI Nakaji – 安井 仲治
YOKOHAMA Susumu – 横濱進
YOSHIKAWA Hayao – 吉川速男(1890-1959)
YOSHIKAWA Tomizô – 吉川富三
YOSHIZAKI Kazuto – 吉崎一人 (aussi lu Yoshizaki Hitori)
YOSHIZAWA Hiroshi – 吉澤弘
1705
Aki*****2月25日 17:00
>>1704
【フランス語のページ(日本近代写真史関係)】その3
M
MATSUBARA Jûzô – 松原重三
MATSUZAKI Fujio – 松崎不二男
MINAMI Minoru – 南実
MISAWA Kenzô – 三澤賢三
MITSUZUMI Hiroshi – 光墨弘
MIURA Yoshiji – 三浦義次
MURAYAMA Tomoyoshi – 村山知義
N
NAGAMINE Riichi – 長峰利一
NAGATA Isshû – 永田一脩
NAKAOKA Kenji – 中岡健治
NAKAYAMA Iwata – 中山岩太(1895-1949)
NATORI Yônosuke – 名取洋之助
NINOMIYA Yoshio – 二宮喜夫 (pseudonyme utilisé par Nojima Yasuzô – 野島康三)
NISHI Kikuji – 西亀久二
NISHIGORI Kôji – 錦古里孝治
NOJIMA Yasuzô – 野島康三
O
OKADA Sôzô – 岡田桑三 (aussi connu sous le nom Yamanouchi Hikaru – 山内光)
OKANO Hajime – 岡野一
OKI Naokazu – 沖尚一
OONCHI Kôshirô – 恩地 孝四郎
ÔTSUKA Gen (Hajime) – 大束元
OSANUMA Osamu – 淺沼治(1883-)
OYAMADA Chûji – 小山田忠事
OZAKI Seiroku – 尾崎C六
S
SAEKI Ryô – 佐伯良 (pseudonyme utilisé par Beniya Kichinosuke – 紅谷吉之助)
SAIGORO Matsuo –
SAKAMOTO Manshichi – 坂本万七
SAKATA Minoru – 坂田稔
SAKO Zeikô – 佐溝勢光
SAKUMA Hyôe – 佐久間兵衛
SAKURAI Gorô – 櫻井吾郎
SASE Gorô – 佐P五郎
SATO Kôji – 佐藤虹兒
SHIIHARA Osamu – 椎原治
SHIMOZATO Yoshio –
1704
Aki*****2月25日 16:59
>>1703
【フランス語のページ(日本近代写真史関係)】その2
H
HAMAYA Hiroshi – 濱谷浩
HANAWA Gingo – 花和銀吾
HANAYA Kanbee – ハナヤ勘兵衛 (pseudonyme utilisé par Kuwata Kazuo – 桑田和雄)
HARA Hiromu – 原弘
HASHIMOTO Kiyonori – 橋本恭典
HAYASHI Tadahiko – 林忠彦
HIRAI Terushichi – 平井 輝七
HISANO Hisashi – 久野久
HOKARI Misuo – 穂苅三寿雄
HONJÔ Kôrô – 本庄光郎
HORI Fusao – 堀不佐夫
HORINO Masao – 堀野正雄
HOTTA Yorio – 堀田ョ雄
I
IBUKA Akira – 井深徴
IDE Kinji – 井出勒次
IIDA Kôjirô – 飯田幸次郎
IKEDA Kikuji – 池田菊治
IKEDA Shirô – 池田四郎
IMAI Shigeru – 今井滋
INOUE Akira – 井上章
K
KAGOSHIMA Jirô – 鹿兒嶋治朗
KAMADA Yasuji – 鎌田彌壽治(1883–1977)
KANAMARU Shigene – 金丸 重嶺(1900-1977)
KATÔ Kyôhei – 加藤恭平
KAWARAI Shin – 河厡井晋
KIMURA Ihee – 木村伊兵衛(1901-1874)
KIMURA Sen’ichi – 木村専一
KOISHI Kiyoshi – 小石 清
KOJIMA Akio – 小島彰夫
KOMATSU Saburô – 小松三郎 (pseudonyme utilisé par Beniya Kichinosuke – 紅谷吉之助)
KÔNO Tôru – 河野徹
KONO Yotsuo – 川野四夫
KONOMI Giichirô – 許斐儀一郎
KÔRAI (NOMAI) Seiji – 高麗清治
KUBOKAWA Tokusaburô – 窪川得三郎
KUWABARA Kineo – 桑原 甲子雄
KUWATA Kazuo – 桑田和雄 (plus connu sous le pseudonyme Hanaya Kanbee – ハナヤ勘兵衛)
1703
Aki*****2月25日 16:57
>>1701
【フランス語のページ(日本近代写真史関係)】
ネットで、偶然、次のページを見つけました。
DICTIONNAIRE DES PHOTOGRAPHES JAPONAIS MODERNES
h ttp://photojp.hypotheses.org/donnees-connexes/photographes
フランス語ですが、日本近代の写真を紹介している(らしい)ページです。
当方もピンとこないような写真家名があります。顔ぶれが日本での一般的なものと若干異なるような感じなのも、面白いところです。
いったいどなたが作成なさったのでしょうか??
写真家名を一応挙げておきます。
(一部、名前の誤りもありますので、ご注意ください。フランス人の方が日本人の助けを借りずに作成なさっているのかもしれません。)
A
ABE Yoshifumi –
AOKI Haruo – 木春雄
ASHISAWA Michio – 蘆澤道男
B
BENIYA Kichinosuke – 紅谷吉之助 (aussi lu Benitani Kichinosuke)
C
CHIKAMATSU Kakichi – 近松嘉吉
D
DOMON Ken – 土門拳
E
EI-KYÛ – 瑛九 (pseudonyme utilisé par Sugita Hideo – 杉田秀夫)
F
FUCHIKAMI Hakuyô – 淵上白陽
FUJIMOTO Shihachi – 藤本四八
FUKUDA Katsuji – 福田勝治
FUKUHARA Shinzô – 福原信三
FURUKAWA Asatarô – 古川朝太郎
FURUKAWA Shôzô – 古川正三
1702
Aki*****2月18日 16:12
>>1699
【鉄道写真が語る昭和】
次の本が刊行されています。
鉄道写真が語る昭和 (旅鉄BOOKS)
「旅と鉄道」編集部・編
天夢人
2018/2/11
¥ 1,620
単行本: 176ページ
「昔の昭和の写真」を紹介する類書とは異なり、昭和戦前期も対象としているので(第1章 戦前の懐想(1925〜1944))、その点期待できますが、「写真家」に焦点を当てているかどうか(撮影者が誰かまでを紹介しているか)には、疑問があります。
まずは、現物を確認すべし、というところです。
1701(最新)
Aki*****2月11日 18:57
>>1700
【三重県立美術館・機械の眼としての写真】
「新興写真」で検索していたら、三重県立美術館の次のページがヒットしました。
h ttp://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/55047038121.htm
「2 モダニズム成熟」の「3 機械の眼としての写真」
短いですが、この程度の量でもネット上ではなかなか見つからないのではないでしょうか?
なお、これは、同館の『20世紀日本美術再見V=1930年代』(1999年)の展覧会カタログの一部です。
h ttp://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/55039038113.htm
文章等をこれだけ公開してくれるというのは、大変ありがたいことです。
なお、写真史に関していえば、本来であれば、
岩波書店・日本写真史概説・飯沢耕太郎
が品切れなので、出版社がこの内容そのものをネット上で公開してくれたらいいようなものですが、そんなことは無理でしょうね。
ところで、ご紹介した文章のこの部分の執筆者の桑名麻理さんとは、三重県立美術館の学芸員の方ですね。
1700
Aki*****2月4日 12:47
>>1694
【新興写真研究会についての試論】
東京都写真美術館で開催予定の、『光画』と新興写真、に関連して。
雑誌『新興写真研究』やこの刊行の母体である『新興写真研究会』については、様々な文献に「言及」はされているものの、今まではここに焦点を当てた研究がほとんどなく、これらを中心にしたまとまった文献といえば、次のものが唯一といっていいのではないでしょうか?
新興写真研究会についての試論/金子隆一
h ttps://topmuseum.jp/contents/images/info/journal/kiyou_03/02.pdf
(東京都写真美術館紀要第3号(2002年)・掲載)
この文献には、『新興写真研究』の総目次や『新興写真研究会』の会員名簿も含まれていますが、今回の企画では、これをどこまで超えていけるかが1つのポイントでしょう。
藤村さん、期待しております。
ついでに、次の資料もご紹介します。
木村専一コレクションについて/藤村里美
h ttps://topmuseum.jp/contents/images/info/journal/kiyou_15/10.pdf
h ttps://topmuseum.jp/contents/images/info/journal/kiyou_15/04.pdf
(東京都写真美術館紀要第15号・掲載)
2つのURLのうち、下は図版のページが掲載されています。
1699
Aki*****1月28日 17:09
>>1698
【シュルレアリスムの25時・第二期】(さいご)
なお、《シュルレアリスムの25時》第一期・全10巻、は以下のとおり。
ジョゼフ・シマ 無音の光(谷口亜沙子)
Joseph Sima(1891-1971) 3200円
クロード・カーアン 鏡のなかのあなた(永井敦子)
Claude Cahun(1894-1954) 2500円
マクシム・アレクサンドル 夢の可能性、回心の不可能性(鈴木雅雄)
Maxime Alexandre(1899-1976) 2800円
ルネ・クルヴェル ちりぢりの生(鈴木大悟)
René Crevel(1900-1935) 3000円
ヴィクトル・ブローネル 燐光するイメージ(齊藤哲也)第1回配本
Victor Brauner(1903-1966) 3500円
ロジェ・ジルベール=ルコント 虚無へ誘う風(谷 昌親)
Roger Gilbert-Lecomte(1907-1943) 3500円
ヴォルフガング・パーレン 幻視する横断者(齊藤哲也)
Wolfgang Paalen(1907-1959) 3500円
ゲラシム・ルカ ノン=オイディプスの戦略(鈴木雅雄)第1回配本
Gherasim Luca(1913-1994) 2500円
ジョルジュ・エナン 追放者の取り分(中田健太郎)
Georges Henein (1914-1973) 3000円
ジャン=ピエール・デュプレー 黒い太陽(星埜守之)
Jean-Pierre Duprey(1930-1959) 2500円
中身には、全く言及できませんでした。
1698
Aki*****1月28日 17:09
>>1697
【シュルレアリスムの25時・第二期】(つづき)
「内容見本」がネットに挙げられています。
h ttp://www.suiseisha.net/_sys/wp/wp-content/uploads/2017/12/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%A0%E3%81%AE25%E6%99%822%E6%9C%9F%EF%BC%BF%E5%86%85%E5%AE%B9%E8%A6%8B%E6%9C%AC%EF%BC%BF%E8%A1%A8.pdf
h ttp://www.suiseisha.net/_sys/wp/wp-content/uploads/2017/12/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%A0%E3%81%AE25%E6%99%822%E6%9C%9F%EF%BC%BF%E5%86%85%E5%AE%B9%E8%A6%8B%E6%9C%AC%EF%BC%BF%E8%A3%8F.pdf
1697
Aki*****1月28日 17:08
>>1685
【シュルレアリスムの25時・第二期】
恐ろしいことに、次のシリーズの刊行が開始されています。
《シュルレアリスムの25時》第二期・全10巻
水声社
判型:四六判上製
平均頁数:256頁
平均定価:3000円+税
装幀:宗利淳一
【刊行予定】2017年12月より隔月刊行予定
第1回配本 『カレル・タイゲ ポエジーの探求者』/阿部賢一
Karel Teige (1900-1951) 3500円
第1回配本 『ミシェル・ファルドゥーリス=ラグランジュ 神話の声、非人称の声』/國分俊宏
Michel Fardoulis-Lagrange (1910-1994) 3000円
第2回配本 『ジャン=クロード・シルベルマン ポエジーと革命』/齊藤哲也
Jean-Claude Silbermann (1935- )
第3回配本 『フルーリ・ジョゼフ・クレパン 精霊たちの煌めく楽園』/長谷川晶子
Fleury Joseph Crépin (1875-1948)
第4回配本 『ジゼル・プラシノス ファム=アンファンの逆説』/鈴木雅雄
Gisèle Prassinos (1920-2015)
第5回配本 『ルネ・ドーマル 静かなる聖戦』/谷口亜沙子
René Daumal (1908-1944)
第6回配本 『ジュール・モヌロ 知性の葛藤』/永井敦子
Jules Monnero (1908-1995)
第7回配本 『ミシェル・カルージュ 至高点をめざす二つの道』/新島進
Michel Carouges (1910-1988)
第8回配本 『エルヴェ・テレマック 形象の冒険』/中田健太郎
Hervé Telémaque (1937- )
第9回配本 『クロード・タルノー 逃走線と神話』/鈴木雅雄
Claude Tarnaud (1922-1991)
* 刊行の順序は変更になる場合もあるとのことです。
1696
Aki*****1月21日 14:10
>>1695
【東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村】(つづき)
なお、過去の「20世紀検証シリーズ」は以下のとおりです。
井上長三郎・井上照子展 : 妻は空気・わたしは風 : 没後20年
弘中智子編(2015.11 20世紀検証シリーズ No. 5)
種村季弘の眼迷宮の美術家たち
柿沼裕朋編(2014.8 20世紀検証シリーズ No. 4)
池袋モンパルナス展 : ようこそ、アトリエ村へ!
弘中智子, 高木桂子編(2011.11 20世紀検証シリーズ No. 3)
福沢一郎絵画研究所展 : 進め!日本のシュルレアリスム
弘中智子, 高木桂子編集(2010.11 20世紀検証シリーズ No. 2)
新人画会展: 戦時下の画家たち : 絵があるから生きている
弘中智子, 高木佳子編集(2008.11 20世紀検証シリーズ No. 1)
1695
Aki*****1月21日 14:09
>>1694
【東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村】
次の展覧会が、開催予定です。
東京⇆沖縄 池袋モンパルナスとニシムイ美術村
(20世紀検証シリーズ No.6)
板橋区立美術館
会 期:2018年2月24日(土)〜4月15日(日)
主 催:板橋区立美術館、共同通信社
特別協力:沖縄県立博物館・美術館
助 成:公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人 ポーラ美術振興財団、公益財団法人 三菱UFJ信託地域文化財団
(なお、担当学芸員は、弘中智子さんのようです)
h ttp://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/ex180224.html
板橋区立美術館の日本の「前衛」を追及するという方向を基礎づけた尾崎眞人さんが京都に行かれてからかなり経ちますが、このような好企画が続いているということは、心配は必要ないようです。
出品作家だけを挙げておきます。
◯ 出品作家(五十音順)
靉光(あいみつ)、安次富長昭(あしとみ ちょうしょう)、安次嶺金正(あしみね かねまさ)、麻生三郎、安谷屋正義(あだにや まさよし)、井上長三郎、大城皓也(おおしろ こうや)、大塚 睦、大嶺政寛(おおみね せいかん)、小川原脩、小熊秀雄、刑部 人(おさかべ じん)、桂川 寛、金山平三、北川民次、斎藤長三、佐伯祐三、佐田 勝、杉全 直(すぎまた ただし)、高山良策、玉那覇正吉(たまなは せいきち)、鳥海青児(ちょうかい せいじ)、寺田政明、中村 彝(なかむら つね)、中沢弘光、名渡山愛順(などやま あいじゅん)、難波田龍起(なんばた たつおき)、野田英夫、野見山暁治、南風原朝光(はえばる ちょうこう)、浜松小源太(はままつ こげんだ)、長谷川利行、林 武、藤田嗣治、古沢岩美、松本竣介、丸木位里・俊(まるき いり・とし)、満谷国四郎、峯 孝、宮城健盛、山下菊二、山崎省三、山元恵一、屋部 憲(やぶ けん)、吉井 忠
チラシや出品作品リストが掲載されていればいいのですが、会期が始まったら掲載される、と期待しております。
1694
Aki***** 1月14日 14:29
>>1651
【『光画』と新興写真 モダニズムの日本】
東京都写真美術館で3月から開催予定の「『光画』とその周辺」展ですが、タイトルが「『光画』と新興写真 モダニズムの日本」に変わり、内容も変更されたようです。
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2964.html
(過去の投稿をご参照下さい)
1636〜1635【『光画』とその周辺】
1651【『光画』とその周辺・続報】
1月5日に発表されたと推測されるプレスリリースによると、
h ttp://topmuseum.jp/upload/2/3022/Koga_pressrelease_0105.pdf
次のような5部構成に構成になったようです(出品予定点数 約 150 点)。
1 『光画』全 18 号 より
2 『新興写真研究』全 3 号 より
3 独逸国際移動写真展 より
4 木村専一コレクションより
5 1930 年代後半へ 広告/報道/前衛写真
要するに『光画』のみを中心とする構成から、『新興写真研究』や木村専一にかなり重心を移したということでしょう。
木村専一周りは今までほとんど紹介されてこなかった分野ですから、なおさら期待できます。
「約150点」という点数も、1995年の『日本近代写真の成立と展開』の「約250点」には及ばないものの、かなりの点数です。
また、3月17日のトーク(パネラー 谷口英理(国立新美術館 学芸課美術資料室長)、松實輝彦(名古屋芸術大学准教授)、光田由里(美術評論家)、司 会 藤村里美(東京都写真美術館学芸員))および飯沢耕太郎さんの4月22日のトークも楽しみです。
なお、担当学芸員は、藤村里美さんと関次和子さんです。鈴木佳子さんは、直接はかかわっておられないようです。
最後に、これを機会に、ぜひ『新興写真研究』の復刻版の刊行をお願いしたい。
1693
Aki***** 1月14日 14:27
>>1573
【丹平写真倶楽部の三人展:音納捨三,河野徹,椎原治】
次の展覧会が東京・恵比寿のMEMで開催中です。
丹平写真倶楽部の三人展: 音納捨三、河野徹、椎原治
会期|2018年1月6日(土) – 28日(日)
会場|MEM
営業時間|12:00-20:00
定休日|月曜休廊 [月曜祝日の場合は営業し、翌日休廊]
電話|03-6459-3205
〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F
h ttp://mem-inc.jp/2018/01/01/180106_tampei_jp/
丹平写真倶楽部の写真家 音納捨三、河野徹、椎原治の3人展を開催いたします。
丹平写真倶楽部は1930年に設立されましたが、同年に中山岩太が設立した芦屋カメラクラブ、そして、すでに存在していた浪華写真倶楽部とともに関西での新興写真運動の中心の一つになりました。音納捨三はフォトグラムを研究し抽象的、叙情的な写真の表現を追求、河野徹は瑛九主宰のデモクラートに参加、ストレートで乾いた造形を得意としました。椎原治は画家として出発し、ソラリゼーションやガラス乾板に直接絵を描くフォトパンチュールと呼んでいた実験的な技法の写真作品等を多く生み出しました。
(以上引用)
昨年3月の「椎原治」展に続く企画であり、一昨年の「パリ・フォト」での展覧会のいわば「日本巡回展」です(といっても、全点が展示されているわけではなく、逆に、音納作品の「構成」は、パリ・フォトでは展示されていません)。
日本の昭和戦前期について、これだけの作品が東京で見られるのは久しぶりです。とともに、今まで日本で開催された展覧会で取り上げられていない作品も含まれているという点も極めて高く評価できます。
今後も、このような「掘り起こし」に期待します。
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2018年)
1692
Aki*****1月7日 13:54
>>1691
【2017年の戦前の写真史に関する5大ニュース】(その4・最後)
以上ですが、過去の「戦前の写真史に関する5大ニュース」は、以下のとおりです。
2016年:1549〜1552(2017年1月2日)
2015年:1420〜1423(2016年1月3日)
2014年:1219・1220(2015年1月4日)
2013年:Msg.1147 (2014/2/2)
2012年:Msg.1084(2013/1/6)
2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)
何度も書いておりますが、2012年以前は削除されてしまっていますので、見ることができません。
1691
Aki*****1月7日 13:54
>>1690
【2017年の戦前の写真史に関する5大ニュース】(その3)
5.1001 Photographs You Must See Before You Die
1657〜1677【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】
1557〜1555【1001 Photographs You Must See Before You Die】
1558【続1001 Photographs You Must See Before You Die】
1569【1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
1570【Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
1575【Re: Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
1576【Re: Re: Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
1630〜1628【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】
1634〜1631【『1001 Photographs You Must See Before You Die』続報】
1638【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】訂正
書籍の番外は、次の1点。
1621〜1619【『写真週報』とその時代】
いやいや、昨年と同様、この分野の和書がいかに不作だったかを改めて思い知る結果です。展覧会と比べるとなんという天と地の差だろうか、と感じます。
今年は、とりあえずは、次の書籍に期待したいと思います。
1637【飯沢耕太郎・小学館・全4巻】
1690
Aki*****1月7日 13:53
>>1689
【2017年の戦前の写真史に関する5大ニュース】(その2)
つづいて、書籍関係は2件。「The Japanese Photobook, 1912-1980」は、昨年も選んでいるのですが、刊行が今年なので、再度選びました。
4.The Japanese Photobook, 1912-1980
1548【続々The Japanese Photobook, 1912-1980】
1566【続々々The Japanese Photobook, 1912-1980】
1592【The Japanese Photobookの発売日と値段】
1597【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】
1607【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】
1608【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】
1640〜1639【The Japanese Photobook実見】
1644〜1641【The Japanese Photobook目次・奥付】
1647〜1645【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』】
1650〜1648【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』追加情報】
1652【Steidl】
1689
Aki*****1月7日 13:51
>>1688
【2017年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
さて、恒例の「戦前の写真史に関する5大ニュース」です。
昨年2017年については、次の5つを選んでみました。従来のとおり、順位はありません。
全体のイメージは、上半期は展覧会、下半期は書籍、ですが、番外を入れれば、そんな偏りもありません。
まずは、展覧会関係3件。
1.「ハナヤ勘兵衛の時代デェ !!」展
1564〜1563【「ハナヤ勘兵衛の時代デェ !!」展】
2.塩谷定好展
1590【塩谷定好展の展覧会カタログ】
1565【塩谷定好展】
3.異郷のモダニズム
1572【Re: 異郷のモダニズム 満洲写真全史】
1571【異郷のモダニズム 満洲写真全史】
1578【続: 異郷のモダニズム 満洲写真全史】
1589【「異郷のモダニズム 満洲写真全史」の展覧会カタログ】
展覧会の番外は、次の8件ですが、たまたま昨年の「5大ニュース」と同じ件数です。
1686【山端祥玉】
1682【「20世紀の写真芸術 学生がつくる大阪新美術館・enocoのコレクション」展】
1622【山梨県立美術館「山梨の写真家」】
1599【井手傳次郎展】
1577【金丸重嶺】
1573【椎原治】
1562〜1561【日本のシュルレアリスム写真】
1560〜1559【写真弘社フォトグラフスコレクション展】
昨年は、歴史に残るような企画が多い年でした。
今年は、とりあえずは、次の企画に期待したいと思います。
1636〜1635【『光画』とその周辺】
1651【『光画』とその周辺・続報】
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2017年)
1688
Aki*****12月31日 13:13
>>1687
【20世紀前半に関する海外の作家の個展(2018年)】
2018年は、開催されますよね?
情報ないのですが、これは、当方の情報収集不足と信じます。
各美術館の皆さま、よろしくお願いします。
1687
Aki*****12月24日 15:49
>>1686
【20世紀前半に関する海外の作家の個展(2017年)】
世の中の関心が低くなってきているのか、2017年は、20世紀前半に関する海外の作家の個展は日本でほとんどなかったように思いますが?
それとも、当方の情報収集不足かもしれません。
1686
Aki*****12月17日 13:12
>>1682
【山端祥玉】
次の展覧会が開催中です。
山端祥玉が写した1939年万博の旅
JCIIフォトサロン
2017年11月28日(火)〜12月25日(月)
展示点数:約80点 (全作品モノクロ)
開館時間:10:00〜17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館) ※最終日12月25日は開館
入館料:無料
h ttp://jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2017/20171128.html
さすが白山眞理さんです。
実は、NHKのニュースで山端祥玉の撮影した同時期の16mmフィルムが見つかった、という報道があり、白山さんがコメントを寄せておられたので、気になっていたのですが、JCIIで写真展をするとは!
さっそく行ってきましたが、80点はかなり多いですね。
ただ、撮影されている内容は大いに特徴があるのですが、作品について大きな特徴(構図の工夫など)があるのかというと、若干疑問です。
また、この限定された部分だけではなく、山端祥玉の全生涯の作品展を希望いたします。それだけの価値はあります。今まで紹介されていないことには、何か理由があるのでしょうか?
平日に行ったということも原因でしょうが、すいていたのが残念です。
お時間ありましたら、ぜひお出かけください。
1685
Aki*****12月10日 19:45
>>1682
【愛知大学東亜同文書院大学記念センターシリーズ】
日本戦前期の「写真」というよりは、むしろ、「日中関係史」の関係の書籍なのでしょうが、割と最近刊行された、次の2冊の本をご紹介します(書誌情報のみ)。
-鳥居観音所蔵- 水野梅暁写真集 (仏教を通じた日中提携の模索)
広中 一成・長谷川 怜・松下 佐知子
社会評論社
2016/4/27
2484円
192ページ
方鏡山淨圓寺所蔵 藤井靜宣写真集 ― 近代日中仏教提携の実像
三好 章・広中 一成・長谷川 怜
社会評論社
2017/3/31
2160円
160ページ
どんな写真集なのでしょうか?
そして、まだ続篇が刊行されるのでしょうか?
1684
色鉛筆12月3日 22:21
>>1683
こんばんは。
【対象外です。】
わかりました。
有難うございました
1683
Aki*****12月3日 13:51
>>1681
こんにちは。
「最近のもの」とは、21世紀とか、20世紀後半の美術に関する展覧会の話題ということでしょうか?
それでしたら、大変申し訳ありませんが、対象外です。
ご諒解ください。よろしくお願いします。
1682
Aki*****12月3日 13:49
>>1680
【「20世紀の写真芸術 学生がつくる大阪新美術館・enocoのコレクション」展】
次の展覧会が開催中です。
展覧会名:「20世紀の写真芸術 学生がつくる大阪新美術館・enocoのコレクション」展
会期:平成29年11月22日(水曜日)から12月16日(土曜日)まで
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター (enoco) 4階 ルーム1、2(大阪市西区江之子島2−1−34)
アクセス:大阪市営地下鉄千日前線・中央線「阿波座」駅下車、8番出口から西へ約150m。
休館日:月曜日
開館時間:午前11時から午後7時まで
観覧料:無料
主催:大阪新美術館建設準備室、大阪府立江之子島文化芸術創造センター
後援:朝日新聞社
助成:一般財団法人地域創造
h ttp://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000411854.html
(学生さんがインターンシップとして参加するということで、「学生がつくる」と名付けているということです)
100点あまりの展示ということですが、その中身を知ることができるように作品リストをウエブサイトに掲載していただきたいところです。もともと大阪府が所蔵しているのはかなりの写真コレクションであり、また、上記ページには小石清とモホリ=ナギの作品が掲載されていますので、けっこう期待できるのではないかと思います。
なお、なるべく早い時点で大阪新美術館が開館していただけることを期待しております。
1681
色鉛筆12月2日 00:05
初めまして。
【国内の美術館で開催してほしい美術展覧会があれば、挙げて下さい。】
最近のものではだめですか?
1680
Aki*****11月26日 14:44
>>1679
【流氓ユダヤ】(さいご)
写真のタイトルにも付されている、この「安井仲治ポートフォリオ」ですが、以前ご紹介したと思うのですが、タカ・イシイ・ギャラリーの企画で2010年に販売されたものです(全30点)。
h ttp://www.takaishiigallery.com/jp/archives/8649/
写真についてのいわゆる「モダン・プリント」については、当方は極めて肯定的にとらえているのですが、この点についても、別な機会に譲りたいと思います。
なお、「MOMATコレクション」全体の作品リストも公開されています。
h ttp://www.momat.go.jp/am/permanent20171114_list29-2/
作品リストのネット上での公開は、東京国立近代美術館がさすがというか、もう標準になりつつあるでしょうか?
作品リストを見ますと、安井仲治の「流氓ユダヤ」シリーズからは「横顔」「母」「窓」の3点で、来年2018年3月21日まで入れ替えなし(安井作品はその3点だけのようです)。また、同シリーズでは椎原治作品9点(こちらは入れ替えあり)もリストに含まれています。
この9点も上記「所蔵作品総合目録検索システム」に図版が掲載されていますので、ご関心のある方は、検索をどうぞ。
h ttp://search.artmuseums.go.jp/index.php
惜しむらくは、「流氓ユダヤ」全体を紹介していただきたかったという点があります。他に、田淵銀芳、河野徹、手塚粲の各氏の作品があります。他方、「安井仲治ポートフォリオ」全30点の展示も期待したいところ。ただ、2011年に開催された写大ギャラリーの安井仲治展で、すでにその30点を紹介する企画がなされていますので、それだけですと、二番煎じになってしまいますね。
以上、話があちこちに行きましたが、安井作品が取り上げられていて、個人的にとても驚いたということのご紹介でした。
それでは、お時間あれば、東京国立近代美術館の「MOMATコレクション」にぜひ足をお運びください。よろしくお願いします。
(念のため、「流氓ユダヤ」シリーズの作品に関しては、展示期間が限られていますので、ご紹介した作品リストでご確認のうえ、お出かけください。)
1679
Aki*****11月26日 14:43
>>1678
【流氓ユダヤ】(つづき)
大いにわき道にそれてしまいましたが、今回書きたかったのはこのことではありません。
東京国立近代美術館の前には、大きな固定された「看板」があり、現在、12月1日から開催予定の企画展「熊谷守一」展と工芸館の展示とともに、この「MOMATコレクション」も、それぞれ1点の作品の大きな図版とともに掲示されています。
そして、「MOMATコレクション」から選ばれて掲示されている「1点」とは、なんと、安井仲治の写真作品「流氓ユダヤ(るぼう・ゆだや)」シリーズの中の「窓」なのです。
安井仲治の代表的かつ有名な作品ですから、ご存知の方も多いとは思いますが、「MOMATコレクション」のページのタブ「展覧会について」にも図版が掲載されていますので、ご参照ください(ページ一番下の写真作品です)
h ttp://www.momat.go.jp/am/exhibition/permanent20171114/#section1-2
また、「独立行政法人国立美術館 所蔵作品総合目録検索システム」にも掲載されていますので、ご参照ください。
h ttp://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=183245
(この「独立行政法人国立美術館 所蔵作品総合目録検索システム」については、また日を改めてご紹介したいところです。)
さて、この写真作品は、上述のとおり有名であるのですが、上記ご紹介した、本企画の紹介ページの解説でも、図版は掲載しているものの、まったく触れられておりません。その解説を読めば、「難民」というテーマで、この「窓」が選ばれているということは分かりますが、このテーマにしても、常設展全体のテーマではなく、いくつかのテーマのうちの1つでしかありません。ましてや、この「窓」が、500点近い全展示作品(会期中入れ替え作品を含む)のうちで1点だけ看板に選ばれるという理由は、不明といわざるを得ません。
ということに、「なぜ、この1点が選ばれたのか???」と理由はよくわからないところなのですが、ごくごく一般論としては、写真の地位が上がってきており、また、早いタイミングで「安井仲治ポートフォリオ」を大きく紹介したかった、ということなのかもしれません。
1678
Aki*****11月26日 14:42
>>1651
【流氓ユダヤ】
現在、東京国立近代美術館で、「MOMATコレクション」展が開催されています。
2017.11.14-2018.05.27
所蔵作品展
MOMAT コレクション
h ttp://www.momat.go.jp/am/exhibition/permanent20171114/
いわゆる「常設展」で、一般には内容的に特段目新しいものはありません。
しかし、このような展示がやはり重要だと思います。いわゆる(日本)近代の「名品」が、もちろん全部ではないにしても、ほぼいつでも見られる、ということが必要です。東京国立近代美術館では、「MOMAT」と呼び名になったはるか以前から、常設展を継続してきています。このような地道な活動は、もっともっと高く評価されるべきだと思います。企画展ばかりではない、ということです。これこそが、国公立美術館の1つの大きな役割だからです。
こんなことを書いたのは、以前にも同じようなことを書いたように思いますが、東京都写真美術館がそういう役割が果たしていないと感じるからです。「(日本)近代の「名品」が、もちろん全部ではないにしても、ほぼいつでも見られる」という状態になっていない。確かに、写真の多様化は著しく進んでおり、企画せねばならない内容は山ほどあることでしょう。したがって、スペースが足りないのだ、という点も理解できます。しかし、それは、写真以外の近現代美術一般についても、同じ状況です。東京都写真美術館は、1990年の一次開館から30年近くたちますが、まだ、「過渡期」なのかもしれません。なるべく早く、安定的に「名品」を網羅した常設展のある美術館になっていただきたいと思っています。
1677
Aki*****11月19日 14:20
>>1676
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その20・完)
273. Gordon Parks , Ingrid Bergman, Strombali, 1949, 383
274. Clifford Coffin , Swimsuits in the Sand, 1949, 383
275. Gjon Mili , Picasso, 1949, 384
以上275点。
1676
Aki*****11月19日 14:19
>>1675
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その19)
259. Unknown , Curious Onlookers Watch Stars During Senate Hearing, 1947, 372
260. William P. Gottlieb , Billie Holiday, Downbeat Club, New York, NY, 1947, 373
261. Ernst Haas , Returning Prisoners of War, 1947, 374
262. Unknown , Funeral Processin: Mahatma Gandhi , 1948, 374
263. Unknown , Christian Dior with Woman Medelling Dress and Stockings, 1948, 375
264. Walter Sanders , Berlin Blockade and Airlift, 1948, 375
265. Philippe Halsman , Dali Atomicus, 1948, 376
266. Unknown , Jamaicans Disembarking Empire Windrush, 1948, 377
267. George Rodger , Christmas Card from Magnum's Equatorial Office, 1948, 378
268. Constantin Joffé , Lights Over LA, 1948, 379
269. Harry Callahan , Eleanor, Chicago, 1948, 380
270. George Rodger , The Wrestlers, 1948, 381
271. Unknown , First Aerial Photograph of Los Alamos, 1949, 382
272. Stanley Kubrick , People Arriving at a Chicago Theatre, 1949, 382
1675
Aki*****11月19日 14:18
>>1674
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その18)
246. Lee Miller , Dead SS Prison Guard Floating in Canal, 1945, 360
247. Unknown , German Prisoners of War Are Forced to Watch an Atrocity Film on German Concentration Camps, 1945, 361
248. Unknown , Mushroom Cloud over Nagasaki, 1945, 362
249. Unknown , The Shadow of a Handle on a Gasometer, 1945, 362
250. Alfred Eisenstaedt , Mother and Child, Hiroshima, 1945, 1945, 363
251. Yevgeny Khaldei , Göring with Lawyer at the Nuremberg Trials, 1946, 363
252. W. Eugene Smith , The Walks to Paradise Garden, 1946, 364
253. Lisette Model , Singer at the Café Metropole, New York City, 1946, 365
254. Cornelius Ryan , Jewish Refugees Awaiting Deportation from Palestine, 1946, 366
255. Frances McLaughlin-Gill , Vogue Fashion Shoot, 1946, 367
256. Fred Ramage , Elderly German Citizens Rebuilding Dresden, 1946, 368
257. Clyde Holliday , The First Photograph from Space, 1946, 369
258. Arnold Newman , Igor Stravinsky, 1946, 371
1674
Aki*****11月19日 14:17
>>1673
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その17)
232. Yoshito Matsushige , Hiroshima the Day the A-Bomb Was Dropped, 1945, 348
233. Margaret Bourke-White , The Liberation of Buchenwald, 1945, 349
234. Erwin Blumenfeld , Do Your Part for the Red Cross, 1945, 350
235. Ed Clark , FDR Funeral 1945, 1945, 351
236. Tony Vaccaro , White Death, 1945, 352
237. Joe Rosenthal , Rising the Flag on Iwo Jima, 1945, 353
238. Dmitri Baltermants , Tchaikovsky, Germany, 1945, 354
239. Ruth Bernhard , In the Waves, 1945, 354
240. Frederick Sommer , Coyotes, 1945, 355
241. Berlyn Brixner , Trinity Site Explosion, 0.016 Seconds after Detonation, 1945, 355
242. George Rodger , A Young Boy Walks Past Corpses at Bergen-Belsen, 1945, 356
243. Yevgeny Khaldei , Raising a Flag Over the Reichstag, 1945, 357
244. Alfred Eisenstaedt , V-J Day in Times Square, 1945, 359
245. Henri Cartier-Bresson , Identification of Gestapo Informer, 1945, 359
1673
Aki*****11月19日 14:16
>>1672
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その16)
220. Wilhelm Brasse , Czesława Kwoka, c. 1942-43, 336
221. Weegee , The Critic, 1943, 338
222. Unknown , There is No Jewish Residential District in Warsaw Anymore, 1943, 339
223. Unknown , From One Day of War, Russia - 1943, 1943, 340
224. Weegee , Boy with Finger in His Mouse in a Movie Theatre, New York, c. 1943, 340
225. John Rawlings , From American Vogue, March 1943, 1943, 341
226. Ansel Adams , Manzanar Relocation Center, California, 1943, 341
227. Felix H. Man , Richard Attenborough in Brighton Rock, 1943, 342
228. Wolf Strache , Berlin, 1943, 1943, 343
229. Robert Capa , American Soldiers Landing on Omaha Beach, D-Day, June 6, 1944, 1944, 345
230. Ralph Crane , The Skull of a Japanese Soldier, Sent by an American Soldier to His Girlfriend, 1944, 346
231. L. S. Stoutsenberger , US Air Force B-24 Liberator Bomber Goes Down in Flames in a Raid Over Austria, 1944, 347
1672
Aki*****11月19日 14:16
>>1671
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その15)
205. Unknown , Wendell Willkie, Republican Presidential Candidate, Parade through His Hometown, Elwood, Indiana, 1940, 323
206. Claude P. Dettloff , Wait for Me, Daddy, 1940, 324
207. W. Eugene Smith , Orson Welles, 1941, 325
208. Ansel Adams , Moonrise, Hernandez, New Mexico, 1941, 326
209. Milton Brooks , Ford Strikers Riot, 1941, 327
210. Unknown , The Weeping Frenchman, 1941, 328
211. Yousuf Karsh , Winston Churchill, 1941, 329
212. George Rodger , A Dead German Soldier, 1941, 330
213. Weegee , The First Murder, 1941, 331
214. I. Russell Sorgi , Suicide, Buffalo, 1942, 332
215. Dmitri Baltermants , Grief, or Searching for Loved Ones at Kerch, 1942, 332
216. Vasić Slobodanka , Moments Before Execution, 1942, 333
217. Robert Doisneau , The Fallen Horse, 1942, 333
218. Gordon Parks , American Gothic, 1942, 334
219. George A. Strock , Three Dead Americans on the Beach at Buna, c. 1942-43, 335
1671
Aki*****11月19日 14:15
>>1670
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その14)
190. Lisette Model , Reflections, New York, 1939, 310
191. Unknown , Italian Blackshirts Welcome Chamberlain, 1939, 311
192. Horst P. Horst , Mainbocher Corset, 1939, 312
193. Cornell Capa , Savoy Ballroom, Harlem, 1939, 313
194. Unknown , View of the World's Fair, 1939, 314
195. Unknown , Injured Family, 1939, 315
196. Unknown , Filming The Wizard of Oz, 1939, 316
197. Anton Bruehl , Vogue 1939, 1939, 317
198. John Vachon , Clark Street, Chicago, Illinois, 1940, 318
199. Major H. N. E. Bredin , Officers of the Royal Ulster Rifles Awaiting Evacuation at Bray-Dunes Near Dunkirk, May 1940, 1940, 319
200. Unknown , The Ruins of Earl Street, 1940, 320
201. Cecil Beaton , Victim of the Blitz, 1940, 320
202. Unknown , St Paul's During a Blitz Air Raid on London, 1940, 321
203. Fred Morley , Delivery after a Raid, 1940, 321
204. Russell Lee , Saying Grace Before the Barbeque Dinner at the Pie Town, New Mexico Fair, 1940, 322
1670
Aki*****11月19日 14:14
>>1669
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その13)
175. Unknown , Stalin and Yezhov, 1937, 298
176. H. S. Wong , Lone Baby Crying After Bombing of Shanghai Railroad Station, 1937, 300
177. Unknown , Western Fashions and Hairstyles, Peking, 1937, 300
178. Fabian Bachrach , Portrait of the Kennedy Family, 1937, 301
179. Humphrey Spender , Washing in Road Between Terraced Housing, 1937-38, 301
180. Manuel Álvarez Bravo , The Good Reputation, Sleepin, 1938-39, 302
181. Unknown , Frank Sinatra, 1938, 303
182. Unknown , Jewish Refugees, 1938, 304
183. Harold Edgerton , Golfer, 1938, 305
184. Max Ehlert , Austrian Girls Salute Hitler, 1938, 306
185. David 'Chim' Seymour , Children Take Refuge in Underground Shelters to Escape the Bombings, 1938, 306
186. Kurt Hutton , Care Free, 1938, 307
187. Kurt Hutton , The Commissionaire's Dog, 1938, 307
188. Engel Morris , Harlem Merchant, New York City, 1938, 308
189. J. A. Hampton , Leap of Faith, 1939, 309
1669
Aki*****11月19日 14:13
>>1668
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その12)
162. Anthony Camerano , Jesse Owens at the Berlin Olympics, 1936, 286
163. Edward Weston , Nude (Chairs, Santa Monica), 1936, 1936, 287
164. Walker Evans , Sharecropper's Family, Hale County, Alabama, 1936, 288
165. Unknown , Svelana Stalin Sits on Beria's Knee, 1936, 289
166. Robert Capa , Loyalist Militiaman at the Moment of Death, Cerro Muriano, 5 September 1936, 1936, 291
167. John Gutmann , Class (High Diver Marjorie Gestring 1936 Olympics Champion), 1936, 292
168. Unknown , Sir Oswald Mosley's Blackshirt Parade, 1936, 292
169. Gerda Taro , Republican Militiawoman Training on the Beach, Outside Barcelona, 1936, 293
170. J. A. Hampton , Harrow Speech Day, 1936, 293
171. Arthur Rothstein , Fleeing a Dust Storm, 1936, 294
172. Unknown , Hitler Youth, c. 1936, 295
173. Sam Shere , The Hindenburg Zeppelin Disaster, 1937, 296
174. Margaret Bourke-White , The Louisville Flood, 1937, 297
1668
Aki*****11月19日 14:12
>>1667
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その11)
147. Unknown , The Night They Ended Prohibition, 1933, 273
148. Carl Strüwe , The Archetype of Individuality, 1933, 274
149. Manuel Álvarez Bravo , Striking Worker Assassinated, Oaxaca, 1934, 275
150. Unknown , Einstein Talks to Journalists, 1934, 276
151. Lusha Nelson , Still Life, 1934, 277
152. Unknown , Leni Riefenstahl Shooting Triumph of the Will, 1934, 278
153. Walker Evans , Breakfast Room, Belle Grove Plantation, 1935, 278
154. Lusha Nelson , Peter Lorre, 1935, 279
155. Unknown , Fats at CBS, 1935, 279
156. Gorge Hurrell , Joan Crawford, Promotion Image for I Live My Life, 1935, 280
157. Cecil Beaton , Jean Cocteau, 1935, 281
158. Vishniac Roman , Jewish Schoolchildren, 1935, 282
159. Oscar Graubner , Margaret Bourke-White Atop the Chrysler Building, 1935, 283
160. Dorothea Lange , Migrant Mother, 1936, 285
161. Unknown , General Franco Takes the Oath as Head of State, 1936, 285
1667
Aki*****11月19日 14:11
>>1666
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その10)
132. John Heartfield , Millions Stand Behind Me: The Meaning of Hitler's Salute, 1932, 260
133. Berenice Abbott , Nightview, New York, 1932, 261
134. Imogen Cunningham , James Cagney, 1932, 262
135. Unknown , A Gas-Masked Rider and Horse, 1932, 263
136. Wanda Wulz , Cat and Me, 1932, 264
137. Robert Capa , Denmark, Copenhagen. November 27, 1932. Leon Trotsky Lecturing, 1932, 265
138. Pierre Dubreuil , The First Round, 1932, 266
139. Herbert Bayer , Humanly Impossible [Self-Portrait], 1932, 267
140. Alfred Eisenstaedt , Joseph Goebbels, 1933, 268
141. R. Wesley , Early Floodlit Rugby, 1933, 268
142. Manuel Álvarez Bravo , Daughter of the Dancers, 1933, 269
143. Unknown , Book Burning, 1933, 269
144. Dorothea Lange , White Angel Bread Line, San Francisco, 1933, 270
145. Unknown , Princess Elizabeth and Princess Margaret, 1933, 271
146. Unknown , The Reichstag Fire, 1933, 272
1666(欠番)
1665
Aki*****11月19日 14:10
>>1664
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その9)
117. George Hoyningen-Huene , Divers, Horst with Model, Paris, 1930, 247
118. Unknown , Exhausted Marathon Dancer, 1930, 248
119. Unknown , New York Skyscrapers, 1930, 248
120. Unknown , Racegoers in Field, 1930, 249
121. Felix H. Man , The Laban Dance Group at an Outdoor Rehearsal for Tannhäuser, 1930, 249
122. Alexander Rodchenko , Pioneer with a Bugle, 1930, 250
123. Clyde William Tombaugh , Pluto Discovery Plates, 1930, 251
124. Edward Steichen , Anna May Wong, 1930, 253
125. Erich Salomon , The King of the Indiscreet, 1931, 253
126. Kata Kálmán , Factory Worker, 1931, 254
127. Unknown , Baby Safe Instructions Later Act Accordingly', 1932, 255
128. James Van Der Zee , Harlem, 1932, 256
129. Brassaï , Bijou à Paris, 1932, 257
130. Henri Cartier-Bresson , Behind the Gare St. Lazare, 1932, 259
131. Unknown , Emperor Hirohito Inspects Giant Ear-Trumpets, 1932, 259
1664
Aki*****11月19日 14:08
>>1663
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その8)
102. Martin Munkásci , Untitled, 1928, 234
103. Eugene Robert Richee , Louise Brooks, 1928, 235
104. Karl Blossfeldt , Allium Ostrowskianum/Dutch Hyacinth, 1928, 236
105. László Moholy-Nagy , Berlin Radio Tower, 1928, 237
106. André Kertész , Meudon, 1928, 239
107. Jaromír Funke , Composition, 1928, 239
108. Unknown , St Valentine's Day Massacle, 1929, 240
109. Unknown , Cars Racing Around the Oval Track on the Rooftop of the Fiat Works in Turin, 1929, 240
110. Unknown , Recreation of the St Valentine's Day Massacre, 1929, 241
111. Unknown , The Wall Street Crash, 1929, 241
112. Jacques-André Boiffard , Big Toe, Masculine Subject, Thirty Years Old, Documents, No. 6, 1929, 1929, 242
113. Casimir Zagourski , Bateke Chief, c. 1929-37, 243
114. Arkady Shaikhet , A Komsomol Youth at the Wheel, 1929, 244
115. Fu Bingchang , Woman in Swimsuit Sitting on a Rock, 1929, 245
116. Edward Weston , Pepper No. 30, 1930, 246
1663
Aki*****11月19日 14:07
>>1662
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その7)
87. Unknown , Mussolini with Pet Lion Cub, 1925, 221
88. László Moholy-Nagy , Fotogramm, c. 1926, 222
89. Arnold Hogg , Selfie of Helen and Arnold Hogg, 1926, 223
90. Tina Modotti , Workers' Parade, 1926, 224
91. John Logie Baird , TV Demonstration, 1926, 224
92. Arkady Shaikhet , Village Electrification in the Soviet Union, 1927, 225
93. Unknown , Josephine Baker in Paris, 1927, 225
94. Unknown , Charles Lindbergh Arrives at Croydon Airport after His Record-Breaking Transatlantic Flight, 1927, 226
95. Florence Vandamm , Yvonne Printemps, 1927, 227
96. Heinrich Hoffman , Hitler Rehearsing a Speech, 1927, 228
97. Baron Adolf de Meyer , Elizabeth Arden Advertisement, 1927, 229
98. Charles Sheeler , Criss-Crossed Coveyors, River Rouge Plant, Ford Motor Company, 1927, 230
99. Claude Cahun , Autoportrait, 1927, 231
100. T Lux Feininger , Eurythmy, or Jump Over the Bauhaus, c. 1927, 232
101. August Sander , Pastry Chef, 1928, 233
1662
Aki*****11月19日 14:06
>>1661
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その6)
70. Unknown , Alcohol Being Destroyed During Prohibition, 1920, 207
71. Unknown , Life in a London Slum, 1920, 207
72. Unknown , Houdini and the Ghost of Abraham Lincoln, c. 1920-30, 208
73. Lewis Hine , Power House Mechanic Working on a Steam Pump, 1920, 208
74. Unknown , Tour de France 1921, 1921, 209
75. George Rinhart , Babe Ruth, 1921, 209
76. Man Ray , Rayography 'Champs Délicieux' No. 04, 1922, 211
77. Unknown , Dublin, 1922, 1922, 211
78. Unknown , Testing a Bulletproof Vest, 1923, 212
79. Unknown , Earthquake Survivors in Yokohama, 1923, 213
80. Man Ray , Ingres' Violin, 1924, 214
81. Unknown , A Phrenologist's Study of Nathan Leopold Jr., 1924, 215
82. El Lissitzky , The Cinstructor, 1924, 216
83. Alexander Rodchenko , Critic Osip Brik, 1924, 216
84. Eugène Atget , The Panthéon, 1924, 218
85. Unknown , Two Workers Set up a Giant Ernemann Camera, 1925, 218
86. John Warwick Brooke , Football in the Mud, 1925, 220
1661
Aki*****11月19日 14:05
>>1660
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その5)
57. Elsie Wright , The Cttingley Fairies, 1917, 194
58. Horace Nicholls , Munitions Production on the Home Front, 1917, 195
59. Frank Hurley , Over the Top, 1917, 197
60. Horace Nicholls , Repairing War's Ravages: Renovating Facial Injuries. Various Plates and Attachments in Different Stages of Completion, 1917, 198
61. Viktor Bulla , Street Demonstration, 1917, 199
62. Unknown compiled by Ernst Friedrich , The Health Report of the Proletarian, 1917, 200
63. Unknown , Tsar and Family on Roof as Captives, 1918, 201
64. Arthur Mole , The Human American Eagle, 1918, 202
65. Unknown , Peace Bus, 1918, 203
66. Hannah Höch , Cut with the Kitchen Knife Through the Last Weimar Beer-Belly Cultural Epoch in Germany, 1919, 204
67. Unknown , Lynching in Nebraska, 1919, 205
68. Unknown , Allied Officers Viewing Signing of Versailles Treaty, 1919, 206
69. Unknown , A Beggar Pursues King George V, 1920, 206
1660
Aki*****11月19日 14:04
>>1659
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その4)
42. A. H. Robinson , Bridlington Beach, 1912, 180
43. Heinrich Kühn , Walter and Edeltrude, c. 1912, 182
44. Alvin Langdon Coburn , The Octopus, 1912, 183
45. Eugène Atget , Cour, 41 Rue Broca, 1912, 184
46. Unknown , Striking Coal Miners, 1912, 184
47. E. J. Bellocq , Untitled, 1912, 185
48. Jacques-Henri Lartigue , Le Grand Prix A.C.F., 1913, 185
49. Unknown , Christman Truce, 1914, 186
50. Unknown , Arrest of Gavrilo Princip, Assassin of Archduke Frnaz Ferdinand, 1914, 1914, 187
51. Frank Hurley , Endurance at Midwinter, 1915, 188
52. British Army Royal Flying Corps 4 , Squadron Aerial Photography on the Western Front, 196, 1916, 189
53. Paul Strand , Blind, 1916, 191
54. Geoffrey Malins , Still from The Battle of the Somme, 1916, 191
55. Unknown , Children Scavenging Ruins After the Easter Rising, 1916, 192
56. John Warwick Brooke , Stretcher Bearers, Battle of Pickem Ridge, 1917, 193
1659
Aki*****11月19日 14:03
>>1658
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その3)
30. Alphonse Bertillon , The Bertillon System, 1909, 168
31. Unknown , Giovanni Rossignoli Takes the Sprint Stage in Chieti, Naples, During the Inaugural Giro d'Italia, 1909, 169
32. Unknown , Jack Johnson in the Ring with James Jeffries, 1910, 170
33. Alphonse Bertillon , Murder of Monsieur André, Boulevard de La Villette, Paris, October 3, 1910, 1910, 171
34. William Downey , Nine Sovereigns at Windsor for the Funeral of King Edward VII, 1910, 172
35. Sergey Makhaylovich Prokudin-Gorsky , Armenian Woman in National Costume, Artvin, 1910, 173
36. Lewis Hine , Newsboys Smoking, 1910, 174
37. Herbert Ponting , Portrait of Captain Oates, 1911, 175
38. Herbert Ponting , Grotto in a Berg, Terra Nova in the Distance, 1911, 177
39. Unknown , Chinese Repuplican Soldiers, 1911, 177
40. Unknown , Emiliano Zapata, 1911, 178
41. P. Flores Pérez , Women of the Mexican Revolution, 1911, 179
1658
Aki*****11月19日 14:01
>>1657
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その2)
14. Unknown , Five Dogs Undergoing Experiments on Gastric Secretion in the Laboratory of Ivan Petrovich Pavlov, 1904, 153
15. Alice Seely Harris , Congo Free State, 1904, 154
16. Robert Demachy , Speed, 1904, 154
17. Edward Steichen , The Pond - Moonlight, 1904, 155
18. Wilhelm von Gloeden , Boy with Lilies, 1904, 155
19. Unknown , Children in a London Classroom, 1905, 156
20. Harry C. Ellis , Elephants Taking Tea in Paris, c. 1905, 157
21. Edward S. Curtis , Jicarilla Apache Cowboy, 1905, 158
22. Clarence Hudson White , Morning, 1905, 159
23. Jacques-Henri Lartigue , My Cousin Bichonnade, 1905, 160
24. George III Shiras , Deer at Nigh, 1905, 161
25. Alfred Stieglitz , The Steerage, 1907, 162
26. Unknown , Peking to Paris Automobile Race, 1907, 163
27. George H. Seeley , The Brass Bowl, 1907, 164
28. Unknown , Danish Gymnast, 1908, 165
29. Lewis Hine , A Little Spinner in the Mollohan Mills, Newberry, SC, 1908, 167
1657
Aki*****11月19日 14:00
>>1656
【掲載作品リスト(1001 Photographs You Must See Before You Die)】(その1)
ご参考までに、20世紀前半(1900-1949)の作品275点を列挙します。
入力ミスがないことを祈ります。
連番, 写真家名, 作品名, 制作年, 掲載ページ
1. William van der Weyde , Electric Chair at Sing Sing, 1900, 141
2. Arthur Clive Banfield , The Life History of a Splash, 1900, 142
3. F. J. Mortimer , Strawberry Farm, 1900, 144
4. Frances Benjamin Johnston , Untitled, 1900, 144
5. Gertrude Käsebier , Gargoyle, 1901, 145
6. Antoine-Henri Becquerel , Beta Rays Emitted from a Radioactive Substance Through Screens, 1901, 145
7. Unknown , Queen Victoria's Funeral Procession , 1901, 146
8. Unknown , Texas Oil Gush, 1902, 147
9. John T. Daniels , First Powered Flight by the Wright Brothers, 1903, 148
10. Unknown , The Empress Dowager Cixi Carried in State on a Palanquin by Palace Eunuchs, 1903, 149
11. Frederick H. Evans , A Sea of Steps, 1903, 150
12. Unknown , Marshall Walter 'Major' Taylor, 1904, 151
13. Unknown , Tsar Nicholas II Bressing a Resiment Leaving for the Russo-Japanese War, 1904, 152
1656
Aki*****11月12日 14:00
>>1655
【Photographies 1905-1948】(さいご)
96 Emile Savitry 425-426
97 Xanti Schawinsky 427
98 Hinnerk Scheper 428-429
99 Kurt Schwitters 430-431
100 Albert et Jean Séeberger 432-433
101 Emmanuel Sougez 434-435
102 Edward Steichen 436-437
103 André Steiner 438
104 Paul Strand 439-448
105 Jindrick Styrsky 449-451
106 Josef Sudek 452-462
107 Maurice Tabard 463-471
108 François Tuefferd 472
109 Raoul Ubac 473-479
110 Shoji Ueda 480
111 Umbo (Otto Umbehr, dit) 481-483
112 Luigi Veronesi 484
113 Edward Weston 485-487
114 Paul Wolff 488
115 Wols (Alfred Otto Wolfgang Schulze, dit) 489
116 Willy Otto Zielke 490-491
117 René Zuber 492-493
118 Piet Zwart 494-495
以上、118人。
これらの写真家の作品は、ポンピドゥー・センターに所蔵されているわけですので、当然注目すべきだ、ということになります。
なお、このリストは、この本のIndexをベースに作成していますが、すでにIndexに間違いが見つかっていますので(それは上記リストでは修正スミ)、さらに間違いがあるかもしれません(もちろん、当方の入力ミスもあり得ます)。もし間違いあれば、ご容赦ください。また、ご指摘いただければ訂正いたしますので、よろしくお願いいたします。
1655
Aki*****11月12日 13:59
>>1654
【Photographies 1905-1948】(つづき)
61 Kineo Kuwabara 267
62 Ergy Landau (Erzsi Landau, dite) 268-269
63 Nathan Lerner 270
64 Boris Lipnitzki 271
65 Herbert List 272-273
66 Lucien Lorelle 274-277
67 Eli Lotar 278-281
68 George Platt Lynes 282
69 Dora Maar (Henriette Dorothée Markovitch, dite) 283-290
70 Man Ray (Emmanuel Radnitszky, dit) 291-352
71 Werner Mantz 353
72 Daniel Masclet 354-356
73 Willy Maywald 357-358
74 Lesette Model 359
75 László Moholy-Nagy 360-369
76 Lucia Moholy 370-372
77 Jean Moral 373
78 Paul Nash 374-376
79 Arnold Newman 377
80 Paul Outerbridge 378-379
81 Jean Painlevé 380-381
82 André Papillon 382-384
83 Roger Parry 385-391
84 Walter A. Peterhans 392-393
85 Elfriede Reichelt 394
86 René-Jacques (René Giton, dit) 395-397
87 Albert Renger-Patzsch 398-402
88 Alexandre Rodtchenko 403-409
89 André Rogi 410-412
90 Franz Roh 413-414
91 Willy Ronis 415-416
92 Jaroslav Rössler 417-419
93 Eugéne Rubin 420
94 Charlotte Rudolph 421
95 August Sander 422-424
1654
Aki*****11月12日 13:57
>>1653
【Photographies 1905-1948】(つづき)
28 Imogen Cunningham 150
29 Jean Dieuzaide 151-152
30 Robert Doisneau 153-167
31 César Domela 168-169
32 Frantisek Drtikol 170-176
33 Pierre Dubreuil 177-179
34 Marcel Duchamp 180-181
35 Nora Dumas (Nora Telkes de Kelenfold, dite) 182-183
36 Alfred Ehrhardt 184-185
37 Hugo Erfurth 186-187
38 Walker Evans 188-192
39 Paul Facchetti 193-195
40 Emeric Feher 196-197
41 Andreas Feininger 198
42 Robert Frank 199-201
43 Gisèle Freund 202-209
44 Jaromir Funke 210
45 Alexandre Grinberg (Alexandre Danilovitch Grinberg, alias Grünberg) 211
46 Raymond Hains 212-214
47 Heinz Hajek-Halke 215
48 Raoul Hausmann 216-222
49 Florence Henri 223-227
50 Karol Hiller 228-231
51 Florence Homolka (Florence Meyer) 232-233
52 Paul Horst (Horst Paul Borhmann, dit) 234
53 Izis (Israël Bidermanas, dit) 235-236
54 Lotte Johanna Jacobi 237
55 Pierre Jahan 238-242
56 Pierre Jamet 243
57 Andrè Kertész 244-254
58 Willy Kessels 255
59 François Kollar 256-259
60 Germaine Krull 260-266
1653
Aki*****11月12日 13:56
>>1652
【Photographies 1905-1948】
ずいぶんと古い本ですが、次の本の掲載写真家をご紹介します。
Collection de photographies du Musée national d'art moderne,
Photographies 1905-1948
Paris : Centre Georges Pompidou
1996
ISBN: 2858508992
書籍タイトルからわかりますが、パリのポンピドゥー・センターに入っている「国立近代美術館」の所蔵写真作品のカタログです。
連番 写真家 ページ
1 Berenice Abbott 23-25
2 Lucien Aigner 26
3 Laure Albin Guillot 27-36
4 Manuel Alvarez Bravo 37
5 Herbert Bayer 38-39
6 Hannes Beckmann 40-41
7 Hans Bellmer 42-44
8 James Bellocq 45
9 Mieczyslaw Berman 46
10 Ilse Bing 47
11 Théo Blanc and Antoine Demily 48-52
12 Erwin Blumenfeld 53-55
13 Jacques-Andrè Boiffard 56-59
14 Edouard Boubat 60-64
15 Pierre Boucher 65-67
16 Marcel Bovis 68
17 Constantin Brancusi 69-73
18 Bill Brandt 74-75
何も掲載されていない白いページ 76
19 Brassaï (Gyula Halasz, dit) 77-130
20 Josef Breitenbach 131
21 Robert Bresson 132
22 Claude Cahun (Lucy Schwob, dite) 133-136
23 Harry Callahan 137-139
24 Henri Cartier-Bresson 140-143
25 Rolf Cavaël 144
26 Jean-Philippe Charbonnier 145-146
27 Yvonne Chevalier 147-149
1652
Aki*****11月5日 09:04
>>1650
【Steidl】
本日は気楽な内容で、Steidl社(ドイツ。シュタイデル社)のサイトの紹介です。
The Soviet Photobook
h ttps://steidl.de/Books/The-Soviet-Photobook-1920-1941-0612151931.html
The Japanese Photobook
h ttps://steidl.de/Books/The-Japanese-Photobook-1912-1990-1822243940.html
書籍の一部のページも見ることができます。
Amazonではこの2冊については、「なか見!検索」がありませんので、あえてご紹介いたしました。早急に「なか見!検索」をしていただきたいのですが、無理なのでしょうかね。
Steidl社からの、同傾向の続巻(要するに他の国の「Photobook本」)も期待したいと思います。
なお、「Art Photo Site」の「フォトブックガイド」でも「The Japanese Photobook」が紹介されていましたので、以下URLを挙げておきます。
h ttp://www.artphoto-site.com/b_960.html
なお、「フォトブックガイド」では膨大な量を紹介してくれているので、検索機能があれば、大変ありがたいのですが。
1651
Aki*****10月29日 11:22
>>1636
【『光画』とその周辺・続報】
No.1635でご紹介した
『光画』とその周辺 新興写真とはなんだったのか(仮称)
ですが、東京都写真美術館のページに情報が掲載されていました。
h ttps://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2964.html
「出品予定作家」のみコピーしておきます。
野島康三、中山岩太、木村伊兵衛、ハナヤ勘兵衛、佐久間兵衛、堀野正雄、吉川富三、安井仲治、大束元、錦古里孝治など
おなじみ写真家ばかりですね。
1650
Aki*****10月22日 14:12
>>1649
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』追加情報】さらにつづき(これで終わり)
また、他人に、単純に「この本はいい本ですよ」とはもう薦められません。紹介するときには、「いい本だが、内容にいくつか間違いがあるので、特に引用する際には、慎重に確認した(裏を取った)方がいいですよ」と助言するでしょう。特に、外国人には薦められません。なぜなら、日本語によほど堪能でなければ(しかも、日本在住でなければ)、「慎重に確認」など不可能ですから。
この『The Japanese Photobook』で紹介しているほかの資料のデータにも間違いや疑わしい点を見つけており、追ってご紹介したいと思っています。この『The Japanese Photobook』については、刊行前からあれだけ期待し、一見したときにはその期待に十分に見合う内容だと思ったのですが、調べれば調べるほど間違いや不正確なデータの記載が見つかり、裏切られた感じで、非常にがっかりしています。正直悲しいです。
なお、この『The Japanese Photobook』に掲載されている別のある資料のデータに関する疑問についてすでにドラフトを書いていました。それはまだまだ好意的なトーンの書き方でしたが、上記のような状況にかんがみ、もっと酷評に書き換えねばなりませんね。
ちなみに、あと最低2つの資料については書きたいと思っています。
しつこく「あらさがし」をしているようで、気が進まないのですが、間違いは間違いとして指摘するのが気付いた者の義務(?)だと、意気消沈した気持ちを鼓舞し、勇気を振り絞って、続きを書こうと思います。
このようなやり方についてお気に召さない方には申し訳ありませんが、ご寛恕いただきたく、よろしくお願いします。
1649
Aki*****10月22日 14:11
>>1648
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』追加情報】つづき
この『カメラと機関車』の写真をだれが撮影したのか、当方はもともと、オリジナルにきちんとした記載がなく、著者ご本人の吉川速男さん以外は「よくわからない」という結果に終わるのではないかと懸念していました。実際、そういうことはよくあります。「Photobook」の例ではありませんが、新聞に掲載された写真などはその典型ですね。それから推測して新聞社が刊行した「Photobook」であれば、その可能性が高いと思います。ところが、この『カメラと機関車』には、幸い撮影者を記載したページがありました。それも、どの作品がどの撮影者かまでがきちんと記載されている。要は、この『カメラと機関車』を1ページごとに繰っていけば、誰でもすぐに見つけることができ、すぐにわかる、ということです。
とすると、写真家のデータが『カメラと機関車』自体の記載通りではない、間違った記載になっている『The Japanese Photobook』の著者Manfred Heitingというかたは、『カメラと機関車』のページを1ページごとに繰っていないのか、繰ってはいても、日本語が分からず、分からないまま日本語がわかる人に確認もしていない、ということなのか? いずれにしても、手許にあるはずの実物をきちんと見ていない、理解していない、ということになります。
以上、状況を整理してみましょう。
『カメラと機関車』について、
1.「Photographer」の欄に掲載されるべきでない名前が掲載されている(その中には、読み方の間違いと思われる記載もある)
2.「Photographer」の欄に掲載されるべき名前が掲載されていない
3.「復刻版」を参照しているはずなのに、データの中にその旨の記載がない(復刻版だと気づいていない?)
さて、これでもなお、「とはいうものの、この『The Japanese Photobook』という本は、代えがたい貴重な書籍です」、と評価することができるでしょうか? 例えば、「資料1点についてのことですから、他の510点の資料のデータの正確さについては大丈夫でしょう」、といえるでしょうか? 当方は非常にためらいます。
1648
Aki*****10月22日 14:10
>>1647
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』追加情報】
『カメラと機関車』の復刻版(1993年)の実物を見ることができました。
監修:星晃 渡辺寿男
編輯:和久田康雄 加藤新一
写真撮影は、次の4人です。
吉川速男(よしかわ・はやお)
吉川暢亮(吉川速男の長男):著者に次いで多くの作品を掲載している(数十点)
吉川春美(吉川速男との関係は不明。男性か女性かも不明):2点のみ
苗村武(吉川速男の友人):数点
「暢亮」(一文字目の「暢」の音読みは「チョウ」)の読み方ですが、「まさあき・のぶあき」が一般的のようです。しかし、『カメラと機関車』の作者名の欧文表記は、日本語表記と異なり、「H&Y YOSHIKAWA」と2名になっており、「H」は「速男」、「Y」は「暢亮」となると、「まさあき・のぶあき」のいずれでもないようです。
「春美」の読み方は、「はるみ」か「はるよし」か? 性別も、吉川速男さんご本人との続柄も、いずれも復刻版の記載を見る限り不明です。
最後の「苗村武」は、おそらく、「いなむら・たけし」ではないかと思いますが、「なむら」と読む可能性もありますので、確定はできません。
なお、本書『カメラと機関車』の記載によれば、吉川暢亮と苗村武のお二人は、オリジナルの刊行時点で、すでにお亡くなりになっています。
前述のとおり、この復刻は、アテネ書房の「復刻鉄道名著集成」というシリーズの中の1冊で、この復刻シリーズ刊行時には『鉄道名著集成解題』という資料も刊行されているようですので、これを見れば、この3人の名前の読み方や著者との関係についてなにか情報があったかもしれませんね。他日を期したいと思います。
h ttp://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002772944-00
1647
Aki*****10月15日 12:35
>>1646
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』】さらにつづき
う〜ん、何ということでしょう。この『The Japanese Photobook』の(写真家の)記載は、いったいどこまで信頼できるのか? 五里霧中という感じになってきました。
これ以上は、インターネット上では確認はできませんでした。インターネットがいかに役に立たないか、ということを実感できます。したがいまして、これから先は、『カメラと機関車』の実物を確認せねばなりません。いつ確認できるかわかりませんが、また結果をご報告します。
それにしても、素人の目から見ても内容が疑わしくて、紹介されているPhotobookの実物を確認しないといけなくなる、というのは、残念ながら「案内書・ガイド本」としては失格ですよね。
日本人の複数の専門家にすみずみまでチェックしてもらうような制作過程にすべきだったのでしょう。今となってはもう遅い、遅すぎるのですが。
懸念していることは、次のようなことです。
この『The Japanese Photobook』は、日本写真史を研究する上での必携の書として、先にもご紹介した、2003年のヒューストン美術館の展覧会カタログ『The History of Japanese Photography』とともに、世界各国の図書館や美術館(図書室)に所蔵されることでしょう。そして、今後、日本写真史に関する様々な文献に引用されることでしょう。以下のごとく。
日本の戦前期を代表する鉄道写真家として、次のような者を挙げることができる。
渡辺寿男、星晃、吉川速男、加藤新一、和久田康雄(出典『The Japanese Photobook 1912-1990』)
(原文はもちろん、日本語以外の各種言語となるでしょうが)
そして、いちいち指摘する者もなく(日本人でなければ気づくことも難しいでしょう)、これが孫引きされ、ひ孫引きされ、、、といううちに、だんだんと間違いだと分からなくなることでしょう。
特に、加藤新一さんなどは、「自分が生まれる前に写真家として活動をしている」と書かれているこんな外国語の文献をもし見つけたら、さぞやびっくりなさることでしょう。これは、全然笑えない話ですね。
1646
Aki*****10月15日 12:33
>>1645
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』】つづき
他方、国立国会図書館のデータベースによると、
シリーズ著者 星晃, 渡辺寿男 監修
シリーズ著者 和久田康雄, 加藤新一 編
となっていますので、これらの4人は、あくまでも、「シリーズ」の編者・監修者のようですね。したがって、『The Japanese Photobook』が挙げている5人が5人とも「Photographer」だというのは、いかにも疑わしい。
いやいや、待ってください。5人のうち、吉川速男さんは著者だから写真も撮影している可能性があるとしても、他の4人の生年(国立国会図書館のデータ)を見ると、一番年上でも、星晃さんの1918年で、この本の刊行時は、20歳、きちんと書籍として刊行されているものに写真が掲載されるには若すぎないでしょうか? それでもまだいいほうで、和久田・加藤両氏など、1938年にはまだ4歳だとか、まだ生まれていなかったりします。
だんだんとわかってきました。吉川さん以外の4人は、おそらく、原著ではなく、アテネ書房のシリーズ「復刻鉄道名著集成(全23冊?)」(1993年)の「編者・監修者」なんですね。したがって、『カメラと機関車』掲載の写真を撮影しているはずはない。しかも、『The Japanese Photobook』の書誌データにこの4人の名前が出ているということは、『The Japanese Photobook』の著者が参照した本は、1938年刊のオリジナルではなく(またはオリジナルとともに)、1993年刊の復刻版だということを示しています。しかし、そのことは、『The Japanese Photobook』のデータでは全く触れられていません。あえて(隠して)記載していないのでしょうか? それとも、気づいていない? もちろん、後者は悪意はないという点はいいのですが、研究者としてきちんとした考証ができていないということを意味します。
1645
Aki*****10月15日 12:32
>>1644
【『The Japanese Photobook』さらに情報『カメラと機関車』】
この貴重な本ですが、内容に怪しい点が見つかり始めていますので、やや長たらしくなりますが、以下1つの例を書いてみます。
59番に「Kamera to kikansha (Kamera und Lokomotive)」(1938年刊行)という本が取り上げられています。先に指摘しましたように日本語(日本語表記)のタイトルはデータに含まれていませんが、表紙写真も掲載されていますので、日本語の書名もすぐにわかります。
カメラと機関車/吉川速男・著/玄光社
そして、この『カメラと機関車』のPhotographerとして、この『The Japanese Photobook』では次の5人の名前が挙げられています。
Watanabe Yoshio
Hoshi Akira
Yoshikawa Hayao
Kato Shinichi
Wakuda Yasuo
実は、この『カメラと機関車』という本は、アテネ書房という出版社から1993年に復刻されていて(復刻鉄道名著集成(全23冊?)のうちの1冊)、国立国会図書館にも所蔵されています。
h ttp://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002772948-00
まだ実物を見ることはできていませんが、国立国会図書館のデータベースでは、次の名前が記載されています。
著者標目 吉川, 速男, 1890-1959
著者標目 星, 晃, 1918-2012
著者標目 渡辺, 寿男
著者標目 和久田, 康雄, 1934-
著者標目 加藤, 新一, 1948-
上記ローマ字表記の5人と符合しますね。ただ、「Watanabe Yoshio」というのは、てっきり渡辺義雄さんかと思っていましたが、違いました。確かに、渡辺義雄さんが鉄道写真をしていたというのは、あまり聞いたことがありません。さらに、「渡辺寿男」の「寿男」はあまり「Yoshio」とは読まないんじゃないか、と調べてみますと、どうも、正しくは「Toshio」で、山陽電鉄会長もなさった、鉄道ファンの間では有名な方のようです。
h ttp://sikyo.net/-/1081043
渡辺寿男(わたなべ としお、1921 – 2008、元山陽電鉄会長 神戸市)
1644
Aki*****10月8日 16:30
>>1643
【The Japanese Photobook目次・奥付】(さらにつづき・最後)
本日最後に、なぜ、日本の写真についてのこれだけ素晴らしい内容の本が、海外で刊行され、日本では刊行されないのでしょうか?
かつて、「History of Japanese Photography」(Anne Wilkes Tucker, Yale University Press in association with the Museum of Fine Arts, Houston, 2003)が刊行されたときにも同じことを思いました。
一部には、洋書だろうが和書だろうが、日本でも容易に入手できるのだから、どちらでもいい、というご意見もあるでしょう。
しかし、この場でも何度も申し上げておりますが、洋書の場合、公立図書館にまず所蔵してもらえない、という悲劇があります。この本は、Amazonでも15000円を超えていますので(正確には、定価(?)が¥ 16,828で、¥ 16,699まで割引きしているということのようです)、専門家でもない者が個人で購入するのはなかなか難しいと思いますが、一般の公立図書館でも、「洋書でこの価格」ということで通常は購入しないでしょう。少なくとも、「いい内容だから」ということで公立図書館が「自主的な判断で」所蔵するということは考えられません。他方、この内容・価格で「和書」ということになると、かなりの公立図書館で所蔵するということになるのではないかと思います。
要するに、この本は、日本写真史にとってエポックメイキング的な内容であるにもかかわらず、「洋書である」ということが理由で、日本人のほとんどの人が目にすることができない、という状態のままになると思います。
今回の本は、上記のとおり、多くの日本人研究者もかかわっておられます。にもかかわらず、これが和書ではなく洋書になるということは、研究者(写真史家)の怠慢などという問題ではなく、明らかに出版社の問題ですね。一から企画する必要はなく、日本の出版社が協力・参加して「国際出版」のようなものにすればいいと思うのですが、日本の出版社にはそのような力量がない、ということなのかもしれません。
1643
Aki*****10月8日 16:29
>>1642
【The Japanese Photobook目次・奥付】(さらにつづき)
RETOUCHING AND REPRESS・リタッチとプリプレス
GER HUDEPOL
INDEX・索引
HARTMUT SCHÖNFUSS
PRINTING AND BINDING・印刷製本
STEIDL
奥付(編者等の表示)に日本人人名には、漢字を付けていただきたかったですね。項目には、いちいち日本語がついているのに、人名だけわざわざ漢字表記がない、ということの意味は不明です。(なお、一部、姓名がひっくり返っている方もいますので、ご注意ください。以上では、ひっくり返っているな、と気づいていても、記載されている順序のままにしています。)
1642
Aki*****10月8日 16:28
>>1641
【The Japanese Photobook目次・奥付】(つづき)
PROVOKE 1968-1974 330-349 250-259
プロヴォーク
BOOK SELECTION 1960-1975 350-431 260-357
写真集セレクション
UNDERGROUND 1968-1978 432-445 358-368
アングラ
THE PHOTOCOPY PHOTOBOOK 1970-1981 446-469 369-383
フォトコピー・フォトブック
THE PHOTOGRAPHIC SERIES 1909-1982 470-543 384-472
シリーズ写真集
BOOK SELECTION 1976-1990 544-571 473-511
写真集セレクション
INDEX 572-575
索引
(注)No.384-No.472のうち、戦前部分はNo.384-No.409。
具体的には、主として「研展画集」なのですが、それ以外にも、3点あります
奥付
THE JAPANESE PHOTOBOOK 1912-1990
日本の写真集 1912-1990
PREFACE・まえがき
MANFRED HEITING
INTRODUCTION・序文
KAKEKO RYUICHI
ESSAYS・解説
DUNCAN FORBES, FUJIMURA SATOMI,
MANFRED HEITING, IIZAWA KOTARO, MITSUDA YURI,
SHIRAYAMA MARI, TAKEBA JOE
EDITOR, CONCEPT AND DESIGN・編集、企画、デザイン
MANFRED HEITING
RESEARCH・調査
TISSATO NAKAHARA, INOUE KIYO, ISHIWATA MAYA
KURAMOCHI KAZUE, MATSUDA TAKAKO
COORDINATION IN JAPAN・コーディネーション
ISHIKAWA MAYA
TRANSLATION・翻訳
JOHN JUNKERMAN, MATSUMOTO KAORU
REPROPHOTOGRAPHY・複写
ERIC HERNANDEZ, SUMITOMO HIROSHI
1641
Aki*****10月8日 16:26
>>1640
【The Japanese Photobook目次・奥付】
先週ご紹介した同書ですが、以下に、目次と奥付(といいますか、刊行年月やISBNなどは記載されていませんので、「編者等の表示」と表現した方が正しいのかもしれません)をご紹介します。
特に目次は、やがてAmazonなどに掲載されるでしょうが、それまでのご参考ということで。
CONTENTS 目次 掲載作品番号
PREFACE 8-19
まえがき
A CHRONICLE OF THE JAPANESE PHOTOBOOK 20-39
日本の写真集年代記
THE FUNERAL OF THE MEIJI EMPEROR 1912-1914 40-43 1-2
明治天皇の御大喪
LIGHT AND SHADOW: PICTORIALISM 1914-1937 44-65 3-24
光と影:ピクトリアリズム
THE PHOTOGRAPHIC ART SOCIETY 1921-1923 66-83 25-35
写真芸術社
HAKUYO 1922-1926 84-97 36-41
白陽
THE 'FIRST' AVANT-GARDE 1929-1942 98-135 42-71
最初のアヴァンギャルド
PHOTOJOURNALISM AND PROPAGANDA 1930-1944 136-195 72-117
報道写真とプロパガンダ
MANCHUKUO 1932-1942 196-211 118-127
満洲国
THE 'GERMAN CONNECTION' 1904-1942 212-231 128-140
ジャーマン・コネクション'
DR. PAUL WOLFF 1936-1942 232-249 141-149
パウル・ヴォルフ博士
THE LEICA CAMERA 1937-1939 250-263 150-159
ライカ・カメラ
BOOK SELECTION 1945-1959 264-289 160-186
写真集セレクション
THE RISE AND FALL OF THE PROTEST BOOK 1960-1978 290-329 187-249
プロテスト・ブックの隆盛と衰退
1640
Aki*****10月1日 17:35
>>1639
【The Japanese Photobook実見】(つづき)
3.肝心の写真家(Photographer)の記載が不十分です。例えば、「年鑑系」の場合(要するに、かなり多くの写真家の作品が掲載されているケース)でも、一部の写真家の名前だけが記載されていて、「et al」のような記載が全くない場合があります。日本人ならば、すぐに間違いがわかることもありますが、この表記では、記載されている写真家のみが掲載されていると誤解を生みます。記載されていない写真家の作品が掲載されているページが、まさにこの本に再録されていたりすらします(ただ、写真家名が漢字表記ですから、日本語を知らない皆さんには写真家名はよくわからないかとは思います)。この不備は、いったい、どういうことなのでしょうか? 前記のように日本人がこれだけたくさん参加しているのに、こういった基本的な確認作業は一切してもらっていない、ということなのでしょうか? こんな状態では、例えば、同社の『The Soviet Photobook』の写真家の記載は網羅的だと信頼できるのだろうか、と極めて心配になってきます。
以上ですが、それでも代えがたい貴重な書籍です。余裕ができるか疑問ですが、今後、本書について、さらなる情報をご提供したいところです。
1639
Aki*****10月1日 17:34
>>1608
【The Japanese Photobook実見】
『The Japanese Photobook』の実物を見ることができました。
しかし、「576ページ」ということ、予想以上に分厚い本で、1回では、到底全体を把握しきれません。
掲載作品数は、何と511点(この本では連番が打たれています)。うち、1945年までは、1番から159番までと、384番から409番までです(要するに、185点)。ただ、1種類の雑誌の各号に別の番号が振られていたり、写真集とその復刻版に別の番号が振られていたり、同じ写真集の別のエディションに別の番号が振られていたりしますので、だいたい500点と考えておくのがいいのかもしれません。
このように、恐るべき物量で徹底して圧倒されるのですが、とはいえ、一見だけでも、いくつか問題がうかがわれますので、記載しておきます。
1.掲載されているPhotobook 511点のタイトル・リストがありません。それくらい、すでに「データ」があるのですから、すぐに作成できるはずです。同社刊行の『The Soviet Photobook』には目次にリストがありましたよ。「Index by Title」でもよかったのですが…。今後の同系統の書籍では、忘れずに、ぜひお願いしたい。
2.タイトル(その他)が「ローマ字」でしか表記されていません。日本語での表記をぜひ入れてほしかったものです。同系の書籍『The Chinese Photobook』には漢字表記がありましたが? できれば、タイトルに加えて、人名、せめて写真家だけでも、漢字表記を入れてほしかったです。ローマ字表記だけの人名だと、知らない場合、特定がとても難しいのです。
序文が金子隆一さんのほか、藤村里美さん、飯沢耕太郎さん、光田由里さん、白山眞理さん、竹葉丈さんといった錚々たるメンバーが「Essay」を執筆し、その他のものも含む全Essayに日本語(訳)があるということからも、タイトルの日本語表記はくらいしていただくべきだったと思います。言い方は悪いですが、「手抜き」のような感じすらします。
1638
Aki*****10月1日 17:29
>>1629
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】訂正
No.1629で「収録されている日本人写真家」として11名の名前を挙げましたが、これ以外にも次の2名がおりました。まとめますと、全13名です。
訂正して、お詫び申し上げます。
Sawada, Tomoko
Yoshiyuki, Kohei
1637
Aki*****9月24日 14:26
>>1589
【飯沢耕太郎・小学館・全4巻】
飯沢耕太郎さんは、筑波大学の芸術学研究科(博士課程)を修了しておられますが、次のページで卒業生としてのインタビューを受けておられます。(2017年5月)
h ttp://www.tsukuba.ac.jp/tsukuba-alumni/ta201705241743.html
このページの中に、「現在は、幕末・明治から現代に至るまでの「日本の写真史」をさらい直すことに注力しており、今年中には小学館から全4巻の書籍を刊行開始する予定です。」との記載がありました。「今年」とは「2017年」です。
おおお、「全4巻」とはすごい。いったいどんな書籍なんでしょうか。全4巻ですから、『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書・1996年)のような入門書ではないでしょう。
それでは「通史」なのか? だとすると、日本史上、最も大部の通史になることでしょう。
それとも、当方が最も期待する、「掘り起し」の集積のような本(『日本写真史を歩く』(新潮社・1992年)のような本)なのか? だとしたら驚異的ですが、飯沢氏といえども、その内容で「全4巻」はさすがに無理でしょう。
少なくともネット上には他に情報が全くないようですので、もう少し待ちましょう。
何かご存じの方は、ぜひともお知らせください。
よろしくお願いいたします。
1636
Aki*****9月24日 14:25
>>1635
【『光画』とその周辺】(つづき)
また、光画についての文献としては、次のものが有名です。
写真に帰れ : 『光画』の時代
飯沢耕太郎著
東京 : 平凡社,
1988.10
次のものも有名です。
東京身体映像
伊藤 俊治 著
平凡社
1990年
(最初の2章、「“都市の女たち”の発見―『光画』時代の野島康三」と「『光画』を読む―写真の1930年代」)
また、光画には「復刻版」があります。
光画 復刻版(全3巻)
復刻版『光画』刊行会
東京 : 学校図書出版,
1990
写真作品を主とした「抜粋」も刊行されています。(掲載作品は全点掲載)
光画傑作集
監修・解説: 飯沢耕太郎, 金子隆一
東京 : 国書刊行会,(日本写真史の至宝 ; 別巻)
2005.11
1635
Aki*****9月24日 14:20
>>1590
【『光画』とその周辺】
気づくのが遅くなりましたが、次の展覧会が開催予定です。
「『光画』とその周辺 新興写真とはなんだったのか」展(仮称)
東京都写真美術館
2018年3月6日 〜 2018年5月6日
h ttps://grut.to/detail_id_1681.php
h ttp://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/03/09/documents/15_04.pdf
東京都写真美術館で、昭和戦前期(日本戦間期)を対象とした展覧会が開催されるのは、かなり久しぶりではないでしょうか?(もしかして、2012年の「堀野正雄」以来? なお、「芸術写真の精華」は2011年)
この企画に対しては、次のような説明があります。
『光画』は、1933年に発行され、1934年でわずか2年足らずで休刊した写真同人雑誌です。短命で終わったにもかかわらず、当時の新興写真を牽引し、また戦後の日本写真にも多大な影響を与えた雑誌でもあります。本展では、この時代になぜこのような優れた雑誌が生まれたのか、そしてなぜ無くなったのかを検証します。
(引用終了)
最後の「検証」に強く期待したいと思います。また、その影響がどの辺りまで及んでいたのか、いないのかについても、しっかりとした検証をお願いしたいと思います。
(例えば、この雑誌について桑原甲子雄さんがご存じなかったとか)
それから、ご担当の学芸員はどなたでしょうか? 金子隆一さん?
ただ、光画掲載の作品は、「オリジナルプリント」がほとんど残されていないのではないでしょうか? そうすると、展示は、モダンプリントや複写になるのかもしれません。
なお、「光画」についての企画としては、過去に次のものがありました。
『光画』とその時代 : 1930年代の新興写真
会期・会場: 1989年11月3日-11月22日:有楽町朝日ギャラリー
出品作家: 野島康三, 中山岩太, 木村伊兵衛 [ほか9名]
主催: 朝日新聞社
有楽町朝日ギャラリー5周年記念展
監修: 飯沢耕太郎
カタログ掲載の論文: 「光画」という奇蹟 / 飯沢耕太郎著, 「光画」時代の中山岩太 / 中島徳博著, 野島さんの名人芸:吉川富三氏に聞く / 飯沢耕太郎[聞き手]
1634
Aki*****9月17日 19:14
>>1633
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』続報】その4
134 Stoutsenberger, L. S.
135 Strache, Wolf
136 Strand, Paul
137 Strock, George A.
138 Strüwe, Carl
139 Taro, Gerda
140 Tombaugh, Clyde William
141 Unknown, compiled by Ernst Friedrich
142 Vaccaro, Tony
143 Vachon, John
144 Van Der Zee, James
145 Vandamm, Florence
146 van der Weyde, William
147 Vasić Slobodanka
148 Vishniac Roman
149 von Gloeden, Wilhelm
150 Weegee
151 Wesley, R.
152 Weston, Edward
153 White, Clarence Hudson
154 Wong, H. S.
155 Wright, Elsie
156 Wulz, Wanda
157 Zagourski, Casimir
作品数としては、275点で、このうち、作者が「Unknown」の作品が77件で、差し引き198点。1人の写真家で何点か収録されている場合もありますので、157人より多くなっています。
なお、20世紀前半全体275点が全収録作品1001点のうちの4分の1くらいなのに対して、20世紀前半の「Unknown」作品は77点で、全「Unknown」作品109点のうちの約7割ですから、かなり「Unknown」の割合が多い時期だといえます。
この写真家の顔ぶれを見て、なるほどという写真家ばかりでしょうか? 個人的には、必ずしもそうは思えないのですが。
ちなみに、日本人は、90番の松重美人さんひとりだけです。
最後に、実物を手にしていないのに、これだけ情報が取れるということで、「なか見!検索」おそるべしです。(ただし、Indexが見られるというのは偶然で、幸運だったということかもしれません。)
1633
Aki*****9月17日 19:13
>>1632
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』続報】その3
89 Man, Felix H.
90 Matsushige, Yoshito
91 McLaughlin-Gill, Frances
92 Mili, Gjon
93 Miller, Lee
94 Model, Lisette
95 Modotti, Tina
96 Moholy-Nagy, László
97 Mole, Arthur
98 Morley, Fred
99 Mortimer, F. J.
100 Munkásci, Martin
101 Nelson, Lusha
102 Newman, Arnold
103 Nicholls, Horace
104 Parks, Gordon
105 Pérez, P. Flores
106 Ponting, Herbert
107 Prokudin-Gorsky, Sergey Makhaylovich
108 Ramage, Fred
109 Rawlings, John
110 Ray, Man
111 Richee, Eugene Robert
112 Rinhart, George
113 Robinson, A. H.
114 Rodchenko, Alexander
115 Rodger, George
116 Rosenthal, Joe
117 Rothstein, Arthur
118 Ryan, Cornelius
119 Salomon, Erich
120 Sander, August
121 Sanders, Walter
122 Seeley, George H.
123 Seymour, David 'Chim'
124 Shaikhet, Arkady
125 Sheeler, Charles
126 Shere, Sam
127 Shiras, George III
128 Smith, W. Eugene
129 Sommer, Frederick
130 Sorgi, I. Russell
131 Spender, Humphrey
132 Steichen, Edward
133 Stieglitz, Alfred
1632
Aki*****9月17日 19:12
>>1631
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』続報】その2
41 Daniels, John T.
42 de Meyer, Baron Adolf
43 Demachy, Robert
44 Dettloff, Claude P.
45 Doisneau, Robert
46 Downey, William
47 Dubreuil, Pierre
48 Edgerton, Harold
49 Ehlert, Max
50 Eisenstaedt, Alfred
51 Ellis, Harry C.
52 Engel Morris
53 Evans, Frederick H.
54 Evans, Walker
55 Feininger, T Lux
56 Funke, Jaromír
57 Gottlieb, William P.
58 Graubner, Oscar
59 Gutmann, John
60 Haas, Ernst
61 Halsman, Philippe
62 Hampton, J. A.
63 Harris, Alice Seely
64 Heartfield, John
65 Hine Lewis
66 Höch, Hannah
67 Hoffman, Heinrich
68 Hogg, Arnold
69 Holliday, Clyde
70 Horst, Horst P.
71 Hoyningen-Huene, George
72 Hurley, Frank
73 Hurrell, Gorge
74 Hutton, Kurt
75 Joffé, Constantin
76 Johnston, Frances Benjamin
77 Kálmán, Kata
78 Karsh, Yousuf
79 Käsebier, Gertrude
80 Kertész, André
81 Khaldei, Yevgeny
82 Kubrick, Stanley
83 Kühn, Heinrich
84 Lange, Dorothea
85 Lartigue, Jacques-Henri
86 Lee, Russell
87 Lissitzky, El
88 Malins, Geoffrey
1631
Aki*****9月17日 19:10
>>1630
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』続報】その1
「なか見!検索」で、巻末の「Index by Photographer」から1900s-1940sの写真家だけ抜粋してみました。
全部で157人です。抜けや綴り間違いなどがありましたら、申し訳ありません。
ABC連番 写真家名
1 Abbott, Berenice
2 Adams, Ansel
3 Atget, Eugène
4 Bachrach, Fabian
5 Baird, John Logie
6 Baltermants, Dmitri
7 Banfield, Arthur Clive
8 Bayer, Herbert
9 Beaton, Cecil
10 Becquerel, Antoine-Henri
11 Bellocq, E. J.
12 Bernhard, Ruth
13 Bertillon, Alphonse
14 Bingchang, Fu
15 Blossfeldt, Karl
16 Blumenfeld, Erwin
17 Boiffard, Jacques-André
18 Bourke-White, Margaret
19 Brassaï
20 Brasse, Wilhelm
21 Bravo, Manuel Álvarez
22 Bredin, Major H. N. E.
23 British Army, Royal Flying Corps, 4
24 Brixner, Berlyn
25 Brooke, John Warwick
26 Brooks, Milton
27 Bruehl, Anton
28 Bulla, Viktor
29 Cahun, Claude
30 Callahan, Harry
31 Camerano, Anthony
32 Capa, Cornell
33 Capa, Robert
34 Cartier-Bresson, Henri
35 Clark, Ed
36 Coburn, Alvin Langdon
37 Coffin, Clifford
38 Crane, Ralph
39 Cunningham, Imogen
40 Curtis, Edward S.
1630
Aki*****9月10日 21:09
>>1629
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】その3
以上です。さらなる詳細のご紹介は、後日をお待ちください。
また、『The Japanese Photobook』もすでに刊行されているようです。実物を見たのちご紹介したいと思います。
最後に、「目次」は、以下のとおり。
Contents
Foreword 6
Introduction 8
Index by Title 12
1820s 20
1830s 20
1840s 25
1850s 38
1860s 69
1870s 100
1880s 115
1890s 127
1900s 141
1910s 170
1920s 206
1930s 246
1940s 318
1950s 385
1960s 440
1970s 529
1980s 608
1990s 685
2000s 783
2010s 893
Glossary 946
Index by Photographer 948
Picture Credits 957
Contributors 960
なお、近日発売予定の『1001 Photographs You Must See In Your Lifetime』(Universe。 2017年9月19日発売予定)は同じ内容なのか、どこか違う点があるのかは、まだ不明です。
1629
Aki*****9月10日 21:09
>>1628
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】その2
ウンボ Umbo (Otto Maximilan Umbehr) (1902-1980)
これらの写真家は、当方が勝手に選んだのではなく(そんな能力はありません)、今まで刊行された写真家に関する事典類(「Contemporary Photographers」、「20th Century Photography」、「Photographers A-Z」、「The Photography Book, 2d edition」、「世界の写真家101」など)に取り上げられた写真家を見つつ、列挙したものです。
もちろん考え方の差が書籍によってかなりあるという事は理解できますが、それを考慮したうえでも、「1001」ではまだ「網羅的」は無理だ、ということがよくわかりました。
それでは、「網羅的」な作品集は、どうしたらできるんでしょうか?
2.「Unknown」について
全体1001作品のうち、作者が「Unknown」という作品が109作品、要するに1割を超えています。ある程度は含まれていると予想はしていましたが、こんなに多いとは。
19世紀・20世紀の絵画では、こんなことはありえない。(古代であればともかく)
絵画とのこの違いは大きい。その理由をしっかり考えてみなくてはいけませんね。
3.収録されている日本人写真家
日本人は11名、ArakiもShinoyamaもMorimuraもIshiuchiありません
具体的には、次の通り。
Fukase, Masahisa
Hatakeyama, Naoya
Hosoe, Eikoh
Kawauchi, Rinko
Kubota, Hiroji
Matsushige, Yoshiko =>Matsushige, Yoshitoの間違い(松重美人)
Moriyama, Daido
Nagao, Yasushi
Sawada, Kyoichi
Sugimoto, Hiroshi
Tomatsu, Shomei
DomonもKimuraもいない、という事には納得できません。
なお、ピューリッツァー賞受賞者3名の日本人のうち2名を収録。この本の性格の一端を示していますね。
1628
Aki*****9月10日 21:08
>>1557
【『1001 Photographs You Must See Before You Die』刊行!】
以前から何回か刊行予告であることをご紹介していました『1001 Photographs You Must See Before You Die』(Cassell Illustrated)ですが、この2017年9月7日にとうとう刊行された模様です。
まだ実物は見ることができていませんが、Amazonのページで「なか見!検索」が使えますので、目次や巻末の写真家索引を中心に見てみました。
とりあえず、次の3点についてのみ。
1.網羅的な内容とは到底言えないのではないか?
20世紀前半部分を見てみますと、個人的にあまりなじみのない名前がある一方で、例えば、次のような写真家の作品が掲載されていません。
ピエール・ブーシェ Pierre Boucher (1908-2000)
フランシス・ジョセフ・ブリュギエール Francis Joseph Bruguière (1879-1945)
フランティセック・ドルティコル Frantisek Drtikol (1883-1961)
ローラ・ギルピン Laura Gilpin (1891-1979)
ラウル・ハウスマン Raoul Hausmann (1886-1971)
フローレンス・アンリ Florence Henri (1893-1982)
ロッテ・ヤコビ Lotte Jacobi (Lotte Johanna Jacobi) (1896-1990)
ジェルメーヌ・クルル Germaine Krull (1897-1985)
ジョージ・プラット・ラインス George Platt Lynes (1907-1955)
ポール・アウターブリッジ・ジュニア Paul Outerbridge, Jr. (1896-1958)
クリスチャン・シャド(クリスチャン・シャート) Christian Schad (1894-1982)
ラルフ・スタイナー Ralph Steiner (1899-1986)
ヨゼフ・スデック Josef Sudek (1896-1976)
モーリス・タバール Maurice Tabard (1897-1984)
ラウル・ユバック Raoul Ubac (1909-1985)
1627
Aki*****9月3日 21:52
>>1576
【1001 Paintings in the first half of 20th century You Must See Before You Die】
次のような書籍の企画はできないものでしょうか?
『1001 Paintings in the first half of 20th century You Must See Before You Die』
なんか長々しくて、ずいぶん不細工なタイトルですが、それはご勘弁ください。
このタイトルで、意味はよくお分かりいただけると思います。
でも、20世紀前半だけで、1001名も画家を探し出せるのでしょうか?
いえいえ、その点については、さらにアイデアがあるのですが、本日は時間がないので、次回以降どこかでまた書いてみたいと思います。
お待ちください。どうぞよろしくお願いいたします。
1626
Aki*****8月27日 16:28
>>1625
【世界の写真史を飾った写真家の1枚(100作品)】(つづき)
なお、ついでに、昨年のリニューアル後に気付いたのですが、写真美術館の英語名が変わっていました。
かつては「Tokyo Metropolitan Museum of Photography」でしたが、現在は「Tokyo Photographic Art Museum」。「Photography」という名称にすると、対象が、日本語でいう「写真」に限定してとらえられてしまうというおそれがあるということでしょうか? そのため、「Photographic Art」という表現に変えたということでしょうか? 個人的には、途中で館名を変えると、特に海外からは別の美術館だと誤解されるおそれが高くなるのではないかという点を懸念しています。
1625
Aki*****8月27日 16:27
>>1623
【世界の写真史を飾った写真家の1枚(100作品)】
先日ご紹介したフジフイルム・スクエアの企画にちなんで、久しぶりに、このスレッドのテーマに添った内容、すなわち、展覧会の提案です。
「世界の写真史を飾った写真家の1枚(100作品)」
とはいえ、こんなありふれたテーマについては、以前も提案していたように思います。
そしてその際もそう書いたように思いますが、このような基本的な展覧会は、「常設展」でお願いしたいと思います。文字通り、展示スペースを訪問しさえすれば、いつでも見られるという企画にしていただきたいということです。もちろん、作品の入れ替えや「特集」などにより、その時期時期の特色は出していただいても構わないのですが、とにかく、1年中、そこに足を運べば、写真史を代表するような作品を必ず見ることができる、というものです。
そのような役割を果たすのは、東京都写真美術館しかありません。しかし、東京都写真美術館には、東京国立近代美術館には存在するような「常設展」スペースがありません(リニューアル後も)。
東京都写真美術館の展示スペースは、3階と2階と地下1階の3つで、現在、3階と2階は企画展会場、地下1階は貸会場。企画展会場の1つを「常設展」会場にしていただきたいのですが、スペースが狭いから、企画展にどうしても使いたいということなのでしょう。
やはり、東京国立近代美術館のようなゆったりとしたスペースは、都立では難しいということかもしれません(個人的には、東京都の収入を考えると、そんなことはなかったと思うのですが…)。
それにしても、この程度の内容の展覧会が、日本の中では、世界を代表する都市である東京ですら見られないというのは、日本として恥ずかしいことだと思います。ぜひとも、前向きに、しかも早急にご検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。
1624
Aki*****8月20日 15:23
>>1598
【フェリーチェ・ベアトの写真】
次の展覧会が開催予定です。
フェリーチェ・ベアトの写真 人物・風景と日本の洋画
DIC川村記念美術館
会期:2017年9月9日(土)−12月3日(日)
開館時間:午前9時30分−午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
主催:DIC株式会社
後援:千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会
h ttp://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html
この展覧会そのものはもちろん重要ですが(5年ほど前に東京都写真美術館で展覧会があったとはいえ)、この「20世紀前半スレ」にとっては、DIC川村記念美術館で「写真展」が開催されるということが、なお一層重要です。
なぜならば、以前このスレでもご紹介したことのある、光田由里さん(元渋谷区立松濤美術館学芸員)が川村記念美におられるからです。
ようするに、川村記念美術館でも写真展が開催されるのだ、ということが示されたということです。すなわち、今後は、川村記念美でも、写真展、それも、光田さんが松濤美で特に力を入れておられた、日本戦前期の写真についての企画が開催される可能性すらある、ということです。
大いに期待しましょう。
なお、本展に関する講演会で、東京都写真美術館学芸員の三井圭司さん(特に、初期の写真について造詣が深い。最近は「総合開館20周年記念 夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」をご担当)も来られる予定です。
1623
Aki*****8月15日 11:26
>>1622
【日本の写真史を飾った写真家の「私の1枚」】
前回、山梨県立美術館の企画をご紹介しましたが、巡回の「おおもと」は、次の展覧会です。
(今まで、きちんとご紹介していませんでした)
FUJIFILM SQUARE 開館10周年記念写真展 『フジフイルム・フォトコレクション』展 日本の写真史を飾った写真家の「私の1枚」
2017年3月24日(金)〜 4月12日(水)
作品点数:101点
h ttp://fujifilmsquare.jp/detail/1703240123.html
(このページに、出品作家101名のお名前も挙がっています)
今のところ、巡回実績は、以下のとおりだそうです。
愛知県美術館(愛知県)、伊丹市立美術館(兵庫県)、細見美術館(京都府)、北網圏北見文化センター美術館(北海道)、北海道立釧路芸術館(北海道)、東川町文化ギャラリー(北海道)、八戸市美術館(青森県)
これらの美術館等に、写真を取り扱うことのできる学芸員のかたがおられる、ということでしょう。
出品作家101名のうち、20世紀前半という意味では、次の写真家でしょうか?
福原信三
塩谷定好
桑原甲子雄
安井仲治
福原路草
田淵行男
濱谷浩
岡田紅陽
影山光洋
林忠彦
杵島隆
植田正治
木村伊兵衛
渡辺義雄
一応もとのリストの順で拾っていますが、杵島隆は違うでしょうかね。
目新しい写真家はおりませんが、要するに、「101点・101名」では十分ではない、それだけではカバーしつくせないほど、日本写真史は豊かである、ということなのでしょう。
なお、たかだか101点ですから、出品作品リストもネット上で公開していただけたらと思います。
また、このような「巡回企画」(各美術館は、「作品所蔵」や「企画」に携わらなくても、写真展は開催できるというもの)は、各地の美術館にとっても「手頃」ですので、今後も、続けていただきたいものです。そのことで、日本写真史上重要な作品の実物を見ることができる人が飛躍的に増えるのではないかと思います。本企画についても、文字通り「全国津々浦々」に巡回していただきたいところです。
そして、その分余裕ができた各地の美術館(の学芸員の方)のその「余裕」は、山梨県立美術館のように、その地方の写真家(特に日本戦前期の写真家)の掘り起こしと、その紹介に割いていただきたいものです。
1622
Aki*****8月6日 17:59
>>1599
【山梨県立美術館「山梨の写真家」】
山梨県立美術館へ、次の展覧会が巡回されています。
山梨日日新聞創刊・山日YBSグループ創業145周年事業
フジフイルム・フォトコレクション 「私の1枚」 日本の写真史を飾った101人
2017年7月1日(土)〜8月20日(日)
h ttp://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/
この巡回からわかることは、この美術館に写真を担当している学芸員の方がいるということです。
今回は、この企画のご紹介ではなく、むしろ、同時開催の次の写真展をご紹介いたします。
(引用開始)
■同時開催「山梨の写真家」
八ヶ岳を中心に撮影をした植松波雄、農業の光景を多く写す内田宏、山梨の農村の様子や出来事を撮影した中山梅三、富士川沿岸の生活をとらえた村田一夫。それぞれの写真にはもう目にすることが出来ない山梨の風景が収められています。これらの写真は山梨の貴重な記録であると共に、たとえその時代を生きていなくても、不思議と懐かしさを誘う魅力的な作品です。ぜひご覧ください。
(引用終了)
いずれも、主として戦後の作家ではあるようですが、戦前の作品も含まれています(村田一夫 ≪ウナギ捕り≫ 1937年 富士川写真美術館蔵)。今後、このような掘り起し・紹介を、戦前を含めて、もっと徹底的にしていただくことを強く希望いたします。
なお、今回の「山梨の写真家」についても、ネット上で、もっと詳細にご紹介いただきたいところです(作家略歴や出展作品リスト)。富士フイルムには申し訳ないですが、「日本の写真史を飾った101人」よりも、むしろ貴重な情報だと思います。
1621
Aki*****7月30日 14:38
>>1620
【『写真週報』とその時代】3
目次
(下)戦時日本の国防・対外意識
はじめに(玉井 清)
第一章 敵撃滅!! 「大戦果」報道――窮迫する戦局と「大本営発表」の虚実(門松秀樹)
一 大本営発表と戦局報道
二 戦局の推移と『写真週報』における報道
第二章 空襲に備えよ――民間防空の変容(岩村正史)
一 日中戦争下における民間防空
二 欧州における都市空襲とその影響
三 太平洋戦争突入と『時局防空必携』改訂
四 防空法第二次改正と疎開の推奨
第三章 進め、新生東亜の同朋と共に! ――東アジア連帯論の鼓吹(岡聡史)
一 日中戦争期における東アジア
二 太平洋戦争勃発後における東アジア
第四章 南方を目指せ! ――「平和裡」の南進アピール(小田義幸)
一 「平和的」仏印進駐の演出
二 南方の資源確保に対する期待感醸成
三 「大東亜の盟主」としての意識扶植
第五章 アジアの「独立」を目指せ! ――大東亜共栄圏の誕生とその虚実(小田義幸)
一 南方作戦の終結と遠のく民族解放
二 着々と進む大東亜の建設と成果の強調
三 民族解放の実現と大東亜の結束ぶりアピール
四 米軍反攻に立ち向かう南方のイメージ喧伝
第六章 若く強きドイツ――友邦ナチス・ドイツ礼賛(岩村正史)
一 ドイツ関連写真記事の分類と全体的傾向
二 友好国イメージの強調と批判の封印
三 「若きドイツ」のイメージ
四 軍事的な「強さ」の強調
第七章 鬼畜米英への道――対英米観の変容(玉井 清)
一 日中戦争下の英米観
二 日米開戦後、日本攻勢下の英米観
三 米軍反攻下の米米観
注
あとがき(玉井 清)
図版一覧
索引
1620
Aki*****7月30日 14:38
>>1619
【『写真週報』とその時代】2
目次
(上)戦時日本の国民生活
はじめに(玉井 清)
第一章 国民を動員せよ――国策グラフ誌『写真週報』の誕生(清水唯一朗)
一 『写真週報』はどのように作られたのか
二 『写真週報』の誌面構成とその変遷
三 『写真週報』はどのように読まれたのか
第二章 食糧増産、供出せよ――食糧事情の逼迫と食糧管理の強化(小田義幸)
一 供給不安の払拭と節米意識の浸透
二 全国民への食糧増産奨励と戦時食生活の浸透
三 国民皆農と自力更生の徹底
第三章 ぜいたくは敵だ――貯蓄節約の奨励(小田義幸)
一 民需抑制意識の涵養
二 戦時意識の扶植と戦時経済への協力要請
三 犠牲的耐乏生活の実践
第四章 運べよ物資、耐えよ混雑――輸送力増強とその限界(小田義幸)
一 アジアへ翼を広げる航空日本への理解醸成
二 持続的な海上輸送確保に対する協力の要請
三 陸運統制による利便性後退とその甘受
四 旅客輸送制限の徹底と正当性強調
第五章 産めよ増やせよ 鍛えよ体――健民運動の変容(奥健太郎)
一 体力向上
二 病気予防
三 人口増産
第六章 工場へ、工場へ――労務動員政策の展開(奥健太郎)
一 労務問題の浮上――昭和一三年~一五年
二 労働力不足の深刻化――昭和一六年~一八年前半
三 労務動員の全面化――昭和一八年後半~一九年七月
四 崩壊する戦時体制――昭和一九年七月~終刊
第七章 学校を動員せよ――児童学徒の報国精神(奥健太郎・岡聡史)
一 学徒勤労動員
二 兵力動員
三 科学・航空教育
第八章 女性も戦おう――銃後の女子の勤労奉仕(奥健太郎)
一 銃後を守る農村女性の顕彰――昭和一三年~一五年
二 「国民皆労」と「人口増産」の中で――昭和一六年~一八年前半
三 女性動員のための大量宣伝――昭和一八年後半~一九年三月
四 精神主義への傾斜――昭和一九年四月~終刊
注
あとがき(玉井 清)
図版一覧
索引
1619
Aki*****7月30日 14:37
>>1596
【『写真週報』とその時代】
次の本が刊行されています。
『写真週報』とその時代(上):戦時日本の国民生活
『写真週報』とその時代(下):戦時日本の国防・対外意識
玉井 清・編著
慶應義塾大学出版会
2017/7/22
各3672円
368ページ/376ページ
玉井清さんという方は、2008年に「戦時日本の国民意識―国策グラフ誌『写真週報』とその時代」という本を編集した方で、この本は、「写真史」に関する記述はあまりありませんでした。(以前ここでご紹介したはずですが、その内容は削除されてしまっています)
今回の本は、前作を発展させた内容ではないかと思います。したがって、今回の本も、「写真史」に関する記述、特に、掲載された写真作品を撮影した写真家や、写真史における「写真週報」の位置付けなどが記載されているかについては、極めて疑問です。
が、いずれにしろ、実物を早く見てみたいものです。
以下、目次を掲載しておきます。
1618
Aki*****7月23日 16:18
>>1600
【ミニ光画(復刻版)】
以前にご紹介したと思いますが、六本木の禅フォトギャラリーというところで、2010年に「寫真に歸れ SHASHIN NI KAERE」展が開催されました(9月03日 - 9月22日)。
h ttps://www.flickr.com/photos/zenfotogallery/4950933984/in/set-72157623046163233/
(textreamに残っている最古の投稿は2012年末ですから、2010年分はすでに削除されてしまっています。)
その際に刊行された、ミニ光画(復刻版)がまだ販売されているようです
h ttps://www.shashasha.co/jp/book/koga-3
(1500円です)
判型 129 x 183 mm
頁数 72頁
製本 ソフトカバー
発行年 2010
言語 日本語
エディション 500
貴重な資料です。
なお、同時期に刊行された「写真に帰れ(寫眞に歸れ)」の冊子のほうは品切だそうです。
h ttps://www.shashasha.co/jp/book/return-to-photography
残念です。
(こちらも1500円です)
判型 128 x 180 mm
頁数 56頁
製本 ソフトカバー
発行年 2010
言語 英語、日本語
エディション 500
最後に、禅フォトギャラリーの詳細は以下のとおりです。
h ttp://www.zen-foto.jp/web/html/about.html
〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル208号室
tel: 03 6804 1708
e-mail: info@zen-foto.jp
OPEN HOURS 火曜日 - 土曜日 12:00~19:00 日・月・祝祭日 休廊
1617
Aki*****7月16日 16:30
>>1616
【The Soviet Photobook】その9
Chapter 17
12 Photogravures. 1928 578
Whats that? 1932 580
My Paris. 1933 584
Parade on Red Square. 1937 588
The Wonderful Adventures of Karik and Valya. 1937 592
Trackers of the Far North. 1937 594
Spain. 1937 596
Masters of Photography. 1938 600
Soviet Photographic Art. 1939 604
A. P. Shterenberg. 1941 608
10
Biographies 610
Index 632
以上、全点数は168点です。
1616
Aki*****7月16日 16:29
>>1615
【The Soviet Photobook】その8
Chapter 15
Covers of the VSKhV books 506
A Review of the Victories of Socialist Agriculture. 1940 508
The Mechanization of Agriculture. 1940 512
Cattle. 1940 516
Horse-Breeding. 1940 520
Pig-Breeding. 1940 524
Sheep-Breeding. 1940 528
Grain-Farming. 1940 530
Subtropical Crops. 1940 534
Cotton-Growing. 1940 536
Rubber-Bearing Plants. 1940 540
Georgia at the VSKhV. 1940 542
The Uzbek SSR at the All-Union Agricultural Exhibition of 1939. 1940 544
State Farms at All-Union Agricultural Exhibition. 1941 546
14
Chapter 16
Plan of The Photographic Exhibition 552
From the 16th to the 17th Congress of the VKP(b). 1934 554
The Heroic Voyage of the Cheliuskin. 1934 558
NKVD. The Moscow – Volga Canal. 1935 560
Th Deed Worthy of the Stalinist Epoch. 1938 562
The First Elections under the Stalin Constitution. 1938 566
New Generation. 1939 568
J. V. Stalin. A photographic series of 72 images. 1939 570
The Navy of the USSR. 1940 572
The Red Army. 1941 574
10
1615
Aki*****7月16日 16:29
>>1614
【The Soviet Photobook】その7
Chapter 13
Felix Dzerzhinsky 1877-1926. 1926 438
In Memory of Fallen Leaders. 1927 440
Lenin. 1927 444
On Lenin. 1934 446
Sergei Mironovich Kirov. 1936 448
Lenin. 1939 452
Stalin. 1939 456
7
Chapter 14
Pamphlet Library on the Soviet Union 462
Moscow. 1939 464
A Pageant of Youth. 1939 466
Soviet Aviation. 1939 470
USSR. A Red Army and Navy. 1939 474
The Soviet Worker. 1939 480
Soviet Women. 1939 484
Kolkhoz. The Collective Farm. 1939 488
Soviet Arctic. 1939 494
Soviet Photography 1939. 1939 498
Soviet Films 1938-1939. 1939 502
11
1614
Aki*****7月16日 16:28
>>1613
【The Soviet Photobook】その6
Chapter 10
Mother and Child. 1933 362
Lenin's Precepts for the Women of the Whole World. 1934 364
Protection of Mother and Child in the Land of Soviet. 1935 366
Hubert in Wonderland. 1935 368
Soviet Youngsters. 1935 370
Engineers' Wives. 1937 376
The Protection of Motherhood and Infancy in the USSR 1918-1938. 1938 380
Soviet Children. 1940 384
Artek. 1940 386
9
Chapter 11
The Masses to the Leaders. 1934 392
The Soviet Subtropics. 1934 396
The Food Industry (Book). 1936 402
The Food Industry (Folder). 1936 406
A Giant of the Meat Industry. 1936 408
A.I. Mikoyan Meat Plant. 1936 410
The Meat Industry of the USSR. 1941 414
7
Chapter 12
Soviet Cinema. 1935 418
Three Women. 1936 420
Soviet Cinema. 1937 424
Lenin in October. 1938 426
The Maxim Trilogy. 1939 428
The Youth of Soviet Cinema. 1938 430
Soviet Cinematic Art. 1940 432
7
1613
Aki*****7月16日 16:27
>>1612
【The Soviet Photobook】その5
Chapter 8
Stalin and the Red Army. 1933 292
Shock Workers of Red Army Combat and Political Training. 1933 294
Red Banner Baltic Fleet. 1934 296
For Culture and Culturedness. 1934 298
Alim Pachayev. 1934 300
The Bolsheviks of the Steel Machines. 1934 304
The Workers' and Peasants' Red Army. 1934 306
15 Years of the First Cavalry Army. 1935 314
The First Cavalry Army. 1937. 1938 316
The Red Army. 1938 322
The Samurai Miscalculated. 1939 328
11
Chapter 9
The Air Force of the Great Homeland. 1934 332
The Ceiling of the World. 1934 334
Moscow-Karakum-Moscow. 1934 338
The White Sea-Baltic Canal Named After Stalin. 1934 342
The Heroic Expedition. Pravda on the Polar Expedition of the Cheliuskin. 1934 346
A Heroic Epic. 1934 348
A Heroic Epic. 1935 352
Valery Pavlovich Chkalov in His Homeland. 1939 358
8
1612
Aki*****7月16日 16:26
>>1611
【The Soviet Photobook】その4
New Rail Transport Technology. 1936 230
Leningrad and Leningrad Region in the 20 Years of Soviet Power 1917-1937. 1937 234
Five Years of the Moscow Metro. 1940 238
23
Chapter 6
The USSR's Five-Year Plan. 1930 244
The Socialist Construction of the Union of Soviet Socialist Republics. 1936 246
The Stalin Construction of Socialism. 1937, 1938 250
Moscow Is Being Reconstructed. 1938 252
USSR. The Union of Soviet Socialist Republics. 1939 258
5
Chapter 7
10 Years of Soviet Tiflis. 1921-1931. 1931 264
The Construction of Soviet Turkmenia. 1931 268
Uzbekistan. Turkmenistan. Tajikistan. 1924-1934. 1934 270
10 Years of Uzbekistan. 1935 272
15 Years of the Kazakh ASSR. 1936 278
15 Years of the Azerbaijan Soviet Socialist Republic 1920-1935. 1936 282
Soviet Tajikistan. 1936 286
7
1611
Aki*****7月16日 16:25
>>1610
【The Soviet Photobook】その3
Chapter 5
The Nizhny Novgorod Region reports to the 16th Party Congress. 1930 162
The Country Should Know Its Heroes. 1931 164
The Victorious Construction of Socialism. 1931 166
The City of Lenin in Socialist Construction. 1931 168
Leningrad in Construction. 1931 170
Kharkov is building. 1931 172
Dneprostroi and the New Zaporozhye, updated 176
Dneprostroi and the New Zaporozhye. 1932 178
15 Years of Soviet Construction. 1917-1932. 1932 180
All made with Our Own Hands, from Our Own Materials, with Our Own Machines. 1932 184
The Design of Mass Celebrations over 15 Years of the Dictatorship of the Proletariat. 1932 188
The USSR is Building Socialism. 1933 190
Results of the First Five-Year Plan. 1933 196
The Harvest. 1933 200
Pacemakers of Socialist Agriculture. 1934 202
We Work Honestly. 1934 206
The City of Lenin. 1934 208
The Quality Steel of the USSR. 1935 212
The Industry of Socialism. 1935 214
Rail Transport in the USSR. 1935 224
1610
Aki*****7月16日 16:24
>>1609
【The Soviet Photobook】その2
Chapter 3
Five Years of the Central Publishing House. 1924-1929. 1929 104
Shock Workers. 1931 106
We Are Building the Five-Year Plan. 1931 110
The Self-Financing Stream Engine. 1931 114
For Exemplary Public Catering. The Canteens of Moscow. 1931 116
From Merchant Moscow to Socialist Moscow. 1932 118
The State Red Presnia Engineering Plant and Foundry. 1932 122
The Stalin Automotive Factory.: The New AMO. 1932 124
The First State Ball Bearing Works named after L. Kaganovich. 1932 126
The Fight for Peace. 1932 130
10
Chapter 4
The Spartakiada of the USSR. 1928 136
Heralds of Victories. 1931 140
Photo-Pages from the History of the Komsomol. 1933 142
In the Struggle for Construction and Implementation. 1933 146
15 Years of the Komsomol 1918-1933. 1934 148
The Spirit of Development. 1934 154
Distinguished People of the Leningrad All-Union Lenin Communist Komsomol. 1936 156
Inspired Youth. 1936 158
8
1609
Aki*****7月16日 16:23
>>1489
【The Soviet Photobook】
>>1489でご紹介した、『The Soviet Photobook 1920-1941』の目次です。
これだけでは内容がよくわかりませんが、世の中に情報がないこともあり、とりあえずご紹介します。
各行の最後の数字は、ページを、各チャプターの最後の数字は、そのチャプター掲載の写真集の数を、それぞれ示します。
Preface 6
Introduction 10
Chapter 1
October. 1921 40
Red Moscow 1917-1920. 1920 46
Lenin to the Workers of Moscow. 1924 48
Children and Lenin. 1924 50
A Life of Lenin. 1925 54
The Proletarian Revolution in Images and Pictures. 1926 56
The Great October. 1927 58
7
Chapter 2
About This: To Her and to Me. 1923 64
Total Exchange. 1924 68
Tomorrow. 1924 70
Song about Tanya. 1926 74
Petiash. 1926 76
Komsomolia. 1924 78
Komsomolia. 1928 80
Sume Cheng the Chinese Woman. 1929 84
Tan Shih-hua. 1930 86
The Enemy's Politicians. 1930 88
The Five-Year Plan. 1931 90
A Tragic Night. 1931 94
A Tragic Night. 1935 96
1914, A documentary pamphlet. 1934 98
14
1608
Aki*****7月16日 16:20
>>1607
【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】その3
おやおや、Amazon掲載の発売日が「2017/8/22 」に戻っています。いいことではありますが、あれれ、という感じですね。
なお、値段は、16278円。
1607
Aki*****7月9日 15:19
>>1597
【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】その2
まずいですね。大幅に発売日が延期されました。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/3958291767/
2018/3/27(←2017/8/22 (←2017/7/25←2017/6/27←2017/2/28←2016/12/27←2016/11/22)
値段は、少し安くなっていますが…。
¥ 16,213(←¥ 17,198←¥ 17,424←¥ 17,356←¥ 17,367←¥ 15,641←¥ 18,389←¥ 18,406←¥ 17,404←¥ 15,005)
1606(最新)
Aki*****7月9日 14:39
>>1605
【「日本の写真家」(岩波書店)の収録作家】その5
第32巻:細江英公(HOSOE, Eikoh (b. 1933))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:細江英公・編。
全54点
第33巻:川田喜久治(KAWADA, Kikuji (b. 1933))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:川田仲子・編。
全54点
第34巻:深瀬昌久(FUKASE, Masahisa (b. 1934))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):大竹昭子・編。年表:大竹昭子。
全54点
第35巻:高梨豊(TAKANASHI, Yutaka (b. 1935))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:石井亜矢子。
全54点
第36巻:中平卓馬(NAKAHIRA, Takuma (b. 1938))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):八角聡仁・編。年表:八角聡仁。
全52点
第37巻:森山大道(MORIYAMA, Daido (b. 1938))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):小池哲郎・編。年表:小池哲郎。
全54点
第38巻:内藤正敏(NAITO, Masatoshi (b. 1938))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):編集部・編。年表:内藤正敏・編。
全56点
第39巻:山田脩二(YAMADA, Shuji (b. 1939))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:石井亜矢子。
全63点
第40巻:須田一政(SUDA, Issei (b. 1940))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
以上、図版点数を合計すると2122点です。
なお、没年は、刊行当時の情報ではなく、現時点でわかるものを追加しています。
1605
Aki*****7月9日 14:39
>>1604
【「日本の写真家」(岩波書店)の収録作家】その4
第21巻:大辻清司(OTSUJI, Kiyoji (1923-2001))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):大日方欣一・編。年表:大日方欣一。
全52点
(注)当初は、HAMAYA, Hiroshi (1915-1999)(濱谷浩)の予定であった。
第22巻:緑川洋一(MIDORIKAWA, Yoichi (1915-2001))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第23巻:山端庸介(YAMAHATA, Yosuke (1917-1966))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全49点
第24巻:千葉禎介(CHIBA, Teisuke (1917-1965))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第25巻:林忠彦(HAYASHI, Tadahiko (1918-1980))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):岡井耀毅。年表:岡井耀毅。
全54点
第26巻:石元泰博(ISHIMOTO, Yasuhiro (1921-2012))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=横江文憲。年表:横江文憲。
全54点
第27巻:芳賀日出男(HAGA, Hideo (b. 1921))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第28巻:長野重一(NAGANO, Shigeichi (b. 1925))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第29巻:田沼武能(TANUMA, Takeyoshi (b. 1929))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:石井亜矢子。
全54点
第30巻:東松照明(TOMATSU, Shomei (1930-2012))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:石井亜矢子。
全54点
第31巻:奈良原一高(NARAHARA, Ikko (b. 1931))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全48点
1604
Aki*****7月9日 14:38
>>1603
【「日本の写真家」(岩波書店)の収録作家】その3
第12巻:堀野正雄(HORINO, Masao (1907-2000))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):金子隆一。年表:金子隆一。
全54点
第13巻:渡辺義雄(WATANABE, Yoshio (b. 1907))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第14巻:影山光洋(KAGEYAMA, Koyo (1907-1981))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:影山智洋・編。
第15巻:小石清と前衛写真(KOISHI, Kiyoshi (1908-1958) and the Avant-Garde Photographers)
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
1-24: 小石清
25-27: 平井輝七
28-29: 本庄光郎
30-31: 花和銀吾
32-33: 椎原治
34-35: 紅谷吉之助
36-37: 松原重三
38-39: ハナヤ勘兵衛
40-41: 坂田稔
42-45: 山本悍右
46-47: 高橋渡
48-50: 久野久
第16巻:土門拳(DOMON, Ken (1909-1990))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):三島靖。年表:三島靖。
全54点
第17巻:熊谷元一(KUMAGAI, Motoichi (1909-2010))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第18巻:名取洋之助(NATORI, Yonosuke (1910-1962))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:白山眞理・石井亜矢子。
全52点
第19巻:桑原甲子雄(KUWABARA, Kineo (1913-2007))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第20巻:植田正治(UEDA, Shoji (1913-2000))
解説:飯沢耕太郎。聞き手=飯沢耕太郎。年表:池上浩生・編。
全54点
1603
Aki*****7月9日 14:36
>>1602
【「日本の写真家」(岩波書店)の収録作家】その2
第5巻:高山正隆と大正ピクトリアリズム(TAKAYAMA, Masataka (1895-1981) and the Pictorialists of the Taisho Era)
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
1-12: 高山正隆
13-19: 山本牧彦
20-23: 渡辺淳
24-31: 塩谷定好
32-37: 日高長太郎
38-41: 福森白洋
42-47: 梅阪鶯里
48-52: 石田喜一郎
第6巻:淵上白陽と満洲写真作家協会(FUCHIKAMI, Hakuyo (1889-1960) and the Photographers in Manchuria)
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):竹葉丈。年表:竹葉丈。
1-18: 淵上白陽
19-21: 馬場八潮
22-25: 米城善右衛門
26-29: 岡田中治
30: 寺嶋萬治
31: 伊達良雄
32: 榊原正一
33: 江見光男
34-35: 宇野木 敏
36: 池崎 實
37: 渋谷昇陽
38: 青山春路
39: 中田司陽
40: 山根龍造
41: 田中靖望
42: 江崎有為
43: 八木章雄
44: 早乙女 亨
45: 土肥雄二
46: 小野田 潔
47: 水間鉄雄
48-49: 一色辰夫
50: 篠原 實
第7巻:中山岩太(NAKAYAMA, Iwata (1895-1949))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):光田由里。年表:光田由里。
全54点
第8巻:木村伊兵衛(KIMURA, Ihee (1901-1974))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):三島靖。年表:三島靖。
全54点
第9巻:安井仲治(YASUI, Nakaji (1903-1942))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):中島徳博。年表:中島徳博。
全54点
第10巻:入江泰吉(IRIE, Taikichi (1905-1992))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子。年表:石井亜矢子。
全54点
第11巻:田淵行男(TABUCHI, Yukio (1905-1989))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):財津達弥。年表:財津達弥。
全54点
1602
Aki*****7月9日 14:35
>>1567
【「日本の写真家」(岩波書店)の収録作家】
>>1567でご紹介した、「日本の写真家」(1997年〜1999年。全40巻・別巻1。編集委員:長野重一・飯沢耕太郎・木下直之)ですが、収録されている作家および作品点数を確認いたしました。以下のとおりです。
第1巻:上野彦馬と幕末の写真家たち(UENO, Hikoma (1838-1904) and the Photographers of the Last Days of the Tokugawa Era)
解説:木下直之。(語録・引用など):木下直之。年表:木下直之・石井亜矢子・編。
1-10: 上野彦馬
11-14: 下岡蓮杖
15: 大野弁吉
16: 中邨雅明
17: 小島柳蛙
18-23: 内田九一
24-25: 島隆
26-33: 島霞谷
34-44: 横山松三郎
第2巻:田本研造と明治の写真家たち(TAMOTO, Kenzo (1832-1907) and the Photographers of the Meiji Era)
解説:木下直之。(語録・引用など):木下直之。年表:木下直之・編。
1-7: 田本研三
8-11: 武林盛一
12: 三嶋常盤
13-14: 佐久間範造
15: 横山松三郎
16-17: 武林盛一
18: 井田侾吉
19: 鳥居龍蔵
20: 内田九一
21: 不詳
22-23: 松崎晋三
24: 不詳
25: 吉村喜三
26-27: 江崎礼二
28-29: 小川一真
30: 不詳
31: 遠藤陸郎
32-35: 池田都楽・制作
36-37: 陸軍陸地測量部
38-39: 亀井茲明
40: 陸軍陸地測量部・小倉倹司
41: 陸軍陸地測量部・斉藤次郎
42-43: 不詳
44: 日下部金兵衛
45: 鹿島清兵衛
46: 黒川翠山
第3巻: 福原信三と福原路草(FUKUHARA, Shinzo (1883-1948) and FUKUHARA, Roso (1892-1946))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):石井亜矢子・編。年表:石井亜矢子。
1-32: 福原信三
33-52: 福原路草
第4巻:野島康三(NOJIMA, Yasuzo (1889-1964))
解説:飯沢耕太郎。(語録・引用など):光田由里。年表:光田由里。
全54点
1601
Aki*****7月2日 13:05
>>1489
【The Chinese Photobookについて】
>>1489でご紹介した「The Chinese Photobook」ですが、実物を見ることができました。
中国に「ついて」の写真集・写真の多い書籍を紹介するという内容で、中国人による写真集・書籍に限定されていません。例えば、第二次世界大戦前の最後に取り上げられているのはグラフ誌『FRONT』の5-6号(満州国建設号)です。
特に、このスレッドの対象である20世紀前半については、郎静山(Lang Jingshan, 1892-1995)以外は、まったくといっていいほど中国人写真家の名前が出てこないような状況です。20世紀前半の中国人写真家の情報収集には、ほぼ役に立ちません。残念です。
詳細は、また機会があれば、整理してご紹介したいところですが、1点だけ苦言を。
本書は、Martin Parrといった大家が編者の一人ですが、こと「日本漢字表記」に関しては、日本人や中国人がきちんと確認していないのでしょう、ずいぶんいい加減です。
例えば、日本語の漢字表記に関して、新字体と旧字体が特段のルールもなく混ざって使われており、しかも写真集等のオリジナルの表記(図版として表紙の写真が掲載されているので確認できます)とも必ずしも一致していない、というのは、まあ仕方ないとしましょう。しかし、例えば、「満洲」が、オリジナル表記が写真集等の表紙にきちんと「洲」と記載されているのに、必ず「満州」と間違っている点や、日本語なのに(中国の)簡体字が使われている点(例えば、「写」の下の横棒が、斜めの縦線を横切っていない)などは、どうにも、困りますね。
日本語の新字体・旧字体、中国の簡体字・繁体字の全部で4つの区別など、外国の人に容易にできるものではないでしょうから、やむを得ません。今後は、ぜひ、日本人の専門家のかたに確認していただければ、と思っています。
よろしくお願いいたします。
1600
Aki*****6月25日 18:27
>>1599
【飯田幸次郎】
飯田幸次郎で検索すると、お孫さんの女性のブログがかかります。
h ttp://tokikosakura.blog2.fc2.com/?tag=%E9%A3%AF%E7%94%B0%E5%B9%B8%E6%AC%A1%E9%83%8E
このあたりから、飯田幸次郎研究が進んだり、回顧展が実現したり、しないものでしょうか?
1599
Aki*****6月18日 22:35
>>1587
【井手傳次郎展】
以前に紹介した井手傳次郎の写真展が開催されています。
h ttp://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20170615000090
h ttp://www.keibunsha-store.com/
会期:2017年6月6日(火)〜19日(月)
京都市左京区・恵文社一乗寺店
〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10
電話: 075-711-5919 / FAX: 075-706-2868
営業時間: 10:00 – 21:00(2015年5月11日より)(年末年始を除く)
営業日: 年中無休(元日を除く)
書店が会場で、約50点だそうです。
ご紹介が遅くなり申し訳ありませんが、まだ間に合います。
1598
Aki*****6月18日 19:18
>>1496
【東京写真月間2017】
>>1496
表参道画廊で、「東京写真月間」にちなんだ金子隆一さんの企画が3年間続いていたのですが、今年はなかった模様です。残念です。
なお、過去3回の企画は、以下のとおり。
1年目は「幻の前衛写真家ー大西博」展(2014)
2年目は「モダニズムへの道程ー写真雑誌 『白陽』に見る構成派の表現」展(2015)
3年目は「幻の海洋写真家・木滑龍夫の世界」展(2016)
「一区切りの3回目」という表現も見られるので、もともと4回目の予定はなかったのかもしれません。
h ttp://omotesando-garo.com/link.16/kaneko2016.html
1597
Aki*****6月11日 12:59
>>1592
【フォローアップ:The Japanese Photobookの発売日と値段】
うわ〜、また延期です。値段は、横ばいです。
2017/8/22
¥ 17,198
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2017年)
1596
Aki*****6月4日 13:04
>>1595
第5章 身体表象と二〇世紀美術
1 西洋美術史における身体の表現
理想的身体/細い身体
2 前衛性をめぐるアリーナ
前衛性と身体の表現/プリミティヴィズムと身体――ジャコメッティとブランクーシ/近代的テクノロジーと身体――ダイナミズムと機械
3 身体がはらむ意味
身体を描く、身体で描く/「生きている彫刻」/ジェンダーの解体/ボディ・アート――社会のなかの身体/自分のからだ
第6章 美術と政治
1 革命と美術
ロシア革命とロシア・アヴァンギャルド/構成主義
2 戦争と美術
3 モダニズムとナショナリズム
4 新即物主義
5 メキシコ壁画運動とアメリカの壁画政策
ディエゴ・リベラ/ホセ・クレメンテ・オロスコ/ダビッド・アルファロ・シケイロス/アメリカの壁画政策
6 社会主義リアリズム
ソ連・スターリニズムにおける社会主義リアリズム/東欧諸国における戦後の社会主義リアリズム
7 ヨーゼフ・ボイス
8 パブリック・アート
9 歴史と記憶
ゲルハルト・リヒター/アンゼルム・キーファー/クリスチャン・ボルタンスキー
第7章 美術とさまざまなメディア
1 美術と科学・技術の融合――ケペシュ、C・P・スノー
2 伝統的メディアの解体
静止した美術から動く美術へ――「キネティック・アート」/運動と光による有機的造形――モホイ=ナジ・ラースロー/サイバネティックス芸術――情報・システム/錯視と視覚のメカニズム――「オプティカル・アート」/「時間−空間」の表現――フォンタナとイタリアのプログラム・アート
3 インターメディア
「不確定性」の芸術――ジョン・ケージ/日常と芸術のあいまいさ――ケージからフルクサスへ
4 コンセプチュアル・アート
ジョゼフ・コスース/時の経過・生きられた時間――オパウカ・河原温・ディベッツ/脱物質化と言語化
5 ランド・アート
初期ランド・アート/建築と非−建築――クリストとジャンヌ=クロード
6 ビデオ・アート
初期ビデオ・アート――ナム・ジュン・パイク/映像表現の拡大――一九七〇年代のビデオ・アート/情報の同時性とインタラクティヴィティ
以上で目次は終わりですが、>>1503でコピーしたときにはあった「写真の可能性」という章がありませんね。どうなってしまったのでしょうか?
書店で実物を見てみます。
1595
Aki*****6月4日 13:04
>>1594
第2章 イメージと物
1 ピカソとブラック――キュビスムの時代
キュビスムの始まり/パピエ・コレ/交換可能なイメージ/キュビスムのコンストラクション
2 ダダ
チューリヒ――ダダの誕生/ベルリン・ダダとフォトモンタージュ/デュシャンとニューヨーク・ダダ/シュヴィッタースの「メルツ」/マックス・エルンストのコラージュ
3 シュルレアリスムのイメージとオブジェ
オートマティスムと絵画/生成するイメージ/一九三〇年代のシュルレアリスム/シュルレアリスム絵画の再現的傾向/シュルレアリスムのオブジェ
❖コラム エコール・ド・パリ
第3章 第二次世界大戦後の抽象芸術
1 一九四〇〜五〇年代の展開
なぜ抽象なのか/抽象表現主義/アンフォルメル/サイ・トゥオンブリー/イヴ・クラインとピエロ・マンゾーニ
2 視覚的体験と物質性
ポスト・ペインタリー・アブストラクションとハード・エッジ/ミニマリズム/シュポール/シュルファス/イギリスにおける抽象絵画と「場」
3 ポスト・ミニマリズム
エキセントリック・アブストラクション/アンチ・フォーム/パターン・アンド・デコレーション
4 さまざまな動向
一九七〇年代以降の抽象芸術/ゲアハルト・リヒター/ラテン・アメリカの抽象芸術
第4章 現代生活と美術
1 境界の解体
作品とその外部――「環境」と「ハプニング」/ラウシェンバーグとアッサンブラージュ/アッサンブラージュの展開/ジャスパー・ジョーンズ/星条旗というモチーフ
2 ポップ・アート
アメリカのポップ・アート/クレス・オルデンバーグ/ウェスト・コースト――ポップとアッサンブラージュ/消費文化とシミュレーション
3 ヨーロッパ発の展開
ブリティッシュ・ポップの誕生/ヌーヴォー・レアリスム/ティンゲリーとブリコラージュ/クリストとジャンヌ=クロード
4 社会への介入
「スペクタクルの社会」――〈状況派〉と美術家たち/ヨーゼフ・ボイス――社会彫刻と資本空間/資本主義リアリズム
5 日常と関わる美術
アルテ・ポーヴェラ/街のなかの美術――ニュー・ペインティングとグラフィティ・アート
1594
Aki*****6月4日 13:03
>>1503
【西洋美術の歴史8 20世紀 - 越境する現代美術】
>>1503
とうとう、5月30日(5月31日?)に発売されました。
Amazonや中央公論新社のページでの紹介が表紙画像付きになったということはいいことなのですが、いまだに目次などの情報がまったく掲載されていません。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/4124035985/
h ttp://www.chuko.co.jp/zenshu/2017/05/403598.html
と思って探したところ、次のページで見つかりました。
h ttps://www.chuko.co.jp/special/western_art/
以下、目次をコピーします。
序 章 二〇世紀西洋美術史を語るために
1 二〇世紀美術の歴史叙述
『二〇世紀の芸術』と『芸術のイズム』/『一九世紀と二〇世紀の絵画』とエリー・フォールの『美術史』
2 展覧会、サロン、画廊が果たした役割
リュクサンブール美術館/ニューヨーク近代美術館/一九三七年のヨーロッパ/フランスにおけるサロン/商業画廊の隆盛/ドイツにおけるセツェッション
3 第二次世界大戦後の動き
ヴェネツィア・ビエンナーレとドクメンタ/ドクメンタ11とディアスポラ/本巻の構成について
❖コラム モダニズム
第1章 抽象芸術の成立と展開
1 抽象芸術研究の変遷
アルフレッド・H・バー・ジュニアとフォーマリズム理論/抽象芸術の意味/近年の研究動向
2 さまざまな源泉
象徴主義の美学/詩的言語と音楽のモデル/装飾芸術と抽象の理論/「進化する意識」の思想
3 抽象芸術の誕生
フランティシェク・クプカ/ヴァシリー・カンディンスキー/キュビスムと抽象/ピート・モンドリアン/カジミル・マレーヴィチ/彫刻における抽象
4 両大戦間の抽象
第一次世界大戦後の傾向/デ・ステイル/ロシア構成主義/バウハウス/一九三〇年のパリ――「円と正方形」と「具体芸術」/「抽象=創造」/バイオモルフィズム――抽象と自然/イギリスにおける抽象/アメリカにおける抽象/第二次世界大戦前後のフランス
1593
Aki*****5月28日 13:14
>>1591
【笠木日南子氏】
先週書き損ねましたが、笠木日南子氏は、名古屋市美術館の学芸員です。
すなわち、竹葉丈さんの後継者というわけです。
竹葉さんの今までの偉大な成果をすべて引き継いで、さらに前に進めていただきたいところです。
よろしくお願いします。
他の写真系の学芸員のおられる美術館すべてについても、同様に後継者が出ていただければいいのですが。
1592
Aki*****5月28日 13:10
>>1566
【The Japanese Photobookの発売日と値段】
>>1566
以前からご紹介している「The Japanese Photobook, 1912-1980」ですが、またもやいやな話ですが、発売日延期です。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/3958291767/
2017/7/25(←2017/6/27←2017/2/28←2016/12/27←2016/11/22)
値段の方は、微妙に動いていますが、まあ値上がりになるんでしょうね。
¥ 17,424(←¥ 17,356←¥ 17,367←¥ 15,641←¥ 18,389←¥ 18,406←¥ 17,404←¥ 15,005)
今後も、要フォローです。
1591
Aki*****5月21日 14:16
>>1589
【コレクション解析学2017-18】
「名古屋市美術館のコレクションから1点を選び、その魅力を学芸員が紹介する講座」だそうです。
h ttp://www.art-museum.city.nagoya.jp/exhibitions/kaisekigaku
各回午後2時より、2階講堂にて開催します。定員180名 (申込不要、入場無料)
大変興味深い企画です。
かなり先ですが、「第3回」で椎原治さんの作品が取り上げられているので、ご紹介します。
【写真】椎原治 《流氓ユダヤ−仮睡》 1941年
2018年1月21日[日]
演題:「写真が教えてくれる歴史」
作品:椎原治 《流氓ユダヤ−仮睡》 1941年
講師:笠木日南子
1590
Aki*****5月14日 16:23
>>1565
【塩谷定好展の展覧会カタログ】
結局、たいへん残念ながら、展覧会には足を運べませんでした。
が、展覧会カタログだけは入手しました。2000円(税込)です。安いですね。
今まで、塩谷定好について、これだけの資料は存在しませんでした。
展覧会カタログですから当たり前ですが、作品図版が多く、見ているだけで楽しめます。
詳細な感想については後日書いてみたいとも思いますが、本日は、あえて苦言を1点だけ。
「資料」的内容が、どうにも不足しているように思います。
例えば、年譜、参考文献、展覧会歴(と出展作品リスト)など。どうして、このような基本的な情報が欠けているのでしょうか?
この展覧会カタログについて、「資料」自体が充実していない、というわけではありません。「写真雑誌・年鑑掲載作品(戦前)」(参考図版)や「作品掲載 写真雑誌・年鑑一覧(戦前)」(リスト)などは、蔦谷さんらしい貴重な資料です。よくぞ掲載していただけた、と思います。
ところが、前述のように、かえって、基本的な資料が掲載されていない。
今回のカタログは、今後の塩谷研究において大変貴重なものであるとともに、現時点では掲載作品などの観点から最も充実した資料であり、その意味で、今後「二番煎じ」的な資料が刊行されることは、当分ないことでしょう。当方が生きている限りはもちろんのこと、100年たっても同様ではないでしょうか。それだけ充実した資料であるということを申し上げたいのです。しかし、それゆえにかえって、塩谷定好についての今後の文献の刊行を妨げ、この資料に欠ける「年譜、参考文献、展覧会歴」が公刊される可能性を奪ってしまっているのではないか、ということも申し上げたいのです。
ぜひ「補遺」のような形で、例えば、島根県立美術館や塩谷定好写真記念館のウエブサイトででも、こういった基本データ(特に文献リストと、展覧会出品作品リスト)を公開していただきたいものです。よろしくお願いします。
なお、塩谷定好写真記念館の次のページに、「略歴」と「過去のおもな展覧会」は掲載されています。
h ttp://teiko.jp/profile.php
最後に、再言となりますが、関東への巡回はないのでしょうか?
1589
Aki*****5月7日 16:26
>>1578
【「異郷のモダニズム 満洲写真全史」の展覧会カタログ】
そういえば、本展の展覧会カタログは、国書刊行会から刊行され、書店にも並んでいるんですよね。
まだ、実物は見ることができていませんが、期待できます。
1588
Aki*****4月30日 16:43
>>1567
【写真全集の掲載作品リスト】
ところで、No.1567でご紹介した3つの全集についてですが、「掲載作品リスト」というものは、どこかにあるのでしょうか?
美術全集等に掲載された図版を探すことができるという本があると聞きました。次のような本です。
「日本美術作品レファレンス事典」
「西洋美術作品レファレンス事典」
「写真レファレンス事典 人物・肖像篇」
いずれも、日外アソシエーツの本で、とても日外アソシエーツらしい本ですが、前二者は絵画系なので写真に関して探すのは無理でしょう。
後一者ですが、まずは、なぜ、「人物・肖像」に限定するのかという点についてが、個人的には理解しがたいですが(限定した方が需要が高い??)、それはさておくにしても、内容的に限定的で役に立たないと思います。つまり、全集全体のリストを含んでいるとは思えないということです。
(とはいえ、他の目的であれば有用な文献であろうことは、想像に難くありません)
さらに、これらの「レファレンス事典」は、専門家とかある程度くわしい人々にとっては一般的でありましょうが、すべての人が使うような文献ではないように思います。とすると、公立図書館で目にすることが難しい(所蔵している公立図書館が少ない)ということになるでしょう。すなわち、かえって、写真全集そのものを見る方が容易だ、という転倒した状況があると思います。
そうこう考えてきますと、書籍には限界があり、やはり、インターネットで公開していただきたい、と思うところです。
しかし、正直なところ無理だろうな、と思っています。写真史を仕事にしている人にとっては、「掲載作品リスト」など、たいした労力もかけずに入力できることなので、「無理」ということについて、納得はしていないのですが。
なお、美術文献一般については、東京国立近代美術館のサイトに詳細なガイドが掲載されていますので、ご参考までにURLをご紹介します。
h ttp://www.momat.go.jp/am/visit/library/art_library_guide/
1587
Aki*****4月23日 13:48
>>1586
【井手傳次郎・続】
この本の関係で書きたいことは、あと2点ありまして、しかし、現時点では詳述は無理ということで、申し訳ありませんが、とりあえず項目だけを記し、他日を期したいと思います。
1.こういう写真作品の掘り起し、収集、展示は、こんごどのような機関が行っていってくれるのか?
小回りの利かなくなった東京都写真美術館ではもう無理でしょう。とはいえ、一般の美術館や博物館・郷土資料館というところができるのか?
気持ちが暗くなってきます。
2.写真の機能
この本を読むと、絵画には果しえない、写真の機能・役割にあらためて気づきます。
記憶や思い出を一気に呼び覚ますという機能。
恐ろしく感じます。
1586
Aki*****4月16日 14:37
>>1579
【井手傳次郎】
昨年、次の本が刊行されています。
長崎 幻の響写真館 井手傳次郎と八人兄妹物語
根本千絵
昭和堂
2016/7/25
¥ 2,160
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/4905026563/
井手傳次郎(1891〜1962)は、昭和2年(1927年)から昭和18年(1943年)までの16年間、長崎市に「響写真館」という写真館を経営していた写真家で、そのお孫さんにあたる本書の著者が、おじやおばへの聞き書きによりまとめた書籍がこの本です(もともとブログに連載されたものを、書籍にまとめた)。
この書籍は、今まで埋もれていた写真家・写真作品の「掘り起し」という仕事、その発表方法として、およそ、最も理想的な形の1つであると思います。
しかし、出版しているのは大手出版社ではなく、長崎の地方出版社であるという点は気になる点です。また刊行まではかなりの苦労があり、10年近い時間がかかっている、ということが書かれています。
また、作者のお父さんが美術評論家の針生一郎さんであるというような、かなり特別な事情がこのような出版を可能にしたのではないか、それがなければ、無理だったのではないか というようなことも考えてしまいます。
他にも、かなり特殊な事情があります。
傳次郎本人の愛弟子の娘さん(デザイナー)が協力。
そして、何と言っても、1300枚のガラス乾板がきれいな状態で見つかり、それをすべて焼き付けてくれる人まで現れた。
さらに、作者の娘さんが東京都写真美術館で学芸員実習をしている。
とすると、このような「埋もれていた写真家・写真作品」の公刊という仕事は、たいていの場合無理なのではないか、と強く感じました。今回は、いろいろな幸運が重なって、奇跡的に刊行までこぎつけることができたのではないか、ということです。
(つづく)
1585
Aki*****4月9日 13:07
>>1584
【日本におけるキュビスム コメント】その6(完)
最後に、出展作家の中で、生きておられるのは、以下の4人のかたのみです(もちろん、戦前の「第1部」で取り上げられている作家はおひとりも生きておられません)。
池田龍雄(いけだ・たつお、1928⁻)
野村久之(のむら・ひさゆき、1933⁻)
渡辺豊重(わたなべ・とよしげ、1931⁻)
林康夫(はやし・やすお、1928⁻)
そろそろ、20世紀前半に活躍した作家から直接話を聞くというのももう限界でしょうか?
1584
Aki*****4月9日 13:06
>>1583
【日本におけるキュビスム コメント】その5
続けて、新しく知ったことを2点。
5.1917年以前も日本にキュビスムもうあった
投稿のNo.1428では、
『ふと考えてみると、日本最初のキュビスム作品ともいえる、萬鉄五郎の「もたれて立つ人」が1917年なので、ほぼ100周年。そういう意味合いもある企画なのかもしれません。
なお、ピカソ最初のキュビスム作品「アヴィニョンの娘たち」は1907年ですから、もう100年以上昔、そして、日本の「もたれた立つ人」とはちょうど10年も時差があるということで、当時の情報伝達速度がいかに遅かったか、ということがうかがわれます。』
と書いてしまいましたが、年表によれば(この年表もウエブサイトに掲載していただければいのに、と思います)、遅くとも1911年にはキュビスムは日本で紹介されており、今回の出展作品にも萬鐵五郎の1915年の作品が含まれていますので、「日本最初のキュビスム作品ともいえる、…が1917年なので」というのは、勇み足で間違いということになります。すみません。
6.1950年代にもう一度キュビスム受容があったこと、むしろ、ゲルニカ風であったこと
このことは全く意識していませんでした。この企画によれば、その原因は、「1951年、読売新聞社の主催によって東京の高島屋を皮切りに各地で大規模なピカソ展が開催されていた」、ということによるとの分析です。
大変面白いことです。
以上ですが、戦前の部分に限っても、出展作家の中には、なじみのない名前も多い、ということに触れておきたいと思います。また、今まで、写真図版でしか見たことのない作品も多く含まれており、とてもよかった。展覧会図録でしか見たことのない、『1920年代日本展』を思い出します。
なお、展覧会カタログに吉岡堅二(1906-1990)の名前が挙がっていたので、出品作家ではありませんが、挙げておきます。
1583
Aki*****4月9日 13:05
>>1582
【日本におけるキュビスム コメント】その4
一方で問題点を2点。(1点目は企画そのものについてではないものです)
3.まず、なぜ、都内に巡回しないのかという疑問です。浦和だから東京に近い、だから都内での企画は不要ということかもしれません。しかし、これだけの内容であれば、むしろ都内の美術館側から手を挙げるのではないでしょうか?
これは、何を意味しているのでしょうか? 要は、都内にこういう企画を受け付けられる美術館というか、端的には学芸員がいなくなってきている、ということではないでしょうか。単純にこの企画だけの問題ではなく、20世紀美術全体の企画に関する問題ということではないでしょうか。そういう、大きな問題が浮かび上がってきているのではないのか、と懸念しております。
4.もう1つの問題点は、彫刻・デザイン・日本画・工芸は含めているのに、写真にはまったく触れていない、ということです。確かに、世界的に見ても、「キュビスムの写真家」を標榜する作品は存在しないかと思いますが、例えば、次の本のような試みがあります。
John Pultz and Catherine B. Scallen, Cubism and American photography 1910-1930, The Sterling and Francine Clark Art Institute, 1984. ISBN 0931103049
要は、キュビスムの影響を受けた写真作品は多く存在するということです。
日本の写真作品だと、典型的には、淵上白陽の「構成派」が該当するでしょうか? しかし、それに限られるものではありません。構成的な作品は、かなりの部分、キュビスムの影響を受けているともいえます。それでは、どこまで取り上げるのか? これは結構難しい問題です。
1582
Aki*****4月9日 13:05
>>1581
【日本におけるキュビスム コメント】その3
しかし、今回の企画で、素人(来訪者)に、その区別がわかるような十分な説明や提示(問題提起)がなされていたかについては、疑問があります。
つまり、来訪者の中では、この2つを混同したままで終わっているのではないか、ということです。タイトルから考えても、すべての展示作品が、「キュビスム」だった、ということでおわっていないか、という疑問です。
難しいことはともかくとして、とにかく、「これらの作品すべてがピカソの「キュビスム」の影響を受けているといえます、でも、すべて「キュビスム」といえますか? 何が同じで何が違うでしょうか? 皆さんどう考えますか?」、そういった問題提起だけでもしていただきたかった、と思います。
ついでですが、若干考えていることを書きますと、戦前戦後を通じて、日本の画家たちの大半は、単に「ピカソっぽいもの」としてキュビスムを受容しただけ、すなわち理論がないままだったのではないかと思います。
しかし、一方で、ピカソやブラックの理論が「絶対」ではありません。例えば、キュビスムから抽象絵画に向かったのは、ピカソの「理論」とは合致しないでしょうが、「間違い」というべきようなものではありません。要は、理論の厳密な理解なくしてキュビスム風の作品を制作してはいけない、ということではないと思うわけです。
ピカソの理論と必ずしも合致しない日本での「キュビスム」の展開は、理論とは合致しないという理解を必要とした上で、評価できると思います。
その点は今まで検討されていないでしょう。本展でも、その点の十分な追及はありませんでした。この点の検討が、日本において不足していたことは間違いありません。今後に期待いたします。
1581
Aki*****4月9日 13:04
>>1580
【日本におけるキュビスム コメント】その2
2.戦後を加えているということ
キュビスムに日本の戦後の作品を積極的に加えるというような発想は、今まで(少なくとも日本では)なかったと思います。
今回取り上げられた一部の作品は、「キュビスムとは言えないのではないか」と企画側も考えておられるようです。しかし、そうした作品をあえて含めたことが、この企画に、さらなる豊かさを与えているのだと思います。そのこと自体は、成功だったと考えています。
後述の部分ともかかわりますが、そもそも、ピカソの場合、「キュビスムの時代」(1907年の『アヴィニョンの娘たち』から1916年または1917年まで)の作品と、その時代の後に「キュビスム風」のモチーフを含めた作品とがあって、専門家以外は、その2つを区別できていないと思います。例えば、極端な言い方として、「ピカソって、目は前を向いているのに、鼻は横についているような絵を描く人でしょ」というような見方です。要するに、「キュビスム」と「キュビスム風」の区別です。確かに、ピカソにおいても、形式的(デザイン的)には、キュビスムは、キュビスム時代以降も繰り返し用いられています。(他方ブラックではそうではない) したがって、区別があいまいになっていることにやむを得ない面はありますが、区別は必要です。
しかも、本展第2部における戦後の作品群は、展示の解説にもやや記載がありましたが、「キュビスム風」ですらなく、「ゲルニカ風」なのではないか、「キュビスム受容」ではなく、「ピカソ受容」なのではないか、という問題があります。「キュビスム」と「キュビスム風」よりもさらに遠うものではないか、ということです。「キュビスム」は、「ゲルニカ風」とは明らかに異なりますから、なおさら区別が必要となります。
1580
Aki*****4月9日 13:03
>>1543
【日本におけるキュビスム コメント】その1
ずいぶん昔になってしまいましたが、以下コメントを述べます。
まず、再言になりますが、この企画、内容的には素晴らしいものがあります。
具体的には、高く評価できる点は、まずは次の2点でしょうか。
1.日本ならではの多様化、豊かさが示されている。
この豊かさというか「逸脱さ」は、パリでは無理だったでしょう。レジェやグレーズ、メッツァンジェなど、ピカソ、ブラックの本流から離れている作家もいましたが、それは、かえってピカソの理論に忠実ではないという批判を受けたぐらいです。
しかし、日本では、本国からは距離が離れていることもあり、また、時間的にも他のイズムと並行して「輸入」されたということもあり、本国からそのような批判を受けることもなく(本国からすれば、日本などと言う辺境の国には関心もなかったということかもしれません)、自由奔放に多様化した、といえます。
結局、日本におけるキュビスム受容は、ほとんどの場合、理論ではなく視覚だった、といってもいいでしょう。
ただし、これは「第1部」についてです。
1579
Aki*****4月2日 13:38
>>1577
【安藤不二夫】
戦前に活躍した写真家を一人ご紹介。
◎安藤不二夫(1904-1983)
インターネット上では、経歴等の情報は掲載されていません、
『日本の写真家 近代写真史を彩った人と伝記・作品集目録』(日外アソシエーツ)の839人にも含まれていません。
次の写真展の出品作家に含まれています。
横浜美術館コレクション展 2016年度第3期
2017年1月4日(水)〜2月28日(火)
h ttp://yokohama.art.museum/exhibition/index/20170104-480.html
T 昭和の肖像 ―写真でたどる「昭和」の人と歴史
[出品作家](予定)
木村伊兵衛、土門拳、秋山庄太郎、渋谷龍吉、福田勝治、藤本四八、堀不佐夫、 安藤不二夫、濱谷浩、林忠彦、師岡宏次、奥村泰宏、常盤とよ子、浜口タカシ、 緑川洋一、アンリ=カルティエ・ブレッソン、ロバート・キャパ、石川真生、 金村修、森村泰昌 ほか
U “マシン・エイジ”の視覚革命 ―両大戦間の写真と映像
[出品作家](予定)
アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、エドワード・ウェストン、ベレニス・アボット、ウォーカー・エヴァンズ、ポール・ストランド、マン・レイ、アンドレ・ケルテス、ジャック=アンリ・ラルティーグ、ヴェルナー・マンツ、アルベルト・レンガー=パッチュ、アレクサンドル・ロトチェンコ、オスカー・フィッシンガー、ジガ・ヴェルトフ ほか
なお、Oskar Fischinger(1900-1967)は戦前から活躍した映像作家・映画監督です。
この写真展は残念ながら終わってしまいました。
横浜美術館で戦前の日本人写真家の写真展、はやはり無理でしょうかね?
1578
Aki*****3月26日 09:26
>>1571
【続: 異郷のモダニズム 満洲写真全史】
名古屋市美術館のページで紹介されていますので、その点についてのご紹介だけ。
h ttp://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2017/manchoukuo/
出品作品リストを公開していただきたいものです。
竹葉さん、よろしくお願いいたします。
1577
Aki*****3月19日 20:50
>>1574
【金丸重嶺】
会期中に気づくことができませんでしたが、次の展覧会が開催されていました。
没後40年記念展覧会 写真家 金丸重嶺 新興写真の時代1926-1945
日 時:平成29年2月18日(土)~3月3日(金)※日曜休館
9:30 〜 17:00
会 場:日本大学芸術学部芸術資料館
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
(西武池袋線江古田駅北口下車 徒歩1分)
TEL:03-5995-8315
主 催 日本大学芸術学部写真学科
後 援 新写真派協会(日本大学芸術学部写真学科同窓会)
金丸重嶺(1900-1977)は、日本大学芸術学部写真学科における専門教育の創始者です。
重ねて、日本の広告写真の先駆者であり、昭和初期にはヨーロッパの新興写真を国内に導入し、
また戦後においては、評論家として我が国の写真を牽引した”日本の写真会の偉人”ともいうべき人物でした。
没後40年を迎える本年、金丸の若き日の写真家としての活動を紹介する展覧会を開催します。
本展では、その原点である広告写真からスナップ写真、ベルリンオリンピック関連の写真、
そして国策宣伝写真までを、初公開資料を多く含む当時の刊行物やオリジナルプリント、
現存するネガフィルムからのニュープリントなどによって展示します。
これまで広く知られることのなかった写真家金丸重嶺の実像を是非ご高覧ください。
h ttp://www.nuaphoto.com/info/170218
これは行きたかったですね。「新興写真の時代1926-1945」と対象を絞っているわけですから、極めて貴重な企画です。何と入場料もかかりません。大変残念です。出品作品リストが入手できれば、と思うのですが? まさか、展覧会カタログを制作しておられるとか?
しかし、ウエブサイトに企画者名や作品リストが掲載されていないのは仕方ないとして、全体で何点の作品が展示されたのか、ということくらい記載していただきたいものです。そうしないと、「記録」としてあまり役立たないのではないかと?
ちなみに、「芸術資料館」の「利用ガイド」のページによると、土曜日は正午までとなっていますが?
h ttp://www.art.nihon-u.ac.jp/facilities/archives.html
1576
Aki*****3月12日 13:50
>>1575
【Re: Re: Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
>>1569
Amazonの「1001 Photographs」(Cassell Illustrated)のページに、表紙写真が掲載されていました。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/184403917X
表紙写真によると、タイトルは「1001 Photographs You Must See Before You Die」ですね。
「1001 Photographs You Must See In Your Lifetime」ではありません。
前者がイギリスでのタイトル、後者がアメリカでのタイトル、ということなんでしょうか?
発売日は「2017/9/7」で変わりありませんが、値段は以下のとおり少し下がりました。いいことです。
¥ 3,089 ⇒¥ 2,804
1575
Aki*****3月5日 12:53
>>1570
【Re: Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
またもや新情報。
Amazon.jpにRizzoli掲載と同じ次のタイトルでも掲載されていました。
1001 Photographs You Must See In Your Lifetime
Paul Lowe
¥ 4,500
ハードカバー: 960ページ
出版社: Universe (2017/9/5)
言語: 英語
ISBN-10: 0789327686
ISBN-13: 978-0789327680
発売日: 2017/9/5
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/0789327686
Amazon.comにもAmazon.ukにも掲載されています。
h ttps://www.amazon.com/dp/0789327686
h ttps://www.amazon.co.uk/dp/0789327686
なお、『1001 Photographs You Must See Before You Die』(Cassell Illustrated)のほうは、Amazon.ukには掲載されていますが、いまだに、Amazon.comには掲載されていません。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/184403917X/
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/184403917X/
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/184403917X/
要するに、Amazon.jpとAmazon.ukには違うタイトルで2件掲載されているということです。
さらなる詳細情報を求む、というところです。
1574
Aki*****3月5日 12:52
>>1573
【土門拳の原点1935-1945】
こんな企画もあります。
作品の対象時期が対象時期なだけに、ご紹介しないわけにはいきません。
写真展「土門 拳の原点 1935-1945」
—写大ギャラリー土門 拳コレクションより—
2017年1月23日(月)〜2017年3月24日(金)
東京工芸大学 写大ギャラリー
モノクロ写真作品 約50点
h ttp://www.shadai.t-kougei.ac.jp/overview.html
この時期「1935-1945」というのは、面白い選択ですね。
企画・構成は次のお二人です。
吉野 弘章(写大ギャラリー運営委員長)
堀田 文(写大ギャラリー専門職員)
1573
Aki*****3月5日 12:51
>>1572
【椎原治】
次の展覧会が開催中です。
椎原治 展
会期|2017年3月4日(土) – 26日(日)
open hours|12:00-20:00
closed|月曜休廊 [月曜祝日の場合は翌日休廊]
tel|03-6459-3205
会場|MEM
h ttp://mem-inc.jp/2017/02/18/170304shiihara/
展示されている点数は何点なのでしょうか?
それから、もう終わってしまいましたが、対談もありました。
この対談にはぜひうかがいたかったのですが、残念ながら無理でした。
対談企画
金子隆一 (写真史家) × 椎原保 (美術家)
日時|2017年3月4日(土) 18:00〜
会場|MEM (参加無料)
なお、椎原保さんは、椎原治さんのご子息です。
この展覧会は、先に以下でご紹介した「Paris Photo」企画の一部の「帰国展」ですね。
1534 11月20日 16:31【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その3
1533 11月20日 16:31【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その2
1532 11月20日 16:30【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その1
1531 11月13日 13:30【Re: 河野徹、音納捨三、椎原治】
1530 11月13日 13:29【河野徹、音納捨三、椎原治】
では残りの二人、河野徹、音納捨三については、「帰国展」はないのでしょうか?
今後に期待したいと思います。
1572
Aki*****3月5日 12:51
>>1571
【Re: 異郷のモダニズム 満洲写真全史】
最後に、「満洲」ということで、白山さんの「華北交通」の研究とオーバーラップする点があると思います。すごく興味深い点です。この点については、またの機会に書いてみたいと思います。
1571
Aki*****3月5日 12:50
>>1565
【異郷のモダニズム 満洲写真全史】
とうとう来ました。
次の企画が予定されています。
異郷のモダニズム 満洲写真全史
名古屋市美術館
会 期:2017年4月29日(土・祝)〜6月25日(日)
[前期]4月29日(土・祝)〜5月28日(日)、[後期]5月30日(火)〜6月25日(日)
前期・後期で一部展示替えがあります。
主 催:名古屋市美術館、毎日新聞社、日本経済新聞社、テレビ愛知
後 援:愛知県・岐阜県各教育委員会、名古屋市立小中学校PTA協議会
協 力:PGI、銀遊堂、アフロアトリエ、名古屋市交通局
助 成:公益財団法人ポーラ美術振興財団
h ttp://tv-aichi.co.jp/manchoukuo/
展示構成
T.大陸の風貌―櫻井一郎と〈亞東印画協会〉
II.移植された絵画主義―淵上白陽と〈満洲写真作家協会〉
III.「宣伝」と「統制」―満洲國國務院弘報處と『登録写真制度』
IV.偉大なる建設”―プロパガンダとグラフィズムの諸相
V.廃墟への「査察」―『ポーレー・ミッション・レポート』
企画は、竹葉丈さんです。極めて期待できます。
昔から写真展を見ている方にしてみれば、1994年の同館の『異郷のモダニズム 淵上白陽と満州写真作家協会』展の20年ぶりの続篇ということがお分かりかと思います。前回の企画も驚異的でしたが、今回は、「満洲写真全史」というサブタイトルからうかがわれるとおり、より網羅的・徹底的になっていると思われます。どこまで徹底されているのか、怖いくらいです。
ただ、展覧会タイトルが1994年の企画と同じであるという点は心配です。単に「異郷のモダニズム」と書かれたり、言われたりした場合にいずれの展覧会をさしているのかについて、混乱が生じないでしょうか? 特に、どちらか一方しか知らないかたが書いたり、言ったりした場合に。
ちなみに、上記でご紹介したページは、「テレビ愛知」のサイトですが、どうやら、名古屋市美術館のサイトではまだ紹介されていないようです。チケットはすでに発売されているようですので、名古屋市美術館はいったい何をやっているんだ、という感じがいたします。
個人的にはぜひうかがいたいところですが、はたして可能か?
他にも書きたいことがいろいろとありますが、きりがないので、今回はここまで。
1570
Aki*****2月26日 15:20
>>1569
【Re: 1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
また、新しい情報が見つかりました。
ニューヨークの Rizzoli の情報です。
1001 Photographs You Must See In Your Lifetime
Written by Paul Lowe
Pub Date: September 5, 2017
Format: Hardcover
Category: Photography - Subjects & Themes - General
Publisher: Universe
Trim Size: 6-3/8 x 8-3/8
US Price: $36.95
CAN Price: $49.95
ISBN: 978-0-7893-2768-0
h ttp://www.rizzoliusa.com/book.php?isbn=9780789327680#
何とタイトルが異なりますが、表紙の図版もあり、リゾーリの情報ですから、かなり信頼できるのではないでしょうか。
あわてずに、今後も落ち着いて情報を追っていきましょう。
1569
Aki*****2月19日 14:23
>>1558
【1001 Photographs You Must See Before You Dieについて新情報】
『1001 Photographs You Must See Before You Die』について、Amazonに情報が出てきました。
1001 Photographs
¥ 3,089
ペーパーバック: 960ページ
出版社: Cassell Illustrated (2017/9/7)
言語: 英語
ISBN-10: 184403917X
ISBN-13: 978-1844039173
発売日: 2017/9/7
h ttps://www.amazon.co.jp/1001-Photographs/dp/184403917X/
タイトルが一致はしませんが、出版社から見てもこれでしょう。
思った以上に低価格ですね。
期待しましょう。
なお、今のところ「Amazon US」には掲載なし、「Amazon UK」には掲載あり、です。
h ttps://www.amazon.com/1001-Photographs/dp/184403917X/
h ttps://www.amazon.co.uk/1001-Photographs/dp/184403917X/
1568
Aki*****2月12日 16:08
>>1546
【「伝えたかった中国・華北」における写真家名】
>>1546
この企画については、展示でも、展覧会カタログでも、写真家名の記載は苗字のみであり、また、写真家についての解説(経歴など)のようなものは、一切ありませんでした。
確かに、作品そのものに残されている「撮影者名」は苗字だけなのでしょう。ですから、それぞれの作品について撮影者を姓名で記載することはできないという点は理解できます。(ありふれた苗字の場合、苗字が同じ写真家が複数存在し、どちらの作品か特定できないということはありうる)
しかし、もともとの企画紹介でも「坂本万七、吉田潤、加藤正之助、西亨ら日本人カメラマン」とあったわけですし、「華北交通」の写真家としてどのようなかたが在籍していたか、ということは、完全ではないにしろ、ある程度把握できるはずです。(関係する雑誌各号の「撮影者」の記載などからリストアップできるはず)
少なくとも、どのような写真家が在籍していたかの調査、また、各写真家の経歴の調査はできたはずで、この機会に実施し、公表すべきだったはずです。この機会を逃して、いったいそのような調査・公表がいつなされるのでしょうか? 極めて疑問です。
この「苗字・名字だけしか記載されていない」「個別の写真家についての調査がなされていない」という点は、書店で少し見た限りでは、あの高価な書籍(『華北交通写真資料集成』)でもそのようです。とても残念です。
このような極めて遺憾な結果については、今回の調査が「写真史」を逸脱して「中国史」に寄り過ぎてしまったということが原因かもしれません。このような言い方は、言い過ぎだとは思うのですが。
可能性はなくはないということであえて書いておきますが、フォローアップということで、白山眞理さんによる各写真家についての調査(希望的には、実はすでにある程度なされているのかもしれません)およびその結果の公表(こちらが重要です)に期待いたします。
ということで、この企画、またこの書籍(『華北交通写真資料集成』)については、例の「五大ニュース」(5大ニュース)では「番外」とせざるを得ませんでした。
1567
Aki*****2月5日 13:48
>>1558
【1001点以上の写真図版を掲載している出版物(全集関係)】
No.1558において、『1001 Photographs You Must See Before You Die』の関係で、以下のように書きました。
>「1001」という数は、世界的に見ても、写真史関係の出版物では(展覧会等の企画でも)、はじめての規模だと思います。
しかし、これは正確ではありませんでした。厳密に記載すると、
>「1001」という数は、世界的に見ても、写真史関係の出版物(単独の著作)では(展覧会等の企画でも)、はじめての規模だと思います。
ということになると思います。
では、「1001」を超えるような図版を含むものとは具体的には何があるのか?
それは、写真に関する「全集」です。
さっと考える限り、日本の全集で、次の3つを挙げることができます。
(ただし、最後のものは、国際共同出版)
○日本の写真家(全40巻+別巻・岩波書店・1997年〜1999年):1巻あたり50点余り×40巻=約2000点
編集委員:長野重一・飯沢耕太郎・木下直之
○日本写真全集(全12巻・小学館・1986年〜1988年):1巻あたり約180点(参考図版含む)×12巻−アルファ(第12巻は年表や全巻索引があるため図版が他の巻よりもかなり少ない)≒約2000点
編集委員:小沢健志・桑原甲子雄・重森弘淹・田中雅夫・中井幸一
○世界写真全集(全12巻・集英社・1982年〜1984年;新装版1988年〜1989年):1巻あたり約200点弱(参考図版含む)×12巻=2000点強
編集主任:ブライアン・ホーム (Brian Holme)
いずれも、恐るべき企画です。
1566
Aki*****1月29日 12:48
>>1548
【続々々The Japanese Photobook, 1912-1980】
>>1548
いやな話ですが、またもや発売日が延期されています。
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/3958291767/
2017/6/27(←2017/2/28←2016/12/27←2016/11/22)
他方値段は下がっています。
¥ 15,641 (←¥ 18,389←¥ 18,406←¥ 17,404←¥ 15,005)
刊行時期は、結局どうなるのでしょうか?
フォローしていきます。
1565
Aki*****1月29日 12:46
>>1564
【塩谷定好展】
年頭から、写真展のご紹介ばかり。
写真展の観点からは、昨年とうって変わって、素晴らしい1年となるかもしれません。すでに、そんな予感です。
愛しきものへ 塩谷定好1899-1988
島根県立美術館
会 期:2017年3月6日(月) 〜 5月8日(月)
開館時間:10:00〜日没後30分(展示室への入場は日没時刻まで)
休館日:火曜日(ただし3月7日[火]、5月2日[火]は開館)
h ttp://www.shimane-art-museum.jp/exhibition/2017/03/025023.html
もちろん、蔦谷典子さんの企画です。(名字の読みは「つたたに」です。)
約400点(作品300点、資料約100点)の展示ですから、超大型企画ですね。
また、記念講演会に飯沢耕太郎さんが登場なさいますので、企画にかかわっておられるのかもしれません。
会期が始まるころまでには、「作品リスト」をウエブサイトに掲載されることを期待したいと思います。
この企画も、関東には巡回しないのでしょうか? そうだとしたら、もう、「おかしい」と言わざるを得ないような気がします。
なお、No.1319でご紹介しましたが、2015年には、FUJIFILM SQUAREで塩谷定好作品展が開催されていますが、作品数は25点ということですので、それだけでもくらべものになりません。
最後に、名前の読みですが「しおたに」ですので、お間違いなきよう。本展企画者のお名前と読み方の平仄があっていますね。
1564
Aki*****1月29日 12:46
>>1563
【「ハナヤ勘兵衛の時代デェ !!」展】その2
本展の関連イベントとして、「特別解説会」があり、講師は、山本淳夫さん(横尾忠則現代美術館学芸課長)です((ききて:相良周作さん(当館学芸員))でしたが、残念ながら、もう終わってしまいました(2017年1月22日[日]15:00〜16:30(14:30より開場)、レクチャールーム、定員100名、聴講無料)。
なぜ、ハナヤ勘兵衛展なのに、横尾忠則美術館の方が? 本展の「協力」として、芦屋市立美術博物館が挙がっていますが、山本さんは、もともとそこにおられ、中山岩太をはじめとする芦屋カメラクラブの専門家でもあるのです。
今回は、中山岩太の作品は1点も含まれておりませんが、なかなか潔くていいのではないでしょうか?
この企画は、「小企画」という言葉に引っ張られ過ぎていましたが、実は、「2016年の戦前の写真史に関する5大ニュース」に入れるべきだったかもしれません。「2017年」に入れてもいかもしれません。
「小企画」という言葉に囚われすぎていましたね。No.1469でご紹介しただけで、そのまま過ごしてしまいました、失敗です。
1563
Aki*****1月29日 12:41
>>1562
【「ハナヤ勘兵衛の時代デェ !!」展】
次の展覧会が開催中です。
小企画「ハナヤ勘兵衛の時代デェ !!」(県美プレミアム)
兵庫県立美術館
会期:2016年11月19日[土]−2017年3月19日[日]
休館日:月曜日 年末年始(12月31日、1月1日) メンテナンス休館(1月2日〜 1月10日)
開館時間:午前10時−午後6時 (特別展開催中の金・土曜日は午後8時まで) ※入場は閉館の30分前まで
h ttp://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1611/hanaya.html
h ttp://www.artm.pref.hyogo.jp/news/press/pdf/press_y161005.pdf
h ttps://web.pref.hyogo.lg.jp/bi01/2016premium3.html
担当学芸員:相良周作氏
「小企画」とあったので、数十点という規模だと思い込んでいました。
ところが、サイトに掲載されている「作品リスト」を見ると、何と100点を超える規模。
h ttp://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1611/hanayajpn_list.pdf
あなどれませんね。100点を超える点数だと、個人的には集中力が続きませんので、「小企画」という印象を超えます。
なお、作品リストには、英語版もあります。すばらしい。
h ttp://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/j_1611/hanayaeng_list.pdf
(でも、紹介ページ本体の英語はどこ?)
この企画が、関東に巡回されないというのは、いかにも残念です。
ただ、以前からそういう懸念を持っていますが、関東では、写真展を開催できるスペースが減少(激減?)して、写真展企画を十分に受け入れられない状態に至っているのではないでしょうか? この点については、機会を改めて、また書いてみたいところです。
1562
Aki*****1月22日 16:42
>>1561
【日本のシュルレアリスム写真】その2
光田さんですか、なるほど。そして、森山大道もかかわっているとは。
仮に残部があるとしても、とても個人で購入できるような価格ではありませんが、このような活動は素晴らしいことです。中山岩太、小石清、野島康三などでも、同様の取り組みがあってもいいと思います。
ただ、いつもの調子で勝手なことを申し上げると、「書籍」にしていただけると、公立図書館でも所蔵してもらえるのになあ、と思います。
とはいえ、安井仲治であれば、書籍も3点は刊行され、公立図書館でも所蔵しているところは多いでしょうから、さらに必要性はないのかもしれません。
1561
Aki*****1月22日 16:41
>>1560
【日本のシュルレアリスム写真】
またもや、日本戦前期の写真を取り扱った展覧会企画です。
年始から企画が続いており、いい感じですね。
グループ展 「日本のシュルレアリスム写真」
会期:2017年1月14日(土) – 2月4日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー 東京
参加作家: 中山 岩太、岡上 淑子、椎原 治、山本 悍右、安井 仲治
協力:MEM、The Third Gallery Aya
h ttp://www.takaishiigallery.com/jp/archives/15523/
h ttp://www.takaishiigallery.com/jp/wp-content/uploads/TIG_1701_Press-Release-J.pdf
タカ・イシイギャラリー
106-0032 東京都港区六本木6-5-24 3F
tel: 03 6434 7010 fax: 03 6434 7011
mail: tig@takaishiigallery.com
営業時間:11:00 – 19:00
定休日:日・月・祝祭日
日比谷線「六本木駅」3番出口より徒歩3分
「作品計28点を展示」だそうです。
このギャラリーは実は行ったことがないんですよね。
この機会に、ぜひ足を運んでみたいところです。
なお、このギャラリーでは、2010年秋に「安井仲治 ポートフォリオ集」(作品30点収録)を刊行しています。
h ttp://www.takaishiigallery.com/jp/archives/8649/
販売価格: ¥ 1,500,000-(税抜)、エディション:15
発行:タカ・イシイギャラリー、監修:光田由里(渋谷区立松濤美術館学芸員)、協力:安井仲雄、兵庫県立美術館、プリント制作:比田井一良(銀遊堂)、収録作品:合計30点、作品サイズ:半切(43.2 x 35.6 cm)、プリント・ペーパー使用、付録冊子:森山大道、光田由里によるテキスト/作品解説・詳細/略歴(日本語/英語)
1560
Aki*****1月15日 14:39
>>1559
【写真弘社フォトグラフスコレクション展】その2
以上ですが、上記の「写真弘社カレンダー」については、機会を改めてまた書いてみたいと思います。
最後に、本展の開催期間の最終日について、「18日」が正しいのか「(木)」が正しいのかどちらなのかは、写真弘社に直接お問い合わせください。ギャラリー・アートグラフ :03-3538-6630
1559
Aki*****1月15日 14:38
>>1545
【写真弘社フォトグラフスコレクション展】
次の展覧会が開催されています。
新春企画展 66 写真弘社フォトグラフスコレクション展2017年1月4日(水)〜1月18日(木)
66 写真弘社フォトグラフスコレクション展
写真弘社カレンダーの名作(大正〜昭和初期)
期間/2017年1月4日(水)〜1月18日(木)
日、祝日休館
1月8日(日)1月9日(祝月)休館
1月15日(日)休館
時間/月〜金曜日 午前10:00〜午後6:00
時間/土.最終日 午前10:00〜午後5:00
1950年の創業以来、写真弘社は
プロフェッショナル写真の制作を引き受けてまいりました。
写真制作を始めて今年で66年目にあたります。
熟達した技術と感性とで、わが国の名だたるプロ写真作家の名作を
手がけてきました。
展示作品は
日本の写真芸術の創世記、大正、昭和初期に
活躍した写真家の作品を36年に渡り写真弘社カレンダーとして
紹介して来た作品(レプリカ)を展示すると共に
当時の掲載カレンダーを展示します。
展示作家10名
小石 清, ハナヤ勘兵衞, 高山正隆, 津坂淳
松尾 才五郎, 田村 栄, 花和 銀吾, 安井 仲治,
中山 岩太, 唐 武
作品展示数モノクロ18点
今年、日本写真協会より写真弘社は
ラボとして初めて功労賞を授与されました。
多くの方々からお祝いのメッセージを頂戴いたしました。
この場をお借りいたしまして厚く御礼を申しあげます。
プロ・アマ写真家とともに、写真文化のさらなる発展と繁栄に貢献しつづけます。
多くのアーティスト作品をご覧頂き販売、レンタルのご要望にお答え
しております。
作品を愛好家の方々の要望にお応えしギャラリー・アートグラフが
リース・販売の許可を作家よりいただきました。
手軽にアート作品に触れる機会が増える事と確信いたします。
お部屋に飾るだけでなく、事務所や会議室・応接室の装飾として、
また店舗やウィンドウディスプレイにもご利用いただけます。
お手軽なレンタルを利用してシーズンごとの差し替えも楽しめます。
作品の展示、取付作業にも応じておりますので一度ご相談下さい
ます様ご案内申し上げます。
h ttp://blog.livedoor.jp/shashinkosha/archives/55716994.html
1558
Aki*****1月8日 19:22
>>1557
【続1001 Photographs You Must See Before You Die】
実際に刊行されるかどうかは不明な状況ですが、「1001 Photographs You Must See Before You Die」というのは、とても夢のある企画であり、どのような作家・作品が取り上げられるのかを想像するだけで、わくわくしてきます。
何と言っても、「1001」という数は、世界的に見ても、写真史関係の出版物では(展覧会等の企画でも)、はじめての規模だと思います。
例えば、ナオミ・ローゼンブラムの『写真の歴史』という大著でさえ、収録されているのは、800点余りの図版でしかなく、1001点にははるかに及びません。
確かに、「絵画」「彫刻」といった、数千年の歴史を持つ美術分野に比べると、「写真」はたかだか200年の歴史しかありません(1827年のニエプスの作品から初めて)。したがって、絵画・彫刻で可能な規模の企画が写真の分野ではなかなか困難であるということは理解できます。しかし、今回の企画が実現すれば、大それた言い方かもしれませんが、絵画や彫刻に追いつけるといっても過言ではないのではないでしょうか?
しかし、じっくりと考えてみれば、実際、1000人を超える写真家を収録している写真家事典は存在しますし(ただし1種類だけかもしれません)、収録人数が1000人を超えない写真家事典をたくさん集めて、つぶさに写真家を拾っていけば、1000人は優に超えるでしょう。つまり、写真家の人数で考えてみても、「1001」は実際に集めることが可能な範囲に入るのです。ですから、今までこのような企画がなされていなかったのは、個人的には、不思議と言っておきたいところです。
さて、「1001」は2017年内に実現するでしょうか?
今後も、しっかりと状況を追い続けてみたいと思います。
なお、次のような情報を発見しました。期待は高まります。とともに、まだ時間はあるようです。
Book feature: 1001 Photographs You Must See Before You Die, Edited by Paul Lowe, Quintessence Editions, September 2017
h ttp://www.jonnybriggs.com/whats-next/
1557
Aki*****1月2日 12:31
>>1556
【1001 Photographs You Must See Before You Die】その3
As it traces the development of the medium from the nineteenth century to the present day. Organized chronologically by the date that each image was made, and featuring a reproduction of each photograph, the book provides some fascinating and unexpected juxtapositions. Engaging text uncovers the creative process behind each image, revealing its visual, aesthetic, and historic significance. Packed with information that will entertain, inform, educate, and surprise, 1001 Photographs You Must See Before You Die is an essential reference for lovers of photography.
それにしても、いつも書いていることですが、ありふれた情報は、あきれるほどいくらでも見つかるのに、マイナーな情報は、どれだけ探しても見つからないんですね。国家的な機密情報でもあるまいに、まったく、異常な状態だと思います。情報全体の量が極端に増えているので、余計にこの状態が増幅されているのだと思います。今年も強く主張していきたいと思います、マイナーな情報こそ重要・貴重な場合が多いのだということを。そして、このスレッドでも、そういうマイナーな情報を積極的に発信していきたいと思います。
いずれにしても、刊行されたら、なるべく早く中身を確認したいものです。「1001の写真作品」とは何なのか? どこかにリストは掲載されるでしょうか? 期待できない気がします。
1556
Aki*****1月2日 12:30
>>1555
【1001 Photographs You Must See Before You Die】その2
一応、カタログに掲載された文を以下掲げます。
A visually arresting reference for all connoisseurs of photography, 1001 Photographs You Must See Before You Die is an invaluable guide to the history and practice of photography. From Fox Talbot to Nick Knight, from Roger Fenton to William Eggleston, and from Cartier Bresson to Dougie Wallace, this comprehensive encyclopedia embraces a wide range of photographers and photographic genres
A truly comprehensive survey of the history and global development of photography. Appeals to photographers, students, gallery goers, connoisseurs, and amateur enthusiasts.
1555
Aki*****1月2日 12:29
>>1554
【1001 Photographs You Must See Before You Die】
何と次の本が刊行予定(?)です。
1001 Photographs You Must See Before You Die
General Editor: Paul Lowe
Quintessence Editions Ltd.
960 pp 210 x 160 mm
出典は次のページです。
h ttps://issuu.com/quintessence_editions/docs/qss_catalogue_2016_single_pages/65
これが実現すれば、長い間の希望通りであり、願ったりかなったりです。とはいえ、ISBNの記載はありませんし、刊行済みなのか、いつ刊行予定なのかも不明、さらにAmazon(日本版、アメリカ版とも)を探しても見つかりません。
また、このカタログ自体は2015年に公表されているようですので、刊行が遅れているのかもしれません。それでも、Amazonに掲載されていない理由は説明できません。Amazonは、刊行予定があれば、しかも、これだけ有名なシリーズであれば、通常は刊行前に掲載するはずです。よくわからないことだらけです。
1554
Aki*****1月2日 12:15
>>1553
【50 Contemporary Photographers You Should Know】その2
36 Antoine D’Agata 106
37 Dayanita Singh 108
38 Gregory Crewdson 112
39 Nick Brandt 116
40 Paolo Pellegrin 120
41 Juergen Teller 122
42 Martin Schoeller 126
43 Wolfgang Tillmans 128
44 Alec Soth 132
45 Rinko Kawauchi 134
46 Zanele Muholi 138
47 Viviane Sassen 142
48 Pieter Hugo 146
49 Ryan McGinley 148
50 Richard Mosse 152
「Contemporary」ですから、やはり20世紀前半は含まれていないですね。残念です。
ちなみに、日本人は4人。この選択について、皆さんはいかがでしょうか?
50人は少ない、しかし、この情報を掲載したことには理由があります。
1553
Aki*****1月2日 12:12
>>1548
【50 Contemporary Photographers You Should Know】
次の本が刊行されています。
50 Contemporary Photographers You Should Know
Florian Heine (著), Brad Finger (著)
Prestel Pub
ISBN-10: 3791382594
ISBN-13: 978-3791382593
2016/11/18
157ページ
1998円
通常の「1001」に比べてあまりに物足りないというところは置いておきまして、掲載されている50人は以下のとおりです。
01 David Bailey 8
02 Josef Koudelka 10
03 Joel Meyerowitz 12
04 Boris Mikhailov 16
05 Daido Moriyama 18
06 William Eggleston 20
07 Nobuyashi Araki 22
08 Sarah Moon 24
09 Candida Hõfer 28
10 Sebastião Salgado 30
11 Tina Barney 32
12 Eli Reed 36
13 Jeff Wall 38
14 Stephen Shore 42
15 Susan Meiselas 46
16 Hiroshi Sugimoto 48
17 Annie Leibovitz 50
18 Roger Ballen 52
19 Steve McCurry 56
20 Philip-Lorca Dicorcia 60
21 Sally Mann 62
22 Martin Parr 66
23 Alex Webb 68
24 Sophie Calle 70
25 Nan Goldin 74
26 Michael Kenna 78
27 Cindy Sherman 82
28 Thomas Struth 86
29 Ellen von Unwerth 88
30 Edward Burtynsky 90
31 Anton Corbijn 92
32 Andreas Gursky 96
33 Paul Graham 100
34 Thomas Ruff 102
35Rineke Dijkstra 104
1552
Aki*****1月2日 12:07
>>1551
【2016年の戦前の写真史に関する5大ニュース】その4
(つづき)
そして、最後の1件、これが昨年最大のニュースかもしれません。
5.石原悦郎氏死去、石原氏およびツァイト・フォト・サロンに関する書籍刊行、ツァイト・フォト・サロン閉廊。明らかに一時代が終わり、後に続く者がいなかった、という悲惨な結論だったといえるでしょう。
関係する投稿は以下のとおりです。
1454 3月6日 12:44【石原悦郎氏ご逝去】
1513 9月25日 13:22【Re: ツアイト・フォト・サロン閉廊】
1512 9月25日 13:21【ツアイト・フォト・サロン閉廊】
1514 10月2日 11:13【Re: Re: ツアイト・フォト・サロン閉廊】
1521 10月16日 12:25【写真をアートにした男】
1522 10月23日 16:14【Re: 写真をアートにした男】
以上ですが、今年は、写真展を「適時に」ご紹介していくことを目標にしたいと思います。毎年できていないので。
ちなみに、過去の「戦前の写真史に関する5大ニュース」は、以下のとおりです。
2015年:1420〜1423(2016年1月3日)
2014年:1219・1220(2015年1月4日)
2013年:Msg.1147 (2014/2/2)
2012年:Msg.1084(2013/1/6)
2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)
何度も書いておりますが、2012年以前は削除されてしまっていますので、見ることができません。
1551
Aki*****1月2日 12:05
>>1550
【2016年の戦前の写真史に関する5大ニュース】その3
(つづき)
他方、書籍関係は次の1件です。1件だけ、というのもひどいですが、加えて、洋書です。日本の出版界は、この分野については、成果のほとんどない、ひどい1年だったといえるでしょう。
4.The Japanese Photobook 1912-1980
1494 7月10日 10:11【Photobookについて2】
1538 11月27日 15:50【The Japanese Photobook, 1912-1980】その4
1537 11月27日 15:49【The Japanese Photobook, 1912-1980】その3
1536 11月27日 15:48【The Japanese Photobook, 1912-1980】その2
1535 11月27日 15:47【The Japanese Photobook, 1912-1980】
1548 2017年1月1日 20:34【続々The Japanese Photobook, 1912-1980】
1547 12月25日 18:21【続The Japanese Photobook, 1912-1980】
ただし、発売が2017年に延びてしまったので、厳密には「2016年の五大ニュース」には入れられないのですが、他に適切な書籍がないため、あえて選んでいます。
なお、書籍の番外は次の3件です。
1510 9月4日 13:42【同下】
1509 9月4日 13:41【ゲルダ・タロー人気?】
1515 10月2日 11:15【カルティエ=ブレッソン】
1545 12月11日 11:09【秘蔵写真 伝えたかった中国・華北】
3冊のうち最後の書籍は、上述の企画にに関する書籍『華北交通写真資料集成』のことで、これは驚異的な内容ではあるのですが、上記理由と同じで、あえて「番外」としております。
1550
Aki*****1月2日 12:03
>>1549
【2016年の戦前の写真史に関する5大ニュース】その2
(つづき)
なお、展覧会の番外は次の8件です。結構数が多いですね。
1463 4月3日 12:50【大原治雄写真展】
1464 4月10日 08:26【コンデナスト社のファッション写真でみる100年】
1507 8月21日 19:26【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その4
1506 8月21日 19:24【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その3
1505 8月21日 19:23【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その2
1504 8月21日 19:22【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その1
1469 4月24日 12:54【2016年度の美術展】
アルバレス・ブラボ写真展 ―メキシコ、静かなる光と時
小企画 ハナヤ勘兵衛のの時代デェ‼(仮称)
ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて
1470 5月1日 16:28【赤羽末吉】
1496 7月17日 22:18【幻の海洋写真家・木滑龍夫の世界】
1546 12月18日 13:43【続「伝えたかった中国・華北」】
1545 12月11日 11:09【秘蔵写真 伝えたかった中国・華北】
最後の企画は、白山眞理さんの企画であるということもあり、本来は、当然に上記3件に加えるべき企画なのですが、本年後日補足説明をしたいと思っているのですが、個人的にどうしても低い評価をせねばならない点があり、あえて「番外」といたしました。
1549
Aki*****1月2日 12:01
>>1423
【2016年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
さて、恒例の「戦前の写真史に関する5大ニュース」です。
昨年2016年については、次の5つを選んでみました。従来のとおり、順位はありません。
まずは、展覧会関係3件。
1.恩地孝四郎
2.瑛九
3.河野徹、音納捨三、椎原治
個別の企画についてもっと書きたい気もしますが、各投稿の記載にお任せしたいと思います。関係する投稿は、以下のとおりです。
1427 1月17日 13:07【Re: Re: 飛行官能(恩地孝四郎展)について】
1426 1月17日 13:06【Re: 飛行官能(恩地孝四郎展)について】
1425 1月17日 13:05【飛行官能(恩地孝四郎展)について】
1520 10月9日 21:15【瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす】
1534 11月20日 16:31【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その3
1533 11月20日 16:31【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その2
1532 11月20日 16:30【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その1
1531 11月13日 13:30【Re: 河野徹、音納捨三、椎原治】
1530 11月13日 13:29【河野徹、音納捨三、椎原治】
1548
Aki*****1月1日 20:34
>>1547
【続々The Japanese Photobook, 1912-1980】
2017年になりましたが、本年もよろしくお願いいたします。
さて、新年早々ですが、Amazonによると、タイトルに挙げた本の発売日がまた後ろにずれています。次のとおりです。
「2017/2/28」
どんどんと遅くなっていくのではないかと心配です。
他方、値段は、やや下がっています。
「¥ 18,389」
ただし、あまり楽観してはいけませんね。
静かに状況を見守っていきたいと思います。
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2016年)
1547
Aki*****2016年12月25日 18:21
>>1538
【続The Japanese Photobook, 1912-1980】
タイトルの本ですが、発売日が「2016/12/27」からさらに遅れて「2017/1/24」になっています。
また、価格も、(「¥ 15,005」から)「¥ 17,404」から「¥ 18,406」に値上がりしています。
ちょっと心配です。
心配したまま、また来年。
1546
Aki*****12月18日 13:43
>>1545
【続「伝えたかった中国・華北」】
展覧会図録より、写真家名を挙げます。
奥園
豊田
吉田
加島
山之内
松本
竹島
田中
湯本
西
加藤
西森
安福
橋爪
山口
荒木
志波
後藤
新谷
以上です。申し上げたいことはほとんどお分かりではないかと思いますが、続きはまた。
1545
Aki*****12月11日 11:09
>>1470
【秘蔵写真 伝えたかった中国・華北】
年末に、JCIIフォトサロンから来ましたね。
次の企画が開催中です。
秘蔵写真 伝えたかった中国・華北
京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真
JCIIフォトサロン
開催期間 2016年11月29日(火)〜12月25日(日)
展示内容 1937年から1945年にかけて撮影された華北交通広報用ストックフォトの初公開展。華北交通所属カメラマン等により、新線開発、愛路活動、扶輪学校、沿線の資源や産業、歳時、遺跡、市場に集う人々などが活写されている。華北交通ストックフォトネガより製作のニュープリント約110点(全作品モノクロ)、華北交通ストックフォトの整理用カード(120フィルムの密着写真貼付)約50点、整理用カードのデータベースプロトタイプ版(閲覧用タブレット端末)、これらの写真を使って華北交通が編集したグラフ誌『北支画刊』『北支』『華北』、その他関係資料。
展示点数 約200点
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料 無料
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2016/20161129.html
「坂本万七、吉田潤、加藤正之助、西亨ら日本人カメラマン」という名前が挙がっています。他にはどういう写真家がいるのでしょうか?
他方、12月18日(日)には「華北交通写真資料シンポジウム」もあります。
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/academy/lectures/2016/20161218.html
参加者の顔ぶれを見ればお分かりのとおり、これは、「写真史」の枠を完全に超えて、「中国史」に入り込んでいますね。
最後に、展覧会図録もありますが、それとは別に、書店で購入できる「資料集」も刊行されています。
京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真資料集成
貴志 俊彦・白山 眞理・編
国書刊行会
2016年11月30日
¥ 28,080
う〜ん、高価ですね。
それにしても、白山眞理さんはすごい。
1544
Aki*****12月4日 13:33
>>1432
【西洋絵画の歴史(全3巻)・続々報(完結)】
とうとう第3巻が刊行されて完結です。もともと、2014年6月刊行予定でしたから、ほぼ2年半遅れたわけです。でも刊行されるのですから、すごいことです。
西洋絵画の歴史 3 近代から現代へと続く問いかけ
三浦 篤 (著), 高階 秀爾 (監修)
小学館101ビジュアル新書 28 Art 12
2016/12/1
1296円
h ttps://www.shogakukan.co.jp/books/09823028
刊行されて間もないですが、早く実物を確認しましょう。
1543
Aki*****12月4日 13:02
>>1542
【日本におけるキュビスム 詳細情報】その5
なお、
パブロ・ピカソ(Pablo PICASSO, 1881-1973)
ジョルジュ・ブラック(Georges BRAQUE, 1882-1963)
以上ですが、いつもいつも書いていることで、見ている皆さんも飽き飽きしていると思いますが、出品作品リストが埼玉県立近代美術館のウエブサイトに掲載されればと強く希望します。PDF化すれば、すぐにできることですので。
よろしくお願いします。
1542
Aki*****12月4日 13:01
>>1541
【日本におけるキュビスム 詳細情報】その4
吉仲太造(よしなか・たいぞう、Taizo YOSHINAKA, 1928-1985)
芥川(間所)紗織(あくたがわ/まどころ・さおり、Saori AKUTAGAWA (MADOKORO) 1924-1966)
井上三綱(いのうえ・さんこう、Sanko INOUE, 1899-1981)
漆原英子(うるしばら・えいこ、Eiko URUSHIBARA, 1928-2002)
清川泰次(きよかわ・たいじ、Taiji KIYOKAWA, 1919-2000)
小林二郎(こばやし・じろう、Jiro KOBAYASHI, 1926-2010)
三雲祥之助(みくも・しょうのすけ、Shonosuke MIKUMO, 1902-1982)
堂本元次(どうもと・もとつぐ、Mototsugu DOMOTO, 1923-2010)
島多訥郎(しまだ・とつろう、Totsuro SHIMADA, 1898-1983)
今井俊満(いまい・としみつ、Toshimitsu IMAI, 1928-2002)
坂田和(さかた・かのう、Kano SAKATA, 1929-2011)
野村久之(のむら・ひさゆき、Hisayuki NOMURA, 1933⁻)
番浦省吾(ばんうら・しょうご、Shogo BAN-URA, 1901-1982)
渡辺豊重(わたなべ・とよしげ、Toyoshige WATANABE, 1931⁻)
高山辰雄(たかやま・たつお、Tatsuo TAKAYAMA, 1912-2007)
佐藤多持(さとう・たもつ、Tamotsu SATO, 1919-2004)
堀内正和(ほりうち・まさかず、Masakazu HORIUCHI, 1911-2001)
林康夫(はやし・やすお、Yasuo HAYASHI, 1928⁻)
辻晉堂(つじ・しんどう、Shindo TSUJI, 1910-1981)
山田光(やまだ・ひかる、Hikaru YAMADA, 1923-2001)
笠置季男(かさぎ・すえお、Sueo KASAGI, 1901-1966)
50名(第1部と重複する、川口軌外と笠置季男を除く)
1541
Aki*****12月4日 13:00
>>1540
【日本におけるキュビスム 詳細情報】その3
三上誠(みかみ・まこと、Makoto MIKAMI, 1919-1972)
小山田二郎(おやまだ・じろう、Jiro OYAMADA, 1914-1991)
難波田龍起(なんばた・たつおき、Tatsuoki NANBATA, 1905-1997)
福留章太(ふくどめ・しょうた、Shota FUKUDOME, 1912-1988)
谷角日沙春(たにかど・ひさはる、Hisaharu TANIKADO, 1893-1971)
飯田善國(いいだ・よしくに、Yoshikuni IIDA, 1923-2006)
池田龍雄(いけだ・たつお、Tatsuo IKEDA, 1928⁻)
河原温(かわら・おん、On KAWARA, 1933-2014)
吉原治良(よしはら・じろう、Jiro YOSHIHARA, 1905-1972)
小野木学(おのぎ・がく、Gaku ONOGI, 1924-1976)
片谷瞹子(美香)(かたたに・あいこ/みか、Aiko (Mika) KATATANI, 1918-2009)
川口軌外(かわぐち・きがい、Kigai KAWAGUCHI, 1892-1966)
堂本尚郎(どうもと・ひさお、Hisao DOMOTO, 1928-2013)
利根山光人(とねやま・こうじん、Kojin TONEYAMA, 1921-1994)
山田正亮(やまだ・まさあき、Masaaki YAMADA, 1930-2010)
阿部展也(あべ・のぶや、Nobuya ABE, 1913-1971)
岡田徹(おかだ・てつ、Tetsu OKADA, 1914-2007)
小谷博貞(こたに・ひろさだ、Hirosada KOTANI, 1915-2005)
橋節郎(たかはし・せつろう、Setsuro TAKAHASHI, 1914-2007)
尾藤豊(びとう・ゆたか、Yutaka BITO, 1926-1998)
山口薫(やまぐち・かおる、Kaoru YAMAGUCHI, 1907-1968)
岡部繁夫(おかべ・しげお、Shigeo OKABE, 1912-1969)
福沢一郎(ふくざわ・いちろう、Ichiro FUKUZAWA, 1898-1992)
村上善男(むらかみ・よしお、Yoshio MURAKAMI, 1933-2006)
1540
Aki*****12月4日 12:59
>>1539
【日本におけるキュビスム 詳細情報】その2
川口軌外(かわぐち・きがい、Kigai KAWAGUCHI, 1892-1966)
山口進(やまぐち・すすむ、Susumu YAMAGUCHI, 1897-1983)
伊藤弥太(いとう・やた、Yata ITO, 1892-1975)
石丸一(いしまる・はじめ、Hajime ISHIMARU, 1890-1990)
三岸好太郎(みぎし・こうたろう、Kotaro MIGISHI, 1903-1934)
飯田操朗(いいだ・みさお、Misao IIDA, 1908-1936)
佐藤敬(さとう・けい、Kei SATO, 1906-1978)
今西中通(いまにし・ちゅうつう、Chutsu IMANISHI, 1908-1947)
瑛九(えい・きゅう、EI-KYU, 1911-1960)
斎藤佳三(さいとう・かぞう、Kazo SAITO, 1887-1955)
恩地孝四郎(おんち・こうしろう、Koshiro ONCHI, 1891-1955)
岡田龍夫(おかだ・たつお、Tatsuo OKADA, 1904⁻没年不詳)
萩原恭次郎(編集・発行)(はぎわら・きょうじろう、Kyojiro HAGIWARA, 1899-1938)
牧寿雄(まき・ひさお、Hisao MAKI, 生没年不詳)
村上力(むらかみ・りき、Riki MURAKAMI, 生没年不詳)
仲田定之助(なかだ・さだのすけ、Sadanosuke NAKADA, 1888-1970)
37名
第2部 ピカソ・インパクト(第二次世界大戦後)
末松正樹(すえまつ・まさき、Masaki SUEMATSU, 1908-1997)
松本竣介(まつもと・しゅんすけ、Shunsuke MATSUMOTO, 1912-1948)
岡本太郎(おかもと・たろう、Taro OKAMOTO, 1911-1996)
山本敬輔(やまもと・けいすけ、Keisuke YAMAMOTO, 1911-1963)
鶴岡政男(つるおか・まさお、Masao TSURUOKA, 1907-1979)
大野俶嵩(おおの・ひでたか、Hidetaka OHNO, 1922-2002)
下村良之介(しもむら・りょうのすけ、Ryonosuke SHIMOMURA, 1923-1998)
1539
Aki*****12月4日 12:58
>>1529
【日本におけるキュビスム 詳細情報】
「日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト」(埼玉県立近代美術館)に行ってきました。
とてもいい企画で、いろいろと書きたいことがありますが、とりあえず、出品作家と生没年のみ掲載します。(展示作品リスト順)
第1部 日本におけるキュビスム(第二次世界大戦前)
東郷青児(とうごう・せいじ、Seiji TOGO, 1897-1978)
萬鐵五郎(よろず・てつごろう、Tetsugoro YOROZU, 1885-1927)
田中保(たなか・やすし、Yasushi TANAKA, 1886-1941)
森田恒友(もりた・つねとも、Tsunetomo MORITA, 1881-1933)
久米民十郎(くめ・たみじゅうろう、Tamijuro KUME, 1893-1923)
矢部友衛(やべ・ともえ、Tomoe YABE, 1892-1981)
普門暁(ふもん・ぎょう、Gyo FUMON, 1896-1972)
笠置季男(かさぎ・すえお、Sueo KASAGI, 1901-1966)
古賀春江(こが・はるえ、Harue KOGA, 1895-1933)
柳瀬正夢(やなせ・まさむ、Masamu YANASE, 1900-1945)
尾形亀之助(おがた・かめのすけ、Kamenosuke OGATA, 1900-1942)
黒田重太郎(くろだ・じゅうたろう、Jutaro KURODA, 1887-1970)
村山知義(むらやま・ともよし、Tomoyoshi MURAYAMA, 1901-1977)
岡本唐貴(おかもと・とうき、Toki OKAMOTO, 1903-1986)
住谷磐根(すみや・いわね、Iwane SUMIYA, 1902-1997)
河辺昌久(かわべ・まさひさ、Masahisa KAWABE, 1901-1990)
坂田一男(さかた・かずお、Kazuo SAKATA, 1889-1956)
永野芳光(ながの・よしみつ、Yoshimitsu NAGANO, 1902-1968)
前田寛治(まえた・かんじ、Kanji MAETA, 1896-1930)
吉田卓(よしだ・たかし、Takashi YOSHIDA, 1897-1929)
横井礼以(よこい・れいじ、Reiji YOKOI, 1886-1980)
1538
Aki*****11月27日 15:50
>>1537
【The Japanese Photobook, 1912-1980】その4
Manfred Heiting is a designer and editor of photo publications and a collector of photobooks focusing on the period between 1886 and 1980. He has designed and edited extensive surveys of German, Soviet and Japanese photobooks. Heiting is currently working on surveys of Czech and Dutch photobooks.
1537
Aki*****11月27日 15:49
>>1536
【The Japanese Photobook, 1912-1980】その3
With detailed information and illustrations of over 400 photo publications, an essay by Ryuichi Kaneko, the leading historian of Japanese photobooks, and contributions from Duncan Forbes, Matthew S. Witkovsky and others, this is the most extensive English-language survey of Japanese photobooks of this period and a crucial step in making the history of Japanese photography--long neglected by the Western canon--accessible to the English-speaking world.
著者について
Ryuichi Kaneko is the leading historian of Japanese photobooks. As the former curator at the Tokyo Metropolitan Museum of Photography, he oversaw the development of the institution's collection. Over the past 45 years Kaneko has amassed a formidable private collection of more than twenty thousand volumes, magazines and catalogues. As a scholar, he has been an important advocate in supporting the scholarship and study of Japanese photography and photobooks.
1536
Aki*****11月27日 15:48
>>1535
【The Japanese Photobook, 1912-1980】その2
Then followed a new beginning: with the unique self-determination of a young generation of photographers and visual artists highlighted by the Provoke style--an experimental Japanese photography magazine that had a profound effect on the medium in the 1970s and '80s--as well as protest and war documentation of the late 1950s to the early '70s, the signature Japanese photobook, as we have come to know it, was born.
Edited by Manfred Heiting, who has also designed and edited extensive surveys of German and Soviet photobooks, the volume is over 500 pages and features such photographers as Yoshio Watanabe, Akira Hoshi, Hayao Yoshikawa, Shinichi Kato, Yasuo Wakuda, Tetsuo Kitahara, Moriyama Daido, Koji Taki, Takuma Nakahira, Yutaka Takanashi, Kimura Ihei, Hamaya, Katura, Kazano, Kikuti, Mituzumi, Watanabe, Yamahata, Sozo Okada and Kazano Karuo, among many others.
1535
Aki*****11月27日 15:47
>>1494
【The Japanese Photobook, 1912-1980】
>>1494
でご紹介した、「The Japanese Photobook, 1912-1980」ですが、もともとご紹介した発売日「2016/11/22」から遅れて「2016/12/27」になっています。
また、価格も、「¥ 15,005」から「¥ 17,404」に値上がりしています。
そろそろ、内容についての詳細情報(特に、どの「Photobook」が取り上げられているのか?)がどこかに出てこないかと思いますが、やはりなかなか難しいんでしょうね。
いずれにしても、とにかく早く刊行していただきたいです。期待しています。
以下、amazonより。
内容紹介
From pictorialism to Provoke: the most extensive history of Japanese photobooks ever published
The Japanese Photobook, 1912-1980 illustrates the development of photography as seen in photo publications in Japan--from the early influence of European and American pictorialism, the German Bauhaus and imperial military propaganda to the complete collapse and destruction of the country in 1945.
1534
Aki*****11月20日 16:31
>>1533
【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その3
椎原 治(1905-1974, Osaka)
題名不詳
Title Unknown
n.d.
30.4 × 25.5 cm
vintage gelatin silver print
題名不詳
Title Unknown
1930s
30.2 × 20.3 cm
vintage gelatin silver print
無題
Untitled
n.d.
26.4 × 23.5 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, stamped
コンストラクション(C)ふたつのブレストにおける
Construction (C) based on breasts
1930s
31 × 23.5 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, stamped
題名不詳
Title Unknown
1930s
46 × 35.5 cm
vintage gelatin silver print
題名不詳
Title Unknown
n.d.
38.7 × 33.5 cm
vintage gelatin silver print
題名不詳
Title Unknown
1949, Sep.
42.5 × 33 cm
vintage gelatin silver print
dated, stamped
題名不詳
Title Unknown
1940
33.9 × 36 cm
vintage gelatin silver print
音
Sound
1937
44.8 × 43 cm
vintage gelatin silver print
titled, dated
女
Woman
1938, Oct.
39.5 × 26.9 cm
vintage gelatin silver print
titled, dated
1533
Aki*****11月20日 16:31
>>1532
【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その2
河野 徹(1907-1984, Osaka)
題名不詳
Title Unknown
n.d., 27.5 × 38 cm, vintage gelatin silver print
題名不詳
Title Unknown
n.d.
31 × 22.5 cm
vintage gelatin silver print
二つの岩
Two Rocks
1949, 30.7 × 44.4 cm, vintage gelatin silver print, signed, titled
題名不詳
Title Unknown
n.d., 30.5 × 44.8 cm, vintage gelatin silver print
砂丘
Dune
1940, 31.5 × 46 cm, vintage gelatin silver print
禁猟地にて
In animal sanctuary
1953, 29.2 × 40.5 cm, vintage gelatin silver print, signed, titled, dated
浸蝕された岩
Eroded Rocks
1949
49.2 × 33.5 cm
vintage gelatin silver print, signed, titled
砂丘
Dune
1940
51 × 36.3 cm
vintage gelatin silver print
風景
Landscape
1951, 32 × 48.8 cm, vintage gelatin silver print, signed, titled, dated
1532
Aki*****11月20日 16:30
>>1531
【「河野徹、音納捨三、椎原治」展の作品リスト】その1
以下の29点が含まれているようです。
これ以外の作品が含まれているのかどうかは、不明です。
音納 捨三(1905-1988, Osaka)
コンポジション
Composition
n.d.
35.6 × 25.8 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, mounted on board
クリスマス
Christmas
1941
45 × 32.9 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, mounted on board
幻想
Illusion
1930s
33 × 26.2 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled
題名不詳
Title Unknown
n.d.
45.7 × 31.9 cm
vintage gelatin silver print
構成
Construction
n.d.
35.7 × 29 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled
題名不詳
Title Unknown
n.d.
38.6 × 31 cm
vintage gelatin silver print
signed, mounted on board
題名不詳
Title Unknown
n.d., 20.5 × 27.4 cm, vintage gelatin silver print
試作「バラ」
Trial “Rose”
n.d.
28.4 × 18.5 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, mounted on board
題名不詳
Title Unknown
1941
39.1 × 30.6 cm
vintage gelatin silver print
秋
Autumn
1930s
41 × 31.5 cm
vintage gelatin silver print
signed, titled, mounted on board
1531
Aki*****11月13日 13:30
>>1530
【Re: 河野徹、音納捨三、椎原治】
MEM, under the supervision of the independent photography historian Ryuichi Kaneko, will be holding an exhibition focusing on the Photo Avant-Garde movement that emerged in the 1930s in the Kansai region. At the time, KONO Toru, OTONO Sutezo, and SHIIHARA Osamu, as leading photographers from Tampei Shashin Club, were experimenting new photographic techniques, such as photomontage, photogram, solarization and multi-exposure. In the exhibition, 30 to 40 of their vintage prints made between 1930 and 1950 will be presented. Most of the prints, which have been kept by the photographers’ families, will be exhibited for the first time in Europe.
最後に、出品作品リストくらい、サイトに掲載してもらえないものでしょうか?
今後の展開にも期待します。
1530
Aki*****11月13日 13:29
>>1527
【河野徹、音納捨三、椎原治】
パリで、日本の写真が展示されます。最近海外で活躍する日本人写真家も多いですから、それだけなら、特に珍しくはありませんが、今回は、20世紀前半の日本の写真ですから驚きです。
「河野徹、音納捨三、椎原治」の3人の写真家の作品で、日本のギャラリーMEMが「Paris Photo 2016」に出展するということです。
企画は、例によって、金子隆一さんです。30〜40点の出品ということですから(この3人以外の丹平写真俱楽部の作家の作品も含まれているかもしれませんが、詳細はよくわかりません)、すごいですね。こんな企画、日本でも実現していない。ぜひとも、日本への巡回をお願いしたいところです。
詳細は以下のとおり。
The Tampei Photography Club and Modern Photography in Japan
KONO Toru, OTONO Sutezo, SHIIHARA Osamu
http://mem-inc.jp/topics/news/
http://www.parisphoto.com/paris/exhibitors/mem
日時:2016年11月10日(木) – 12日(土) 12:00-20:00
2016年11月13日(日) 12:00-19:00
VIPプレビュー:2016年11月9日 14:00-21:30
会場:Grand Palais (Avenue Winston Churchill 75008 Paris)
ブース:C12
1529
Aki*****11月6日 16:17
>>1528
【日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト 埼玉県立近代美術館】2
関連イベントをご紹介。
レクチャー&ディスカッション
「ピカソ・インパクト−1950年代の日本におけるキュビスムの影響」
戦後間もない時期の日本におけるキュビスムの受容とその影響について、当時から第一線で活躍を続ける美術家・池田龍雄氏、1950年代の美術に通暁する尾崎信一郎氏、そして2005年に企画した展覧会「アジアのキュビスム」によって、各国でのキュビスムの展開を知る館長・建畠晢が語り合います。
日時:12月4日 (日)
【第一部】13:30〜14:15 (13:00開場)[レクチャー]尾崎信一郎氏 (鳥取県立博物館副館長)
【第二部】14:30〜16:00[ディスカッション]池田龍雄氏 (本展出品作家)×尾崎信一郎氏×建畠晢 (当館館長)
場所:2階講堂/定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
上映会「メトロポリス」
未来都市メトロポリスを舞台に、権力者の息子・フレーダーと労働者に希望を与える女性・マリアを通じて、階級間の闘争を描く。ヨーロッパで前衛芸術が隆盛した時代に制作されたSF映画の金字塔。監督=フリッツ・ラング、1927年、ドイツ、90分、16mmフィルムによる上映/英語字幕 (日本語のあらすじを配布)
日時:1月15日 (日) 11:00〜、15:00〜の2回上映 (開場は30分前)
場所:2階講堂/定員:100名 (当日先着順)/費用:無料
フィルム提供:かもめ座FILMアーカイブ (http://www.kamomeza.com/)
担当学芸員によるギャラリー・トーク
本展覧会の担当学芸員が展覧会の見どころをご紹介します。
日時:11月26日 (土)、12月24日 (土) 各日とも15:00〜15:30
場所:2階展示室/費用:企画展観覧料が必要です。
ご希望のグループに本展覧会の見どころをご案内します (予約制)
お問い合わせ・ご予約は教育・広報担当 (電話048-824-0110) まで。
1528
Aki*****11月6日 16:15
>>1519
【日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト 埼玉県立近代美術館】
埼玉県立近代美術館での開催がせまってきています。
2016年11月23日 (水・祝) 〜 2017年1月29日 (日)
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?page_id=335
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/?action=common_download_main&upload_id=3935
プレスリリースには、次の記載があります。
◆ 第一部: 日本におけるキュビスム 1910s - 1910s -1944
第一部では、戦前の日本におけるキュビスムの広がりをかえりみています。日本で最初にキュビスム的な作品を手が
けた例として、1910 年代の東郷青児や萬鐵五郎、恩地孝四郎の作品を挙げることができます。
1920 年代に入ると、フランスに留学してキュビストに直接教えを受けた矢部友衛、川口軌外らが登場しました。また、
独自にキュビスムを消化した坂田一男や今西中通は、日本におけるキュビスムの展開を考える上で重要な存在といえ
ます。さらに村山知義、柳瀬正夢、河辺昌久など未来派や構成主義と関わりが強い作家もまた、キュビスムを意識しつ
つ新興美術運動を推進していきました。
◆ 出品作家および出品予定作品数
出品作家 約 90 名 出品予定作品数 約 160 点
パブロ・ピカソ[10 点]、ジョルジュ・ブラック、東郷青児、萬鐵五郎、古賀春江、柳瀬正夢、村山知義、仲田定之助、
黒田重太郎、今西中通、川口軌外、坂田一男、三岸好太郎、前田寛治、難波田龍起、恩地孝四郎、小山田二郎、
鶴岡政男、松本竣介、池田龍雄、阿部展也、佐藤敬、岡本太郎、山田正亮、吉原治郎、山辰雄、下村良之介、
三上誠、辻晉堂、林康夫、山田光など[各 1〜2 点程度]
90名という人数はすごい。うち、第一部の作家はどの程度?
1527
Aki*****10月30日 11:18
>>1526
【The Photobookの掲載写真家(1900-1950のみ)】その5
187 Carl Blazer 1947
213 photographs by Ernst Friedrich 1929
242 photographs by Bror Bernild and Jørgen Roos 1946
The Photobook Volume III
19 various photographers including David Seymour, Geza Tando and Robert Capa 1937
20 photographs by Heinrich Hoffman and various agency photographers 1937
24 Hermann Harz 1943
49 photographs by Withers Photographers 1935
284 Manuel Gasser 1943
かなり知っている写真家も含まれていますが、ここでしか見たことのない、はじめてと思われる写真家も多いですね。このような本は、そういう発見が面白いのですが、他方、網羅性は期待できませんので(なぜこの写真家が取り上げられていないのか、というケースが多い)、その点は注意しなければならないでしょう。
それから、第1巻の152ページ-153ページのものについては、制作年をメモし忘れてしまいました。後日わかった時点で補足させていただきます。
なお、「The Photobook Volume III」には、「銀座八丁」という日本の写真集(「銀座界隈」というエッセイ集の別冊、という位置づけのようです)が掲載されています。刊行年が1954年とされているので、上記のリストからは除いていますが、木村荘八・編著で、写真は「The Photobook Volume III」では「anonymous」となっていますが、「著者」のほうに名前が挙がっている鈴木芳市または鈴木芳一(よしかず、Yoshikazu Suzuki)という人が撮影しているようです(後者の漢字表記のほうが正しいのでは?)。ただし、ネットで少し調べた限りでは、この写真家(?)の詳細はよくわかりませんでした。
1526
Aki*****10月30日 11:17
>>1525
【The Photobookの掲載写真家(1900-1950のみ)】その4
180 photographs from government archivrs, mainly FSA 1938
187 Robert Doisneau 1949
194-195 Pierre Jahan 1946
195 Martien Coppens 1947
196 photographs by Cas Oorthuys, Emmy Andriesse, Charles Breyer, C Holtzappel, Ad Windig, Kryn Taconis, Hans Sibbelee, Marius Meyboom, F Lemaire and others 1947
197 Jindřich Štyrský 1945
198-199 Zdenek Tmej 1946
200 André Kertész 1945
201 Robert Doisneau 1949
202-203 Keld Helmer-Petersen 1948
204 René Groebli 1949
The Photobook Volume II
96 various photographers including Juan Manuel Figueroa Aznar and Martin Chambi 1934
97 photographs by Horacio Coppola, Atilio Rossi and Grete Coppola 1936
97 photographs by Grete and Horacio Coppola 1937
98 M Álvarez Bravo
(portrait by Doris Álvarez Heydn) 1945
98-99 Lionel Wendt 1950
138 Man Ray 1929
138-139 photomontages by Dušan Matić 1933
175 Carl Blazer 1947
182-183 Man Ray 1931
184 Margaret Bourke-White 1936
185 Lewis W Hine 1933
186 Albert Renger-Patzsch 1937
1525
Aki*****10月30日 11:16
>>1524
【The Photobookの掲載写真家(1900-1950のみ)】その3
152-153 El Lissitsky and Sergei Sen'kin missed
156-157 photographs by E M Langaman and D N Shul'kin 1935
158-159 photographs by E Langman, A Shterenberg and others 1934
160-163 photomontages by V F Shtranikh (Vladimir Fedorovich Shtranikh) 1935
164 photographs by P Novitzky, A Shafran, N Komov, V Remof, G Ushakov, M Troyanovsky, P Vikherev and A Karasyov 1935
168-169 photographs by E langman, G Petrusov, Ya Khalip, G Zel'ma and Boldyrev 1938
170-171 photographs by M G Prekhner, Alexander Rodchenko, A S Shayhet, I M Shagin 1937
172-173 photographs by G Zel'manovich, D Debabor, A Polyakov, A Shaykhet, P Lass, M Khan, A Skurikhin, I Shagin and V Gryuntal 1934
175 photographs by Stefano Bricarelli, Federico Patellani, Lucio Ridenti and Bruno Stefani 1937
176-177 various anonymous photographers 1936
176-177 anonymous 1936
178 名取、木村、堀野、渡辺、土門、他。photomontages by Goro Kumada 1937
179 Heinrich Hoffmann 1939
1524
Aki*****10月30日 11:15
>>1523
【The Photobookの掲載写真家(1900-1950のみ)】その2
100-101 Roger Parry 1930
102 E Sougez 1932
103 Jindřich Štyrský 1933
104-105 Man Ray 1935
106-107 Hans Bellmer 1936
108 Claude Cahun 1937
109 Georges Hugnet 1969
109 Man Ray 1937
110-111 AugustinJiménez 1937
112 Alfred Ehrhardt 1937
113 Kiyoshi Koishi 1933
113 Yoshio Shimozato 1940
114-115 Walker Evans 1938
117 Lewis W Hine 1932
124 August Sander 1929
125 E O Hoppé 1930
125 Albert Renger-Patzsch 1931
126 Lewis W Hine 1932
127 Eugène Atget 1930
128-129 Moi Ver (Moshé Raviv-Vorobeichic) 1931
130 Moi Ver (Moshé Raviv-Vorobeichic) 1931
130-131 Helmar Lerski 1931
131 Erich Salomon 1931
132-133 Ilya Ehrenburg 1933
134 Brassaï 1933
135 Doris Ulmann 1933
136-137 Hans Kiian 1934
138 Bill Brandt 1938
138 Bill Brandt 1936
139 Ilya Ehrenburg 1937
139 Robert Capa 1938
140 Kata Kálmán 1937
140-141 Margaret Bourke-White 1937
141 Berenice Abbott 1939
142-143 Dorothea Lange 1939
144 Walker Evans 1941
144 Jak Tuggener 1943
145 Weegee 1945
1523
Aki*****10月30日 11:11
>>1490
【The Photobookの掲載写真家(1900-1950のみ)】
『The Photobook』(全3冊)について、中身をじっくりとみることができました。写真家名について、以下リストアップします(制作年が1900-1950の間に入っているもののみ)。
なお、この本は、あくまでも「Photobook」を紹介しており、必ずしも「写真家」を中心に紹介しているわけではありません。したがいまして、一部の「Photobook」については、「
作者名」が記載されているものの、本の記載を見る限り、その「作者」が写真を撮影しているのかどうかがはっきりしない、というような場合があります。よくわからない場合には、除いております。また、写真家が「anonymous」の場合もはずしております。
以下、掲載ページ、写真家名、掲載されている「Photobook」(写真集)の制作年、の順に列挙しています。
The Photobook Vol. I
57 Sir Benjamin Stone 1906
58 photographs by Emile Brugsch 1912
59 photographs by Harry Burton 1912
73 Edward S. Curtis 1907-30
74 Alvin Langdon Coburn 1910
75 Arnold Genthe 1908
76-77 Erich Mendelsohn 1928
78 Germaine Krull 1930
79 F R Drtikol 1930
80 Laura Albin-Guillot 1931
81 Anton Bruehl 1933
90 Anton Giulio Bragaglia 1913
91 Vladimir Mayakovsky and Alexander Rodchenko 1923
92-93 László Moholy-Nagy 1927
94 Karel Paspa 1926
95 Germaine Krull 1928
96 Karl Blossfeldt 1928
97 Albert Renger-Patzsch 1928
98 Werner Gräff 1929
99 Franz Roh and Jan Tschihold 1929
1522
Aki*****10月23日 16:14
>>1521
【Re: 写真をアートにした男】
著者略歴です。
粟生田 弓[あおた ゆみ]
1980年東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。メディア論を学ぶ。在学中にツァイト・フォトのスタッフとなり、画廊のプレス・リリースや展覧会用カタログなど執筆に関わる業務を中心に行い、その後独立。2010年にファッション・ブランドのRIVORAを立ち上げ現在に至る。編著に『1985/写真がアートになったとき』(青弓社、2014)。
ちなみに、小学館から刊行されるというのはすごいことです。
1521
Aki*****10月16日 12:25
>>1514
【写真をアートにした男】
次の本が刊行されています。
写真をアートにした男: 石原悦郎とツァイト・フォト・サロン
粟生田 弓
小学館
2016年
¥ 2,376
目次は以下のとおり。
第1章 日本で最初の写真画廊
第2章 パリで出会った巨匠たち
第3章 オリジナル・プリントの夜明け前
第4章 荒木・森山の時代
第5章 つくば写真美術館の夢と現実
第6章 写真家たちとつくる新しい写真
第7章 コレクションに託された未来
追悼・石原悦郎さん あとがきにかえて
巻末資料
ツァイト・フォト・サロン展覧会全記録
イル・テンポ展覧会全記録
ツァイト・フォトが手がけた活動
面白そうです。
それにしても、閉廊は返す返すも残念です。
ちなみに、どこかで読んだことのある「パリ・ニューヨーク・東京」の展覧会カタログの大半を裁断処分した、ということも書かれていますね。
1520
Aki*****10月9日 21:15
>>1469
【瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす】
現在、東京国立近代美術館では、『トーマス・ルフ展』が大好評(?)開催中ですが、このスレ的には、むしろこれから開催される次の展覧会でしょうか?
瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす
東京国立近代美術館・ギャラリー4
2016 年 11 月 22 日[火]- 2017 年 2 月 12 日[日]
無料観覧日:12/4[日]、 1/2[月]、2/5[日]
観覧料:一般 430(220)円、大学生 130(70)円
h ttp://www.momat.go.jp/am/exhibition/ei-q/
h ttp://www.momat.go.jp/ge/wp-content/uploads/sites/2/2015/01/ei-q_release.pdf
(No. 1469で、少しだけ触れました)
「近年新たに収蔵したフォト・デッサン やコラージュなど当時の作品約50点と、友人への手紙を中心とした多様な資料」ということで、とても期待できます。
なお、本展企画は、大谷省吾さん(東京国立近代美術館美術課長)です。
1519
Aki*****10月2日 11:48
>>1518
【Re: 日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト】4
「企画展関連事業」の詳細を一応掲載します。
《特別講演会T》日本はキュビスムに何を見たのか?―キュビスムと日本
平成28年10月8日(土)午後2時〜3時30分
■日時:10月8日(土)午後2時〜3時30分
■場所:鳥取県立博物館 講堂
■講師:天野一夫氏(美術評論家)
■対象:高校生〜一般
■定員:250名
■参加費:無料
■申込み:不要
《特別講演会U》ピカソのキュビスム―欧米における伝播と展開
平成28年10月15日(土)午後2時〜3時30分
■日時:10月15日(土)午後2時〜3時30分
■場所:鳥取県立博物館 講堂
■講師:大島徹也氏(広島大学大学院准教授)
■対象:高校生〜一般
■定員:250名
■参加費:無料
■申込み:不要
《アートセミナー》1950年代のキュビスム
平成28年11月5日(土)午後2時〜3時30分
■日時:11月5日(土)午後2時〜3時30分
■場所:鳥取県立博物館 講堂
■講師:尾崎信一郎(当館副館長)
■対象:高校生〜一般
■定員:250名
■参加費:無料
■申込み:不要
《ギャラリートーク》日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト
平成28年11月12日(土)午後2時〜3時
担当学芸員が、会場で展示されている作品について解説します。
■日時:11月12日(土)午後2時〜3時
■場所:鳥取県立博物館 展示室
■対象:高校生〜一般
■定員:なし
■参加費:企画展観覧料
■申込み:不要
1518
Aki*****10月2日 11:46
>>1517
【Re: 日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト】3
作品紹介
パブロ・ピカソ 《茄子》 1946年 石橋財団ブリヂストン美術館
森田恒友 《城址》 1915年 埼玉県立近代美術館
萬鐵五郎 《羅布かづく人》 1925年 岩手県立美術館
坂田一男 《椅子による裸婦》 1924年 新潟県立近代美術館・万代島美術館
今西中通 《緑の静物》 1940年 高知県立美術館
堂本尚郎 《魚の店》 1954年 京都国立近代美術館
吉仲太造 《生きものH》 1955年 板橋区立美術館
【お問い合わせ先】
電話/0857−26−8042 ファクシミリ/0857−26−8041 [鳥取県立博物館]
さらに、展覧会のチラシも裏表が掲載されています。
(企画担当者名は掲載されていません)
あとは、 展示作品リストくらい挙げていただければ嬉しいのですが。
1517
Aki*****10月2日 11:45
>>1516
【Re: 日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト】2
展覧会概要
20世紀初頭、様々の革新的な美術運動が登場しました。なかでも1907年頃パリに発生し、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって主導されたキュビスムは後世に大きな影響を与えました。絵画によって現実を再現するのではなく、絵画自体が新しい現実となることをめざしたキュビスムは従来の絵画観を一新する可能性を秘めていたからです。
1910年代から20年代にかけてキュビスムは日本へと伝えられました。日本にいながらキュビスムを探究した萬鐵五郎、パリに留学していた黒田重太郎、独自にキュビスムを消化した坂田一男、通常キュビスムとは結びつけられない前田寛治や古賀春江の類似した作品はこの運動の広がりを暗示しています。しかしフォーヴィスムやシュルレアリスムといった同じ時代の動向と比べる時、多くの画家はつかのまキュビスムの実験に手を染めた後、そこから足早に立ち去りました。キュビスムは日本の画家によって深められることがなかったのです。
ひとたび姿を消したキュビスムの影響は意外な場所で復活します。契機となったのは1951年に東京と大阪で開かれたピカソの展覧会でした。1950年代前半、日本の美術界にピカソは大きな衝撃を与え、その影響は洋画のみならず、日本画から彫刻、工芸といった広いジャンルにまで及びました。多くの作家がキュビスムの手法を取り入れながら、様々な主題の作品を制作しました。
この展覧会はキュビスムが二度にわたって、別々の文脈で日本の作家たちに受容されたという仮説に基づいて組み立てられています。世界的にみてもきわめて異例なこのような状況をピカソとブラックの作品、そしてそれらに触発された日本の作家たちの作品、約150によって検証いたします。
企画展関連事業
《特別講演会T》日本はキュビスムに何を見たのか?―キュビスムと日本
10月8日(土) 14:00〜15:30
《特別講演会U》ピカソのキュビスム―欧米における伝播と展開
10月15日(土) 14:00〜15:30
《アートセミナー》1950年代のキュビスム
11月5日(土) 14:00〜15:30
《ギャラリートーク》日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト
11月12日(土) 14:00〜15:00
1516
Aki*****10月2日 11:44
>>1511
【Re: 日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト】
昨日から企画が始まっている鳥取県立博物館のページに内容詳細の紹介がありました。
h ttp://site5.tori-info.co.jp/p/museum/exhibition/planning/40/
日本におけるキュビスム―ピカソ・インパクト
【会 期】 2016年10月1日(土)〜11月13日(日)
休館日:10月24日(月)
【開館時間】 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【観覧料】 一般800円 前売り・20名様以上の団体600円
※大学生以下の方、70才以上の方、学校教育活動での引率者、障がい者、要介護者等およびその介護者、以上の方々は無料です。
【会 場】 鳥取県立博物館 2階 第1・2特別展示室
【主 催】 鳥取県立博物館 読売新聞社 美術館連絡協議会
【協 賛】 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、
株式会社モリックスジャパン、
株式会社吉備総合電設、三和商事株式会社
【協賛・協力】 日本通運
1515
Aki*****10月2日 11:15
>>1510
【カルティエ=ブレッソン】
次の本が刊行されているようです。
カルティエ=ブレッソン―二十世紀写真の言説空間
佐々木 悠介
水声社
2016/10
390ページ
6480円
〈佐々木悠介〉1977年仙台生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程(比較文学比較文化コース)修了。博士(学術)。同大学非常勤講師・学術研究員。専攻は写真論、比較文学比較文化。
カルティエ=ブレッソンについてまとまった本の刊行は、日本初めてではないでしょうか? 面白そうです。早く書店で見てみたいところです。
1514
Aki*****10月2日 11:13
>>1513
【Re: Re: ツアイト・フォト・サロン閉廊】
なお、所在しているビルは「京栄ビル」です。
ローマ字ではなく、漢字で記載しておきます。
1513
Aki*****9月25日 13:22
>>1512
【Re: ツアイト・フォト・サロン閉廊】
Part3 - adagio cantabile 11月18日(金) - 12月22日(木)
出品作家(順不同):
石内都、井津建郎、伊藤みろ、伊奈英次、植田正治、浦上有紀、大井成義、尾仲浩二、アンリ・カルティエ=ブレッソン、北島敬三、鯉江真紀子、小泉定弘、ジョアキム・ゴミス、坂田峰夫、ジャンルー・シーフ、白岡順、鈴木清、外久保恵子、鷹野隆大、田中長徳、富谷昌子、ハナブサリュウ、ヴィンセント・D・フェルドマン、スーザン・フェントン、福田勝治、福家昭彦、普後均、リー・フリードランダー、ハンス・ベルメール、ヴォルス、エドワード・マイブリッジ、森山大道、屋代敏博、米田知子、アンリ=ヴィクトル・ルニョー、ロンロン&インリ、渡邉修、渡邊奈々、渡辺眸、王寧徳
開廊時間:10:30 - 18:30(土 - 17:30) 日・月・祝日休廊
KYOEI BLDG. 1F, 3-5-3 KYOBASHI ,CHUO- KU, TOKYO, JAPAN ZIP CODE :1040031
TEL: 81 (3) 35357188 FAX: 81 (3) 35357112
E-mail: zt@zeit-foto.com
なお、ウエブサイトくらいは残していただきたいものです。
1512
Aki*****9月25日 13:21
>>1454
【ツアイト・フォト・サロン閉廊】
驚いたことに、ツアイト・フォト・サロンが、本年2016年12月22日(木)に閉廊だそうです。1978年の開廊以来、38年目にして幕ということです。
写真を見始めた1990年ごろには、特に個人的にも大変お世話になりました。まずは、御礼と、お疲れ様でした、と申し上げたい。
ただ、たしかに、石原氏はご逝去でしたが、ツアイトの中で後継者も育っていなかったんですね。
ショック、残念であるとともに、日本の写真界の将来に吹き飛ばしがたい暗雲が見えます。
現在「友人作家が集う - 石原悦郎追悼展 “ Le bal ”」開催中です。
h ttp://www.zeit-foto.com/exhibition/2015/lebal.html
Part1 - maestoso 9月3日(土) - 10月5日(水)
出品作家(順不同):
青木野枝、アキ・ルミ、ウジェーヌ・アジェ、市川美幸、ゲイリー・ウィノグランド、小野祐次、オノデラユキ、神蔵美子、北井一夫、ルイジ・ギッリ、木村伊兵衛、蔵真墨、ウィリアム・クライン、アンドレ・ケルテス、小石清、小瀧達郎、小林のりお、小林秀雄、先間康博、佐藤時啓、佐野陽一、杉浦邦恵、杉本博司、鈴木涼子、須田一政、ジョック・スタージス、モーリス・タバール、丹野章、筑紫拓也、築地仁、ロベール・ドアノー、楢橋朝子、林隆喜、廣瀬忠司、アドルフ・ブラウン、ロバート・フランク、ロバート・メイプルソープ、山崎博、吉川富三、渡辺兼人
Part2 - scherzo 10月11日(火) - 11月12日(土)
出品作家(順不同):
朝海陽子、荒井浩之、荒木経惟、安齊重男、石元泰博、井津由美子、大坂寛、大辻清司、金村修、桑原甲子雄、合田佐和子、郷津雅夫、櫻田宗久、柴田敏雄、進藤典子、清家冨夫、高木由利子、田村彰英、藤部明子、中川政昭、長町文聖、ティナ・バーニー、橋本照嵩、畠山直哉、服部冬樹、ベルナール・フォーコン、ジョアン・フォンクーベルタ、ブラッサイ、ビル・ブラント、ロバート・ベサンコ、フランク・ホーヴァット、細江英公、馬六明、松江泰治、松本路子、エティエンヌ・J・マレー、マン・レイ、三田村光土里、宮本隆司、莫毅、安井仲治
1511
Aki*****9月11日 13:52
>>1428
【日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト】
No.1428でご紹介していた企画ですが、10月1日から、まずは、鳥取県立博物館で開始されるようです。
しかし、まだ出品作家など企画内容は全く分かりません。困りますね。
(ただし、どうやら戦前だけではなく、戦後1950年代も対象のようです。それは、新しい視点です。)
今のところ判明しているスケジュールは以下のとおり。
鳥取県立博物館:2016年10月1日(土)〜11月13日(日)
埼玉県立近代美術館:2016年11月23日(水・祝)〜2017年1月29日(日)
高知県立美術館:2017年2月12日(日)〜3月26日(日)
(美術館連絡協議会)
関西はもちろんのこと、都内にも来ないとは、絶句です。
板橋区立美術館とかに来そうな内容なんですがね。
2017年度なのか? それとも 尾崎 眞人さんが、もう京都市美術館に異動なさってしまっているから無理なのか?
最後に、一応、鳥取県立博物館のチラシの画像を。
http://pbs.twimg.com/media/CqI-8g3UsAA1H_V.jpg
これくらい、博物館のサイトに掲載すればいいものを、と思いますが、まだまだ無理なのでしょう。
1510
Aki*****9月4日 13:42
>>1509
これも目次です。
説者まえがき 「彼女のゲルダ」沢木耕太郎
序章 ゲルダを探して――
I 迫害――ドイツ時代:1870−1933
第一章 東から西へ(1870−1914)
第二章 戦争と革命――少女のころ(1914−1920)
第三章 黄金の一九二〇年――青春の輝き(1920‐1929)
第四章 出会いと別れの街(1929‐1931)
第五章 「こんな惨めな時代じゃなかったら」(1932)
第六章 逮捕(1933)
第七章 ユダヤ人の店で買うな(1933)
第八章 さらば、ドイツ(1933)
II めぐり逢い――フランス時代:1933−1936
第九章 パリ――空腹の日々(1933‐1934)
第十章 出会い(1934‐1935)
第十一章 ゲルダ・タローとロバート・キャパの誕生(1935‐1936)
III 戦場へ――スペイン時代1:1936−1937
第十二章 戦争と革命を記録する――「崩れ落ちる兵士」(1936)
第十三章 燃えさかる前線(1936)
第十四章 ゲルダは告発した――写真を撮ることは参加すること(1937)
IV 最期――スペイン時代2:1937
第十五章 映写機とカメラを携えて(1937)
第十六章 空襲警報の中、会議は開かれた(1937)
第十七章 最後の日々――マドリッドへ迫る戦線(1937)
V その後のゲルダ――1937−現在
第十八章 ヒロインの帰還(1937‐1938)
第十九章 墓標(1938‐1942)
第二十章 歴史に埋もれた記憶(現在まで)
訳者あとがき
解説 沢木耕太郎「旅するゲルダ」
もう1冊はこれです。
キャパへの追走 単行本 – 2015/5/13
沢木 耕太郎
文藝春秋
2015/5/13
1620円
単行本: 318ページ
目次
1 旅するキャパ
2 キャパを求めて(路上の写真屋(東京/日本)、そこに革命家がいた(コペンハーゲン/デンマーク)、旗の消えた街(ザールブリュッケン/ドイツ) ほか)
3 ささやかな巡礼
出版社がすべて異なるという点も、人気の証拠ではないかと思います。
1509
Aki*****9月4日 13:41
>>1507
【ゲルダ・タロー人気?】
最近次の本が刊行されました。
ゲルダ・タロー:ロバート・キャパを創った女性
ジェーン・ロゴイスカ(Jane Rogoyska)
木下 哲夫・訳
白水社
2016/8/27
5832円
300ページ
[原題]GERDA TARO: Inventing Robert Capa
ゲルダ・タロー、ずいぶん人気ありますね。目次を掲載しておきます。
[目次]
「勇ましく可憐なゲルダ」 —— ゲルダ・タローの遺したもの
I 引き裂かれたゲルダ —— ドイツ 一九一〇年—三三年
II 生き延びるのがやっと —— パリのゲルダ 一九三三年—三四年
III アンドレ・フリードマン参上
IV ゲルダとアンドレ
V ロバート・キャパを創りだす
VI 戦争! —— バルセロナ 一九三六年八月
VII 戦闘地域を目指す —— 一九三六年八月—九月
VIII 冬 —— 一九三六年
IX 過渡期 —— 一九三七年二月—三月
X 新たな指令 —— 一九三七年三月—四月
XI 妥協 —— 一九三七年五月
XII 映画作り —— 一九三七年五月—六月
XIII 文化を擁護する作家たち —— 一九三七年七月
XIV ブルネテの戦い —— 一九三七年七月
XV 最期の日 —— 一九三七年七月二十五日
訳者あとがき
図版クレジット/謝辞/参考文献/原注
関連する本として、次の2冊も挙げておきます。
ゲルダ――キャパが愛した女性写真家の生涯 単行本
イルメ・シャーバー Irme Schaber
(解説)沢木耕太郎
高田 ゆみ子 (翻訳)
祥伝社
2015/10/31
2268円
457ページ
1508
Aki*****8月28日 13:10
>>1507
【奈良原一高・森山大道】
スレの内容としては時期ずれですが、次の2つの写真展が開催中です。
奈良原一高 作品展 『消滅した時間』
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館
会期:第一部『近くて遥かな旅 1954 - 1974』2016/6/1(水)〜7/31(日)、第二部『眺めの彼方 1970 - 2002』 2016/8/1(月)〜9/30(金)
開館時間:10:00〜19:00(入館は18:50まで) 期間中無休
h ttp://fujifilmsquare.jp/detail/16060104.html
森山大道写真展「仮想都市シャングリラ〜増殖する断片ピース」
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3階
会期:2016年8月27日(土)〜9月25日(日)
開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜〔9月19日(月・祝)は開館、翌20日(火)休館〕
h ttp://daido-kobe.com/
好きな作家2人が、同時に、東西離れた別々の場所で展覧会、面白いことです。
1507
Aki*****8月21日 19:26
>>1506
【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その4
117: Allan Arbus, 1949*
118-119: Diane and Allan Arbus, 1949
120-121: Diane Arbus, 1948*
122: Norman Parkinson, 1949*
123: Norman Parkinson, 1949*
124-125: Norman Parkinson, 1949
126: Richard Rutledge, 1951*
127: Richard Rutledge, 1950*
128-129: Richard Rutledge, 1947*
131: Clifford Coffin, 1947
132: Clifford Coffin, 1951*
133: Clifford Coffin, 1950*
134-135: Henry Clarke, 1954
135: Henry Clarke, 1952*
136: Henry Clarke, 1951
137: Henry Clarke, 1951
139: Milton Greene, 1953*
141: Frances McLaughlin-Gill, 1951
142: Henry Clarke, 1955
144: Helmut Newton, 1962*
145: Paolo Roversi, 2006*
PART 3 The New Wave: 1960-1979 p146
PART 4 Recognition and Renewal: 1980-2011 p222
なお、制作年の後の「*」印は、カラー作品であることを意味します。
1506
Aki*****8月21日 19:24
>>1505
【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その3
79: John Rawlings, 1943*
80: John Rawlings, 1943*
80-81: John Rawlings, 1945*
81: John Rawlings, 1943*
83: Horst P. Horst, 1938
84: Cecil Beaton, 1936
87: David Seidner, 1985*
PART 2 The Golden Age: 1940-1959 p88
88: Herbert Matter, 1947
90: Erwin Blumenfeld, 1945*
91: Erwin Blumenfeld, 1945*
92: Erwin Blumenfeld, 1944*
93: Erwin Blumenfeld, 1946*
94: Gjon Mili, 1944*
95: Gjon Mili, 1943
96-97: Irving Penn, 1946*
98: George Platt Lynes, 1946
99: George Platt Lynes, 1946
100: Constantin Joffé, 1944*
102: Constantin Joffé, 1943*
102-103: Constantin Joffé, 1945*
103: Constantin Joffé, 1944*
104: Constantin Joffé, 1945*
105: Constantin Joffé, 1944*
106: Horst P. Horst, 1946*
107: Serge Balkin, 1946*
109: Serge Balkin, 1945*
110: Serge Balkin, 1944*
111: Serge Balkin, 1945*
113: Frances McLaughlin-Gill, 1946
114: Frances McLaughlin-Gill, 1946*
114-115: Frances McLaughlin-Gill, 1949*
115: Frances McLaughlin-Gill, 1946*
116: Allan Arbus, 1948*
1505
Aki*****8月21日 19:23
>>1504
【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その2
34: Edward Steichen, 1923
35: Edward Steichen, 1925
37: Charles Sheeler, 1927
39: Man Ray, 1926
40: Man Ray, 1925
41: Man Ray, 1925
42-43: Man Ray, 1925
45: Arnold Genthe, 1926
46: George Hoyningen-Huene, 1929
47: George Hoyningen-Huene, 1934*
48: George Hoyningen-Huene, 1928
48-49: George Hoyningen-Huene, 1928
49: George Hoyningen-Huene, 1928
50-51: Nickolas Muray, 1929
52: Cecil Beaton, 1930
53: Cecil Beaton, 1935* (彩色)
54: Cecil Beaton, 1930
55: Cecil Beaton, 1929
56: André Barré, 1930
57: Lee Miller, 1933
58: Toni Frissell, 1937*
59: Toni Frissell, 1932
60: Toni Frissell, 1935
61: Toni Frissell, 1935
62-63: Horst P. Horst and George Hoyningen-Huene, 1934
65: Horst P. Horst, 1935
66: Horst P. Horst, 1936
67: Horst P. Horst, 1934
68-69: André Durst, 1936
71: Erwin Blumenfeld, 1938
72: Erwin Blumenfeld, 1939
73: Erwin Blumenfeld, 1939
74-75: Erwin Blumenfeld, 1938
76: John Rawlings, 1944*
77: John Rawlings, 1943*
78: John Rawlings, 1942*
1504
Aki*****8月21日 19:22
>>1464
【Re: コンデナスト社のファッション写真でみる100年】その1
次の本を発見しました。
展覧会タイトルと書名が同じですが、掲載点数が異なるので、「展覧会カタログ」という位置づけではないのでしょう。
とはいえ、参考にはなると思いますので、掲載作品について、作家名を挙げてみます。
(第2章の1959年まで。ページ数、作家名、制作年の順に掲載)
Coming into Fashion
A Century of Photography at Conde Nast
with 206 Illustrations , 103 in Colour
by 86 of the great fashion photographers
Nathalie Herschdorfer, Sylvie Lecallier
出版社: Thames & Hudson Ltd.
ISBN-10: 0500544174
ISBN-13: 978-0500544174
発売日: 2012/9/17
ハードカバー: 296ページ
frontispiece: Miles Aldridge, 2002*
Preface p6
7: Bill King, 1984*
8: Clifford Coffin, 1949*
Introduction p8
9: Henry Clarke, 1955
10: Albert Watson, 1977
11: Hans Feurer, 1975*
14: Edward Steichen, 1924
16: Irving Penn, 1943*
16: Erwin Blumenfeld, 1944*
17: Richard Avedon, 1966
19: Craig McBean, 1997
20: Ben Watts, 2002*
22: John Rawlings, 1942
PART 1 The Beginnings: 1911-1939 p24
25: James Abbe, 1918
26-27: Baron Adolf De Meyer, 1913
29: Baron Adolf De Meyer, 1921
30-31: Baron Adolf De Meyer, 1919
33: Edward Steichen, 1923
1503
Aki*****8月14日 13:47
>>1432
【西洋美術の歴史(全8巻)/中央公論新社】
次の本が刊行予定です。
西洋美術の歴史(全8巻)
編集委員:小佐野重利、小池寿子、三浦篤
中央公論新社(創業130周年記念出版)
2016年〜2017年(2016年10月10日より毎月刊行)
B6判変型上製、各巻500〜600頁・カラー口絵8頁・図版150〜200点程度
予価3800円
各巻のタイトルは以下のとおり。
第1巻 古代 ギリシアとローマ、美の曙光
第2巻 中世I キリスト教美術の誕生とビザンティン世界
第3巻 中世II ロマネスクとゴシックの宇宙
第4巻 ルネサンスI 百花繚乱のイタリア、新たな精神と新たな表現
第5巻 ルネサンスII 北方の覚醒、自意識と自然表現
第6巻 17~18世紀 バロックからロココへ、華麗なる展開
第7巻 19世紀 近代美術の誕生、ロマン派から印象派へ
第8巻 20世紀 越境する現代美術
本スレッドに関係するのは、8巻ですので、やや詳しくご紹介すると以下のとおり。
著者:井口壽乃(埼玉大学教授)、田中正之(武蔵野美術大学教授)、村上博哉(国立西洋美術館副館長)
項目:モダニズムの成立/ピカソとキュビスム/シュルレアリスム/革命、戦争と社会主義リアリズム/美術とさまざまなメディア/ポップ・アート/バウハウス/写真の可能性
大型の企画ですね。目新しい内容ではなさそうですが、それでも「大部の通史」ということで期待できます。8巻には、井口さんがおられるので、写真についても期待できます。
ただ、懸念するのは、完結しないで、途中で中断するということです。もしそうなれば、刊行されない可能性が一番高いのは、もちろん、8巻でしょう。そうならないことを強く祈っております。
それから、この情報、書店で入手したチラシからの情報ですが、上記のレベルの情報になると中央公論新社のウエブサイトにはまだ掲載されていないようです。早く掲載していただければいいのに。なお、Amazonには、第1回配本の4巻は掲載されています(詳細な目次も掲載されています)。
1502
Aki*****8月7日 13:52
>>1501
【続々々・激動期のアヴァンギャルド】その3
これで足りるかどうかの比較という意味では、「日本のシュールレアリスム(名古屋市美術館・1990年)」の展覧会カタログでしょう。
けれど、このカタログの掲載作家リストなど、ネットのどこかに掲載されていないものでしょうか?
見つからないようにも思いますが。
ただ、足りない作家として今すぐ思いつくのは、中原実(中原實)でしょう。
1501
Aki*****7月31日 13:45
>>1500
【続々々・激動期のアヴァンギャルド】その2
鶴岡政男(つるおかまさお、1907-1979)
寺田政明(てらだまさあき、1912-1989)福岡県出身
東郷青児(とうごうせいじ、1879-1978)鹿児島県出身。本名、鉄春
外山卯三郎(とやまうさぶろう、1903-1980)美術評論家。和歌山県出身
中井正一(なかいまさかず、1900-1952)哲学者。大阪出身
中川紀元(なかがわきげん、1892-1972)長野県出身
仲田定之助(なかださだのすけ、1888-1970)東京出身
中村 宏(なかむらひろし、1932〜)静岡県出身
難波田龍起(なんばたたつおき、1905-1997)北海道出身
西脇順三郎(にしわきじゅんざぶろう、1894-1982)詩人。新潟県出身
花田清輝(はなだきよてる、1909-1974)評論家。福岡県出身
浜田浜雄(はまだはまお、1915-1994)山形県出身
福沢一郎(ふくざわいちろう、1898-1992)群馬県出身
藤田鶴雄(ふじたつるお、1902-1957)出身地記載なし
三岸好太郎(みぎしこうたろう、1903-1934)札幌出身
峰岸義一(みねぎしぎいち、1900-1985)埼玉県出身
森 鵄光(もりしこう、1893-1985)香川県出身。本名、忠雄
矢崎博信(やざきひろのぶ、1914-1944)長野県出身
矢橋六郎(やばしろくろう、1905-1988)岐阜県出身
山口 薫(やまぐちかおる、1907-1968)群馬県出身
山下菊二(やましたきくじ、1919-1986)徳島県出身
山田光春(やまだこうしゅん、1912-1981)愛知県出身
山中散生(やまなかちるう、1905-1977)詩人。愛知県出身。本名、利行
山本敬輔(やまもとけいすけ、1911-1963)兵庫県出身
吉井 忠(よしいただし、1908-1999)福岡県出身
米倉寿仁(よねくらひさひと、1905-1994)山梨県出身
たかだか56人でも、今まで存在しなかったと思います。
それを考えると、素晴らしいものです。(とともに、そんなものすら存在しなかった、今までは何だったの?)
でも、これで足りていますか? 十分ですか?
1500
Aki*****7月31日 13:44
>>1498
【続々々・激動期のアヴァンギャルド】
この本には、「作家略歴」のページがあり、56名が紹介されています。
以下の顔ぶれです。
靉光(あいみつ、1907-1946)広島県出身。本名:石村日郎
浅原清隆(あさはらきよたか、1915-1945)兵庫県出身
麻生三郎(あそうさぶろう、1913-2000)東京出身
安孫子真人(あびこまひと、1912-1941)山形県出身
阿部金剛(あべこんごう、1900-1968)岩手県出身
飯田操朗(いいだみさお、1908-1936)兵庫県出身。本名、操
池田龍雄(いけだたつお、1928〜)佐賀県出身
伊藤久三郎(いとうきゅうざぶろう、1906-1977)京都市出身
井上長三郎(いのうえちょうざぶろう、1906-1995)神戸市出身
瑛九(えいきゅう、1911-1960)宮崎県出身。本名:杉田秀夫
大塚耕二(おおつかこうじ、1914-1945)熊本県出身
岡本太郎(おかもとたろう、1911-1996)東京出身
小河原 脩(おがわらしゅう、1911-2002)北海道出身
桂川 寛(かつらがわひろし、1924-2011)札幌出身
北脇 昇(きたわきのぼる、1901-1951)名古屋市出身
古賀春江(こがはるえ、1895-1933)福岡県出身。本名、亀雄
小牧源太郎(こまきげんたろう、1906-1989)京都府出身
小松 清(こまつきよし、1900-1962)評論家、フランス文学者。神戸市出身
近藤日出造(こんどうひでぞう、1908-1979)漫画家。長野県出身。本名、秀蔵
斎藤長三(さいとうちょうぞう、1910-1994)山形県出身
島津純一(しまづじゅんいち、1907-1989)長野県出身
清水登之(しみずとし、1887-1945)栃木県出身
下里羊雄(しもざとよしお、1907-1981)愛知県出身
鈴木保徳(すずきやすのり、1891-1974)東京出身
高井貞二(たかいていじ、1911-1986)大阪市出身
高橋迪章(たかはしみちあき、1913-1943)東京出身
瀧口修造(たきぐちしゅうぞう、1903-1979)詩人、美術評論家。富山県出身
竹中久七(たけなかきゅうしち、1907-1962)詩人。東京出身
立原道造(たちはらみちぞう、1914-1939)詩人、建築家。東京出身
津田青楓(つだせいふう、1880-1978)京都市出身
1499
Aki*****7月24日 09:20
>>1497
【Re: ポンピドゥー・センター傑作展の出品リスト】
先週、書き損ねました。
リストには、作家名、作品名とも、欧文つづりがきちんと掲載されています。素晴らしいことです。
1498
Aki*****7月24日 09:19
>>1485
【続々・激動期のアヴァンギャルド】
『激動期のアヴァンギャルド』の巻頭に掲げられているカラー図版は、以下の8点です。
古賀春江、≪海≫、1929年
福沢一郎、≪牛≫、1936年
浅原清隆、≪多感な地上≫、1939年
靉光、≪眼のある風景≫、1938年
北脇昇、≪周易解理図(乾坤)≫、1941年
鶴岡政男、≪重い手≫、1949年
岡本太郎、≪森の掟≫、1950年
山下菊二、≪あけぼの村物語≫、1953年
なるほど、これが一般的な選択と言えますかね?
1497
Aki*****7月17日 22:23
>>1486
【ポンピドゥー・センター傑作展の出品リスト】
次の東京都美術館のサイトのページにポンピドゥー・センター展の出品リストが公開されています。
ご紹介まで。
h ttp://www.tobikan.jp/media/pdf/20160609_pompidou_worklist.pdf
なお、特設サイトには掲載されていないようです。悲しいですね。
ちなみにチラシも掲載されていますが、
h ttp://www.tobikan.jp/exhibition/h28_pompidou.html
2種類掲載されています。
h ttp://www.tobikan.jp/media/pdf/20151222_pompidou.pdf
(カレンダー付き)
h ttp://www.tobikan.jp/media/pdf/20160609_pompidou.pdf
ところが、「リサとガスパール」のリサが登場している「第三のチラシ」もあるんですよね。
掲載しないのでしょうか?
1496
Aki*****7月17日 22:18
>>1470
【幻の海洋写真家・木滑龍夫の世界】
残念ながら、油断して見逃してしまいました。
昨年の「モダニズムへの道程―写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現」につづき、金子隆一さんご企画の次の展覧会が開催されていました。
東京写真月間2016呼応展「幻の海洋写真家・木滑龍夫の世界」
会期=2016年5月23日[月]-6月4日[土]・日曜休廊
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
企画=金子隆一(写真評論・写真史家)+表参道画廊
ヴィンテージ・プリントによるオリジナル作品 約20点
h ttp://omotesando-garo.com/link.16/kaneko2016.html
h ttp://artscape.jp/report/review/10125413_1735.html
木滑龍夫(1897〜1941)というかたは、北海道小樽で活躍したアマチュア写真家だそうです。
今まで紹介されたこともなかったのではないでしょうか。
ぜひ見ておきたかったものです。
もっと注意深く情報を見ておかねばなりません。強く反省しています。
さて、この関連で、1点申し上げたいのは、1995年の東京都写真美術館の『日本近代写真の成立と展開』の続篇をお願いしたい、ということです。というのは、今回の木滑龍夫もそうですが、1995年の企画では含まれておらず、その後紹介された20世紀前半の日本の写真家もかなりの数に上ってきていると思います。1995年から20年間の進展の成果を、改めて綜合していただきたいと、望む次第です。よろしくお願いいたします。
1495
Aki*****7月10日 10:13
>>1494
【Re: Photobookについて2】
なお、次の本が存在しますが、残念ながら、対象は20世紀前半ではありません。
Japanese Photobooks of the 1960s and '70s
Ryuichi Kaneko (著), Ivan Vartanian (著), A. Martin Lesley (編集), Kyoko Wada (編集)
ハードカバー: 239ページ
出版社: Aperture (2009/11/30)
ISBN-10: 1597110949
ISBN-13: 978-1597110945
発売日: 2009/11/30
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/1597110949/
(AmazonのURLを、間違えてそのまま掲載したら、一連番号はふられたものの、削除されてしまいました。そのURLを「殺して」、再投稿しました。)
1494
Aki*****7月10日 10:11
>>1491
【Photobookについて2】
さらに調べてみると、他にも同様の書籍が3点あることがわかりました。
以下のとおりです。
The Latin American Photobook
Horacio Fernandez
ハードカバー: 255ページ
出版社: Aperture
言語: 英語
ISBN-10: 1597111899
ISBN-13: 978-1597111898
発売日: 2011/10/31
¥ 7,050
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/1597111899/
Photobooks Spain 1905-1977
Horacio Fernández
ハードカバー: 246ページ
出版社: Rm (2014/10/31)
ISBN-10: 8415118813
ISBN-13: 978-8415118817
発売日:2014/10/31
¥ 7,582
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/8415118813/
The Japanese Photobook 1912-1980
Ryuichi Kaneko (寄稿), Duncan Forbes (寄稿), Matthew Witkovsky (寄稿), Manfred Heiting (編集)
ハードカバー: 516ページ
出版社: Steidl (2016/11/22)
ISBN-10: 3958291767
ISBN-13: 978-3958291768
発売日: 2016/11/22
¥ 15,005
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/3958291767/
最後の本など、秋刊行予定ということですが、驚きの内容です。刊行されたら、ぜひとも、中身を確認したいものです。刊行後、これだけの書籍が、日本国内の図書館(美術館図書室)に所蔵されないとしたら、大いなる損失ですね。
1493(欠番)
1492(欠番)
1491
Aki*****7月3日 15:57
>>1490
【Re: Photobookについて】
(つづき)
The Dutch Photobook: A Thematic Selection from 1945 Onwards
Frits Giertsberg、 Rik Suermondt
Aperture
ISBN-10: 1597112003
ISBN-13: 978-1597112000
2012/5/31
8808円
スイスは戦前が対象に入っているからいいのですが、オランダは戦後のみなので残念です。
このような状況で、今回、中国とロシア(ソヴィエト)が刊行され、しかも、中国は、編者が、上記3冊「The Photobook」の編者と同じMartin Parrだという状況です(出版社は違いますが)。
今後も、同傾向の書籍の刊行がもっと拡大していってほしいですね。「戦前」は当然含んでほしいのですが、特に、アジア、中東、アフリカなどへの拡大が期待されます。
最後に、「写真集」に該当する英語ですが、「Monograph」という言葉があります。これは、写真というよりは、絵画の場合に使われるのでしょうが、1人の作家の作品集に対して使われる言葉のようです。したがって、日本語の「写真集」とは一致はしませんね。
他方、「Photobook」というと、先にも少し書きましたが、「写真集」よりも意味がやや広くて、写真を中心に掲載した雑誌や文章が主体でも写真も多く掲載されている書籍なども含まれるようです。
より正確に言おうとすると、説明的に「a book of photographs」とでもいうのでしょうか。
なかなか、同一の意味の言葉というものは、見つからないようです。
1490
Aki*****7月3日 15:56
>>1489
【Photobookについて】
「Photobook」についてですが、少し情報を整理してみます。
まず、嚆矢と言えるのは、次の3冊です。
・The Photobook: A History VOLUME 1, Martin Parr and Gerry Badger, Phaidon, 2004
・The Photobook: A History VOLUME 2, Martin Parr and Gerry Badger, Phaidon, 2006
・The Photobook: A History VOLUME 3, Martin Parr and Gerry Badger, Phaidon, 2014
ただ、恥ずかしながら、実物をきちんと見たことがありません。見るためのチャンスを探してみましょう。
つづいて、和書ですが、以前にご紹介したはずですが、次の本があります。
・日本写真集史 1956-1986、金子隆一、 アイヴァン・ヴァルタニアン、赤々舎、2009
対象が戦後に限られているのが、残念です。
また、少し性質が異なりますが、次の和書もあります。この本も、この場で以前ご紹介しました。
・BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌、森岡督行、ビー・エヌ・エヌ新社、2012
この本は、日本語でいう「写真集」を超えて、写真を多く掲載した雑誌を中心に構成されています。その意味では、「Photobook」という意味にかえって近いかもしれません。
さらに、スイスとオランダについても、同様の書籍があります。
Swiss Photobooks from 1927 to the Present/ Schweizer Fotobucher 1927 bis huete/ Livres de photographie suisses de 1927 a nos jours
Martin Gasser, Sabine Munzenmaier
Lars Muller Publishers; Mul版
ISBN-10: 3037782749
ISBN-13: 978-3037782743
2011/12/5
9,035円
1489
Aki*****6月26日 15:35
>>1488
【Photobook】
どうやら「Photobook」はやりが拡大しているようですね。
中国とロシアです。
The Chinese Photobook: From the 1900s to the Present
Martin Parr (著), Wassink Lundgren (著)
Aperture
2015
ISBN-10: 1597112283
ISBN-13: 978-1597112284
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/1597112283/
16328円
ISBN-10: 1597113751
ISBN-13: 978-1597113755
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/1597113751/
9000円(2016)
Amazonに2種類出ていますが、どういう関係なのでしょうか?
ハードカバーとソフトカバー?
なお、撮影対象が中国であるというだけで、日本人による作品も含まれています。
The Soviet Photobook 1920-1941
Mikhail Karasik (著), Manfred Heiting (編集)
Steidl
2015
15500円
ISBN-10: 3958290310
ISBN-13: 978-3958290310
h ttps://www.amazon.co.jp/dp/3958290310/
詳細は、また。
なお、これらの本の実物を日本国内で(自分で購入することなしに)見ることは、ほとんど不可能かもしれません。本日現在「CiNii」の検索では見つかりません。
1488
Aki*****6月19日 14:07
>>1487
【Re: 日本における洋美術書の現在】
なお、洋書は展覧会カタログに限られるものではありませんが、次の本も参考になります。
展覧会カタログの愉しみ
今橋 映子
東京大学出版会
2003/6/11
3456円
展覧会カタログ案内 EXHIBITION CATALOG NAVI (P‐Vine BOOKs)
中嶋大介
スペースシャワーネットワーク
2010/11/19
1944円
1487
Aki*****6月19日 14:06
【日本における洋美術書の現在】
以前にもほとんど同じようなことを書いている気がしますが…。
日本における洋美術書の取り扱いの現在を取りまとめたような書籍は刊行されないものでしょうか?
・日本の洋書店(一般書店、美術書専門店、ギャラリー併設店)
・日本の図書館(公立図書館、国立国会図書館、美術館・博物館図書室)
・日本の取次
・日本のギャラリー
などなど。
例えば、昭和時代の末期1980年代後半(まだインターネットが普及していない時代)に比べれば、すでに4半世紀が経過した今、洋美術書を日本国内で探すということも、格段に容易になりました。がしかし、それは、25年前の過去と比較をすればということであって、いまだに、極めて憂慮すべき惨状です。AmazonやGoogleさえあれば、洋美術書など、すぐに見つけられる? すぐに購入できる? そんなことはありません。明らかに幻想です。「書名、作者名、出版社名」がわかっていれば見つけられる(けれど入手できるかどうかはまた別)、そんな当たり前のことしかできない、というレベルにとどまっています。端的に言えば、全世界の洋美術書となると、情報が多すぎるのです。しかも、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアくらいで、それ以外の国の洋美術書の情報など、なかなか探し出せません。例えば、東欧であっても、大変苦労します。言葉もわかりませんしね。翻って考えると、日本語の美術書も多分、外国の美術ファンに大いに苦労を掛けているのではないかと思います。
こんな批判的な立場から、洋美術書の現在を論じていただきたいものです。
なお、「東京で洋美術書を入手できるお店」という、基本的な情報さえ網羅的に整理されている場所ない、という事実は、情報を提供すべきプロの側にきちんと認識されているのでしょうか? むしろ、あまり批判や要求をしない、美術ファンの方にも責任があるかもしれません。しかし、すでに、素人の個人がどうこうできるような情報量ではありません。しかも、早くしないと、どんどんと情報が消え去っていってしまっています。
要は、致命的といっても言い過ぎではない、危機的な状況である、ということです。
1486
Aki*****6月12日 15:49
>>1468
【Re: ポンピドゥー・センター傑作展】
昨日から会期が始まっていますが、極めて残念ながら、特設サイトにも東京都美術館のサイトにも、作品リスト(特設サイトの方の「みどころ」のページでは、いまだに、作品名はごく一部しか掲載されておらず)も展覧会図録の情報も掲載されていません。悲しいことです。今後、期待していいのでしょうか?
なお、グーグルにて「アルベール・ゼーベルガー、ジャン・ゼーベルガー」で検索すると、このtextreamのページもヒットするようになりました(といっても、全体で2件しかヒットしないので、相変わらず日本語のウエブサイト一般の情報の貧弱さは目を覆う限りで、とても悲惨な状況だといえます)。関心をお待ちの方は、お試しください。
1485
Aki*****6月5日 12:50
>>1483
【続・激動期のアヴァンギャルド】
目次の戦前の部分に名前が出てくるのは次の5人
古賀春江
阿部金剛
福沢一郎
靉光
北脇昇
この中で、網羅的な個展が開催されたことがないのは、阿部金剛のみでしょう。
ぜひとも期待したい企画ですよ。
1484
Aki*****5月29日 16:48
>>1483
【シュルレアリスム辞典】
シュルレアリスム続きですが、次の本が刊行されています。
シュルレアリスム辞典
ディディエ・オッタンジェ・編
柏木 博・監修
遠藤 ゆかり・翻訳
創元社
2016/4/07
¥ 9,720
336ページ
目次
「あ」~「わ」(230項目)
付録
展覧会解説 EXPOSITIONS
名文集 ANTHOLOGIE
「シュルレアリスムとオブジェ展」における展示作品一覧・展示されていないが本書に図版のある作品一覧
文献目録
項目にない人名の簡易解説
項目にない用語・技法の簡易解説
索引 INDEX
「シュルレアリスムとオブジェ展」運営目録
謝辞
著者一覧
以上です。翻訳ものではありますが、面白い内容です。
目次ある「シュルレアリスムとオブジェ展」とはポンピドゥー・センターでの企画のようですので、本書にかなりかかわっているのでしょう。
それにしても、どこかに、「230項目」が公開されていないものでしょうか?
いずれにしても、じっくりと本書の内容を確認してみたいところです。
1483
Aki*****5月22日 13:48
>>1482
【激動期のアヴァンギャルド】
次の本が刊行予定です。
これは、かなり期待できます。早く、実物を見てみたいものです。
激動期のアヴァンギャルド シュルレアリスムと日本の絵画一九二八−一九五三 新刊
大谷 省吾 (著)
税込価格:9,504円
出版社:国書刊行会
発売日:2016/05/25
目次
・論 文 編
はじめに
第一部 一九二八〜三六年:都市の近代化、その光と影の中で
第一章 概観一九二八〜三六年:シュルレアリスム受容の初期過程
第二章 超現実主義と機械主義のはざまで――古賀春江、阿部金剛を中心に
第三章 福沢一郎とその影響――社会諷刺としてのコラージュ、行動主義
第二部 一九三六〜四五年:戦時下に画家が見つめたもの
第一章 概観一九三六〜四五年:危機の中の探究
第二章 ダリの紹介と地平線の絵画
第三章 靉光《眼のある風景》をめぐって――「物」へのまなざし
第四章 紙の上の実験――表出される性と死
第五章 シュルレアリスムから「図式」絵画へ――北脇昇
第三部 一九四五〜五三年:戦後の現実に直面して
第一章 概観一九四五〜五三年:「前衛」の再編
第二章 戦後の代表作を、戦前との関係から読み直す――福沢一郎、鶴岡政男、北脇昇
第三章 岡本太郎の「対極主義」の成立とその展開
第四章 ルポルタージュ絵画――山下菊二《あけぼの村物語》を中心に
おわりに
・資 料 編
作家略歴
関連年表
展覧会一覧(一九二九〜一九五三)
文献一覧(一九二八〜一九五三)
参考文献(一九五四年以降)
大谷 省吾
略歴
〈大谷省吾〉1969年茨城県生まれ。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科中退。博士号取得。東京国立近代美術館美術課長。
ただし、サブタイトルからしてもわかりますが、写真は全く対象外のようですね。
どなたか別の方に、執筆していただかなくてはならいのでしょうか?
竹葉丈さん?
それとも、京都や神戸などの関西にどなたかおられるでしょうか?
1482
Aki*****5月15日 16:57
>>1480
【Re: 世界美術家大全、特に作家名のつづりについて】
素通りしてしまいましたが、この本には、作家名について欧文つづりが、作家ごとにしっかりと記載されています。
とても素晴らしいことです。
(作品名については、もう、やむを得ないかと)
類書である『世界アート鑑賞図鑑』とは大きな違いです。
(No.1244参照。なお、同書については、No.1233, No.1240-No.1243もご参照ください。)
監修者の意識の違いなのかもしれません。
1481(最新)
Aki*****5月8日 16:20
>>1473
【Re: 世界美術家大全】誤字
誤字がありましたので、訂正します。
(誤)
294:オージ・ルークス(George Luks, 1867-1933)
(正)
294:ジョージ・ルークス(George Luks, 1867-1933)
すみません。
1480
Aki*****5月8日 16:15
>>1479
【Re: 世界美術家大全】10
以上ですが、ほとんど版画(浮世絵、北斎など)の影響だけしか記載されていませんね。西洋での日本美術のとらえ方の限界また日本における西洋美術導入についての評価の低さを示しているといえるでしょうか。
ぜひとも、日本は北斎などの浮世絵だけではないということを理解していただくために、原始時代から現代までをカバーした『日本美術家大全』の刊行ををお願いしたいところです。ポイントは次の2点です。
1.1冊で全時代をカバーしているということ
2.英語で(または日英対訳、または、日本語版と英語版を制作)、より望ましくは「国際共同出版」で。
ターゲットは、海外の美術館、美術館図書室です。そして可能であれば、海外の一般の公立図書館です。
以上ですが、また気づいたことがあれば、別途ご紹介します。
1479
Aki*****5月8日 16:14
>>1478
【Re: 世界美術家大全】9
6.最後に、20世紀前半の部分には存在しませんが、この本に掲載されている日本人作家、日本美術を紹介します。「作家」の項目で取り上げられている日本人は、上にも出てきましたが、最後のページ401ページに掲載されている、「森 万里子(1967〜)」ただひとりです(図版はなし)。森万里子がダメというわけではありませんが、日本人がたったひとりでそれが森万里子だ、というのは違和感があります。森村泰昌でさえ取り上げられていないのに…。
なお、これ以外に、日本について触れている部分は、以下のとおりです。(索引に「日本」という項目があったので、それで調べました)
<「象徴主義と唯美主義」のページ>
・252:>>日本の美術 19世紀後半、変化しつつあるヨーロッパの視覚芸術に日本の版画がもたらした衝撃は決定的だった。日常生活にもとづく題材や独特の視点、誇張した遠近法、大胆な構図、平坦な色彩、そして強い輪郭線は、当時の西洋では想像もつかないほどの絵画言語に到達していた。
・252:☆葛飾北斎<<百物語:お岩さん>>(1830年代 木版画 ロンドン、ヴィクトリア&アルバート美術館)。<<百物語>>全5図のうちのうちのひとつ。死んだ女の顔が提灯に浮かび上がっている。こうした「人が死んで幽霊になる」という題材に、象徴主義の画家たちは取り憑かれた。
<その他>
・256:トマス・ウィルマー=デューイング:…日本風の屏風に仕立てられた。…
・259:ポール・ゴーガン:…。ゴーガンの作風に影響を与えた視覚芸術には、…日本の版画、…
・260⁻261:フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ:…日本の版画の影響により…。…日本趣味を表現力豊かな渦の作風へと発展させた。…
・263:フェリックス・ヴァロットン:…ヴァロットンは日本の版画や…の影響を受けている。…
・277:アルベール・マルケ:…マティスは好意を込めて、マルケを日本の浮世絵師葛飾北斎になぞらえた。…
・334:マーク・トビー:…日本の木版画などの影響を受けた。
・343:ピエール・アレシンスキー:(図版の解説において)…日本の書に興味をいだき、極東を訪れたいと思うようになった。1955年には実際に来日を果たしている。
1478
Aki*****5月8日 16:13
>>1477
【Re: 世界美術家大全】8
5.なお、20世紀前半においては、写真は全く範囲外。写真家は1名も取り上げられていません。やむを得ないとは思いますが、残念です。なお、19世紀でも、写真家は1名も取り上げられておらず、写真に触れた部分もないようです。
ところが、うってかわって、20世紀後半以降は、「写真」が制作の対象として挙がっている作家が何名も取り上げられています。思った以上にかなり多い。以下の12名(12組)です。
・346:マルセル・ブロータース:彫刻、写真、インスタレーション、ビデオ
・386:ギルバート・アンド・ジョージ☆(1983頃):パフォーマンス・アート、フォトモンタージュ、ビデオ、ミクスト・メディア
・387:クリスチャン・ボルタンスキー☆(1986):彫刻、インスタレーション、写真
・388:アンゼルム・キーファー:油彩、アクリル、ミクスト・メディア、彫刻、写真
・389:リチャード・ロング:ランド・アート、コンセプチュアル・アート、彫刻、写真
・390:ジェフ・ウォール:写真、コンセプチュアル・アート
・391:ビル・ヴィオラ:ビデオ、インスタレーション、写真
・393:ソフィ・カル:写真
・393:ナン・ゴールディン:写真
・394:シンディ・シャーマン☆(1980):写真
・397:アンドレアス・グルスキー:写真
・401:森万里子:ビデオ、写真
一部、現代美術によりすぎている作家も入っています。やっと気づいたのは、現代美術が、写真を独立したものとしてとらえたのが、そこそこ遅いのだなということ。もともとは、複数の手法(ミクスト・メディア)のうちの1つとしてしかとらえられておらず、今でもその傾向が続いているということ。それでも、「写真」だけが挙がっている作家もいるということが、面白いです。
1477
Aki*****5月8日 16:12
>>1476
【Re: 世界美術家大全】7
2.図版が多い作家(2点以上の作家)は、以下の7名です(掲載順)。
・マティス(3点)
・マルク(2点)
・カンディンスキー(2点)
・ピカソ(4点)
・タトリン(2点)
・エルンスト(2点)
・ポロック(2点)
なお、コールダーは、次のとおり、章の最初の部分と、今回、20世紀後半と判断してご紹介していないページに1点ずつで、全2点。
270-271:☆アレクサンダー・コールダー(1970)
357:アレクサンダー・コールダー☆(1948)立体
3.図版という観点とは別に、作家解説のページのうち、この本で一般に用いられている通常の文字よりも大きなポイントの文字が冒頭の部分だけで使われている作家のページがありました。次の6名だけです。(20世紀後半も含める)
・274-275:アンリ・マティス☆☆☆(1918、1904、1935)
・280:エドワルド・ムンク☆(1893)
・286-287:パブロ・ルイス・ピカソ☆☆☆(1901, 1937, 1907)
・298:コンスタンティン・ブランクーシ☆(1923)
・362:アンディ・ウォーホル☆(1962)
・363:ジャスパー・ジョーンズ☆☆(1958、1964頃)
この6人が特に重要だという意味合いなのでしょう。
4.デ・キリコの場所が変ですね。シュルレアリスムの場所に配置すべきでしょう。ちなみに、同じページに掲載されているモランディをどの位置にするべきかは、迷います。
1476
Aki*****5月8日 16:11
>>1475
【Re: 世界美術家大全】6
333:ジョージア・オキーフ
333:トマス・ハート・ベントン
334:ジェイコブ・ローレンス(Jacob Lawrence, 1917-2000):ハーレム・ルネッサンス
334:マーク・トビー(Mark Tobey, 1890-1976):抽象表現主義の先駆者
334:デイヴィッド・スミス
334:ジャクソン・ポロック☆☆(1948、1943(p335))
以上、128名です。(316ページに図版が掲載されていますが、作家の紹介の項目がないので、「ヘリット・リートフェルト」はこの人数に入れていません)
どこで20世紀前半と後半を切るか、という問題はありますが、一応「抽象表現主義」解説のページ(p336)の前で切りました。ポロックが「前半」に入ってしまいますが、ご愛嬌ということでお許しください。
なお、「モダニズムの時代(1900年頃~1970年)」の残りは80名です(図版のみの「347ページの「ディーター・ロート」は含めず)。
いくつか気づいた点を。
1.主義等については。きちんとページの初めから独立した記事が存在するのは、次の3つだけです。(残りは、「コラム」扱い) 著者が何を重要と考えているのか、がわかって面白いですね。
278:表現主義と抽象主義 20世紀初頭
288:キュビスム 1907-1918
318:シュルレアリスム 1920年代-1930年代
その他のコラム的な記事は、以下のとおり(13件)。
276:>>フォーヴィスム(野獣派)1900-07年
282:>>ブリュッケ 1905-13年
284:>>青騎士 1911-14年
294:>>アッシュカン派 1891頃-1919年
299:>>エコール・ド・パリ(パリ派)
300:>>未来派(フューチャリズム) 1905-1915年
302:>>ヴォーティシズム(渦巻き派) 1913-1915年
305:>>ブルームズベリー派 1920年代-1930年代☆(写真、年記載なし)
306:>>ダダ(ダダイズム) 1915-1922年
310:>>構成主義 1917-1921年
312:>>ナチ党と退廃芸術 1930年代
315:>>バウハウス 1919-1933年
316:>>デ・ステイル 1917-1931年
1475
Aki*****5月8日 16:11
>>1474
【Re: 世界美術家大全】5
318:☆メレット・オッペンハイム(1936)(立体)
319:☆マックス・エルンスト(1922)
320:サルバドール・ダリ☆(1936)
320:マックス・エルンスト☆(1935)
321:アンドレ・マッソン
321:イヴ・タンギー
321:ジョアン・ミロ☆(1924)
322:マン・レイ☆(1970、オリジナルは1924)(立体)
322:メレット・オッペンハイム
322:ローランド・ペンローズ
322:ポール・デルヴォー
322:ルネ・マグリット☆(p323)(1933)
323:ロベルト・マッタ
324:スタンリー・スペンサー☆(1919)
324:ポール・ナッシュ
325:アイヴァン・ヒッチンズ
325:ヘンリー・ムーア☆(1936)(彫刻)
326:ベン・ニコルソン☆(1963)
326:>>セント・アイヴス派 1940年代-1960年代 バーバラ・ヘップワース、ベン・ニコルソン
326:☆写真(年記載なし)引退した画家:アルフレッド・ウオリス、メンバー:テリー・フロスト、パトリック・ヘロン、ヘンリー・ムーア
327:バーバラ・ヘップワース☆(1946)(彫刻)
327:ジョン・パイパー
327:グラハム・サザランド
328:ホセ・クレメンテ・オロスコ
328:ディエゴ・リベラ
328:ダビッド・アルファロ・シケイロス☆(1964)
329:フリーダ・カーロ☆(1939)
329:ジョルジョ・モランディ
329:ジョルジョ・デ・キリコ☆(1914)
330:ハンス・ホフマン(Hans Hofmann, 1880-1966)
330:エリー・ネーデルマン☆(1918頃-1924、彫刻)(Elie Nedelman, 1882-1946)
330:バルテュス
330:ルイーズ・ネヴェルソン☆(p331)(1969、立体)(Louise Nevelson, 1899-1988)
331:ジョセフ・コーネル
331:グラント・ウッド
331:チャールズ・シーラー☆(1939)
332:チャールズ・デムス
332:エドワード・ホッパー☆(1929)
333:グランマ・モーゼス☆(1945)(Grandma Moses, 1861-1961, アンナ・メアリー・ロバートソン・モーゼス)
1474
Aki*****5月8日 16:10
>>1473
【Re: 世界美術家大全】4
305:マーク・ガートラー(Mark Gertler, 1891-1939)
305:>>ブルームズベリー派 1920年代-1930年代☆(写真、年記載なし)
(注)画家ヴァネッサ・ベル、ダンカン・グラント、画家・美術評論家ロジャー・フライ
306:>>ダダ(ダダイズム) 1915-1922年
306:フランシス・ピカビア
306:マルセル・デュシャン☆(1917、複製1964)
306:クルト・シュヴィッタース☆(1947)(p307)
307:ハンス・アルプ☆(1929)
307:ジョン・ハートフィールド(ヘルムート・ヘルツフェルト)
308:アレクセイ・フォン・ヤウレンスキー☆(1911)
308:ミハイル・ラリオーノフ
308:ナターリア・ゴンチャロワ
308:アレクサンドル・エクステル
309:カジミール・マレーヴィチ☆(1911)
310:ナウム・ガボ☆(1944)
310:>>構成主義 1917-1921年
310:☆ウラジーミル・タトリン(第3インターナショナル記念塔)(年記載なし)
310:アントワーヌ・ペヴスネル☆(1933)
311:エル・リシツキー
311:アレクサンドル・ロドチェンコ
311:ウラジーミル・タトリン☆(1911-1912)
312:マックス・ベックマン☆(1945)
312:>>ナチ党と退廃芸術 1930年代
312:☆アドルフ・ヒトラーとヘルマン・ゲーリング(写真、おそらく1937)
313:オットー・ディックス
313:ゲオルゲ・グロス
313:クリスティアン・シャート☆(1927)
314:パウル・クレー☆(1925-1926)
315:>>バウハウス 1919-1933年
315:☆1923/7—9のバウハウス展覧会のポスター
315:ライオネル・ファイニンガー
315:モホイ=ナジ(モホリ=ナギ)・ラースロー☆(1926頃)
316:ジョゼフ・アルバース
316:オスカー・シュレンマー
316:>>デ・ステイル 1917-1931年
316:☆ヘリット・リートフェルト(1918)
316:ピート・モンドリアン☆(p317)(1942-1943)
318:シュルレアリスム 1920年代-1930年代
318:☆アンダルシアの犬(1929)
1473
Aki*****5月8日 16:09
>>1472
【Re: 世界美術家大全】3
292:モーリス・ユトリロ
292:ジョルジュ・ルオー
292:ケース・ヴァン=ドンゲン
292:ロベール・ドローネー
292:マルク・シャガール☆(p293)(1943)
294:ロバート・ヘンライ☆(1916-1918頃)
294:オージ・ルークス(George Luks, 1867-1933)
294:ウィリアム・クラッケンズ(William Glackens, 1870-1938)
294:>>アッシュカン派 1891頃-1919年
295:ジョン・スローン☆(1912)(John Sloan, 1871-1951)
295:ジョージ・ベローズ☆(1909)(George Bellows, 1882-1925)
296:マースデン・ハートレー☆(1913)
296:マックス・ウェーバー
297:パトリック・ヘンリー・ブルース
297:スタントン・マクドナルド=ライト
297:アーサー・ガーフィールド・ダヴ
297:バーゴイン・ディラー
297:スチュアート・デイヴィス
298:コンスタンティン・ブランクーシ☆(1923)
299:>>エコール・ド・パリ(パリ派)
299:シャイム・スーチン
299:アメデオ・モディリアニ☆(1918-1919)
300:ジャコモ・バッラ☆(1912)
300:>>未来派(フューチャリズム) 1905-1915年
300:ウンベルト・ボッチョーニ☆(彫刻、1913)
301:カルロ・カッラ☆(1908)
301:ジーノ・セヴェリーニ
302:ウィンダム・ルイス☆(1919)
302:>>ヴォーティシズム(渦巻き派) 1913-1915年
302:☆ブラスト 戦争号(1915年7月号)
303:エドワード・ワズワース
303:デヴィッド・ボンバーグ
303:ウィリアム・ロバーツ
303:ジェイコブ・エプスタイン☆(彫刻、1958)
304:オーガスタス・ジョン☆(1916)(Augustus John, 1878-1961)
304:グウェン・ジョン(Gwen John, 1876-1939)
305:ロバート・ポルヒル・ビーヴァン(Robert Polhill Bevan, 1865-1925)
305:アルフレッド・マニングス(Sir. Alfred Munnings, 1878-1959)
1472
Aki*****5月8日 16:08
>>1471
【Re: 世界美術家大全】2
モダニズムの時代(1900年頃~1970年) 270
(対立、世界大戦、復興、アヴァンギャルド)
270-271:☆アレクサンダー・コールダー(1970)
272:☆ソ連のフリーズ(帯状装飾)(制作年記載なし)
273:☆クライスラー・ビル(制作年記載なし)
273:☆ソ連の絵葉書(第二次世界大戦時)
274:アンリ・マティス☆☆(1918、1904)
275:アンリ・マティス☆(1935)
276:>>フォーヴィスム(野獣派)1900-07年
276:☆アンドレ・ドラン(1906)
276:モーリス・ド・ヴラマンク☆(1907)
277:アルベール・マルケ☆(1907)
277:アンドレ・ドラン
278:表現主義と抽象主義 20世紀初頭
278:☆オスカー・ココシュカ(1962)
278:☆フランツ・マルク(1912)
279:☆ヴァシリー・カンディンスキー(1922)
280:エドワルド・ムンク☆(1893)
281:エゴン・シーレ☆(1910)
281:エミール・ノルデ☆(1920)
282:>>ブリュッケ 1905-13年
282:オットー・ミュラー
282:エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー☆(1913)
282:マックス・ペヒシュタイン
283:エーリヒ・ヘッケル
283:カール・シュミット=ロットルフ
283:ヴァシリー・カンディンスキー☆(1926)
284:>>青騎士 1911-14年
284:☆1912年年刊誌(青騎士)
284:ガブリエーレ・ミュンター
284:フランツ・マルク☆(1912)
284:アウグスト・マッケ
284:ジェームズ・アンソール☆(p285)(1888)
285:ケーテ・コルヴィッツ☆(1895)
285:オスカー・ココシュカ
286-287:パブロ・ルイス・ピカソ☆☆☆(1901, 1937, 1907)
288:キュビスム 1907-1918
288:☆パブロ・ピカソ(1911)
288:☆ホアン・グリス(1912)
289:ジョルジュ・ブラック☆(1949)
289:ホアン・グリス
290:フェルナン・レジェ☆(1949)
290:フリオ・ゴンザレス
291:ジャック・リプシッツ
291:フランティシェク・クプカ
291:ラウル・デュフィ☆(1934)
1471
Aki*****5月8日 16:07
>>1397
【Re: 世界美術家大全】
次の本をじっくりと見ることができましたので、ご紹介します。
世界美術家大全(ART a visual history)−より深く楽しむために−
著者:ロバート・カミング(Robert Cumming)
日本語版監修:岡部 昌幸
翻訳協力:岡本由香子/菊池由美/富永佐知子
編集協力:岩崎達也/野村佳助
カバーデザイン:Cycle Design
本文DTP・編集:エディションT & M(山根朋哉・牧口美知子)
日東書院本社
A Dorling Kindersley Book(Penguin Random House)
2015年
7020円(本体価格6500円)
まずは、目次です。
目次
はじめに 4
先史時代から中世の美術(紀元前3万年頃~紀元1300年) 6
ゴシックと初期ルネサンス(1300年頃~1500年) 30
盛期ルネサンスとマニエリスム(1500年頃~1600年) 80
バロックの時代(1600年頃~1700年) 114
ロココから新古典主義へ(1700年頃~1800年) 162
ロマン主義から印象派の時代(1800年頃~1900年) 198
モダニズムの時代(1900年頃~1970年) 270
コンテンポラリー・アート(1970年以降) 370
用語解説 402
索引 407
Acknowledgements 414
続けて、20世紀前半について、掲載作家を記載します。
(「モダニズムの時代(1900年頃~1970年)」の最初から途中まで。)
以下、最初の数字はページ数、「☆」印は、図版があることを示す。また、カッコ内は、その図版の作品の制作年。「☆」印が、作家名の後にある場合には、そのページがその作家を紹介したページであることを示し、作家名の前にある場合には、そのページがその作家を紹介したページではなく、全体概要や個別の主義・派閥(グループ)・傾向等を紹介したページに図版が掲載されていることを示す。
作家名ではない記載は、そのページに個別の主義・派閥(グループ)・傾向等の紹介があることを示す。ただし、「>>」印は、その紹介が、ページの初めから記載されているものではなく、四角の枠に入ったコラム的なものであることを示す。
1470
Aki*****5月1日 16:28
>>1469
【赤羽末吉】
次の展覧会が開催予定です。
赤羽末吉スケッチ写真 モンゴル・1943年
JCIIフォトサロン
2016年5月31日(火)〜6月26日(日)
約90点 (全作品モノクロ)
h ttp://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2016/20160531.html
絵本作家の赤羽末吉(1910-1990)による写真作品。戦前のモンゴルの写真、初公開だそうで、こんな企画、さすがは、JCIIフォトサロン、他では、考えられないですね。
1469
Aki*****4月24日 12:54
>>1468
【2016年度の美術展】
各美術館で2016年の展覧会について紹介し始めていますので、気づいた範囲で、このスレに関係しそうな開催予定の展覧会をまとめて紹介します。
(順不同)
東京国立近代美術館・ギャラリー4
瑛九1935−1937 闇の中で「レアル」をさがす
Ei-Q 1935–1937: Seeking the “Real” in the Dark
2016年11月22日[火]−2017年2月12日[日]
世田谷美術館
アルバレス・ブラボ写真展 ―メキシコ、静かなる光と時
2016年7月2日(土)〜8月28日(日)
名古屋市美術館に巡回(2016年11月3日[木・祝]−12月18日[日])
兵庫県立美術館
1945年±5年
激動と復興の時代 時代を生きぬいた作品
2016年5月21日(土)〜7月3日(日)
兵庫県立美術館
小企画 ハナヤ勘兵衛のの時代デェ‼(仮称)
2016年11月19日(土)〜2017年3月19日(日)
板橋区立美術館
館蔵品展 絵画・時代の窓 1920s〜1950s
2016 年4月9 日(土)〜 6月19日(日)
埼玉県立近代美術館
ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて
2016年4月5日(火)−5月22日(日)
埼玉県立近代美術館
カッサンドル展
2017年2月11日(土・祝)−3月26日(日)
1468
Aki*****4月17日 11:28
>>1467
【ポンピドゥー・センター傑作展】4
ゼーベルガー兄弟の情報がほとんど掲載されていないとは、本当に、日本語のネット情報というのは貧弱ですね。(少なくともフランス本国では)かなり有名な写真家で、以前も、日本の展覧会(グループ展)で紹介されたこともあるのですから(どの展覧会かはすぐに思い出せませんが)、日本語のネット上でももっと詳細に紹介されていても不思議ではないのですが。有名な作家についてはやたらに情報があるのに、少しマイナーになると途端に情報が皆無になる、これは日本の傾向かもしれません。なおさら、今回の本展の公式ページに期待します。
(もしかすると、グーグルの性能が悪いのかもしれませんが。しばらくすると、「アルベール・ゼーベルガー、ジャン・ゼーベルガー」で検索するとこのページがヒットするようになるはずですから、それで、グーグルの性能を確認してみましょう。)
1467
Aki*****4月17日 11:27
>>1466
【ポンピドゥー・センター傑作展】3
おや、とっさに見覚えのない作家名がありますね。
公式サイトには、カタカナ表記だけでなく、欧文つづりくらい、掲載してほしいところです。いつも申し上げている点ですが、全然改善されませんね。
公式サイトの今後に期待しましょう。展示作品一覧はもちろん、名前つづりや生没年のみならず展覧会カタログと同じレベルの作家紹介、キュレーターからのコメントなどなど、充実したサイトになりますよう。
ちなみに、チラシは、3つ折りの面白い作りで、もう入手可能ですので、探してみてください。
チラシには、作家名の欧文つづりがありましたので、上記中すぐにイメージのわかない作家にだけ(1950年まで13名)、つづりを追加しました。(時間的な余裕がなく、すみませんが生没年は追加できませんでした。ただ、このレベルの有名どころの作家ですから、欧文つづりさえあれば、ネット検索ですぐに見つけられると思います。)
なお、写真家で含まれているのは、アンリ・カルティエ=ブレッソンとゼーベルガー兄弟だけですかね。1950年以降なら、ブーバとアヴェドンがいますね。
たまたま調べてみましたが、グーグルで「アルベール・ゼーベルガー、ジャン・ゼーベルガー」を検索すると、面白いことにというか、苦笑することに、本展の公式ページ中の上記ページ(http://pompi.jp/point/index6.html)しかヒットしません。なお、「ゼーベルガー兄弟」で検索するとほんのもう少しだけ、そう10数件が見つかりますが、実質的には、情報らしい情報はありません。
1466
Aki*****4月17日 11:25
>>1465
【ポンピドゥー・センター傑作展】2
1929
セラフィーヌ・ルイ(Séraphine de Senlis, Séraphine Louis)
1930
カミーユ・ボンボワ(Camille Bombois)
1931
ピエール・ボナール
1932
アンリ・カルティエ=ブレッソン
1933
オットー・フロイントリッヒ
1934
ジャン・ゴラン(Jean Gorin)
1935
パブロ・ピカソ
1936
パブロ・ガルガーリョ(Pablo Gargallo)
1937
ヴァシリー・カンディンスキー
1938
ヴィクトール・ブラウネル
1939
アレクサンダー・カルダー
1940
マリー・ローランサン
1941
フルリ=ジョゼフ・クレパン(Fleury-Joseph Crépin)
1942
フリオ・ゴンサレス
1943
ヴィフレド・ラム
1944
アルベール・ゼーベルガー、ジャン・ゼーベルガー
1946
アンリ・ヴァランシ(Henry Valensi)
1947
ジャック・ヴィルグレ(Jacques Villeglé)
1948
アンリ・マティス
1949
二コラ・ド・スタール
1950
ベルナール・ビュフェ
1951
ジャン・アルプ
1952
セルジュ・ポリアコフ
1953
フェルナン・レジェ
1954
ジョルジュ・マチュー
1955
エドゥアール・ブーバ
1956
アルベルト・ジャコメッティ
1957
シモン・アンタイ
1958
リチャード・アヴェドン
1959
エロ
1960
アルマン
1961
クリスト
1962
クリス・マルケル
1963
アンドレ・マッソン
1964
ヴェラ・モルナール
1965
アラン・ジャケ
1966
マルシャル・レイス
1967
ヴィクトル・ヴァザルリ
1968
ジル・キャロン
1969
アガム
1970
クロード・ヴィアラ
1971
ジュヌヴィエーヴ・アッセ
1972
オーレリー・ヌムール
1973
ジャン・デュビュッフェ
1974
ジャン・オリヴィエ・ユクリュー
1975
ゴードン・マッタ=クラーク
1976
レイモン・アンス
1977
レンゾ・ピアノ、リチャード・ロジャース
1465
Aki*****4月17日 11:22
>>1464
【ポンピドゥー・センター傑作展】
次の展覧会が開催予定です。
ポンピドゥー・センター傑作展
ピカソ、マティス、デュシャンからクリストまで
2016年6月11日(土)〜9月22日(木)
東京都美術館
Masterpieces from the Centre Pompidou: Timeline 1906-1977
www.pompi.jp
ポンピドゥー・センターの所蔵作品展というのは、今までも何回か開催されていて目新しくはありませんが、所蔵作品数が極めて多いため、その選択をいろいろ変えることができるのですから、個人的には、何回開催されてもいいように思います。
それにしても、またもや、独立した公式サイトですか。展覧会終了後、消滅しなければいいですけどね。
公式サイトにはまだ十分な情報がないようですが、約70点の展示というところで、「みどころ」(http://www.pompi.jp/point/index.html)のページに、年ごとに作家名が挙がっています(以下のとおり)。これだけでも、かなりの情報量です(71組のアーティスト)。
1906
ラウル・デュフイ
1907
ジョルジュ・ブラック
1908
オーギュスト・シャボー(Auguste Elysée Chabaud)
1909
モーリス・ド・ヴラマンク
1910
コンスタンティン・ブランクーシ
1911
ロジュ・ド・ラ・フレネー
1912
フランティシェク・クプカ
1913
マルセル・デュシャン
1914
レイモン・デュシャン=ヴィヨン
1915
アルベール・グレーズ
1916
ピエール・アルベール=ビロ(Pierre Albert-Birot)
1917
マルク・シャガール
1918
アルベルト・マニェッリ(Albert Magnelli)
1919
ジャン・プー二ー
1920
アンリ・ローランス
1921
マン・レイ
1922
ル・コルビュジエ
1923
ウジェーヌ・フレシネ(Eugène Freyssinet)
1924
ジャン・プルーヴェ(Jean Prouvé)
1925
ロベール・マレ=ステヴァン(Robert Mallet-Stevens)
1926
ロベール・ドローネー
1927
アンドレ・ケルテス
1928
レオナール・フジタ
1464
Aki*****4月10日 08:26
>>1463
【コンデナスト社のファッション写真でみる100年】
遅れたご紹介ですみませんが、次の展覧会が、本日まで開催されています。
『Coming into Fashion A Century of Photography at Condé Nast』
コンデナスト社のファッション写真でみる100年
2016年3月18日(金)〜4月10日(日) 12:00~20:00
シャネル・ネクサス・ホール(銀座)
東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F
h ttp://www.chanel-ginza.com/nexushall/2016/cif/index.html
入場無料・無休
エドワード スタイケンの1911年の作品をファッション写真の嚆矢としてとらえ、
1910年〜1930年:黎明期
1940年〜1950年:黄金期
1960年〜1970年:プレタポルテ勃興期
1980年以降
の4つの時代に区分して124点の主としてオリジナルプリントの展示ということです。
展示作品リストくらい、WEBにのせていただけたらと思うのですが、なかなかそういう発想がないようですね。ですから、全体像はつかめないのですが、1940年代までであれば、ホルスト P ホルスト、アーウィン ブルーメンフェルド、ジョン・ローリングズ、クリフォード・コフィンらは、最低含まれているようですが、さて、それ以外は? 124点というのは、写真展としては、まずまずの点数ですが、100年で124点というのでは、有名な作家ばかりという結果になりそうです。
なお、このあと、京都市美術館別館で開催される「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2016」にて展示されるそうですので、関西の方は、こちらにどうぞ。
日程:2016年4月23日(土)〜5月22日(日)
時間:9:00〜17:00(最終入場時間16:30)
会場:京都市美術館別館 京都府京都市 左京区岡崎最勝寺町13
入場無料・月曜休館
h ttp://www.kyotographie.jp/portfolio/conde-nast
1463
Aki*****4月3日 12:50
>>1428
【大原治雄写真展】
次の展覧会が開催予定です。
大原治雄写真展―ブラジルの光、家族の風景
2016年4月9日(土)〜6月12日(日)
高知県立美術館(高知市)
■開館時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
*初日は10:00からの開展式終了後
■観覧料:一般前売720円・一般900円(720円)・大学生600円(480円)・高校生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体割引料金
■主催:高知県立美術館、モレイラ・サーレス財団、駐日ブラジル大使館、NHK高知放送局
■後援:高知県教育委員会、高知市教育委員会、高知新聞社、RKC高知放送、KUTVテレビ高知、KSSさんさんテレビ、KCB高知ケーブルテレビ、エフエム高知、高知シティFM放送
■企画協力:株式会社コンタクト
h ttp://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/contents/exhibition/exhibition/2016/haruo%20ohara/haruo%20ohara.html
h ttp://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/contents/exhibition/exhibition/2016/haruo%20ohara/haruo%20ohara%20press%20release.pdf
h ttp://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/contents/exhibition/exhibition/2016/haruo%20ohara/haruo%20ohara%20flyer.pdf
大原治雄(1909〜1999)は、高知から移民としてブラジルに渡ったという人で、ブラジル現地で撮影した写真が、再発見されたということで、1940年代から1960年代にかけての180点が日本で初めて展示されるということです。期待できます。
なお、この企画は、次の2か所に巡回されるということです。
伊丹市立美術館(兵庫県):2016年6月18日〜7月18日
清里フォトアートミュージアム(山梨県):2016年10月22日〜12月4日
なぜ、関東に巡回されないのか、不思議ですね。
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2016年)
1462
Aki*****3月27日 19:40
>>1461
【ブラックとキュビスム】4
33、マンドリンを持つ女、1937年、カンヴァス 油彩、164x97、FEMME À LA MANDOLINE、The Museum of Modern Art, New York. Mrs. Simon Guggenheim Fund, 1948
34、画家とモデル、1939年、カンヴァス 油彩、130x175、LE PAINTRE ET SON MODÈLE、Mr. Walter P. Chrysler, Jr., New York
35、玉突き台I、1944年、カンヴァス 油彩、130.2x194.3、LE BILLARD I、Musée National d'Art Moderne, Paris
なお、この本には、他にレジェ(21点)とグリス(8点)の作品が掲載されています。すべてカラー図版で、優れた本だと思います。
1461
Aki*****3月27日 19:39
>>1460
【ブラックとキュビスム】3
25、トランプのある静物、1911-13年、カンヴァス 油彩+グワッシュ+木炭、80.0x59.1、NATURE MORTE AU JEU DE CARTES、Musée National d'Art Moderne, Paris
26、新聞とパイプのある静物、1912年、厚紙 パピエ・コレ+木炭、100x71、NATURE MORTE AU QUOTIDIEN ET À LA PIPE、Musée National d'Art Moderne, Paris
27、パピエ・コレ(ヴィオレット・ド・パルム)、1914年頃、厚紙 パピエ・コレ+木炭、48x64、PAPIER COLLÉ (VIOLETTE DE PARME)、Sir. Edward Hulton, London
28、音楽的形態、1913年、カンヴァス パピエ・コレ+油彩+鉛筆+木炭、91.4x59.7、FORMES MUSICALES、Philadelphia Museum of Art, Philadelphia. The Louise and Walter Arensberg Collection
29、果物籠を持つ女(カネフォール)、1926年、カンヴァス 油彩、160x73、NU ASSIS AU PANIER DE FRUITS (CANÉPHORE)、National Gallery of Art, Washington, D.C. Chester Dale Collection
30、緑の大理石のテーブルにのった静物、1925年、カンヴァス 油彩、130x75、NATURE MORTE SUR TABLE DE MARBRE VERT、Musée National d'Art Moderne, Paris
31、円卓、1928年、カンヴァス 油彩、180x73、LE GUÉRIDON、The Museum of Modern Art, New York. Acquired through the Lillie P. Bliss Bequest
32、円卓、1929年、カンヴァス 油彩、147.3x114.3、LA TABLE RONDE、The Phillips Collection, Washington, D.C.
1460
Aki*****3月27日 19:38
>>1459
【ブラックとキュビスム】2
6、静物 LE JOUR、1929年、カンヴァス 油彩、114.9x146.7、NATURE MORTE AVEC LEJOUR、National Gallery of Art, Washington, D.C. Chester Dale Collection, 1962
7、二重奏、1937年、カンヴァス 油彩、130x160、LE DUO、Musée National d'Art Moderne, Paris
8、鳥と巣、1956年、カンヴァス 油彩、130.2x173.4、L'OISEAU ET SON NID、Donation Braque aux Musées Nationaux, Paris
17、裸像(大)、1907-08年、カンヴァス 油彩、140x99、GRAND NU、M. Alex Maguy, Paris
18、レスタック、1906年、カンヴァス 油彩、60x72、L'ESTAQUE、Musée de l'Annonciade, St.-Tropez
19、レスタック、1906年、カンヴァス 油彩、60x50、L'ESTAQUE、Donation Braque aux Musées Nationaux, Paris
20、女の顔、1909年、カンヴァス 油彩、44x31、TÊTE DE FEMME、Musée de Petit-Palais, Paris
21、サクレ=クール、1910年、カンヴァス 油彩、55x41、LE SACRÉ-CŒUR、Musée d'Art Moderne, Villeneuve-d'Ascq
22、マンドリン、1910年、カンヴァス 油彩、73x59、LA MANDOLINE、The Tate Gallery, London
23、水差しとヴァイオリン、1909-10年、カンヴァス 油彩、117.0x73.5、BROC ET VIOLON、Kunstmuseum, Basel
24、ハープとヴァイオリンのある静物、1912年、カンヴァス 油彩、116x81、NATURE MORTE AVEC HARPE ET VIOLON、Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Düsseldorf
1459
Aki*****3月27日 19:37
>>1457
【ブラックとキュビスム】
キュビスムでピカソと言えば、もう一方の雄はブラックですね。
ブラックのキュビスム作品については、次の和書に図版が多く掲載されています。
世界の名画 18 ブラックとキュビスム
新装カンヴァス版
井上 靖/編集
高階 秀爾/編集
中央公論社
1995年
まず、目次を掲載します。
目次
作品(1-16) 5
ブラックの立体の運動 野間 宏 37
作品(17-56) 45
作品解説 八重樫 春樹 85
近代絵画史18 高階秀爾 95
作品目録 98
文献目録 99
次にブラックの掲載作品一覧(全27点)です。1906年の日付があるものはキュビスムとは言えず、また、戦後の作品もキュビスムと言えるかどうか微妙ですが、とりあえず、掲載されている作品全点を掲載しました。
作品番号、題名、制作年、材質、寸法(タテ×ヨコ)cm、フランス語題名、所蔵
1、アントワープの港、1906年、カンヴァス 油彩、49.8x61.0、LE PORT D'ANTWERP、The National Gallery of Canada, Ottawa
2、レスタックの家、1908年、カンヴァス 油彩、73.0x59.5、MAISON À L'ESTAQUE、Kunstmuseum, Bern. Hermann und Margrit Rupf-Stiftung
3、楽器、1909年、カンヴァス 油彩、50x61、NATURE MORTE AUX INSTRUMENTS DE MUSIQUE、M. et Mme Claude Laurens, Paris
4、ポルトガル人、1911年、カンヴァス 油彩、117.0x81.5、LE PORTUGAIS、Kunstmuseum, Basel
5、楕円形の静物(ヴァイオリン)、1914年、カンヴァス 油彩、92.4x65.4、NATURE MORTE OVALE (LE VIOLON)、The Museum of Modern Art, New York
1458
Aki*****3月20日 16:52
>>1433
【Re: 2016年度の展覧会情報】
この時期になってもまだまだですが、それでは、少しずつ情報が出てきています。
たとえば、ここ。
h ttp://www.museum.or.jp/modules/im/index.php?content_id=166
2016年の展覧会予定(首都圏)
1457
Aki*****3月13日 13:47
>>1456
【続々・ピカソのキュビスム作品】3
60、坐る女、1927年、129.9x97.2、VII 77、FEMME ASSISE. The Museum of Modern Art, New York. James Thrall Soby Bequest
カラー図版全70点中18点です。
2巻と同様、4巻にも「Daix」は記載されていません。まあ、「Daix」は、「Zervos」と異なり、1916年までが対象ですから、そもそも、記載することができないわけです。
なお、5巻(幻想の時代、1931-1945)以降で同様のリストを作成することは、一応可能かもしれませんが、さらに意味がなくなることでしょう。とりあえず、4巻まででおしまいです。
この話題、細々とながら、まだ続きます。
1456
Aki*****3月13日 13:46
>>1455
【続々・ピカソのキュビスム作品】2
46、鳥籠、1923年、200.7x140.4、V 84、LA CAGE D'OISEAU. Mr. and Mrs. Victor W. Ganz Collection, New York
47、<メルキュール>の垂れ幕、1924年、4mx5m、V 192、LE RIDEAU DE <MERCURE>. Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
48、マンドリンとギター、1924年夏、140.6x200.2、V 220、MANDOLINE ET GUITARE. The Solomon R. Guggenheim Museum, New York
53、デッサンの勉強、1925年、130x97、V 421、LA LEÇON DE DESSIN. Galerie Beyeler, Basel
54、ダンス、1925年6月、215x142、V 426、LA DANCE. The Tate Gallery, London
55、石膏の頭部と腕、1925年夏、98.1x131.2、V 445、TÊTE ET BRAS DE PLATRE. The Museum of Modern Art, New York
56、鳥籠、1925年、80.6x99.5、V 456、LA CAGE. Ohara Museum of Art, Kurashiki
57、接吻、1925年夏、130x97、V 460、LA BAISER. Musée Picasso, Paris
58、帽子屋の店、1926年1月、172x256、VII 2、L'ATELIER DE LA MODISTE. Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
59、坐る女、1926年-1927年、130x97、VII 81、FEMME ASSISE. Art Gallery of Ontario, Tronto
1455
Aki*****3月13日 13:45
>>1453
【続々・ピカソのキュビスム作品】
3巻、2巻に続いて、ピカソ全集4巻です。カラー図版のうちキュビスム系統と思われる作品をリストアップします。主観が入ります。キュビスムかそうでないかの判断については、どれほど意味があるか、よくわからなくなる面があります。なお、一応、ピカソのキュビスムの時代は1916年、または、1917年で終わったとされているようです。
ピカソ全集4 新古典主義の時代、1917-1930
高階秀爾・編
講談社
1981年
5800円
図版番号、題名、制作年<月日>、寸法(タテ×ヨコcm)、Zervos、フランス語題名および所蔵者
4、人物、1917年、100x70.2、III 48、PERSONNAGE, Museo Picasso, Barcelona
9、ヴァイオリンを持つアルルカン、1918年、142x100.3、III 160、ARLEQUIN À VIOLON. The Cleveland Museum of Art, Leonard C. Hanna Jr. Bequest
11、グラス、花束、ギター、壜、1918年、100x81、III 165、VERRE, BOUQUET, GUITARE, BOUTEILLE. Private Collection, Paris
16、恋人たち、1919年、185x140.5、III 438、LES AMOUREUX. Musée Picasso, Paris
21、エチュード、1920年、100x80、IV 226、ÉTUDE. Musée Picasso, Paris
31、仮面をつけた音楽師たち(3人の音楽師)、1921年夏、205x225、IV 331、MUSICIENS AUX MASQUES (TROIS MUSICIENS). The Museum of Modern Art, New York. Mrs. Simon Guggenheim Fund
32、仮面をつけた音楽師たち(3人の音楽師)、1921年夏、203x188、IV 332、MUSICIENS AUX MASQUES (TROIS MUSICIENS). Philadelphia Museum of Art, The A.E. Gallatin Collection
1454
Aki*****3月6日 12:44
【石原悦郎氏ご逝去】
ツアイト・フォト・サロンの石原悦郎氏が2016年2月27日にお亡くなりになりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
しかし、次の世代を代表する写真ギャラリーが育っていないんですね。
困ったことです。
1453
Aki*****3月6日 12:44
>>1452
【続・ピカソのキュビスム作品】4
以上、本書に掲載されているカラー図版全72点中24点となります。
2巻には「Daix」が記載されていないんですが、自分で確認するのはかなり困難なので、大変困りますね。
この話題、以降まだ続きます。
1452
Aki*****3月6日 12:37
>>1451
【続・ピカソのキュビスム作品】3
63、肘をつく女の胸像、1908年春、81.2x65.4、XXVI 303、FEMM ACCOUDÉE BUSTE. The Museum of Modern Art, New York.
64、扇を持って肘掛椅子に坐る女、1908年春-夏、152x101、II* 67、FEMME DANS UN FAUTEUIL TENANT UN ÉVENTAIL. State Hermitage, Leningrad
65、森の裸婦、1908年秋、185x108、II* 113、NU DANS UNE FORÊT. State Hermitage, Leningrad
66、農婦の肖像(プトマン夫人)、1908年晩夏-初秋、81.2x65.3、II* 91、LA FERMIÈRE (DE PIED) (Mme PUTMAN). State Hermitage, Leningrad
67、農婦の胸像(プトマン夫人)、1908年秋、81x65、II* 92、LA FERMIÈRE (BUSTE) (Mme PUTMAN). State Hermitage, Leningrad
68、水差しと三つの鉢、1908年夏、66x50、II* 90、CARAFON ET TROIS BOLS. State Hermitage, Leningrad
69、頭蓋骨のあるコンポジション、1908年夏、116x89、II* 50、COMPOSITION AVEC TÊTE DE MORT. State Hermitage, Leningrad
70、庭の小屋、1908年晩夏-初秋、73x60、II* 80、MAISONNETTE DANS UN JARDIN. State Hermitage, Leningrad
71、風景、1908年秋、100.8x81.3、II* 83、PAYSAGE. The Museum of Modern Art, New York. Gift of David Rockefeller
72、花とグラス、1908年秋、81x65、II* 88、FLEURS ET VERRE. State Hermitage, Leningrad
1451
Aki*****3月6日 12:36
>>1450
【続・ピカソのキュビスム作品】2
54、アヴィニョンの娘たち、1907年5月-7月、243.9x233.7、II* 18、LES DEMOISELLES D'AVIGNON. The Museum of Modern Art, New York. Acquired through the Lillie P. Bliss Bequest
55、アヴィニョンの娘たち(部分)、1907年5月-7月、243.9x233.7、II* 18、LES DEMOISELLES D'AVIGNON. The Museum of Modern Art, New York. Acquired through the Lillie P. Bliss Bequest
56、襞のついた布を持つ裸婦、1907年夏、152x101、II* 47、NU À LA DRAPARIE. State Hermitage, Leningrad
57、卓上の花、1907年秋、92.1x73、II* 30、FLEURS SUR UN TABLE. The Museum of Modern Art, New York, Gift of Mr. and Mrs. Ralph F. Colin
58、両腕を挙げた裸婦、1907年夏-秋、63x42.5、II* 36、FEMME NUE. Thyssen-Bornemisza Collection, Castagnola-Lugano
59、友愛、1908年初、152x101、II* 60、L'AMITÉE. State Hermitage, Leningrad
60、裸婦立像、<3人の女>(第61図)の習作、1908年春、150x100、II* 103、ÉTUDE POUR LE TABLEAU "TROIS FEMMES." The Museum of Fine Arts, Boston. Juliana Cheney Edwards Collection
61、3人の女、1908年夏、200x178、II* 108、TROIS FEMMES. State Hermitage, Leningrad
62、女のトルソ、1908年夏、73x60、II* 64、TORSE DE FEMME. National Gallery, Prague
1450
Aki*****3月6日 12:35
>>1449
【続・ピカソのキュビスム作品】
さて、3巻に続けて、ピカソ全集2巻です。カラー図版のうちキュビスム関係の作品(一応、1907年以降の作品)をリストアップします。
ピカソ全集2 バラ色の時代1905-1908
神吉敬三・編
講談社
1981年
5800円
図版番号、題名、制作年<月日>、寸法(タテ×ヨコcm)、Zervos、フランス語題名および所蔵者
49、自画像、1907年春、50x46、II* 8、DE L'ARTISTE. National Gallery, Prague
50、収穫する人たち、1907年春、65x81、II* 2、LES MOISSONNEURS. Thyssen-Bornemisza Collection, Castagnola-Lugano
51、黄色いブラウスの女、1907年春、130x97、II* 43、FEMME AU CORSAGE JAUNE. Private Collection
52、女の胸像、<アヴィニョンの娘たち>(第54図)の習作、1907年晩秋、65x58、II* 23、ÉTUDE POUR "LES DEMOISELLES D'AVIGNON." Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
53、女、<アヴィニョンの娘たち>(第54図)の習作、1907年初夏、118x93、II** 631、FEMME, ÉTUDE POUR "LES DEMOISELLES D'AVIGNON." H. and E. Beyeler, Basel
1449
Aki*****2月28日 12:21
>>1448
【ピカソのキュビスム作品】10
70、静物(ジョブ)、1916年、43.3x35、XXIX 168、885、NATURE MORTE "JOB."The Museum of Modern Art, New York, Nelson A. Rockefeller Bequest
71、テーブルに肘をつく男、1916年、200x132、II** 550、889、HOMME ACCOUDÉ SUR UNE TABLE. Private Collection
72、ギター奏者、1916年、130x97、II** 551、890、JOUEUR DE GUITARE. Moderna Museet, Stockholm
なお、5項目目と6項目目の「Zervos」と「Daix」(最初の行に記載)の意味は、後日ご紹介します。
1448
Aki*****2月28日 12:21
>>1447
【ピカソのキュビスム作品】9
63、パイプを持つ男、1914年春、138x67、II** 470、760、HOMME À LA PIPE. Musée Picasso, Paris
64、ギターを弾くアルルカン、1914-1918年、97x76、II** 518、762、ARLEQUIN JOUANT DE LA GUITARE. Private Collection, Basel
65、果物鉢、グラス、壜、果物(緑の静物)、1914年春、59.7x79.4、II** 485、775、COMPOTIER, VERRE, BOUTEILLE, FRUITS (NATURE MORTE VERTE). The Museum of Modern Art, New York, Lillie P. Bliss Collection
66、若い娘の肖像、1914年夏、130x97、II** 528、784、PORTRAIT DE JEUNE FILLE. Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
67、テーブルの上の果物鉢のある静物、1914-1915年、64x80、II** 537、805、NATURE MORTE AU COMPOTIER SUR UE TABLE. Columbus Museum of Art, Ohio, Gift of Ferdinand Howald
68、肘掛椅子に坐る山高帽の男(パイプを持つ男)、1915年夏、130x89.5、II** 564、842、HOMME AU CHAPEAU MELON ASSIS DANS UN FAUTEUIL (HOMME À LA PIPE). The Art Institute of Chicago, Gift of Mrs. Leigh B. Block in memory of Albert D. Lasker
69、アルルカン、1915年末、183.5x105.1、II** 555、844、ARLEQUIN. The Museum of Modern Art, New York, Lillie P. Bliss Bequest
1447
Aki*****2月28日 12:20
>>1446
【ピカソのキュビスム作品】8
56、バスの壜、クラリネット、ヴァイオリン、新聞、クラブのエース、1913-1914年、81x75、II** 487、624、BOUTEILLE DE BASS, CLARINETTE, GUITARE, VIOLON, JOURNAL, AS DE TRÈFLE. Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
57、肘掛椅子に坐るシュミーズの女、1913年秋、148x99、II** 522、642、FEMME EN CHEMISE DANS UN FAUTEUIL. Mr. and Mrs. Victor W. Ganz Collection, New York
58、骰子、シガレットの包み、名刺、1914年初、14x21、II** 490、661、DÉ, PAQUET DE CIGARETTES, CARTE DE VISITE. Private Collection, New York
59、パイプ、バスの壜、骰子、1914年初、24x32、II** 469、664、PIPE, BOUTEILLE DE BASS, DÉ. Private Collection, Basel
60、果物鉢、葡萄の房、切った梨、1914年春、68x53、II** 480、680、COMPOTIER, GRAPPE DE RAISIN, POIRE COUPÉE. State Hermitage, Leningrad
61、ハム、グラス、ヴィィユー・マールの壜、新聞、1914年春、38.5x55.5、II** 508、705、JAMBON, VERRE, BOUTEILLE DE VIEUX MARC, JOURNAL. Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris
62、パイプ、ヴァイオリン、バスの壜、1914年春、55x46、II** 475、714、PIPE, VIOLON, BOUTEILLE DE BASS. Philadelphia Museum of Art, A.E. Gallatin Collection
1446
Aki*****2月28日 12:19
>>1445
【ピカソのキュビスム作品】7
49、壁に掛けたヴァイオリン、1913年初、65x46、II** 371、573、VIOLON ACCROCHÉ AU MUR. Kunstmuseum, Bern, Hermann und Margrit Rupf-Stiftung
50、若い娘の顔、1913年初、55x38、II** 426、590、TÊTE DE JEUNE FILLE. Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
51、楽器【楕円形】、1913年初、100x81、II** 438、577、INSTRUMENTS DE MUSIQUE. State Hermitage, Leningrad
52、ギター、1913年春、87x47.5、 なし、597、GUITARE. Musée Picasso, Paris
53、ギター、1913年春、66.3x49.5、II* 348、608、GUITARE. The Museum of Modern Art, New York, Nelson A. Rockefeller Bequest
54、トランプをする人、1913-1914年冬、108x89.5、II** 466、650、JOUEUR DE CARTES. The Museum of Modern Art, New York, Lillie P. Bliss Bequest
55、ギターを弾く男、1913年夏、130.2x88.8、II** 436、616、HOMME À LA GUITARE. The Museum of Modern Art, New York, André Meyer Bequest
1445
Aki*****2月28日 12:17
>>1444
【ピカソのキュビスム作品】6
42、果物鉢、ヴァイオリン、グラス、1912年秋、65x49.5、II** 385、350、COMPOTIER AVEC FRUITS, VIOLON ET VERRE. Philadelphia Museum of Art, A.E. Galletin Collection
43、闘牛フアン、1912年夏-秋、135x82、II** 362、500、L'AFICIONADO. Kunstmuseum, Basel, Gift of Raoul La Roche
44、ギター、楽譜、グラス、1912年秋、62.5x47、II** 423、513、GUITARE, PARTITION, VERRE. Marion Koogler McNay Art Istitute, San Antonio, Texas
45、シュズの壜とグラス、1912年秋、64.5x50、II** 422、523、VERRE ETBOUTEILLE DE SUZE. Washington University Gallery of Art, St. Louis
46、帽子をかぶった男の顔、1912-1913年冬、62.3x47.3、II** 398、534、TÊTE D'HOMME AU CHAPEAU. The Museum of Modern Art, New York, The Sidney and Harriet Janis Collection
47、裸婦(「私はエヴァを愛す」)、1912年秋、98.5x63.5、II** 364、541、FEMME NUE ("J'AIME EVA"). Columbus Museum of Arts, Ohio, Gift of Ferdinand Howald
48、グラス、ギター、壜、1913年初、65.4x53.6、II** 419、570、VERRE, GUITARE, BOUTEILLE. The Museum of Modern Art, New York, The Sidney and Harriet Janis Collection
1444
Aki*****2月28日 12:16
>>1443
【ピカソのキュビスム作品】5
33、マンドリンを弾く男、1911年秋、162x71、II* 290、428、HOMME À LA MANDOLINE. Mesée Picasso, Paris
34、アプサント・グラス、1911年秋、38.4x46.4、II* 261、440、VERRE D'ABSINTHE. Allen Memorial Art Museum. Oberlin College, Ohio. Mrs. F.F. Prentiss Fund
35、ギターを弾く女(「マ・ジョリ」)、1911-1912年、100x65.4、II* 244、430、FEMME À LA GUITARE ("MA JOLIE"). The Museum of Modern Art, New York, Lillie P. Bliss Bequest
36、建築家のテーブル【楕円形】、1912年春、72.6x59.7、II* 321、456、LA TABLE DE L'ARCHITECTE. The Museum of Modern Art, New York, Gift of William S. Paley
37、ヴァイオリン、グラス、パイプ、錨【楕円形】、1912年春、81x54、II* 306、457、VIOLON, VERRES, PIPE ET ANCRE. National Gallery, Prague
38、椅子の籐編みのある静物【楕円形】、1912年5月、27x35、II* 294、466、NATURE MORTE À LA CHAISE CANTÉE. Mesée Picasso, Paris
39、ギター【楕円形】、1912年夏、72.5x60、II* 357、489、GUITARE. Nasjonalgalleriet, Oslo
40、ヴァイオリンと葡萄、1912年春-初秋、50.6x61、II* 350、482、VIOLON ET RAISINS. The Museum of Modern Art, New York, Mr. David M. Levy Bequest
41、詩人、1912年夏-秋、60x48、II* 313、499、LE POÈTE. Kunstmusum, Basel
1443
Aki*****2月28日 12:16
>>1442
【ピカソのキュビスム作品】4
25、ギター奏者、1910年夏、100x73、II* 223、362、LE GUITARISTE, Musée National d'Art Moderne, Centre ational d'Art et de Culture Georges Pompidou, Paris
26、裸婦、1910年夏、187.3x61、II* 233、363、FEMME NUE. National Gallery of Art, Washington D.C. Ailsa Mellon Bruce Fund
27、ダニエル=ヘンリー・カーンワイラーの肖像、1910年秋、100.6x72.8、II* 227、368、PORTRAIT DE DANIEL-HENRY KAHNWEILER. The Art Institude of Chicago, Gift of Mrs. Gilbert W. Chapman in memory
28、静物(闘牛士)、1911年夏、46x38、II* 266、413、NATURE MORTE "LE TORERO." The Museum of Modern Art, New York, Nelson A. Rockefeller Bequest
29、ピアノの側でギターを弾く女、1911年春、57x41、II* 237、388、FEMME À LA GUITARE PRÈS D'UN PIANO. National Gallery, Prague
30、クラリネット、1911年夏、61x50、II* 265、415、LA CLARINETTE. National Gallery, Prague
31、セレの風景、1911年夏、65x50、II* 281、419、PAYSAGE DE CÉRET. The Solomon R. Guggenheim Museum, New York
32、アコーデオン奏者、1911年夏、130x89.5、II* 277、424、L'ACCORDEONISTE. The Solomon R. Guggenheim Museum, New York
1442
Aki*****2月28日 12:14
>>1441
【ピカソのキュビスム作品】3
16、アニース・デル・モーノの壜、1909年晩夏、81.6x65.4、II* 173、299、LA BOUTEILLE D'ANIS DEL MONO. The Museum of Modern Art, New York, Mrs. Simon Guggenheim Fund
17、扇子、塩入れ、メロン、1909年秋、81x64、II* 189、314、ÉVENTAIL, BOÎTE À SEL, MELON. The Cleveland Museum of Art, Purchase, Leonard C. Hanna, Jr. Bequest
18、椅子に坐る女、1909-1910年冬、99x80、II* 197、326、FEMME ASSISE. Stedelijk van Abbemuseum, Eindhoven
19、マンドリンを弾く若い娘、1910年初-春、100.3x73.6、II* 235、346、JEUME FILLE À LA MANDOLINE. The Museum of Modern Art, New York, Nelson A. Rockefeller Bequest
20、ウィルヘルム・ウーデの肖像、1910年春、81x60、II* 217、338、PORTRAIT DE WILHELM UHDE. Private Collection
21、アンブロワーズ・ヴォラールの肖像、1910年春、92x65、II* 214、337、PORTRAIT D'AMBROISE VOLLARD. The Pushkin Museum, Moscow
22、椅子に坐る裸婦、1910年春、92x73、II* 201、343、FEMME NUE ASSISE. The Tate Gallery, London
23、果物鉢、1910年夏、55x46、II* 221、355、LE COMPOTIER. Thyssen Boremisza Collection, Castagnala-Lugani
24、洗面台、1910年夏、61x46、II* 220、356、LATABLE DE TOILETTE. Collection Mr. and Mrs. Ralph F. Colin, New York
1441
Aki*****2月28日 12:14
>>1440
【ピカソのキュビスム作品】2
7、女と梨(フェルナンド)、1909年夏、92x73.1、II* 170、290、FEMME AUX POIRES (FERNANDE). Private Collection
8、肘掛椅子に坐る女、1909年春、100x79.5、II* 163、269、FEMME ASSISE DANS UN FAUTEIL. Galerie Beyeler, Basel
9、海辺の裸婦(水浴する女)、1908-1909年冬、130x97、II* 111、239、FEMME NUE AU BORD DE LA MER (BAIGEUSE). Collection Mrs. Bertram Smith, New York
10、マヌエール・パリャレースの肖像、1909年春、68x49.5、XXVI 425、274、PORTRAIT DE MANUEL PALLARÉS. The Detroit Institute of Arts, Gift of Mr. and Mrs. Henry Ford II
11、クロヴィス・サゴの肖像、1909年春、82x66、II* 129、270、PORTRAIT DE CLOVIS SAGOT. Kunsthalle, Hamburg
12、男の胸像(運動選手)、1909年夏、92x73、II* 166、297、BUSTE D'HOMME (L'ATHLÈTE). Museu de Arte, São Paulo
13、オルタ・デ・エブロの貯水池、1909年夏、60x50、II* 157、280、LE RÉSERVOIR, HORTA. Private Collection, New York
14、オルタ・デ・エブロの丘の家並、1909年夏、65x81、II* 161、278、MAISONS SUR LA COLLINE, HORTA DE EBRO. The Museum of Modern Art, New York, Nelson A. Rockefeller Bequest
15、オルタ・デ・エブロの工場、1909年夏、53x60、II* 158、279、L'USINE À HORTA DE EBRO. State Hermitage, Leningrad
1440
Aki*****2月28日 12:12
>>1439
【ピカソのキュビスム作品】
ピカソのキュビスム作品って、何点くらい存在するのでしょうか?
100点や200点では足りますまい。どこまでをキュビスム作品と呼ぶのかにもよりますが、まず1000点以上はあるでしょう。
では、そのリストがネット上のどこかに存在したりするでしょうか?
さらに、キュビスム作品を調べるときに、ピカソのカタログ・レゾネのうち、どの本を見たらいいのでしょうか? また、関東近辺でそれらのレゾネは閲覧可能でしょうか?
ずいぶん基礎的な話ですが、この辺りを確認してみたいと思います。
まず、日本語書籍の中で、特にキュビスム作品の図版の多い、次の日本語書籍の作品リストです。(カラーのみ72点)
ピカソ全集3 キュビスムの時代1909-1916
神吉敬三・編
講談社
1982年
5800円
図版番号、題名、制作年<月日>、寸法(タテ×ヨコcm)、Zervos、Daix、フランス語題名および所蔵者
1、女王イザボー、1909年初、92x73、II* 136、222、LA REINE ISABEAU. The Pushkin Museum, Moscow
2、帽子、1909年初、60x73、II* 84、215、LE CHAPEAU. Galerie Beyeler, Basel
3、テーブルの上のパンと果物鉢、1909年初、164x132.5、II* 134、220、PAINS ET COMPOTIER AUX FRUITS SUR UNE TABLE. Kunstmuseum, Basel
4、マンドリンを弾く女、1909年初、92x73、II* 133、236、FEMME À LA MANDOLINE. State Hermitage, Leningrad
5、扇子を持つ女、1909年春、100x81、II* 137、263、FEMME À L'ÉVENTAIL. The Pushkin Museum, Moscow
6、フェルナンドの肖像、1909年夏、61.8x42.8、XXVI 419、288、PORTRAIT DE FERNANDE. Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen, Düsseldorf
1439
Aki*****2月21日 12:44
>>1438
【Praha, Paris, Barcelona】3
Vladislav Scholz, 1898-1989, C
Emmanuel Sougez, 1889-1972, F
Marie Stachová, 1907-1989, C
Josef Sudek, 1896-1976, C
Hugo Táborský, 1911-1991, C
Karel Teige, 1900-1951, C
Raoul Ubac, 1910-1985, F
Karel Valter, 1909-2006, C
Otakar Vavrá, b. 1911, C
André Vigneau, 1892-1968, F
Eugen Wiškovský, 1888-1964, C
René Zuber, 1902-1979, F
(厳密には「Théo Blanc (1898-1985) and Antoine Demilly (1892-1964), F」があるので63名)
なお、掲載図版リストにある名前とも一致します。
1438
Aki*****2月21日 12:43
>>1437
【Praha, Paris, Barcelona】2
Věra Gabrielová Fragnerová, 1919-2002, C
Doménech Giménez, 1907-1976, S
Emili Godes, 1895-1970, S
Joaquim Gomis, 1902-1991, S
Laure Albin Guillot, 1879-1962, F
Alexander Hammid (Alexander Hackensmied), 1907-2004, C
Florence Henri, 1893-1982, F
René-Jacques, 1908-2003, F
Pierre Jahan, 1909-2003, F
Karel Kašpařík, 1899-1968, C
François Kollar, 1904-1979, F
Germaine Krull, 1897-1979, F
Jan Lauschmann, 1901-1991, C
Fernad Léger, 1881-1955, F
Josep Maria Lladó, 1903-1956, S
Eli Lotar (Eloazar Lotar Teodoresco), 1905-1969, F
Josep Masana, 1892-1979, S
Lucien Mazenod, 1908-1997, F
Jean Moral, 1906-1999, F
Bohumil Němec, 1912-1985, C
Carlos Nyssen (i Vicente), 1906-1985, S
Ada Novák (Adolf Novák), 1912-1990, C
Karel Novák, 1875-1950, C
Jean Painlevě, 1902-1989, F
Andrě Papillon, 1910-1986, F
Roger Parry, 1905-1977, F
František Pilát, 1910-1987, C
Man Ray, 1890-1976, F
Jaroslav Rõssler, 1902-1990, C
Josep Sala, 1896-1962, S
Roger Schall, 1904-1985, F
1437
Aki*****2月21日 12:42
>>1436
【Praha, Paris, Barcelona】
次の書籍について、掲載作家情報を入手しましたのでご紹介します。
Praha, Paris, Barcelona : modernidad fotográfica de 1918 a 1948 : photographic modernity from 1918 to 1948
[Barcelona] : MNAC (Museu Nacional d'Art de Catalunya)
Madrid : La Fábrica, 2010
ISBN: 9788492841394
以下の62名です。
(最後の文字は、C=Czech (Praha), F=France (Paris), S=Spain (Barcelona))
Antoni Arissa, 1900-1980, S
Josef Bartŭska, 1898-1963, C
Ramon Batlles, 1901-1983, S
Aurel Bauh, 1900-1964, F
Hans Bellmer, 1902-1975, F
Ladislav Emil Berka, 1907-1993, C
Théo Blanc (1898-1985) and Antoine Demilly (1892-1964), F
Jacques-André Boiffard, 1902-1961, F
Pierre Boucher, 1908-2000, F
Brassaï, 1899-1984, F
Luis Buñuel, 1900-1983, S
Gabriel Casas, 1892-1973, S
Pere Català Pic, 1889-1971, S
Agustí Centelles, 1909-1985, S
Compal (Compte-Palatchi), active 1930s, Spain, Josep Compte and Palatchi
Salvador Dalí, 1904-1989, S
František Drtikol, 1883-1961, C
Marcel Duchamp, 1887-1968, F
Jaromír Funke, 1896-1945, C
1436
Aki*****2月21日 12:41
>>1435
【Czech Photographic AVANT-GARDE 1918-1948】3
写真図版(参考図版を含む)があるのに「BIOGRAPHIES」には情報がない作家は以下のとおり。
(ABC順)
ただし、チェコではない作家も含まれている可能性があります。(30名)
Josef Dašek
Libor Fára (1946)
Bedřich Feuerstein
Bahuslav Fuchs
Jindřich Hatlák
Vladimír Hipman
Jiří Kraha
Jaromír Krejcar
Bohdan Lacina
Jan Lauschmann
František Muzika (?)
Oldřich Nouza
Ada Novák
Karel Novák
Karel Paspa
Antonín Pele
Karel Poličanský
Miloš Pospíšil
František Povolný
Zdeněk Rossmann
Adolf Schneeberger
Josef Slánský
Bohumil St’astný
Hugo Táborský
Anton Josef Trčka
Josef Vétrovský
František Vobecký
Heinrich Wicpalek
Emil Wolf
František Zelwnka
以下は、明らかにチェコではありません。
László Moholy-Nagy
Alexander Rodchenko
Aenne Biermann
Arkady Schaikhet
John Heartfield
以下の2名は、写真家ではないようです。
Vítězslav Nezval (Text), Milča Mayerová (Dance)
1435
Aki*****2月21日 12:40
>>1434
【Czech Photographic AVANT-GARDE 1918-1948】2
Miloš Koreček, 1906-1989
Miroslav Kouřil, 1911-1984 (写真図版なし)
Vilém Kříž, 1921-1994
Jiří Lehovec, 1909-1995
Otakar Lenhart, 1905-1992
Karel Ludwig, 1919-1977
Jan Lukas, b. 1915
Evžen Markalous, 1906-1971
Emila Medková, 1928-1985 (1948)
Otakar Mrkvička, 1898-1957 (写真図版なし)
Bohumil Němec, 1912-1985
Jaroslav Nohel, 1914-1977 (写真図版なし)
Arnošt Pikart, 1895-1932
František Pilát, 1910-1987
František Povolný, 1914-1974
Josef Prošek, 1923-1992 (1948)
Vilém Reichmann, 1908-1991
Jaroslav Rõssler, 1902-1990
Drahomír Josef Růžička, 1870-1960
Jiří Sever, 1904-1968
Oldřich Straka, 1906-1983
Josef Sudek, 1896-1976
Ladislav Sutnar, 1897-1976
Josef Šíma, 1891-1971
Jindřich Štyrský, 1899-1942
Karel Teige, 1900-1951
Toyen (real name: Marie Čermínová), 1902-1980
Karel Valter, b. 1909
Josef Voříšek, 1902-1980
Eugen Wiškovský, 1888-1964
Josefa Zikánová-Kafková, b. 1919
Václav Zykmund, 1914-1984
1434
Aki*****2月21日 12:39
>>1422
【Czech Photographic AVANT-GARDE 1918-1948】
次の書籍について、掲載作家情報を入手しましたのでご紹介します。
Czech Photographic AVANT-GARDE 1918-1948
CONCEPT AND SELECTION OF PHOTOGRAPHS VLADIMÍR BIRGUS
Texts: Birgus, Bonhomme, Dufek, Janáková, Mlčoch, Srp
The MIT Press
2002年
ISBN-10: 0262025167
ISBN-13: 978-0262025164
以下、同書の「BIOGRAPHIES」のページに記載の55名。
Josef Bartuška, 1898-1963
Ladislav Emil Berka, 1907-1993
Václav Chochola, b. 1923
František Drtikol, 1883-1961
Josef Ehm, 1909-1989
Jaromír Funke, 1896-1945
Věra Gabrielová-Fragnerová, b. 1919
Jaroslava Hatláková, 1904-1989
Alexandr Hackenschmied (Hammid), b. 1907
Karel Hájek, 1900-1978
Miroslav Hák, 1911-1978
Jindřich Heisler, 1914-1953
Vladimír Hnízdo, 1906-1983
Tibor Honty, 1907-1968
Josef Istler, 1919-2000
Jiří Jeniček, 1895-1963 (写真図版なし)
Stanislava Jílovská-Fleischmannova, b. 1919 (写真図版なし)
Václav Jírů, 1910-1980
František Kalivoda, 1913-1971
Josef Kaplický, 1899-1962 (写真図版なし)
Karel Kašpařík, 1899-1968
Jindřich Koch, 1900-1943
Rudolf Kohn, 1896-1934
1433
Aki*****2月14日 16:15
【2016年度の展覧会情報】
もう少しで出てくると思うんですが、ぎりぎりまでなかなか公表されませんねえ。
1432
Aki*****2月7日 13:00
>>1133
【西洋絵画の歴史(全3巻)・続報】
>>1133
もともと、2014年4月刊行予定でしたから、ほぼ完全に諦めきっておりましたが、なんと、約2年遅れながら、(サブ)タイトルを変えて、第2巻が刊行されるそうです。
西洋絵画の歴史 2 バロック・ロココの革新
高橋 裕子 (著), 高階 秀爾 (監修)
小学館101ビジュアル新書
2016/2/1
1296円
h ttp://www.shogakukan.co.jp/books/09823027
とすると、待望の第3巻刊行ももうすぐ?
1431
Aki*****2月7日 12:59
>>1430
【戦時下日本美術年表】(再投稿)
(注)2016年1月31日(日)に、一旦次の内容を投稿しましたが、番号は付られたものの(No.1429)、内容は全く表示されませんでしたので、内容中の「URL」の間にスペースを入れて(リンクにならないようにして)再投稿します。不便ですね。
===============
2013年の刊行のようですので、新しい情報ではありませんが、恥ずかしながら最近偶然に発見しましたので、ご紹介します。
戦時下日本美術年表
飯野正仁編
藝華書院
2013.9
A4判変形 上製 横綴じ 函入り
総頁数約1,300頁
モノクロ図版約3,500点収録
定価 60,000円+税
ISBNコード ISBN978-4-904706-00-8
h ttp://geika.co.jp/book/senjika.html
h ttp://geika.co.jp/book/pamphlet/senjika.pdf
(またもや、URLが掲載できない事態になるとしたら、大変困りますが)
実物を見てはいないのですが、どうやら驚異的な内容のようです。早く見てみたいものです。
(編者は、「帝国と美術」において「〈満洲美術〉年表」を作成なさった方とのことです)
写真関係はどの程度情報として含まれているか、という点も気になるところです。
Amazonでも取り扱われておらず、また価格的に考えても、一般の公立図書館での所蔵は無理そうです。また、仮に都道府県レベルの公立図書館が所蔵していたとしても、おそらく「参考図書」として、貸出・相貸が禁止(いわゆる禁帯)されていると思いますので、極めて不便です。しかし、幸い、東京国立近代美術館の図書室にも所蔵されていますので、閲覧・コピーだけであれば容易ですね。
なお、「戦争画」という観点からも本書は重要な情報を含んでいるようです。
1430(欠番)
1429(欠番)
1428
Aki*****1月24日 13:02
>>1427
【日本におけるキュビスム】
次の展覧会が開催予定です。
日本におけるキュビスム ピカソ・インパクト
2016年11月23日〜2017年1月29日
埼玉県立近代美術館、
(鳥取県立博物館、高知県立美術館ほかに巡回予定(美術館連絡協議会))
まだまだ先の企画ですが、個人的にも待望の企画です。
勝手なことを申し上げると、どれだけ広く、キュビスムの影響をとらえることができるのか、という点が個人的な関心です。従来から、キュビスムの影響を受けた作品といわれているものだけでなく、どれだけ新しい発見がなされているか、掘り起こしがなされているか、ということに期待いたします。要するに、「こんな作家・作品があったのか!」と驚愕できるような内容になっていてほしい、ということです。
ただ、それからすると、「ピカソ・インパクト」という副題は、もしかすると、「ピカソの直接の影響」という狭い範囲でとらえようとしている可能性もうかがわせますので、やや懸念もあります。
ふと考えてみると、日本最初のキュビスム作品ともいえる、萬鉄五郎の「もたれて立つ人」が1917年なので、ほぼ100周年。そういう意味合いもある企画なのかもしれません。
なお、ピカソ最初のキュビスム作品「アヴィニョンの娘たち」は1907年ですから、もう100年以上昔、そして、日本の「もたれた立つ人」とはちょうど10年も時差があるということで、当時の情報伝達速度がいかに遅かったか、ということがうかがわれます。
1427
Aki*****1月17日 13:07
>>1426
【Re: Re: 飛行官能(恩地孝四郎展)について】
恩地のフォトグラム作品が見られるURLを、以下列挙。
これで、投稿できなくなるかもしれませんので、あえて分離しました。
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=9508
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=9509
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=9510
なお、「飛行官能」は「近代デジタルライブラリー」で見ることができます。
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1235694
1426
Aki*****1月17日 13:06
>>1425
【Re: 飛行官能(恩地孝四郎展)について】
2.それから、「onzi」と署名している作品を多く見ました。
3.また、東京国立近代美術館のサイトに作品リストが掲載されています。
http://www.momat.go.jp/am/wp-content/uploads/sites/3/2016/01/onchikoshiro_list_160107.pdf
なぜか、チラシは掲載されていません。
4.以下のページで「恩地孝四郎」で検索すれば、恩地作品の図版が40点程度見ることができます。上記「フォトグラム」も、「博物志」の作品も数点ずつ見られます。
http://search.artmuseums.go.jp/index.php
5.最後に、展覧会カタログからの情報です。
企画構成
松本透(東京国立近代美術館)
熊田司、井上芳子(和歌山県立近代美術館)
調査研究協力
桑原規子(聖徳大学)
企画運営
東京国立近代美術館:
松本透、中村麗子、三輪紘子(広報)、紀太みどり(広報)
和歌山県立近代美術館:
井上芳子、奥村一郎、藤本真名美、山下真紀(学芸補助)
会場デザイン(東京会場)
西澤徹夫(西澤徹夫建築事務所)
町田 恵(ZU ARCHITECTS)
執筆
松本透
熊田司
桑原規子
三木哲夫
井上芳子
藤本真名美
奥村一郎
青木加苗(和歌山県立近代美術館)
会期が始まったばかりですが、そこそこ混んでおりました。ご興味のある方は、ぜひとも早めに足をお運びください。
1425
Aki*****1月17日 13:05
>>1410
【飛行官能(恩地孝四郎展)について】
恩地孝四郎展。めずらしく、さっさと見に行ってきてしまいました。
なかなか素晴らしい企画・展示で、別途いろいろと書いてみたいと思いますが、今回は、『飛行官能』についてだけ。
版画に対して、恩地にとっての写真は「余技」なのかもしれませんが、恩地孝四郎の写真作品・写真関連作品には興味深いものが多いと思います。
中でも、『飛行官能』(1934年、版画荘(版畫荘))は、他人の写真作品をベースに、恩地が詩・版画・本文構成・装丁を行った、秀逸な企画。
なお、掲載されている写真は、同書本文(末尾)の記載によると、北原鉄雄(北原鐵雄)・日本航空輸送株式会社・東京朝日新聞社・大阪朝日新聞社の4者によるものだそうです。
そして、この最初の北原鉄雄(1887-1957)という人は、「写真家」としてではなく、むしろ、北原白秋の弟で、出版社アルス(旧・阿蘭陀書房)の設立者・代表者として知られているようで、芸術雑誌「ARS」また日本最初の写真雑誌「CAMERA」を創刊し、日本写真協会副会長でもあったということです。
この人について、書籍などにより、詳細な情報がでてくると面白いのですが。例えば、なぜこの『飛行官能』に写真作品を掲載することになったのか?
なお、『飛行官能』については、書籍という形式的な制約もあり、展示では全ページが見られるわけではありません(数少ない貴重な本をばらばらにしないと不可能)。にもかかわらず、展覧会カタログにおける図版が小さいことが、大きな難です。著作権の問題もあるのかもしれませんが、「詩」に大きなポイントがあるのですから、文字がしっかり読めるくらいのサイズの図版にしてほしかったものです。
ちなみに、恩地孝四郎の他の写真作品について、すぐれたフォトグラムの作品などもあり、こんなものも作成していたのか、と、自分の無知に驚きました。
また、コラージュ作品が展示作品に含まれていませんね。なぜでしょうか? 前回の『恩地孝四郎展』(1994年、横浜美術館、宮城県美術館、和歌山県立近代美術館)では、取り上げられていたような記憶があります。
写真以外について、忘れそうなのでいくつか。
1.恩地作品の場合、戦前と戦後が完全につながっています。境界がないと感じました。日本においてさえそういう美術家もいるんだと、あらためて気づかされました。
1424
Aki*****1月11日 09:15
>>1419
【URLを入れること】
「URL」の関係で、最近立て続けにトラブルが起きています。
投稿内にURLを入れたことが原因で、No.1408とNo.1412とは一旦投稿できたにもかかわらず、自動的に削除される?という理解できない事態が生じました。
また、投稿内にURLを入れたことが原因で、同様にNo.1415とNo.1418は、「非表示対象」となってしまいました。
運営側がどのような点を懸念しているのかがよくわからないので、なおさら困るのですが、単にURLを記載しただけで、投稿が消えてしまったり、「非表示」になってしまったりするのは、極めて迷惑な事態です。
というのは、どなたでもお分かりのとおり、ウエブ上には、有用な情報が数多く掲載されており、それを紹介したい、また、詳細については「他のページを参照」としたい、というケースは極めて多くあると思います。
にもかかわらず、単にURLを掲載したということが理由で、投稿に支障が生じる、すなわち、URLを投稿内容に含むことができないという状況では、投稿内容が著しく制限されることになります。どうしても必要ならば、掲載したいURLの内容を全部「コピペ」して掲載すればいい、ということなのでしょうか? それでは、もしかすると著作権の問題が生じるかもしれません。そんな、利用者に無理に、著作権の問題を起こさせるようなサービスを提供する会社にも、何らかの責任が生じるかもしれません。ひいては、このtextreamの存在自体も危うくならないとも限りません。(日本では、訴訟など起きるはずもありませんから、心配し過ぎでしょうが)
URLといっても、どれもこれもが全てダメていうことではなく、投稿できる場合もありますので、まずは、ルール(どういうURLはダメ、どういうものならOK)およびその理由を明確化して、ルールがサイト上すぐに見つけられるようにし、利用者の疑念を解いていただきたいものです。
よろしくお願いいたします。
1423
Aki*****1月3日 10:55
>>1422
【Re: Re: Re: 2015年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
ちなみに、過去の「戦前の写真史に関する5大ニュース」は、以下のとおりです。
2014年:1219(2015年1月4日)、1220(2015年1月4日)
2013年:Msg.1147 (2014/2/2)
2012年:Msg.1084(2013/1/6)
2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)
何度も書いておりますが、2012年以前は削除されてしまっていますので、見ることができません。
最後に、番外の番外1件です。
1237 3月8日 13:06 【美術出版社が民事再生の申し立て】
美術出版社さん、頑張ってください。
1422
Aki*****1月3日 10:54
>>1421
【Re: Re: 2015年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
なお本掲示板に関しては、2015年は、しつこく、目次、写真家一覧、(掲載)写真図版一覧を掲載した、という特徴がありました。リストなど冗長なだけで、何の意味があるのか、というのは、自分でも思うところですが、世の中にあまりに情報が少ないということを自ら思い知るために、あえて掲載した次第です。出版社がこういう基本的な情報をもっともっと出していっていただきたいものです。
掲載した対象は、具体的には、以下の7冊です。(リストの番号は煩雑なので、書名だけにとどめます)
・日本写真史(上・下)
・The History of European Photography, 1900-1938
・100 Spanish Photographers
・The A-Z of Spanish Photographers
・日本写真全集・第3巻
・The History of Japanese Photography
・100年前の写真で見る世界の民族衣装
特に、「The History of European Photography, 1900-1938」は驚異的な書籍で、2015年刊行であれば、当然5大ニュースに入れてしかるべきものです。(見つけるのが遅かったという意味では、当方の失態です)
このリストのせい、および1回の投稿可能文字数が3000字と以前よりも少なくなったため、本年は、投稿数がNo.1219からNo.1419までと、200件超という多さになりました。
なお、このように写真家等のリストを掲載する傾向、2016年も一部継続の可能性があります。
1421
Aki*****1月3日 10:53
>>1420
【Re: 2015年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
3.東京空襲写真集
1234 3月1日 13:08 【東京空襲写真集】
1235 3月1日 13:09 【Re: 東京空襲写真集】
1236 3月1日 13:09 【Re: Re: 東京空襲写真集】
1268 5月10日 09:21 【追加情報:東京空襲写真集】
なお、書籍の番外は次の2件です。
1.韓国写真史: 1631―1945
1249 4月12日 13:27 【韓国写真史: 1631―1945】
1250 4月12日 13:28 【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
(1251は欠番)
1252 4月14日 22:15 (【Re: 韓国写真史: 1631―1945】)
1253 4月14日 22:18 【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
1254 4月14日 22:19 【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
1262 4月25日 14:51 【Re: Re: 韓国写真史: 1631―1945】
1406 11月29日 14:19 【中国写真史-1945】
2.復刻アサヒグラフ昭和二十年
1392 9月27日 09:49 【復刻アサヒグラフ昭和二十年】
1393 9月27日 09:58 【Re:復刻アサヒグラフ昭和二十年】
以上で「5大ニュース」はおしまいです。振り返ってみると思った以上に2015年は豊作だったのではないでしょうか。数はそれほどでもなくとも、今までになかったようなテーマとか、今までなかったような密度の濃さとか、そういう傾向があったように思います。2016年も期待したいと思います。
1420
Aki*****1月3日 10:52
>>1220
【2015年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
本年もよろしくお願いいたします。
さて、恒例の「戦前の写真史に関する5大ニュース」です。
昨年2015年については、次の5つを選んでみました。従来のとおり、順位はありません。
まずは、展覧会関係2件。
1.モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現
これはきわめて画期的な展覧会です。淵上作品、また見たいものです。
関係する投稿は、以下のとおりです。
1269 5月10日 13:42 【モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
1270 5月10日 13:43 【Re: モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
1271 5月10日 13:47 【Re: Re: モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
1310 6月14日 16:15 【追加情報:モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
2.戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本
これはむしろ、書籍からご紹介したわけですが、展覧会としても好企画ですので、展覧会として取り上げます。
1324 8月2日 14:00 【戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本】
1325 8月2日 14:01 【Re: 戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本】
1348 8月2日 19:51 【戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本 目次】
1403 11月8日 12:32 日本写真史の空白
なお、展覧会の番外は次の2件です。
1311 6月14日 16:16 【林謙一(はやし けんいち、1906 -1980)】
1319 7月5日 12:36 【塩谷定好】
他方、書籍3件です。いずれも画期的な作品です。
1.広告写真のモダニズム
1232 2月22日 13:04 【広告写真のモダニズム】
2.絵画に焦がれた写真
1247 4月12日 13:25 【絵画に焦がれた写真】
1248 4月12日 13:26 【Re: 絵画に焦がれた写真】
1323 7月26日 20:33 【Re: Re: 絵画に焦がれた写真】
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)(2015年)
1419
Aki*****2015年12月28日 19:11
>>1418
【Re: Re: 関野貞と竹島卓一の写真】
大変失礼しました。この投稿を書いた時点では、ウエブサイトで紹介されていませんでしたが、今は、かなり詳しく紹介されています。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1771
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4421
「展示作品リスト 66件」も、「担当研究員の一言」もあります。
確認が不十分であったことをお詫びし、以上訂正します。
1418
Aki*****2015年12月28日 19:07
>>1417
【Re: 関野貞と竹島卓一の写真】
ご関心のある方は、ご予定下さい。ただ、火曜日14時では、会社勤務をしている者にとっては、まず行けませんが。
いずれにしても、東京国立博物館の宣伝しようという意気込みのほぼ完全な欠如は、奇異な感じをを通り越して、不気味ですらあります。
なお、この企画は、次の「東洋文化研究所付属 東洋学研究情報センター」の公募研究の成果という位置づけのようです。(次のページのリンク先の報告書にそう記載されています)
https://ricas.ioc.u-tokyo.ac.jp/joint/study_results.h26-4.html
関野貞・竹島卓一による中国史跡調査写真に関する史料学的研究
<研究者>
国立文化財機構東京国立博物館学芸研究部・調査研究課長 田良島 哲(申請者)
東京大学東洋文化研究所東アジア第一研究部門・教授 平勢 隆郎
もともとそういう性質のものなのかとも思いますが、簡単すぎる報告書で残念です。また、報告書によると、次のような書籍等が刊行されたということですが(そのこと自体は極めてすごいことです)、
・平勢隆郎・塩沢裕仁『関野貞大陸調査と現在U』(東洋文化研究所、2014年)
・平勢隆郎・塩沢裕 仁・関紀子・野久保雅紹編『東方文化学院旧蔵建築写真目録』(東京大学東洋文化研究所附属東 洋学研究情報センター叢刊17、2014年)
・田良島哲・平勢隆郎・三輪紫都香編『東京国立博物館所蔵竹島卓一旧蔵「中国史跡写真」目録』(同前センター叢刊18、2015年)(人間文化研究機 構「日本関連在外資料の調査研究・近代日本文化財保護政策関係在外資料の調査と研究」の成 果を含む。)
刊行元が一般の出版社ではない点が心配ですが、都道府県レベルのみならず、市町村レベルの公立図書館にも多く所蔵されることを期待します。
ただ、やや懸念するのは、この種の刊行物についてよく知らないので杞憂に過ぎないかもしれませんが、写真図版がどの程度収録されているだろうか、また収録されているとしてどの程度の質だろうか、という点です。もしも写真図版収録については十分に対応できていないという場合には、今回の企画も踏まえ、質の高い写真図版も多く含めた、展覧会カタログまたは書籍が刊行されることを強く願っております。
1417
Aki*****2015年12月28日 19:04
>>1407
【関野貞と竹島卓一の写真】
次の企画が開催予定です。
特集「中国史跡写真」
2016年1月2日(土)〜2月28日(日)
東京国立博物館・本館15室
このスレで東京国立博物館の企画をご紹介するというのも極めて珍しいのですが(はじめて?)、20世紀初頭から1930年代にかけて、中国各地の遺跡や建築物を捉えた写真作品の展覧会です。この企画のポイントは、何が撮影されているかというだけでなく、写真撮影をした2名、建築史家の関野貞(せきのただし、1868-1935)および遺志を継いだその弟子の竹島卓一(たけしまたくいち、1901-1992)であるという点にも焦点があてられているという点です。
竹島家から寄贈された4000点以上の写真作品から、ということながら、展示全体の中の1室のみでの展示ということですから、今回だけで考えるとあまり多くの点数を見ることはできないかもしれません。しかし、今後の展開を考えれば、大きな期待ができます。
それにしても、不思議なのは、この企画について、東京国立博物館のウエブサイトではほとんど紹介されていないということです。
例えば、展示の「年間スケジュール」を見ても何も記載されていません。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1255
「特別展」などではなく、単なる「特集」だから仕方ないのかもしれませんが、とはいえ「特集」のページを見ても、現在開催中の企画しか掲載されていません。展示が始まったら、情報が掲載されるのでしょうか?
http://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=ctg&cid=6
唯一見つかったのは、関連するギャラリートークです。
http://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8235
関野貞と竹島卓一の中国史跡写真
第二次大戦前、写真に記録された中国の遺跡や歴史的建造物のありさまを紹介します。
日程:2016年1月19日(火)
時間:14:00 〜 14:30
会場:本館-15室
講師:田良島哲(博物館情報課長)
1416(欠番)
1415
Aki*****12月20日 18:09
>>1414
【Re: ハワイ・日布時事の写真3万枚】
なお、検索で見つかった、本件に関係しそうなウエブ・サイトは以下のとおりですので、ご参照ください。
https://en.wikipedia.org/wiki/Nippu_Jiji
http://www.museum.hawaii.edu/nippu-jiji-photo-collection/
http://encyclopedia.densho.org/
ハワイ大学の美術館(または博物館? 「UNIVERSITY OF HAWAI‘I MUSEUM CONSORTIUM」)も関係しているようですから、展覧会企画も実現していただきたいものです。
なお、同大学のカレン・コサカ教授(Karen K. Kosasa)という方も参加者のようです。
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1414
Aki*****12月20日 18:09
>>1406
【ハワイ・日布時事の写真3万枚】
読売新聞の2015年12月7日(月)の夕刊に掲載されていた記事によりますと、ハワイで戦前の1895年から1985年まで刊行されていた日本語の新聞「日布時事(にっぷじじ、Nippu Jiji)」(のちに、「Hawaii Times」とも呼ばれます)関係の報道写真が約3万枚残っており、ハワイ大学のデニス・オガワ(Dennis M. Ogawa)教授がデジタル化を継続しているとのことです(Nippu Jiji Photo Archive Project)。この中には、戦前の写真作品もかなり入っていることが、新聞記事からはうかがわれます。
同教授は、1997年に写真管理のための財団を設立(The Hawaii Times Photo Archives Foundation)、今年の春からデジタル化開始、約1万枚について作業終了、完了後はインターネット公開予定、だそうです。
公開まで実現すれば、素晴らしいことです。特に期待したいのは、写真作品そのものであるとともに、(いつものとおりですが)誰が撮影したのか、そして、個々の撮影者(写真家)はどういう人々だったのか、を明らかにしていただきたいということです。これらの作品の撮影者の中には、間違いなく、日本人または日系の写真家が多数含まれているでしょう。したがいまして、個々の写真家の確認まで調査がたどり着き、それが書籍またはウエブサイトでまとめられれば、ハワイという範囲限定ではありますが、明らかに以下の書籍の次の時代を画する大成果となると確信します。
日本人写真家たちの航跡 : Japanese photography in America 1920-1940
デニス・リード(Reed, Dennis) 解説
高野育郎(1951-), 幸松菊子(1929-) 訳
JICC出版局
1986年
ISBN:4880632104
2800円
1413
Aki*****12月13日 21:23
>>1409
【東京写真研究会「研展」と「芸術写真」の形成・遠藤みゆき】URLをはずして再々投稿(1408、旧1412)
日本戦前期の写真について、次のような面白い論稿を、偶然発見しました。
東京写真研究会「研展」と「芸術写真」の形成
遠藤みゆき
早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第3分冊・2015年2月
詳細はサイトに掲載された原文をお読みいただければいいわけですが、最大のポイントは、今まであまり見られなかった、「反飯沢・金子」的写真史観を明確に打ち出そうとしている点です。すなわち、日本の「近代写真」を日本戦前期における最高の表現とし、その視点から日本の「芸術写真」を評価しているのではないか、という疑問提起をして、東京写真研究会の活動(研展、「畫集」を含む)を追っている点です。それがどこまで成功しているかの確認のために、ぜひ全文をお読みいただきたいのですが、個人的には、不満に感じます。といいますのも、東京写真研究会は、驚くべきことに1943年(昭和18年)まで研展を継続していたのですが(戦後は1948年に再開)、本稿では1922年(大正11年)の「平和記念東京博覧会ボイコット騒動」までしか書かれておらず、その後の「アカデミズムの牙城として君臨し」、しかし、「昭和期の『畫集』には、…『近代写真』的ともいえる作品が多く掲載された。研展はいつまでも「研展風」を誇示していたわけではなく、「近代写真」を吸収した新たな表現を試みつつあったものの、時代は彼らを顧みることはなかったのだろう。」という時期については、ほとんど紹介されていないからです。タイトルからしてももともとその時期は対象ではなかったのかもしれませんが、その時期の紹介なしには、その時期を「切り捨てた」飯沢・金子史観への疑問としては極めて弱いと感じる次第です。
1412(欠番)
1411
Aki*****12月13日 13:49
>>1409
>>1408
このコメントは削除された可能性があります
これは何なのでしょうか?
また、よく理解できない「禁止ワード」が含まれていたのか?
それとも、「URL」がいけないのか?
1410
Aki*****12月13日 13:46
>>1407
【Re: Re: Re: 恩地孝四郎展】
展覧会紹介のページもできました。
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/onchikoshiro/
チラシはまだかな?
なお、同館内の「ギャラリー4」でほぼ同時開催の次の展覧会も期待しています。
(でも、まだ情報がほとんどありません)
ようこそ日本へ:1920‐30年代のツーリズムとデザイン
Visit Japan: Tourism Promotion in the 1920s and 1930s
2016年1月9日[土]−2月28日[日]
東京国立近代美術館・ギャラリー4
*休館日:月曜日(1月11日は開館)、1月12日[火]
20世紀前半には定期航路や鉄道網の整備によって国境を越えた海外旅行が新しいタイプの娯楽として高い関心を集めるようになりました。旅行キャンペーンのために日本やアジアの風景や風俗を描き、人びとを旅行へといざなったグラフィックデザイナーによるポスター、グラフ誌、旅行パンフレットなどを通じて、そこに描き出された東洋のイメージを振り返ります。
1409
Aki*****12月13日 13:43
>>1408
【Re: 東京写真研究会「研展」と「芸術写真」の形成・遠藤みゆき】
ただ、これは量的な問題に大いに原因があると思います。全体で18ページ(注を除くと15ページ)というのは、あまりにも短い。本稿をさらに発展させていただき、1冊の本にまとめていただければ、必ずや日本写真史の観点からは大きな成果と評価されることになると思います。今回カバーできていない、東京写真研究会の昭和戦前期の写真作品の紹介はもちろんのこと、やはり、「畫集」掲載全作品リストとか、本研究会に関係する個々の写真家や「畫集」掲載写真家の突っ込んだ作品・経歴・思想的背景等の紹介とか、は必要ですね。そして、「東京写真研究会の戦後」も紹介されてしかるべきでしょう。
端的に申し上げれば、飯沢耕太郎・金子隆一の両氏の活躍により、逆に、初期以外の東京写真研究会の活動については、今までは、まさに誰も「顧みることはなかった」ということなのではないかと思います。致命的に間に合わなくなる前に、ぜひまとめていただきたいものです。
発想を変えて、「東京写真研究会展」へ結実させる、というアイデアもあるかもしれません。もちろん、担当すべきなのは、関東に位置する美術館ですよね。
なお、No.1247、No.1248、No.1323でご紹介した『絵画に焦がれた写真』(打林 俊・森話社)との関係を考えるのも、面白いところでしょう。
それにしても、次第に、紀要や論文集の類が無料でネット上に公開されてきているように思います。もちろん、著作権の問題はあるのでしょうが、それでも、このような方向がもっと押し進められて、情報へのアクセスが容易になればいいものだと思います。絶版の本はもちろんですが、一般に手にすることができない論文集等(大学の図書館や国立国会図書館などでしか所蔵されていないようなもの)も、古い号も含めて、ぜひどんどん電子化・公開していただきたいものです。
よろしくお願いいたします。
1408(欠番)
1407
Aki*****12月6日 09:02
>>1404
【Re: Re: 恩地孝四郎展】
やっとプレスリリースが出ました。
http://www.momat.go.jp/ge/wp-content/uploads/sites/2/2015/01/onchi_release.pdf
これで、だいたいの詳細が明らかになったわけですが、開催への期待が高まりますね。
次は、チラシに期待しましょう。今年中には出現するのではないでしょうか?
1406
Aki*****11月29日 14:19
>>1262
【中国写真史-1945】
今年『韓国写真史: 1631―1945』という翻訳書が刊行されたこと、すでにご紹介しているところですが(Nos.1249-1254(1251は欠番), No.1262)、同様の書籍の翻訳が中国に関してもなされないでしょうか?
そんな研究は中国ではまだなされていない? まさか、そんなことはないでしょう。1945年以前であっても、もちろん本1冊では不足するくらいの歴史が存在し、おそらく、中国国内においては、それについての研究もすでに様々になされていると信じています。
なお、本レスの上記タイトルでは、スタートの年を書かずにごまかしていますが、どの年からスタートしていると、設定できるでしょうか?
とにかく、韓国のあとに中国が続かないと、東南アジアや、インドなどの南アジアは全く無理でしょう。ぜひとも、韓国単独で終わらせずに、続いて行ってくれないものか、と切望しております。日本よりも状況は悪いのではないかと強く懸念しておりますが、中国も含めてアジア各国でも、1945年以前の写真を直接知っている人々が次々と亡くなっているのではないでしょうか? 急がないと手遅れになります、いや、もうすでに手遅れかもしれません。
1405
Aki*****11月22日 19:25
>>1404
【抽象絵画の起源展】
昔に同じようなテーマを出しているかもしれませんが、恩地孝四郎展の流れで。
日本というよりも、海外における抽象絵画の起源を再確認するという企画はできないものでしょうか?
テーマ的には、すでにある程度内容がしっかり固まっており、あまり新しく興味をひかないようにも思います。しかし、本当にそうでしょうか? 新しい研究もなされていると思いますが、それらがきちんと紹介されているでしょうか? テーマ自体が「古めかしい」と思いこまれてしまい、十分なフォローができていないのではないかと懸念します。
従来の定説の単なる焼き直しだけではなく、最近の研究成果も大いに参照し、新しく発見された作家や作品を大胆に取り入れたような企画を望みます。
よろしくお願いします。
1404
Aki*****11月15日 12:46
>>1349
【Re: 恩地孝四郎展】
東京国立近代美術館のウエブサイトには、なかなか情報が出てきません。
しかし、次のページを発見しましたので、ご紹介します。
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=8368
作品図版もかなり掲載されていますので、お時間ある時にご覧ください。
1403
Aki*****11月8日 12:32
>>1325
日本写真史の空白
No.1324でご紹介したIZU PHOTO MUSEUM「戦争と平和──伝えたかった日本」に関連するウエブサイトを発見しましたので、ご紹介します。
日本写真史の空白@ 戦前〜開戦。対外宣伝の始まり
http://bitecho.me/2015/09/17_359.html
日本写真史の空白A 戦中、総動員体制下のプロパガンダ
http://bitecho.me/2015/09/18_362.html
日本写真史の空白B 敗戦後の方向転換
http://bitecho.me/2015/09/19_366.html
図版も多く楽しめますので、ご紹介いたします。
(ただ、この時期を「空白」と呼ぶのは、誇張がありますね。手薄とはいえ、従来もかなりの研究は存在したのですから。とともに、もしも「空白」だということであれば、今回の企画後も、空白はまだまだ埋まっていないと言えるでしょう。)
なお、このページは、この展覧会の紹介のために作成されたページのようで、一般論として、このウエブサイトが、この時期や分野について特に詳しく紹介をしているということではないようです。
1402
Aki*****11月1日 17:51
>>1395
【20世紀前半の美術に関係する展覧会】
最近は、少し途切れているようです。(先にご紹介した「月映」展を除いて)
もっと探してみましょう。
1401
Aki*****10月25日 14:46
>>1400
【Re: Re: チラシ・ポスター・チケットなど】
と考えてきますと、まさにその展覧会を開催した各美術館で、チラシ等をどんどんと電子化して、そのサイトに掲載していただきたいものです。
もちろん、ごく一部の美術館では、最近の展覧会について、そういう動きはあります。しかし、それはごく一部の美術館でしかなされておらず、全体としてみれば優勢な動きになってきているとは決して言えません。さらに、掲載しているとしてもチラシまたはポスターがせいぜいです。(なお、従来から批判しておりますが、まったく逆に、出品作品リストすら掲載されていない美術館・美術展のウエブサイトがあり、およそ信じられません。やる気の問題なのか、情報を外部に提供しようというセンスが欠如している、ということなのか、個人的には理解できません。)
なぜ、ほとんどの美術館はチラシ等を自己のウエブサイトに掲載するというようなことをなさらないのでしょうか? そういう発想がない? せっかく自分たちが制作したものなのに、展覧会自体が終了したら、それで役目を終えてもう不要なものになってしまったと思っておられるのでしょうか? それとも、人手が足りない? しかし、PDFファイルを作成しサイトに掲載するなど、すぐにできるはずです。
まさか、著作権の問題がなお存在するのでしょうか?
ちなみに、東京都写真美術館では古いチラシをネット公開しています(これに加えて、ポスター、チケット等も掲載していただきたいものです)。この美術館でできるのであれば、一般論として、少なくとも著作権上は掲載可能なのではないでしょうか?
その他にもサイトへの掲載の障害となるような問題点があれば、むしろ教えていただきたいものです。
とにかく、個人的に危ぶんでいるのは、今この時も、チラシ等の貴重な資料がどんどんと失われていってしまっているだろうということです。
ぜひとも、美術館、ギャラリーの関係の皆さんに動いていただきたいものです。そんなに時間をかけていただく必要はありませ。それこそ、「1日1枚・1点」でいいのです。1日1枚・1点でも、1年たてば膨大な量になり、掲載の結果、おそらく半永久的に失われることはなくなるでしょう。おそらく、そんなことは不要だ、と思う美術関係のかたはいないのではないかと信じております。
よろしくお願いいたします。
1400
Aki*****10月25日 14:46
>>1399
【Re: チラシ・ポスター・チケットなど】
このままの状態では、チラシ等は、目にすることができないばかりか、どんどん失われていってしまうでしょう。これでいいのでしょうか? いけませんよね。
しかし、少し考えてみると、保存も公開もすごく簡単な方法があります。それは、すでに開設されているであろう、各美術館ホームページ、ウェブサイトに掲載するという方法です。チラシ等は、印刷して使っているものですから、特に近年であれば、すでに電子ファイルがあってもおかしくないと思います。電子ファイルがなくても、実物さえあれば、すぐに電子化できます。
ところで、すでに印刷のための電子ファイルが存在しているのだとすれば、それらは、今いったいどうなってしまっているのでしょうか?(どこに「しまって」あるのでしょうか?) どこか、よくわからないところに保管され、眠った状態になってしまっているのではないでしょうか?
なお、チラシ等の実物を持っていれば、個人でもPDFファイルを作成し、個人のサイトに掲載することは、技術的にはいとも簡単にできます(もちろん、何千枚も網羅的に、というのは無理ですが)。しかし、著作権の問題が大きく立ちはだかりますので、現実的には、個人にはできないことです。
また、ポスターなどは、サイズが大きすぎて、個人で電子化(PDF化)するのは無理でしょう。もともと電子ファイルを持っている美術館にしか、電子化は期待できないことです。
1399
Aki*****10月25日 14:44
>>1391
【チラシ・ポスター・チケットなど】
展覧会の記録という意味では、展覧会カタログが最も重要であることは間違いありません。そして、展覧会カタログであれば、公立図書館が所蔵しているというケースはまだまだ少ないと思いますが(しかし、そういう例も少なからず出てきているように思います)、各美術館の美術館図書室が普及し始めて、その展覧会カタログ蒐集も活発化してきていることから、閲覧することは比較的容易になりつつある、といってもいいでしょう。
しかし、展覧会を考える際に、展覧会カタログとともに、かなり重要なものとして、チラシ・ポスター・チケットなどがあります。他にも、ポストカードや割引券(や出品作品リストのような無料配布資料)のようなものもあります。特に、各展覧会のイメージは、展示そのものというよりも、かえってこれらチラシ、ポスターなどによりつくられて、記憶に残っている場合が多いのではないかと思います。
そして、さらに、展覧会カタログが存在しないような企画の場合には、(出品作品リストとともに)このようなチラシ、ポストカード等が唯一の記録といえます。それは、例えば、ギャラリーのようなところでは、ほとんどの場合あてはまるでしょう。
しかし、これらの資料が十分に保存がなされているとは思えません。美術館(やギャラリー)自体が保管していないとしたら、外部の個人が保存しているとはなおさら思えません。例えば、使われていないチケット(半券が切られていないチケット)など、一般の人が持っているとは思えませんし、展覧会ポスターにいたっては個人では入手すら困難だと思います。さらに、仮に、美術館にこれらチラシ等が保存されていても、閲覧が容易ではないはずです。例えば、当該展覧会が開催された美術館(の図書室?)に行って、「過去のチラシを見せてくれ」と依頼したら、見せていただけるものでしょうか? まず無理でしょう。今度、ためしに尋ねてみましょうか?
ごく一部には、セゾン美術館(西武美術館)のように、これらチラシ等のグラフィック・ワークをトータルにデザインし(田中一光、松永真など)、『新しいミュジオロジーを探る―西武美術館からセゾン美術館へ』(リブロポート、1989年)を刊行して、その中の一部にまとめているという特別な例があります。しかし、おそらくこの例だけです。あまりに特殊な例です。
1398
Aki*****10月18日 16:43
>>1397
【続・世界美術家大全】
今回取り上げた3冊につき、公表されている情報によって、取り上げられている美術家数・図版数を比べてみました。
世界美術家大全:650人超、800点超
世界アート鑑賞図鑑:1100点超
世界の美術:700人、2500点以上(ただし、この数が図版数なのかは定かではない)
いずれにしても、数だけを見ると、今回の「世界美術家大全」は見劣りがします。
それでは、何によって他の2冊をしのぐのか?
やはり、早く実物を確認したいところです。
なお、「世界の美術」の原著である「Art: The Definitive Visual Guide」は、2008年刊行です。
また、確認したところ、このスレッドでは、2009年10月18日のNo.868において、この本「世界の美術」をご紹介しています。
(とはいえ、No.868は削除されてしまっているので、その内容を確認することはできません。)
1397
Aki*****10月11日 21:56
>>1396
【Re: 世界美術家大全】
2.しかし、類書が多いのにもかかわらず、こういう本は洋書か翻訳、すなわちオリジナルの和書が存在しません。どうしてそうなってしまうのでしょうか? 海外で先にたくさん出しているんだから、それでいいじゃないか、ということなのでしょうか? なるほど、それでは、日本美術はどうするつもりなのでしょう? 日本美術についてだけでも和書で類書を出版してください、ぜひ。
本書の実物を見たのちに、詳しいご紹介をまた書きます。
1396
Aki*****10月11日 21:56
>>1393
【世界美術家大全】
次の本が11月上旬に刊行予定です。
世界美術家大全
ART a visual history
著者:ロバート・カミング(Robert Cumming)
日本語版監修者:岡部昌幸
日東書院本社
2015年10月11日
7020円(本体価格6500円)
416ページ(オールカラー)
なお、原著は、ペンギングループの英国ドーリング・キンダースレイ社(Dorling Kindersley Book、DK社)刊行(2015年)です。
ISBN-10: 1465436618
ISBN-13: 978-1465436610
以下、目次の一部です
紀元前3万年頃〜紀元1300年:先史時代から中世の美術
1300年頃〜1500年:ゴシックと初期ルネサンス
1500年頃〜1600年:盛期ルネサンスとマニエリスム
1600年頃〜1700年:バロックの時代
1700年頃〜1800年:ロココから新古典主義
1800年頃〜1900年:ロマン主義の時代から印象派の時代
1900年頃:モダニズムの時代
1970年以降:コンテンポラリー・アート
20世紀前半ではどの美術家が取り上げられているのか、実物を早く見てみたいものです。
2点だけ
1.岡部さんが監修でもあり、いい本であろうとは思いますが、最近似たような本が多いですよ。以前ご紹介した(はず)の次の2冊、さらに他にも、似たような洋書が多くある気がします。
世界アート鑑賞図鑑
ART, THE WHOLE STORY
スティーヴン・ファージング(Stephen Farthing)(編集主幹)、 樺山 紘一(日本語版監修)
東京書籍
2015年(原著は、Thames & Hudson、2010年?です)
(No.1233その他で紹介)
世界の美術
ART The Definitive Visual Guide
アンドリュー・グレアム=ディクソン(Andrew Graham-Dixon)[総監修]
樺山紘一[日本語版総監修]
河出書房新社
2009年(原著は、DK社です)
1395
Aki*****10月4日 21:17
>>1393
【Re: 月映】
最後に、和歌山県立近代美術館の特別協力、恩地ならば、この美術館が関係しないわけにはいかないでしょう。そちらへは巡回しないのでしょうか?
1394
Aki*****10月4日 21:16
>>1349
【月映(つくはえ)】
次の展覧会が開催中です。
『月映(つくはえ)』田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎 TSUKUHAÉ
会場:東京ステーションギャラリー
会期:2015年9月19日[土]―11月3日[火・祝]
休館日:月曜日(ただし9/21、10/12、11/2は開館)、10/13[火]
開館時間:10:00 − 18:00 ※金曜日は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで
入館料:一般900円 高校・大学生700円 中学生以下無料
※20名以上の団体は100円引き
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料
主催:東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)
特別協力:和歌山県立近代美術館
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/201509_tukuhae.html
No.1349でご紹介した「恩地孝四郎展」の予定もあり、2015年度は「恩地イヤー」なのかもしれません。
この企画も、遅きに失したという感じがしないではないですが、
『本展は、公刊『月映』(洛陽堂)の紹介に中心をおきながら、三人の出会い、公刊『月映』の準備期間に制作した限定の私家版『月映』、田中恭吉の死後発刊された萩原朔太郎の初めての詩集『月に吠える』(田中恭吉ペン画11点と恩地の木版画3点を収録)に関連する作品や資料など、約300点を展示します。
展覧会構成
I つくはえ前夜 三人の出会い、回覧雑誌『ホクト』、回覧雑誌『密室』
II 『月映』誕生 木版画にかける夢
III 『月映』出版 死によりて挙げらるる生
IV 『月映』のゆくえ 青春の記念碑』
ということで、期待できます。
個人的に感じる(期待する)大きなポイントは、「恩地孝四郎と月映」展ではない、すなわち、「田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎」の3人に等分の重点が置かれているであろう、という点です。
なお、ウエブページの内容については、この美術館だけの問題ではありませんが、
1.展示作品リストが掲載されていない
2.キュレーター名(担当学芸員名)が掲載されていない(誰が責任者なのかがわからない)
といういつもながらの問題があります。今後の改善を期待します。
1393
Aki*****9月27日 09:58
>>1392
【Re:復刻アサヒグラフ昭和二十年】
追加情報です。
タイトルの前に次のような言葉が付いていました。
「終戦70年永久保存版」
また、保坂氏の寄稿には、次のタイトルがついていました。
「昭和二十年のアサヒグラフから何を読みとるか」
1392
Aki*****9月27日 09:49
>>1348
【復刻アサヒグラフ昭和二十年】
次の本が刊行されています。
復刻アサヒグラフ昭和二十年 日本の一番長い年
朝日新聞出版・編
朝日新聞出版
2015
1800円(税抜き)
執筆構成:桑原涼(くわばら・すずし)
デザイン:渋沢企画
校閲:朝日新聞総合サービス出版校閲部、玄冬書林.
昭和20年に刊行されたの10冊分の「アサヒグラフ」の復刻です。
まずは、目次を掲載します。
【目次】
はじめに
第1章 年明けから沖縄戦
●昭和19年12月27日/20年1月3日合併号
●3月7日号(硫黄島)
●3月21日号(東京大空襲)
●4月25日(沖縄戦)
第2章 幻の本土決戦と終戦
●昭和20年6月25日号(特攻隊)
●7月15日号(本土決戦計画)
●8月25日号(原爆と終戦)
第3章 連合国進駐と生活の再建
●昭和20年9月5日号(連合国進駐)
●10月15日号(復興の始まり)
●12月5日号(戦後初の大相撲)
保坂正康氏特別寄稿
第1章の解説に「大衆娯楽雑誌から国策雑誌へ 戦時下の朝日新聞社 1937-1945年」という朝日新聞系のグラフ雑誌の変遷年表があって、便利です。
3点コメントを。
1.予想通りというかやむを得ないかもしれませんが、写真家名は一切記載されていません。困ったことです。
2.昭和20年は戦前でもあり戦後でもあるというのが、1つのポイントかと思いますが、その境界でアサヒグラフの内容が必ずしも大きく変わっていない(流して見ていても違和感がない)というのが、たいへん面白いですね。特に、表紙・裏表紙など、デザイン等変更されていません。
3.「黒塗り」の部分がかなりあります。「著作権の関係上、掲載を見合わせた一部の記事には網かけをしています」ということのようですが、残念です。少なくとも、内容と理由を各々明記していただきたかったですね。
このような企画の続篇を望みます。しかも、写真家名も調べ上げられた、より徹底したものを。
よろしくお願いします。
1391
Aki*****9月20日 12:40
【Re: 洋美術書店】
ところでここまで書いてきて思いましたのは、「極めて大きな(広い売り場の)書店」というのは、洋美術書(写真、建築。デザイン、インテリア、工業製品などを含む)に関しては、本当に不可能なのでしょうか?
洋美術書、英語だけではなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、東欧や北欧の各言語…が品揃えとして必要となる。これはすごいです。どれだけの広さが必要でしょうか? 日本一の広さ、世界一の広さ、それでも足りないでしょうか? そんな需要がない? 儲けにならない? ビジネスにならない? しかし、世界に冠たる東京としては、決して不可能とまでは言えないのではないでしょうか? 世界中の大きな話題となり、世界中から人が集まる、そういった書店を開店するということです。ぜひとも、2020年の東京オリンピックへ向けて、そういう洋美術書店を作っていただきたいものです。
なお、最後に、「洋」書というのは、厳密には欧米の書籍のみを意味するのでしょう。しかし、ここでの当方の意見としては、それに限らず、漢書、アラビア語の本など、東洋も当然に含む趣旨ですので、そうお考え下さい。
1390
Aki*****9月20日 12:40
【洋美術書店】
どうやら、東京の茅場町にあった「森岡書店」が閉店したようです。洋和美術書(古書含む)+ギャラリーという内容で、展示のほうは20世紀前半の日本の写真も複数回取り上げられていたので注目していたのですが、残念です。銀座の店舗だけで進めていくということなのでしょう。
他方、表参道の嶋田洋書も閉店だそうです。こちらは、すでに50年にもなるという老舗で、日本の洋書環境(需要が増えてきているのかどうかという状況)が必ずしも良くなっていないのではないか、と懸念いたします。
8月5日から9月23日まで「嶋田洋書 完全閉店セール」だそうですので、連休中にお時間のある方は是非。
これら2店がなくなっても、東京には他に何店も洋美術書を特に取り扱っている書店があるからいいではないか、というご意見もあることでしょう。しかし、個人的には、そのご意見には全く同意できません。
和書の書店については、そういうことは言えるかもしれません。すなわち、極めて大きな(広い売り場の)書店がいくつかあれば、それで足りると。しかし、洋美術書(洋書)に関しては、そんなことはありません。そもそも、あらゆる洋美術書を取りそろえるということは不可能ですので、各洋美術書店の(店主・店員の)個性が強く出てくる。簡単に言えば、A書店にある洋美術書がB書店に置いてあるとは限らず、その逆もまた真。すなわち、書店の数だけ品ぞろえが異なり、探している洋美術書の種類を考えて、さてどこに探しに行こうかな(どの店員さんに聞こうかな)、と考えなくてはならない、ということです。これは不便でもありますが(網羅的に探そう、本を見ようと思うと、存する書店すべてに行かねばならない)、ある意味では、逆に楽しみでもあります。
その結果、洋(美術)書店は数が必要だ、書店数が多ければ多いほどいい、ということになる、と思うわけです。和書店との極端な違いがここにあるのです。国際的な都市の代表の1つであるはずの東京と言えども、特筆すべき洋(美術)書店は、せいぜい10〜15店舗ほど。この状況で、「2店舗も閉店」ということがいかに痛手なのかは、ご想像いただけるかと思います。(むしろ、もっともっと増加してほしいくらいです。ただ、それだけの需要がないのでしょうか。新しい洋美術書店が開店したというような情報はなかなか聞きません。)
1389
Aki*****9月13日 23:04
【日本写真史の通史】
前にも書いたように思いますが、日本写真史の通史、それもかなり詳細なものを刊行していただきたいものです。
今、最も入手しやすい通史は、中公新書のものだと思いますが、上下本とはいえ、量的にはあまりに物足りない。
量に関するイメージとしては、最低限でも、美術出版社の『写真の歴史(ナオミ・ローゼンブラム)』(1998年)くらいのものが希望です。(その倍の量で「2分冊」になっても構いません)
そんな大部の日本写真史など、一般の人々には需要はあまりないかもしれませんが、全国津々浦々の「公立図書館」には確実に需要があります。
ただ、どの出版社が、と考えると、美術出版社が不調である現在、写真専門の出版社しか可能性がないのかもしれません。
あとは「大穴」で、岩波書店でしょうか?
1388
Aki*****9月6日 21:56
>>1377
【The History of Japanese Photography:checklistの番号とPlateの番号との対照表】
今回ご紹介した範囲(3つの章)では、checklist(展覧会で展示された作品)に挙げられた作品は、全点「Plate」として展覧会カタログに掲載されています。しかし、ふられている番号が異なる、という、ややこしいことこの上ない状況です。以下、対照表です。
checklistの番号⇒Plateの番号
66. ⇒69
67. ⇒73
68. ⇒68
69. ⇒74
70. ⇒75
71. ⇒76
72. ⇒77
73. ⇒79
74. ⇒78
75. ⇒72
76. ⇒80
77. ⇒3
78. ⇒81
79. ⇒70
80. ⇒Frontispiece
81. ⇒82
82. ⇒83
83. ⇒84
84. ⇒85
85. ⇒86
86. ⇒87
87. ⇒88
88. ⇒89
89. ⇒90
90. ⇒91
91. ⇒92
92. ⇒93
93. ⇒94
94. ⇒95
95. ⇒96
96. ⇒97
97. ⇒71
98. ⇒101
99. ⇒102
100. ⇒103
101. ⇒104
102. ⇒99
103. ⇒122
104. ⇒105
105. ⇒123
106. ⇒106
107. ⇒107
108. ⇒108
109. ⇒98
110. ⇒109
111. ⇒4
112. ⇒111
113. ⇒112
114. ⇒110
115. ⇒113
116. ⇒114
117. ⇒115
118. ⇒116
119. ⇒117
120. ⇒118
121. ⇒119
122. ⇒100
123. ⇒120
124. ⇒121
125. ⇒128
126. ⇒129
127. ⇒130
128. ⇒131
129. ⇒132
130. ⇒133
131. ⇒134
132. ⇒127
133. ⇒126
134. ⇒124
135. ⇒125
136. ⇒135
137. ⇒136
138. ⇒137
仕方がない面はあるのかもしれませんが、何とか工夫していただきたかったところです。
1387
Aki*****8月30日 13:34
>>1386
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その10
最後に、目次と、No.1125に記載していなかった書誌関連情報を追加します。
目次
はじめに 2
この本の読み方 5
ここを知れば面白い 地域別ガイド 8
Chapter 1 日々の暮らしのなかの服装 17
column 1 米国への移民に見る民族衣装 98
Chapter 2 家族の肖像、同郷の絆 101
Chapter 3 特別な日の特別なよそおい 137
Chapter 4 アッパークラスのよそおい 165
column 2 ロイヤルファミリーの衣装 184
Chapter 5 子どもの姿 187
Chapter 6 学び舎の若者たち 209
column 3 一〇〇年前の世界の制服 236
以下No.1125に記載していなかった書誌関連情報。
編集:武内太一 葛西陽子(「葛」の下の部分は正しくは「ヒ」)
デザイン:三木俊一(文京図案室)
執筆/編集協力
解説:新免光比呂、道明三保子、上羽陽子、宮脇千絵(掲載順)
協力:清水郁郎(芝浦工業大学)
編集・翻訳協力:尾澤和幸
以上、遅ればせの情報で失礼しました。
1386
Aki*****8月30日 13:33
>>1385
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その9
196 228 1926-03 Burton Holmes
197 229 * 1931-08 W. Robert Moore
198 230 1908-02 Underwood and Underwood
199 231 1908-07 David E. Hahn
200 232 * 1918撮影・未掲載 Eliza R. Scidmore
201 233 1919-06 Dorothy Vollmer
202 234 1916-08 Harriet Chalmers Adams
203 235 1922-09 Harriet Chalmers Adams
column 3
204 236a 1912-01 Photographer unknown
205 236b * 1929-10 Franklin Price Knott
206 236c 1914-01 Photographer unknown
207 237d 1925-04 Dr. Joseph F. Rock
208 237e * 1930-12 Maynard Owen Williams
209 237f 1920-04 Evangeline Booth
210 237g * 1927撮影 Jacob J. Gayer
211 237h * 1929-09 W. Robert Moore
212 237i 1914-11 何も記載なし
以上です。
贅沢な希望だとは思いますが、写真家名の記載だけではなく、さらに進んで、各写真家の経歴を掘り起こしていただければと強く希望します。それで、写真家を主体として前面に押し出した1冊の本を作ることができます。
よろしくお願いいたします。
1385
Aki*****8月30日 13:32
>>1384
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その8
172 198 * 1925撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
173 199 * 1925-11 Jules Gervais Courtellemont
174 200 1915-10 Stephen van Rensselaer Trowbridge
175 201 1910-10 H. R. Sykes
176 202 * 1919-11 Photographers unknown
177 203 1912-02 Underwood and Underwood
178 204 * 1928-09 Jules Gervais Courtellemont
179 205 * 1931-10 W. Robert Moore
180 206 * 1913-11 Dean C. Worcester
181 207 * 1911-11 Photographers unknown
182 210-211 * 1931-05 Hans Hildenbrand
183 212 * 1934-07 Gustav Heurlin
184 213 1914-02 Purchased by Gilbert H. Grosvenor
185 214-215 1917-07 Dr. Gilbert H. Grosvenor
186 216-217 1921-02 Dr. V. Sixta and Son
187 218 1912-12 Emma G. Cummings
188 219 1912-11 Theron J. Damon
189 220 1922-10 Donald McLeish
190 221 1920-01 American Colony Photographers
191 222 1921-04 J. W. Cook
192 223 1921-04 J. W. Cook
193 224 1915-10 Hester Donald Jenkins
194 225 1919-11 Maynard Owen Williams
195 226-227 * 1929-10 Franklin Price Knott
1384
Aki*****8月30日 13:31
>>1383
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その7
148 177 1912-10 Shaoching H. Chuan
149 178-179 1921-09 A. L. Shelton
150 180 * 1931-08 W. Robert Moore
151 181 1921-05 Horace Brodzky
152 182 * 1910-11 William Wisner Chapin
153 183 1912-09 Charles Martin
column 2
154 184a 1913-07 Hachette and Company
155 184b 1919-11 Frederick Simpich Sr.
156 184c 1921-05 Adam Warwide
157 185d 1912-02 David Fairchild
158 185e 1910-09 Photographers unknown
159 185f 1907-04 Eliza R. Scidmore
160 185g 1907-04 Eliza R. Scidmore
161 185h * 1931-08 W. Robert Moore
162 185i * 1929-10 Franklin Price Knott
163 188-189 * 1931-05 Hans Hildenbrand
164 190 1915-01 Edgar K. Frank
165 191 1915-04 A. W. Cutler
166 192 1915-04 Theron J. Damon
167 193 1915-10 Stephen van Rensselaer Trowbridge
168 194 1906-03 David G. Fairchild
169 195 * 1928-02 Jules Gervais Courtellemont
170 196 1914-01 Frank Edward Johnston
171 197 * 1926-09 Jules Gervais Courtellemont
1383
Aki*****8月30日 13:30
>>1382
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その6
124 148 * 1928-08 Jules Gervais Courtellemont
125 149 * 1924-08 Jules Gervais Courtellemont
126 150-151 * 1927-11 Jules Gervais Courtellemont
127 152 * 1930撮影・未掲載 Wilhelm Tobien
128 153 1914-02 A. W. Cutler
129 154 1915-04 Erdelyi
130 155 * 1930撮影・未掲載 Maynard Owen Williams
131 156-157 * 1932-03 M. Flandrin
132 158 * 1914-03 American Colony Photographers
133 159 1905-12 William Thomasfee
134 160 1912-10 Shaoching H. Chuan
135 161 1924-11 Dr. Joseph F. Rock
136 162 1921-05 Adam Warwick
137 163 1915-04 Walter L. Beasley
138 164 * 1911-11 Photographers unknown
139 166-167 1912-12 Gilbert H. Grosvenor
140 168 1919-04 Nathalie Loubovitsky
141 169 * 1927-12 Maynard Owen Williams
142 170 * 1925-11 Jules Gervais Courtellemont
143 171 * 1926-07 Jules Gervais Courtellemont
144 172 1912-02 Alexander Graham Bell
145 173 1912-02 Gilbert H. Grosvenor
146 174-175 1920-10 John Claude White
147 176 1914-04 John Claude White
1382
Aki*****8月30日 13:29
>>1381
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その5
100 121 1915-10 Stephen van Rensselaer Trowbridge
101 122 1910-10 M. Sevraguine
102 123 1914-11 Vittorio Sella
103 124 1914-11 Underwood and Underwood
104 125 1921-05 Adam Warwick
105 126 1914-04 John Claude White
106 127 1922-03 Sir George Scott
107 128-129 * 1931-07 Dr. Joseph F. Rock
108 130 1911-12 R. Powell, China Inland Mission, Tronto
109 131 1911-12 Underwood and Underwood
110 132 * 1910-11 William Wisner Chapin
111 133 1917-06 George King
112 134 1916-03 Dr. Gilbert H. Grosvenor
113 135 1915-01 C. J. Blanchard
114 136 * 1926-11 Jacob J. Gayer
115 138-139 * 1932-02 Gustav Heurlin
116 140 * 1930-07 Gustav Heurlin
117 141 * 1930撮影・未掲載 Hans Hildenbrand
118 142 * 1932-04 Hans Hildenbrand
119 143 * 1928-12 Hans Hildenbrand
120 144 * 1923撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
121 145 * 1926撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
122 146 1916-08 Photographers unknown
123 147 1909-12 Arthur Warner
1381
Aki*****8月30日 13:28
>>1380
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その4
column 1
75 98a 1907-05 Frederick C. Howe
76 98b 1917-02 Frederick C. Howe
77 98c 1907-05 Commission of immigration (Ellis Island, N.Y.)
78 99d 1917-02 Frederick C. Howe
79 99e 1917-02 Augustus F. Sherman
80 99f 1907-05 Justice Immigration and Naturalization Service
81 99g 1917-02 Frederick C. Howe
82 99h 1917-02 Frederick C. Howe
83 99i 1917-02 Frederick C. Howe
84 102-103 * 1933-03 Hans Hildenbrand
85 104 1917-07 H. S. Cresswell
86 105 1922-08 Ewing Galloway
87 106 * 1929撮影・未掲載 Hans Hildenbrand
88 107 * 1932撮影・未掲載 Hans Hildenbrand
89 108 1915-01 Emil P. Albrecht
90 109 1914-09 Photographers unknown
91 110-111 * 1924-11 Jules Gervais Courtellemont
92 112 1923-01 Clifton R. Adams
93 113 * 1934-04 Wilhelm Tobien
94 114-115 1914-02 A. W. Cutler
95 116 1912-11 Felix J. Koch
96 117 1913-07 Hachette and Company
97 118 1911-12 Lehnert & Landrock
98 119 1908-08 Photographers unknown
99 120 * 1925-08 Luigi Pellerano
1380
Aki*****8月30日 13:27
>>1379
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その3
50 72 * 1923撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
51 73 * 1929-10 Franklin Price Knott
52 74 * 1923撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
53 75 1911-01 David Fairchild
54 76 1919-02 Harrison W. Smith
55 77 * 1927撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
56 78 1907-04 Eliza R. Scidmore
57 79 1913-07 Photographer unknown
58 80 * 1931-10 W. Robert Moore
59 81 * 1934-05 W. Robert Moore
60 82 1924-11 Dr. Joseph F. Rock
61 83 1925-04 Dr. Joseph F. Rock
62 84 1911-12 China inland Mission, Toronto
63 85 1908-09 Underwood and Underwood
64 86-87 * 1910-11 William Wisner Chapin
65 88 1920-03 Taiwan Gov't Information Office
66 89 1921-07 Maynard Owen Williams
67 90 1919-12 Lomen Brothers
68 91 1921-06 Charles Martin
69 92 1914-03 A. W. Cutler
70 93 * 1926撮影 Jacob J. Gayer
71 94 * 1929-01 Jacob J. Gayer
72 95 * 1930-06 Jacob J. Gayer
73 96 1909-02 Harriet Chalmers Adams
74 97 * 1929-02 Jacob J. Gayer
1379
Aki*****8月30日 13:25
>>1378
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】その2
23 43 1908-11 Felix J. Koch
24 44 1918-12 Pauline H. Dederer
25 45 1918-12 Photographer unknown
26 45 1918-12 Photographer unknown
27 46-47 * 1932-08 Wilhelm Tobien
28 48-49 1916-09 P. Zepdji
29 50 * 1930-12 Maynard Owen Williams
30 51 * 1932-04 Maynard Owen Williams
31 52 * 1925-08 Luigi Pellerano
32 53 * 1924撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
33 54 1914-01 Photographer unknown
34 55 1914-01 Lehnert & Landrock
35 56 * 1916-09 Franklin Price Knott
36 57 1911-08 George E. Hold
37 58 1912-12 Underwood and Underwood
38 59 * 1927-12 Maynard Owen Williams
39 60 1926-12 Maynard Owen Williams
40 61 1909-12 Archibald Forder
41 62-63 1917-08 Charles K. Moser
42 64 1911-01 Samuel M. Zwemer
43 65 1914-12 Frederick Simpich
44 66 * 1922-04 Eric Keast Burke
45 67 1921-04 Photographer unknown
46 68 1913-10 George Kennan
47 69 1913-10 George Kennan
48 70 1913-10 George Kennan
49 71 1921-11 R. R. Holmes & Co.
1378
Aki*****8月30日 13:24
>>1125
【続100年前の写真で見る世界の民族衣装】
掲載された作品の写真家の一覧を掲載します。
連番, 掲載ページ, カラー作品の場合は*印, ナショナルジオグラフィック掲載号(○○年○月号), 写真家名
表紙 1922-10 Lehnert & Landrock
裏表紙 1914-02 Purchased by Gilbert H. Grosvenor
1 18-19 * 1928-10 Wilhelm Tobien
2 20 * 1930-07 Gustav Heurlin
3 21 * 1928撮影・未掲載 Wilhelm Tobien
4 22-23 * 1916-09 Franklin Price Knott
5 24 1915-01 Photographer unknown
6 25 * 1930撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
7 26 * 1931撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
8 27 * 1931-01 Jules Gervais Courtellemont
9 28 * 1926撮影・未掲載 Jules Gervais Courtellemont
10 29 1909-12 Authur Warner
11 30 1914-11 Dr. Gilbert H. Grosvenor
12 31 * 1933撮影・未掲載 Gustav Heurlin
13 32 1926-08 Maynard Owen Williams
14 33 1921-02 Maynard Owen Williams
15 34 * 1927-06 Hans Hildenbrand
16 35 1914-10 A. W. Cutler
17 36 1916-09 Erdelyi
18 37 * 1932-08 Wilhelm Tobien
19 38-39 1908-12 Felix J. Koch
20 40 1914-10 Photographer unknown
21 41 1914-10 Photographer unknown
22 42 1913-03 Katrice Nicolson
1377
Aki*****8月23日 17:00
>>1376
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その16
なお、「The Age of Modernism: From Visualization to Socialization」のessayの横に、次の4点の参考図版が掲載されています。
1. p148: Koishi Kiyoshi, March ON!, 1930, Reproduced rom Asahi Camera, October 1930
2. p150: Abe Yoshifumi (Nobuya), Night Work—Objet, 1938, Produced by Tsuchiya Yoshio, Gelatin-silver photograph, National Museum of Modern Art, Tokyo
3. p151: Murata Jitsuichi, Untitled, ca. 1939, Reproduced form Photo Times, February 1940
4. p152: About a Farmhouse, 1939, Gelatin-silver photograph, Sakata Kiyo
少なくとも今回ご紹介した部分にあたる、他の2件のessayのページには参考図版がないので、なぜこの部分にだけ参考図版があるのか、不思議ですね。
1376
Aki*****8月23日 17:00
>>1375
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その15
Internationalization, Idividualism, and the Institutionalization of Photography
181-207 (snip)
以上ですが、何点か気づいたことを。
1.名前の記載が「氏+名」の順になっておりますが、名字全体を大文字表記としないと、どちらが名字かそうでないかが混乱するのではないかと危惧します。
2.見た記憶がないような作品が含まれています。例えば、次の4点など。海外の所蔵であったり、家族所蔵であったりするので、目にしたことがなかったのかもしれません。
105. Shiihara Osamu (1905-74), Remembering, ca. 1938, Gelatin-silver photograph, 30.2x25.2, The Museum of Fie Arts, Houston, museum purchase with funds provided by the S. I. Morris Photography Endowment, 2000.99
122. Takahashi Wataru (1900-1944), Untitled, 1939, Gelatin-silver photograph, 29.8x25.1, Takahashi family collection, Fukuoka City
123. Hisano Hisashi (1903-46), Untitled, 1939, Gelatin-silver photograph, 30.4x25.4, Hisano family collection, Fukuoka Prefecture
125. Horino Masao (1907-99), May 1, 1932, Gelatin-silver photograph, 20x29.7, Horino family collection, Tokyo
3.ハナヤ勘兵衛の作品No.108のタイトルの英訳! 残念ながら「何デエー」という感じが伝わらないですね
4.花和銀吾の例の作品No.111のサイズは3次元表記ですね。
1375
Aki*****8月23日 16:59
>>1374
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その14
135. Various artists, Nippon, 1937, Accordion book, (Tokyo Kokusai Bunka Shinkōkai produced by Nippon Kōbō), photographs by Natori Yōnosuke, Kimura Ihee, Harino masao, Watanabe Yoshio, Domon ken and others, 27.5x30.5, Private collection, Tokyo
136. Domon Ken (1909-90), Right Hand and Left hand of the Sitting Image of Buddha, Shakyamuni in the Hall of Miroku, Murōji, Nara, 1942-43, Two gelatin-silver photographs, 32.7x24.2 (two each), The Museum of Modern Art, New York, gift of the photographer, 318.76 and 319.76
137. Hamaya Hiroshi (1915-99), Singing During the Torioi Ceremony, Niigata, 1940, Gelatin-silver photograph, 19.9x30, Kawasaki City Museum
138. Hayashi Shigeo (1918-2002), Panorama of Hiroshima, September 1945, Gelatin-silver photograph printed 1995, 42x447.2, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
The Evolution of Postwar Photography
139-180 (snip)
1374
Aki*****8月23日 16:58
>>1373
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その13
131. Shiihara Osamu (1905-74), Nap, from the Wandering Jew series, 1941, Gelatin-silver photograph, 35.7x43.2, The Museum of Fie Arts, Houston, museum purchase with funds provided by James and Franci Neely Crane, 2000.64
132. Various artists, Front, nos. 1-2 (Tokyo; Tōhōsha), 1942, Magazine, gravure printing, 41.9x29.6, Private collection, Tokyo
133. Various artists, Nippon, no. 5 (Tokyo; Nippon Kōbō), 1935, Magazine, half-tone printing, photographs on exhibit by Natori Yōnosuke [1910-62] to illustrate “L’Armée de sa majesté”, 37.2x26.8, Private collection, Tokyo
134. Various artists, Shashin shūhō (Photo Weekly)1, no.1, (Tokyo: Cabinet Information Bureau), Feb 16, 1938, Magazine, gravure printing, cover photograph on exhibit by Kimura Ihee [1901-74], 29.7x21.1, Private collection, Tokyo
1373
Aki*****8月23日 16:57
>>1372
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その12
Realism and Propaganda: The Photographer’s Eye Trained on Society
125. Horino Masao (1907-99), May 1, 1932, Gelatin-silver photograph, 20x29.7, Horino family collection, Tokyo
126. Horino Masao (1907-99), Beggar, 1932, Gelatin-silver photograph, 22x14.5, Horino family collection, Tokyo
127. Kuwabara Kineo (b. 1913), Morinaga Candy Store, Owari-chō, Kyōbashi [Chūō] Ward, 1936, Gelatin-silver photograph, 27x40.4, Artist
128. Kuwabara Kineo (b. 1913), Kōjimachi, Kudan 2-chōme [Chiyoda-ku, Kuda Kita], 1936, Gelatin-silver photograph, 19.3x26.8, Artist
129. Yasui Nakaji (1903-42), Window, from the Wandering Jew series, 1941, Gelatin-silver photograph, 42.3x32.6, On deposit at Hyōgo Prefectutal Museum of Art, Kōbe
130. Yasui Nakaji (1903-42), Profile, from the Wandering Jew series, 1941, Gelatin-silver photograph, 32.2x25.2, On deposit at Hyōgo Prefectutal Museum of Art, Kōbe
1372
Aki*****8月23日 16:56
>>1371
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その11
119. Yamamoto Kansuke (1914-87), The Developing Thought of a Human…Mist and Bedroom and, 1932, Hand-colored collage of newspaper and magazine pages and gelatin-silver photograph, 28.1x20.7, Nagoya City Art Museum
120. Ei-Q (1911-60), Work D, 1937, Collage of magazine pages mounted on black paper, 26.8x23.5, National Museum of Modern Art, Tokyo
121. Ei-Q (1911-60), Untitled, from the Reason of Sleep series, 1936, Gelatin-silver photograph, 26.7x22.7, Yokohama Museum of Art
122. Takahashi Wataru (1900-1944), Untitled, 1939, Gelatin-silver photograph, 29.8x25.1, Takahashi family collection, Fukuoka City
123. Hisano Hisashi (1903-46), Untitled, 1939, Gelatin-silver photograph, 30.4x25.4, Hisano family collection, Fukuoka Prefecture
124. Hisano Hisashi (1903-46), Untitled, 1930s, Gelatin-silver photograph, 30.2x25.4, Hisano family collection, Fukuoka Prefecture
1371
Aki*****8月23日 16:55
>>1370
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その10
114. Koishi Kiyoshi (1908-57), Shoka shinkei (Early Summer Nerves), 1933, Book, zinc-plate cover, half-tone printing (Osaka: Naniwa Photography Club), 37.6x29.6, Private collection, Tokyo
115. Shimozato Yoshio (1907-81), Mesemu zoku: Chōgenjitsushugi shashinshū (Genus Mesemb. [Mesembryanthemum]: Surrelist Photography Collection), 1940, Book, half-tone parinting (Nagoya: self-publisded), 18.3x12.8, Private collection, Tokyo
116. Sakata Minoru (1902-74), Crisis, 1938, Gelatin-silver photograph, 55.9x46.2, On deposit at Nagoya City Art Museum
117. Sakata Minoru (1902-74), Untitled, n.d., Gelatin-silver photograph, 46.6x56.7, On deposit at Nagoya City Art Museum
118. Yamamoto Kansuke (1914-87), Untitled (variant of Bird Cage of the Temple), 1940, Gelatin-silver photograph, 30.2x24.8, Nagoya City Art Museum
1370
Aki*****8月23日 16:54
>>1369
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その9
109. Hirai Terushichi (1900-1970), Fantasies of the Moon, 1938, Hand-painted gelatin-silver photograph, 39.4x31.9, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
110. Hirai Terushichi (1900-1970), Life, 1938, Hand-painted gelatin-silver photograph, 39.1x33, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
111. Hanawa Gingo (1894-1957), Complex Imagination, ca. 1938, Collage of photographs, canvas, newspaper, wood, and metal and plastic objects, 39.2x45.2x2.4, Private collection, Osaka
112. Koishi Kiyoshi (1908-57), Drunken Dream, Fatigue, 1936, Gelatin-silver photograph, 20.1x28.2, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
113. Koishi Kiyoshi (1908-57), Life of a Cast-off, from the Half-World series, 1940, Gelatin-silver photograph, 44.5x34.1, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
1369
Aki*****8月23日 16:53
>>1368
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その8
103. Shimamura Hōkō (1890-1944), Still Life, ca. 1940, Gelatin-silver photograph, 24.1x29.6, National Gallery of Canada, Ottawa
104. Yasui Nakaji (1903-42), Water, 1931, Gelatin-silver photograph, 41.6x54.6, Hyōgo Prefectutal Museum of Art, Kōbe
105. Shiihara Osamu (1905-74), Remembering, ca. 1938, Gelatin-silver photograph, 30.2x25.2, The Museum of Fie Arts, Houston, museum purchase with funds provided by the S. I. Morris Photography Endowment, 2000.99
106. Nakayama Iwata (1895-1949), Untitled, 1935, Gelatin-silver photograph, 28.8x19.7, Ashiya City Museum of Art and History, Hyōgo Prefecture
107. Nakayama Iwata (1895-1949), Eve, 1940, Gelatin-silver photograph, 46x34.2, On deposit at Ashiya City Museum of Art and History, Hyōgo Prefecture
108. Hanaya Kambei (1903-91), What of it? 1937, Gelatin-silver photograph photomontage, 21.3x16.2, On deposit at Hyōgo Prefectutal Museum of Art, Kōbe
1368
Aki*****8月23日 16:52
>>1367
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その7
The Age of Modernism: From Visualization to Socialization
98. Horino Masao (1907-99), Tempo, from The Character of Greater Tokyo (published in Chūō kōron, October 1931: art direction by Itagaki Takao), Gravure printing, 22.1x28, Private collection, Tokyo
99. Furukawa Narutoshi (1900-1996), Montage, 1931,
A. Gelatin-silver-print collage,28.4x35.5, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
B. Gelatin-silver-print collage,31.4x36.8, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
100. Nojima Yasuzō (1889-1964), Woman (Model F.), 1931, Bromoil photograph, 39.2x32.2, The National Museum of Modern Art, Kyoto
101. Nojima Yasuzō (1889-1964), Miss Hosokawa Chkako, 1932, Bromoil photograph, 41.4x27.6, The National Museum of Modern Art, Kyoto
102. Nojima Yasuzō (1889-1964), Woman, 1933, Gelatin-silver photograph, 55.7x45, The National Museum of Modern Art, Kyoto
1367
Aki*****8月23日 16:51
>>1366
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その6
92. Tamura Sakae (1906-87), White Flower, 1931, Gelatin-silver photograph, 26.1x21.3, Pentax Camera Museum, Mashiko, Tochigi Prefecture
93. Fuchikami Hakuyō (1889-1960), Circle and Human Body Construction, 1926, Collotype reproduction (originally appeared in Hakuyō 5, N0.6, 1926), 15.4x15.3, Private collection, Tokyo
94. Fuchikami Hakuyō (1889-1960), Still Life, 1924, Brown-toned gelatin-silver photograph, 22x27.2, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
95. Fuchikami Hakuyō (1889-1960), Still Life, 1924, Brown-toned gelatin-silver photograph, 23.4x29, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
96. Tsusaka Jun (1900-1963), Bridge, 1926, Collotype reproduction (originally appeared in Hakuyō 5, N0.6, 1926), 18.7x14, Private collection, Tokyo
97. Okada Chūji (1909-77), Man, 1936, Gelatin-silver photograph, 55x43.8, On deposit at Nagoya City Art Museum
1366
Aki*****8月23日 16:51
>>1365
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その5
87. Takayama Masataka (1895-1981), Still Life, 1925, Gelatin-silver photograph, 19.7x17.1, Tow prints, one of which is the property of the, Tokyo Metropolitan Museum of Photography and the other of which is on deposit there
88. Arima Mitsugi (1897-1969), Picture of Gourds, 1926, Gelatin-silver photograph, 25.2x25.2, Arima family collection, on deposit at the Tokyo Metropolitan Museum of Photography
89. Yamamoto Makihiko (1893-1985), Painters, 1927, Gelatin-silver photograph with oil pigment, 19.3x15.3, Yokohama Museum of Art
90. Yamamoto Makihiko (1893-1985), Strolling Priest, 1927, Gelatin-silver photograph with oil pigment, 27.7x22.9, Yokohama Museum of Art
91. Shiotani Teikō (1899-1988), Landscape with Weather Report, 1931, Gelatin-silver photograph with oil pigment, 24.5x24.6, Shimane Art Museum, Shimane Prefecture
1365
Aki*****8月23日 16:48
>>1364
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その4
82. Fukuhara Shinzō (1883-1948), Billboard, No.10 from the series Paris et la Seine, 1913-21, Gelatin-silver photograph, 20x25.5, On deposit at Shōtō Museum of Art, Tokyo
83. Fukuhara Shinzō (1883-1948), Untitles, 1927, Gelatin-silver photograph, 30x22.5, On deposit at Shōtō Museum of Art, Tokyo
84. Fukuhara Shinzō (1883-1948), Spring, Okutama, 1930, Gelatin-silver photograph, 28.4x21.4, Shiseidō Corporate Museum/Shiseidō Art House, Kakegawa, Shizuoka Prefecture
85. Fukuhara Rosō (1892-1946), Zinc Wall, Kōgai-chō, 1935, Gelatin-silver photograph, 24x18.4, Shiseidō Corporate Museum/Shiseidō Art House, Kakegawa, Shizuoka Prefecture
86. Fukuhara Rosō (1892-1946), Wisteria, 1937, Gelatin-silver photograph, 33.8x25.9, Shiseidō Corporate Museum/Shiseidō Art House, Kakegawa, Shizuoka Prefecture
1364
Aki*****8月23日 16:47
>>1363
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その3
75. Ogawa Gesshū (1891-1967), Doro Gorge, 1927, Bromoil photograph, 26.4x56.8, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
76. Ogawa Gesshū (1891-1967), Mikan orchard on a Knoll, 1925, Bromoil photograph, 33.6x52.8, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
77. Fukumori Hakuyō (1887-1942), Solitary Walker, 1925, Bromoil photograph, 24.4x37, Private collection, on deposit at Tokyo Metropolitan Museum of Photography
78. Fukumori Hakuyō (1887-1942), Baby Sitter, 1924, Bromoil photograph, 35.7x35.9, Private collection, on deposit at Tokyo Metropolitan Museum of Photography
79. Umesaka Ōri (1900-1965), Smoking City, 1924, Gum-bichromate photograph, 30.4x40.5, Yokohama Museum of Art
80. Umesaka Ōri (1900-1965), Pumpkin, 1930, Gum-bichromate photograph, 30.5x38.7, Yokohama Museum of Art
81. Umesaka Ōri (1900-1965), Bamboo Forest, n.d., Gum-bichromate photograph, 31x39, Yokohama Museum of Art
1363
Aki*****8月23日 16:46
>>1362
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】その2
69. Nojima Yasuzō (1889-1964), Muddy Sea, 1910, Gum-bichromate photograph, 17.3x24.4, The National Museum of Modern Art, Kyoto
70. Yoshino Makoto (1884-1946), Unknown Flowers, 1912, Gum-bichromate photograph, 30.5x38.7, Yoshino family collection, on deposit at Nagareyama Municipal Museum, Chiba Prefecture
71. Hidaka Chōtarō (1883-1926), Spring on Kisoji (the Kiso Road), 1920, Gum-bichromate photograph, 27.2x40.4, Hidaka family collection, on deposit at Nagoya City Art Museum
72. Hidaka Chōtarō (1883-1926), Birch Trees, 1924, Gum-bichromate photograph, 27.6x38.5, Hidaka family collection, on deposit at Nagoya City Art Museum
73. Ōhashi Matsutarō (1891-1941), Autumn in the Country Village, 1929, Gum-bichromate photograph, 21.7x28.3, Ōhashi family collection, on deposit at Nagoya City Art Museum
74. Masuko Aitarō (1882-1968), Seashore, 1922, Gum-bichromate photograph, 32.3x41.6, Nagoya City Art Museum
1362
Aki*****8月23日 16:45
>>1361
【The History of Japanese Photographyで取り上げられた作品リスト】
掲題の本、以前にもご紹介したことがあるのではないかと思いますが、日本写真史を網羅的に取り扱っている洋書(展覧会カタログ)で、日本ではこれを超えるような単行書が刊行されたことがないという、皮肉な状態が今もなお継続しています。
さて、『日本写真全集』第3巻に続いて、取り上げられた作品のリストを掲載します。ただし、「掲載図版リスト」ではありませんので、書籍に掲載されている図版と順番が異なります(付されているPlate番号とは違う。別途対照表を作成したいと思います)。ご注意いただきますよう、よろしくお願いします。
Exhibition Checklist(サイズの単位はcmです。なお、インチによる記載もあるのですが、省略しました)
The Early Years of Japanese Photography
1-65 (snip)
The Origins and Development of Japanese Art Photography
66. Kurokawa Suizan (1882-1944), Untitled, ca. 1906, Gelatin-silver photograph, 55x40, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
67. Kurokawa Suizan (1882-1944), Untitled, n.d., Gelatin-silver photograph, 57.3x42, Tokyo Metropolitan Museum of Photography
68. Kurokawa Suizan (1882-1944), Mount Fuji, n.d., Gelatin-silver photograph, 41.7x56.7, mouted on silk and paper hanging scroll (kekejiku), Kurokawa Kaeko, Kyoto
1361
Aki*****8月16日 16:17
>>1360
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その12
175. ポートレート ヘルマー・レルスキー(Helmar Lerski 1871-1956) 『世界写真全集 別巻』(1959年刊)より 1929
176. 「レダと白鳥(フォトモンタージュ)」 モホリ=ナギ 『foto-auge』より 1925
177. フォトグラム モホリ=ナギ 『MOHOLY-NAGY: Photographs and Photograms』より 1928ごろ
178. 「失業者」 アウグスト・ザンダー(August Sander 1876-1964) 『August Sander』(1977年刊)より 1928
179. 「コンストルクチオン」 村山知義(Murayama Tomoyoshi 1901-1964) 東京国立近代美術館蔵 c. 1922
180. 『撮影・作画の新技法』ケース(1936年刊)
181. 「新緑の大阪城」 小石清 『撮影・作画の新技法』より 1934
182. 「ピストン狂躁」 小石清 『撮影・作画の新技法』より 1934
183. レイヨグラフ マン・レイ(Man Ray 1890-1976) 『マン・レイ写真集』(1981年刊)より 1923
カバー表 「創造主の機械観」(部分) 花和銀吾 中森三弥蔵
カバー裏 「Circus(山根曲馬団)」(部分) 安井仲治 安井仲雄蔵
No.148以降は、小さなサイズのいわば「参考」図版です。
なお、制作年(書籍、雑誌等ではなく写真作品そのものの場合)、技法(ブロムオイルなど)、サイズの3点については、「図版リスト」には掲載されておらず、作品掲載ページを参照しなければなりません。
また、書籍や雑誌から複写しているケースでは、当たり前ですが、技法およびサイズは記載されていません。さらに、複写ではないにもかかわらず、一部、技法およびサイズが記載されていない作品もあります(No.4、159、161、162、163、173など)。
しかし、この程度の情報もネット上に存在しないかと思うと、悲しくなります。
1360
Aki*****8月16日 16:16
>>1359
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その11
153. 「溶鉱炉」 レンガー=パッチュ(Albert Renger-Patzsch 1897-1966) 『Photographen der 20er Jahre』より 1929
154. 「歓喜」 上田備山 『光』より 1935-39
155. 「ひびき」 小石清 『撮影・作画の新技法』(1936年刊)より c. 1934
156. 「流レ」 阿部芳文 『ファトタイムス』(1939年2月号)より 1939
157. フォトグラム 永田一脩 『ファトタイムス』(1939年3月号)より 1939
158. 『カメラ・眼×鉄・構成』表紙 1932刊
159. 「甲板偶見」 安井仲治 安井仲雄蔵 1924
160. 「眺める人々」 安井仲治 『東京写真研究会画集第16集』(1925年刊)より 1925
161. 題名不詳(車輪) 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d.
162. 「海辺」 安井仲治 安井仲雄蔵 1938
163. 「Circus(女)」 安井仲治 安井仲雄蔵 c. 1940
164. 「進め」 小石清 『アサヒカメラ』(1930年10月号)より 1930
165. 「シルウェット」 植田正治(Ueda Shoji 1913-) 『日本写真史1840-1945』(1971年刊)より 1936
166. 「静物」 今井滋(Imai Shigeru) 『フォトタイムス』(1939年8月号)より 1939
167. 『メセム属』表紙 1940刊
168. 『光画』創刊号表紙(1932年刊)
169. 『光画』についてのメモ 野島康三自筆手帳より 星和子蔵
170. 「女」 野島康三 『光画』(1932年刊1巻3号)より 「写真 女の顔・20点」出品 1932
171. 「詰将棋」 木村伊兵衛 『光画』(1933年刊2巻1号)より 1933
172. 「レヴューを見る 東京松竹楽劇」 渡辺義雄 『フォトタイムス』(昭和7年10月号)「カメラウヮーク」より
173. ニューヨークの建物 中山岩太 中山正子蔵 1920
174. 「主婦」 E・O・ホッペ(E. O. Hoppe 1878-1972) 『ホッペ写真傑作集』(1927年刊)より
1359
Aki*****8月16日 16:15
>>1358
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その10
140. 「看板風景」 飯田幸次郎 『光画』(1932年刊1巻1号)より 1932
141. 「……」(帽子のクリーニング屋) 木村伊兵衛(Kimura Ihee 1901-75) 『光画』(1932年刊1巻5号)より 1932
142. 「窓」 木村伊兵衛 『光画』(1932年刊1巻6号)より 1932
143. 「人形師の家」 桑原甲子雄(Kuwabara Kineo 1913-) 桑原甲子雄蔵 1937 ゼラチン=シルバー・プリント 29.2x19.3
144. 「夜の目」 阿部芳文(Abe Yoshibumi 1913-71) 『フォトタイムス』(1939年4月号)より 1939
145. 「外国行通信写真の一部」 名取洋之助(Natori Yonosuke 1910-62) 『光画』(1933年刊2巻10号)より 1933
146. 「手」 濱谷浩(Hamaya Hiroshi 1915-) 濱谷浩蔵 1932 ゼラチン=シルバー・プリント 23.9x17.9
147. 「陶工 菊揉み」 土門拳(Domon Ken 1909-) 土門拳写真研究所蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 29.3x23.9
148. 「映画と写真国際展」のポスター 『Film und Foto der Zwanziger Jahre』(1979年刊)より ドイツ・シュトゥットガルト 1929
149. 「洪水の後」 ジョン・ハートフィールド(John Heartfield 1891-1968) 『foto-auge』(1929年刊)より 1929ごろ フォトモンタージュ
150. 「ロシア博覧会」のポスター エル・リシツキー(El Lissitzky 1880-1941) 『foto-auge』より 1929
151. 『フォト・アウゲ』表紙 『foto-auge』(1929年刊)より
152. 「人形」 モホリ=ナギ(L. Moholy-Nagy 1895-1946) 『MOHOLY-NAGY: Photographs and Photograms』(1980年刊)より 1926
1358
Aki*****8月16日 16:13
>>1357
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その9
124. 「室内」 長谷川三郎(Hasegawa Saburo 1906-57) 甲南高等学校(長谷川三郎記念室)蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 30.4x24.5
125. 「笑えぬ事実」 瑛九 東京国立近代美術館蔵 1937 フォトコラージュ 28x23.2
126. 題名不詳(フォト・デッサン) 瑛九 杉田都蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 30.2x25.2
127. 「尨大なる優美」 青木春雄(Aoki Haruo) 『光画』(1932年刊1巻1号)より 1932
128. 「店頭商品(底鉄)」 飯田幸次郎(Iida Kojiro) 『フォトタイムス』(1931年9月号)より 1931
129. 「鉄橋」 堀野正雄(Horino Masao 1907-) 『カメラ・眼×鉄・構成』(1932年刊)より 1930-31
130. 「優秀船に関する研究」 堀野正雄) 『カメラ・眼×鉄・構成』より 1930-31
131. 「瓦斯・タンク」 堀野正雄 『カメラ・眼×鉄・構成』より 1930-31
132. 「葉」 渡辺義雄(Watanabe Yoshio 1907-) 『フォトタイムス』(1931年5月号)より 1931
133. 「……」(臥す裸体) 光墨弘(Mitsuzumi Hiroshi 1909-77) 『光画』(1932年刊1巻5号)より 1932
134. 「細川ちか子」 野島康三(Nojima Yasuzo 1889-1964) シカゴ美術館寄託 1932 ブロムオイル印画 41x27.5
135. 「女」 野島康三 シカゴ美術館寄託 1932 ブロムオイル・トランスファー 40x32
136. 「……」(脚) 野島康三 『光画』(1933年刊2巻5号)より 1933
137. 「……」(ヘッドライトとクラクション) 佐久間兵衛(Sakuma Hyoe 1907-82) 『光画』(1932年刊1巻4号)より 1932
138. 「レコード」 堀不佐夫(Hori Fusao 1897-1982) 『光画』(1932年刊1巻6号)より 1932
139. 「無題」(下町と人物) 飯田幸次郎 『光画』(1933年刊2巻7号)より 1933
1357
Aki*****8月16日 16:12
>>1356
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その8
108. 「The door」『メセム属』より 下郷羊雄(Shimozato Yoshio) 『メセム属』(1940年刊)より 1940
109. 『メセム属』より 下郷羊雄 『メセム属』より 1940
110. 『メセム属』より 下郷羊雄 『メセム属』より 1940
111. 「作品A 自然より」 田島二男(Tajima Tsugio 1903-) 田島二男蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 46.4x45.9
112. 「無題」(球体) 坂田稔(Sakata Minoru 1904-73) 坂田喜代蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 56.6x46.3
113. 題名不詳(ひび割れ) 坂田稔 坂田喜代蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 55.8x45.5
114. 「球体について」 坂田稔 坂田喜代蔵 1939 ゼラチン=シルバー・プリント 45.7x56.4
115. 題名不詳(竹の断面) 坂田稔 坂田喜代蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 46.6x56.6
116. 「危機」 坂田稔 坂田喜代蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 55.7x45.9
117. 「作品」 山本悍右(Yamamoto Kansuke 1914-) 山本悍右蔵 1939 ゼラチン=シルバー・プリント 17.5x22.5
118. 「ある極」 後藤敬一郎(Goto Keiichiro 1918-) 後藤敬一郎蔵 1939 ゼラチン=シルバー・プリント 30x12.8
119. 「海の精」 高橋渡(Takahashi Wataru 1900-44) 『日本写真年鑑』(1939年刊)より 1939
120. 題名不詳(5個の石) 高橋渡 高橋昭太郎蔵 1939 ゼラチン=シルバー・プリント 30.2x25.2
121. 「DUET」 高橋渡 高橋昭太郎蔵 1937 ゼラチン=シルバー・プリント 29x25
122. 「構成」 吉崎一人(Yoshizaki Hitori 1912-84) 吉崎田鶴子蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 14.8x12.3
123. 「火の山」 永田一脩(Nagata Isshu 1903-) 『フォトタイムス』(1939年7月号)より 1939
1356
Aki*****8月16日 16:12
>>1355
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その7
93. 「キャピトル」 中山岩太 中山正子蔵 1933 ゼラチン=シルバー・プリント 28.9x21.4
94. 「蝶」 中山岩太 大束元によるプリント 1935 ゼラチン=シルバー・プリント 29.1x20.7
95. 「たつの落し子」 中山岩太 大束元によるプリント 1935 ゼラチン=シルバー・プリント 26.4x18.9
96. 「……」(歯車と鎖) 中山岩太 中山正子蔵 1932 ゼラチン=シルバー・プリント 30.5x25.4
97. 「イーブ」 中山岩太 中山正子蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 46x34.2
98. 「……」(貝) 紅谷吉之助(Benitani Kichinosuke 1898-1946) 『光画』(1932年刊1巻1号)より 1932
99. 「鯛」 紅谷吉之助 『アサヒカメラ』(1932年6月号)より 1932
100. 無題(ダンサー) 紅谷吉之助 兵庫県立近代美術館寄託 1934 ゼラチン=シルバー・プリント 15.7x10.2
101. 無題(フォトモンタージュ) 松原重三(Matsubara Juzo 1900-62) 『写真月報』(1935年1月号)より 1935
102. 「48号工場」 松原重三 兵庫県立近代美術館寄託 1934 ゼラチン=シルバー・プリント 27x23.1
103. 「……」(歯車) 三浦義次(Miura Yoshitsugu 1904-) 『光画』(1932年刊1巻1号)より 1932
104. 「……」 三浦義次 『光画』(1933年刊2巻3号)より 1933
105. 「光」 ハナヤ勘兵衛(Hanaya Kanbee 1903-) 兵庫県立近代美術館寄託 1930 ゼラチン=シルバー・プリント 23.4x16.9
106. 「何デエー」 ハナヤ勘兵衛 兵庫県立近代美術館寄託 1937 ゼラチン=シルバー・プリント 16.6x12.8
107. 「船A」 ハナヤ勘兵衛 兵庫県立近代美術館寄託 1930 ゼラチン=シルバー・プリント 24.7x19.2
1355
Aki*****8月16日 16:11
>>1354
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その6
76. 「細胞」 天野隆一(Amano Ryuichi 1902-) 中藤譲蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリントに着色 37.5x28.8
77. 題名不詳 瑛九(Ei Kyu 1911-60) 杉田都蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリントに着色 27.1x22.4
78. 「静物」 中山岩太(Nakayama Iwata 1895-1949) 中山正子蔵 1925 ゴム印画 24.5x19.5
79. 「ニューヨークの街」 中山岩太 中山正子蔵 1920-25 ゼラチン=シルバー・プリント 24.5x19.8
80. 「イースト・リバー」 中山岩太 中山正子蔵 1920-25 ゼラチン=シルバー・プリント 20x26.6
81. 舞台風景 中山岩太 中山正子蔵 1927 ゼラチン=シルバー・プリント 19.5x24.6
82. パイプとマッチ 中山岩太 中山正子蔵 1927 ゼラチン=シルバー・プリント 29.9x23.9
83. スペイン風景 中山岩太 中山正子蔵 1926 ブロムオイル印画 23.9x30.1
84. スペイン風景 中山岩太 中山正子蔵 1926 ブロムオイル印画 30.1x23.9
85. スペイン風景 中山岩太 中山正子蔵 1926 ゼラチン=シルバー・プリント 19x13.5
86. スペイン風景 中山岩太 中山正子蔵 1926 ゼラチン=シルバー・プリント 19x13.5
87. スペイン風景 中山岩太 中山正子蔵 1926 ゼラチン=シルバー・プリント 17.6x13.6
88. 「上海から来た女」 中山岩太 中山正子蔵 1932 ゼラチン=シルバー・プリント 16x11.5
89. 「女」 中山岩太 中山正子蔵 1933 ゼラチン=シルバー・プリント 55.5x40
90. 女の顔 中山岩太 中山正子蔵 1920-25 ゼラチン=シルバー・プリント 23x18.3
91. 「……」(踊り子) 中山岩太 中山正子蔵 1932 ゼラチン=シルバー・プリント 29x21.4
92. パイプとグラスと舞台 中山岩太 中山正子蔵 1932 ゼラチン=シルバー・プリント 21.3x27
1354
Aki*****8月16日 16:09
>>1353
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その5
60. 半世界9 「静謐」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 37.5x28.4
61. 半世界10 「曼荼羅」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 32.8x43.8
62. 「……」(ビン) 花和銀吾(Hanawa Gingo ?-1957) 『光画』(1932年1巻2号)より 1932
63. 「……」(家) 花和銀吾 『光画』(1932年2巻5号)より 1933
64. 「ソラリゼイション」 花和銀吾 『フォトタイムス』(1937年3月号)より 1937
65. 「曲線」 矢野敏延(Yano Toshinobu) 本庄光郎蔵 c. 1935 ゼラチン=シルバー・プリント 42x54.7
66. 「禅寺」より 服部義文(Hattori Yoshibumi) 本庄光郎蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 43x35.4
67. 「風景」 村田米太郎(Murata Yonetaro 1907-43?) 本庄光郎蔵 c. 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 33.8x42.5
68. 「エレクトロン」 小林鳴村(Kobayashi Meison) 本庄光郎蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 37.2x27.6
69. 「光の生殖」 浅野洋一(Asano Yoichi) 本庄光郎蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 42.9x31
70. 「GO STOP」 佐溝勢光(Samizo Seiko) 『カメラ』(1936年6月号)より 1931
71. 「エピローグ」 金澤基雄(Kanazawa Motoo) 『光』より 1935-39
72. 「創造主の機械観」 花和銀吾 中森三弥蔵 c. 1937-38 フォトコラージュ 39.2x45.2
73. 「モード」 平井輝七 本庄光郎蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリントに着色 42x30
74. 「月の夢想」 平井輝七 本庄光郎蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリントに着色 39.6x31.9
75. 「バレー」 中藤敦(Nakafuji Atsushi 1902-65) 中藤譲蔵 1939 ゼラチン=シルバー・プリントに着色 40x43
1353
Aki*****8月16日 16:08
>>1352
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その4
41. 『初夏神経』表紙(1933年刊) 本庄光郎蔵 1933 アルミニウム板 37x28
42. 初夏神経1 「誘惑・鉄の情熱」 小石清(Koishi Kiyoshi 1908-57) 『初夏神経』より 1932
43. 初夏神経2 「悲しき現実・憂鬱な地球の回転」 小石清 『初夏神経』より 1932
44. 初夏神経3 「オー太陽・光の搏動」 小石清 『初夏神経』より 1932
45. 初夏神経4 「暴力・機械のテクニツク」 小石清 『初夏神経』より 1932
46. 初夏神経5 「リズム・機械のテクニツク」 小石清 『初夏神経』より 1932
47. 初夏神経6 「眩惑・ヘツドライト」 小石清 『初夏神経』より 1932
48. 初夏神経7 「初夏の女・ねばつこい性欲体」 小石清 『初夏神経』より 1932
49. 初夏神経8 「自己凝視・ひしひしとくい入つてくるもの」 小石清 『初夏神経』より 1932
50. 初夏神経9 「驚異・胎動するもの」 小石清 『初夏神経』より 1932
51. 初夏神経10 「上昇する意志・新しく支配するもの」 小石清 『初夏神経』より 1932
52. 半世界1 「洪水」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 38x30.3
53. 半世界2 「戦勝記念物」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 27.1x20
54. 半世界3 「肥大した戦敗記念物」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 29.3x23.7
55. 半世界4 「舞台 インフレーション」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 34.3x34
56. 半世界5 「世紀の記念塔」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 48.8x36
57. 半世界6 「黙劇」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 32x44.1
58. 半世界7 「象と鳩」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 29.4x32.5
59. 半世界8 「抜殻の挙動」 小石清 本庄光郎蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 44.6x34.3
1352
Aki*****8月16日 16:07
>>1351
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その3
29. 題名不詳(包丁とバケツ) 椎原治 椎原豊蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 35x45
30. 「Construction」 椎原治 椎原豊蔵 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 48.4x30.3
31. 「女」 寺田保(Terada Tamotsu) 『光』(1940年刊)より 1935-39
32. 「風」 平井輝七(Hirai Terushichi 1900-79) 本庄光郎蔵 c. 1938 ゼラチン=シルバー・プリント 45.5x33.5
33. 「顔」 平井輝七 『光』より 1935-39
34. 「休息」 上田備山(Ueda Bizan 1887-1984) 『光』より 1935-39
35. 「マヌカン」 川崎亀太郎(Kawasaki Kametaro 1902-) 『光』より 1935-39
36. 「ランプの顔」 池宮清二郎(Ikemiya Seijiro 1914-) 池宮清二郎蔵 c. 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 30.5x24.7
37. 「夢の再生装置」 本庄光郎(Honjo Koro 1907-) 本庄光郎蔵 c. 1937-38 ゼラチン=シルバー・プリント 18.1x24.2
38. 「花」 木村勝正(Kimura Katsumasa 1899-1974) 『光』より 1937
39. 「母の手」 河野徹(Kono Tetsu 1907-1984) 河野慶三蔵 1935 ゼラチン=シルバー・プリント 40.6x28.1
40. 「煙突」 河野徹 河野慶三蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 45.5x34.9
1351
Aki*****8月16日 16:06
>>1350
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】その2
10. 「相尅」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1931
11. 題名不詳(秋刀魚) 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 26.4x37
12. 題名不詳(縫う妻) 安井仲治 安井仲雄蔵 c. 1934 ゼラチン=シルバー・プリント 20.8x14.6
13. 「斧と鎌」 安井仲治 安井仲雄蔵 1936 ゼラチン=シルバー・プリント 36x29
14. 「帽子」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1936
15. 題名不詳(頭骨) 安井仲治 安井仲雄蔵 棚橋紫水によるプリント n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 37.9x26.6
16. 題名不詳(背広) 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 42.2x30.9
17. 「海浜」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1936
18. 題名不詳(荷車) 安井仲治 安井仲雄蔵 棚橋紫水によるプリント n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 30.8x33.1
19. 「浅春」 安井仲治 安井仲雄蔵 1937 ゼラチン=シルバー・プリント 31.4x37.4
20. 「磁気」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1940
21. 題名不詳(鉄板と風景) 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 27.7x24.3
22. 「スピード」 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 26.6x40.7
23. 題名不詳(屋上) 安井仲治 安井仲雄蔵 n.d. ゼラチン=シルバー・プリント 38.5x30.8
24. 「蛾」 安井仲治 安井仲雄蔵 1934 ゼラチン=シルバー・プリント 24.8x32.9
25. 「上賀茂にて 月」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1941
26. 「流氓ユダヤ」 安井仲治 安井仲雄蔵 1941 ゼラチン=シルバー・プリント 32.4x26.4
27. 「窓」 「流氓ユダヤ」より 安井仲治 安井仲雄蔵 1941 ゼラチン=シルバー・プリント 42.3x32.6
28. 「流氓ユダヤ」より 椎原治(Shiihara Osamu 1905-74) 椎原豊蔵 1941 ゼラチン=シルバー・プリント 35.8x43.2
1350
Aki*****8月16日 16:05
>>1348
【日本写真全集・第3巻の「図版リスト」】
日本写真全集(全12巻、小学館、1986年-1988年)、刊行後すでに25年が経過していますが、未だにこれを超えるような文献が出てきていません。
写真に関する文献は、ご存じのとおりたくさん公刊されてはいますが、細分化がなされ(その結果、この日本写真全集で扱い切れていない内容も対象とされるようになってきているのは、大変好ましいことではありますが)、また、大型企画は避けられる傾向があるのか、日本写真史全体を大物量によりカバーしようというアイデアは、今後もしばらく、まったく実現する見込みはないように感じます。
ただ、その状況は状況として、この日本写真全集の内容が優れていることは間違いなく、なお、その価値は薄れていません。
特に、20世紀前半ということであれば、第2巻・芸術写真の系譜、第3巻・近代写真の群像、第7巻・都市の光景(戦前部分のみ)が重要です(もちろん、他の巻でもたいてい20世紀前半の作品が取り扱われていますから、軽視はできません)。
その中でも、とりわけ、第3巻が、1925年-1940年頃の新興写真・前衛写真を対象としており、その収録図版の内容から見ても、他の書籍・資料では見ることができないものも多数含まれており、今の時点でも注目が必要だと考えています。
以下、掲載されている図版リストを掲げますので、ご参考になれば幸いです。
(サイズはcm)
1. 「分離派建築 其周囲」 安井仲治(Yasui Nakaji 1903-42)安井仲雄蔵 1922 ブロムオイル印画 27.6x20.6
2. 「猿廻しの図」 安井仲治 『安井仲治作品集』(1942年刊)より 1925
3. 「農夫」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1927
4. 「メーデーの写真」 安井仲治 安井仲雄蔵 棚橋紫水によるプリント 1931
5. 「旗」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1931
6. 「雪」 安井仲治 安井仲雄蔵 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 31x43,8
7. 「Circus(山根曲馬団)」 安井仲治 安井仲雄蔵 c. 1940 ゼラチン=シルバー・プリント 32.1x41.4
8. 「犬」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1934
9. 「水」 安井仲治 『安井仲治作品集』より 1931
1349
Aki*****8月9日 20:45
>>1319
【恩地孝四郎展】
まだ先ですが、次の展覧会が開催予定です。
恩地孝四郎展
東京国立近代美術館
2016年1月13日[水]−2月28日[日]
本格的な回顧展としては、横浜美術館, 宮城県美術館, 和歌山県立近代美術館で開催した1994以来ではないかと。
木版画はもちろんとして、写真、ブックデザインなども紹介されるということで期待できます。
決定版となるような展覧会カタログも期待します。
1348
Aki*****8月2日 19:51
>>1325
【戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本 目次】
短気なので、待ちきれずに目次を投稿します。
◎<報道写真>のあけぼの 005
民間と政府外郭団体の<報道写真> 006
・『NIPPON』 008
・『TRAVEL IN JAPAN』 022
・折本『日本』 026
・国際文化振興会による対外宣伝 030
・写真壁画 034
・オリンピック招致 042
◎プロパガンダの時代 045
戦略的対外宣伝への歩み 046
・『LIFE』の視線 048
・博覧会・展覧会を舞台に 054
・変貌する対外宣伝 066
・『FRONT』 072
・大陸へ誘う国内向けグラフ誌 078
・大東亜共栄圏向けグラフ誌 080
◎総動員体制下の写真 085
写真人と報国写真 086
・『写真週報』 088
・統廃合期の写真雑誌 104
・写真グラフが伝える国策 106
◎敗戦、そして占領 111
東京・広島・長崎の廃墟と敗戦112
・幻の『FRONT』 114
・天皇と写真 140
・東方社の戦後 148
・『LIVING HIROSHIMA』 152
◎冷戦の時代 163
<報道写真>の継続と冷戦 164
・『週刊サンニュース』 166
・岩波写真文庫 174
・『記録写真 原爆の長崎』 176
・『ザ・ファミリー・オブ・マン』展 178
REPORTAGE PHOTOS
・一九三〇年代の社会と文化 014
・戦時体制下の日本 058
・前線の兵士 096
・空襲と帝都 120
・原爆の惨状を記録する 126
・敗戦の現実 160
・焦土の生活 168
VIEWPOINT OF AUTHORS
・三つ巴のライバル 白山眞理 185
・<報道写真>の廃墟 小原真史 190
人物紹介 197
関連年表 198
各項目別脚注 199
以上です。
なお、「人物紹介」に掲載されているのは次の17名で、それほど目新しい人はおりません。
木村伊兵衛
伊奈信男
岡田桑三
原弘
名取洋之助
渡辺義雄
土門拳
山名文夫
河野鷹思
林謙一
金丸重嶺
亀倉雄策
小柳次一
山端庸介
菊池俊吉
林重男
山端祥玉(1887-1963)
1347
Aki*****8月2日 15:46
>>1346
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その22
727 . Maillart, Ella
728 . Martin, Germaine
729 . Matter, Herbert
730 . Meerkämper, Emil
731 . Mettler, Ernst
732 . Mischol, Domenic
733 . Mittelholzer, Walter
734 . Ruf, Camille
735 . Ruhé, Carl
736 . Schmidhauser, Eugenio
737 . Schuh, Gotthard
738 . Senn, Paul
739 . Spelterini, Eduard
740 . (Schweizer, Eduard)
741 . Spreng, Robert
742 . Stankowski, Anton
743 . Staub, Hans
744 . Stauder, Hermann
745 . Steiner, Albert
746 . Tuggener, Jakob
747 . Wehrli, Bruno
Ukraine
748 . Bolotov, Mikhail
749 . Demutsky, Daniil
750 . Fedetsky, Alfred
751 . Ivanytsky, Oleksiy
752 . Khmelevsky, Jozef
753 . Kasarev, Boris
754 . Mezer, Franz de
755 . Mokrycky, Miron
756 . Petrov, Nikolai
757 . Sotnyk, Dan
758 . Yermilov, Vasyl
全758名
1346
Aki*****8月2日 15:45
>>1345
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その21
688 . Eriksén. Dagmar
689 . Flodin, Ferdinand
690 . Fries, Carl
691 . Goodwin, Henry B.
692 . Hamnqvist, Herman
693 . Heilborn, Emil
694 . Hübinette, Gösta
695 . Kaudern, Axel
696 . Lundh, Gunnar
697 . Malmberg, Gunnar
698 . Mesch, Emil Ragnar Borg
699 . Rahmn, Albert Wilhelm
700 . Ranch, Mathilda
701 . Riwkin-Brick, Anna
702 . Rosenberg, C. G.
703 . Runnquist, Inga
704 . Sandels, Karl
705 . Sjöbeck, Mårten
706 . Strindberg, August
707 . Thomasson, Nils
708 . Thorin, Johan E.
709 . Wahlberg, Arne
Switzerland
710 . Ballmer, Theo
711 . Bill, Binia
712 . Boissonnas, Frédéric
713 . Bosshard, Walter
714 . Cyliax, Walter
715 . Dietrich, Adolf
716 . Donetta, Roberto
717 . Finsler, Hans
718 . Frey, Theo
719 . Gaberell, Jean
720 . Geiser, Karl
721 . Heiniger, Ernst A.
722 . Hubacher, Carl Theodor
723 . Hürlimann, Martin
724 . Linck, Philipp
725 . Linck, Ernst
726 . Lüdin, Emil
1345
Aki*****8月2日 15:44
>>1344
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その20
Slovenia
649 . Berthold, Avgust
650 . Brinšek, Bogumil
651 . Černiogoj, Avgust
652 . Ferjan, Franc
653 . Grossmann, Karol
654 . Klenenčič, Milan
655 . Kocjančič, Karlo
656 . Kocjančič, Peter
657 . Krašovec, Fran
658 . Pelikan, Josip
659 . Pfeifer, Marjan
660 . Pilon, Veno
661 . Ravnik, Janko
662 . Repič-Watzke, Jela
663 . Skerlep, Janko
664 . Smolej, Slavko
665 . Stepančič, Eduard
666 . Vertin, Janko
667 . Vesel, Fran
Spain
668 . Abarca, Pere Casas
669 . Aizpúrua, José Manuel
670 . Arissa, Antoni
671 . Cánovas, Antonio
672 . Casas, Gabriel
673 . Echagüe, José Ortiz
674 . Godes, Emili
675 . Gomis, Joaquim
676 . Iñigo, Carlos
677 . Lekuona, Nicolás de
678 . Masana, Jesep
679 . Pic, Pere Català
680 . Renau, Josep
681 . Renom, Miguel
682 . Sala, Josep
683 . Terradas, Esteve
Sweden
684 . Bäckström, Helmer
685 . Berg, Bengt
686 . Bergne, Herman
687 . Cronqvist, Gustav W.
1344
Aki*****8月2日 15:42
>>1343
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その19
613 . Glišić, Dragomir
614 . Janović, Zvonimir
615 . Jovanović, Vojislav
616 . Klajić, Gvozden
617 . Marjanović, Risto
618 . Matić, Dušan
619 . Nikolić, Marko
620 . Šoša, Svetozar Nikolić
621 . Petrović, Mihailo
622 . Ristić, Marko
623 . Simić, Aleksandar
624 . Simonović, Radivoj
625 . Stanojević, Djordje
626 . Stevanović, Vojislav
627 . Stojanović, Marko
628 . Šafranski, Alexandar
629 . Tchernoff, Samson
630 . Valić, Ljubiša
631 . Vočo, Nikola
632 . Živanović, Noe, Radojica
633 . Živanović, Stevan - Bor, Vane
Slavakia
634 . Alexander, Vojtech
635 . Blühová, Irena
636 . Divald, Karol
637 . Dohnány, Miloš
638 . Funke, Jaromír
639 . Hofer, Jozef
640 . Kiefer, Emil
641 . Kiefer, Ladislav
642 . Kollár, František
643 . Malík, Viliam
644 . Matz, Gustáv
645 . Plicka, Karol
646 . Protopopov, Sergej
647 . Socháň, Pavol
648 . Tamáš, Štefan
1343
Aki*****8月2日 15:41
>>1342
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その18
586 . Prokudin-Gorski, Sergey Mikhailovich
587 . Rodchenko, Alexander Mikhailovich
588 . Shagin, Ivan Mikhailovich
589 . Shaikhet, Arkady Samoylovich
590 . Shapiro, Konstantin Alexandrovich
591 . Sherling, Miron Abramovich
592 . Shishkin, Arcady Vasilievich
593 . Shokhin, Vladimir Nikolaevich
594 . Shokin, Leonid Vladimirovich
595 . Shterenberg, Abram (Avram) Petrovich
596 . Shtertser, Naum
597 . Skurikhin, Anatoly Vasilievich
598 . Sokornov, Vasily Nikandrovich
599 . Svishchov-Paola, Nikolai Ivanovich
600 . Teleshov, Andrey Nikolaevich
601 . Telingater, Solomon Benedictovich
602 . Trakhtenberg, David Mikhailovich
603 . Trapagny, Anotoly Ivanovich
604 . Tules, Solomon (Semyon)
605 . Ulitin, Vasily Ivanovich
606 . Zelma, Georgy Anatolievich
607 . Zimin, Grigory
Serbia
608 . Becić, Vladimir
609 . Bihali, Pavle
610 . Cvijić, Jovan
611 . Dedinac, Milan
612 . Djordjević, Vojin
1342
Aki*****8月2日 15:39
>>1341
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その17
560 . Khalip, Yakov Nikolaevich
561 . Khlebnikov, Alexander Vladimirovich
562 . Klepikov, Petr Vladimirovich
563 . Klutsis, Gustav Gustavovich
564 . Knorring, Oleg
565 . Langman, Eleazar Mikhailovich
566 . Lemberg, Regina (Evgenia) Grigorievna
567 . Lipskerov, Georgy Abramovich
568 . Lisitsky, El (Lazar Markovich)
569 . Lobovikov, Sergey Alexandrovich
570 . Markov-Grinberg, Mark Borisovich
571 . Mazurin, Aleksey Sergeevich
572 . Metenkov, Veniamin Leontievich
573 . Mey, Albert Henrich Ivanovich
574 . Mrozovskaya, Elena Lukinichna
575 . Nappelbaum, Ida Moiseevna
576 . Nappelbaum, Moisey Solomonovich
577 . Nordman, Natalia Borisovna
578 . Nostits, Ivan Grigorievich
579 . Otsup, Petr Adolfovich
580 . Pavlov, Petr Pavlovich
581 . Penson, Max Zakharovich
582 . Petrov, Nikolai Alexandrovich
583 . Petrov, Nikolai Makarovich
584 . Petrusov, Georgy Grigorievich
585 . Prekhner, Mikhail
1341
Aki*****8月2日 15:38
>>1340
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その16
530 . Manakia, Milton
531 . Mandy, Franz
532 . Mezey, Mihály
533 . Nielsen, Christian
534 . Oliva, Ion
535 . Reiter, Virgil
536 . Roşu, Alexandru
537 . Ţaţu, Nicolae
538 . Ulrich, Constantin
539 . Viţă, Ion
Russia
540 . Alpert, Max Vladimirovich
541 . Andreev, Nikolai Platonovich
542 . Barshchevsky, Ivan Fedorovich
543 . Bulla, Karl Karlovich
544 . Bulla, Viktor Karlovich
545 . Debabov, Dmitri Georgievich
546 . Demutsky, Daniil Porfirievich
547 . Dmitriev, Maxim Petrovich
548 . Eliseev, Boris Sergeevich
549 . Eremin,Yuri Petrovich
550 . Ermakov, Dmitri Ivanovich
551 . Fisher, Karl (Avgust) Andreevich
552 . Friedlyand, Semyon Osipovich
553 . Grinberg, Alexander Danilovich
554 . Gryuntal, Vladimir
555 . Ignatovich, Boris Vsevolodovich
556 . Ignatovich, Elizaveta
557 . Ignatovich, Olga Vsevolodovna
558 . Ivanov-Alliluev, Sergey Kuzmich
559 . Karelin, Andrey Osipovich
1340
Aki*****8月2日 15:36
>>1339
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その15
493 . Tyszkiewicz, Benedykt Henryk
494 . Wański, Tadeusz
495 . Węcławski, Anatol
496 . Wieczorek, Antoni
497 . Witkiewicz, Stanisław Ignacy (Witkacy)
498 . Zakrzewski, Aleksander
499 . Zdanowski, Edmunt
Portugal
500 . Alvão, Domingos
501 . Benoliel, Joshua
502 . Cunha, Ferreira da
503 . Fonseca, Arnaldo
504 . Martins, João
505 . Novaes, António
506 . Novais, Mário
507 . Paz dos Reis, Aurélio da
508 . San Payo, Manuel Alves de
509 . Worm, Júlio
Romania
510 . Auerlich, Wilhelm
511 . Bellu, Alexandru
512 . Berman, Iosif
513 . Brancusi, Constantin
514 . Brassaï
515 . Buzdugan, Nicolae
516 . Capşa, Gheorghe
517 . Chevallier, Adolph
518 . Cios, Tadeus
519 . Cristea, Nicolae
520 . Fischer, Emil
521 . Fucs, Samuel
522 . Grunberg, Moriţ
523 . Haimovici, Herman
524 . Ionescu, Nicolae
525 . Lonyai, Etienne
526 . Maksai, Ion
527 . Maksay, George
528 . Mladenovici, Ştefan
529 . Manakia, Ianakis
1339
Aki*****8月2日 15:34
>>1338
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その14
Moldova
458 . Grekulov, Alexander F.
459 . Kondratsky, Pavel M.
460 . Ostermann, Frantzcitch Franz
461 . Ostermann, Iosifovna Albina
462 . Rotenberg, Shleoma
Norway
463 . Andersen, Elsa Garmann
464 . Blehr, Thomas
465 . Eide, Waldemar
466 . Piro Wilhelm
467 . Remfeldt, Aage
468 . Renbjør, Harald
469 . Schwitters Ernst
470 . Wilse, Anders Beer
471 . Wilson, Ralph
Poland
472 . Bednarczuk, Władysław
473 . Berman, Mieczysław
474 . Brzeski, Janusz Maria
475 . Bułhak, Jan
476 . Cyprian, Tadeusz
477 . Dederko, Marian
478 . Dederko, Witold
479 . Dobrzański, Lukasz
480 . Gardulski, Boleslaw
481 . Groer, Franciszek
482 . Hiller, Karol
483 . Krzywobłocki, Alexander
484 . Kurusza-Worobiew, Jan
485 . Lelewicz, Kazimierz
486 . Mikolasch, Henryk
487 . Neuman, Jan Alojzy
488 . Podsadecki, Kazimierz
489 . Romer, Witold
490 . Szczuka, Mieczysław
491 . Świtkowski, Józef
492 . Themerson, Stefan
1338
Aki*****8月2日 15:33
>>1337
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その13
426 . Pedrotti, Enrico
427 . Griva, Domenico Riccardo Peretti
428 . Pastorel, Adolfo Porry
429 . Rey, Guido
430 . Sansoni Guglielmo (Tato)
431 . Sella, Vittorio
432 . Sommariva, Emilio
433 . Veronesi, Luigi
Latvia
434 . Bauls, Kārlis
435 . Buclers, Mārtiņš
436 . Dulbe, Artūrs
437 . Eizenšteins, Sergejs
438 . Feders, Jūlijs
439 . Johansons, Roberts
440 . Klucis, Gustavs
441 . Lakše, Kārlis
442 . Lapiņš Mārtiņš
443 . Ridzenieks, Vilis
444 . Rieksts, Jānis
445 . Sams, Martiņš
446 . Spunde, Dāvis
447 . Šmits, Pēteris
448 . Tisē, Eduards
449 . Žakerts, Gustavs
Lithuania
450 . Augustinas, Vytautas
451 . Bulhak, Jan
452 . Buračas, Balys
453 . Fleury, Stanislaw Filibert
454 . Jurašaitis, Alexandras
455 . Kolupaila, Steponas
456 . Laucius, Kazys
457 . Mongirdaitė Paulina
1337
Aki*****8月2日 15:32
>>1336
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その12
390 . Magnússon, Ólafur
391 . Ólafsson, Magnús
392 . Sigurgeirsson, Vigfús
393 . Thorsteinsson, Gunhild
394 . Zoëga, Sigriður
Ireland
395 . Bigger, Francis Joseph
396 . Browne, Francis Patrick mary
397 . Clark, John Joseph
398 . Cooke, John
399 . Cashman, Joseph
400 . French, Robert
401 . Green, William Alfred
402 . Hogan, W.D.
403 . Hogg, Alexander R.
404 . Hogg, David James
405 . Jolly, John
406 . Keogh, Brendan
407 . Lawrence, William Mervin
408 . McKinney, William Fee
409 . Shaw, Rose
410 . Synge, John Millington
411 . Watson, Hery Cecil
412 . Welch, Robert John
413 . Westropp, Thomas J.
Italy
414 . Bologna, Achille
415 . Bragaglia, Anton Giulio
416 . Bricarelli, Stefano
417 . Carell, Ghitta
418 . Carrese, Vincenzo
419 . Castagneri, Mario
420 . Depero, Fortunato
421 . Luxanrdo, Elio
422 . Masoero, Filippo
423 . Morpurgo, Luciano
424 . Vais, Mario Nunes
425 . Parisio, Giulio
1336
Aki*****8月2日 14:16
>>1335
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その11
352 . Lendvai-Dircksen, Erna
353 . Lerski, Helmar
354 . Man, Felix H.
355 . Moholy, Lucia
356 . Moholy-Nagy, Laszlo
357 . Munkácsi, Martin
358 . Perscheid, Nicola
359 . Peterhans, Walter
360 . Renger-Patzsch, Albert
361 . Retzlaff, Erich
362 . Salomon, Erich
363 . Sander, August
364 . Stone, Sasha
365 . Umbo
Greece
366 . Empeirikos, Andreas
367 . Chroussachi, Maria
368 . Kourbetis, Kiriakos
369 . Nelly's
370 . Papazoglou, Leonidas
371 . Poulidis, Petros
372 . Tsakirakis, Vasilis
373 . Vafiadakis, Giorgos
374 . Zografos, Nikos
Hungary
375 . Balogh, Rudolf
376 . Bárány, Nándor
377 . Escher, Károly
378 . Haarm Ferenc
379 . Kálmán, Kata
380 . Kertész, André
381 . Munkácsi, Márton
382 . Pécsi József
383 . Székely, Aladár
384 . Vadas, Ernő
Iceland
385 . Arnórsson, Halldór E.
386 . Brynjólfsson, Pétur
387 . Eymundsson, Sigfús
388 . Guðmundsson, Loftur
389 . Kaldal, Jón
1335
Aki*****8月2日 14:15
>>1334
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その10
France
315 . Abbott, Berenice
316 . Albin-Guillot, Laure
317 . Atget, Jean Eugène Auguste
318 . Boiffard, Jacques-André
319 . Brassaï (Gyula Halász)
320 . Cahun, Claude
321 . Capa, Robert
322 . Demachy, Robert
323 . Henri, Florence
324 . Kertész, André
325 . Kollar, François
326 . Krull, Germaine
327 . Lartigue, Jacques-Henri
328 . Lotar, Eli
329 . Maar, Dora
330 . Parry, Roger
331 . Puyo, Émile Joachim Constat
332 . Ray, man
333 . Sougez, Emmanuel
334 . Tabard, Maurice
335 . Ubac, Raoul
336 . Zola, Emile
337 . Zuber, René
Germany
338 . Arning, Eduard
339 . Bayer, Herbert
340 . Consemüller, Erich
341 . Dührkoop, Rudolph
342 . Erfurth, Hugo
343 . Eugene, Frank
344 . Graeff, Werner
345 . Hausmann, Raoul
346 . Heartfield, John
347 . Hilsdorf, Jacob
348 . Höch, Hannah
349 . Hoffmann, Heinrich
350 . Hofmeister, Oscar
351 . Hofmeister Theodor
1334
Aki*****8月2日 14:14
>>1333
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その9
Finland
280 . Aho, Heikki
281 . Backman, Impi
282 . Brander, Signe Viola
283 . Brückner, Hanns
284 . Cajander, Henrik
285 . Desarnod, Auguste Joseph
286 . Donner, Kai
287 . Gallen-Kallela, Akseli
288 . Granö, Johannes Gabriel
289 . Hedenström, Osvald
290 . Iffland, Heinrich
291 . Inha, Into Konrad
292 . Karhumäki, Niilo
293 . Krohn, Julius
294 . Liebert, Petter Christoffer
295 . Mäkinen, Eino
296 . Neupert, Carl
297 . Nyblin, Daniel
298 . Nybom, Alfred
299 . Paavolainen, Olavi
300 . Pälsi, Sakari
301 . Paulaharju, Samuli
302 . Pietinen, Aarne
303 . Poutiainen, Paavo
304 . Poutvaara, Matti
305 . Rehnström, Fredrik
306 . Schohin, Wladimir
307 . Setälä, Vilho
308 . Sirelius, U.T.
309 . Soldan, Nils Björn
310 . Ståhlberg, K.E.
311 . Strindberg, August
312 . Tenhovaara, Aarne
313 . Timirjasev, Ivan
314 . Wallin, Väinö
1333
Aki*****8月2日 14:12
>>1332
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その8
242 . Salomon, Erich
243 . Schuitema, Paul
244 . van Moerkerken, Emiel
245 . Witsen, Willem Arnolds
246 . Wolf, Hans
247 . Zwart, Piet
248 . Zweers, Berend
Estonia
249 . Epner, Elmar
250 . Gustavson, Oskar
251 . Hintzer, Karl (Hinto)
252 . Indus, K.
253 . Jurich, Alex
254 . Kaljo, Caesar
255 . Kalm, Artur
256 . Käosaar, Otto Edgar
257 . Kesa, Ernst
258 . Kompus, Hanno
259 . Lais, Bernhard
260 . Malm, Harry (Aleksander Fritz)
261 . Mülber, Johannes
262 . Nyländer, Nikolai
263 . Olbrei, Richard
264 . Pääsuke, Johannes
265 . Parikas brothers
266 . Parikas, Georg Johannes and Parikas, Peeter
267 . Russow, Edmund
268 . Saal, Andres
269 . Sarap, Carl
270 . Soosaar, Hans Wilhelm
271 . Thomson, August
272 . Treufeldt, Aadu
273 . Triefeldt, Jahanna
274 . Vanaveski, Hans
275 . Vannas, August
276 . Viikholm, Oskar
277 . von der Ley
278 . Walter, Lemberg
279 . Zapp. Walter
1332
Aki*****8月2日 14:12
>>1331
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その7
Denmark
204 . Bang, Jette
205 . Bente, Herman
206 . Damgaard, Holger
207 . Elfelt, Peter
208 . Folkmann, Julius
209 . Freddie, Wilhelm
210 . Henze, August
211 . Knudstrup, Anna
212 . Lauberg, Julie
213 . Nissen, Rie
214 . Topp, Marius Nikolaj
215 . Willumsen, Mary
The Netherlands
216 . Andriesse, Emmy
217 . Berssenbrugge, Henri
218 . Besnyö, Eva
219 . Blazer, Carel
220 . Blumenfeld, Erwin
221 . Boer, Adriaan
222 . Breitner, George Hendrik
223 . Citroen, Paul
224 . Clausing, Pieter Jr.
225 . Coppens, Martien
226 . de Haas, Nico
227 . Dewald, Christiaan Maria
228 . Eilers, Bernard
229 . Elenbaas, Wally
230 . Fernhout, John
231 . Guermonprez, Paul
232 . Huijsen, Johan
233 . Idzerda, Wieger Hendricus
234 . Kamman, Jan
235 . Kiljan, Gerrit
236 . Kolthoff, Mark
237 . Loeb, Ernst
238 . Merkelbach, Jacob
239 . Mögle, Charles Emil
240 . Oorthuys, Cas
241 . Polak, Richard
1331
Aki*****8月2日 14:10
>>1330
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その6
Bulgaria
174 . Karastoyanov, Boncho
175 . Karastoyanov, Dimitar
176 . Katzev, Dimitar
177 . Georgiev, Georgi St.
178 . Karastoyanov, Ivan
179 . Balkanski, Pencho
180 . Papakochev, Petar
Croatia
181 . Guteša, Vladimir
182 . Horvat, Vladimir
183 . Dabac, Tošo
184 . Drašković, Karlo
185 . Tomoljenović-Meller, Ivana
186 . Csikos-Sessia, Bela
187 . Mosinge, Franjo
188 . Fuis, Franjo
Czech
189 . Drtikol, František
190 . Ehm, Josef
191 . Hájek, Karel
192 . Jeniček, Jiří
193 . Jírů Václav
194 . Kašpařík, Karel
195 . Kohn, Rudolf
196 . Koch, Jindřich
197 . Lukas, Jan
198 . Růžička, Drahomír Josef
199 . Straka, Oldřich
200 . Štyrský, Jindřich
201 . Teige, Karel
202 . Vobecký, František
203 . Wiškovský, Eugen
1330
Aki*****8月2日 14:09
>>1329
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その5
Great Britain
141 . Annan, James Craig
142 . Arbuthnot, Malcolm
143 . Beaton, Cecil
144 . Brandt, Bill
145 . Broom, Christina
146 . Casson, Winnifred
147 . Coburn, Alvin Langdon
148 . Coster, Howard
149 . Evans, Frederick H.
150 . Hurley, James Francis 'Frank'
151 . Hutton, Kurt
152 . Jarché, James
153 . Johnston, J. Dudley
154 . Keighley, Alexander
155 . Ker-Seymour, Barbara
156 . McBean, Angus
157 . Man, Felix H.
158 . Muir, Ward (Wardrop) Openshaw
159 . Muspratt, Helen
160 . Nash, Paul
161 . Micholls, Horace W.
162 . Parkinson, Norman
163 . Ponting, Herbert George
164 . Smith, Edwin
165 . Smyth, Nora
166 . Spender, Humphrey
167 . Stone, Sir Benjamin
168 . Tanqueray, Paul
169 . Tudor-Hart, Edith
170 . Suschitzky, Wolfgang
171 . Warburg, Agnes
172 . Wilding, Dorothy
173 . Yevonde, Madame
1329
Aki*****8月2日 14:08
>>1328
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その4
Belgium
105 . Alexandre
106 . Antony, Maurice
107 . Borrenbergen, Jozef Emiel
108 . Buyle, Ferdinand
109 . Breyer, Albert
110 . Chavepeyer, Emile
111 . Claine, Evrard-Guillaume
112 . Colard, Hector
113 . De Smet, Robert
114 . Dhuicque, Eugène
115 . Dubreuil, Pierre
116 . Fierlants, Edmond
117 . Gevaert, Lieven
118 . Ghémar, Louis
119 . Ghisoland, Norbert
120 . Guidalevitch, Victor
121 . Guiette, René
122 . Hannon, Edouard
123 . Hersleven, Jacques
124 . Kessels, Willy
125 . Lefrancq, Marcel-G.
126 . Leirens, Charles
127 . Magritte, René
128 . Massart, Jean
129 . Marissiaux, Gustave
130 . Mesens, Edouard Léon Théodore
131 . Misonne, Léonard
132 . Neuckens, Antony
133 . Nougé, Paul
134 . Remes, Henri
135 . Rombaut, Emile
136 . Simenon, Georges
137 . Sterken, Jozef
138 . Sury, Joseph
139 . Ubac, Raoul
140 . Van Parys, Germaine
1328
Aki*****8月2日 14:07
>>1327
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その3
68 . Scolik, Charles jr.
69 . Scolik, Charles sen.
70 . Seebald, Carl (Karl)
71 . Setzer, Franz Xaver
72 . Skall, Otto
73 . Spitzer, Friedrich Viktor
74 . Stauda, August
75 . Stern, Alexander
76 . Suschitzky (Tudor-Hart), Edith
77 . Trčka, Anton Josef
78 . Valenta, Eduard
79 . Watzek, Hans
80 . Wiberal, Mario
81 . Willinger, Laszlo
82 . Willinger, Wilhelm (Mór)
83 . Wlassics, Adorjàn
84 . Wlassics, Olga
85 . Zapletal, Carl (Karl)
86 . Zimmerauer, Helene
Belarus
87 . Berman, Ilya and Jankel, brothers
88 . Boretti, Vikenci
89 . Dashkevich, Lev
90 . Epstein, Lev
91 . Fishman, Monakhim
92 . Jastremsky, Fiodor
93 . Jukhnin, Somir
94 . Metor, Israel
95 . Miransky, Grigory
96 . Nappelbaum, Moses
97 . Ostrovsky, Vladislav Leon
98 . Plakhov, Lavr
99 . Prushynski, Stanislav Anton
100 . Soloveychik, Isaak
101 . Semeniaka, Vladimir
102 . Serbov, Isaak
103 . Serebrin, Ilya
104 . Zlotnikov, Piotr
1327
Aki*****8月2日 14:06
>>1326
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】その2
29 . Henneberg, Hugo
30 . Hilscher, Albert
31 . Hoffmann, Kitty (Katy Sarah)
32 . Horowitz, Dora
33 . Huber, Anton
34 . Husnik, Kurt
35 . Junk, Rudolf
36 . Karnitschnigg, Maximilian von
37 . Katz, Hella (Helene)
38 . Kolliner, Grete
39 . Koppitz, Rudolf
40 . Kosel, Hermann Clemens
41 . Kühn, Heinrich
42 . Lechenperg, Harald
43 . Lenhard, Hans
44 . Löwy, Franz
45 . Löwy, Josef
46 . Mayer, Emil
47 . Mertens, Marie
48 . Nähr, Moritz
49 . Niebuhr, Elly (Prager-Mandovsky)
50 . Novák, Karl
51 . d'Ora, Madame
52 . Pawek, Karl H.
53 . Percheid, Josef
54 . Reiffenstein, Bruno
55 . Residenz-Atelier
56 . Rothschild, Albert
57 . Rothschild, Nathaniel
58 . Rübelt, Lothar
59 . Schaffelhofer, Steffi
60 . Schein, Abraham Myron
61 . Schieberth, Hermann
62 . Schleich, Karl
63 . Schmutzer, Ferdinand
64 . Schostal, Robert
65 . Schuhmann, Heinrich jr.
66 . Schuhmann, Heinrich sr.
67 . Schuhmann, Ludwig
1326
Aki*****8月2日 14:05
>>1322
【The History of European Photography, 1900-1938の掲載写真家リスト】
同書について、未だ日本ではあまり見ることができないようですので、以下、掲載写真家のリストをご紹介したいと思います。
今までご紹介したものと重複する内容もありますが、整理して書きますと、、、
・この本は、ヨーロッパの34か国について、国別にそれぞれの写真の歴史を記載したもの。
・2冊組で国別の34章に分かれている。
・各章の最初のページ(カバーページ)には、その国の写真家のリストが掲げられている。これらの写真家については、各国の「Biographicl Notes」のページに、生没年・略歴などが掲載されている。
以下のリストは、章別のカバーページに記載されている写真家758名です。
Albania
1 . Burda, Vani
2 . Idromeno, Kolë
3 . Marubi, Kel
4 . Marubi, Pjetro
5 . Pici, Shan
6 . Sotiri, Kristaq
Austria
7 . Adèle (Atelier)
8 . Angerer, Wilhelm
9 . Atzwanger, Peter Paul
10 . Barakovich, Edith
11 . Benda, Arthur
12 . Bergler, Marianne
13 . Bock, Anton
14 . Bock, Hans
15 . Brandl, Stefanie
16 . David, Ludwig
17 . Defner, Adalbert
18 . Drawe, Hermann
19 . Eder, Josef Maria
20 . Ernst, Leo
21 . Feldscharek, Pepa (Josefine)
22 . Fenichel, Max
23 . Fleichmann, Trude
24 . Fürböck, Ernst Matthäus
25 . Geiringer, Trude
26 . Gerlach, Martin jun.
27 . Glogau, Edith
28 . Haluschka, Hugo
1325
Aki*****8月2日 14:01
>>1324
【Re: 戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本】
戦争と平和— 伝えたかった日本
会期:2015年7月18日|土| — 2016年1月31日|日
会場:IZU PHOTO MUSEUM
主催:IZU PHOTO MUSEUM・一般財団法人日本カメラ財団 (キュレーター:小原真史(IZU PHOTO MUSEUM)・白山眞理(日本カメラ博物館運営委員 、
協力:島屋史料館、東京大空襲・戦災資料センター、公益社団法人日本写真家協会、特殊東海製紙Pam、広島平和記念資料館 広島県立文書館、photographers’ gallery、平和祈念展示資料館、田子はるみ、松本徳彦、山端祥吾ほか
詳しくは、次のページをご参照ください。
http://www.izuphoto-museum.jp/news/pdf/175790801.pdf
(逆に、こちらの本のほうが「展覧会関連書籍」という位置づけのようです。ということは、この企画の展覧会カタログは刊行されない、ということでしょう。)
最後に、例のごとく目次を掲載しようと思いましたが、平凡社のページにも、Amazonにも掲載されていません。いったいどうなっているのでしょうか? 出版社もネット書店もやる気がないのでしょうか?
とはいえ、ないものは仕方ありません。少し待ってなおも見つからないという状況の場合で、余裕があれば、自分で入力してご紹介したいと思います。
1324
Aki*****8月2日 14:00
>>1313
【戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本】
次の本が刊行されています。
タイトルの『戦争と平和』というのは、トルストイみたいですごいですが、写真(とデザイン)の紹介をメインにした本です。
戦争と平和 <報道写真>が伝えたかった日本
白山眞理・小原真史
平凡社コロナ・ブックス203
2015
税抜2000円、税込2160円
またもや、という感じですが、白山さんの本ですね。
同じ「コロナ・ブックス」の前著『名取洋之助: 報道写真とグラフィック・デザインの開拓者 』(2014年)とは異なり、名取のみにあてていた焦点を、やや身を引いて、「木村・名取・土門」の3名に焦点を当てているようです。これは、No.1215からNo.1217でご紹介した、『報道写真と戦争』と同じ視点です。ただ、こちらはカラー図版が多いので、楽しめます。
それにしても、この時代は、戦時にも関わらず豊かな成果があったものだとあらためて感じいる次第です。とともに、なぜ、戦前に活躍していた写真家・グラフィックデザイナーがそのまま戦後も活躍できたのか、という点もあらためて気になります。
なお、この分野にご興味のある方は、以前にご紹介した(その投稿自体は削除されてしまっていますが、No.1079にその片鱗が残っています。ただ、書名が間違っています、すみません)次の本もご参照ください。
BOOKS ON JAPAN 1931 - 1972 日本の対外宣伝グラフ誌
森岡 督行(森岡書店・店主)
ビー・エヌ・エヌ新社
2012/10/26
4104円
なお、小原真史さんですが、どこかで見たことのあるお名前だなと思いましたら、No.1311でご紹介したJCIIフォトサロンの展覧会「情報官・林謙一が見た 昭和16年 富士山観測所」で白山さんと対談していた方ですね。
と思ったら、今回ご紹介した書籍に関連して、次の展覧会が開催されています。
1323
Aki*****7月26日 20:33
>>1248
【Re: Re: 絵画に焦がれた写真】
少し読んでいますが、さすが、力作です。
1322
Aki*****7月20日 14:20
>>1266
【History of European Photography:ルクセンブルクについて】
さらに調べてみますと、第1巻(1900-1938)にはルクセンブルクの章はないようです。(第2巻(1939-1969)にはある)
情報が混乱しておりすみません。
1321
Aki*****7月12日 16:04
>>1320
【Re: 「写真家人名事典」を紹介する本】
これは簡単なことではありません。しかし、「完全」というのは初めから無理にしても、「網羅的な」と呼べる写真家人名事典も存在しない今、このような「紹介本」は、必要だと思います。欠かせないと言っても、過言ではないでしょう。
ただ、単に、「知っている写真家人名事典を並べて、書誌情報を掲載しただけ」というものであれば、不要です。解説をちょっと加えればそれだけで完成、とも思っていません。
むしろ、写真家人名事典の「事典」(まさに、ガイドブック)たるべく、このような写真家の情報が必要であれば、ここを探れ、といった、researchのための手掛かりになるような作り(例えば、目次ページに、そのようなマップを掲載する)にしていただきたい、と思います。
なお、各国ごとの写真家人名事典は、少なくともヨーロッパ各国については、存在するのではないかと思います。それらは、必ず掲載していただきたい。しかし、言語の問題があって、それらの個々の国の写真家人名事典を活用できる人が日本にどれだけ存在するかは疑問です。逆にこの状況を考えるに、日本で刊行されている日本人写真家人名事典は英語併記になっているか?(いずれもなっていません)、と気分が暗くなります。
1320
Aki*****7月12日 16:04
>>1318
【「写真家人名事典」を紹介する本】
写真集を紹介する本、というのは、国内外とも、かなり流行しているのではないか、という気がしているのですが、その流れで、次のような本が実現しないか、と思っています。
それは、「写真家人名事典」を紹介する本です。
およそ、どんな写真家でも掲載されている人名事典、というものがこの世にあれば、そんな本など必要ありません。しかし、ネットの世界を含めても、残念ながら、そんなものは存在しません、少なくとも当方の知る限り。
Wikipedia日本語版なども、少なくとも海外の写真家の記事についてはどうにもならない状態です。情報量が少なすぎて、「人名事典」などには程遠い状態で、今後、短期間で大きく前進するとは、さっぱり考えられません。ただ、Wikipediaは、基本的に、素人のボランティアだけに頼っていて、執筆に対する費用負担や報酬支払なども一切ないわけですから、クレームすることはそもそもできないわけですが。
そこで、書籍もウエブ情報も含めて、どこにどのような写真家人名事典が存在するかを紹介するような文献が出てこないものか、と考えている次第です。これが、「完全な写真家人名事典」への道しるべとなるのではないか、と思うわけです。
1319
Aki*****7月5日 12:36
>>1311
【塩谷定好】
次の展覧会が開催中です。
-知られざる日本芸術写真のパイオニア- 塩谷定好作品展
2015年5月1日(金)〜7月31日(金)
10:00〜19:00(入館は18:50まで) 期間中無休
会場:FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
作品点数:25点(予定)
入場料:無料
http://fujifilmsquare.jp/detail/15050104.html
これは行かない手はないですね。
それにしても、日本戦前期の写真展が続々と開催されるのは、大変うれしいことです。
1318
Aki*****7月5日 12:33
>>1317
【Re: 追加情報:The Photography Book, 2nd Edition】
また、削除された写真家はいませんが、28名の写真家について、掲載作品が変更されています。
なお、日本人ですが、全体では次の16名で、第2版で追加されたのは、このうち、川内倫子と黒田光一の両名でした。
荒木経惟
古屋誠一
濱谷浩
細江英公
岩合光昭
川田喜久治
川内倫子(新)
久保田博二
黒田光一(新)
森村泰昌
森山大道
ケン・オハラ
杉本博司
東松照明
土田ヒロミ
植田正治
いや、「ケン・オハラ」は日本人とは言えませんかね。
1317
Aki*****7月5日 12:25
>>1316
【追加情報:The Photography Book, 2nd Edition】
第2版に掲載されている写真家ですが、562名で、62名の増加でした。
新しく追加された62名は以下のとおりです。
Antoine d'Agata
Akintunde Akinleye
Helena Almeida
Eleanor Antin
Roger Ballen
Yto Barrada
Valérie Belin
Geoffroy de Boismenu
Malcolm Browne
Nancy Burson
Edward Burtynsky
Philippe Chancel
Ad van Denderen
Thomas Dworzak
JH Engström
Mitch Epstein
John Goto
John Heartfield
Hannah Höch
Pieter Hugo
Erik Johanson
Rinko Kawauchi
Pamela Klaffke
Viktor Kolář
Barbara Kruger
Koichi Kuroda
Feng Li
Dan Luo
Vivian Maier
Thomas Mailaender
Jiří Makovec
Maleonn (Ma Liang)
Chris Marker
Enrique Metinides
Pedro Meyer
Cristina de Middel
Roger Minick
John Myers
Orlan (Mireille Suzanne Francette Porte)
Gabriel Orozco
John Pfahl
Alex Prager
Lise Sarfati
Carolee Schneemann
Jerome Sessini
Roman Signer
Sean Smith
Zoe Strauss
Jindřich Štreit
Larry Sultan
Homer Sykes
Miroslav Tichý
Peter Tillessen
Kwong Chi Tseng
Paulo Ventura
Massimo Vitali
Wolf Vostell
Richard Wentworth
Michael Wolf
Xinfa Yan
Vadim Zakharov
Xiao Zhang
1316
Aki*****6月28日 12:31
>>1315
【Re: Re: The Photography Book, 2nd Edition】
なお、フランス語版(Le Musée de la photographie)の第2版は、2015年6月5日刊行予定だそうです。
http://uk.phaidon.com/store/photography/le-musee-de-la-photographie-9780714869827/
(576 pp、193 colour and 370 black and white photographsとの記載なので、取り上げられている写真家数は、563名?)
最後に、では、「The 20th Century Art Book」(日本語版:20世紀の美術家500)の第2版の刊行も間近なのでしょうか?(アマゾンでは見つかりませんでした) 取り上げられる美術家の人数が増えることも含みで、期待して待ってみましょう。
1315
Aki*****6月28日 12:31
>>1314
【Re: The Photography Book, 2nd Edition】
昨年の10月の刊行なのに、今さら気づいてご紹介するなど申し訳ないのですが、刊行そのものに加えてさらに重要なのは、ページが増えて(50〜60ページ程度増加)、アマゾンのページの解説を見ると、収録写真家も500名から550名超になっている、という点です。増えているというのは、単に50名程度増えているだけなのでしょうか? それとも、収録されなくなった写真家もいるのでしょうか? 異同については、確認が必要です。
そしてもう1点重要なのは、初版の著者は「Editors of Phaidon Press」となっており、具体的な個人名が挙がっていなかったのですが、第2版は、かのイアン・ジェフリーが著者となっています。その結果、内容が大きく変わっているのでしょうか? それとも、実は、もともと、イアン・ジェフリーが「Editors of Phaidon Press」の中心メンバーだったのでしょうか? このような書籍は、日本語訳もされている『写真の読み方: 初期から現代までの世界の大写真家67人』の著書があるイアン・ジェフリーが力を注ぎそうな仕事ではあります。
なお、ついでの情報ですが、次の本(日本語版:世界の美術家500)も第2版が刊行されていました。
The Art Book: New Edition, Mini Format
The Editors of Phaidon Press
ペーパーバック: 600ページ
出版社: Phaidon Press; New版 (2014/9/25)
ISBN-10: 0714867969
ISBN-13: 978-0714867960
商品パッケージの寸法: 12.7 x 3.2 x 16.5 cm
1291円?
http://www.amazon.co.jp/dp/0714867969/
アマゾン日本では「ミニ版」しか見つかりませんでしたが、やはり3種類出ているようです。「The Photography Book」と同じく、ページ数がかなり増加している(こちらは100ページ近く増加)ことから考えて、取り上げられている美術家も増えていると思われます。
1314
Aki*****6月28日 12:29
【The Photography Book, 2nd Edition】
>>1196
>>1197
以前に、「le musée de la photo」という本をご紹介し、その際には、「どうやら英語版すらないようです。」と書いておりましたが、恥ずかしながら、英語版が存在しました。次のとおりです。
The Photography Book
Phaidon Press
例のごとく3種類存在します。
(ハードカバー)
(1997/2/10)
ISBN-10: 0714836346
ISBN-13: 978-0714836348
http://www.amazon.co.jp/dp/0714836346/
5800円
(ソフトカバー・ミディ版)
(2005/5/1)
ISBN-10: 0714844888
ISBN-13: 978-0714844886
http://www.amazon.co.jp/dp/0714844888/
3656円?
(ミニ版)
(2000/4/30)
ISBN-10: 071483937X
ISBN-13: 978-0714839370
http://www.amazon.co.jp/dp/071483937X/
1458円?
アマゾンのページの記載では価格が複数記載されており、どれを「価格」としていいのかよくわかりません。また、大きなソフトカバー版より、小さな「ミニ版」のほうが先に刊行されているようですが、それが正しければ、日本的にはその順番がよく理解できません。
ところが、より重要なのは、この本の第2版(英語版)が昨年2014年に刊行されているということです。
(ただし、大きなハードカバー版だけのようです。それ以外の版は、今後刊行されるのでしょうか?)
The Photography Book: 2nd Edition
Ian Jeffrey (著)
ハードカバー: 576ページ
出版社: Phaidon Press; 2版 (2014/10/13)
ISBN-10: 0714867381
ISBN-13: 978-0714867380
発売日: 2014/10/13
商品パッケージの寸法: 26 x 5.9 x 29.8 cm
6754円
http://www.amazon.co.jp/dp/0714867381/
1313
Aki*****6月20日 23:25
>>1312
【Re: イヴ・タンギー】
最後に目次を掲載します。
目次
はじめに
序論 アーチの増殖
第1章 生涯、作品、先行言説
1 生涯、作品
2 先行言説、一九八〇年代以前
3 一九八〇年代以降
4 地方起源説
第2章 イメージの領域
1 シュルレアリスムの視覚イメージ
2 タンギーのイメージ
3 イメージの領域
第3章 デ・キリコの無意味
1 形而上絵画と無意味
2 生の無意味
3 無意味の絵画化
第4章 無用な記号の消滅
1 不定形物体群の登場
2 デペイズマン的記号併置
3 オートマティスム
4 イメージの成立
第5章 未知の物体
1 ムンディ「タンギー、タイトル、霊媒」
2 視覚的類似
3 性質的類似
4 未知の物体
第6章 生命形態的
1 バイオモーフィズム、用語と概念
2 バイオモーフィズムにおけるタンギー
第7章 タンギーの星
1 マッタ、オンスロー−フォード、フランセス
2 絶対的オートマティスム
3 集合的無意識
4 橋の向こう側のエス
第8章 セージの答え
1 生涯
2 ヴェールとフレーム
3 セージとタンギー
4 ジ・アンサー・イズ・ノー
5 卵は孵ったのか
結論
註
文献略記一覧
参考文献
図版一覧
あとがき
1312
Aki*****6月20日 23:24
>>1305
【イヴ・タンギー】
遅ればせながら(そういうことが多くてすみませんが)、次の本が刊行されています。
イヴ・タンギー―アーチの増殖
長尾天(ながお・たかし)
水声社
2014/11
¥ 3,600
タンギー(Raymond Georges Yves Tanguy, 1900-1955)の位置づけは、まさに、この本の「はじめに」に書かれている次のとおりだと思います。
『エルンストやミロ、マグリット、ダリといった画家たちほどに一般的な知名度は高くないものの、タンギーはシュルレアリスムの代表的画家の一人とみなされている。タンギーはアンドレ・ブルトンをリーダーとするシュルレアリスムのグループと長く共にあり、シュルレアリスムを扱った大抵の画集にはタンギーが描いたイメージの図版が掲載されている。』
そういう意味もあり、和書で、まとまってタンギーを紹介した本など、本書がはじめてでしょう。極めて貴重な書籍です。
(ちなみに、少し読んでいたら、イヴ・タンギー美術館という美術館が、かつて1990年代に日本にあったとのこと。そういえば、かすかにそんな記憶がありますが、ネット上もなかなか詳しい情報がありませんでした。)
ただ、残念ながら、この本には、人名索引がありません、また、人名について、欧文綴りが掲載されていません(「註」や「参考文献」をつぶさに見れば、つづりは見つけられるのかもしれません)。
なお、日本で「タンギー展」が企画されることは、当方が生きている間には無理でしょうね。(小品展ならば開催されたかもしれませんが)
それでも、ピエール・ロワ展(Pierre Roy:1880-1950)よりは、可能性があるのかもしれません。
1311
Aki*****6月14日 16:16
>>1310
【林謙一(はやし けんいち、1906 -1980)】
次の展覧会が開催中です。
情報官・林謙一が見た 昭和16年 富士山観測所
JCIIフォトサロン
2015年6月2日(火)〜6月28日(日)
約60点 (全作品モノクロ)
開館時間:10:00〜17:00
休館日:毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料:無料
http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2015/20150602.html
ご専門とはいえ、さすが、白山眞理さん。日本戦前期写真という意味では必見ですね。
ただ、ご紹介が遅かったので、次のトークショーは終わってしまいました。すみません。
小原真史(IZU PHOTO MUSEUM)+白山眞理(JCII) トークショー
「戦中の富士山写真」
2015年6月6日(土)14:00〜16:00
http://www.jcii-cameramuseum.jp/academy/lectures/2015/20150606.html
ちなみに、小原さんは、『写真週報』について、次のページ(DNPのアートスケープ)に説明を書いておられますでの、ご参照ください。
http://artscape.jp/artword/index.php/%E3%80%8E%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%80%B1%E5%A0%B1%E3%80%8F
1310
Aki*****6月14日 16:15
>>1269
【追加情報:モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
>>1269
本企画自体は終了してしまいましたが、次のページに、説明、出品リスト、会場風景が掲載されていました。すごいことです。
http://www.omotesando-garo.com/link.15/kaneko+.html
しかられそうですが、いつの間にか出品リストがなくなってしまうことに備えて、以下コピーさせていただきました。
A. 淵上白陽「円と人体の構成」 『白陽』第5巻第6号 1926
B. 津坂 淳「ブリッヂ」 『白陽』第5巻第6号 1926
C. 高濱亀三郎「コンストラクション」 『白陽』第5巻第8号 1926
1. 淵上白陽「マーボイストの肖像」『白陽』第5巻第6号 1926
2. 淵上白陽「静物」 『白陽』第4巻第3号 1925
3. 淵上白陽「静物」 『白陽』第4巻第1号 1925
4. 淵上白陽「コンストラクシオン」『白陽』第4巻第6号 1925
5. 淵上白陽「静物」 『白陽』第5巻第3号 1926
6. 西亀久二「どよめく空気」 『白陽』第5巻第3号 1926
7. 西亀久二「幻想」 『白陽』第4巻第9号 1925
8. 西亀久二「二人の男」 『白陽』第5巻第5号 1926
9. 西亀久二「コンストラクシオン」『白陽』第4巻第10号 1925
10. 西亀久二「静物」 『白陽』第5巻第6号 1926
11. 西亀久二「輝ける構成」 『白陽』第5巻第2号 1926
12. 福田勝治「静物」 『白陽』第5巻第5号 1926
13. 唐 武「静物」 『白陽』第5巻第2号 1926
14. 高田皆義「静物」 『白陽』第5巻第5号 1926
15. 高田皆義「風景」 『白陽』第4巻第3号 1925
16. 馬場八潮「静物」 『白陽』第4巻第3号 1925
17. 馬場八潮「肖像」 『白陽』第5巻第6号 1926
18. 平尾銓爾「布良風景 其の三」 『白陽』第5巻第6号 1926
19. 松尾才五郎「静物」 『白陽』第5巻第2号 1926
20. 松尾才五郎「研究」 『白陽』第5巻第6号 1926
1309
Aki*****6月14日 16:13
>>1308
【Re: Re: The History of Asian Photogrphy】
最後に、日本のどの美術館に期待できるか?
東京国立近代美術館・京都国立近代美術館・国立国際美術館?
東京都写真美術館・東京都現代美術館?
はたまた
福岡アジア美術館?
現実的には、1館のみで企画するというのは困難ではないかなと思います。
以上の美術館が力を結集して共同企画、という方向でしょうか。
1308
Aki*****6月7日 14:10
>>1307
【Re: The History of Asian Photography】
当面対象と考えられるのは、アラブ諸国を除いて、以下のとおり。
Afghanistan
Bangladesh
Bhutan
Brunei
Burma (Myanmar)
Cambodia
China (PRC)
East Timor
India
Indonesia
Japan
Kazakhstan
Kyrgyzstan
Laos
Malaysia
Maldives
Mongolia
Nepal
North Korea
Pakistan
Philippines
Singapore
Sri Lanka
South Korea
Taiwan (ROC)
Tajikistan
Thailand
Turkmenistan
Uzbekistan
Vietnam
30か国
あとは、次の3か国を入れるかどうかでしょうか?
Armenia
Azerbaijan
Georgia
ここで、「アラブ諸国」と考えているのは、次の13か国。
Bahrain
Iran
Iraq
Jordan
Kuwait
Lebanon
Oman
Palestine
Qatar
Saudi Arabia
Syria
United Arab Emirates
Yemen
なお、ヨーロッパとの境界がよくわからないのが、次の3か国です。
Cyprus
Israel
Turkey
1307
Aki*****5月31日 11:03
>>1273
【The History of Asian Photography】
「The History of European Photography」に対抗するためには、「The History of Asian Photography」しかありません。主導するのは、日本しかありえませんね。
では、国の範囲はどうしましょうか?
1306
Aki*****5月24日 18:43
>>1305
【Re: エロティック美術の読み方】
と投稿しようと思ったのですが、本のタイトルから想像できるように、またもや、「禁止ワード」に引っかかってしまったようで、投稿できません。
諦めるか、日を改めることにします。
すみません。
1305
Aki*****5月24日 18:39
>>1272
【エロティック美術の読み方】
次の本が刊行されています。
エロティック美術の読み方(How to Read Erotic Art)
フラヴィオ・フェブラロ(Flavio Febbraro)著/神原正明監修/内藤憲吾訳
創元社(原著は、Harry N. Abrams刊行)
2015年
4,104円
http://www.sogensha.co.jp/booklist.php?act=details&ISBN_5=70093
「西洋美術を中心に、世界のエロティック美術を古代から現代まで通観し」、という本です。近年、「美術を過去から現在まで通観する」というタイプの書籍がいくつも刊行されていましたが、そろそろ、その分野別・主題別等の本の刊行が始まった、これからも続きますよ、ということを示しているのかもしれません。
書店で20世紀の部分をざっと見てみましたところ、20世紀前半では、次の作家のみ知りませんでした。
掲載ページ:358ページ〜359ページ
作家名:キャロル・ラマ(Carol Rama, 1918-):イタリア
掲載作品:ドリーナ(Dorina、1940年)
もう1点、参考図版として1939年の作品が掲載されています。
以前に比べると、インターネットを通じて、作家名や作品名の欧文つづりを見つけることは容易になってきておりますが、それでもなお、できるかぎり、そのような欧文つづりを掲載していただきたいものです。
特に、本書のような、訳書の場合は、もともと掲載されているわけですので、難しいことではないと思います。
引き続き、強く希望いたします。
なお、原著をAmazonで見ると、著者として「Alexandra Wetzel」という名前も掲載されていますが、翻訳には挙がっていません。どういう位置づけなのか不思議です。
最後に、上でご紹介した創元社のサイトに目次が掲載されていましたので、転載しておきます。
1304
Aki*****5月23日 17:47
>>1303
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家31(完)
517 Emili Vilà i Gorgoll 606 LLAGOSTERA, GERONA, 1887 — 1967
518 Manuel Vilariño 607-608 LA CORUÑA, 1952
519 Joan Vilatobà 609 SABADELL, BARCELONA, 1878 — 1954
520 Juan Villalta 610 TARIFA, CÁDIZ, 1928
521 Xulio Villarino 611 FAZOURO, FOZ, LUGO, 1969
522 Álvaro Villarrubia 612 MADRID, 1964
523 Luis Vioque 613 MADRID, 1966
524 Claudius Galen Wheelhouse 614 ? — ?, active in the middle of the XIX century
525 Otto Wunderlich 615 STUTTGART, 1886— MADRID, 1975
526 Álvaro Ybarra Zavala 616 BILBAO, 1979
527 Jorge Yeregui 617 SANTANDER, 1975
528 Txema Yeste 618 BARCELONA, 1972
529 Juan Ramón Yuste 619 MADRID, 1953 — 2010
530 Ramón Zabalza 620 BARCELONA, 1938
531 Francisco Zagala 621 MADRID, 1842 — PONTEVEDRA, 1908
532 Manuel Zambrana 622 MADRID, 1959
533 María Zárraga 623 VALENCIA, 1963
534 Adolfo Zerkowitz 624-625 WIEN, 1884 — BARCELONA, 1972
535 Sara Zorraquino 626 MADRID, 1972
536 Begoña Zubero 627 BILBAO, 1962
537 Mariano Zuzunaga 628 LIMA, 1953
1303
Aki*****5月23日 17:46
>>1302
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家30
500 Miguel Trillo 582-583 JIMENA DE LA FRONTERA, CÁDIZ, 1953
501 Rafael Trobat 584 CÓRDOBA, 1965
502 Anna Turbau 585 BARCELONA, 1949
503 Manel Úbeda 586 MOLLET DEL VALLÈS, BARCELONA, 1951
504 Julio Ubiña 587 SANTANDER, 1921 — BARCELONA, 1988
505 Llorenç Ugas Dubreuil 588 SABADELL, BARCELONA, 1976
506 Juan Vallbuena 589 MADRID, 1973
507 Javier Vallhonrat 590-591 MADRID, 1953
508 Valentín Vallhonrat 592-593 MADRID, 1956
509 Rafael Vargas 594 BARCELONA, 1959
510 José Vázquez Paz 595 LA CORUÑA, 1896 — 1935
511 Vidal 596-597 "MARTÍN VIDAL ROMERO; VALENCIA, 1872 — 1944
MARTÍN VIDAL CORELLA; VALENCIA, 1895 — 1976
LUIS VIDAL CORELLA; VALENCIA, 1900 — 1959
VICENTE VIDAL CORELLA; VALENCIA, 1905 — 1992"
512 Virxilio Vieitez 598-599 SOUTELO DE MONTES, PONTEVEDRA, 1930 — 2008
513 Gerardo Vielba 600-601 MADRID, 1921 — 1992
514 Mayte Vieta 602 BLANES, GERONA, 1971
515 Joseph Vigier 603-604 SAVIGNY-SUR-ORGE, 1821— PARIS, 1894
516 Pedro Vikingo 605 MADRID, 1971
1302
Aki*****5月23日 17:45
>>1301
480 Marta Soul 562 MADRID, 1973
481 Eduardo Sourrouille 563 BASAURI, VIZCAYA, 1970
482 Christine Spengler 564 ALSACE, 1945
483 Carlos Spottorno 565 BUDAPEST, 1971
484 José Spreafico 566 MILANO, 1833 — MÁLAGA, 1880
485 Xose Luis Suárez Canal 567 ALLARIZ, ORENSE, 1946
486 José Suárez 568 ALLARIZ, ORENSE, 1902— LA GUARDIA, PONTEVEDRA, 1974
487 Eduardo Subías 569 BINÉFAR, HUESCA, 1957
488 Eduardo Susanna Almaraz 570 GUADALAJARA, 1894 — MADRID, 1951
489 Antonio Tabernero 571 MADRID, 1952
490 Patric Tato Wittig 572 FRIEDRICHSHAFEN, 1969
491 Edward King Tenison 573 UK, 1805 — 1878
492 Esteve Terradas i Illa 574 BARCELONA, 1883 — MADRID, 1950
493 Ricard Terré 575 SANT BOI DE LLOBREGAT, BARCELONA, 1928— VIGO, 2009
494 Josep Tobellá 576 BARCELONA, 1954
495 Joan Tomás 577 BARCELONA, 1958
496 Laura Torrado 578 MADRID, 1967
497 Ana Torralva 579 SAN FERNANDO, CÁDIZ, 1957
498 José María Tous Jové 580 BARCELONA, 1924 — 2007
499 Rafael Trapiello 581 MADRID, 1980
1301
Aki*****5月23日 17:44
>>1300
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家28
460 Jordi Sarrà 540 BARCELONA, 1952
461 Carlos Sarthou Carreres 541 VILLARREAL, CASTELLÓN, 1876— JÁTIVA, VALENCIA, 1971
462 Carlos Saura 542 HUESCA, 1932
463 Inocencio Schmidt de las Heras 543 LA CORUÑA, 1897 — 1975
464 Alberto Schommer 544-545 VITORIA, 1928
465 Manuel Sendón 546 LA CORUÑA, 1951
466 Marta Sentís 547 BARCELONA, 1949
467 Rafael Señán 548 CIUDAD REAL, 1864 — GRANADA, 1911
468 Fede Serra 549 PARIS, 1971
469 Manel Serra de Rivera 550 BARCELONA, 1949
470 Francesc Serra Dimas 551 BARCELONA, 1877 — 1967
471 Carlos Serrano 552 ALCÁZAR DE SAN JUAN, CIUDAD REAL, 1975
472 Juan José Serrano Gómez 553 ARENAS DE SAN PEDRO, ÁVILA, 1888— SEVILLA, 1969
473 Francesc Simó 554 BARCELONA, 1953
474 Ton Sirera 555 BARCELONA, 1911 — LÉRIDA, 1975
475 Jordi Socías 556 BARCELONA, 1945
476 Manuel Sonseca 557 MADRID, 1952
477 Tino Soriano 558 BARCELONA, 1955
478 Alejandro Sosa 559 CORIA DEL RÍO, SEVILLA, 1951
479 Montserrat Soto 560-561 BARCELONA, 1961
1300
Aki*****5月23日 16:21
>>1299
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家27
441 Enrique Sáenz de San Pedro 519 VITORIA, 1942
442 Josep Maria de Sagarra i Plana 520 SARRIÀ, BARCELONA, 1894— BARCELONA, 1959
443 Josep Sala 521 BARCELONA, 1896 — 1962
444 José Sala y Sardá 522 ? — ? in the XIX century
445 Javier Salas 523 SANTANDER, 1965
446 Paco Salinas 524 MURCIA, 1953
447 Txema Salvans 525 BARCELONA, 1971
448 Pablo San Juan 526 LOGROÑO, 1960
449 Gervasio Sánchez 527-528 CÓRDOBA, 1959
450 Fernando Sancho 529 ZARAGOZA, 1966
451 Juan de Sande 530 MADRID, 1964
452 Ricardo Sans 531 BARCELONA 1914 — 1972
453 José Luis Santalla 532 MADRID, 1965
454 Andrea Santolaya 533 MADRID, 1982
455 Santos Yubero 534-535 MADRID, 1903 — 1994
456 Carlos Sanva 536 MADRID, 1978
457 Ángel Sanz 537 OROPESA, TOLEDO, 1948
458 Rafael Sanz Lobato 538 SEVILLA, 1932
459 Hermanos Sarabia 539 "XOSÉ SARABIA; TRIVES, ORENSE, 1870 — 1907
CONSTANTINO SARABIA; TRIVES, ORENSE, 1875 — 1966
ENRIQUE SARABIA; TRIVES, ORENSE, 1881 — 1959"
1299
Aki*****5月23日 16:21
>>1298
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家26
422 Humberto Rivas 498-499 BUENOS AIRES, 1937— BARCELONA, 2009
423 Mapi Rivera 500 HUESCA, 1976
424 Rafael Roa 501 MADRID, 1955
425 Rafael Rocafull i Monfort 502 CÁDIZ, 1825 — 1903
426 José Rodrigo 503 LORCA, MURCIA, 1837 — 1916
427 Juan Rodríguez 504 LA CORUÑA, 1960
428 Juantxu Rodríguez 505 CASILLAS DE CORIA, CÁCERES, 1957— CIUDAD DE PANAMÁ, 1989
429 José Veiga Roel 506 BETANZOS, LA CORUÑA, 1894 — 1976
430 Lucien Roisin 507 PARIS, 1884 — BARCELONA, 1943
431 Bartolomé Ros 508 CARTAGENA, 1906 — MADRID, 1974
432 Juan Rovira 509 ? — ? in the XIX century
433 Íñigo Royo 510 SAN SEBASTIÁN, 1962
434 Ángel de la Rubia 511 VIGO, 1981
435 Jorge Rueda 512-513 ALMERÍA, 1943— JOROX, MÁLAGA, 2011
436 Luis Rueda 514 LA HABANA, 1921
437 Gianni Ruggiero 515 MILANO, 1941
438 Moisés Ruiz Cantero 516 CARTAGENA, 1953
439 Juan Ruiz de Luna 517 NOEZ, TOLEDO, 1863— TALAVERA DE LA REINA, TOLEDO, 1945
440 Ixone Sadaba 518 BILBAO, 1977
1298
Aki*****5月23日 16:20
>>1297
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家25
402 Joan Porqueras 475 BARCELONA, 1899 — 1969
403 Gorka Postigo 476 MADRID, 1978
404 Joan Maria Pou i Camps 477 GERONA, 1801 — MADRID, 1865
405 Concha Prada 478 ZAMORA, 1966
406 Chema Prado 479 RABADE, LUGO, 1952
407 Gonzalo Puch 480-481 SEVILLA, 1950
408 Diego Quiroga y Losada 482 MADRID, 1880 — SAN SEBASTIÁN, 1976
409 Santiago Ramón y Cajal 483 PETILLA DE ARAGÓN, NAVARRA, 1852— MADRID, 1934
410 Mariano Rawicz 484 LVIV, UCRANIA, 1908— SANTIAGO DE CHILE, 1973
411 Maximino Reboredo 485 OUTEIRO DE REI, LUGO, 1876— LUGO, 1899
412 Eugenio Recuenco 486-487 MADRID, 1968
413 José Regueira 488 MADRID, 1880 — 1953
414 Josep Renau 489-490 VALENCIA, 1907 — BERLIN, 1982
415 Jorge Represa 491 VALLADOLID, 1968
416 Jorge Ribalta 492 BARCELONA, 1963
417 Xavier Ribas 493 BARCELONA, 1960
418 Josep Maria Ribas i Prous 494 BARCELONA, 1940
419 Daniel Riera 495 OLOT, GERONA, 1970
420 Josep Rigol 496 BARCELONA, 1953
421 Aleydis Rispa 497 SORT, LÉRIDA, 1964
1297
Aki*****5月23日 16:19
>>1296
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家24
384 Paco Peregrín 453 ALMERÍA, 1976
385 Bernardo Pérez 454 MADRID, 1956
386 Concha Pérez 455 VALLADOLID, 1969
387 Manuel Pérez Barriopedro 456 MADRID, 1947
388 Pérez de Rozas 457-458 "CARLOS PÉREZ DE ROZAS MASDÉU; MADRID, 1894 — BARCELONA, 1954
CARLOS PÉREZ DE ROZAS Y ARRIBAS; MADRID, 1948
EMILIO PÉREZ DE ROZAS Y ARRIBAS; MADRID, 1952"
389 Luis Pérez-Mínguez 459 MADRID, 1950
390 Pablo Pérez-Mínguez 460 MADRID, 1946 — 2012
391 Pascual Pérez Rodríguez 461 VALENCIA, 1804 — 1868
392 Carlos Pérez Siquier 462-463 ALMERÍA, 1930
393 Nacho Pinedo 464 MADRID, 1954
394 Joaquim Pla Janini 465-466 TARRAGONA, 1879 — BARCELONA, 1970
395 Aleix Plademunt 467 GERONA, 1980
396 Tanit Plana 468 BARCELONA, 1975
397 Jordi Pol 469 BARCELONA, 1949
398 Leopoldo Pomés 470-471 BARCELONA, 1931
399 Sergi Pons 472 BARCELONA, 1970
400 Josep Pons Frau 473 SINEU, MALLORCA, 1883— PALMA DE MALLORCA, 1952
401 Josep Pons i Girbau 474 BLANES, GERONA, 1889— REUS, TARRAGONA, 1966
1296
Aki*****5月23日 16:18
>>1295
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家23
376 Pacheco 444-445 "The Pacheco Archive, located in the Casa das Artes in Vigo, is a public photography collection comprised by 140,000
images that constitute a chronicle of the Galician city from the beginning of the XIX century until the 1970s.
The photographs were taken by several generations of photographers from the same family tree, starting with
Vigo-based Portuguese photographer Jaime de Sousa Guedes Pacheco."
377 La Palangana 446 "a group of photographers established in 1957, initially consisted of Francisco Ontañón, Joaquín Rubio Camín,
Leonardo Cantero, Paco Gómez, Gabriel Cualladó, and Ramón Masats"
378 Juan Miguel Pando Barrero 447 MADRID, 1915 — 1992
379 Cecilio Paniagua 448 ALMERÍA, 1911 — MADRID, 1979
380 Antonio Passaporte 449 ÉVORA, 1901 — LISBOA, 1983
381 Hermes Pato 450 SALAMANCA, 1894 — MADRID, 1978
382 Joaquín Pedrosa 451 ESPARRAGUERA, BARCELONA, 1820?— 1890?
383 Pilar Pequeño 452 MADRID, 1944
1295
Aki*****5月23日 16:17
>>1294
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家22
364 Jordi Olivè i Salvado 428 ALFORJA, TARRAGONA, 1929
365 Eduard Olivella 429 BARCELONA, 1948
366 Jordi Oliver 430 BARCELONA, 1966
367 Francisco Ontañón 431-432 BARCELONA, 1930 — MADRID, 2008
368 August F. Oppenheim 433 KÖNIGSBERG, 1819— BERLIN, 1898
369 Miguel Oriola 434 ALCOY, ALICANTE, 1943
370 Ana Teresa Ortega 435 ALICANTE, 1952
371 Aitor Ortiz 436 BILBAO, 1971
372 José Ortiz Echagüe 437-438 GUADALAJARA, 1886 — MADRID, 1980
373 Otero y Aguirre 439 "HERMENEGILDO OTERO; SAN SEBASTIÁN, 1841 — 1905
MIGUEL AGUIRRE; ? — ?, 1924"
374 Ouka Leele 440-441 MADRID, 1957
375 Manuel Outumuro 442-443 ORENSE, 1949
1294
Aki*****5月23日 16:16
>>1293
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家21
350 Rosa Muñoz 410 MADRID, 1963
351 Auguste Muriel 411 ? — ? in the XIX century
352 Napoleón 412-413 "ANTONIO FERNÁNDEZ CASAS-IBÁÑEZ; ALBACETE, 1827 — BARCELONA, 1916
ANAÏS TIFFON; NARBONNE, 1831 — BARCELONA, 1912"
353 Robert Peters Napper 414-415 NEWPORT, 1819 — 1867
354 Miquel Nauguet 416 SANT CELONI, BARCELONA, 1950 — 2011
355 Paco Navarro 417 MADRID, 1959
356 Rafael Navarro 418-419 ZARAGOZA, 1940
357 Eduardo Nave 420 VALENCIA, 1976
358 José Manuel Navia 421-422 MADRID, 1957
359 David Nebreda 423 MADRID, 1952
360 Nophoto 424 "born in 2005, comprised by photographers Jonás Bel, Iñaki Domingo, Paco Gómez, Jorquera, Carlos Luján, Eduardo Nave,
Juan Millás, Eva Sala, Juan Santos, Carlos Sanva, Marta Soul, and Juan Valbuena"
361 Salvador Obiols 425 SANT BOI DE LLOBREGAT, BARCELONA, 1940
362 Luis de Ocharan Mazas 426 BILBAO, 1858— CASTRO URDIALES, CANTABRIA, 1926
363 Tarek Ode 427 SANTA CRUZ DE TENERIFE, 1969
1293
Aki*****5月23日 16:15
>>1292
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家20
332 Fernando Moleres 390 ORDUÑA, VIZCAYA, 1963
333 Óscar Molina 391 MADRID, 1962
334 Moliné y Albareda 392 Manel Moliné and Ramón Albareda in the XIX century
335 Eduardo Momeñe 393 BILBAO, 1952
336 Tomás Monserrat 394 LLUCHMAYOR, MALLORCA, 1873 — 1944
337 Santos Montes 395 SANTANDER, 1949
338 Josep Vicent Monzó 396 VALENCIA, 1950
339 Jean Marie del Moral 397 MONTOIRE-SUR-LE-LOIR, 1952
340 Emilio Morenatti 398 ZARAGOZA, 1969
341 Mariano Moreno y Vicente Moreno 399 "MARIANO MORENO; MIRAFLORES DE LA SIERRA, MADRID, 1865 — MADRID, 1925,
VICENTE MORENO; MADRID, 1894 — 1954"
342 Sofía Moro 400 MADRID, 1966
343 José Morraja 401 CASTELLÓN, 1979
344 Xavier Mulet 402 BARCELONA, 1961
345 Ana Muller 403 MADRID, 1948
346 Nicolás Muller 404-405 OROSHÁZA, 1913— ANDRÍN, LLANES, ASTURIAS, 2000
347 Isabel Muñoz 406-407 BARCELONA, 1951
348 José Muñoz 408 ALBACETE, 1967
349 Juan José Muñoz 409 ALMADÉN, CIUDAD REAL, 1845— CIUDAD REAL, 1903
1292
Aki*****5月23日 16:14
>>1291
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家19
316 Miguel Matorrodona 372 BARCELONA, ? — ? (mainly in the XIX century)
317 Charles Mauzaise 373 PARIS, 1823 — ?
318 Hermanos Mayo 374-375 "five Galician brothers from two different families: the brothers Francisco (1912-49), Cándido (1922-84)
and Julio Souza (1917- ); and the brothers Faustino (1913-96) and Pablo del Castillo (1922- )"
319 Juan de la Cruz Megías 376 CABEZO DE TORRES, MURCIA, 1959
320 José María Mellado 377 ALMERÍA, 1966
321 Pedro Menchón 378 LORCA, MURCIA, 1875 — 1955
322 Leila Méndez 379 BUENOS AIRES, 1972
323 Enrique Meneses 380 MADRID, 1929 — 2013
324 Diego Merino 381 MADRID, 1972
325 Alejandro Merletti i Quaglia 382 TORINO, 1860— BARCELONA, 1943
326 Rosell Meseguer 383 ORIHUELA, ALICANTE, 1976
327 Jesús Micó 384 CÁDIZ, 1962
328 Cristina de Middel 385 ALICANTE, 1975
329 José Miguel de Miguel 386 CARTAGENA, 1916— VALENCIA, 1988
330 Juan Millás 387 MADRID, 1975
331 Xavier Miserachs 388-389 BARCELONA 1937 — 1998
1291
Aki*****5月23日 16:14
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家18
297 Heribert Mariezcurrena 347 GERONA, 1847 — BARCELONA, 1898
298 Marín 348-349 MADRID, 1884 — 1944
299 Marina del Mar 350 ALMERÍA, 1963
300 Ignasi Marroyo 351 MADRID, 1928
301 Alberto Martí 352 LA CORUÑA, 1922
302 Enric Martí 353 BARCELONA, 1959
303 Joan Martí 354 ALCORA, VALENCIA, 1832— CAMPRODÓN, GERONA, 1902
304 Uly Martín 355 CÓRDOBA, 1958
305 Juan Carlos Martínez 356 CAMPANARIO, BADAJOZ, 1978
306 Javier Martínez Bueno 357 MELILLA, 1977
307 José Martínez Sánchez 358-359 BICORP, VALENCIA, 1808— MADRID, 1874
308 Vicente Martínez Sanz 360 VALENCIA, 1894 — 1945
309 Pelayo Mas 361 BARCELONA, 1891 — 1954
310 Adolf Mas Ginestà 362-363 SOLSONA, LÉRIDA, 1861— BARCELONA, 1936
311 Josep Masana 364-365 GRANOLLERS, BARCELONA, 1892— BARCELONA, 1979
312 Ramón Masats 366-367 CALDAS DE MONTBUI, BARCELONA, 1931
313 Oriol Maspons 368-369 BARCELONA, 1928 — 2013
314 Alejandro Massari 370 ? — ? (in the XIX century)
315 Louis Leon Masson 371 FRANCE, ? — ?, 1874
1290
Aki*****5月23日 16:13
>>1289
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家17
276 Manuel López 325 VILASANTAR, LA CORUÑA, 1946
277 Pedro López Cañas 326 MADRID, 1961
278 Julio López Saguar 327 MADRID, 1954
279 Vicente López Tofiño 328 CUENCA, 1949
280 César Lucadamo 329 BUENOS AIRES, 1962
281 César Lucas 330 CANTIVEROS, ÁVILA, 1941
282 Esteve Lucerón 331 LA POBLA DE SEGUR, LÉRIDA, 1950
283 Ludovisi y su señora 332 MADRID, 1954
284 Santiago Lyon 333 MADRID, 1966
285 Gonzalo Machado 334 MADRID, 1982
286 Chema Madoz 335-336 MADRID, 1958
287 Pedro Madueño 337 LA CARLOTA, CÓRDOBA, 1961
288 Luis Magán 338 MADRID, 1956
289 Anna Malagrida 339 BARCELONA, 1970
290 James Harris Mann 340 ?, 1855 — ?, 1928
291 Kim Manresa 341 BARCELONA, 1961
292 Fernando Manso 342 MADRID, 1961
293 Felipe Manterola 343 CEÁNURI, VIZCAYA, 1885 — 1977
294 Fernando Maquieira 344 PUERTOLLANO, CIUDAD REAL, 1966
295 Ángel Marcos 345 MEDINA DEL CAMPO, VALLADOLID, 1955
296 Pablo Mares 346 ? — ?, active in the middle of the XIX century
1289
Aki*****5月23日 16:12
>>1288
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家16
261 Jean Laurent y Minier 309-310 GARCHIZY, BOURGOGNE, 1816— MADRID, 1886
262 Álvaro Leiva 311 MADRID, 1970
263 Gorka Lejarcegi 312 MENDATA, VIZCAYA, 1967
264 Nicolás de Lekuona 313 VILLAFRANCA DE ORDICIA, GUIPÚZCOA, 1913— FRÚNIZ, VIZCAYA, 1937
265 Jacques Leonard 314 PARIS, 1909— LA ESCALA, GERONA, 1994
266 J. Georges Lévy 315 "The firm, founded as Léon et Lévy (L. L.) in 1864 by Moyse Léon and Georges Lévy (1833-1913) remained active
until 1920, and subsequently it changed its names (presently, Roger-Viollet)."
267 Leygonier 316 SEVILLA, 1812 — 1882
268 Sebastián Liste 317 ALICANTE, 1985
269 Josep Maria Lladó Bausili 318 IGUALADA, BARCELONA, 1903 — 1956
270 Quim Llenas 319 TORROELLA DE MONTGRÍ, GERONA, 1944
271 Martí Llorens 320 BARCELONA, 1962
272 Otho Lloyd 321 LONDON, 1885 — BARCELONA, 1975
273 Xurxo Lobato 322 LA CORUÑA, 1956
274 José Ignacio Lobo Altuna 323 TOLOSA, GUIPÚZCOA, 1967
275 Ceferino López 324 MÉRIDA, BADAJOZ, 1954
1288
Aki*****5月23日 16:11
>>1287
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家15
241 Mariví Ibarrola 286 NÁJERA, LA RIOJA, 1956
242 Jalón Ángel 287 VIANA, NAVARRA, 1898— ZARAGOZA, 1976
243 Francesc Jarque 288 VALENCIA, 1940
244 David Jiménez 289 ALCALÁ DE GUADAIRA, SEVILLA, 1970
245 Edmond Jomard 290 ? — ? (active in XIX century)
246 Gonzalo Juanes 291-292 GIJÓN, 1923
247 Mariano Júdez 293 ZARAGOZA, 1832 — 1874
248 Eusebio Juliá 294 MADRID, 1826 — 1895
249 Pablo Juliá 295 CÁDIZ, 1949
250 Juan del Junco 296 JEREZ DE LA FRONTERA, CÁDIZ, 1972
251 Sibylle de Kaskel 297 DRESDEN, 1905 — MALLORCA, 2005
252 Kaulak 298-299 MADRID, 1874 — 1933
253 Tony Keeler 300 GREENWICH, CONNECTICUT, 1933
254 Kindel 301-302 MADRID, 1905 — 1989
255 Ksado 303 ÁVILA, 1888 — ORENSE, 1972
256 Manolo Laguillo 304 MADRID, 1953
257 Ernest Lamy 305 FRANCE, 1828 — ?, 1891
258 Aitor Lara 306 BARAKALDO, VIZCAYA, 1974
259 José Latova 307 MADRID, 1954
260 Alphonse de Launay 308 FRANCE, 1827 — ?, 1906
1287
Aki*****5月23日 16:09
>>1286
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家14
221 Gabriela Grech 264 MADRID, 1961
222 Jordi Gual 265 TERRASSA, BARCELONA, 1964
223 Xavier Guardans 266 BARCELONA, 1954
224 Joan Guerrero 267 TARIFA, CÁDIZ, 1940
225 José Guerrero 268 GRANADA, 1979
226 Jordi Guillumet 269 BARCELONA, 1953
227 Albert Gusi 270 CASTELLBISBAL, BARCELONA, 1970
228 Albert Guspi 271 BARCELONA, 1943 — 1985
229 Ciuco Gutiérrez 272 TORRELAVEGA, CANTABRIA, 1956
230 Juan Gyenes 273 KAPOSVÁR, 1912 — MADRID, 1995
231 Cristóbal Hara 274-275 MADRID, 1946
232 Hauser y Menet 276 生没年未記載
233 Fran Herbello 277 MENZIKEN, 1977
234 Amaya Hernández 278 MADRID, 1980
235 Manuel Hernández de León 279 MADRID, 1949
236 Fernando Herráez 280-281 SAN FERNANDO, CÁDIZ, 1948
237 Juan Jesús Huelva Esteban 282 ALGECIRAS, CÁDIZ, 1964
238 Eduard Ibáñez 283 TABERNES DE VALLDIGNA, VALENCIA, 1954
239 Vicente Ibáñez 284 LINARES, JAÉN, 1930— MADRID, 2010
240 Juan Ibáñez Abad 285 JUMILLA, MURCIA, 1846?— YECLA, MURCIA, 1932
1286
Aki*****5月23日 16:08
>>1285
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家13
201 Pablo Genovés 240-241 MADRID, 1959
202 Antonio Girbés 242 TABERNES DE VALLDIGNA, VALENCIA, 1952
203 Susana Girón 243 HUÉSCAR, GRANADA, 1975
204 Emili Godes 244-245 BARCELONA, 1895 — 1970
205 Miguel Goicoechea 246 ALSASUA, NAVARRA, 1894— PAMPLONA, 1983
206 Gombáu 247 CABANILLAS DE LA SIERRA, MADRID, 1861— SALAMANCA, 1929
207 Germán Gómez 248 GIJÓN, 1972
208 Paco Gómez García 249 MADRID, 1971
209 Paco Gómez Martínez 250 PAMPLONA, 1918 — MADRID, 1998
210 María José Gómez Redondo 251 VALLADOLID, 1963
211 Joaquim Gomis 252-253 BARCELONA, 1902 — 1991
212 Pierre Gonnord 254-255 CHOLET, 1963
213 Dionisio González 256 GIJÓN, 1965
214 Juan González 257 MADRID, 1973
215 Margarita González 258 PALENCIA, 1956
216 Ricardo González 259 NEILA, BURGOS, 1957
217 Frank Mason Good 260 DEAL, UK, 1839— HARTLEY WINTNEY, UK, 1928
218 Fernando Gordillo 261 MADRID, 1933
219 Germán Gracia 262 VALENCIA, 1862 — ?
220 Aurelio Grasa 263 ZARAGOZA, 1893 — 1972
1285
Aki*****5月23日 16:07
>>1284
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家12
184 Christian Franzen y Nisser 220 DANMARK, 1864 — MADRID, 1923
185 Ferran Freixa 221 BARCELONA, 1950
186 Pepe Frisuelos 222 TOLEDO, 1956
187 Jorge Fuembuena 223 ZARAGOZA, 1979
188 Ana Galán 224 MADRID, 1969
189 Julia Galán 225 CASTELLÓN, 1963
190 Carlos Gallego Rodríguez 226 LA NUEVA, LANGREO, OVIEDO, 1958— CARTAGENA, 2005
191 Antonio Gálvez 227 BARCELONA, 1928
192 Antonio García 228 VALENCIA, 1841 — 1918
193 Carmela García 229 LANZAROTE, 1964
194 Alberto García-Alix 230-231 LEÓN, 1956
195 Julio García de la Puente 232 VALLADOLID, 1868 — VITORIA, 1955
196 Cristina García Rodero 233-234 PUERTOLLANO, CIUDAD REAL, 1949
197 Amparo Garrido 235 MADRID, 1962
198 Rafael Garzón Rodríguez 236 GRANADA, 1863 — 1923
199 Juan Gatti 237 BUENOS AIRES, 1950
200 Gaudin & Frères 238-239 "MARC-ANTOINE GAUDIN; FRANCE, 1804 — 1880, ALEXIS PIERRE IGNACE GAUDIN; FRANCE, 1816 — 1894,
CHARLES JACQUES EMMANUEL GAUDIN; FRANCE, 1825 — 1905"
1284
Aki*****5月23日 16:07
>>1283
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家11
171 F / 8 203 "A photography collective toward the end of 2012, formed by 8 members, Ángel Tirado, Mario J. Higueras,
Jesús Cañas Escudero (Gsusce), Joaquín Alejandre, Jordi Casasempere, Alberto R. Cámara, Ana Núñez,
and Vicente Fernández,"
172 Manuel Falces 204 ALMERÍA, 1952 — 2010
173 Raniero Fernández 205 VIGO, 1909 — 1999
174 José Manuel Ferrater 206-207 BARCELONA, 1948
175 José Ferrero Millares 208 VILLAREJO DE ÓRBIGO, LEÓN, 1959
176 Pere Ferrier & fils et Soulier 209 "CLAUDE-MARIE FERRIER; FRANCE, 1811 — 1889, JACQUES-ALEXANDRE FERRIER; FRANCE, 1831 — 1912,
CHARLES SOULIER; FRANCE, 1834 — 1876"
177 Manuel Ferrol 210-211 CAMARIÑAS, LA CORUÑA, 1923 — 2003
178 Isabel Flores 212 SANTA CRUZ DE TENERIFE, 1971
179 Marisa Flórez 213 LEÓN, 1948
180 Pepe Florido 214 UTRERA, SEVILLA, 1960
181 Joan Fontcuberta 215-216 BARCELONA, 1955
182 Pere Formiguera 217-218 BARCELONA, 1952 — 2013
183 Franck 219 VOYENNES, 1816— ASNIÈRES-SUR-SEINE, 1906
1283
Aki*****5月23日 16:03
>>1282
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家10
154 Juan y Elías Dolcet 184-185 JUAN DOLCET; MADRID, 1914 — 1990, ELÍAS DOLCET; MADRID, 1948
155 Neuhat de Dubois 186 DOUAI, 1799 — BRUXELLES, 1872
156 Ramón y Antón Eguiguren 187 ANTÓN EGUIGUREN; ZUMAYA, GUIPÚZCOA, 1946, RAMÓN EGUIGUREN; ZUMAYA, GUIPÚZCOA, 1948
157 Paco Elvira 188 BARCELONA, 1948 — 2013
158 Pepe Encinas 189 BARCELONA, 1954
159 Manel Esclusa 190 VIC, BARCELONA, 1952
160 Luis Escobar 191-192 VILLALGORDO DEL JÚCAR, ALBACETE, 1887 — ALBACETE, 1963
161 Mikel Eskauriaza 193 BILBAO, 1969
162 María Espeus 194 BORÅS, SUECIA, 1949
163 Saturnino Espín 195 MADRID, 1952
164 Antoni Esplugas 196 BARCELONA, 1852 — 1929
165 Josep Esplugas Puig 197 His years of photographic activity spanned the period between 1887 and 1918
166 Josep Esquirol 198 BARCELONA, 1873 — GERONA, 1931
167 Javier Esteban 199 ALCORA, CASTELLÓN, 1963
168 Max de Esteban 200 BARCELONA, 1959
169 Jordi Esteva 201 BARCELONA, 1951
170 Francesc Esteve 202 SABADELL, BARCELONA, 1932
1282
Aki*****5月23日 16:02
>>1281
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家9
139 Antonio Cosmes 168 MÉXICO, 1820 ? — ESPAÑA, ?
140 Matías Costa 169 BUENOS AIRES, 1973
141 Gabriel Cualladó 170-171 MASANASA, VALENCIA, 1925 — MADRID, 2003
142 Cuatro15 172 "established in Barcelona in 2007 and remained active until 2010, ten photographers were part of the group: Anna Bresolí,
Javier Ferrando, Eugeni Gay, Isabel González, Alejandro Maestre, Camilla de Maffei, Susana Oñoro, Manu Pineda,
Francisca Ribeiro, and Piko Zulueta."
143 Pep Cunties 173 VILANOVA, BARCELONA, 1946
144 Gerardo Custance 174 MADRID, 1976
145 Ricky Dávila 175 BILBAO, 1964
146 Carlos de Andrés 176 MADRID, 1954
147 Debas Brothers 177 FRANCE, 1850? — ?, Edgardo and Fernando
148 Evaristo Delgado 178 CÁCERES, 1951
149 Juan Manuel Díaz Burgos 179 CARTAGENA, 1951
150 José María Díaz Casariego 180 MADRID, 1905 — 1970
151 José María Díaz-Maroto 181 MADRID, 1957
152 Victoria Diehl 182 LA CORUÑA, 1978
153 Raúl Docasar 183 LA CORUÑA, 1977
1281
Aki*****5月23日 16:01
>>1280
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家8
126 Louis de Clercq 151 FRANCE, 1837 — 1901
127 Charles Clifford 152-153 UK, 1819 — MADRID, 1863
128 Jacques Athanase Clouzard 154 SAINT-CLÉMENT, BOURGOGNE, 1820— ?, 1903
129 Cobertura Photo 155 "created in Seville in 2010, Its members are Alberto Rojas Maza (Seville, 1971), Fito Carreto (El Puerto de Santa María,
1965), Antonio Pérez (Tarifa, 1970), Agustín Hurtado (Seville, 1967), Valentín Luján (Seville, 1969), María Aya (Ibiza, 1977),
Tomás Murube (Madrid, 1966) and Yedra Vargas (Seville, 1978)."
130 Colita 156-157 BARCELONA, 1940
131 Joan Colom 158-159 BARCELONA, 1921
132 César Comas 160 BARCELONA, 1874 — 1956
133 Juan Comba García 161 JEREZ DE LA FRONTERA, CÁDIZ, 1852— MADRID, 1924
134 Ricardo Compairé 162 VILLANÚA, HUESCA, 1883 — 1965
135 Josep Compte 163 ? — ?
136 Chema Conesa 164-165 MURCIA, 1952
137 Soledad Córdoba 166 AVILÉS, ASTURIAS, 1977
138 Eduardo Cortils 167 SAN PEDRO DEL PINATAR, MURCIA, 1963
1280
Aki*****5月23日 15:58
>>1279
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家7
107 José Antonio Carrera 126 MADRID, 1957
108 José Caruncho 127 LA CORUÑA, 1953
109 Lluís Casals 128 BARCELONA, 1954
110 Josep Maria Casals i Ariet 129 VILADRAU, GERONA, 1901— BARCELONA, 1986
111 Pere Casas Abarca 130 BARCELONA, 1875 — 1958
112 Ricardo Cases 131 ORIHUELA, ALICANTE, 1971
113 Naia del Castillo 132 BILBAO, 1975
114 Juan Manuel Castro Prieto 133-134 MADRID, 1958
115 Juan Manuel Castuera 135 PONTEVEDRA, 1921— LA CORUÑA, 1990
116 Carma Casulá 136 BARCELONA, 1966
117 Pere Català-Pic 137-138 VALLS, TARRAGONA, 1889— BARCELONA, 1971
118 Francesc Català-Roca 139-140 VALLS, TARRAGONA, 1922— BARCELONA, 1998
119 Toni Catany 141-142 LLUCMAJOR, MALLORCA, 1942— BARCELONA, 2013
120 José Cendón 143 CARACAS, 1974
121 Agustí Centelles 144-145 VALENCIA, 1909— BARCELONA, 1985
122 Koldo Chamorro 146-147 VITORIA, 1949— PAMPLONA, 2009
123 Carlos Cid 148 MADRID, 1965
124 Santos Cirilo 149 SANTURCE, VIZCAYA, 1956
125 Gregori Civera 150 LA CORUÑA, 1971
1279
Aki*****5月23日 15:53
>>1278
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家6
91 Alejandro Cabrera 107-108 MADRID, 1954
92 Jordi Calafell 109 BARCELONA, 1961
93 Alfredo Cáliz 110 MADRID, 1968
94 Antonio Calvache 111 CÓRDOBA, 1896 — MADRID, 1984
95 Tomás Camarillo Hierro 112 GUADALAJARA, 1879 — 1954
96 Javier Campano 113 MADRID, 1950
97 Campañá 114-115 "ANTONIO CAMPAÑÁ I BANDRANAS; ARBUCIAS, GERONA, 1906— SAN CUGAT DEL VALLÉS, BARCELONA, 1989
ANTONI CAMPAÑÁ CAPELLA; BARCELONA, 1946"
98 Campúa 116-117 "JOSÉ LUIS DEMARÍA LÓPEZ; JEREZ DE LA FRONTERA, CÁDIZ, 1870— MADRID, 1936
JOSÉ DEMARÍA VÁZQUEZ; JEREZ DE LA FRONTERA, CÁDIZ, 1900— MADRID, 1975"
99 Gabriel Campuzano 118 SEVILLA, 1955
100 Carlos Canal 119 GRAJAL DE CAMPOS, LEÓN, 1954
101 Enrique Cano 120 MADRID, 1957
102 Carlos Cánovas 121 HELLÍN, ALBACETE, 1951
103 Leonardo Cantero 122 BILBAO, 1907 — MADRID, 1995
104 Vari Caramés 123 FERROL, LA CORUÑA, 1953
105 Agustí Carbonell 124 BARCELONA, 1951
106 Claudi Carbonell 125 BARCELONA, 1891 — 1970
1278
Aki*****5月23日 15:52
>>1277
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家5
77 BlankPaper 90 "A Spanish photography collective formed in 2003, as a platform and medium of dissemination for the work of
seven photographers: Julián Barón (1978), Ricardo Cases (1971), Alejandro Marote (1978), Óscar Monzón (1981),
Mario Rey (1978), Fosi Vegue (1976), and Antonio Xoubanova (1977)"
78 Blassi Brothers 91-92 BARCELONA, 1948
79 Bleda y Rosa 93-94 MARÍA BLEDA; CASTELLÓN, 1969, JOSÉ MARÍA ROSA; ALBACETE, 1970
80 Francisco Boix 95 BARCELONA, 1920 — PARIS, 1951
81 Pep Bonet 96 COLONIA DE SANT JORDI, MALLORCA, 1974
82 Josep Bou 97 IGUALADA, BARCELONA, 1950
83 Jordi Bover 98 BARCELONA, 1956
84 Anna Boyé 99 BARCELONA, 1954
85 Josep Brangulí 100-101 L’HOSPITALET DE LLOBREGAT, BARCELONA, 1879 — BARCELONA, 1945
86 Gaston Braun 102 FRANCE, 1845 — 1928
87 Manuel Brazuelo 103 MADRID, 1955
88 Mario von Bucovich 104 ISTRIA, 1884 — MÉXICO ?, 1940 ?
89 Antonio Bueno 105 MADRID, 1956
90 Ramón Caamaño 106 MUGÍA, LA CORUÑA, 1908 — 2007
1277
Aki*****5月23日 15:51
>>1276
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家4
58 Carlos Barrantes 70 MADRID, 1960
59 José Ramón Bas 71 MADRID, 1964
60 Lurdes R. Basolí 72 GRANOLLERS, BARCELONA, 1981
61 Mikel Bastida 73 BILBAO, 1982
62 Javier Bauluz 74 OVIEDO, 1960
63 Consuelo Bautista 75 BOGOTÁ, 1957
64 Baylón 76 MADRID, 1958
65 Álvaro Beamud Cortés 77 VALENCIA, 1982
66 Emilio Beauchy 78 SEVILLA, 1847 — 1928
67 Gustave de Beaucorps 79 ROCHEFORT, 1825 — 1906
68 Belda 80 "JAIME BELDA ALTED NOVELDA, ALICANTE, 1878? — 1951
JAIME BELDA SELLER NOVELDA, ALICANTE, 1909? — ALBACETE, 1981
JAIME BELDA MARTÍNEZ ALBACETE, 1941
VÍCTOR BELDA GARRIDO ALBACETE, 1969"
69 Raúl Belinchón 81 VALENCIA, 1975
70 Sergio Belinchón 82 VALENCIA, 1971
71 Adalberto Benítez 83 SANTA CRUZ DE TENERIFE, 1893 — 1975
72 Héctor Bermejo 84 LOGROÑO, 1974
73 Mira Bernabeu 85 ALICANTE, 1969
74 Antoni Bernad 86-87 BARCELONA, 1944
75 Clemente Bernad 88 PAMPLONA, 1963
76 Jordi Bernadó 89 LÉRIDA, 1966
1276
Aki*****5月23日 15:50
>>1275
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家3
37 Antoni Arissa 48 BARCELONA, 1900 — 1980
38 Manel Armengol 49 BADALONA, BARCELONA, 1949
39 Luciano Armero 50 INIESTA, CUENCA, 1872 — 1944
40 Miquel Arnal 51 BARCELONA, 1960
41 Corina Arranz 52 VALLELADO, SEGOVIA, 1961
42 Luis Asín 53 MADRID, 1962
43 Jesús Atienza 54 MILMARCOS, GUADALAJARA, 1956
44 William Atkinson 55 MANCHESTER, UK, 1825 — ?
45 Pau Audouard 56 LA HABANA, 1856 — BARCELONA, 1918
46 Pedro Avellaned 57 ZARAGOZA, 1936
47 Atín Aya 58 SEVILLA, 1955 — 2007
48 Javier Ayarza 59 PALENCIA, 1961
49 Mario de Ayguavives 60 ZARAGOZA, 1968
50 Pilar Aymerich 61 BARCELONA, 1943
51 Enrique Aznar 62 BARCELONA, 1903 — 1959
52 Josep Badosa 63 ARENYS DE MAR, BARCELONA, 1893 — BARCELONA, 1937
53 Baldomero 64 JAÉN, 1886 — MADRID, 1958
54 Frederic Ballell 65 GUAYAMA, PUERTO RICO, 1864 — BARCELONA, 1951
55 José Manuel Ballester 66-67 MADRID, 1960
56 Sandra Balsells 68 BARCELONA, 1966
57 Vicente Barberá Masip 69 VALENCIA, 1870 — 1935
1275
Aki*****5月23日 15:49
>>1274
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家2
17 Casiano Alguacil 28 MAZARAMBROZ, TOLEDO, 1832 — TOLEDO, 1914
18 Francisco Alguersuari 29 SABADELL, BARCELONA, 1919 — 2009
19 José María Alguersuari 30 SABADELL, BARCELONA, 1945
20 Patricia Allende 31 MADRID, 1954
21 Almalé & Bondía 32 JAVIER ALMALÉ ZARAGOZA, 1969 JESÚS BONDÍA ZARAGOZA, 1952
22 Lorenzo Almarza 33 EZCARAY, LA RIOJA, 1887 — ZARAGOZA, 1975
23 Alonso Martínez 34 BURGOS, 1825 — 1868
24 Delmi Álvarez 35 VIGO, 1958
25 Jerónimo Álvarez 36 MADRID, 1973
26 José María Álvarez de Toledo 37 MADRID, 1881 — 1950
27 Julio Álvarez Yagüe 38 MADRID, 1957
28 Amer-Ventosa 39 No Information
29 Francisco Andrada 40 SEVILLA, 1894 — MADRID, 1977
30 Genín Andrada 41 CÁCERES, 1963
31 Javier Andrada 42 SABADELL, BARCELONA, 1949
32 Paula Anta 43 MADRID, 1977
33 Samuel Aranda 44 SANTA COLOMA DE GRAMANET, BARCELONA, 1979
34 Javier Arcenillas 45 BILBAO, 1973
35 Tono Arias 46 DUCI, ALLARIZ, ORENSE, 1965
36 Israel Ariño 47 BARCELONA, 1974
1274
Aki*****5月23日 15:48
>>1272
【The A-Z of Spanish Photographers】写真家1
page years of birth and death
1 Eulalia Abaitua 9 BILBAO, 1853 — 1943
2 Laia Abril 10 BARCELONA, 1986
3 Bèla Adler & Salvador Fresneda 11 BÈLA ADLER; BARCELONA, 1959, SALVADOR FRESNEDA; BARCELONA, 1957
4 Afal 12-13 The Agrupación Fotográfica Almeriense (Photography Association of Almería, Afal) created in 1950
5 José F. Aguayo 14-15 MADRID, 1911 — 1999
6 Carlos Aires 16 RONDA, MÁLAGA, 1974
7 Bernardo Aja 17 SANTANDER, 1973
8 Luis de las Alas 18 MADRID, 1964
9 Albajar & Altarriba 19 PILAR ALBAJAR; HUESCA, 1948, ANTONIO ALTARRIBA; ZARAGOZA, 1952
10 Carlos Albalá 20 MADRID, 1979
11 Pedro Albornoz 21 MADRID, 1966
12 Fernando Alda 22 ARANJUEZ, MADRID, 1958
13 Juan Aldabaldetrecu 23 ZARAUZ, GUIPÚZCOA, 1960
14 Blas Aledo 24 ALHAMA, MURCIA, 1894— LORCA, MURCIA, 1959
15 Alexis W. 25 EL HIERRO, 1972
16 Alfonso 26-27 ALFONSO SÁNCHEZ GARCÍA; CIUDAD REAL, 1880 — 1953, ALFONSO SÁNCHEZ PORTELA; MADRID, 1902 — 1990
1273
Aki*****5月17日 13:10
>>1267
【Re: Re: Re: Re: History of European Photography】
抜けている旧ユーゴの国
コソボを入れ忘れていました。すみません。
1272
Aki*****5月17日 13:05
>>1268
【The A-Z of Spanish Photographers】
遅ればせながら、次の本を発見いたしました。
The A-Z of Spanish Photographers: From the XIX to the XXI Century La Fabrica (Corporate Author)
¥ 9,832(Amazon価格)
ハードカバー: 657ページ
出版社: Fabrica
言語: 英語, 英語, 英語
ISBN-10: 8415691289
ISBN-13: 978-8415691280
発売日: 2014/5/31
商品パッケージの寸法: 3.8 x 24.8 x 30.5 cm
http://www.amazon.co.jp/dp/8415691289/
もともとスペイン語版(Diccionario de fotógrafos españoles : del siglo XIX al XXI )が2013年に刊行されていましたが(ISBN-10: 8415691092、ISBN-13: 978-8415691099)、それの英語訳です。
http://www.amazon.co.jp/dp/8415691092/
ものすごいことは、ページ数から推測できることかとも思いますが、スペインの写真家だけで、537のエントリー(グループなどが含まれているので、写真家の人数としてはもう少し増加します)があるということです。
これは、日本語で刊行されている写真家事典として『日本写真家事典』(淡交社、2000年)の328人をはるかにしのぎます。
正直言うと、掲載され過ぎで、当方には処理しきれない情報です。できれば、537エントリーをここに掲載したいところですが、textreamは連続投稿に厳しい(すぐに、投稿できなくなる)ので、一時に投稿するのは無理で、今後時間をかけて投稿できたらなと思います。
なお、537エントリーのうち、20世紀前半の活動が確認できる写真家は、およそ、112エントリーで、全体のだいたい21%です。
最後に、念のため、2005年刊行の日外アソシエーツの『日本の写真家―近代写真史を彩った人と伝記・作品集目録』(839人掲載)と『現代写真人名事典』(1512人掲載)の2冊を足せば、537エントリーにも負けません。
1271
Aki*****5月10日 13:47
>>1270
【Re: Re: モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
大西 茂 (おおにし しげる)略歴
1928年 岡山県高梁市に生まれる。
1953年 北海道大学理学部数学科を卒業後、同大学の研究室で数学研究を行う。
1955年 第1回個展をなびす画廊で開催し、美術評論家瀧口修造が序文を寄せる。
1956年 国際主観主義写真展に出品する。
1957年 第2回個展をタケミヤ画廊で開催する。
同年、『別冊アトリエ』(アトリエ出版社)、写真雑誌「フォト35」(新日本写真会)に作品が掲載される。
1969年 墨象による作品集『連続体の論理(Logic of Continuum)』がミシェル・タピエの序文を添えてイタリアで刊行される。
1994年 岡山県高梁市で死去。
うーむ、この作家もこの企画も全然知りませんでしたね。恥ずかしいことです。
でも、「幻の」だから仕方ないですかね。
なお、「東京写真月間」って、まだ動いていたんですね!
1270
Aki*****5月10日 13:43
>>1269
【Re: モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
ちなみに、「昨年に引き続き」? 金子さんの昨年の企画って何?
調べてみますと、次の通りです。
http://omotesando-garo.com/history/index14.html
東京写真月間2014 金子隆一企画
「幻の前衛写真家 ー 大西茂」展
2014.5.26-6.7
今年も東京都の「写真の日」にあわせた「東京写真月間2014」に呼応するかたちで写真展を開催致します。 今年は東京都写真美術館の専門調査員をされていた金子隆一氏(写真評論家・写真史家)にお願いすることになりました。 画廊の利点を生かした展覧会を企画くださるとのこと。どうぞご期待くださいますようお願い申し上げます。
http://omotesando-garo.com/link.14/kaneko+gg.html
東京写真月間2014
金子隆一(写真評論家・写真史家)企画
「幻の前衛写真家--大西 茂」展
会期=2014年5月26日[月]-6月7日[土] ・日休
会場=表参道画廊
時間=12:00-19:00(最終日17:00まで)
「幻の前衛写真家--大西 茂」展
大西茂(1928〜1994)は、数学研究者でありながら、1955年に開催した写真展で注目され、主観主義写真運動に関わります。また60年代にはアンフォルメルの墨象作家としてミシェル・タピエに高く評価され、イタリアで画集も出版されています。
しかし、写真制作はわずか数年でやめてしまった幻の写真家です。 その作品は、多重撮影、暗室での多重露光、特殊な現像処理、人工的な変色といった技法を駆使して、特異ともいえる幻想的な世界を展開しています。その表現について美術評論家瀧口修造は「時間と空間との奇妙に混濁した溶解状態」と評しています。
本展覧会は、大量に残されてヴィンテージ・プリント中から約20点を厳選して、1950年代後半に注目されながらも、現在では失われた写真家の軌跡の一端を探ろうとするものです。
1269
Aki*****5月10日 13:42
>>1101
【モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現】
次の展覧会が開催予定です。
「モダニズムへの道程/写真雑誌『白陽』に見る構成派の表現」
企画:金子隆一+表参道画廊
会期:2015.6.1(月) - 6.13(土)
会場:表参道画廊
午前12時〜午後7時(最終日5時)、日曜休み
〒150-0001東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02
TEL/FAX:03・5775・2469
E-mail: info@omotesando-garo.com
http://omotesando-garo.com/expo/index.html
東京写真月間2015に関連した企画とのことで、次のような紹介がなされています。
「昨年に引き続き、写真史家であり評論家でもある金子隆一氏をお招きして企画展を開催します。
今年は、モダニズムへの道程 ? 写真雑誌『白陽』にみる構成派の表現」(仮題)として、1922年から1926年まで神戸で刊行されていた写真雑誌『白陽』のリーフを約20点展示する予定です。写真におけるモダニズムとアートの関係を探る興味深い展覧会になるでしょう。是非ご高覧くださいませ。」
これ以上の詳細については記載されていませんが、淵上作品が東京で見られるというのは極めて珍しいことで、大変貴重です。
ぜひとも足を運んでみたいところです。
1268
Aki*****5月10日 09:21
>>1236
【追加情報:東京空襲写真集】
実物を確認しました。
掲載されている写真作品1692点の撮影者は以下のとおりです。(各人の点数はばらばらです)
石川光陽(1904-1989)
深尾晃三(日本写真公社国防写真隊)
豊島正喜(日本写真公社国防写真隊)
久米茂(日本写真公社国防写真隊)
内山林之助(日本写真公社国防写真隊)
関口満紀(東方社)(1917-1948)
佐藤真輔(日本写真公社国防写真隊)
菊池俊吉(東方社)(1916-1990)
小山進吾(東方社)(生年不明-1968)
小田松太郎(日本写真公社国防写真隊)
石川正雄(日本写真公社国防写真隊)
渡辺勉(東方社)(1908-1978)
林重男(東方社)(1918-2002)
吉川(日本写真公社国防写真隊)
後藤種吉(東方社)(1907-2001)
光墨弘(東方社)(1909-1977)
以上16名です。「吉川」という人は、下の名前の記載がありませんでした。
先に名前を出した、濱谷浩(1915-1999)と別所弥八郎(1917-1991)のおふたりはリストには出てきませんでした。
「日本写真公社(国防写真隊)」または「東方社」名義の作品もあります。ようするに撮影者が不明ということでしょう。なお、「国防写真隊」という部分が記載されている場合と記載されていない場合がありましたが、そのあるなしは、どういう違いなのでしょうか? 説明もなかったように思います。単に、各作品の記録がそうなっていた、という違いだけなのかもしれません。
極めて惜しむらくは、「日本写真公社」およびそれに所属する写真家たちに関する考証がほとんどなされていないことでしょう。資料も情報もないのかもしれませんが、特に各写真家については、経歴どころか、生没年すらも全く分からないという状況なのでしょうか? 東方社に関する情報とのするどいギャップ(といっても、東方社の写真家についても、全員が全員詳しくわかっているわけでもありません。むしろ、わかっていない写真家のほうが多いと言ってもいいでしょう)が、今後の研究が待たれていることを強く示していると思います。
1267
Aki*****5月3日 18:14
>>1266
【Re: Re: Re: History of European Photography】
35か国、これはすごいことですが、それでも抜けている国があります。
覚えのため記載しておきます。
旧ユーゴの3か国。
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・マケドニア
・モンテネグロ
そして、以下6か国は小国ですから、やむを得ないかなと思います。
・アンドラ
・サンマリノ
・バチカン市国
・マルタ
・モナコ
・リヒテンシュタイン
さらに、ヨーロッパに分類されることもある6か国。
・グルジア
・アルメニア
・アゼルバイジャン
・イスラエル
・キプロス
・トルコ
今後、ということかもしれません。
1266
Aki*****4月26日 11:51
>>1261
【Re: Re: History of European Photography】
前回言及しました、「34か国」と「35か国」との差は、ルクセンブルクのようです。
執筆者は次のとおり。
Luxembourg: Paul de Felice and Edmond Thill, Musée National d’Histoire et d’Art Luxembourg
(「http://www.historyofphotography.eu/index.php/part-i/list-of-the-authors」のページでこの国が抜けているだけという模様)
さらに、第2巻は、「36か国」になっていて、増えているのは、次のとおり。
East-German Photography: T. O. Immisch
(対象期間は、1939年からではなく、もちろん1945年以降)
この執筆者の肩書は必ずしもはっきりしませんが、検索をしてみると、どうやら、kustos der sammlung photographie, Stiftung Moritzburg(curator of the photography collection, Moritzburg Foundation)のようです。
なお、第1巻(1900-1938)と第2巻(1939-1969)では、同じ国でも、執筆者が異なることがありますので、ご注意ください。
最後に、前回の投稿では、タイトル【】内の「Photography」の綴りが全部間違っておりました、すみません。
1265
Aki*****4月25日 19:16
>>1264
【Re: 100 Spanish Photographers】
これだけ多くのスペインの写真家だけを集めた本はなかなかないのではないでしょうか?
しかし、このうち、誰が、20世紀前半に活躍した写真家なのでしょうか?
さて、まったくわかりません。どうやって調べていいかも、よくわかりません。
ひとりひとり、インターネット上で調べていくしかないでしょうか?
とはいえ、スペインの写真家についてのまとまった情報などないのではないか、と懸念します。特に、日本語では。
いかに日本の情報が偏っているか、というか、要するにいかに情報が不足しているか、ということがよくわかります。
困ったことです。どうしたらいいのでしょうか?
なお、20世紀前半にスペインで活躍したとおぼしき写真家の名前をわずかながら何人か知っていますが、それらは、上記100人には含まれていませんでした。いやな予感がしますが、上記100人の写真家とは、刊行時点で活躍中とか、比較的新しい写真家ばかりかもしれません。
なお、スペイン語の書籍ということですので、購入をご検討なさる方は、その点にご注意ください。
1264
Aki*****4月25日 19:15
>>1263
【Re: 100 Spanish Photographers】
Marisa González
Jordi Guillumet
Ciuco Gutiérrez
Cristóbal Hara
Luis Izquierdo Mosso
David Jiménez
Cristina Lucas
Chema Madoz
以上で50人
Anna Malagrida
Ángel Marcos
Alicia Martín
Cristina Martín Lara
Ramón Masats
Mireya Masó
José María Mellado
Oscar Molina
Begoña Montalbán
Julia Montilla
Isabel Muñoz
Rosa Muñoz
Rafael Navarro
Eduardo Nave
José María Navia
José Noguero
Miguel Oriola
Ana Teresa Ortega
Aitor Ortiz
Ouka Leele
Pilar Pequeño
Concha Pérez
Carlos Pérez Siquier
Tanit Plana
Concha Prada
Gonzalo Puch
Mabi Revuelta
Xavier Ribas
Aleydis Rispa
Humberto Rivas
Luisa Rojo
Iñigo Royo
Ixone Sadaba
Unai San Martín
José Luis Santalla
Manuel Sonseca
Montserrat Soto
Antonio Tabernero
Miguel Ángel Tornero
Laura Torrado
Ana Torralva
Miguel Trillo
Juan Urrios
Javier Vallhonrat
Valentín Vallhonrat
Mayte Vieta
Manuel Vilariño
Luis Vioque
María Zárraga
Begoña Zubero.
以上で100人
1263
Aki*****4月25日 19:14
>>1261
【100 Spanish Photographers】
すでに刊行から何年かが経過していますが、次の本を発見しました。
100 Spanish Photographers
Rosa Olivares
Exit Publicaciones
スペイン語
ISBN-10: 8493463922
ISBN-13: 978-8493463922
発売日: 2011/2/15
ペーパーバック: 424ページ
寸法: 20.8 x 16.8 x 2.5 cm
¥ 6,712
http://www.amazon.co.jp/dp/8493463922/
Amazonのぺージに掲載されている裏表紙の画像ファイルから、掲載されていると思しき写真家100人を挙げます。
Ignasi Aballí
Carlos Aires
Genín Andrada
Martí Ansón
Mario de Ayguavives
José Manuel Ballester
Raúl Belinchón
Sergio Belinchón
Lidia Benavides
Mira Bernabeu
Jordi Bernadó
Bleda y Rosa
Javier Campano
Daniel Canogar
Carlos Cánovas
Vari Caramés
Maggie Cardelús
Naia del Castillo
Toni Catany
Tomy Ceballos
Hannah Collins
Félix Curto
José María Díaz Maroto
Victoria Diehl
Monel Esclusa
Mikel Eskauriaza
Javier Esteban
Joan Fontcuberta
Pere Formiguera
Ferrán Freixa
Julia Galán
Carmela García
Alberto García-Alix
Cristina García Rodero
Amparo Garrido
Miguel Ángel Gaüeca
Pablo Genovés
Germán Gómez
María José Gómez
Pierre Gonnord
Dionisio González
Juan González
1262
Aki*****4月25日 14:51
>>1254
【Re: Re: 韓国写真史: 1631―1945】
先の投稿では、またもや途中から投稿できなくなり、
>投稿に失敗しました。
>コメント投稿、スレッド作成を制限しています。
>しばらくたってからやり直してください。
というメッセージが出て、理由がわからず苦労しました。
原因は、以下の部分でした。伏字にしたら、投稿できました。
>第11章 写真表現の自由と規制
>4 ●●写真の限界
なお、「●●」の部分は、「いんらん」です。
(漢字で記載すると投稿できません。)
1261
Aki*****4月18日 13:08
>>1260
【Re: History of European Photogrpahy】
これだけ基本的と思われる内容の書籍ですから、日本の図書館にあるかな、と調べてみますと、東京都写真美術館の図書室に所蔵されています。しかし、ご存じのとおり、現在、写真美術館は改装中ですので、最短でも来年の秋まで待たねば見ることができません。さらに調べてみましたが、日本における、他の主要な美術館や公立図書館には所蔵されていないようです(法政大学にはあります)。大変残念です。とともに、不思議ですね。「東京」でもこの惨状ですか。
実物はもちろんまだ見ることができていませんが、今の時点で思うのは次の2点
1.19世紀はどうするの?
本プロジェクトの次の成果となるのでしょうか?
2.トルコはやはりヨーロッパではない?
トルコも含めていただきたかったですね。
実物を早く見たいところです。
1260
Aki*****4月18日 13:07
>>1259
【Re: History of European Photogrpahy】
Ukraine: Tetyana Pavlova, Kharkov, art critic, member of the International Association of Arts Critics (Certification 1263), Freelance curator
34 countries
ちなみに、
http://www.historyofphotography.eu/
というサイトは、まさにこのプロジェクトと書籍のためのサイトのようなのですが、あまりに情報がありません。
例えば、各国ごとの掲載写真家リストだけでもあれば、すごく役に立つのにと思います。宣伝にもなるはずなのに、どうしてその程度のこともしないのでしょうか? 個人的にも、入手したい情報です。
今後に期待できるでしょうか?
おそらく、「Central European House of Photography」のあるスロヴァキアで刊行されたためでしょう、日本国内で入手するのは極めて難しいようです。Amazon.co.jpでは見つかりません。紀伊國屋でも丸善でも一切取り扱いがないようです。あえて日本の書店で購入しようとすると、取次店を2店以上(1つは日本、もう1つは海外、とか?)通さなくてはならず、時間もマージンも結構かかるようです。購入するなら、Amazon.comに直接申し込むのがいいのかもしれません。検索をすると、他にもネット上で申し込める書店がいくつも見つかります(信頼できる書店なのかどうかはわかりません)。
1259
Aki*****4月18日 13:05
>>1258
【Re: History of European Photogrpahy】
Moldova: Irina Grabovan, director of the Art Center AoRTa
The Netherlands: Tamara Bergmans, Vrije Universiteit Brussel
Norway: Sigrid Lien phd, prof., University in Bergen,
Poland: Lech Lechowicz (volume 1), Film School, Lodz,
Portugal: Emilia Tavares, curator, the Chiado Museum,
Romania: Silvian Ionescu, freelance curator and art historian
Russia: Irina Tchmyreva, head researcher, Photographic Department of Moscow Museum of Modern Art, Moscow
Serbia: Milanka Todic (volume 1) Faculty of Applied Arts and Design, Beograd,
Slovakia: Václav Macek, director, Central European House of Photography, Bratislava
Slovenia: Lara Štrumej (volume 1), senior curator at The Museum of Modern Art Ljubljana,
Spain: Juan Naranjo, freelance curator, Barcelona
Sweden: Jan-Erik Lundström, director, Bildmuseet, Ulmea
Switzerland: Martin Gasser (volume 1), curator Fotostiftung Schweiz,
1258
Aki*****4月18日 13:04
>>1257
【Re: History of European Photogrpahy】
Greece: Nina Kassianou, curator and photography critic (Thessaloniki Museum of Photography, Photographic Centre of Skopelos)
Hungary: Béla Albertini (volume 1) Lecturer in art history and photographic reportage, Eötvös-Loránd-University (Budapest), University Kaposvár,
Iceland: Æsa Sigurjónsdóttir, Art Historian, Assistant Professor, University of Iceland. Dr. Kristján Eldjárn, Research Fellow, National Museum of Iceland.
Ireland: Dr. Justin Carville, PhD, MA, BA (Hons), Historical & Theoretical Studies in Photography, School of Creative Arts, Institute of Art, Design & Technology, Dublin
Italy: Gigliola Foschi, critic and photographic art historian,
Lithuania: Margarita Matulyté , Agne Narušyté research fellow at Napier University, Edinburgh, UK, supervises practice-based PhD students at the Vilnius Academy of Fine Arts
Latvia: Vilnis Auziņš, Latvian Museum of Photography, Riga
1257
Aki*****4月18日 13:03
>>1256
【Re: History of European Photogrpahy】
Croatia: Želimir Koščević, freelance curator
Czech Republic: Vladimír Birgus, Institut of Creative Photography, Salesian University, Opava, Jan Mlčoch
Denmark: Mette Mortensen, Film and Media Studies Section, Department of Media, Cognition and Communication, University of Copenhagen, Louise Wolters, photo historian
Estonia: Peeter Linnap, art critic and theorist, TV director, curator and teacher, Professor and Head of Photography Department at TAC (Tartu Art College)
Finland: Kimmo Lehtonen, Lecturer in Digital Culture, Studies In Visual Communication, University of Jyväskylä
France: Marc Tamisier, photo historian
Germany: Dr. Ivo Kranzfelder (volume 1) lecturer of history and theory of photography, University for Applied Sciences in Würzburg, curator of private collection,
Great Britain: Gerry Badger, photo historian and critic
1256
Aki*****4月18日 13:01
>>1255
【Re: History of European Photogrpahy】
どうやら、Central European House of Photography, Bratislava, Slovakiaの、Václav Macekという人を中心に組織された、国際的なリサーチ・プロジェクトの成果のようです。
20世紀を3つの時代に分けて、それぞれの時代ごとに2冊ずつで、完結のあかつきには、全6冊になるようです。
恐るべきことに、ヨーロッパの34か国について、それぞれ章が設けられて、個別に歴史が書かれていたり、写真家が紹介されているという内容のようです。
まったく、驚くべき内容です。ドイツやフランスやロシアなどの写真であれば、いくらでも情報はあります。しかし、バルト3国やら、バルカン諸国などの20世紀前半の写真についてとなると、今までであれば、どこにもまとまった情報はなかったのではないでしょうか? しかも、現地の各国語ではなくて、すべて英語ですよ。画期的です。
その34か国と、それぞれの執筆者が、以下のサイトに掲載されています。(なお、同じサイト内には、35か国という情報もありますが、差の1か国は何(どの国)なのでしょうか?)
http://www.historyofphotography.eu/index.php/part-i/list-of-the-authors
List of the Authors
Albania: Rubens Shima, director, National Gallery of Art, Tirane
Austria: Anton Holzer, Fotogeschichte editor-in-chief, Vienna
Belarus: Nadya Savchenko, historian of photography, Minsk
Belgium: Georges Vercheval, founder and former director of Musée de la Photographie, Charleroi
Bulgaria: Katerina Gadjeva, Lecturer in History of Culture Department, New Bulgarian University, Sofia
1255
Aki*****4月18日 12:59
>>1254
【History of European Photogrpahy】
少し前から継続刊行中ですが、次の本を遅ればせながらご紹介です。
The history of European photography
[produced by the Central European House of Photography, FOTOFO and Eyes - On Month of Photography Vienna ; Václav Macek, editor]
Central European House of Photography, Bratislava, Slovakia
第1巻:1900-1938(2冊組)2010または2011
第2巻:1939-1969(2冊組)2014
第3巻:1970-2000(2冊組?)2015年刊行予定
出版国: スロバキア
言語: 英語
Amazon.comによると
第1巻は、
Hardcover: 850 pages
ISBN-10: 8085739550
ISBN-13: 978-8085739558
US$145
http://www.amazon.com/dp/8085739550/
99€、という価格情報もあります。
http://www.anzenbergergallery-bookshop.com/book/433/the_history_of_european_photography_1900-_1938-various_photographers
第2巻は、
Hardcover: 800 pages
ISBN-10: 8085739666
ISBN-13: 978-8085739664
US$9999???
http://www.amazon.com/dp/8085739666/
第3巻の情報はまだありません。
1254
Aki*****4月14日 22:19
>>1253
【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
第11章 写真表現の自由と規制
1 表現の自由と規制
2 プール(pool)写真の登場
3 法律による規制
4 ●●写真の限界
5 日帝末期の激しい規制
6 戦時体制のプロパガンダ写真
第12章 写真に残す
1 記念から記録へ
2 写真に現れた開化期のソウル
3 未知の世界を記録する
4 三・一運動と高宗・純宗
5 写真に残す
6 写真の拡張
第13章 カメラと感光材料
1 写真の裏面史
2 一般人の目に映ったカメラ
3 暗箱カメラ
4 暗箱用のレンズ
5 写真記者の愛用機、アンゴ・カメラ
6 携帯用カメラ一九〇〇―二〇
7 アマチュアと小型カメラ
8 媒体取材用小型カメラ
9 乾板とフィルム
10 印画紙とその他感光材料
11 産業へと成長できなかった写真機材
第14章 外国人の写真活動
1 外国人の写真
2 辛未洋擾の戦闘記録
3 江華島条約締結当時の写真
4 高宗皇帝を撮影したローウェル
5 写真に現れた朝鮮義兵
6 ミューレンステトの義兵虐殺現場
7 朝鮮を撮影した西洋の写真家
写真史
参考文献一覧
訳者あとがき
人名索引
事項索引
最後に、同様の書物が、韓国以外の、中国、インド等のアジア諸国についても刊行されないかと、夢みております。
1253
Aki*****4月14日 22:18
>>1252
【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
第10章 媒体写真
1 ニュース写真の登場
2 媒体写真の定着
3 民間紙の創刊と媒体写真
4 媒体写真の領域拡大
5 写真画報
6 規制と弾圧
7 日章旗抹消事件
1252
Aki*****4月14日 22:15
>>1250
目次
凡例
『韓国写真史』の日本語版翻訳に寄せて
序文
第1章 「写真」という言葉の歴史
1 光で描く
2 写真
3 辞典のなかの写真
4 各国の写真の名称
第2章 漆室玻★王偏に黎★眼
1 写真の起源
2 カメラ・オプスクーラ
3 写真原理の伝来
4 カメラ・オプスクーラの伝来
5 漆室玻★王偏に黎★眼
6 漆室観画説
7 影法弁証説
8 カメラ・オプスクーラで解釈された神気通
第3章 写真との接触
1 写真の発明
2 アジア地域の写真伝来
3 写真の受容を阻んだ鎖国政策
4 中国を通した写真との接触
5 呉慶錫の肖像写真
6 日本を通じた写真との接触
第4章 写真の受容
1 開化派の形成に影響を与えた写真
2 写真受容を試みた金允植
3 直接受容の時代的背景
4 金 元の写真術研究
5 黄鐵の写真術研究
6 池運永の写真術研究
第5章 写真の社会史
1 西洋文物に対する否定的な見方
2 襲われた写真館
3 流言飛語に利用された写真
4 武器に見えたカメラ
5 シャーマニズムとの葛藤
第6章 定着と発達
1 発達の始め
2 高宗の写真
3 記念写真
4 写真と法
5 写真の複製
6 写真理論の定着
第7章 肖像写真
1 肖像画と肖像写真
2 肖像写真の美学
3 写真館
4 天然堂写真館
5 写真師
6 女性写真師
7 修整
8 京城写真師協会
9 営業写真館の退歩
10 日本人写真館
第8章 表現に向かって
1 美術写真
2 芸術写真
3 芸術写真展覧会
4 軟焦点写真
5 芸術写真思潮の紹介
6 新文化運動と芸術写真
第9章 アマチュア写真活動
1 アマチュアの登場
2 アマチュア写真家団体
3 写真術の発達とカメラの大衆化
4 アマチュアの後援者、写真材料商
5 写真公募展と作品
6 アマチュア写真活動の波紋
1251(欠番)
1250
Aki*****4月12日 13:28
>>1249
【Re: 韓国写真史: 1631―1945】
姜美賢
1975年、大韓民国ソウル特別市生まれ。2004年、大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科卒業。11年、大阪芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程修了、博士(芸術文化学)。博士論文「行為としての写真――モダニズム写真の枠を超える写真表現として」。現在、ニューヨークで写真家、アートコンサルタントとして活動。
洪性雲
1973年、大韓民国忠清南道夫餘郡生まれ。2001年、朝鮮大学美術大学純粋美術学部卒業。04年大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科卒業。08年、大阪芸術大学大学院芸術研究科芸術文化学専攻修士課程修了、修士(芸術文化学)。現在、画家・幼稚園美術教師・日本語講師。
朴紀ヤ
大韓民国京畿道水原市生まれ。2004年、大阪芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程修了、博士(芸術文化学)。中央大学(韓国)先端映像大学院映像学アニメーション専攻、研究教授などを経て、現在、中央大学、南ソウル大学ほか非常勤講師。博士論文「宮崎駿アニメーションにおける特殊性と普遍性」。著書に『日本アニメーションのクリエーター――創造と実験の名のもとで』(イダム・ブックス/Idam Books〔韓国語〕)など。
李京彦
1980年、大韓民国ソウル特別市生まれ。2004年、ソウル芸術大学映画学科卒業(映画演技専攻)。11年、国立韓国放送通信大学国語・国文学科卒業。14年、大阪芸術大学大学院芸術研究科芸術制作専攻、修士(デザイン領域、写真)。博士論文の研究テーマ、「日本の写真館文化」。現在、大阪芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程在学(美学・芸術学)。
金根愛
1976年、大韓民国大邱広域市生まれ。2006年、大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業。08年、大阪芸術大学大学院芸術研究科博士後期課程単位修得満期退学。修士(デザイン領域、写真)。
1249
Aki*****4月12日 13:27
>>1248
【韓国写真史: 1631―1945】
次の本(日本語訳)が刊行されました。犬伏さんですか〜。
韓国写真史: 1631―1945
崔仁辰 (著), 犬伏 雅一 (監修, 翻訳), 姜美賢 (翻訳), 洪性雲 (翻訳), 朴紀ヤ (翻訳), 李京彦 (翻訳), 金根愛 (翻訳)
青弓社
発売日: 2015/4/15
¥ 4,320
http://www.amazon.co.jp/dp/4787273752/
何という本でしょうか! 1945年までが対象。類者は全く存在しなかったのではないでしょうか? しかも、659ページだそうです。編年的な記述ではないようですので、どのような書きぶりになっているのか? 自分の知りたいことがどれだけ含まれているのか?
1631年を起点にしている点は気になりますが、まずは実物を見てみましょう。
作者等の紹介、および目次を掲載しておきます。
崔仁辰
1941年、大韓民国全羅南道羅州市生まれ。漢陽大学校国文学科卒業。東亜日報編集局写真部長を歴任し、1978年に韓国写真史研究所を開設。韓国写真史の確立に努力してきた。著書に『韓国現代美術史(写真)』(同和出版公社)、『韓国新聞写真史』(悦話堂)、訳書にボーモント・ニューホール『世界の写真史』(瑞文堂)など。展示「韓国写真歴史展」(芸術の殿堂、1998年)を企画・開催。
犬伏 雅一
1950年、大阪府生まれ。1976年、京都大学卒業(文学部、言語学専攻)。96年、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得満期退学(芸術学専攻)、修士(文学)。現在、大阪芸術大学芸術学部芸術計画学科教授。専門は美学、映像論、視覚文化研究(写真)。共編著に『新世代写真術』、訳書に『写真のキーコンセプト』(ともにフィルムアート社)、共訳書に『実験映像の歴史』(晃洋書房)など。
1248
Aki*****4月12日 13:26
>>1247
【Re: 絵画に焦がれた写真】
目次
序──先行研究と問題の所在
[I]言説から見る日本のピクトリアリズム
1 欧米におけるピクトリアル写真の呼称──“Photographie artistique”をめぐって
2 写真史編纂上のピクトリアリズムの成立──ニューホールの『写真の歴史』を中心に
3 日本における「二つの黄金時代」の受容
4 言説史から見る日本のピクトリアリズムの成立過程──「芸術写真」の成立
5 ピクトリアリズムと「芸術写真」の対応と拡大
6 写真のモダニズム期における「芸術写真」の語──ピクトリアリズム以後の変容をめぐって
[II]ピクトリアリズムの受容──〈外国写真展覧会〉の開催とその影響
1 開催時の時代背景
2 〈外国写真展覧会〉開催までの経緯
3 〈外国写真展覧会〉の実態──昭憲皇太后の行啓と、表現の受容
4 明治二〇年代における写真と絵画の関係──光の表現をめぐって
5 開催後の影響──大日本写真品評会と第四回内国勧業博覧会
[III]日本におけるピクトリアリズムの成立へ
1 日本写真史における小川一真の位置をめぐって
2 小川一真の帝室技芸員任命と「東京美術学校写真科設置上申書」
3 日本のピクトリアリズム成立過程における小川一真の写真表現──P・H・エマーソンの受容と光の表現
4 明治三〇年代の写真表現──近像型構図をめぐる日欧視覚文化の交流
5 ピクトリアリズムの成立──明治四〇年代
6 「写真ルネサンス」の展開──大正期の動向
[IV]ピクトリアリズムにおける「アカデミズム」
1 欧米における官・公設美術展、博覧会での写真の扱い──フランス第二帝政期におけるサロンと写真を中心に
2 日本写壇とアカデミズム──文部省美術展覧会写真部門設置をめぐって
3 写真の「サロン」の開設──表現と制度の問題の表出
4 〈日本写真美術展覧会〉と〈日本写真大サロン〉にみる審査制度と表現傾向の整合性
5 ピクトリアリズムの表現と制度の関係をめぐって──多様な表現の融合とモダニズム写真の台頭
結論「芸術写真」──ピクトリアリズムとモダニズムの間で
年表
主要参考文献
あとがき
〈外国写真展覧会〉目録
索引
1247
Aki*****4月12日 13:25
>>1246
【絵画に焦がれた写真】
次の本が刊行されています。
絵画に焦がれた写真──日本写真史におけるピクトリアリズムの成立
打林 俊
森話社
発売日: 2015/4/4
¥ 5,292
http://www.amazon.co.jp/dp/4864050767/
368ページの大作です。若い研究者の目覚ましい成果に大きな拍手と今後への期待をしたいと思います。
作者紹介と目次を掲載しておきます。
「巻末には、1893年5月に東京で開催された、〈外国写真展覧会〉の出品作品総目録を収録」というのも興味があります。
打林 俊
1984年東京生まれ。2007年日本大学芸術学部写真学科卒業、2009年日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程映像芸術専攻修了、パリ第1パンテオン=ソルボンヌ大学、国立芸術研究所招待研究生(2010~2011年)を経て、2013年日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程芸術専攻修了。博士(芸術学)。現在、日本大学芸術学部非常勤講師。専門は写真史、日欧視覚文化交流史。2009年日本写真芸術学会奨励賞、2015年花王芸術・科学財団第9回美術に関する研究奨励賞受賞
1246
Aki*****4月5日 14:39
>>1244
【501 Great Artists: A Comprehensive Guide to the Giants of the Art World】
スティーヴン・ファージングつながりで、洋書ですが、次の本が刊行されています(5年以上昔です)。
501 Great Artists: A Comprehensive Guide to the Giants of the Art World
Stephen Farthing
Barrons Educational Series Inc
Hardcover、2008
ISBN-10: 0764161334
ISBN-13: 978-0764161339
Paperback、2009
ISBN-10: 1845433114
ISBN-13: 978-1845433116
640ページ
「1001 Paintings You Must See Before You Die」と対になるような書籍かもしれませんが、「501」というのは少なすぎませんかね? それに、「作品」を「作家」に変えただけで、要するに、「1001」と似たり寄ったりの内容になってはしませんでしょうか?
実物をじっくりと見てみないと何とも言えませんが、洋書ですから、公立図書館に所蔵されるケースは、ごくまれでしょうね。残念です。
1245
Aki*****3月29日 14:14
>>1244
【美術界データブック】
次の本が、「2011年」から刊行されています。
本年1月刊行の「2015」で、5冊目のようです。
「BT年鑑」に近いような内容と思われます。
美術界データブック2015
「アートコレクターズ」&「美術の窓」編集部
生活の友社;
A5判版
2015/1/6
1646円
750ページ
貧弱ですが、Amazonに掲載されていた目次です。
1)ジャンル別作家略歴・発表価格
2)全国画廊一覧
3)全国美術館・博物館・文学館・記念館一覧
4)全国美術学校一覧
5)オークション会社・鑑定人一覧
1244
Aki*****3月21日 20:20
>>1243
【続・世界アート鑑賞図鑑】
さらに、この本について、1つ言えそうなことは、一般的な最近の傾向なのでしょうが、ヨーロッパ以外(20世紀後半以降については「欧米以外」)を積極的に取り上げる傾向が見られると思います。
20世紀だけでも、この本には、以下の7つの項目があります。
写実主義、プレシジョニズム、地方主義(p364)1900-1950
メキシコの美術(p436)1910-1950以降
アフリカの芸術(p472)1948-2010以降も継続
東アジアの芸術(p476)1954-2010以降も継続
ラテンアメリカの芸術(p508)1960-2010以降も継続
オーストラリア先住民族の芸術(p540)1970-2010以降も継続
インドの芸術(p560)1966-2010以降も継続
最後に、いつも頻繁に、強く批判している点ですが、この本についても、「作家名や作品名に欧文つづりがない!」という点を、改めてあえて書いておきます。
原著の「索引」を(日本語訳と併せて)そのまま残してくれたら、それだけですむのに、どうして??(「そのまま」は言いすぎですね、ページが変わっていないかの確認が必要です。でも、容易にできることですよね)
「執筆者紹介」のページなどは日本語訳もせずに、原文そのままなのに、索引はなぜ原文を残さないのでしょうか? そういう発想自体が欠如しているのでしょうか?
上記「欧米以外」を積極的に取り上げている、ということから考えて、カタカナ表記から作家名の欧文つづりを調べるのは、特に欧米人以外では、結構困難なケースがあるのではないかと懸念します。
1243
Aki*****3月21日 20:19
>>1242
【続・世界アート鑑賞図鑑】
抜けているという意味では、マン・レイの作品が写真に限らず一切掲載されていない、という点が不審です。文章中もほとんど言及されていません。なぜでしょうか?
そういえば、イアン・ジェフリーの『写真の読み方: 初期から現代までの世界の大写真家67人』(創元社、2011年)でも、マン・レイが含まれていませんでした。一部に、そういう傾向が出ているのかもしれません。
写真について、他の時期も見てみますと、19世紀には写真は含まれていません。
一方「1946年から現代」では、写真が、「スーパーリアリズムの勃興」と「デジタル・アート」だけ。しかも、取り上げられているのが、シンディ・シャーマンとジェフ・ウォールのみ。
スーパーリアリズムの勃興(p492)1958-2010以降も継続
●アンタイトルド・フィルム・スチル#7|シンディ・シャーマン(p494)1978
デジタル・アート(p548)1965-2010以降も継続
●突風(北斎にちなんで)|ジェフ・ウォール(p550)1993
写真の専門家ではない美術専門家の視点からの写真、という意味合いからすれば、なるほどと思いますが、個人的には全く肯定できません。20席後半以降の写真の状況(というか、むしろ、美術界における写真の「取り扱い」)に思いを馳せ、暗澹たる気持ちになりました。
1242
Aki*****3月21日 20:14
>>1241
【続・世界アート鑑賞図鑑】
さて、さらに、「写真の成熟」の部分において大きく取り上げられている写真作品2点以外に、「5 1900年から1945年」において、掲載されている写真作品は、全部で8点で、以下のとおりです。
p356-p357:写真の成熟
1. 三等船室(1907)アルフレッド・スティーグリッツ
2. フラットアイアンビルディング(1905)エドワード・スタイケン
3. キャベツの葉(1931)エドワード・ウェストン
p358-p359:写真の成熟
4. 崩れ落ちる兵士(1936)ロバート・キャパ
5. 貧しい移民の母子(1936)ドロシア・ラング
6. モリス広告塔(1934)ブラッサイ
p361: ダンガニーカ湖の3人の少年(c. 1929)マーティン・ムンカッチ
p363: 多肉植物(1920s)イモージン・カニンガム
なぜ写真が「5 1900年から1945年」の部分の最初になっているのでしょうか?
(しかも、なぜ次が、従来であれば、ヨーロッパのさまざまなイズムのあとのページで紹介されることがほとんどであった(「二の次」にされていた)アメリカ美術なのでしょうか?)
年代順という可能性もありますが、「5 1900年から1945年」の部分でさえ、年代順じゃないものもあります。
例:「ダダ」よりも「デ・ステイル」の方が、開始年号があとなのに、掲載ページは先。
やはり、理由はよくわかりません。
それから、上記リストをご覧いただくとお分かりのとおり、写真は、ストレート・フォトグラフィや報道写真ばかりで、前衛的なタイプが全般的に抜けています。
ただし、次の「写真系」作品3点が、「写真の成熟」以外のページに掲載されていますので、その点は注意が必要です。
●『これについて』の挿画|アレクサンドル・ロドチェンコ(p404)1923
●美術批評家|ラウル・ハウスマン(p412)c. 1919
●コンポジション-アサンブラージュ-フォトグラム|ラースロ・モホリ=ナギ(p418)1926
1241
Aki*****3月21日 20:10
>>1240
【続・世界アート鑑賞図鑑】
デ・ステイル(p406)1917-1932
●不協和音のカウンターコンポジションXVI|テオ・ファン・ドースブルフ(p408)1925
ダダ(p410)1914-1924
●美術批評家|ラウル・ハウスマン(p412)c. 1919
バウハウス(p414)1919-1933
●魚たちのまじない|パウル・クレー(p416)1925
●コンポジション-アサンブラージュ-フォトグラム|ラースロ・モホリ=ナギ(p418)1926
ノイエ・ザッハリッヒカイト(p420)1918-1933
●社会を支える人々|ゲオルゲ・グロス(p422)1926
●メトロポリス|オットー・ディクス(p424)1928
シュルレアリスム(p426)1924-1945
●記憶の固執(柔らかい時計)|サルバドール・ダリ(p430)1931
●自由の戸口で|ルネ・マグリット(p432)1937
●ゲルニカ|パブロ・ピカソ(p434)1937
メキシコの美術(p436)1910-1950以降
●デトロイト産業(南壁)|ディエゴ・リベーラ(p440)1932-33
●茨の首飾りとハチドリの自画像|フリーダ・カーロ(p442)1940
近代主義彫刻(p444)1912-1943
●ヤコブと天使|ジェイコブ・エプスタイン(p448)1940-41
細目次(全体図)の中の「●」は、その作品の制作年を示すと思われますが、実際の作品の掲載ページに記載されている制作年とずれていることがありますので注意が必要です。
(例えば、「メトロポリス|オットー・ディクス」は、p355には、1926年のところに「●がありますが、実際の作品掲載ページであるp424には「1928年」とあります)
1240
Aki*****3月21日 20:06
>>1233
【続・世界アート鑑賞図鑑】
この本について、続きです。
まずは、目次です。
日本語版監修のことば 4
序文 リチャード・コーク(Richard Cork) 6
はじめに 8
1 紀元前から15世紀 14
2 15世紀と16世紀 138
3 17世紀と18世紀 210
4 19世紀 274
5 1900年から1945年 354
6 1946年から現代 450
索引 564
図版クレジット 572
執筆者紹介 575
続けて、「5 1900年から1945年」の細目次です(p354-p355掲載のもの)。
(イズムの項目名、および、見開き2ページで取り上げられている作品・作家名)
写真の成熟(p356)1900-1945
●サン・ラザール駅裏|アンリ・カルティエ=ブレッソン(p360)1932
●冬の嵐の通過、ヨセミテ渓谷|アンセル・アダムス(p362)c. 1935
写実主義、プレシジョニズム、地方主義(p364)1900-1950
●マイ・エジプト|チャールズ・デムス(p366)1927
●夜ふかしをする人たち|エドワード・ホッパー(p368)1942
フォーヴィスム(p370)1900-1910
●ダンス|アンリ・マティス(p372)1910
エコール・ド・パリ(p374)1904-1940
●若い男もしくはベルボーイ|ハイム・スーチン(p376)1925-26
ドイツ表現主義(p378)1905-1920
●インプロヴィゼーションIII|ヴァシリィ・カンディンスキー(p382)1909
●動物の運命|フランツ・マルク(p384)1913
●街行く二人の女|エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー(p386)1914
キュビスム(p388)1907-1917
●アヴィニョンの娘たち|パブロ・ピカソ(p392)1907
●ギターを持つ男|ジョルジュ・ブラック(p394)1911-12
未来派、オルフィスム、レイヨニスム(p396)1909-1934
●自転車乗りのダイナミズム|ウンベルト・ボッチョーニ(p398)1913
シュプレマティスムと構成主義(p400)1913-1924
●シュプレマティスム(飛行する飛行機)|カシミル・マレーヴィチ(p402)1915
●『これについて』の挿画|アレクサンドル・ロドチェンコ(p404)1923
1239
Aki*****3月15日 13:35
>>1238
【日本の20世紀芸術】
遅ればせながら、次の本が刊行されています。
日本の20世紀芸術(The 20th Century Art in Japan)
東京美術倶楽部/編
酒井 忠康/監修
平凡社
2014.11
定価:本体29000円[税別]
(刊行記念特別定価:本体26000円[税別])
531ページ
かなり高価ですが、非常に便利な本です。
序章 開国から1,920年代
第1章 1930年代
第2章 1940年代
第3章 1950年代
第4章 1960年代
第5章 1970年代
第6章 1980年代
第7章 1990年代
終章
と時期ごとに分けて、それぞれにおいて、
美術(A)
版画(B)
イラストレーション(C)
写真(D)
工芸(E)
デザイン(F)
ミュージアム建築(G)
実験映像・アニメーション・マンガ(H)
いけばな(I)
パフォーミング・アーツ(J)
書(K)
について、多くの図版とともに解説が書かれています。
さらに、巻末には、
年表
図版リスト
人物索引
があります。
専門の方には、「座右の書」かもしれません。
また、後日、詳細をご紹介したいと思います。
1238
Aki*****3月8日 13:10
>>1236
【白水社のピカソ】
次の本が刊行されています。
ピカソI: 神童1881-1906
ジョン・リチャードソン(John Richardson)、 木下 哲夫
白水社
2015年
12960円
白水社創立百周年記念出版、全4巻だそうです。
A5サイズですが、1冊で800ページの大著。
それにしても、ちょっと高価ですね。
残りの3巻は、タイトル不明です。
そして、原著と思われるのは、以下の本です。
なぜか第4巻は発見できませんでした。「2014年刊行予定」という情報も見つかりましたが、4巻は未刊?
1, A Life of Picasso: The Prodigy, 1881-1906
2. A Life of Picasso: The Cubist Rebel, 1907-1916
3. A Life of Picasso: The Triumphant Years, 1917-1932
4. ?, 1933-1973
(Knopf社)
第4巻のサブタイトルは、どんなものになるのでしょうか?
1237
Aki*****3月8日 13:06
>>1220
【美術出版社が民事再生の申し立て】
美術出版社が2015年3月4日に民事再生の申し立てをしたそうです。
民事再生ですから、会社を再建するということで、会社がなくなるわけではありませんが、倒産と言えば倒産です。
「カラー版」シリーズなど、いろいろとヒットしている美術書もあるのに、なんでだろう、という気もします。
美術手帖なども売れているのではないんでしょうか? まさか、休刊などということはないでしょう?
早期の再建を祈っております。
1236
Aki***** 3月1日 13:09
>>1235
【Re: Re: 東京空襲写真集】
最後に、本書の目次は、以下のとおりです。
目次
巻頭言(早乙女勝元)
解説(山辺昌彦)
〈本文〉
第1章 1942年4月
第2章 1944年11月
第3章 1944年12月
第4章 1945年1月
第5章 1945年2月
第6章 1945年3月
第7章 1945年4月
第8章 1945年5月
第9章 1945年8月
〈資料〉
東京空襲全写真リスト
東京空襲一覧
本土空襲地域別死者数諸調査
東京空襲区部死者数諸調査
区毎死者・負傷者・罹災者数
仮埋葬地別合葬遺体数一覧・個別埋葬遺体数一覧
東京の爆撃目標施設
東京都区部被災地図
東京下町空襲被災地図
東京空襲の追悼碑・供養碑・慰霊碑マップ
あとがき
1235
Aki***** 3月1日 13:09
>>1234
【Re: 東京空襲写真集】
また、前者の共同研究については、次の2件の文献が刊行されています。
東方社と日本写真公社の防空・空襲被害写真
戦争末期の国策報道写真資料の歴史学的研究 : 国防写真隊と東方社を中心に
山辺昌彦, 小山亮, 石橋星志著
政治経済研究所付属東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室, 2013.3
2012年度科学研究費助成事業「学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))」研究成果報告書
戦中・戦後の記録写真 : 「東方社コレクション」の全貌
戦争末期の国策報道写真資料の歴史学的研究-国防写真隊と東方社を中心に
井上祐子 植野真澄, 大岡聡, 山辺昌彦, 小山亮, 石橋星志
政治経済研究所付属東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室, 2014.2
2013年度科学研究費助成事業「学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))」(課題番号23520853)研究成果報告書
研究代表者: 山辺昌彦
付録: CD-ROM(1枚 12cm): 「東方社コレクション」全コマ ネガリストデータ
なお、今回ご紹介した書籍の関連で、次の展覧会も開催されています。
『決定版 東京空襲写真集−アメリカ軍の無差別爆撃による被害記録−』刊行記念特別展
戦後70年にふりかえる東京空襲写真展
会場 東京大空襲・戦災資料センター2階会議室
展示期間 2015年2月25日(水)〜4月12日(日)
開館日 水曜日〜日曜日(3月9・10日は開館します)
開館時間 12時〜午後4時まで協力費 一般300円 中・高校生200円 小学生以下無料
http://www.tokyo-sensai.net/info/info2015/info2015-02.html
(2月28日に記念講演会もあったのですが、ご紹介が遅くなったため、もう終わってしまいました。)
1234
Aki***** 3月1日 13:08
>>1233
【東京空襲写真集】
次の本が刊行されています。
決定版東京空襲写真集 アメリカ軍の無差別爆撃による被害記録
早乙女勝元・監修
東京大空襲・戦災資料センター・編
勉誠出版
2015年(12000円)
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100407
「東方社、日本写真公社、石川光陽らが公務で写した撮影地点が明確な写真1400点超を日付ごとに網羅。詳細な資料を付す決定保存版」ということで、巻末には、、「撮影者別空襲写真リスト」もあり、徹底的・網羅的な内容の、極めて貴重な資料です。いわゆる「東京大空襲」に限られていない、という点も特徴でしょうか?
まだ十分に確認できていませんが、取り上げられている写真家は、菊池俊吉、林重男、濱谷浩、別所弥八郎、後藤種吉、石川光陽の各氏のようです。
本書は、「東京大空襲・戦災資料センター」における2つの共同研究(「戦争末期の国策報道写真資料の歴史学的研究−国防写真隊と東方社を中心に」(研究代表者・山辺昌彦、課題番号・23520853)と戦中・戦後の「報道写真」と撮影者の歴史学的研究−東方社カメラマンの軌跡−」(研究代表者・井上祐子、課題番号・26370810))の成果を基盤にしているということです。
その詳細は、次のページをご参照ください。
http://www.tokyo-sensai.net/info/info2015/info2015-01.html
1233
Aki***** 3月1日 13:00
>>1232
【世界アート鑑賞図鑑】
次の本が刊行されています。
世界アート鑑賞図鑑
スティーヴン・ファージング(Stephen Farthing)(編集主幹)、 樺山 紘一(日本語版監修)
東京書籍
2015年
5292円
http://www.amazon.co.jp/dp/4487808782/
時系列に沿って、有名作品を大量に紹介していく、というありふれた書籍ではあります(身もふたもない言い方で申し訳ありません)。
それでも、「1100点を超えるカラー写真」ということですから、見ていて楽しいことは間違いありません。
英語、日本語の他、多くの言語で刊行されているようです(英語版タイトルは、「ART, THE WHOLE STORY」)。
20世紀前半を見ますと、構成に特長があります。
まず、「写真」を紹介する。そして、例の如く、「イズム」に分類して、各イズムの作品を紹介する。最後に、「彫刻」を紹介する。「写真」と「彫刻」で「絵画・デザイン」をはさんでいる、という格好です。特に「写真」を最初にもってくるあたり、「写真」をいかにも重視しているようです。
ただし、写真についての解説のほうはどうか? これはまた別途書いてみたいと思います。
なお、スティーヴン ファージングは、『1001 Paintings You Must See Before You Die: Revised and Updated(日本語版:死ぬまでに観ておきたい世界の絵画 1001、 実業之日本社)』(2011年、初版は2007年。日本語版は2013年)の編者でもあります。おや、そうすると、上記写真重視とも思える立場から推測して、「1001 Photographs You Must See Before You Die」の可能性も出てくる?
1232
Aki***** 2月22日 13:04
>>1217
【広告写真のモダニズム】
次の本が刊行されています。
広告写真のモダニズム 写真家・中山岩太と一九三〇年代
松實輝彦
青弓社
2015年2月
3000円+税
きちんと見てみなくてはなりませんが、恐るべき書籍です。
こんな本が刊行されるとは思ってもいませんでした。
すでに、今年の「五大ニュース」内定です。
目次がネット上にありましたので、コピーしておきます。
はじめに
第1章 近代日本の広告写真
1 広告写真の歴史的背景と中山岩太の登場
2 “福助足袋”の戦後写真批評形成史―一九六二年から二〇一二年まで
第2章 第一回国際広告写真展―広告写真への新たな期待
1 第一回国際広告写真展の企画と実施状況
2 一等・中山岩太“福助足袋”の選考過程と受賞理由
3 第一回国際広告写真展のその後―影響と評価
第3章 中山岩太の写真理論―機械美学から新興写真へ
1 同時代の西欧の造形芸術思潮の受容
2 「光画」にみる新興写真の展開と広告写真の普及活動
3 美術評論家・板垣鷹穂との広告写真論争
第4章 中山岩太の実践環境―モダニズム文化を背景として
1 広告写真“福助足袋”の国内市場での流通
2 商業美術への接触とジャーナリズムとの交流
3 百貨店メディアとモダニズム文化の多様な広がり
第5章 広告写真の行方
1 国際広告写真展の終焉
2 ユダヤ人難民とプルーフ写真
あとがき
1231
Aki***** 2月15日 19:02
>>1190
【写真歴史博物館 企画写真展 「ピクトリアリズム」− 近代写真の夜明け −】
次の展覧会が開催中です。
写真歴史博物館 企画写真展 「ピクトリアリズム」− 近代写真の夜明け −
2015年2月3日(火)〜4月30日(木)10:00〜19:00(入館は18:50まで) 期間中無休
FUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア) 写真歴史博物館
作品点数 約20点
展示予定写真家 アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、エドワード・ウエストン、ハインリッヒ・キューン、バロン・アドルフ・ド・メイヤー、ガートルード・ケーゼビア、エミール・コンスタン・ピュヨー、ロベール・ドマシー
入場料 無料
主催 富士フイルム株式会社
協力 清里フォトアートミュージアム
企画 クレヴィス
規模が小さいのが残念ですが、興味深い企画です。
「協力」も「企画」も興味深いです。
今後も期待できます。
1230
Aki***** 2月8日 16:25
【左側の「カテゴリ一覧」の表示のために…】
この表示があるために、印刷すると、投稿内容の左端が欠けてしまいます。
何とか改善されないものでしょうか?
失礼ながら、今回は、ずいぶんとお粗末な仕様変更だと思います。
1229
Aki***** 2月1日 21:44
>>1228
【日本写真史(上)の図版一覧】
(つづき)
3-1: 濱谷浩『怒りと悲しみの記録』(1960年)より
3-2: 長尾靖「浅沼稲次郎社会党委員長刺殺事件」1960年
3-3: 資生堂「ビューティーケイクポスター」1966年/AD中村誠 D石岡瑛子 撮影・横須賀功光
3-4: 高梨豊「東京人」1965年
3-5: 「東京オリンピック公式ポスター 第2号」1962年
3-6: 桑原史成「水俣」(1970年)より
3-7: 沢田教一「安全への逃避」1965年
3-8: 細江英公『鎌鼬』(1969年)より
3-9: 森山大道『にっぽん劇場写真帖』(1968年)より
3-10: 渡辺眸『東大全共闘 1968-1969』2007年
3-11: 『provoke』創刊号
3-12: 牛腸茂雄『SELF AND OTHERS』1977年
3-13: 須田一政『風姿花伝』(1978年)より
3-14: 内藤正敏『婆――東北の民間信仰』(1979年)より
3-15: 荒木経惟『センチメンタルな旅』私家版 1971年
3-16: 東松照明『ONINAWA 沖縄 OKINAWA』1969年
3-17: 東松照明「大神島」1969年、『太陽の鉛筆――沖縄・海と空と島と人びと・そして東南アジアへ』(1975年)より
3-18: 平良孝七「多良間島 1972年7月」『バイヌカジ』(1975年)より
3-19: 北島敬三『New York』1982年
3-20: 石内都『APARTMENT』1978年
3-21: 山崎博「HELIOGRAPHY」1978年
以上です。
1228
Aki***** 2月1日 21:43
>>1227
【日本写真史(上)の図版一覧】
(つづき)
2-1: 山端庸介『原爆の長崎』(1952年)より
2-2: 石川光陽「東京空襲」1945年
2-3: 林忠彦「煙草をくゆらす戦災孤児」東京 上野、1946年
2-4: 林忠彦「太宰治」1946年
2-5: カール・マイダンス『マッカーサーの日本 1945〜1951』より
2-6: ワーナー・ビショフ「雪の日の明治神宮」1951年
2-7: 三木淳「吉田茂首相」1951年
2-8: 千葉禎介「嫁」平鹿郡、1956年頃
2-9: 植田正治『童暦』(1971年)より
2-10: 土門拳、映画『十二人の写真家』より
2-11: 土門拳『ヒロシマ』(1958年)より
2-12: 濱谷浩『裏日本』1957年
2-13: 芳賀日出男『田の神――日本の稲作儀礼』(1959年)より
2-14: 『ザ・ファミリー・オブ・マン』展図録表紙(英語版)
2-15: 日本麦酒「サッポロビールポスター」1956年/撮影・杵島隆
2-16: 石元泰博『ある日ある所』(1958年)より
2-17: 長野重一「第一回 自動車ショー」1960年
2-18: 奈良原一高「人間の土地」より
2-19: 東松照明「長崎」より
2-20: 川田喜久治「日の丸」『地図――The Map』(1965年)より
1227
Aki***** 2月1日 21:42
>>1226
【日本写真史(上)の図版一覧】
日本写真史・上巻の図版一覧を掲載しておきます。(このような情報がネットのどこにも存在しないのは、やむを得ないかもしれません)
0-0: ジェターノ・フェーレイス「マッカーサーと天皇」1945年
0-1: エリファレット・ブラウン・ジュニア「田中光儀像」1854年
0-2: 市来四郎ほか「島津斉彬像」1857年
0-3: 上野彦馬「坂本龍馬像」1866年
0-4: 上野彦馬「フルベッキとその塾生」1869年
0-5: 横浜写真/撮影者不詳「小金井堤の桜」(彩色)1900年頃
0-6: 内田九一「明治天皇」1872年
0-7: 冨重利平「田原坂弾痕の蔵」1880年頃
0-8: 大本営陸地測量部「日清戦争」1894年
0-9: 亀井玆明「敵屍ヲ旅順口北方郊野ニ埋葬スルノ状況」1894年
1-1: 高山正隆「楽器ヲモテル女」1924年
1-2: 梅阪鶯里「白椿」1929年
1-3: 福原信三『福原信三寫眞画集 光と其諧調』(1923年)
1-4: 福原路草「板塀」1934年頃
1-5: 淵上白陽「列車驀進」1930年
1-6: 『アサヒカメラ』創刊号、1926年4月
1-7: 岡田紅陽「湖畔の春」1935年
1-8: 下村兼史「ツツドリの雛に餌を運ぶセンダイムシクイ」撮影年不詳
1-9: 堀野正雄『優秀船に関する研究』(1930〜31年)より
1-10: 『フォトタイムス』1938年9月号
1-11: ドイツ工作連盟主催「映画と写真・国際展」ポスター 1929年 シュトゥットガルト開催時
1-12: ライカA型
1-13: 『光画』3号、1932年
1-14: 野島康三「裸胸婦」1930年
1-15: 安井仲治「女学生群像」撮影年不詳
1-16: 小石清『初夏神経』1933年
1-17: 『NIPPON』創刊号(1934年10月)
1-18: 木村伊兵衛『JAPAN THROUGH A LEICA』1938年
1-19: 『FRONT』1,2合併号、1942年1月
1-20: 「タイの竹橋を渡る歩兵」毎日新聞社、1942年
1-21: 土門拳
1226
Aki***** 2月1日 20:02
>>1225
【日本写真史(上)の図版一覧】
日本写真史・上巻の図版一覧を掲載しておきます。
と、ところが、どうも、また、「不正文字列」が含まれているようで、全然投稿ができません。
(つづく)
1225
Aki*****1月18日 14:03
>>1224
【Re: 日本写真史・上・細目次】
(つづき)
V写真のヌーベルヴァーグ
カメラブームと映画『十二人の写真家』/リアリズムの衰退/『ヒロシマ』と「筑豊のこどもたち」/濱谷浩の『雪国』『裏日本』/民俗の記録者たち/「ザ・ファミリー・オブ・マン」展の波紋/広告写真の実験――「フォトグラファー」の登場/石元泰博の来日/主体から主観へ――求められた制作の自由/フォト・エッセイスト長野重一/映像派の登場/VIVOの世代/名取・東松論争――映像派への無理解/一眼レフの誕生
第3章 高度成長と国際化の自写像―1960~74年
Tナショナル・アイデンティティの再構築
六〇年安保前後の写真家たち/週刊誌の創刊ラッシュ/コマーシャル・フォトグラファーたち/資生堂の横須賀功光起用/山岸章二による抜擢/東京オリンピックへの挑戦/民族文化の表現者――入江泰吉、土門拳、岡本太郎/ドキュメンタリー・フォトと桑原史成/ベトナム戦争と日本人写真家
U原点と自立への志向
アンダーグラウンドから/『平凡パンチ』のヌードグラビア/ミュージシャンたちへの接近/大学紛争の活写――バリケードの内から外へ/「写真100年 日本人による写真表現の歴史」展/同人誌『provoke』創刊/コンポラ写真――「主義」からの訣別/「旅もの」の時代
V私生活の描写とアートとしての自律
荒木経惟の登場――「私写真」の実験/東松照明の沖縄/沖縄人の沖縄/「ニュー・ジャパニーズ・フォトグラフィー」展/オリジナルプリント/同人写真ギャラリー/求められた写真論――二つの翻訳書と大島洋/コンセプチュアル・アートのなかへ
上巻だけでも、もりだくさんですね。下巻の細目次は、また機会があれば。
1224
Aki*****1月18日 14:02
>>1223
【日本写真史・上・細目次】
上巻の細目次を掲載しておきます。(この程度の情報も、ネットのどこにも存在しないようですので)
はじめに
序章 写真師の時代―幕末維新〜明治期
T誕生から日本へ
「写真」という言葉/英仏での写真の誕生/日本人と写真/幕末・明治人の肖像
U近代化の記録
「横浜写真」と御真影/富国強兵の光と影――北海道開拓と足尾銅山/従軍する写真師たち――台湾出兵から西南戦争/戦闘の撮影――乾板の登場/印刷メディアと遺影
第1章 メディアのなかへ―大正期〜第二次世界大戦
Tアマチュア写真家と写壇の成立
ピクトリアリズム/大正文化と福原信三/成澤玲川による『アサヒカメラ』の創刊/関東大震災と富士山――岡田紅陽/博物学のなかで――武田久吉と下村兼史
Uドイツからの衝撃
復興都市のスナップショット/欧州から来た「新しい写真」/独逸国際移動写真展/ライカと日本のカメラ産業/野島康三の『光画』/前衛写真と関西写壇――安井仲治の特異性
V報道と宣伝―戦争の時代のなかで
名取洋之助とフォトジャーナリズム/日本工房と「報道写真」の誕生/図案家たち/『NIPPON』創刊と写真配信/『ライフ』の影響力と陸軍の要請/写真による情報戦/学生写真家たち/参謀本部の支援と『FRONT』/従軍写真家と軍の検閲/土門拳が招いた発禁/第二次世界大戦中の「成果」――民族へのまなざし
第2章 敗戦・戦後の風景―1945年〜59年
T焼け跡に立った写真家
広島と長崎――被爆地の記録/東方社の解散/解放とGHQによる新たな規制/林忠彦『カストリ時代』/ヌード写真の流行/銀龍社――焼け跡のネットワーク
U報道写真の再起
占領軍がもたらしたもの/フォトジャーナリストたちの来日/『週刊サンニュース』と『岩波写真文庫』/三木淳の『ライフ』/カメラ産業の活況とニコンの名声/マグナムと集団フォト/カルティエ=ブレッソンの影響/転向、そしてリアリズム/土門拳の社会的リアリズム/非難への苦悩
1223
Aki*****1月12日 10:24
>>1222
【Re: Re: Re: Re: 日本写真史(上・下)】
「新書2冊」という全体の量を考えると、上記2点のような今まであまり紹介されていなかったことについて書けば、別の何かについては紹介できなくなる、ということが起きてしまうのはやむを得ないでしょう。とはいえ、中山岩太や小石清の写真作品が掲載されていないのはさびしい(『初夏神経』の表紙は掲載されていますが。代わりに、土門拳の顔写真は不要では?(笑))。安井仲治も本文でもう少し触れてしかるべきではなかったか、と思います。
なお、細かい話ですみませんが、山名文夫は、「ふみお」ではなく、「あやお」ですよね(70ページ)。
最後に、上巻だけで、1974年までを扱っているというのも、すごい。1975年以降の日本の写真がいかに拡大し、いかに豊饒な内容を持つようになって来ているのか、ということを、それだけで示していると言えると思います。一昔前なら、本書の下巻1冊分が「1つの章」に押し込められていたことでしょう。
また、新たな発見があれば、ご紹介したいと思います。
1222
Aki*****1月12日 10:23
>>1221
【Re: Re: Re: 日本写真史(上・下)】
前者は、最近でいう「ネイチャー・フォト」の源流の1つでもあるわけですが、従来から、この分野自体が、十分に紹介されていなかったきらいがいなめません。この方向は大歓迎です。
以前からそう思っていたところはありますが、なんとなく、ネイチャー・フォトは、日本の写真界においては「地位が低い」ように取り扱われてきた気がしてなりません。その理由はもっときちんと考えねばなりませんが、上記の芸術写真、新興写真、前衛写真、報道写真、という枠組みの中では、「問題意識はなんなのか・どう表現したいのか・何を伝えたいのか(単に「何を写したいのか」、ではなく)」といった、いろいろな意味での「主観」「視点」が強弱はともかく重視されてきたのだと思いますが、これと比較して、「ネイチャー・フォト」はかなり「客観」的、「記録的」、「技術的」な(テクニック重視の)作品である、「主観」をおさえるべき作品である、という点が関係しているのではないでしょうか? 別な言い方をすれば、「誰が撮影したのか」よりも、「何が撮影されているのか」が重視される分野、だからということではないでしょうか?
なお、日外アソシエーツの『日本の写真家』(839人掲載)には、このお2人とも掲載されていますので、無名の写真家というわけではもちろんありません。
後者は、報道写真の文脈の中でさえ、まだまだ紹介されていない部分があるということを示してくれています。恥ずかしながら、「八人社」も「慶應カメラクラブ」も知りませんでした。このあたり、もっと紹介していただける今後の文献を期待します。なお、上出の『日本の写真家』には、石井彰は掲載されていますが、原正次と三堀家義は掲載されていません。
1221
Aki*****1月12日 10:22
>>1142
【Re: Re: 日本写真史(上・下)】
大変遅ればせながら、鳥原学さんの「日本写真史(上)」(中公新書・2013年)を読んでいます。
量的には、新書2冊ということで、あまり多くないことから、やや侮っていたところがありました。要するに、飯沢耕太郎さんの通史がしっかりあるので、少なくとも、このスレの対象である1945年までの部分には、目新しい内容はないのではないか、という感度です。
確かに、明治末から第二次世界大戦期に至る、「芸術写真⇒新興写真⇒前衛写真」、そして、これらすべてが「報道写真」に飲み込まれていく、という大きな流れは、間違っているはずはなく、もちろん、飯沢耕太郎さんが独自に主張し始めたものでもなく、これ自体を壊すことはできない。とすると、可能性は、通史の「全体量」ではないか、と考えていました。すなわち、その大きな流れの中でも、量的には十分に取り上げられていない作家や作品があるはずですし、質的に大きな流れに入りきらない作家や作品があるはずだ、ただ、それは、かなり大部の「日本写真史」でなければ、十分に触れられないのではないか、という思い込みです。
ところが、このコンパクトな「日本写真史」を実際に読んでみると、20世紀前半の部分だけでも、面白い視点を2つ見つけられました。
1つ目は、「博物学のなかで 武田久吉と下村兼史」(42ページ〜45ページ)、
2つ目は「学生写真家たち」(77ページ〜79ページ)(原正次と八人社、三堀家義、石井彰など)、
です。
1220
Aki*****1月4日 20:17
>>1219
【Re: 2014年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
(つづき)
最後に、5大ニュース外ですが、今後に期待するという意味で、次の1件。
〇東京都写真美術館改修工事で休館へ(No.1145、2014/01/19 14:41)
まだ1年半以上先ですが、2016年秋予定のリニューアルオープンが待ち遠しいところです。
なお、過去の「5大ニュース」は以下のとおりです。
2013年:Msg.1147 (2014/2/2)
2012年:Msg.1084(2013/1/6)
2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)
もう10年を超えたんですね。ただ、何度も書いておりますが、2012年以前は削除されてしまっていますので、見ることができません。
1219
Aki*****1月4日 20:16
>>1147
【2014年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
さて、恒例の「戦前の写真史に関する5大ニュース」です。
昨年2014年については、次の5つを選んでみました。従来のとおり、順位はありません。
まずは、展覧会関係2件。
〇福沢一郎の“写真”(No.1160 2014/04/20 20:22)
〇渡辺淳の世界(No.1190 2014/11/03 09:54)
いずれも、日本の写真全体で見るとややマイナーではありますが、重要な企画だと思います。特に、後者は、極めて重要です。
続いて、書籍関係3件。
〇1985/写真がアートになったとき(青弓社)
これは、1985年につくばに一時的に開設された「写真美術館」についての本。詳細は、以下の3件をご参照いただければと思いますが、やはり、この本、タイトルがわかりにくいですね。
Re: Re: つくば写真美術館’85(No.1177 2014/08/17 11:48)
Re: つくば写真美術館’85(No.1176 2014/08/17 11:47)
つくば写真美術館’85(No.1175 2014/08/03 11:33)
〇日本写真年鑑2014(日本写真協会)(No.1188 2014/10/26 19:45)
これは「2013」から刊行されていますので、厳密には、昨年の「5大ニュース」に挙げるべきだったのですが、気づいていなかったので、本年でお許しください。
とにかく、継続していただきたい、とまた書いておきます。
なお、これと対比して気になるのは、「写真空間」(青弓社)が2011年以降刊行されていないこと(4号で止まっている)、そして、「ポケット・フォト」シリーズ(創元社)が2013年以降刊行されていないこと(12冊で止まっている)、です。
〇〈報道写真〉と戦争: 1930-1960(吉川弘文館) (No.1215 2014年12月28日 22:56、No.1216 2014年12月28日 22:58、No.1217 2014年12月28日 22:59)
いやいや、白山さんの労作です。詳細は、上記各レスに譲りますが、次回作にも期待しています。
(つづく)
1218
Aki*****2014年12月28日 23:00
>>1201
【Re: Re: Re: Re: Contemporary Photographers 4】
「Contemporary Photographers」の第4版のもともとの刊行予定日であった「2014年12月26日」は経過しましたが、刊行はされていないようです。
今後は、どうなるのでしょうか?
しばらくは刊行されないということでしょうか?
それでは、また来年。
1217
Aki*****2014年12月28日 22:59
>>1216
【Re: Re: 報道写真と戦争】
ようするに、申し上げたいのは、日本の戦時期の写真についての研究は遅れている、ということです。この分野を対象とする研究者の人数が不足しているということです。そして、先にも書きましたが、そろそろ、関係者が皆さん亡くなってしまい、「聞き取り」という方向性が不可能になってきているという点にも、注意せねばなりません。
この点に関連して、さらにもう1点、「吉川弘文館」ということもあります、ぜひ、「写真史」という観点からだけでなく、「情報史」「宣伝・広告史」「出版史」や「情報戦史」といったもっと広い視点から、この分野に参入してくる歴史研究者の多数の出現を期待いたします。
最後に、大目次だけを掲載しておきます。
第1章 「報道写真」の成立―木村伊兵衛・名取洋之助・土門拳の活躍
第2章 「写真報国」に踏み出す内閣情報部
第3章 陸軍と外務省の「宣伝写真」
第4章 「報道写真」と「写真文化」
第5章 アマチュア包囲網
第6章 写真雑誌と翼賛写真
第7章 戦中―「用」の完全遂行
第8章 占領期と戦後の「報道写真」
第9章 『ヒロシマ』と『筑豊のこどもたち』
第10章 戦争責任
第11章 「報道写真」の終焉
細目次は、また、機会があれば。
1216
Aki*****2014年12月28日 22:58
>>1215
【Re: 報道写真と戦争】
ただ、いくつかこうあってほしいという希望もあります。
まず、「徹底的・網羅的」ということの裏側の弊害になってしまうのですが、情報量(関係刊行物、関係人物・機関等)が非常に多く、かかわっている政府・政府関係機関も多数存在します(しかも、系統もわかりにくい)ので、整理がしにくい。それぞれの読者が自分で整理すればいいのでしょうから「サボり」の希望で申し訳ありませんが、そういった情報を整理した図表(例えば、時系列的な機関別の刊行物の流れの表、政府機関別の刊行物一覧の表、関係機関の変遷の表、とともに、上記3人以外の写真家個々人に注目した動静がわかるような表(すなわち、写真家○○は、はじめ△△に所属していたが、のちに、□□に移籍し、、、ということが一目でわかるような表、などなど))を適宜入れてほしかったと思います。例えば、雑誌なの統廃合などについては、すでに図表が存在して、少し手直ししたら、すぐに使えたのではないかと思います。
それから、人名索引はあるのに、事項索引がないのは、何とも解せません。例えば、「青年報道写真研究会」を調べようとしても、探しにくい。なお、そもそも、この研究会については、この本の主要対象の1人土門拳が中心であったにもかかわらず。説明があまりないように思います。99ページに立ち上げについて触れられていますが、それ以外は? なお、この研究会がそれ以降奇妙な運命をたどっていることは周知のとおりです。
もう1点だけ、これはむしろ白山さんの次著への期待ということになるのでししょう。この時期の日本の写真については、先に書きましたように、NIPPONとFRONTの紹介ばかりが多く、それにかかわっていればまだしも、特にそれにあまりかかわっていない個々の写真家について、わからないことが多すぎます。今回の著書では、名取・木村・土門以外の個々の写真家について追うということはしておられないので、仕方はないのですが、ぜひそういうこともしていただきたかった。例えば、個人的には、光墨弘さんに関心を持っているのですが、今までも文献がほぼ存在せず、この本ですら、ほとんど何もわからない。
1215
Aki*****2014年12月28日 22:56
>>1177
【報道写真と戦争】
すっかりご紹介を忘れていましたが、次の本が刊行されています。
〈報道写真〉と戦争: 1930-1960
白山眞理
吉川弘文館
2014/9/29
¥ 5,184
http://www.amazon.co.jp/dp/4642038345/
本書は、名取洋之助・木村伊兵衛・土門拳の3人に焦点を当てつつも、日本の第二次世界大戦期の報道写真一般を取り扱う書物。従来の、NIPPONやFRONTに重点を置いた作品(この2つに重点を置くという方向性そのものは、その重要性からかんがみて、またそのわかりやすさから、やむを得ないのですが)とは異なり、今まではまりきちんと紹介されていなかった、写真関係の雑誌統廃合全般を追うなど、白山さんのご専門が至極当然に生かされている内容です。
しかも、タイトルに掲げられている年号から明らかなように、戦後の報道写真への接続を含めて論じている、というすぐれた作品です。
同時期を取り扱う類書はいくつかありますが、ここまで、徹底的・網羅的な文献は初めてだと思います。素晴らしいとしか言いようがありません。
しかも、この手の写真関係の書籍としては珍しく、「吉川弘文館」という、歴史系の超メジャーな出版社からの刊行ということで、写真史ファンのみならず、一般の歴史ファンや第二次世界大戦に興味のある人々などなど、より一般の読者の目に触れることになるのではないかと、期待します。
1214
Aki*****2014年12月26日 19:39
>>1213
【Re: Re: Re: 「ヌードと愛国」始末(つづき)】
やっとわかりました。
禁止文字列は、「パルコの」と「ポスター」の間にあった「てぶら」でした。
ただし、正確には、漢字の「手」にカタカナの「ブラ」です。
1213
Aki*****2014年12月26日 19:36
>>1212
【Re: Re: 「ヌードと愛国」始末(つづき)】
(さらに1行の続き、最後まで。ただし、「」つきの1語を除いた)
ポスター
1212
Aki*****2014年12月26日 19:32
>>1211
【Re: 「ヌードと愛国」始末(つづき)】
(1行の途中から、また、途中まで)
七〇年代パルコの
1211
Aki*****2014年12月26日 19:29
>>1210
【「ヌードと愛国」始末(つづき)】
失敗を恐れずに、「禁止文字列」が含まれていたために投稿できなかったであろう1行を再度投稿。
第七章 資本の国のアリス
(1行の途中まで)
1210
Aki*****2014年12月23日 12:56
>>1209
【「ヌードと愛国」始末、訂正】
すみません、訂正です。
誤:1206の最初の行にあるべき1行
正:1208の最初の行にあるべき1行
誤:「【】」月
正:「【】」付
1209
Aki*****2014年12月23日 12:53
>>1208
【Re: Re: ヌードと愛国】
「禁止文字列」が含まれていたためでしょうか、投稿ができず大変苦労してしまいました。
見にくくなっており、申し訳ありませんが、次の順でご覧下さい。
1202→1205→1208→1206→1207
それでも、この本の「第七章」のタイトル(1206の最初の行にあるべき1行)は投稿できない状態のままです。
その中に「禁止文字列」があったのでしょうか?
仕様の変更と関係あるのでしょうか?
よくわかりません。
もともとの内容が、文字数制限の1000字を超えて、分割せざるを得なかったたことが災いしたのかもしれません。
また、投稿を優先したため、各投稿に入れようと思っていた「【】」月のタイトルも入れることができませんでした。
なお、1203と1204は、試しに投稿しましたが、適切な内容にはならなかったので削除しましたので、「欠番」となりました。
1208
Aki*****2014年12月23日 12:38
>>1205
NUDE FILE No. 7(ポスター)
ポスター『裸を見るな。裸になれ。』
アートディレクター 石岡瑛子(いしおか・えいこ。1938-2012)
展開年 1975年
作品情報 パルコ 夏のキャンペーン用ポスター
写真 横須賀功光(よこすか・のりあき。1937-2003)
コピー 長沢岳夫(ながさわ・たけお。1943-)
デザイナー 成瀬治子、石岡瑛子
(なお、上記中「成瀬治子」さんだけ、読み方も生(没)年も確認できませんでした)
1207
Aki*****2014年12月23日 12:28
>>1206
ただ、作者がそういう分野のご専門であるということもあるのでしょうが、どうしても、フェミニズム、ジェンダーへと偏りすぎていると感じます。読み込みが深すぎるというか、牽強付会のきらいがあるのではないか、無理やりにその方向に持って行っているのではないか、論理の飛躍や、結論ありきの読み込みをしているのではないか、という感じがどうしてもぬぐえません。
(逆に言うと、どんな美術作品(映画を含む)でも、読み込み方により、かならず「フェミニズム、ジェンダー」へと持って行けるのではないか、とも感じます。その意味では、この分野は、人間の根源的な問題なのだということを改めて感じます。)
従いまして、タイトルの、「愛国」という言葉は内容を的確に示しているとは思えません。
ただ、周辺文献もかなり参照していると思われますので、もちろん、結論自体が大きく間違っているとまでは思えない、ということを強調しておきます。
なお、今回は取り上げられていませんが(そもそもとりあげられている写真作品も戦後すぐの1点だけですが)、野島康三、中山岩太、渡辺淳などの日本人による戦前のヌード写真もいろいろとあります。個人的には、それらを深く読み解くような続編を期待します。戦前日本の写真作品だけで、1冊の新書くらい軽く書けるはずです。そのような読み解きは、今まで誰ひとりとしてなしとげることができていないのではないと思います。
本書のもとになったという同著者の報告文のタイトルには、「杉山吉良」という名前(大束元と同様に、戦前から活躍していた写真家)も見られますので、戦前の写真作品を広く取り上げていただける可能性もあると信じております。
1206
Aki*****2014年12月23日 12:27
>>1205
一応はミステリ仕立てになっていて。アイデアそのものも、また個別の作品についての内容も、かなり面白く、なるほどと思わせるところもあり、一読の価値があります。
1205
Aki*****2014年12月23日 11:45
>>1202
【Re: ヌードと愛国】
1202
Aki*****2014年12月21日 19:42
>>1188
【ヌードと愛国】
次の本が刊行されています。
ヌードと愛国
池川玲子
講談社現代新書2284
2014年
864円
戦前から戦後にかけての日本のヌード作品(絵画・映画・写真・ポスター)を取り上げて、その意味あいを読み解こうという作品です。
各章のタイトルと、取り上げられた作品は以下のとおりです。
はじめに
第一章 デッサン館の秘密 智恵子の「リアルすぎるヌード」伝説
NUDE FILE No. 1(絵画)
人物デッサン
作者 長沼智恵子(ながぬま・ちえこ。1886-1938)
制作年 1908〜1909年(?)
第二章 Yの悲劇 「夢二式美人」はなぜ脱いだのか?
NUDE FILE No. 2(絵画)
<<屏風絵>>霞
作者 竹久夢二(たけひさ・ゆめじ。1884-1934)
制作年 1931年(?)
第三章 そして海女もいなくなった 日本宣伝映画に仕組まれたヌード
NUDE FILE No. 3(映画)
映画『日本の女性』
監督 浅野辰雄(あさの・たつお。1916-2006)
製作 国際観光局
製作年 1941年
第四章 男には向かない?職業 満洲移民プロパガンダ映画と「乳房」
NUDE FILE No. 4(映画)
映画『開拓の花嫁』
監督・脚本 坂根田鶴子(さかね・たづこ。1904-1975)
製作 満洲映画協会
製作年 1943年
第五章 ミニスカどころじゃないポリス 占領と婦人警察官のヌード
NUDE FILE No. 5(写真)
写真タイトル不明
作者 大束元(おおつか・げん。1912-1992)
制作年 1948年
第六章 智恵子少々 冷戦下の反米民族主義ヌード
NUDE FILE No. 6(映画)
映画『黒い雪』
監督・脚本 武智鉄二(たけち・てつじ。1912-1988)
製作 第三プロダクション
配給 日活
公開年 1965年
1201
Aki*****2014年12月14日 16:00
>>1191
【Re: Re: Re: Contemporary Photographers 4】
刊行予定の2014年12月26日にもう2週間と迫っていますが、情報がないようです。
この「情報の世の中」、不足している情報は、本当に不足していますね。
1200
Aki*****2014年12月7日 12:54
>>1189
【ルネ・マグリット展】
まだ先ですが、次の展覧会が開催予定です。
マグリット展
2015年3月25日(水)〜6月29日(月)
会場 :国立新美術館企画展示室2E
主催 :国立新美術館、ベルギー王立美術館、読売新聞社、TBS
(京都市美術館へも巡回予定)
国立新美術館のウェブサイトでも詳細は紹介されていません。ずいぶんのんびりしていますね。
http://www.nact.jp/exhibition_special/
チラシによれば、「13年ぶりの大回顧展」とありますが、展示作品数など、規模は不明です。
と思ったら、公式サイトが開設されていました。
http://magritte2015.jp/
リンクを張ってくれればいいのにと思いますが、やはり、国立新美術館のサイトを信頼していてはダメですね。
とはいえ、ほとんど情報がまだありません。
次のページのほうがよほど詳しい。
http://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/229dfdef6df8b55210f4e11d2abb5f7c
「はろるど 「マグリット展」 記者発表会」
[マグリット展 展覧会の構成]
第1章 初期作品 1920-1926
第2章 シュルレアリスム 1926-1930
第3章 最初の達成 1930-1939
第4章 戦時と戦後 1939-1950
第5章 回帰 1950-1967
「ベルギー王立美術館、マグリット財団の全面協力を得て、世界12か国(予定)から代表作約100点が集まる」で、過去最大規模ということのようですので、期待できますね。
1199
Aki*****2014年11月30日 19:57
>>1198
【"Broadway Photo Shop" marcel duchamp】
>Broadway Photo Shop, 1917 (5人のデュシャンの写真)
について、とりあえず、タイトルにも入れました、次の検索語で、googleの画像検索をすると、たくさん実例が出てきます。
"Broadway Photo Shop" marcel duchamp
有名な例だけでも、一体いくつあるのか?
もはや、よくわかりません。
あとは、このページですね。
http://uneinsamkeiten.blogspot.jp/2008_07_01_archive.html
http://uneinsamkeiten.blogspot.jp/
UNEINSAMKEITEN / UNSOLITUDES
FIVEFOLD-PORTRAITS - PHOTO-MULTIGRAPHS - MULTIPLE PHOTOS
1198
Aki*****2014年11月23日 21:55
>>1193
【100 Masterpieces of Photography】
さて、先にご紹介した本『100 Masterpieces of Photography』の中で、よく知らない写真家名(20世紀前半の作品が掲載されている写真家のみ)をリストアップします。
「よく知らない」というのも基準がはなはだあいまいですが、写真家名が記憶にあっても、その作品を思い浮かべることができない場合には、とりあえず「よく知らない」ということにしています。
100 Masterpieces of Photography(英語版)、100 chefs- d’œuvre de la photographie(フランス語版), dans les collections du Centre Pompidou, 978-2-84426-476-3, 2010
Pierre Dubreuil, 1872-1944, c. 1911
Broadway Photo Shop, 1917 (5人のデュシャンの写真)
Roger Livet, 1902-1989, 1929/1947
Jean Painlevé, 1902-1989, c.1930
Jakob Tuggener, 1904-1988, 1931
Benjamin Fondane (Benjamin Wechsler, dit), 1898-1944, 1930-1938
Paul Facchetti, b. 1912, 1936
Ghérasim Luca (1913-1994) & Theodore Brauner (1914-2000), 1945
Daniel Masclet, 1892-1969, 1946
Lucien Lorelle, 1894-1968. c.1947
Lucien Hervé (László Elcán, dit), 1910-2007. 1949
写真家名の後の「年」は、生(没)年です。その後の「年」はこの本に掲載されている作品の制作年です。
このうち、
Pierre Dubreuil, Jean Painlevé, Jakob Tuggener, Daniel Masclet, Lucien Lorelle
の5人については、名前は記憶にありますが、作品は思い浮かべることができません。
そして、最後のLucien Hervé(ルシアン・エルヴェ)については、かなり以前にル・コルビュジェの建築作品を撮影した作品の展覧会を見た記憶があるのですが、それだけですね(おそらく、大成建設関係の企画だったと思います)。
なお、
>Broadway Photo Shop, 1917 (5人のデュシャンの写真)
については、以前に触れたことがありますが(その内容は削除されていますが)、後日また書きます。
1197
Aki*****2014年11月16日 22:33
>>1196
【Re: Re: Re: Re: le musée de la photoなど】
(続けて後半)
ところが、同じシリーズ(と思われる本)で、日本語訳されているものもあるのです。
次の3冊です。
1.世界の美術家500 木下哲夫(美術出版社 1998年)
Le Musée de l'art(オリジナルは2005年。2013年には新販が刊行されていて、600点に収録作品が増加している。次のISBNは新版のもの)
ISBN-13: 9780714865645
ISBN-10: 0714865648
英語版があるのかどうかは不明です。存在しないのではないかと思われますが、次の例でもお分かりのとおり、英語版はフランス語版とタイトルが大きく変わっていたりしますので、探しにくいことこの上ありません。
2.20世紀の美術家500 木下 哲夫(美術出版社 2000年)
次の英語版の翻訳のようですが、オリジナルはフランス語版かもしれません。
The 20th Century Art Book(1999年)
ISBN-10: 0714838500
ISBN-13: 978-0714838502
Le Musée de l'Art du Xxe Siecle(2008年?)
ISBN-10: 0714891061
ISBN-13: 978-0714891064
上記刊行年からすると、英語版の翻訳であることが確実のようですが、前述のように、本の形態が3種類あって、それぞれ刊行年が異なったりするので、一番最初の刊行年が何年なのか、明確にはよくわかりません、
3.500の自画像 ジュリアン・ベル・著、渡辺玲子・訳(ファイドン 2004/8/1)
「500 autoportraits」(フランス語版、2000年)または「500 Self-Portraits」(英語版、2004年?)がオリジナルでしょうか?
こちらは、美術出版社刊行ではなく、なぜかファイドン本体(日本法人?)が刊行しています。
この本は、英語版、フランス語版、日本語版のみならず、イタリア語、スペイン語、ドイツ語版もあるようです。
http://fr.phaidon.com/store/search/?q=500
1196
Aki*****2014年11月16日 22:31
>>1195
【Re: Re: Re: le musée de la photoなど】
(試しに前半のみ)
>>1098
以前から「1001 photographs you must see before you die」という本が刊行されないものかと主張しておりますが、なかなか現実化されません。そうこうしているうちに、この話題のおおもとの投稿であった「No.967」も削除されてしまい、困ったものです。
さて、では、類書が全くないのかというとそうでもありません。気づいただけでも、次の2点があります。ただ、掲載作品数はかなり減ってしまい、前者は500点、後者に至ってはわずか100点です。ただ、いずれも侮れません。
le musée de la photo
PHAIDON
2000年
ISBN:0-7148-9343-9
100 Masterpieces of Photography
100 chefs-d’oeuvre de la photographie
Pompidou Centre
2010年
ISBN: 978-2-84426-476-3
前者の本は、タイトル(直訳では「写真美術館」とでもなるのでしょうか?)の表記からもお分かりのとおり、フランス語です。どうやら英語版すらないようです。(日本語版はもちろんなし)
PHAIDONというのはイギリスの出版社のはずですが、どうしてフランス語版だけなのかよくわかりません。アメリカ、イギリスでは、このような本は需要がないのでしょうか? 決してそうは思えないのですが。
フランス語版は、気づいただけでも、ハードカバー、ソフトカバー、ポケット版の3種類があります。日本でいえば、小説によくあるような、単行本→新書版→文庫版、と時期をずらして3種類刊行されるようなものなのかもしれません。フランスでは、美術書について、日本における小説くらいの需要があるということなのでしょうか? 日本で、同じ美術書が3形態で刊行されるなどという例は、今まで全く存在しないのではないかと思います。
中身を見てみますと、500作品でも、知らない作家がいたりします。特に、20世紀前半でも。なかなか、恥ずかしいことです。
最後に、今後の日本語訳は、、、ほとんど期待できなそうですね。刊行からかなり時間もたっていますし。
1195
Aki*****2014年11月16日 22:29
>>1193
Re: Re: le musée de la photoなど
先週書いたはずの「No.1192」が「このコメントは表示できません。移動、または削除された可能性があります。新規にコメントを投稿した場合は、反映まで時間がかかることがあります。」と表示されてしまう状態になっています。
どうやら、何らかの事情で削除されてしまったようです。
理由は不明ですが、仕方ありませんので、再投稿いたします。すみません。
と、再投稿したNo.1194も同じ現象に会いました。
投稿の中に不正文字などがあるということでしょうか?
「é」という文字が原因かもしれません。
とりあえず、再検討します。
1193
Aki*****2014年11月9日 13:19
>>1192
【Re: le musée de la photoなど】
(つづき)
さて「500」については以上にして、後者の「100 Masterpieces of Photography」についてですが(英語版とフランス語版がある)、ポンピドゥーの刊行ですから、かなり権威があると思われます。したがって、きわめて標準的な選択をしているのではないかと思って、気楽な気持ちで見てみると、ところがところが、(たったの)「100」しか収録されていないにもかかわらず、20世紀前半に限っても、ピンとこない写真家名があります。これまた大変恥ずかしいことです。もっと勉強せねば。ただ、ポンピドゥーは他のフランス内の美術館等に比べても先進的でしょうから、いわゆる「掘り起し」をどんどんしており、今まであまり注目されていなかった写真家を積極的に取り上げるという姿勢があるのかもしれません。書籍としても2010年刊行ですから、そういった新しい成果が反映されていることでしょう。と書くのは、言い訳めいていて恥ずかしいことですが、勉強不足を反省しつつ、さらに知識を広げていきましょう。
さて、以上をさらに推し進めて、「1000」または「1001」をぜひとも実現していただきたいものです。(500から1000まで突如2倍にするのは、なかなか大変ですが)
ここは、海外の出版を待つ(待ってそれを日本語に翻訳する)のではなく、日本発の企画として実現していただければ、と強く願う次第です。そして、日本にはそれだけの実力はあるはずです。
1191
Aki*****2014年11月3日 09:57
>>1186
【Re: Re: Contemporary Photographers 第4版】
「ほぼ10年ぶりです」と書いてしまいましたが、「ほぼ20年ぶりです」の間違いでした。
すみません。
1190
Aki*****2014年11月3日 09:54
>>1185
【渡辺淳の世界】
次の展覧会が開催予定です。
渡辺 淳の世界 ―スケッチ・静物・広告・報道―
JCIIフォトサロン /JCIIクラブ25
2014年12月2日(火)〜12月24日(水)
約110点 (全作品モノクロ)
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料 無料
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2014/20141202.html
JCIIフォトサロンらしい「芸術写真研究系統」「広大派」の企画。
それにしても大規模ですね。ギャラリーレベルではない。本年度は20世紀前半の写真展企画がほとんどないので、この企画が一段と輝いています。1930年代の広告写真・報道写真もめずらしく期待が高まります。
ご興味のある方は、ぜひともお立ち寄りください。
なお、この企画の関連で、12月7日(日)に 「飯沢耕太郎 +白山眞理 トークショー」もあります。
http://www.jcii-cameramuseum.jp/academy/lectures/2014/20141207.html
こちらは有料で(といっても300円だから安すぎます)、予約が必要ですのでご注意ください。
1189
Aki*****2014年11月3日 09:52
>>1183
【Re: Re: ジョルジョ・デ・キリコ展】
ひさびさに本格的なデ・キリコ展ですが、会期も始まり、展示作品リストも公開されていました。
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/pdf/list.pdf
うれしいことに1910年代の作品が4点も含まれています。以下のとおりです。
1. ポール・ギョームの肖像(Portrait de Paul Guillaume, 1915)、41.0x33.0、パリ市立近代美術館(Musée d’art modern de la Ville de Paris)
2. 福音的な静物(Nature morte évangélique, 1916)、80.5x71.4、大阪新美術館建設準備室(Osaka City Museum od Modern Art)
3. 遠い友からの挨拶(Le Salut de l’ami lointain, 1916)、48.2x36.5、個人蔵(ガレリア・デッロ・スクード、ヴェローナ寄託)(Collection particulière, Courtesy Galleria dello Scudo, Verone)
4. 謎めいた憂愁(Mélancolie hermétique, 1919)、62.0x49.5、パリ市立近代美術館(Musée d’art modern de la Ville de Paris)
いずれも、単位はcm、「油彩、カンヴァス(Huile sur toile)」。
このうち4番の「謎めいた憂愁」は本展のチラシ
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/pdf/leaf.pdf
および次のページに掲載されています。
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/ex.html
3番の「遠い友からの挨拶」は、おそらく次の本の図版No.34と同一作品でしょう。
デ・キリコ (現代美術の巨匠)
ペル・ジムフェレール/著 佐和 瑛子/訳
美術出版社
1994年2月
34. Greetings from a Distant Friend, 1916
Oil on canvas, 19x14 1/2 in. (48.2x36.5 cm)
Private Collection, Rome
この本は、かなり多くの公立図書館でも所蔵しているのではないでしょうか?
また、ネット上でも図版が見つかりました。次の作品のようです。
http://www.wikiart.org/en/giorgio-de-chirico/greetings-from-a-distant-friend
2番の「福音的な静物」は、次のチラシに掲載されています。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/cmsfiles/contents/0000136/136479/tirashi_ura(low).pdf
最後に1番の「ポール・ギョームの肖像」ですが、次の作品のようです。
http://www.flickr.com/photos/magika2000/4500624750/
デ・キリコくらいに有名な作家の作品であれば、ウエブというのは、本当に何でも見つかるようになっているものですね。
本展については1910年代の作品は4点も含まれていましたが、その中には残念ながら「イタリア広場」系統の作品はなかったですね。それは、同展の後年の作品を見るしかありません。あまり贅沢は言わずに、それで我慢しましょうか。
1188
Aki*****2014年10月26日 19:45
>>1185
【日本写真年鑑2014】
ずいぶん遅い情報ですが、次の本が刊行されています。
日本写真年鑑2014 写真、いま、ここに
(Japan Photo Almanac 2014)
公益社団法人 日本写真協会
印刷 2014年5月28日
発行 2014年6月1日
定価 本体3000円+税
http://www.psj.or.jp/img/nenkan2014.pdf
あれ、この本、何か聞いたこと、または、見たことがある?
そうそう、かつて日本カメラ社で刊行していたものの続篇ですね。
『No. 1058: 写真年鑑2012』(2012/ 7/22 0:02)をご参照ください、ってもう削除されてしまって存在しませんが。
日本カメラ社からは、写真年鑑2006から写真年鑑2011まで刊行されていましたが、そのまま休刊してしまいました。
写真寝鑑2011:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=661
写真寝鑑2010:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=618
写真寝鑑2009:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=530
写真寝鑑2008:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=485
写真寝鑑2007:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=442
写真寝鑑2006:http://www.nippon-camera.com/list.php?dt=76
たいへん残念に思っていましたが、「後継」年鑑が刊行されていることを(非常に)遅ればせながら知りました。
もともと日本写真協会から毎年6月1日の「写真の日」に発行していた『日本写真年報』、それを大幅に見直し(増ページし)、『日本写真年鑑2013』として2013年から刊行を開始。『日本写真年鑑2014』は、その2年目2冊目です。
http://www.psj.or.jp/img/nenkan2013.pdf
http://www.photo-asahi.com/knowledge/book/259/
日本カメラ社からの「継続」という意味では、1年あいだが開いてしまっていますが(『写真年鑑2012』または『日本写真年鑑2012』が存在しない)、それでも大変うれしいことです。
とにかく、このまま毎年刊行を継続していただきたいと熱望いたします。
よろしくお願いいたします。
1187
Aki*****2014年10月19日 20:34
>>1186
【Re: Contemporary Photographers 第4版】
ただ、刊行されたとしても、以前にご紹介したように、「20世紀前半」の写真家については、ほとんど期待できないと思います。
1186
Aki*****2014年10月12日 18:27
>>1181
【Contemporary Photographers 第4版】
いつまでたっても刊行されないSaint James Pressの「Contemporary Photographers」の第4版。
(そして、日本のAmazonでは、2002年12月1日に刊行されたことになっている(??)。
http://www.amazon.co.jp/dp/1558623183/)
アメリカのAmazonによると、2014年12月26日に刊行予定のようです。
http://www.amazon.com/dp/1558623183
刊行されれば、第3版は1995年ですから、ほぼ10年ぶりです。
(なお、第2版は1988年、初版は1982年)
期待しても大丈夫でしょうか?
1185
Aki*****2014年10月5日 18:09
>>1184
【師岡宏次】
次の展覧会が、間もなく開催されます。
モダン都市 銀座の記憶 −写真家・師岡宏次の写した50年−
平成26年10月7日〜11月30日
江戸東京博物館 常設展示室5階 第2企画展示室
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/project/2014/10/index.html
師岡宏次の個展というのは珍しいのではないでしょうか?
期待できると思いますね。
ウエブページについては、「主な展示作品」が8点掲載されていることはとてもいいのですが、もっと他にも情報を掲載していただきたいものです。
展示点数も担当学芸員も不明ですね。
今後に期待しております。
1184
Aki*****2014年9月28日 10:40
>>1183
【チューリヒ美術館展】
次の展覧会が開始しています。
チューリヒ美術館展 印象派からシュルレアリスムまで
Masterpieces form the Kunsthaus Zürich
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
会期::2014年9月25日(木)〜12月15日(月)
休館日:毎週火曜日
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
http://zurich2014-15.jp/
http://www.nact.jp/exhibition_special/2014/zurich/index.html
(神戸市立博物館に、来年巡回)
「巨匠たちの傑作74点」ということで、たいへん興味深い展覧会です。
展示されている作品の作家名は、ウエブページからわかる範囲では、以下のとおり(順不同)。
クロード・モネ
エドヴァルド・ムンク
アンリ・ルソー
フェリックス・ヴァロットン
マックス・ベックマン
ピエール・ボナール
ポール・セザンヌ
エドガー・ドガ
ポール・ゴーギャン
フィンセント・ファン・ゴッホ
フェルディナント・ホドラー
ワシリー・カンディンスキー
パウル・クレー
ピート・モンドリアン
マルク・シャガール
オスカー・ココシュカ
ジョアン・ミロ
ジョルジョ・デ・キリコ
アルベルト・ジャコメッティ
ルネ・マグリット
サルバドール・ダリ
もう少し詳細が分かれば、またご紹介したいところです。
ただ、展示作品リストがウエブページに掲載されていないのが気になります。掲載する意志があるのかどうかが不明な点も気になります。
また、国立新美術館のウエブではない場所でウエブページが開かれていることも気になります。会期終了後いつまで残っているか、という心配です。もしすっかりなくなるというのであれば、国立新美術館にページに内容をすべて移行してからなくしてほしいものです。そうでなければ、たいへんもったいないことです。真剣にご検討いただきたいところです。
なお、担当学芸員も不明です。
1183
Aki*****2014年9月23日 08:56
>>1182
【Re: ジョルジョ・デ・キリコ展】
1点書き忘れました。
本企画、担当学芸員は萩原敦子さんです。
1182
Aki*****2014年9月21日 15:43
>>1171
【ジョルジョ・デ・キリコ展】
次の展覧会が開催予定です。
ジョルジョ・デ・キリコ 変遷と回帰
2014年10月25日(土)〜12月26日(金)
パナソニック 汐留ミュージアム
(休館日=水曜日)
http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/14/141025/index.html
(チラシも掲載されています。まだ未掲載の部分もありますが、なかなか優れたウェブだと思います)
久々の、デ・キリコ展。まだ「作品リスト」が公開されていませんので、詳細は不明ですが、代表作約100点、しかも、1910年代の形而上作品も少なくとも2点含まれています。その2点とは、以下のとおり。
・《遠い友からの挨拶》 1916年 個人蔵(ガレリア・デッロ・スクード、ヴェローナ寄託)
・《謎めいた憂愁》1919年 パリ市立近代美術館
期待できます。
会場の「パナソニック 汐留ミュージアム」は訪問したことがありませんが、油彩100点が展示できるということで、しっかりした規模の会場なんだなと感心します。
「芸術の秋」ということで、ぜひみなさまも足をお運びください。
1181
Aki*****2014年9月14日 22:05
>>1180
【写真経験の社会史】
これまた古いネタですが、次のシンポジウムが開催されていました。
写真経験の社会史
2010年3月27日(土)10:00〜18:00
場所:大阪市立大学学術情報総合センター10F大ホール
題名「写真経験の社会史-「写真資料論」の可能性-」
登壇者
1. 有馬学(九州大学名誉教授)
2. 今西一(小樽商科大学)
3. 佐藤健二(東京大学)
4. 戸田昌子(武蔵美術大学)
5. 矢野敬一(静岡大学)
6. 緒川直人(大阪市立大学都市研究プラザ(東海大学医療技術短期大学))
7. 後藤真(大阪市立大学都市研究プラザ(花園大学))
コーディネーター:添野勉(国立民族学博物館)、水谷清佳(東京成徳大学)
シンポジウムプロデューサー:緒川直人、後藤真
http://www.tsu.ac.jp/tagblocks/jinbun/news/kokusaiNews/0000002965.html
http://www.tsu.ac.jp/tagbloupyou/mizutani22.3.pdf
続篇などはないのでしょうか?
1180
Aki*****2014年9月7日 19:55
>>1178
【日本の写真、その過去から未来へ(全4回)】
実はすでに終わってしまっていて申し訳ないのですが、次の講座企画がありました。
日本の写真史を学ぶ4回講座
日本の写真、その過去から未来へ
講師: 鳥原学
開催日程:
2014年7月19日(土)13:00〜15:00
2014年8月2日(土)13:00〜15:00
2014年8月30日(土)13:00〜15:00
2014年9月6日(土)13:00〜15:00
開催場所:TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(〒104-0031 東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F)
http://www.tip.or.jp/20140719.html
http://tip.or.jp/access_contact.html
会場でもあるTIPというのは面白そうですね。
今後も、同様の写真史関連企画を継続していただけたらと思うのですが。
また、事前にもっともっと宣伝していただいていたらな、と思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
1179
Aki*****2014年8月31日 13:01
【「トップ >趣味 > イラスト、顔文字 > 」における投稿】
先週の日曜日の投稿(2014/08/24 13:57)以来、この「トップ >趣味 > イラスト、顔文字 >」における投稿が1週間まったくありません。
よほど人気がないんですね。
1178
Aki*****2014年8月24日 13:57
>>1162
【日本の芸術写真──写真史における位置をめぐって】
少し古いですが、次の資料を発見しました。
日本の芸術写真──写真史における位置をめぐって
特別講演録(2011年4月16日)
https://syabi.com/contents/images/info/journal/kiyou_11/03.pdf
これは、東京都写真美術館で開催された「芸術写真の精華 日本のピクトリアリズム 珠玉の名品展」に伴う特別講演会の講演録です。
次のページをご参照下さい。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-350.html
(しかし、このページから講演録にリンクされていないのはなぜ?)
ネット上に、こういう資料が半永久的に残っていることはとても重要です。
(実際には、「紀要」内の記事であるため、残っているのでしょう。)
他にもいろいろと掲載していただきたく、東京都写真美術館に限らず、よろしくお願いします。
1177
Aki*****2014年8月17日 11:48
>>1176
【Re: Re: つくば写真美術館’85】
(つづき)
上記とも関係していると思いますが、もう1点、この本は「つくば写真美術館」の失敗した点を書いているでしょうか? この本を一見したところ、そこはあまり触れられていないようです。実際、入場者がたくさんいたわけではない。展覧会カタログが大量に売れ残って、「裁断」という処分をせざるを得なかったという話もあります。なぜだめだったのか、その点の分析は必要だと思います。そのような分析をしないままにすると、日本における写真に未来はないのではないでしょうか?
最後に、念のため、以下、本書の目次をコピーしておきます。
目次
本書の刊行に寄せて 伊藤 守
第1部 写真がアートになったとき
第1章 〈一九八五年〉というインパクト 粟生田 弓
1 日本初の写真美術館――つくば写真美術館について
2 美術館設立に向かわせたもの
3 一九八五年というインパクト
第2章 「つくば写真美術館」概説 清水 有
1 「つくば写真美術館」概説
2 再現・模型で見るつくば写真美術館
3 写真展の新しいフォーマット
4 メディア系ミュージアムの今後
第3章 つくば写真美術館とは何だったのか――「つくば写真美術館再考」シンポジウム収録
1 つくば写真美術館はいかにして生まれたのか
2 「パリ・ニューヨーク・東京」――テーマ展の方法論
3 つくば写真美術館とその遺産
4 フロア・ディスカッション
コラム 写真美術館構想と「つくば写真美術館」 堀口 剛
コラム パリ・ニューヨーク・東京・筑波――「つくば写真美術館’85」カタログを読む 冨山由紀子
コラム つくば写真美術館が変えたもの――写真の流通・展示の変化 小林 杏
コラム 写真史の語られ方――一九六八/一九八五 大久保 遼
第2部 写真と向き合い続けるということ
第1章 マーケットから写真を考える 石原悦郎×粟生田 弓
第2章 写真集というメディア 金子隆一×光岡寿郎×大久保 遼
第3章 これからの写真/評論 飯沢耕太郎×冨山由紀子×小林 杏
第4章 まだ写真で語られていないこと 伊藤俊治×小林 杏×大久保 遼
おわりに 小林 杏
1176
Aki*****2014年8月17日 11:47
>>1175
【Re: つくば写真美術館’85】
(つづき)
当時参加した皆さんは、飯沢耕太郎、伊藤俊治、金子隆一、谷口雅、平木収、横江文憲の各氏。この顔触れが、この時期に、これだけ集まったというのは、奇蹟的だと思います。
それから考えて、この美術館が今まできちんと評価されてこなかったのは、奇妙なことです。
しかし、今の時点においても、なお「つくば写真美術館」をきちんと評価することは重要ですが、以前にも書いたかと思うのですが、今後はどうなのかがむしろ重要なのではないかと思います。
端的に書けば、今のままでは、せっかくの「つくば写真美術館」は、結局生かされていないのではないか、ということです。
この本のタイトルにもあるように、「写真がアートになった」ということが、この美術館の日本で果たした役割だった、ということなのではないかと思います。
確かに、写真を扱うギャラリーも増えたし、写真が芸術作品だという意識も定着しつつあるのだとは思います。
他にもいろいろなことが、この美術館の影響で変わったといえると思います。
しかし、2014年の現在、よくよく見てみると、「写真」を巡る状況は停滞していると言わざるを得ないでしょう。
まず、「写真ギャラリー」という意味では、むしろ、写真が美術の中に取り込まれてしまい、写真としての独立性を失っているように思います。別に、写真は美術の一分野だから取り込まれても当然なのかもしれませんが、取りこまれても、全体の半分とかいうのであれば、まだいいのですが、例え全体の1%しか占めていなくても、「写真を扱うギャラリー」となってしまう。どこのギャラリーでも写真は取り扱うが、ほとんどのギャラリーは、「おざなり」という扱いにとどまる。その結果、ツァイト、PGIに匹敵するような写真「専門」のギャラリーはいまだに出ていない、といえるでしょう。
次に、「写真美術館」という意味では、川崎市市民ミュージアム(1988年)、横浜美術館(1989年)、東京都写真美術館(1990年)の相次ぐ開館は、「つくば写真美術館」の「おかげ」とまでは言えないとしても、その成果を踏まえたものである、「つくば写真美術館」がなければ無理だった、とよく言われると思います。
これは、個人的にも正しいと思います。しかし、では、なぜ、その後は続いていないのでしょうか? それを説明できる、正確な話の流れは、おそらくこうなのでしょう。
「バブルでお金がある、美術館を作ろう」
⇒「でも、何か特徴を出さないと、だめだよな、どうしよう」
⇒「どうやら、写真まわりが騒がしい、これに力を入れる、または、これを専門にする美術館にしてはどうか」
⇒「過去の例もあまりないから、アピールするよね」
つまり、上記の各美術館ができた最大の理由は、バブルだったから、ということで、写真が成熟したからということではなく、そもそも、1980年代(後半)という時期に、写真という芸術は成熟などしていなかったのではないか。そして、現在もなお、成熟などしていないのではないか。
もし、「成熟」している、というのであれば、例えば東京のどこかに、いつ足を運んでも世界の写真作品の名作が見られる「常設展」があってしかるべきでしょう。そのような常設展を希望する声があちこちから聞こえてくることでしょうから。特に、東京都写真美術館には、常設展用のスペースがあったはずです。しかし、現実は、常設展が開催されないのはもちろん、それを超えて、常設展用のスペースさえ、企画展(共催展・貸出展?)に使われている。常設展が不可能なのはなぜでしょうか? 常設展を求める声が聞こえないのはなぜでしょうか? このままでは、「つくば写真美術館」よりも後退しているのではないでしょうか。
このあたりの分析は、十分にすべきだと思います。そして、さらに進んで、では今、何ができるのか、何をなすべきなのか、という提言をすべきだと思います。
個人的なアイデアは、単純なもので、パーマネントな「つくば写真美術館」を作るということです。今までの美術館が結局できていないことを、1985年に引き続いて、もう一度実施する、ただし、「パーマネントで」ということです。無謀なアイデアではないはずです。
逆に、それができないということは、いまだ「アートとしての写真」は成熟しておらず、かえって「つくば写真美術館」から後退したままだ、ということではないでしょうか、少なくとも、「つくば写真美術館」の成果を生かし切れていないということなのではないでしょうか?
1175
Aki*****2014年8月3日 11:33
>>1172
【つくば写真美術館’85】
最近、次の本が刊行されました。
1985/写真がアートになったとき
粟生田 弓(あおた・ゆみ)/小林 杏(こばやし・あんぬ) 編著
青弓社(写真叢書)
2014年6月30日
2000円+税
http://www.seikyusha.co.jp/wp/books/isbn978-4-7872-7353-6
1985年に短期間だけ(3月9日〜9月16日)開館した、写真専門の美術館「つくば写真美術館」(ツァイト・フォトの石原悦郎氏が館長)についての書籍です。
早稲田大学でのシンポジウムをもとに、インタビューなどを加えた、という内容で、極めて徹底していると思います。
つくば写真美術館については、その重要性にもかかわらず、不思議なことに文献がほとんどありません。ネットでもありません。
その意味では、この書籍は、非常に重要です。
なお、次のせんだいメディアテークでの展覧会カタログならあります。
85/05―幻のつくば写真美術館からの20年
せんだいメディアテーク・編
せんだいメディアテーク
2006年
2100円+税
http://www.smt.jp/85/05/about.html
(ちなみに、この「せんだいメディアテーク」のサイト、「資料室」の部分など、ほとんどファイルがなくなっていますね。せんだいメディアテークにしては、きわめてずさんなネット管理ですね。)
この本につき、惜しいこととしては、サブタイトルにでも「つくば写真美術館」という名称を入れてほしかった、ということがあります。そうしないと、この本が何について書いた本なのか一見してわからず、本当に必要な人がこの本を手に取れない、という事態が将来発生するのではないかと恐れています。
1174
Aki*****2014年7月27日 14:23
>>1173
【Re: 沖縄写真史】
書き忘れましたが、アイデアのもとはここです。
沖縄写真史
http://rca.open.ed.jp/city-2002/photo/
このページでは、どうして、20世紀前半(以前)の写真がが全く扱われていないんだろうか?
という疑問から、当方のアイデアは始まっています。
1173
Aki*****2014年7月20日 16:59
>>1160
【沖縄写真史】
展覧会企画でもまた書籍でもいいんですが、「沖縄写真史」というものは不可能なのでしょうか?
明治時代には、沖縄でも写真は始まっていたでしょう。(江戸時代から?)
そこから説き起こして、現代まで。
このスレッドでは、特に、20世紀前半が興味深いですが、むしろ、全体を扱うことが正しいように思います。
沖縄で、もっと知るべき写真作品や写真家が、もっとたくさんある・いるはず。
ぜひ、沖縄の研究者に、そういう内容をお願いしたいところです。
よろしくお願いします。
1172
Aki*****2014年7月13日 13:22
【東京都写真美術館休館】
すでに旧聞に属しますが、東京都写真美術館が改修工事のため以下の期間休館するそうです。
2014年9月24日(水)〜2016年8月末(予定)
http://syabi.com/contents/new_info/index-2296.html
http://syabi.com/contents/images/extra/closed/faq.pdf
行けない期間は残念ですが、改修後に何がどう変わるのか、強く期待します。
1171
Aki*****2014年7月6日 12:47
>>1161
【Clarence Sinclair Bull写真展】
次の展覧会がまもなく開催されます。
Clarence Sinclair Bull写真展「The Legend of Hollywood」
・会場:リコーイメージングスクエア銀座
・住所:東京都中央区銀座5-7-2三愛ドリームセンター8階 A.W.Pギャラリーゾーン
・会期:2014年7月9日(水)〜2014年8月3日(日)
・時間:11時〜19時(最終日16時まで)
・休館:火曜日
・入場:510円・年間パスポート3,600円・ペンタックスリコーファミリークラブ会員は無料(年間パスポート発行手数料342円が必要)
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/community/squareginza/schedule/event_detail_15.html
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/exhibition/20140705_656498.html
Clarence Sinclair Bull(クラレンス・シンクレア・ブル、1896年ー1971年)
約30点ということで規模は小さいのですが、この写真家の企画は、本邦初ではないでしょうか?
注目すべき貴重な企画です。
このような、今まであまり日本で紹介されてこなかった写真家を紹介する企画、今後も強く期待します。
1170
Aki*****2014年6月29日 12:21
>>1169
【Re: Re: Re: Re: 20世紀前半の西洋作家の個展】
前に書いたかもしれないのですが(過去の投稿は削除されてしまっているので確認ができませんが)、アメデエ・オザンファン展も、以前から期待しています。
が、実現は難しいだろう、と思います。
1169
Aki*****2014年6月22日 13:02
>>1168
【Re: Re: Re: 20世紀前半の西洋作家の個展】
個人的に希望する企画としては、カルロ・カッラ展なんですが、現実的は無理でしょうね。
むしろ、ジョルジョ・デ・キリコの形而上作品に的を絞った企画のほうが、まだ開催可能性があるのかもしれません。非情に残念ですが。
1168
Aki*****2014年6月14日 09:06
>>1167
【Re: Re: 20世紀前半の西洋作家の個展】
実は、「カジミール・マレーヴィチ展」は国内では存在しないのでは?
「芸術と革命展」(西武美術館・1982年)ではもちろん取り上げられていますが。
(「芸術と革命展II」(西武美術館・1987年)は、そういう網羅的な企画ではなかったので、どうだったかな?)
1167
Aki*****2014年6月8日 18:56
>>1165
【Re: 20世紀前半の西洋作家の個展】
今まで日本で開催されたことのないが、開催される可能性があるという意味では、「フアン・グリス展」でしょうか?
1166
Aki*****2014年6月1日 14:09
>>1164
【戦前期の日本に関する書籍2冊】
個人的には、少し距離があるテーマですが、20世紀前半の日本に関する書籍が2冊刊行されています。次のとおりです。
戦前日本SF映画創世記
高槻真樹
河出書房新社
2014
2500円
幻の近代アイドル史 明治・大正・昭和の大衆芸能盛衰記
笹山敬輔
彩流社
2014
1800円
いろいろな分野の掘り起し、研究が進んでいるのですね。
美術・写真関係でも、さらなる掘り起こしを期待したいものです。
1165
Aki*****2014年5月25日 14:00
【20世紀前半の西洋作家の個展】
今まで日本で開催されたことのない「20世紀前半の西洋作家の個展」で、今後開催の可能性のあるものは何でしょうか?
現実には、ほとんど無理ではないか、と思うのですが?
1164
Aki*****2014年5月18日 15:58
>>1163
【世界の10大美術館?】
次の本が刊行されています。
早わかり! 西洋絵画のすべて 世界の10大美術館
ビジュアルだいわ文庫
三浦 たまみ・望月 麻美子
大和書房
2014/5/11
¥ 799
http://www.amazon.co.jp/dp/4479304827
その「10」とは以下の通り。
ルーヴル美術館
メトロポリタン美術館
エルミタージュ美術館
オルセー美術館
ロンドン・ナショナルギャラリー
プラド美術館
ウフィツィ美術館
ワシントン・ナショナルギャラリー
ヴァチカン美術館
ウィーン美術史美術館
さて、いつもと同じようなコメントで申し訳ありませんが、これの「20世紀版」の書籍が刊行されないものでしょうか?
美術館を勝手に選んでみましょうかね。
1163
Aki*****2014年5月11日 14:56
>>1133
【Re: 西洋絵画の歴史/小学館101ビジュアル新書】
第2巻が4月刊行の予定だったのですが、まだ刊行されていませんね。
単に遅れているだけならいいのですが…。
1162
Aki*****2014年5月4日 22:09
>>1155
【『日本美術史』】
次の本が刊行されています。
日本美術史(美術出版ライブラリー 歴史編)
山下裕二・岸輝 監修
美術出版社
定価2,800+税円
発売日2014/3/22
B5判
380 ページ
ISBN/商品コード978-4568389074
http://book.bijutsu.co.jp/books/2014/03/20130322_1.html
書店で見ましたが、なかなかわかりやすい本で、いいのではないでしょうか?
ただ、古代から現代までというのが、やはり広すぎる。
どうにか、20世紀だけに限定した『日本美術史』が実現しないものでしょうか?
期待しています。
1161
Aki*****2014年4月27日 15:44
>>1160
【東京・ソウル・台北・長春――官展にみる近代美術】
次の展覧会が、一部開催済み、一部開催予定です。
東京・ソウル・台北・長春――官展にみる近代美術
福岡アジア美術館:2014年02月13日(木) 〜 2014年03月18日(火)
http://faam.city.fukuoka.lg.jp/exhibition/detail/122
府中市美術館:2014年5月14日(水)〜6月8日(日)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/east-asian-art.html
兵庫県美術館: 2014年6月14日(土)〜7月21日(月・祝)
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/
これは画期的な展覧会です。20席前半のアジア美術です。
ゴールとまでは言えませんが、次へのステップという意味でも、大いに期待できます。
関東での開催が「府中」というやや行きにくい場所であるというのが気になりますが、できれば、足を運びたいものです。
1160
Aki*****2014年4月20日 20:22
>>1153
【福沢一郎の“写真”】
次の展覧会が開催予定です。
福沢一郎の“写真” 画家のレンズが捉えたもの。
福沢一郎記念館(〒157-0073 東京都世田谷区砧8丁目14-7 電話:03-3415-3405)
会 期:2014年4月30日(水)〜6月2日(月)11:00-17:00 月・水・金開館
※ 5月5日(月)は祝日ですが開館します。
入館料:300円
http://fukuzmm.wordpress.com/2014/04/10/photo2014s/
言わずと知れた、日本を代表するシュルレアリストの福沢一郎。
画家である彼が、戦前も含めて、写真作品を残していた、という展覧会。
画家の写真作品といえば、清川泰次(1919-2000)の写真作品(戦前ではありませんが)が、世田谷美術館分館・清川泰次記念ギャラリーで展示されていた記憶があります。
この「画家による写真作品」、日本でもまだまだ存在することでしょう。もっともっと掘り起こしていただきたいものです。
なお、5月14日(水)には、有料で、金子隆一氏の講演会も開催されます。
特に、「月・水・金」のみ開館ということで、なかなか、訪問しにくいですが、極めて興味深い展覧会です。ぜひとも、足を運びたいものです。
1159
Aki*****2014年4月13日 18:21
>>1158
【Re: Re: クプカとオキーフ⇒Re: 初めまして】
再びありがとうございます。
愛知で開催されたクプカであれば、世田谷で行きました。宮城県美術館にも巡回してますね(中日新聞社)。当時は、開催を知って、すごいと大いに喜んだものです。
その後、これに匹敵するような、「微妙にマイナーな個展」というのは、20世紀前半については、クプカはもちろん、それ以外にも開催されていないのではないでしょうか?
一方、オキーフは、1993年であれば「ジョージア・オキーフアメリカン & モダン」(読売新聞社)で、海外からの巡回だったようですね。国内では、横浜美術館でのみ開催のようです。
その後、「オキーフとその時代 : レーン・コレクション : アメリカンモダニズム 」というものが、2004年から2005年にかけて、名古屋ボストン美術館 で開催されているようです。しかし、その規模や内容はよく知りません。
こういう過去の展覧会開催状況が、一気に検索できるような情報源がないものかなと思います。私が知らないだけだと思いますが(代替手段であれば知っていますが)、存在しないとしたら、情けないことです。
ただ、需要がないのだとしたら、われわれ美術ファンの側の責任なのかもしれません。
1158
まるまるさん2014年4月7日 13:41
>>1157
【Re: クプカとオキーフ⇒Re: 初めまして】
(*´ω`)クプカ展はそうですね!ずいぶん前だったような気が。調べたら1994年愛知県美術館で開催されたものを観に行きました。その後クプカ展をやっていないような気がします。
オキーフ展は1993年横浜でやっていたみたいですが行けずじまいでした・・・オキーフ展もその後はやっていないような・・・。見そびれて残念でなりません( ;∀;)
1157
Aki*****2014年4月6日 20:46
>>1156
【クプカとオキーフ⇒Re: 初めまして】
コメントありがとうございます。
クプカは、ずいぶん昔のものですか? (関東では世田谷に来ていた企画)
オキーフは、微妙に好みとずれているので、ちゃんとフォローできていません。スティーグリッツの関係もあるので、きちんとフォローせねばならないはずではあるのですが。
1156
まるまるさん2014年4月4日 16:35
【初めまして】
クプカ展
オキーフ展
この二つやっていたのに気が付かなかったのかもですが...
1155
Aki*****2014年3月30日 16:39
>>1151
【レジェ関係】
次の本が刊行予定です。
フェルナン・レジェ オブジェと色彩のユートピア: キュビスムからフランス人民戦線まで
山本 友紀
価格: ¥ 4,860
単行本: 356ページ
出版社: 春風社 (2014/4/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 486110405X
ISBN-13: 978-4861104053
http://www.amazon.co.jp/dp/486110405X/
少し先の刊行ですが、期待できる内容だと思います。
実物を見て、またご報告したいところです。
1154
Aki*****2014年3月23日 18:28
>>1153
【Re: 白馬会から光風会へ】
こんなページもあります。ご参考までに。
http://kofu-kai.jp/100/posters/index.html
光風会展ポスター一覧
http://kofu-kai.jp/100/index.html
光風会100回展記念特設サイト
1153
Aki*****2014年3月16日 19:18
>>1148
【白馬会から光風会へ】
次の展覧会が間もなく開催予定です。
光風会100回展記念
洋画家たちの青春
-白馬会から光風会へ
From Hakubakai to Kofukai : Aspects of Japanese Oil Painting
会場:東京ステーションギャラリー
会期:2014年3月21日(金)〜5月6日(火)
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/exhibition/next.html
出品作家は以下のとおりだそうです。(生年順)
長原孝太郎、黒田清輝、久米桂一郎、中村勝治郎、丸山晩霞、藤島武二、湯浅一郎、岡田三郎助、小林萬吾、石川欽一郎、矢崎千代二、白瀧幾之助、三宅克己、中澤弘光、和田英作、杉浦非水、小林鍾吉、山本森之助、赤松麟作、岡野栄、斎藤豊作、児島虎次郎、石井柏亭、有島生馬、南薫造、太田喜二郎、辻永、跡見泰、太田三郎、田辺至、小寺健吉、小絲源太郎、熊岡美彦、大久保作次郎、寺内萬治郎、牧野虎雄、清水良雄、耳野卯三郎、曽宮一念、中村研一、鈴木信太郎、佐分真、鬼頭鍋三郎、内田巌、中西利雄、朝井閑右衛門、猪熊弦一郎、森田元子、小磯良平、田村一男、須田剋太、西山真一、大澤海蔵、高光一也、伊勢正義、新道繁、南政善、脇田和、櫻田精一、井手宣通、藤本東一良、岡田又三郎、金子徳衛、渡邉武夫、寺島龍一、國領經郎、清原啓一
展示される作品は、前衛的な作品ではないでしょうが、時期的には20世紀前半です。
いかがでしょうか?
1152
Aki*****2014年3月9日 22:12
>>1149
【Re: Re: 2014年に期待する展覧会】
3月も半ばになろうとしているのに、まだ、2014年度の各美術館のスケジュールがなかなかはっきりしないようですね。年度半ばまでの情報が見つかったりはするのですが。
1151
Aki*****2014年3月1日 19:08
>>1150
【150年前? 100年前?】
昨年ですが、次の本が刊行されています。
レンズが撮らえた150年前の日本
小沢健志・監修
山川出版社
2013年
1600円
例のごとく、小沢さんの仕事。
これに代わって、そろそろ、体系的な「100年前の日本」(すなわち大正期)も刊行を期待したいところです。しかも、撮影者名入りの。
ただ、どなたが、そのようなことをしてくださるのかは、よくわかりません。
1150
Aki*****2014年2月23日 19:33
【日本のキュレーター・ギャラリストの紹介】
もう昨年なりますが、次の本が刊行されています。
キュレーション 「現代アート」をつくったキュレーターたち
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
村上 華子・訳
フィルムアート社
2013年
2400円(2520円)
翻訳ものですから、もちろん、対象は海外のキュレーターです。
では、これの日本版、すなわち、日本のキュレーターについて書かれた書籍は刊行されないものでしょうか?
範囲を、ギャラリストまで拡大して、刊行していただきたいものです。
美術手帖のある特集では、そのような内容の片鱗が垣間見える記事はあったと思いますけれど。
よろしくお願いいたします。
1149
Aki*****2014年2月16日 18:43
>>1146
【Re: 2014年に期待する展覧会】
まだ、美術館各館の2014年度の企画展スケジュールが発表されないような時期なので、情報がなかなか見つかりませんね。
1148
Aki*****2014年2月9日 12:59
>>1147
【桑原甲子雄展】
次の展覧会が開催される予定です。
桑原甲子雄の写真展
トーキョー・スケッチ60年
世田谷美術館
2014年4月19日(土)〜 6月8日(日)
その人気は、植田正治に迫るものがあるようで、展覧会も何度も開催されています。
世田谷美術館でも、かつて、荒木経惟氏との2人展がありました。
今回は、期待できる内容でしょうか?
1147
Aki*****2014年2月2日 15:30
【2013年の戦前の写真史に関する5大ニュース】
少し遅くなりましたが、恒例の「5大ニュース」です。
昨年2013年については、次の5つを選んでみました。順番と順位は関係ありません。
まず展覧会について、次の1件。
・東京都写真美術館「アーウィン・ブルーメンフェルド」展開催(No.1085 アーウィン・ブルーメンフェルド 2013/01/14 10:57)
この展覧会には、結局行けずじまいでしたので、大変残念でした。
続いて、書籍では、次の4点。
・『日本写真史』(上下)刊行(No. 1142・No. 1141)
・芸術教養シリーズ1〜8刊行(No. 1132):写真に関しては、8巻掲載でした。
・100年前の写真で見る世界の民族衣装(No.1125)
・ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年(No.1113、No.1112、No.1111、No.1110、No.1109、No.1108、No.1107)
前2点は、まさに、写真史系統で、後2点は、ここ数年この傾向が続いているということになりますが、写真家名の記載がある写真周辺書籍(撮影者よりも、撮影されたものがより重要だというタイプの書籍。にもかかわらず、写真家名の記載があるので驚き)、ということになります。
特に最初の『日本写真史』(中公新書)は、急に書店で見つけたので、大変驚きました。現時点における、大きな成果だと思います。特に、戦前の部分については、かなり貴重な文献です。ただ、量的にも、今後のさらなる飛躍が必要ではないでしょうか?
いずれについても、もっともっとこの方向の書籍の刊行が望まれます。
最後に、「キャパ」に関する投稿に少し触れておきたいと思います。
・No.1095 キャパネタ 2013/03/03 09:21
・No.1092 キャパとタロー 2013/02/17 21:06
相変わらず、注目される写真家ですね。
なお、過去の「5大ニュース」は以下のとおりです。
2012年:Msg.1084(2013/1/6)
2011年:Msg.1027(2012/1/10)
2010年:Msg.957(2011/1/2)
2009年:Msg.892(2010/1/10)
2008年:Msg.821(2009/2/1)
2007年:Msg.744(2008/ 1/27)
2006年:Msg.650(2007/ 1/ 3)
2005年:Msg.580(2006/ 1/ 1)
2004年:Msg.493(2005/ 1/ 2)
しかし、過去の投稿のほとんどが削除されてしまったので、削除されたものはもう見ることはできません。この点については、何とか対処の仕様がないものか(過去の投稿を復活させるとかそういうことではなく)、考えてみたいところです。
可能性として直ちに考え付くのは、必要そうな投稿を、必要な時期に再度投稿する(電子ファイルが残っていれば)、ということですが、さて、手間暇考えて、実現可能性はどうか?
1146
Aki*****2014年1月26日 20:59
【2014年に期待する展覧会】
戦間期の写真家または画家のグループ展または個展を期待します。
この点は、以前と何も変わってはいないのですが。
ただ、具体的には、どのあたりが狙い目なのかが、よくわからなくなりつつあります。
1145
Aki*****2014年1月19日 14:41
>>1144
【東京都写真美術館改修工事で休館へ】
すでに古い話題なのかもしれませんが、東京都写真美術館が改修工事に入るそうです。
工事は、2014年と2015年で、2016年に再開館。
でも、もうすぐなのに、写真美術館のホームページには、まだ正式にアナウンスがない?
しかし、そうすると、この間は。訪問したい写真展が開催される可能性が、かなり減るということになりますね。
残念だ。
再開館後に期待しましょう。
1144
Aki*****2014年1月13日 21:34
>>1143
【Re: 2014年の目標】
ただし、昨年は、日本戦前期の写真家の大回顧展がなかったと思います。
展覧会に行っていないことの、いいわけではありますが。
返信する 1
1143
Aki*****2014年1月5日 19:42
>>1142
【2014年の目標】
本年もよろしくお願いします。
今年の目標は、せめて1回は展覧会に足を運びたいということです。
昨年は、1回も行けなかったという惨状だと思います。
あ、いや、例外があるのですが、それは、また機会があれば。
1142
Aki*****2013年12月29日 21:31
>>1141
【Re: 日本写真史(上・下)】
ちなみに、図版が少ないのが、何とも残念。
中山岩太の作品図版すらありません。
1141
Aki*****2013年12月22日 21:56
>>1136
【日本写真史(上・下)】
とうとう出ました、日本写真史の通史が。
日本写真史(上・下)
鳥原学
中公新書2247・2248
2013年
鳥原さんは、以前にご紹介したはずですが、『時代をつくった写真 時代がつくった写真 戦後写真クロニクル』(日本写真企画、2008年)を書いた方です。
新書なので、物足りないかもしれませんが、それでも、上下2冊、待望の通史といえましょう。手許に置いておかねばなりません。
中公新書は、写真史には理解のある新書のようで、飯沢耕太郎さんの『戦後写真史ノート 写真は何を表現してきたか』も中公新書です(1112、1993年)。ただ、それから、本当に10年の歳月が必要だったのでしょうか? もっと早く何とかならなかったのでしょうか? なお、飯沢さんのこちらの本は、現在では電子版でしか入手できないようです。
1140
Aki*****2013年12月15日 23:23
>>1090
【Re: Re: 実験工房展】
世田谷美術館で開催中ですが、年末年始に行けるかな?
1139
Aki*****2013年12月8日 22:24
>>1136
【日本の美術館を巡る状況】
このスレもかなり長く続いていますが、その間に、日本の美術館を巡る状況はどうなってきているのでしょうか?
単純に、良くなっているか、悪くなっているか、だけでもいかがでしょうか?
個人的には、少なくともよくなってはいないと思います。
どうも、予算的には、どんどん厳しくなっているみたいですし、「儲けなくてはならない」というような話も耳にします。
セゾン美術館は閉鎖されてしまいましたし、他の百貨店系の美術館もすでにほとんど存在しない。
企画も、一部には画期的な企画も実現されてはいますが、「20世紀前半」に関しては、残念ながらそれほど驚くべき企画は出てきていないように思います。
暗雲の中にいるということはないでしょうか?
1138
Aki*****2013年12月1日 20:20
>>1137
【Re: やたら長いタイトル】
ご投稿ありがとうございます。
展覧会のタイトルが長くなっている、あまり感じたことはありませんでしたが、確かにそういう傾向があるかもしれません。
実際の当事者ではないので推測でしかありませんが、以下のようなことが思いつきます。
基本は「2時間ドラマ的」になっているということではないかなと思います。
1.まず、マスコミ的には、タイトルと会期くらいしか紹介されない、それなら、タイトルを長めにして、タイトルだけでも内容の紹介・宣伝にもなるように、という配慮。
2.お客さん目線で考えても、タイトルだけで人目を引くようなものにしないと注目されない、また、多くの展覧会がある中で、ほとんどの人はタイトルしか見てくれない、タイトルで、イメージや興味辞を持ってもらえないとその先に進んでもらえない。
3.だんだんとマイナーな作家が増えてきて(特に日本人作家)、作家名だけのタイトルでは、内容の想像がつきにくい場合が多くなってきている
4.作家展ではなく、グループ展の場合、含まれている作家名を挙げることで、より注目を集めたいという意図があるのではないか、ということ
5.単に短いと物足りない、ということもありそうです。
3.4.などは、大型の有名作家個展が、すでに「ありきたり」で開催しにくくなっていたり、費用的に無理になってきている、ということも関係するのかなと思います。
1136
Aki*****2013年11月24日 15:49
>>1131
【Re: Re: 日本の写真の歴史を一望できる常設展】
そんなに作品数は必要ない? でも、見たい作品は人によっていろいろありますし、、、。
それをある程度は網羅しないといけないと思うのです。
で、次は、1年を何回かに分けて、全4回、全5回で、全写真史を見渡すという、ありふれたアイデアになるわけですが、、、さて、これをどう考えるべきなのか?
1135
Aki*****2013年11月17日 18:50
>>1129
【冠松次郎と穂苅三寿雄〜黒部と槍〜】
少し先なので詳細は未定ということですが、次の展覧会が開催予定です。
冠松次郎と穂苅三寿雄
〜黒部と槍〜
会 場:東京都写真美術館
会 期: 2014年3月4日 ( 火 ) 〜 5月6日 ( 火・祝 )
1999年の同館の展覧会「山を愛する写真家たち : 日本山岳写真の系譜」の流れでしょうか。
詳細は不明ですが、それでも期待できますね。
生没年だけ記載しておきます。
冠松次郎 (1883-1970)
穂苅三寿雄 (1891-1966)
1134
Aki*****2013年11月10日 21:28
>>1133
【おかしな建築の歴史】
次の本が出ています。
おかしな建築の歴史
五十嵐太郎・編著
エクスナレッジ
2013年
2200円
タイトルはタイトルなんですが、実際には、古代から現代まで(というか、ページの順番からいうと、現代から古代まで時間をさかのぼっています)、かなり網羅的に項目を取り上げた「写真入り建築史」の本になっています。
でも、5分の4くらいは近代以降で、このタイトルから考えれば、要するに、近代以降の建築は、「おかしな建築」のオンパレード、おかしな建築ばかり、だといっているも同じなのでしょう。
しかし、近代(20世紀前半)も、かなりしっかり取り上げられており、単に「おかしな建築」を紹介しているだけの本ではありません。大変参考になります。ただ、解説(文章)がもっと多いほうがよかったなという感じはあります。
ぜひとも、まずは書店でご覧下さい。
1133
Aki*****2013年11月3日 21:20
>>1132
【西洋絵画の歴史/小学館101ビジュアル新書】
またもや概説書でありますが、次の本が刊行されています。
西洋絵画の歴史(全3巻)
高階秀爾・監修
1 ルネサンスの驚愕(2013年10月刊行):遠山公一・著
2 迫真のバロックから激動の革命期へ(2014年4月予定):高橋裕子・著
3 近代から現代へと続く問いかけ(2014年6月予定):三浦篤・著
小学館101ビジュアル新書
各1200円(税込1260円)
「新書」の美術史通史は初めての試みではないでしょうか?
まだ第1巻だけの刊行ですが、カラー図番も多く、コンパクトにまとめた、読みやすい本だと思います。内容的には、必ずしも、従来の類書と際立った違いはないようにも思いますが、「カラー図版の多い新書版美術史」ということが画期的ではないかと思います。この企画が当たってくれれば、美術関係の新書がもっと増えてくれるのではないか、と期待します。
このスレということですと、第3巻ですが、1冊で近現代をカバーするということに無理はないのかと懸念しますが、目新しさも切望しつつ、とりあえずは刊行を待ちたいと思います。
1132
Aki*****2013年10月27日 21:56
>>1124
【芸術教養シリーズ1〜8】
次の本が刊行されています。
芸術教養シリーズ
1 日本の芸術史造形篇T 信仰、自然との関わりの中で 栗本 徳子
2 日本の芸術史造形篇U 飾りと遊びの豊かなかたち 栗本 徳子
3 アジアの芸術史造形篇T中国の美術と工芸 金子 典正
4 アジアの芸術史造形篇U朝鮮半島・西アジア・中央アジア・インド 金子 典正
5 西洋の芸術史造形篇T 古代から初期ルネサンスまで 水野 千依
6 西洋の芸術史造形篇U 盛期ルネサンスから十九世紀末まで 水野 千依
7 近現代の芸術史造形篇T欧米のモダニズムとその後の運動 林 洋子
8 近現代の芸術史造形篇Uアジア・アフリカと新しい潮流 林 洋子
価格 2,625円(税込)
発行 京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎
2013年10月
http://www.kyoto-art.ac.jp/topics/84
概説書でありながら、全体で見ればかなり大部になりますので、大いに参考になります。また、3・4巻は、かなり目新しい内容を含んでいる可能性があります。
本スレに最も関係する巻としては、主として7・8巻でしょうか。2巻もある程度近現代を含んでいるかもしれません。8巻には、写真等の周辺分野も含まれています。
図書館で借りてじっくり見てみたいと思います。
1131
Aki*****2013年10月20日 19:32
>>1130
【Re: 日本の写真の歴史を一望できる常設展】
しかし、そう簡単ではありません。
例えば、新書館から刊行されている『世界の写真家101』と『日本の写真家101』。
不足していると思いますが、とりあえずこの202人を対象とし、1人当たり10作品とすると、2020作品を展示することになります。
そんなに展示することのできる場所とは?
まず、そこから考えなければなりません。
1130
Aki*****2013年10月14日 21:01
>>1127
【日本の写真の歴史を一望できる常設展】
日本の写真の歴史を一望できるような展覧会、それを常設展で見られるような美術館は、東京にも存在しないのですよね。
ぜひ、そういう場をつくっていただきたいものです。
1129
Aki*****2013年9月29日 17:32
>>1105
【Re: ハイレッド・センター: 「直接行動」の軌跡展】
結局、この企画は、東京の渋谷区立松濤美術館に巡回するようです。
「ハイレッド・センター」 直接行動の軌跡
渋谷区立松濤美術館
【会期】 2014年2月11日(火・祝)〜3月23日(日)
http://www.shoto-museum.jp/05_exhibition/
行けるかなあ?
1128
Aki*****2013年9月22日 21:46
>>1127
【ル・コルビュジエと20世紀美術】
次の展覧会が開催中です。
ル・コルビュジエと20世紀美術
Le Corbusier and 20th Century Art
国立西洋美術館
2013年8月6日(火)〜11月4日(月・休)
ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館ならではの企画かもしれません。
また、ル・コルビュジエではおなじみの大成建設が特別協力となっていることにも言及しておくべきでしょう。
ただ、「20世紀美術」となっているように、ル・コルビュジエのみならず、関係の深い、フェルナン・レジェ、アメデエ・オザンファン、ジャック・リプシッツ、その他キュビスムの各作家の作品も展示されるようですので、「キュビスム展」的色彩の強いものになりそうで、かえって、面白いかもしれません。
そもそも、国内では、大規模な「キュビスム」企画がしばらくなかったといえそうですので、その意味でも期待したいところです。
ちなみに、入場料も、一般で420円と安すぎます。(大学生は130円で、高校生以下は無料)
1127
Aki*****2013年9月16日 14:51
>>1126
【木村伊兵衛のふたつの旅】
次の展覧会が開催中です。
写真歴史博物館企画写真展
木村伊兵衛のふたつの旅
琉球・秋田
フジフィルム・スクエア
2013年9月3日(火)〜12月27日(金)
会期中無休・入場無料
10時〜19時
「琉球」のほうは1936年の作品群です。
ご興味あれば、行ってみてください。
1126
Aki*****2013年9月8日 15:51
>>1105
【写真展「昭和」】
次の展覧会が開催予定です。
写真展「昭和」
日本橋三越本店・新館7階ギャラリー
2013年10月2日(水)〜7日(月)
約200点の作品だそうです。取り上げられている写真家は、以下の通り。
木村伊兵衛
土門拳
濱谷浩
林忠彦
薗部澄
芳賀日出男
長野重一
田沼武能
熊切圭介 (1934年-)
入江泰吉
緑川洋一
浅野喜市(1914年- 1993年)
ら
戦前の作品も取り上げられているようです。
見ごたえがありそうですが、なぜか開催期間が短すぎる。
その点、不審な感じがしますが、お時間ある方は是非。
1125
Aki*****2013年9月1日 19:36
>>1107
【100年前の写真で見る世界の民族衣装】
次の本が刊行されています。
100年前の写真で見る世界の民族衣装
ナショナルジオグラフィック編
発行:日経ナショナルジオグラフィック社
発売:日経BPマーケティング
2013
2600円
またもや、このタイプの本です。対象時期は、1900年から1930年まで。むしろ「民族衣装」の本ですので、「写真」の本というよりは、ファッションか歴史系の本ではあるのですが、やはり、撮影写真家名つきの本なのです。
じっくりと見て、写真家名をご紹介したいところです。
1124
Aki*****2013年8月26日 11:47
>>1123
【増補新装 カラー版 20世紀の美術】
次の本が刊行されています。
増補新装 カラー版 20世紀の美術
末永 照和・早見 堯・林 洋子・近藤 幸夫・中村 英樹・嶋崎 吉信・堀 元彰
末永照和 (監修)
美術出版社編集部 (編集)
美術出版社
2013年8月
2625円(2500円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4568400856/
表紙も全く変わりました。
初版は2000年刊ですから、13年ぶりの改訂。ただ、最新の動向をふまえた新稿「2001年以降の美術」を加えた、ということなので、このスレ(20世紀前半)にはあまり影響はないようです。とはいえ、ぜひ書店で手に取ってみてください。
それから、不思議なのは、美術手帖には、改訂版の広告すら出ていないのですよね。もっと宣伝すればいいのに、と思います。
1123
Aki*****2013年8月18日 14:24
>>1119
【Re: <遊ぶ>シュルレアリスム】
この展覧会の展覧会カタログという位置づけで、次の本が刊行されています。
<遊ぶ>シュルレアリスム
巖谷國士
平凡社コロナブックス
2013
1600円
この本を見てわかりましたが、どうも、この企画は、徳島県立近代美術館から巡回してきた展覧会のようです。
面白い本です。
写真の部分も、「お約束」のマン・レイだけでなく、よりマイナーな作家も取り上げれらています。
また、「コラージュ」の部分では、岡上叔子(おかのうえ・としこ、1928〜)の作品が(小さいですが)多くの図版とともに紹介されています。この作家は、飯沢耕太郎さんの『深読み! 日本写真の超名作100』(2012、パイ インターナショナル)でも紹介されていましたが、これだけ多くの図版となると、一般の書籍では、この本が初めてではないでしょうか?(そもそも、ほとんど紹介されてきていない)
もっとじっくりとみてみたい本です。
1122
Aki*****2013年8月11日 15:48
>>1121
【Re: Re: Re: 展覧会??】
余裕がなくなると、興味も低下するような気がして、なおさら問題です。
外的なきっかけを期待するしかないのかもしれません。
1121
Aki*****2013年8月4日 20:24
>>1120
【Re: Re: 展覧会??】
問題は、展覧会に行くことができないということだけでなく、展覧会について調査するなどの余裕もなくなるということですな。
1120
Aki*****2013年7月28日 19:55
>>1117
【Re: 展覧会??】
今年は、時間が取れず、なかなか展覧会に足を運べません。
この夏休みも難しいか?
1119
Aki*****2013年7月21日 16:55
>>1117
【<遊ぶ>シュルレアリスム】
タイトルに挙げた展覧会が東京・西新宿の「損保ジャパン東郷青児美術館」で開催中です。
巖谷國士(いわや・くにお)が監修だそうで、面白そうですが、いかがでしょうか?
8月25日までということで、夏休みに行くこともできそうです。
1118
Aki*****2013年7月14日 12:41
>>1098
【美術鑑賞手帳20世紀前半篇】
古い話題ではありますが、次の本が刊行されています。
美術鑑賞手帳
日本能率協会マネジメントセンター
2013年
1260円
内容的には、それほど目新しいものではありませんが、以前からあったものではなく、今回が初めてのもののようです。
ただ、対象範囲があまりに広いので、手許に置こうという気持ちにはなりません。できれば、20世紀前半に限定したもの、さすがにそれは無理でしょうから、20世紀以降に限定したものを、独立して作っていただけないものかと思います。
しかし、残念ながら、そのようなものでは、多くの人が購入することはあまり期待できないですね。
このような方向で、ほかにもアイデアが考えられないでしょうか?
1117
Aki*****2013年7月7日 18:44
【展覧会??】
このスレの観点からは、最近目立った展覧会がないようにも思います。
1116
Aki*****2013年6月30日 13:24
>>1115
【Re: Re: No.1084とNo.1082】
あと、textreamへの希望としては、「タイトル」だけでいいのですが、一覧表示を最初から全部掲載されるようにしていただきたい。
「Yahoo!掲示板」にはその機能がありました。
現在は、「 No.1078 2012/12/02 14:44」までしか掲載されておらず、それ以前の投稿を探すことが、かなり面倒になっています。
「Yahoo!掲示板」と同等になるような、機能の追加を希望します。
1115
Aki*****2013年6月17日 23:53
>>1114
【Re: No.1084とNo.1082】
他にもこういう例があるということをご存知の方はおられるでしょうか?
ご存知の方は、情報をよろしくお願いいたします。
1114
Aki*****2013年6月9日 15:00
【No.1084とNo.1082】
ふと気づいたのですが、このスレのNo.1084とNo.1082が消えてしまっています。
「Yahoo!掲示板」から「TEXTREAM」への移行の時に消されてしまったのでしょうか? 理由は不明ですが、具体的には、次の2件です。
・No.1084 2012年・戦前の写真史に関する5大ニュース 2013/ 1/ 6 13:11
・美術1083は欠番⇒ご投稿者がご自分で削除した?
・No.1082 小野佐世男展 2012/12/31 10:49
特に「No.1084」は後で言及する可能性も高いので、再投稿することになるかもしれません。
1113
Aki*****2013年6月2日 11:54
>>1112
【Re: 続・ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
2000年以降 276
・DAVID HANDSCHUH/NY DAILY NEWS ARCHIVE VIA GETTY IMAGES
2001年1月号 皇居に息づく伝統と現代性 ロバート・M・プール=文 278
・SAM ABELL(サム・エイベル)
2001年4月号 捕鯨国が追うミンククジラ ダグラス・H・チャドウィック=文 280
・FLIP NICKLIN(2点)
2002年8月号 富士山の聖と俗 トレイシー・ダルビー=文 282
・KAREN KASMAUSKI(3点)
2002年10月号 東京湾、破壊と創造 トレイシー・ダルビー=文 286
・MICHAEL YAMASHITA(3点)
2003年1月号 冬の野生動物 ジェニファー・アッカーマン=文 290
・TIM LAMAN(ティム・レイマン)(3点)
2003年12月号 生き続けるサムライの精神 トム・オニール=文 294
・MICHAEL YAMASHITA(3点)
2008年2月号 芭蕉の足跡を追って ハワード・ノーマン=文 298
・MICHAEL YAMASHITA(3点)
2008年8月号 大雪山”神々の庭”を歩く グレテル・アーリック=文 302
・MICHAEL YAMASHITA(3点)
2010年11月号 日本縦断、3つの海と魚たち ジュリ・バーウォルド=文 306
・BRIAN SKERRY(7点)
2011年12月号 福島原発、避難の記憶 ルシール・クラフト=文 312
・DAVID GUTTENFELDER(3点)
2012年2月号 津波、世界のどこで起きるのか ティム・フォルジャー=文 316
・REX FEATURES/AFLO
・SHINICHI SATO, KYODO NEWS(2点)
以上です。
1112
Aki*****2013年6月2日 11:54
>>1111
【続・ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
先にご紹介した「ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年」ですが、目次も掲載写真作品も、1960年代以降はあえて省略してしまいましたが、わざわざ省略する必要もないだろうということで、以下記載します。
なお、以降は、特に注記がなければ、すべてカラー作品です。(実際、これ以降について、モノクロ作品は、1999年4月号の1点のみです)
1960年代 188
・AP/AFLO
1960年12月号 日本、優美なる謎 フランク・ショア=文 190
・JOHN LAUNOIS(5点)
1964年10月号 爆発する都市、東京 ウィリアム・グレイブズ=文 196
・WINFIELD PARKS(5点)
1970年代 202
・DIRCK HALSTEAD/TIME & LIFE PICTURES/GETTY IMAGES
1970年3月号 関西の活力と心意気 トマス・J・アバークロンビ=文 204
・THOMAS J. ABERCROMBIE(トマス・J・アバークロンビ)(7点)
1980年代 212
・TOM STODDART/GETTY IMAGES
1984年6月号 維新の精神を生んだ萩 N・テイラー・グレッグ=文 214
・SAM ABELL(サム・エイベル)(3点)
1986年11月号 東京、その成功の横顔 ウィリアム・グレイブズ=文 218
・DAVID ALAN HARVEY(5点)
1987年7月号 大豆 フレッド・ハブグッド=文 224
・CHRIS JOHNS(クリス・ジョンズ)(4点)
1990年代 228
・LAURENT VAN DER STOCKT/GAMMA-RAPHO VIA GETTY IMAGES
1990年4月号 日本女性たちの本音 デボラ・ファローズ=文 230
・KAREN KASMAUSKI(5点)
1991年11月号 円高ニッポンのアジア進出 アーサー・ジック=文 236
・KAREN KASMAUSKI(6点)
1994年1月号 日本の南の玄関口、九州 トレイシー・ダルビー=文 242
・MICHAEL YAMASHITA(7点)
1994年9月号 日本海側のスローライフ パトリック・スミス=文 250
・PETER ESSICK(7点)
1995年7月号 復興、神戸の槌音 T・R・リード=文 258
・KAREN KASMAUSKI(2点)
・SANKEI SHIMBUN
1996年10月号 千島、北方四島の暮らし チャールズ・E・コッブ Jr.=文 262
・MICHAEL YAMASHITA(3点)
1997年6月号 基地論争に揺れる沖縄 アーサー・ジック=文 266
・KAREN KASMAUSKI(5点)
1999年4月号 ミッドウェー 激戦の海へ トマス・B・アレン=文 272
・DAVID DOUBILET
・NATIONAL ARCHIVES(モノクロ)
・DAVID DOUBILET WITH KEITH A. MOOREHEAD, NGS STAFF
1111
Aki*****2013年5月26日 14:40
>>1110
【Re: Re: Re: Re: ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
(つづき)
1940年代 120
・BERT BRANDT/AP/AFLO
1942年6月号 太平洋の要衝、ミクロネシア ウィラード・プライス=文 122
・U.S. NAVY OFFICIAL
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
1942年8月号 知られざる日本 ウィラード・プライス=文 126
・TORAKICHI MIURA
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
1942年11月号 満州でソ連と対峙する日本 ウィラード・プライス=文 132
・NATORI/BLACK STAR
・W. T. TURNER
・WILLARD PRICE(ウィラード・プライス)
■写真で見る太平洋戦線 136
・U.S. NAVY OFFICIAL
・PRESS ASSOC INC
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
1944年4月号 日本と太平洋 ジョセフ・C・グルー=文 140
・JAPANESE EMBASSY
・U.S. AIR FORCES OFFICIAL
・NATORI/BLACK STAR
・TORAKICHI MIURA
・TORAKICHI MIURA
1945年4月号 サイパン島から南へ W・ロバート・ムーア=文 146
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・W. ROBERT MOORE(W・ロバート・ムーア)(カラー作品)
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
1945年5月号 平和な時代の沖縄を歩く ウィリアム・レナード・シュワルツ=文 150
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・METHODIST PRINTS
・METHODIST PRINTS
1945年10月号 日本の玄関口、沖縄 デビッド・ダグラス・ダンカン=文 154
・RICHARD H. STEWART(カラー作品)
1945年11月号 「近代国家」日本の仮面の下 ウィラード・プライス=文 156
・U.S. ARMY SIGNAL CORPS OFFICIAL
・ACME
・BLACK STAR
1945年12月号 素顔の日本 W・ロバート・ムーア=文 160
・ANDREW LOPEZ/ACME
・ANDREW LOPEZ/ACME
・ANDREW LOPEZ/ACME
1946年2月号 平和に貢献する空軍力 ヘンリー・H・アーノルド=文 164
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
・U.S. ARMY AIR FORCES OFFICIAL
1946年6月号 古い太陽が沈む日本 ブレア・A・ウォリザ=文 168
・PRESS ASSOC INC
・U.S. NAVY OFFICIAL
・JOHN BENNEWITZ
・PRESS ASSOC INC
・ERIC M. SANFORD
1947年4月号 占領下の日本の地方生活 M・A・ヒューバーマン=文 174
・ACME NEWS PICTURES INC
・U.S. ARMY SIGNAL CORPS OFFICIAL
・LOWELL S. HILPERT
1950年代 178
・SCIENCE PHOTO LIBRARY/AFLO
1950年5月号 戦後日本の改革プラン フレデリック・G・ボスバーグ=文 180
・J. BAYLOR ROBERTS(カラー作品)
・MAYNARD OWEN WILLIAMS(カラー作品)
・J. BAYLOR ROBERTS(カラー作品)
・J. BAYLOR ROBERTS(カラー作品)
・J. BAYLOR ROBERTS(カラー作品)
・J. BAYLOR ROBERTS
・J. BAYLOR ROBERTS
・J. BAYLOR ROBERTS
・J. BAYLOR ROBERTS
1110
Aki*****2013年5月26日 14:39
>>1109
【Re: Re: Re: ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
(つづき)
1930年代 82
・POPPER FOTO/GETTY IMAGES
1930年5月号 タフト米大統領の訪日記 ウィリアム・ハワード・タフト=文 84
・HERBERT G. PONTING
1930年6月号 ツェッペリン号、日本を飛ぶ フーゴー・エッケナー=文 86
・PHOTOGRAPH from WIDE WORLD
・PHOTOGRAPH by PACIFIC AND ATLANTIC
・PHOTOGRAPH from ACME
1932年2月号 関東大震災から復興した東京 ウィリアム・R・キャッスルJr.=文 90
・ACME NEWSPICTURES
・ACME NEWSPICTURES
・ACME NEWSPICTURES
・ACME NEWSPICTURES
・EWING GALLOWAY
・THOMAS W. MCKNEW
・WIDE WORLD PHOTOGRAPH
1933年3月号 長い歴史をもつ若い国 ウィリアム・エリオット・グリフィス=文 96
・KEYSTONE UNDERWOOD
・E. GERTRUDE BEASLEY
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・MOULIN from EWING GALLOWAY
・NATURAL COLOR PHOTOGRAPH by KIYOSHI SAKAMOTO(カラー作品)
・KIYOSHI SAKAMOTO
・KIYOSHI SAKAMOTO
・FINLAY PHOTOGRAPH by W. ROBERT MOORE
・KIYOSHI SAKAMOTO
・EWING GALLOWAY
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・EWING GALLOWAY
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
1933年3月号 ドライブ旅行は苦労が多い W.ロバート・ムーア=文 106
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
1936年4月号 日本全国の貧乏旅行記 ジョン・パトリック=文 108
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・JOHN PATRIC
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
1938年1月号 広がる日本女性のパワー メアリー・A・ナース=文 112
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・THE TOKYO ASAHI
・W. ROBERT MOORE(W.ロバート・ムーア)
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・MARY A. NOURSE(メアリー・A・ナース)
・C. H. KRAGH
1109
Aki*****2013年5月26日 14:38
>>1108
【Re: Re: ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
(つづき)
1920年代 48
・NY DAILY NEWS VIA GETTY IMAGES
1920年10月号 日本の新聞の制作現場 トマス・E・グリーン=文 50
・THOMAS E. GREEN(トマス・E・グリーン)
・THOMAS E. GREEN(トマス・E・グリーン)
・THOMAS E. GREEN(トマス・E・グリーン)
1921年7月号 日本の地理 ウォルター・ウエストン=文 52
・KADEL AND HERBERT
・WALTER WESTON(ウォルター・ウエストン)
・KEYSTONE VIEW COMPANY
・KIYOSHI SAKAMOTO
1921年8月号 害虫から米国を守れ チャールズ・レスター・マーラット=文 56
・U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE
・U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE
・U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE
1922年9月号 日本の農村生活 ウォルター・ウエストン=文 58
・JILL JONES
・TAMOTSU ENAMI
・E. GERTRUDE BEASLEY
・KIYOSHI SAKAMOTO(カラー作品)
・KIYOSHI SAKAMOTO
・PUBLISHERS PHOTO SERVICE INC
・JILL JONES
cf. KIYOSHI SAKAMOTOについての説明は61ページ(生没年なし)
1923年10月号 陽出づる帝国、日本 ウィリアム・エリオット・グリフィス=文 64
・CENTENARY COMMITTEE
・CHARLES H. KRAGH
・CENTENARY COMMITTEE
・E. M. NEWMAN
・CENTENARY COMMITTEE
1924年4月号 桜島の噴火と関東大震災 T・A・ジャガー=文 70
・P AND A PHOTOGRAPH
・P AND A PHOTOGRAPH
・P AND A PHOTOGRAPH
・T. A. JAGGAR(T・A・ジャガー)
・OSAKA MAINICHI SHIMBUN
・T. A. JAGGAR(T・A・ジャガー)
・T. A. JAGGAR(T・A・ジャガー)
・T. A. JAGGAR(T・A・ジャガー)
・T. A. JAGGAR(T・A・ジャガー)
1924年10月号 米国での金魚養殖 ヒュー・M・スミス=文 78
・KIYOSHI SAKAMOTO
・HASHIME MURAYAMA(金魚の絵)
・KIYOSHI SAKAMOTO
・KIYOSHI SAKAMOTO
・KIYOSHI SAKAMOTO
・KIYOSHI SAKAMOTO
1108
Aki*****2013年5月26日 14:36
>>1107
【Re: ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
続ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年
掲載写真作品の撮影者を記載しておきます。1950年代までです。
CONTENTS
序文 久保文明 米国人の心をとらえ続けた日本の姿 6
1899年以前 8
・MAINICHI PHOTO BANK
1894年12月号 明治新国家の指導者 D・W・スチーブンス=文 10
・「ナショナル ジオグラフィック」誌の1894年12月号の表紙
1896年9月号 三陸地方を襲った大津波 エライザ・R・シドモア=文 12
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)
1898年12月号 日本の発展・成功を確信 グラハム・ベル=文 16
・グラハム・ベル(ナショナル ジオグラフィック協会第2代会長)の写真:撮影者記載なし
1899年9月号 日本の輸出に警戒の目 O・P・オースティン=文 17
・写真なし
1900年代 18
・U.S. ARMY AIR SERVICE
1901年2月号 日本と中国を比較する ハリー・ウェブスター=文 20
・写真なし
1904年5月号 日本に学ぶ和紙と竹 著者不明 21
・撮影者不明
1905年5月号 日本の漁業 ヒュー・M・スミス=文 22
・HUGH M. SMITH(ヒュー・M・スミス)
・HUGH M. SMITH(ヒュー・M・スミス)
・HUGH M. SMITH(ヒュー・M・スミス)
・HUGH M. SMITH(ヒュー・M・スミス)
■ニュース記事に見る1900年代の日本 26
・金子堅太郎の写真(国立国会図書館ホームページより)
1907年10月号 高野山 エライザ・R・シドモア=文 28
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)
1908年4月号 日光、その美しさの秘密 J・H・デ・フォレスト=文 30
・撮影者不明
・U.S. GOVERNMENT AGRICULTURE FOREST SERVICE(1907年8月号掲載)
・撮影者不明
・撮影者不明
・撮影者不明
■写真で見る1900年代の日本 34
・UNDERWOOD & UNDERWOOD
・KEYSTONE VIEW CO.
・撮影者不明
・ELIZA R. SCIDOMORE/HARPER BROS.
1910年代 36
・FPG/HULTON ARCHIVE/GETTY IMAGES
1911年11月号 シンプルライフが日本の原点 ウィリアム・W・チェイピン=文 38
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
・WILLIAM W. CHAPIN(ウィリアム・W・チェイピン)(カラー作品)
1914年7月号 貧しくても幸せな子供たち エライザ・R・シドモア=文 44
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)(カラー作品)
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)(カラー作品)
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)(カラー作品)
・ELIZA R. SCIDOMORE(エライザ・R・シドモア)(カラー作品)
1107
Aki*****2013年5月19日 13:18
>>1065
【ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年】
次の本が刊行されています。
以下、1950年代までの部分について、目次をご紹介します。
ナショナル ジオグラフィックが見た日本の100年
ナショナル ジオグラフィック 編
発行 日経ナショナル ジオグラフィック社
発売 日経BPマーケティング
2012年
¥ 3,990(本体3800+税)
序文 久保文明
訳者 伊藤和子, 井上曉子, 大塚茂夫, 小笠原景子, 萩野絵美, 尾澤和幸, 黒田眞知, 杉浦茂樹, 竹熊誠, 勅使河原まゆみ, 永島沙友里, 布施節子, 八島玲子
編集 武内太一 国谷和夫 石井ひろみ 尾崎憲和 長友真理
デザイン インフォバーン
制作 朝日メディアインターナショナル
CONTENTS
序文 久保文明
1899年以前
1894年12月号 明治新国家の指導者
1896年9月号 三陸地方を襲った大津波
1898年12月号 日本の発展・成功を確信
1899年9月号 日本の輸出に警戒の目
1900年代
1901年2月号 日本と中国を比較する
1904年5月号 日本に学ぶ和紙と竹
1905年5月号 日本の漁業
■ニュース記事に見る1900年代の日本
1907年10月号 高野山
1908年4月号 日光、その美しさの秘密
■写真で見る1900年代の日本
1910年代
1911年11月号 シンプルライフが日本の原点
1914年7月号 貧しくても幸せな子供たち
1920年代
1920年10月号 日本の新聞の制作現場
1921年7月号 日本の地理
1921年8月号 害虫から米国を守れ
1922年9月号 日本の農村生活
1923年10月号 陽出づる帝国、日本
1924年4月号 桜島の噴火と関東大震災
1924年10月号 米国での金魚養殖
1930年代
1930年5月号 タフト米大統領の訪日記
1930年6月号 ツェッペリン号、日本を飛ぶ
1932年2月号 関東大震災から復興した東京
1933年3月号 長い歴史をもつ若い国
1933年3月号 ドライブ旅行は苦労が多い
1936年4月号 日本全国の貧乏旅行記
1938年1月号 広がる日本女性のパワー
1940年代
1942年6月号 太平洋の要衝、ミクロネシア
1942年8月号 知られざる日本
1942年11月号 満州でソ連と対峙する日本
■写真で見る太平洋戦線
1944年4月号 日本と太平洋
1945年4月号 サイパン島から南へ
1945年5月号 平和な時代の沖縄を歩く
1945年10月号 日本の玄関口、沖縄
1945年11月号 「近代国家」日本の仮面の下
1945年12月号 素顔の日本
1946年2月号 平和に貢献する空軍力
1946年6月号 古い太陽が沈む日本
1947年4月号 占領下の日本の地方生活
1950年代
1950年5月号 戦後日本の改革プラン
1960年代以降省略
この本の大きなポイントは、掲載されている写真について、撮影者の記載があるということです。
どうも、この「撮影者を記載する」という流れは、定着しつつあるのではないか、という感じで大変うれしい限りです。
この点については、昔からしつこく言及していますが、撮影者名の明記という観点で関連する投稿を再度まとめておきます。
No.1065 東京大空襲 2012/ 9/ 8 20:47
No.1064 あの頃の青山表参道 2012/ 9/ 2 12:00 (撮影者不明?)
No.1063 レープレヒト・グラウ 2012/8/26 16:56(名前のつづり判明:Lebrecht Grau)
No.1025 大正の記憶・明治の記憶 2011/12/18 12:39
No.1015 Vogue the Covers 2011/10/30 23:12
No.1002 銀座と戦争 2011/ 8/11 23:11
No.982 New York 2011/ 5/ 8 0:26
No.980 100年前 2011/ 4/24 15:36(ワルデマール・アベグ、Waldemar Abegg, 1873-1961)
No.953 Re: Re: IN FOCUS 2010/12/ 5 14:40
No.952 Re: IN FOCUS 2010/12/ 5 14:38
No.951 IN FOCUS 2010/11/28 15:07
No.946 Re: アルベール・カーン コレクション 2010/11/ 7 18:58
No.945 アルベール・カーン コレクション 2010/11/ 7 18:42
なお、この程度の本の目次もネット上では見つかりません(はじめの一部分はありました)。もう少し何とかしていただきたいものです。この「目次がない」という点についても、今度まとめて書いてみたいところです。
1105
Aki*****2013年5月12日 20:08
>>1104
【ハイレッド・センター: 「直接行動」の軌跡展】
次の展覧会が開催されるそうです。
ハイレッド・センター: 「直接行動」の軌跡展
名古屋市美術館
2013年11月9日[土]−12月23日[月・祝]
Hi-Red Center: The Track of "Direct Action"
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/
関東には巡回されないのでしょうか?
20世紀前半ではありませんが、あえてご紹介します。
1104
Aki*****2013年5月5日 21:55
>>1103
【Re: 連休が始まって】
個人的には、連休中には、どの展覧会にも行けずに終わりそうです。
1103
Aki*****2013年4月28日 18:52
【連休が始まって】
皆さんは、どの展覧会に足を運ばれるのでしょうか?
1102
Aki*****2013年4月21日 14:27
>>1100
【「暮らしと美術と高島屋」展】
昨日から、次の展覧会が開催されています。
「暮らしと美術と高島屋」展
世田谷美術館
2013年4月20日(土)〜6月23日(日)
昨日の朝日新聞朝刊で見開き広告を出していましたので、お気づきの方も多いでしょう。内容そのものも面白そうです。
しかし、この企画で注目すべきは、個人的には、個別の内容というよりは、その企画の性格そのものだと考えています。すなわち、「高島屋」という「一民間企業」を企画そのものとして「公立美術館」が取り上げる、という点です。
以前から、例えば、デザインの関係で、高島屋に限らず、三越やら大丸やらの昔のポスターを取り上げることなどは普通のことでした。ところが、今回の企画は、「高島屋」についての企画なのです。このように、国公立美術館が一民間企業を正面からテーマとして取り上げるなどということは、今までなかったのではないでしょうか?
今後もこの道が広げられるのであれば、近い将来に、国公立美術館において、建築の分野で、大組織の建築設計事務所(日建設計、日本設計、三菱地所など)やゼネコン系の建築設計事務所についての大企画も可能になるのではないでしょうか?
強く期待しております。
話題がかなりずれてしまいましたが、ご興味のある方は、今回の企画にも、ぜひ足をお運びください。
1101
Aki*****2013年4月14日 15:53
【戦間期写真作品の海外発信】
安井仲治:1942年没
福森白洋:1942年没
高橋渡:1944年没
福原信三:1948年没
中山岩太:1949年没
小石清:1957年没
花和銀吾:1957年没
淵上白陽:1960年没
名取洋之助:1962年没
==============
野島康三:1964年没
一般に、著作権は著作者の死後50年で消滅しますので、2013年の現在は、だいたい上記のあたりまで来ているわけです。
とすると、美術館等が、インターネットを通じて、そういった写真家の戦間期の写真作品を掲載して、日本の近代写真をもっともっと海外に向けて紹介していったらいいと思うのですが、どうもそうはなっていないと思います。
何か、写真作品のウエッブ掲載をためらう理由や障害になることがあるのでしょうか? 単に、そういう分野の人が忙しくて、手が回らない、ということでしょうか?
今後に強く期待したいところです。
1100
Aki*****2013年4月7日 14:00
>>1099
【中谷宇吉郎】
大阪ですが、次の展覧会が開催中です。
中谷宇吉郎の森羅万象帖展
Ukichiro Nakaya: Pursuit of the Physics of Form, Investigating Nature’s Habits
LIXILギャラリー ギャラリー1/ギャラリー大阪
2013年3月7日(木)〜2013年5月30日(木)
http://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/detail/d_002432.htmlhttp://www1.lixil.co.jp/gallery/exhibition/user_images/2013_03nakayaukichiro.pdf
LIXIL(旧INAX)らしい(一般の美術館では企画にしにくい)、面白い企画です。
科学者・中谷宇吉郎(1900〜62年)による、自然現象を捉えた写真、スケッチ、科学映画などを紹介するという企画です。
東京には巡回しないのでしょうか? 残念です。
なお、これに関連して、次の本も刊行されています。
LIXIL BOOKLET
中谷宇吉郎の森羅万象帖
1890円
1099
Aki*****2013年3月31日 13:51
>>1096
【カリフォルニア・デザイン1930-1965】
次の展覧会が開催中です。
カリフォルニア・デザイン1930-1965 モダン・リヴィングの起源
California Design, 1930-1965: "Living in a Modern Way"
国立新美術館 企画展示室1E
2013年3月20日(水•祝)〜 6月3日(月)
http://www.nact.jp/exhibition_special/2013/california/index.html
なかなか、明確なイメージが湧かないのですが、対象となるデザインの範囲も広く(家具やファッション、グラフィック、陶芸、ジュエリー、建築写真、車やサーフボードなど、約250点)、かなり面白そうです。このような規模の類似企画も以前にはなかったと思いますので、おそらく、決定的な企画となるでしょう。
なお、対象の時期(1930-1965)から考えて、アメリカでは、日本(アジア)やヨーロッパと異なり、「1945年」という年にあまり大きな意味合いがないのではないか、と改めて思います。
1098
Aki*****2013年3月24日 14:08
>>967
【死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001】
次の本が刊行されました。
死ぬまでに観ておきたい世界の絵画1001
スティーヴン・ファージング
実業之日本社
2013年
¥ 8,400
次の本の翻訳です。
1001 paintings you must see before you die
Stephen Farthing/edited
Cassell illustrated
2008
1-84403-563-8
いまさら翻訳の必要性があるのか、という気もしますが、洋書は公立図書館に所蔵されないということを考えると、意味はかなりあると思います。面白い本だ、という点は間違いありません。
それにしても、前に書きましたが、「1001 photographs you must see before you die」を刊行してほしい、と強く願うばかりです。
なお、今回の本の類書は以下のとおり。
世界の名画 1000の偉業(1000 Paintings of Genius)
ビクトリア・チャールズ(Victoria Charles)、ドナルド・ウィガル(Donald Wigal)、メーガン・マクシェーン(Megan McShane)、ジョセフ・マンカ(Joseph Manca)
翻訳:小川彩子、久々湊直子、瀬戸奈美子、賀川恭子、久世夏奈子
二玄社
2006年
¥ 6,300
世界の彫刻 1000の偉業(1000 Sculptures of Genius)
ジョゼフ・マンカ(Joseph Manca), セーラ・コステロ(Sarah Costello)、パトリック・ベード(Patrick Bade)。ビクトリア・チャールズ(Victoria Charles)も?
翻訳・籾山昌夫
二玄社
2009年
¥ 6,825
ちなみに、「1001 sculptures you must see before you die」「1001 sculptures you must walk around before you die」のような本があるかと思いましたが、どうも存在しないようです。
1097
Aki*****2013年3月17日 13:37
>>1096
【映画より映画的!】
次の展覧会が開催予定です。
映画より映画的! 日本映画スチル写真の美学
2013年4月16日(火)〜8月7日(水)
東京国立近代美術館フィルムセンター
http://www.momat.go.jp/FC/STILLS/index.html
実は、どうやら戦後が対象ということらしいで、このスレの時期的な範囲外ではあるのですが、おそらくスチル写真を中心に取り扱う初めての企画ということでとても興味深く、あえてご紹介します。
そもそも、「スチル写真」(スチール写真)とは何なのか? 以前から疑問に思っていたことですが、展覧会の紹介を見ると、「映画の現場には、映画そのものを創り出すキャメラマンとは別に、スチル写真の撮影者(スチルマン)が存在し、本番撮影と並行して場面の撮影をしています。」とあり、そうなんだ、とはじめて知る始末です。映画とは別なのですね。それでいて、専門の「スチルマン」がいる、ということ。驚きです。
展覧会構成は以下のとおりです。
● 映画のスチル写真とは
● 《映画》になった写真――戦後の名作スチル
● キネマ旬報「日本映画スチル・コンテスト」の時代
● 写真家が挑んだスチル写真
● スチル写真でたどる失われた戦前の喜劇
● ロビーカードの愉しみ―都築響一コレクションより
この中で特に期待するのは、「写真家が挑んだスチル写真」。どの写真家でしょうか?
そして、「お決まり」とも言えるコメントですが、この企画を拡大して、ぜひとも戦前を対象にした企画もお願いしたいと思います。
なお、「スチルマン」によるギャラリートークも予定されています。
2013年4月27日(土):井本俊康氏(元日活撮影所スチルマン)
2013年6月22日(土):遠藤努(功成)氏(元東映東京撮影所スチルマン)
1096
Aki*****2013年3月10日 13:48
>>1065
【記憶写真展と秋岡芳夫(KAK)】
次の2つの展覧会が同時に開催されています。
記憶写真展 お父さんの撮った写真、面白いものが写ってますね
秋岡芳夫全集1 秋岡芳夫とKAK(カック)の写真展
目黒区美術館
2013年2月16日(土)〜3月24日(日)
http://mmat.jp/exhibition/archives/ex130216
http://mmat.jp/exhibition/media/0f73abdc53d9221862a9fd67a9cac0ee.pdf
前者は、目黒区めぐろ資料館の所蔵品。誰が撮影したかは不明。
後者は、秋岡芳夫とその中間による作品(KAKは秋岡芳夫による区内にあったデザイン事務所)。
(両方あわせて作品が800点だという情報も紹介されています。これは、見るのは大変だ)
いずれも、中心は、昭和30〜40年代の写真(前者)、1950〜60年代の写真(後者)と、戦後の写真のようなのですが、有名写真家の作品ではない写真作成で構成したこういう企画が、きちんと成立するということが重要だと思います。
近年、この時期の街や生活を撮影した写真集が、相次いで刊行されていますので、その流れなのかもしれません。
ただ、撮影者は、やはりはっきりしていないのでしょうか? そうだとすれば、さびしいことです。
そして、この流れで、当然に戦前についても企画できるのではないでしょうか? 「めぐろ資料館」には、大正期からの作品が所蔵されているそうですので、十分にできますよね。
(ただ、日本戦前の写真については、プロとアマチュアが未分化なので、このような企画をすることで、その点にも切り込むことができるのではないでしょうか?)
期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
1095
Aki*****2013年3月3日 09:21
>>1092
【キャパネタ】
先に、キャパとゲルダ・タローの展覧会をご紹介しましたが、書店で次の本を発見しました。
ロバート・キャパ
ベルナール・ルブラン・著(Bernard Lebrun)
ミシェル・ルフェーブル・著(Michel Lefebvre)
太田佐絵子・訳
原書房
2012年
3990円
http://www.amazon.co.jp/dp/4562048611/
「なぜ、原書房が」、という点はおいておいて、本来、個人的にはキャパにはあまり興味がありませんので、普通だったらキャパに関する本は書店で見かけても中を見たりしないのですが、何の霊感か、今回はたまたま見ようという気になり、発見することができました。
2007年に発見されたというキャパのメキシカンスーツケース、その中には、未発表の資料300点(写真、手紙、刊行物など)が入っていたと。
その資料をベースにキャパを描こうという本で、その見つかった資料そのものなんでしょうが、キャパの作品が掲載されている、VU、VOILAなどの戦前の雑誌や書籍、主として、第二次世界大戦中およびそれ以前のもの(スペイン内戦関係が多い)が、その他の写真作品などと共に多量に掲載されています。
また、雑誌などへの掲載が、キャパの作品のみということではないことから、一緒に、ゲルダ・タローやシムの作品なども掲載されています。キャプションを読まないと、掲載されている作品が総てキャパの作品のように勘違いしてしまいそうですので、注意が必要です。さらに、ざっとみただけでも、それ以外にも、気になるあるいは聞いたことのない写真家関係の名前がちらちら見えますので、もっとじっくり見てみる必要があります。
貴重な資料満載という感じですので、ぜひとも、書店や(しばらくしたら)公立図書館でご覧いただきたいと思います。
なお、先のレスであわせて触れました、「崩れ落ちる兵士」に関する沢木耕太郎さんの本は次のとおりです。特にキャパファンにとっては、なかなかいい本ではないかと思います(紙質もよいし)。
キャパの十字架
沢木耕太郎
文藝春秋
2013年
1575円
http://www.amazon.co.jp/dp/4163760709/
この本を書店で見ようとしたら、隣に、今回のレスでご紹介した原書房の本が並んでいて、見つけることができたというのが、経緯です。
それから、なぜ、文藝春秋で沢木耕太郎でキャパなのか、という点については、次の本がもともとの発端なのかもしれません。
フォトグラフス―ロバート・キャパ写真集
ロバート キャパ
沢木耕太郎・翻訳
文藝春秋
1988年
4200円
http://www.amazon.co.jp/dp/4163803009/
最後に、目次を挙げておきます。
6 ジョン・G・モリスによる序文
8 ジェームズ・A・フォックスによる序文
11 アンドレ、ロバート、ボブ、その他
アンドレ(1933‐1936)
41 パリの亡命者
43 トロツキー、初めてのルポルタージュ
44 連載小説のエキストラ
48 ザールラント、フリードマンの署名
50 スペインへの最初の旅
57 友人の輪
ロバート(1936‐1939)
71 写真家誕生
72 行動する報道カメラマン
76 人民戦線のカメラマン
80 マルセイユにて
82 急進社会党の大会
84 デモのパリ
86 戦火のバルセロナ
90 訓練中の女性民兵
94 戦闘を求めて
99 イコンの謎
116 マドリード、フォトジャーナリズムの練習
127 1937年万博のフォトモンタージュ
132 新聞社での初仕事
142 映画用カメラをもつ男
148 ある写真のトリミング
150 戦いの書、ニューヨークから…
156 …ロンドンで
162 …モスクワで
168 …そしてバルセロナで
172 ヨリス・イヴェンスと中国へ
182 エブロ戦線へ
186 カメラマンと国際旅団
190 なんとしてもフランスを離れる
ボブ(1940‐1954)
197 アメリカ人
200 ロンドンでDデーを待ちながら
204 第1陣で
211 ノルマンディ戦線にて
214 モン=サン=ミシェルでの昼食
216 パリ、わが街
220 「スクリーブ」のバーの仲間たち
225 ふたたびスペインの人々とともに
227 映画を撮る
230 ソヴィエト連邦へ
232 キャパ、テルアヴィヴに到着
235 イスラエル建国時のフィルム
236 ルポルタージュの傑作
238 華やかな生活
243 戦争の記憶
248 最後のミッション
250 映画のカメラに
253 最後の写真
255 「午後3時10分だった」
257 伝説を追って
261 付録
263 謝辞
264 参考文献
1094
Aki*****2013年2月24日 19:10
【神奈川県立近代美術館・鎌倉本館が閉館?】
神奈川県立近代美術館・鎌倉本館が閉館して、葉山館と鎌倉別館に集約されるというような情報が流れてきています。
神奈川県立近代美術館は、日本最初の近代美術館で(1951年開館)、東京国立近代美術館(1952年開館)よりも古いわけです。
また、建物は、坂倉準三の設計による「名作」です。
閉館するというのが本当だとしたら、「老朽化」というのが理由なのでしょうか?
本当だとしたら、大変なことだと思うのですが、どうなってしまうのでしょうか?
1093
Aki*****2013年2月24日 18:45
>>1092
【アーネスト・サトウ展】
次の展覧会が開催されています。(もうほとんど終わりかけています)
Light and Shadow
Y. Ernest Satow
ギャラリー916(東京・竹芝)
会期 : 2013年1月25日金曜日 - 2月28日木曜日
開館時間 : 平日 11:00 - 20:00 / 土曜・祝日 11:00 - 18:30
定休 : 日曜・月曜日
http://www.gallery916.com/exhibition/lightandshadow/
戦後の写真家ではありますが、静謐な「モダニズム」の作家であることから、あえてご紹介いたします。彼の作品たちは、いい意味で、戦前の感覚を引き継いでいるのだろうなと思います。例えば、モノクロ写真が似合うのも、その点が関係していると思います。
また、石元泰博との近接性も顕著に感じます。
どうも、この程度の規模の回顧展は日本で始めてのようなので、たいへん不思議です。
残念ながら訪問できなそうなのですが、お時間ある方は、ぜひ。
最後に生没年月日を。
Y. Ernest Satow (1927年3月22日 - 1990年5月12日)
本名:佐藤善夫
1092
Aki*****2013年2月17日 21:06
>>1085
【キャパとタロー】
次の展覧会が開催中です。
ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家
横浜美術館
2013年1月26日(土)〜3月24日(日)
http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2012/capataro/tenji.html
キャパについては、あまりにも有名ですので、193点という展示点数は重要ですが(とともに、これを横浜美術館が所蔵しているという点も重要)、個人的にはそれほどでもない。むしろ、ゲルダ・タローでしょう。「オリジナルプリントを中心とする83点」というのはすごい。その重要性に比して、日本での紹介が遅れに遅れていた、という写真家といえるでしょう。横浜美術館の正に面目躍如、というところで、展覧会タイトルこそ「キャパ」が先になっていますが、「PART 1」はゲルダ・タロー(「PART 2」がロバート・キャパ)となっていますから、横浜美術館が誇りたいことがわかりそうです。
なお、チラシによると、「ロバート・キャパ」はもともと2人で使っていた名前だったということ。先日(2月3日)は沢木耕太郎さんの(飯沢耕太郎さんではない)「崩れ落ちる兵士」に関するNHKの番組が放映されていました(それに関する書籍も文藝春秋から刊行されました)が、この2人の写真家に関して、まだまだ新しいことを探り出す余地がありそうです。
最後に、2人の名前のつづりと生没年月日を。
Gerda Taro (Gerta Pohorylle; August 1, 1910 - July 26, 1937)
Robert Capa (Endre Ernő Friedmann; October 22, 1913 - May 25, 1954)
1091
Aki*****2013年2月10日 23:05
>>1055
【2012年の美術手帖(BT)特集ベスト】
この企画、継続していくかどうか不明ですが、このスレに関連する範囲(要するに20世紀前半ということですが、なるべく、という感じであまり厳密には考えておりません)で毎年の美術手帖(BT)12冊の特集のうち、個人的に最もよかったと考えたものを選んでいきたいと思います。
2112年は、
6月号:頂上バトル! 日本近代美術の傑作150
これしかないですね。
2011年以前は、また別途考えたいと思います。
1090
Aki*****2013年2月3日 15:29
>>1072
【Re: 実験工房展】
現在開催中の実験工房展ですが、いわき市立美術館、富山県立近代美術館、北九州市立美術館を転々としたのち、最後に世田谷美術館へも巡回するようです。
しかし、ウエブ上でいろいろと検索しても、開催時期は不明。
どうも、情報不足ですね。
1089
Aki*****2013年1月27日 13:28
>>1088
【Re: 現在の美術館について】
(つづき)
単純ですが、当方がすぐに思いつく対策の1つのアイデアは、お金をつぎ込む、ことです。それも、「箱」にではなく、「人」や「システム」にです。お金(給料)を出して働く人を増やせば、1人1人の負担も軽減し、いろいろなことに手を伸ばせる可能性が増え、変化にもつながるのではないかと思います。もちろん、手を伸ばすためにも、別途お金が必要です。また、人が増えればそれだけでいいわけはなく、美術館で働く人への教育にも(お金をかけて)かなり力を入れねばなりません。また、単に人数を増やすだけではなく、1人あたりの給料を増やせば、今以上に人材が集まってくるでしょう。その中には、現在であれば、美術館に眼を向けようとしないような「変わった」「斬新な」人材も集まるかもしれません。そうすれば、やはり、変化への可能性も高まるでしょう。そして、変化のための費用は、用途を比較的簡単に(美術館内で)決められるようにしなければ、機動性が失われます。
しかし、特に現状において、美術館にもっとお金をかけようという動きはあまりに考えにくいと思います。動きはまったく逆で、いかに予算を減らすか、準備中の美術館計画については凍結し、作品購入は取りやめ、人は削減し、客がなるべく集まって「儲かる」ような企画ばかりにしろ、無料の常設展などとんでもない、など。行政のみならず、企業も今はそうでしょう。「メセナ」などは死語のようになってしまっていますし、前世紀末にはあれほどたくあんあった百貨店内の美術館もほとんどなくなってしまいました。
「お金」の関係では、「(一時的な)金額」のみならず、「継続性」が重要だと思います。今年何億つぎ込んだから、あとはその成果が出るのを待ちましょう、ではなく、20年間は、これでがんばる、というような継続的な方向性が必要ではないでしょうか? そうしないと、「極めて立派な建物があるのに、その後の活動が十分にできない、十分どころか何もできない」ということになるのだと思います。例え、行政や企業の財政が逼迫してこようとも、予算は別枠にしておいて、決して削減しないというような覚悟が必要です。ただ、こんなことをするのは、不可能とまではいえないでしょうが、「そんなに勇気が必要な方針はとれない」「そんなことをいうのなら、美術館などやめる」「いざ反対意見が大きくなったら、やっぱり削減する」となりかねません。「継続性」を求めたら、余計に、対応が困難になります。簡単ではないですね。
そして、「お金」に加えてもう1点の対策のアイデアですが、「評価方法」でしょう。人気狙いの企画だけではダメ、集客だけの問題ではない、人があまり集まらなくても優れた企画は優れているんだ、ということ。しかし、もちろん、「何か文句ある?」と美術館内であぐらをかいていていいというわけではありません。外部の評価が不可欠です。では、どういう評価方法にすればいいのでしょうか? これは、とても難しい。評価そのものはもちろん、評価方向の構築にも、手間も時間も人もお金も必要ですよ。いや、問題は、ここにこそあるのではないでしょうか? 戦後65年を経過しているのに、そもそも評価方法が存在しないのか? それで、何でやってこれたのか? 評価方法のモデルすらないのか? あるのなら、どうして一般に流布していないのか?
以上、いい加減にだらだらと書いてしまいましたが、正直なところ、当方の手に余る問題かと思います。申し訳ありませんが、このあたりでお許しいただきたく、よろしくお願いいたします。
1088
Aki*****2013年1月27日 13:26
>>1087
【現在の美術館について】
改めて、ご意見ありがとうございます。
ご指摘が多岐にわたっており、また、当方は美術に関連する仕事をしておりません(ましてや美術館に勤務しているわけでもないです)ので、当方も、ごく私的な意見を述べさせていただきます。
おそらく、美術館が変わっていけないことの原因は、
1.美術館内・美術館側に変えていく力が生まれない
2.美術館外で変えようという意見が盛り上がらない、その意見が美術館に届かない
の2つに(強引に)まとめることができるのではないでしょうか?
第1点については、さらにいろいろと原因があると思います。
○美術館で働いている人にそういう発想がない。逆に、今の美術館に満足しているから、美術館で働こうと思った。
○国立・公立の美術館の場合、行政に美術館を変えようという発想がない。さらに、行政は、美術館を「おまけ」「単なる姿勢」の問題だと思っていることがほとんど。「他でも造っているから、うちでも造らなくてはいけない」とか「とにかく、建物を造れば(その予算さえ取れれば)大丈夫」とか「美術館は集客数が多いこと(採算性)が絶対条件」だとか「財政が苦しくなったら第一に切りすてる」だとか。
○美術館で働いている人(「美術系」の人)と、行政(「管理系」の人)との間に、意見の大きな相違がある。変えようと思っても、意見の統一は無理。
○美術館を変えようと思っても、美術館は、時間的にそんな余裕はない。
○美術館を変えようと思っても、美術館は、費用的にそんな余裕はない。
○美術館を変えようと思っても、美術館は、人材的にそんな余裕はない。(上の「時間的」「費用的」と結局は同じことですが)
第2点についても、いろいろと考えられるでしょう。
○美術館に大きな不満を持たない人しか美術館を訪問しない。
○美術館に不満を持つ人が変えようという声を上げない。むしろ、不満を持つ人は、「美術館などお金の無駄使いだ」「美術館を閉館しろ」という声を上げることが多い。
○そもそも、美術館など何をしているかわからないし、訪問する機会もないから、不満も何もない。
○あまり美術について興味がないから、有名な画家の展覧会さえしてくれればいい、と考えている。現代美術とか若手作家など理解できないし、興味もない。有名な画家の展覧会ばかりすればいいのに、そうしないのは不思議だと思うけれど、理由はわからないから不満にも思わない。
○立派な美術館だから、それだけでいいのでは?
○意見、不満を吸い上げる効果的なしくみがない。
○美術館側に、美術・美術館について理解してもらおうという積極的な動きが少ない(あっても美術館に来た人(広げても、せいぜい美術に興味がある人)にしか働きかけない)。
などなど、適当に書いていますが、いくらでも出てくるでしょう。
さて、では、これに対してどう対応すればいいのか?
1087
Aki*****2013年1月20日 16:59
>>1086
ご意見ありがとうございます。
2点目は難しすぎるので、少し考えさせてください。
1点目ですが、確かに「広すぎる」のかもしれませんが、実際には、今まで大きな問題になってはいませんので、今後問題となったときに、再考したいと思います。(逆にテーマを絞りすぎると、今ですらご意見がほとんどないのに、ご意見が全くいただけなくなってしまうのでは? と懸念しております。)
簡単で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
1085
Aki*****2013年1月14日 10:57
>>1082
【アーウィン・ブルーメンフェルド】
おやおや、直前まで気づきませんでしたが、次の展覧会が開催予定です。
アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密
東京都写真美術館
2013年3月5日 ( 火 ) 〜 5月6日 ( 月・祝 )
http://www.syabi.com/contents/exhibition/index-1803.html
これは行きたいですね。
第二次世界大戦前から後にかけて、おそらく、ファッション写真とシュルレアリスムを最も美しく融合させた作家でしょう。
ホルストやそのあとのムンカッチを超えたところに位置し、その後のファッション写真の隆盛(リチャード・アヴェドンやアーヴィング・ペン)への橋渡しをしたといってもいいのではないでしょうか?
もちろん、ファッション写真としても楽しめますし、前衛的な作品としても楽しめるわけですから、あまり歴史的な位置づけがどうであるとかは、考えないほうがいいのかもしれません。
国内初の回顧展ということのようですので、その点も驚きですが、行き逃す手はありません。
最後に欧文つづりと生没年のみ。
Erwin Blumenfeld
1897年-1969年
1081
Aki*****2012年12月23日 23:05
>>1072
【日本・オブジェ展】
次の展覧会が開催中です。
うらわ美術館
日本・オブジェ 1920-70年代 断章
2012年11月17日(土)〜2013年1月20日(日)
http://www.city.saitama.jp/www/contents/1347932770789/index.html
戦後も面白そうですが、戦前は次のような顔ぶれ。
・大正期振興美術運動(村山知義、柳瀬正夢、山上嘉吉、等)
・シュルレアリスムと写真(伊藤久三郎、島津純一、中上岩太、山本悍右、瑛九、等)
・工芸とオブジェ(高村豊周、杉田禾堂)
新しい視点でもあり、期待できますね。
1080
Aki*****2012年12月16日 10:12
>>1057
【Re: 日本美術全集】
遅ればせながら、すでに第1回配本の第2巻が書店に並んでいます。
美しい印刷です。
ぜひとも、大きい書店でご覧ください。
そして、これが重要ですが、全国の公立図書館で所蔵されることでしょう。
若干時間はかかるかもしれませんが、図書館でも見てみたいものです。
1079
Aki*****2012年12月9日 14:45
>>1077
【Re: BOOKS IN JAPAN 1931-1972】
本日の読売新聞の書評欄で紹介されています。
このような本(特に戦前の部分について)が、もっと多く出版されてしかるべきだと思います。
1078
Aki*****2012年12月2日 14:44
>>1072
【堀市郎・前田寅次】
次の展覧会がまもなく開催されます。
堀市郎・前田寅次作品展
Japanese Photographers in America 1910-1930
JCIIフォトサロン
2012年12月4日(火)〜25日(火)
さすがJCIIと思うような、面白く貴重な企画。
年末の忙しい時期ですが、関東近辺の方は、是非とも足をお運びいただきたいところです。当方も、何とかできないものかと思っています。
開催してほしい展覧会(20世紀前半篇)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(1078〜1775)
村田和人(むらた・かずひと)/投稿一覧(投稿リスト)/過去の投稿(723〜1027)